第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第2四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
 なお、重要事象等は存在しておりません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。

 

(1) 財政状態及び経営成績の状況

① 経営成績の概況

当第2四半期連結累計期間(2019年4月1日~2019年9月30日)におけるわが国の経済は、これまで堅調な企業収益や雇用環境の改善を背景に回復基調で推移してまいりましたが、米中貿易摩擦の長期化や英国のEU離脱問題などによって、世界的に景気後退の懸念がさらに強まっており、国内においても設備投資が慎重になるなどその影響が広がりつつあり、先行き不透明な状況が続いております。

このような状況のもと、当社グループでは、各事業分野において、生産性の向上や積極的な営業展開、経費削減など、収益力の強化に取り組み、事業を推進してまいりました。しかしながら、キタガワ マテリアル テクノロジー カンパニー及びキタガワ グローバル ハンド カンパニーでは、厳しい市場環境下で事業を行うこととなりました。

その結果、当第2四半期連結累計期間の売上高はグループ全体で、31,898百万円(前年同四半期比 10.5%増)、営業利益は 2,386百万円(前年同四半期比 14.4%減)、経常利益は 2,584百万円(前年同四半期比 18.0%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は 1,596百万円(前年同四半期比 26.3%減)となりました。

 

セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。

なお、第1四半期連結会計期間より、報告セグメントの区分を変更しており、以下の前年同期比較については、前年同四半期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較しております。詳細は、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等) セグメント情報」をご参照ください。

 

キタガワ マテリアル テクノロジー カンパニー(金属素形材事業)

自動車関連業界におきましては、米中貿易摩擦の影響などにより、先進国、新興国共に自動車需要が減速しております。業界としてはハイブリッド化、電動化へのシフトが進んでおり、部品の軽量化や省パーツ化に向けた取り組みが行われております。農業関連業界におきましては、引き続き好調を維持、建設機械関連業界におきましては、大型建設機械の需要が減少傾向となっております。

このような状況のもと、当事業におきましては、国内外の生産拠点との連携強化を図り、収益力の強化に努めてまいりました。海外では、自動車メーカーが米中貿易摩擦の影響もあり中国からの生産移転をすすめており、それに伴う自動車部品の新規受注活動に注力してまいりました。国内では、当社の強みである素材開発から機械加工までの一貫生産や加工技術力を活かした新規受注活動に注力してまいりました。また、人員増強や鋳物材料の一部の値上がりなどによりコストが増加するなかで、コストに見合った価格への改定交渉、不良の低減や歩留り改善などによる生産効率の改善、外注品の一部内製化などによる調達コストの削減、福山工場加工ラインにおける自動車トランスミッション部品の安定的な生産及びライン増設を進めてまいりました。

これらの取り組みを進めることにより、売上高は前年同期を上回りましたが、利益面では国内における価格改定交渉の遅れや不良率の高止まりによって、厳しい状況で推移しました。

その結果、当第2四半期連結累計期間の当事業の売上高は 14,525百万円(前年同四半期比 2.7%増)、セグメント利益(営業利益)は 443百万円(前年同四半期比 43.8%減)となりました。


 

キタガワ サン テック カンパニー(産業機械事業)

国内の建設業界におきましては、2019年度の建設投資は前年度比で微増、2020年度は同水準で推移していくことが見込まれております。一方で、鉄筋工(建築)を中心に建設技術者が慢性的に不足しており、また業界全体で高力ボルトのひっ迫した需給動向が継続したことから、工期遅れやコスト増加の要因となりました。このような状況のもと、当事業におきましては、お客様への対応力を強化すべく、顧客訪問の強化、サプライチェーンの再構築、そして業務効率改善に向けた取り組みを継続的に実施してまいりました。

これらの取り組みを進めた結果、プラント事業は、生産設備の更新需要が高く、メンテナンス関係の工事も活発であったことから好調に推移しました。荷役機械関連設備では、都市部の再開発向け大型クレーンと集合住宅向け小型クレーンに加え、ダム建設用クレーンの出荷もあり、売上を伸ばしました。自走式立体駐車場事業は、遊興施設や商業施設に付帯する大規模駐車場の工事が進捗したことなどにより、好調を持続しました。

その結果、当第2四半期連結累計期間の当事業の売上高は 12,005百万円(前年同四半期比 45.7%増)、セグメント利益(営業利益)は 1,641百万円(前年同四半期比 86.7%増)となりました。

 

キタガワ グローバル ハンド カンパニー(工作機器事業)

工作機械業界におきましては、米中貿易摩擦の長期化の影響により、国内外ともに製造業の設備投資は減少傾向となっております。また、自動車関連では中国を中心に売れ行きが鈍化しており、半導体関連では第5世代移動通信システムの需要などで2019年度中の回復が期待されていますが、先行き不透明な状況が続いております。

このような状況のもと、当事業におきましては、ロボット分野などの新たな市場領域に参入するためのチームの発足や、主力商品であるパワーチャックの高付加価値商品として開発したBRシリーズの市場投入など、積極的に営業活動を展開しました。また、海外展示会のEMO Hannover2019で新型NC円テーブルMK350、薄型2爪平行グリッパを発表しました。10月にはMECT2019にも出展を予定しており、新商品開発への取り組みを更に加速させていきます。

これらの取り組みを進めてまいりましたが、国内市場では、設備投資の減少から工作機械メーカー向け、一般ユーザー向けともに低調に推移しました。また、海外市場では、中国、北米、欧州など全般的に低調であったことにより、引き続き厳しい状況で推移しました。

その結果、当第2四半期連結累計期間の当事業の売上高は 5,097百万円(前年同四半期比 17.7%減)、セグメント利益(営業利益)は 761百万円(前年同四半期比 46.5%減)となりました。

 

② 財政状態の分析

当第2四半期連結会計期間末の総資産は、売掛債権の減少などにより、前連結会計年度末に比べて 1,186百万円減少し、72,266百万円となりました。

負債は、仕入債務の減少などにより、前連結会計年度末に比べて 2,155百万円減少し、33,668百万円となりました。

純資産は、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上があり、前連結会計年度末に比べて 968百万円増加し、38,597百万円となりました。純資産から非支配株主持分を差し引いた自己資本は 37,298百万円となり、自己資本比率は 51.6%となりました。

 

(2) キャッシュ・フローの状況

当第2四半期連結累計期間の営業活動によるキャッシュ・フローは、 3,566百万円の収入となりました。収入の主な内訳は、税金等調整前四半期純利益 2,554百万円及び減価償却費 1,829百万円であり、支出の主な内訳は、仕入債務の減少額 1,120百万円であります。前年同期比では、主に売上債権の減少額及びたな卸資産の減少額により 1,238百万円の収入増加となりました。

投資活動によるキャッシュ・フローは、 2,327百万円の支出となりました。これは、主に有形固定資産の取得による支出 2,285百万円であります。前年同期比では、主に有形固定資産の取得による支出の減少等により 22百万円の支出減少となりました。

財務活動によるキャッシュ・フローは、 264百万円の支出となりました。支出の主な内訳は、配当金の支払額 421百万円であります。前年同期比では、主に短期借入金の増加により 1,308百万円の支出減少となりました。

これらにより当第2四半期連結会計期間末の現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末に比べ 958百万円増加し、 8,467百万円となりました。

 

 

(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(4) 研究開発活動

当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は 258百万円であります。

 

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。