第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第2四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
 なお、重要事象等は存在しておりません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。

 

(1) 財政状態及び経営成績の状況

① 経営成績の概況

当第2四半期連結累計期間(2021年4月1日~2021年9月30日)における世界経済は、先進国を中心に新型コロナウイルス感染症のワクチン接種が普及し、経済回復の力強さを増していますが、半導体不足に加えて自動車部品の供給不足による自動車の減産、材料価格の高騰など、今後の経済回復は依然として不透明であります。また、わが国の経済につきましても、回復基調で推移しましたが、8月には新型コロナウイルス感染症の感染者数が過去最多を記録し、先行きの見通せない状況が続いています。

このような状況のなか、当社グループでは、金属素形材事業において自動車メーカーの生産調整と原材料の価格高騰の影響を強く受けております。一方、工作機器事業につきましては、中国市場において一服感があるものの、欧米の経済活動の活発化など世界経済の持ち直しの動きに伴い、回復傾向で推移しました。また、産業機械事業につきましても、国内建設市場は底堅く推移しており好調を維持しました。

その結果、当第2四半期連結累計期間の売上高はグループ全体で、27,620百万円(前年同四半期比28.9%増)、営業利益975百万円(前年同四半期営業損失992百万円)、経常利益1,237百万円(前年同四半期経常損失720百万円)、親会社株主に帰属する四半期純利益656百万円(前年同四半期親会社株主に帰属する四半期純損失804百万円)となりました。

なお、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号2020年3月31日)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用しており、財政状態及び経営成績に影響を及ぼしています。詳細については、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(会計方針の変更)」に記載しております。

 

セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。

 

キタガワ マテリアル テクノロジー カンパニー(金属素形材事業)

自動車関連業界におきましては、中国を中心に市場回復の兆しが見えつつありましたが、半導体及び東南アジア地域を中心とした自動車部品の供給不足から自動車メーカーの生産調整が実施されるなど先行き不透明な状態で推移しました。農業機械・建設機械関連業界につきましては、依然として北米を中心に市場が活況であり好調に推移しました。

 このような状況のもと、当カンパニーにおきましては、国内外の生産拠点間の連携強化、自動化による生産性改善など収益力の向上に取り組むとともに、脱炭素社会移行に伴う事業機会、リスクの洗い出し、付加価値の高い材質開発など、事業課題の解決に向けた検討を行ってまいりました。また、メキシコ子会社では、自動車の次期モデルに搭載される部品の量産に向けて準備を進め、タイ子会社では生産アイテムの見直しによる収益改善に注力いたしました。

自動車部品の売上は計画を下回る結果となったものの、農業機械・建設機械部品の売上につきましては新型コロナウイルス感染症の流行前の実績を上回る結果となりました。

その結果、当カンパニーの売上高は13,482百万円(前年同四半期比42.3%増)、セグメント利益(営業利益)は125百万円(前年同四半期セグメント損失(営業損失)1,207百万円)となりました。

 

キタガワ サン テック カンパニー(産業機械事業)

国内の建設業界におきましては、公共工事は高水準で底堅く推移し、民間設備投資につきましても概ね回復基調で推移しました。また、当カンパニーの関連業界におきましても、新型コロナウイルス感染症の影響は限定的であり、堅調に推移しました。

このような状況のもと、コンクリートプラント事業では、新商品の販売拡大や既存商品の品質向上に努めました。荷役機械関連事業では、新規市場の開拓を進めるとともに生産工場を再編するための甲山工場建屋増築が完工し、効率的な生産体制の構築による収益性の向上に注力してまいりました。自走式立体駐車場事業ではスーパーロングスパンタイプ立体駐車場の市場認知度の向上を図ってまいりました。

これらの取り組みを進めたことにより、コンクリートプラント事業はメンテナンス工事を含め売上が前年同四半期比で増加となりました。また、自走式立体駐車場事業も景気後退の影響が厳しい状況ではありますが、売上の谷間から脱したこと等が影響し前年同四半期比で売上は増加しました。

その結果、当カンパニーの売上高は9,126百万円(前年同四半期比4.6%増)、セグメント利益(営業利益)は847百万円(前年同四半期比23.4%増)となりました。

 

キタガワ グローバル ハンド カンパニー(工作機器事業)

工作機械関連業界におきましては、市場全体としては回復基調であるものの、概ね横ばいに推移しました。内需につきましては、原材料の価格高騰や資材調達の難航等の問題がありましたが、半導体関連の需要増加もあり、堅調に推移しました。また、外需につきましても、中国市場は半導体不足やPC・タブレット等の電子機器関連の設備投資について一服感があるものの、欧米市場は依然として好調を維持しています。

このような状況のもと、当カンパニーにおきましては、パワーチャックの高付加価値商品であるBRシリーズの生産性向上及び販売拡大に注力しました。また、ホームページ上にウェブショールームを開設し、最新の商品情報や技術情報の発信に努めました。さらに、ロボット分野などの新たな市場領域に参入するために、システムインテグレータやロボットメーカーに対して積極的にアプローチを行なってまいりました。

これらの取り組みを進めたことにより、パワーチャックBRシリーズの売上が前年同四半期比で大幅に増加しました。また、シリンダ及びNC円テーブルの売上につきましても、市場回復により、欧米市場を中心に売上が前年同四半期比で大幅に増加しました。

その結果、当カンパニーの売上高は、4,760百万円(前年同四半期比55.9%増)、セグメント利益(営業利益)は546百万円(前年同四半期セグメント損失(営業損失)1百万円)となりました。

 

② 財政状態の分析

当第2四半期連結会計期間末の総資産は、商品及び製品や有形固定資産の増加などにより、前連結会計年度末に比べて1,804百万円増加し、74,709百万円となりました。

負債は、仕入債務の増加などにより、前連結会計年度末に比べて656百万円増加し、35,209百万円となりました。

純資産は、為替換算調整勘定の増加、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上があり、前連結会計年度末に比べて1,147百万円増加し、39,499百万円となりました。純資産から非支配株主持分を差し引いた自己資本は38,260百万円となり、自己資本比率は51.2%となりました。

 

 

(2) キャッシュ・フローの状況

当第2四半期連結累計期間の営業活動によるキャッシュ・フローは、1,972百万円の収入(前年同期は1,228百万円の支出)となりました。収入の主な内訳は税金等調整前四半期純利益1,197百万円及び減価償却費1,864百万円であり、支出の主な内訳は、棚卸資産の増加額901百万円及び未払消費税等の減少額477百万円であります。

投資活動によるキャッシュ・フローは、2,111百万円の支出(前年同期は2,276百万円の支出)となりました。これは、主に有形固定資産の取得による支出2,075百万円であります。

財務活動によるキャッシュ・フローは、168百万円の支出(前年同期は765百万円の収入)となりました。支出の主な内訳は配当金の支払額187百万円であります。

これらにより当第2四半期連結会計期間末の現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末に比べ248百万円減少(前年同期は2,766百万円の減少)し、10,100百万円となりました。

 

(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(4) 研究開発活動

当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は 274百万円であります。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。