当第2四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
当第2四半期連結累計期間における我が国経済は、資源価格の高騰や物価高に加え、世界的な金融引き締めの影響は見られたものの、経済活動の正常化を背景に緩やかに景気回復の動きが続きました。
一方で、欧米諸国におけるインフレ抑制を目的とした金融引き締めの継続に加え、中国では不動産市況の悪化を起因とした景気の低迷は継続しており、日本を取り巻く世界経済は不透明な状況が続いております。
このような状況下、当社グループは、前期から推進している3ヵ年の中期経営計画のテーマである「スリムで骨太の体質への変革」のもと、基本方針として掲げた「収益性改善・強化」「財務体質の改善」「将来の基盤構築」の各施策に取組んでおります。2023年5月12日に公表しました主力製品における一部主要部品の供給制限は期初から解消されていないものの、弾力的な生産・販売施策を講じることで収益の確保を推し進めてまいりました。
結果として当第2四半期連結累計期間の売上高は295億6千8百万円(前年同期比113.0%)となりました。損益につきましては、営業利益は8億円(前年同期比265.6%)、経常利益は16億4百万円(前年同期比160.5%)となりました。また、2023年2月13日に公表しました連結子会社KATO WORKS(THAILAND)CO.,LTD.の会社解散及び清算に伴う固定資産(土地及び主要建設物)の譲渡により特別利益に固定資産売却益12億5千5百万円を計上したため、親会社株主に帰属する四半期純利益は25億2千1百万円(前年同期比264.6%)となりました。
セグメント別の経営成績は次のとおりであります。
なお、第1四半期連結会計期間より、報告セグメントの区分を変更しており、前第2四半期連結累計期間との比較分析にあたっては、変更後のセグメント区分に基づく数値を用いております。詳細は、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」をご参照ください。
① 日本
国内向け建設用クレーンは、コロナ禍からの緩やかな回復基調が継続し、売上高は156億8千2百万円(前年同期比109.9%)となりました。海外向け建設用クレーンの売上高は積極的な営業強化により24億4百万円(前年同期比147.1%)となりました。
国内向け油圧ショベル等の売上高は、競争激化により39億5千万円(前年同期比94.8%)となりました。海外向け油圧ショベル等の売上高は主として米州市場の好調および為替影響もあり、38億5千3百万円(前年同期比137.8%)となりました。
日本の売上高は262億5千1百万円(前年同期比112.2%)となり、セグメント利益は13億3千6百万円(前年同期比239.5%)となりました。
② 中国
中国においては厳しい販売環境が継続しており、売上高は11億1千6百万円(前年同期比103.3%)となり、セグメント損失は6億9百万円(前年同期はセグメント損失3億5千万円)となりました。
③ 欧州
欧州においては、売上高は28億7千2百万円(前年同期比116.8%)となり、セグメント利益は6千万円(前年同期比146.3%)となりました。
④ その他
その他地域は、欧州セグメントを分離した変更により売上高0となり、セグメント損失は4千7百万円(前年同期はセグメント損失5千5百万円)となりました。
主要品目別売上高の状況は次のとおりであります。
① 建設用クレーン
国内売上高は156億8千2百万円(前年同期比109.9%)となりました。海外売上高は25億2千5百万円(前年同期比142.5%)となり、建設用クレーンの売上高は182億7百万円(前年同期比113.5%)となりました。
② 油圧ショベル等
国内売上高は39億5千万円(前年同期比94.8%)となり、海外売上高は70億4千9百万円(前年同期比129.8%)となりました。よって、油圧ショベル等の売上高は109億9千9百万円(前年同期比114.6%)となりました。
③ その他
上記を除いたその他の売上高は3億6千1百万円(前年同期比69.0%)となりました。
b.財政状態の状況
(資産の状況)
当第2四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末の987億9千9百万円に比べ6千8百万円減少し、987億3千1百万円となりました。これは主として、棚卸資産の増加8億2千7百万円とタイ子会社の土地の売却による減少5億9千4百万円、受取手形及び売掛金の減少2億3千5百万円によるものであります。
(負債の状況)
当第2四半期連結会計期間末における負債合計は、前連結会計年度末の518億9千3百万円に比べ30億8千万円減少し、488億1千2百万円となりました。これは主として、長期借入金の減少44億9千6百万円、1年内返済予定の長期借入金の増加8億1千1百万円、電子記録債務の増加6億4千1百万円によるものであります。
(純資産の状況)
当第2四半期連結会計期間末における純資産は、前連結会計年度末の469億6百万円に比べ30億1千2百万円増加し、499億1千8百万円となりました。これは主として、利益剰余金の増加21億7千万円と為替換算調整勘定の増加7億5千7百万円によるものであります。
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は197億6千7百万円となり、前連結会計年度末と比較して2億1千万円の減少となりました。各キャッシュ・フローの状況につきましては、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における営業活動による資金は、28億5千4百万円の増加(前年同期は37億6千5百万円の増加)となりました。その主な要因は、税金等調整前四半期純利益28億5千9百万円、売上債権の減少10億9百万円、減価償却費6億9千6百万円の増加要因と有形固定資産売却損益12億5千5百万円、棚卸資産の増加2億4千万円の減少要因によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における投資活動による資金は、14億2千6百万円の増加(前年同期は1千9百万円の減少)となりました。その主な要因は、有形固定資産の売却による収入19億4千2百万円の増加要因と有形固定資産の取得による支出2億9千7百万円、定期預金の預入による支出2億円、無形固定資産の取得による支出1億4百万円の減少要因によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における財務活動による資金は、46億5千4百万円の減少(前年同期は29億6千9百万円の減少)となりました。その主な要因は、長期借入金の返済による支出36億9千1百万円、配当金の支払額3億5千万円、社債の償還による支出2億6千2百万円、短期借入金の純減少額2億6百万円の減少要因によるものであります。
今後、国内においては、経済活動の正常化がより一層進み、建設機械の需要も堅調に推移するものと想定しております。海外においては、欧州・北米での金融引き締めに対する懸念は残るものの、同地域での建設機械の需要は相応に期待できる一方、中国では、景気減速もあり厳しい事業環境が今後も継続するものと見込んでおります。
また、足元では、欧米と日本における金融政策の違いによる為替変動が大きく、鋼材価格やエネルギー価格を始めとする原材料の高止まり、ウクライナ情勢の長期化など、不透明な事業環境が継続しております。
当社グループでは、厳しい事業環境下でも安定した業績を積みあげるために、中期経営計画で掲げた施策を継続し取り組みつつ、将来への飛躍に向けた新製品開発や建設需要が旺盛なアジア地域での販路拡大などの検討を進めてまいります。
当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は、8億2百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。