第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第1四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
 なお、重要事象等は存在しておりません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。

 

(1) 財政状態及び経営成績の状況

① 経営成績の概況

当第1四半期連結累計期間(2020年4月1日~2020年6月30日)におけるわが国の経済は、新型コロナウイルス感染症の拡大防止策が講じられ、不要不急の外出制限等の影響により経済活動が急速に停滞し、極めて厳しい状況で推移しました。また、世界経済においても、各国において新型コロナウイルス対策として行動制限等の措置が講じられ、景気を大きく下押しする結果となりました。

このような状況のもと、当社グループでは、それぞれの事業セグメントごとの成長を志向し、品質改善、商品開発、生産管理体制の改善など、収益力の強化に取り組んでまいりました。

しかしながら、当社グループを取り巻く市場環境は国内外ともに停滞感や減速感が強く、一部の事業セグメントでは需要の低下により生産調整を強いられるなど、非常に厳しい経営環境下での事業運営となりました。

その結果、当第1四半期連結累計期間の売上高はグループ全体で、9,449百万円(前年同四半期比 33.4%減)、営業損失 711百万円(前年同期営業利益 870百万円)、経常損失 420百万円(前年同期経常利益 991百万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失 654百万円(前年同期親会社株主に帰属する四半期純利益 651百万円)となりました。
 

セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。

 

キタガワ マテリアル テクノロジー カンパニー(金属素形材事業)

自動車関連業界におきましては、中国市場の失速や米中貿易摩擦の影響に加え、新型コロナウイルス感染症の拡大によって一部の自動車メーカーが操業停止による生産調整を行うなど、市場全体が急激に減速しました。また、農業機械・建設機械業界におきましても国内外ともに低調に推移しました。

このような状況のもと、当事業におきましては、国内外の生産拠点間の連携強化を図り、当社の強みである素材開発から機械加工までの一貫生産体制を活かし、自動車トランスミッション部品を中心とした高付加価値部品の新規受注に努めました。メキシコ子会社におきましては次期モデルの自動車部品を受注し、2023年の量産開始に向けての取り組みを開始しました。一方で、自動車メーカーの生産調整による受注量の減少に対応するため、操業時間をコントロールするなど、固定費の削減に努めてまいりました。

これらの取り組み を進めることによって、収益性の改善に努めてまいりましたが、市場環境の悪化の影響が甚大であり、売上が前年比で大幅に減少し、利益面でも非常に厳しい状況で推移しました。

その結果、当第1四半期連結累計期間の当事業の売上高は 4,151百万円(前年同四半期比 42.0%減)、セグメント損失(営業損失)は 808百万円(前年同期セグメント利益 196百万円)となりました。

 

 

キタガワ サン テック カンパニー(産業機械事業)

国内の建設業界におきましては、新型コロナウイルス感染症拡大により、資材の調達や人手の確保等に一部の影響がありましたが、限定的であり、概ね底堅く推移しました。しかし、今後の見通しについては、民間建築案件の中には計画の見直しや延期等が検討されているものもあり、先行き不透明な状態が続くと思われます。

このような状況のもと、当事業におきましては、お客様訪問などの直接的な営業活動を自粛する一方で、顧客満足度の向上を図るためにVR技術を用いた営業ツールの開発や商品の品質向上に注力してまいりましたが、慢性的な人手不足やコロナウイルスの影響等により、プラント事業のメンテナンス工事や荷役機械関連事業のクライミングクレーンの出荷が先延ばしとなり、売上の一部が第2四半期に計上される見込みとなりました。また、自走式立体駐車場事業では、新型コロナウイルス感染症の影響により商談中の物件の受注時期が当初の計画よりも大幅に遅れているため、今後、厳しい状況で推移することが予想されます。

その結果、当第1四半期連結累計期間の当事業の売上高は 3,499百万円(前年同四半期比 19.4%減)、セグメント利益(営業利益)は 203百万円(前年同四半期比 55.2%減)となりました。

 

キタガワ グローバル ハンド カンパニー(工作機器事業)

工作機械関連業界におきましては、新型コロナウイルス感染症の拡大が市場環境に大きな影響を及ぼしました。内需は、自動車関連業界を中心に需要が大きく落ち込みました。一方、外需は、中国が感染症の拡大防止策を迅速に講じたことにより、若干の回復傾向が見られるものの、前年同期比では受注が大きく減少しています。欧米では、航空機をはじめ各分野で需要が減少しました。

このような状況のもと、当事業におきましては、産業用ロボット周辺機器市場での事業化を推進していくために、ロボットハンドのQCD改善や開発の推進、システムインテグレータとのネットワーク構築など、今後の成長に向けた経営課題の解決に取り組むことで、カンパニーの活性化を行いました。また、次世代標準チャックBRシリーズの販売拡大を行うことで、市場での認知度向上に注力しました。

これらの取り組みを進めてまいりましたが、市場環境の悪化の影響が大きく、国内外ともに企業の設備投資意欲が低下したことにより需要が伸びず、当事業は売上・利益ともに厳しい状況で推移しました。

その結果、当第1四半期連結累計期間の当事業の売上高は 1,698百万円(前年同四半期比 34.9%減)、セグメント利益(営業利益)は 120百万円(前年同四半期比 72.4%減)となりました。

 

②財政状態の分析

当第1四半期連結会計期間末の総資産は、売上債権の減少などにより、前連結会計年度末に比べて 2,001百万円減少し、 68,650百万円となりました。

負債は、仕入債務の減少などにより、前連結会計年度末に比べて490百万円減少し 32,078百万円となりました。

純資産は、当第1四半期連結会計期間末に配当を実施したことに加え、親会社株主に帰属する四半期純損失の計上があり、前連結会計年度末に比べて 1,510百万円減少し、36,571百万円となりました。純資産から非支配株主持分を差し引いた自己資本は 35,211百万円となり、自己資本比率は 51.3%となりました。

 

(2) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第1四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(3) 研究開発活動

当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は 105百万円であります。

 

 

(4) 生産、受注及び販売の実績

当第1四半期連結累計期間において、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴った主要取引先の操業停止などの生産調整によって、キタガワ マテリアル テクノロジー カンパニーの生産実績は 3,946百万円(前年同四半期比 45.0%減)、キタガワ グローバル ハンド カンパニーの生産実績は 1,520百万円(前年同四半期比 47.5%減)と著しく減少しております。

キタガワ マテリアル テクノロジー カンパニーの販売実績は 4,151百万円(前年同四半期比 42.0%減)、キタガワ グローバル ハンド カンパニーの販売実績は 1,698百万円(前年同四半期比 34.9%減)と著しく減少しております。

なお、セグメント間取引については、生産実績は相殺消去前の金額によっており、また、販売実績は相殺消去後の金額によっております。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。