当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
なお、重要事象等は存在しておりません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
当第3四半期連結累計期間(2019年4月1日~2019年12月31日)におけるわが国の経済は、これまで比較的堅調な企業収益や雇用環境の改善を背景に回復基調が続いてまいりました。一方、米中貿易摩擦や英国のEU離脱問題の長期化、地政学的リスクの高まりなどによって、世界的に景気後退の懸念がさらに強まっており、国内外ともに景気の先行きが不透明な状況が続いております。
このような状況のもと、当社グループでは、事業分野ごとの独自性を活かした事業戦略を進めてまいりました。そのなかで、キタガワ サン テック カンパニーは好調に推移してまいりましたが、キタガワ マテリアル テクノロジー カンパニー及びキタガワ グローバル ハンド カンパニーの事業分野では、厳しい市場環境下で事業を行うこととなりました。
その結果、当第3四半期連結累計期間の売上高はグループ全体で、44,792百万円(前年同四半期比 2.7%増)、営業利益は 2,752百万円(前年同四半期比 32.9%減)、経常利益は 3,122百万円(前年同四半期比 30.7%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は 1,952百万円(前年同四半期比 36.3%減)となりました。
セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。
なお、第1四半期連結会計期間より、報告セグメントの区分を変更しており、以下の前年同期比較については、前年同四半期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較しております。詳細は、「第4 経理の状況1 四半期連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等) セグメント情報」をご参照ください。
キタガワ マテリアル テクノロジー カンパニー(金属素形材事業)
自動車関連業界におきましては、世界最大の自動車市場である中国の失速をはじめ、世界の自動車市場は減速感が強まっております。農業機械・建設機械関連業界におきましては、国内では消費税増税前の駆け込み需要などにより堅調に推移しました。一方、海外では米国は良好な景気を背景に農機・建機ともに需要が増加しましたが、欧州はEU離脱問題を背景とした英国の低迷により横ばい、アジアでは中国の農機関係が低迷したことにより需要が減少しました。
このような状況のもと、当事業におきましては、引き続き国内外の生産拠点との連携強化を図り、事業を進めてまいりました。海外拠点では、中国から生産移転を進める自動車メーカーへ積極的にアプローチを行い、自動車部品の新規受注に注力してまいりました。国内におきましても、当社の強みである素材開発から機械加工までの一貫生産体制を活かすことのできる自動車部品の受注に注力してまいりました。また、同時に不採算製品の価格改定交渉を積極的に行いました。生産面におきましては、福山工場加工ラインにおける自動車トランスミッション部品の安定的な生産及びライン増設を進めてまいりました。
これらの取り組みによって収益性の改善に努めてまいりましたが、台風19号による影響や自動車部品の需要低迷などにより、売上高が前年比で大幅減少し、利益面では厳しい状況で推移しました。
その結果、当第3四半期連結累計期間の当事業の売上高は 20,792百万円(前年同四半期比 5.2%減)、セグメント利益(営業利益)は 415百万円(前年同四半期比 66.6%減)となりました。
キタガワ サン テック カンパニー(産業機械事業)
国内の建設業界におきましては、受注高は若干の下落基調で推移していますが、売上高は好調を持続しております。一方で、一時期の高力ボルトのひっ迫した状態は緩和されましたが、建設技術者は慢性的に不足した状態が続いており、労務費の高騰や工期遅れの要因となりました。
このような状況のもと、当事業におきましては、市場占有率の拡大と周辺事業への新規参入のため、顧客対応力の強化や新商品開発に向けた取り組みを継続的に実施してまいりました。
これらの取り組みを進めた結果、プラント事業は、既存設備の更新に加え、メンテナンス工事も旺盛であったことから好調に推移しました。荷役機械関連設備では、ビル建築や橋梁架設現場用のクレーンに加え、ダム建設用のクレーンの出荷もあり、売上に大きく貢献しました。自走式立体駐車場事業は、商業施設や遊興施設に加え、企業・社員用駐車場においても工事が順調に進捗したことなどにより、好調を持続しました。
その結果、当第3四半期連結累計期間の当事業の売上高は 16,563百万円(前年同四半期比 36.1%増)、セグメント利益(営業利益)は 2,122百万円(前年同四半期比 65.0%増)となりました。
キタガワ グローバル ハンド カンパニー(工作機器事業)
工作機械関連業界におきましては、米中貿易摩擦の長期化の影響により、国内外ともに設備投資は減少傾向となっております。内需は自動車・電気・精密に続いて一般機械関連も低調に推移し、外需につきましても中国や欧米の景気の減退により低調に推移しました。しかしながら、電子部品などの半導体関連につきましては、第5世代移動通信システム(5G)の需要が立ち上がり、緩やかな回復の兆しが見えつつあります。
このような状況のもと、当事業におきましては、ロボット分野などの新たな市場領域に参入するための専属チームの発足や、主力商品であるパワーチャックの高付加価値商品として開発したBRシリーズの市場投入など、積極的に営業活動を展開しました。また、MECT2019及び海外展示会のEMO Hannover2019に出展し、NC円テーブルMK350、薄型2爪平行グリッパなどの新商品を発表するなどの取り組みを進めてまいりましたが、国内外ともに企業の設備投資意欲が鈍化したことによって需要が伸びず、当事業は引き続き厳しい状況で推移しました。
その結果、当第3四半期連結累計期間の当事業の売上高は 7,006百万円(前年同四半期比 22.9%減)、セグメント利益(営業利益)は 869百万円(前年同四半期比 56.6%減)となりました。
②財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末の総資産は、売掛債権の減少などにより、前連結会計年度末に比べて 1,580百万円減少し、71,872百万円となりました。
負債は、仕入債務の減少などにより、前連結会計年度末に比べて 2,640百万円減少し、33,183百万円となりました。
純資産は、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上があり、前連結会計年度末に比べて 1,060百万円増加し、38,689百万円となりました。純資産から非支配株主持分を差し引いた自己資本は 37,381百万円となり、自己資本比率は 52.0%となりました。
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は 390百万円であります。
当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。