なお、重要事象等は存在しておりません。
当第3四半期連結累計期間においては、縫製機器事業におけるアジアの新興国市場での売上が前年に引き続き堅調であったことや、新しいお客様の開拓や利益率の高い事業領域の拡大に注力してきたことに加え、円安基調で推移したことなどから、売上高は832億1千5百万円(対前年同期比8.4%増)となりました。
利益面につきましては、縫製機器事業については堅調に推移したものの、第3四半期において中国経済の減速による影響が現れ、主に産業装置事業分野における設備投資需要の大きな減退で売上が減少したことに加え、競合他社との価格競争が一段と厳しくなり利益率が低下したことなどから、営業利益は55億1千4百万円(対前年同期比5.7%減)となりました。また、第3四半期において中国人民元やインドルピーなどの新興国の通貨下落による評価損が為替差損として発生したことなどで経常利益は44億4千2百万円(対前年同期比17.3%減)、四半期純利益は28億9千9百万円(対前年同期比31.2%減)となりました。
(主なセグメント別の概況)
①縫製機器事業
アパレル縫製産業においては、ベトナム・バングラデシュを中心としたアジア新興国地域や中南米・アフリカなどでの売上が拡大したこと、商品別では自動車シート・スポーツシューズなどのノンアパレル向けの売上やアパレルにおいては自動化ニーズが高まってきていることで自動機の売上が増加したことなどから、縫製機器事業全体の売上高は629億6千5百万円(対前年同期比13.2%増)となり、セグメント損益(経常損益)は60億8千万円の利益(前年同期は56億6千万円の利益)となりました。
②産業装置事業
新製品のマウンタや省力化設備などで売上増があったものの、最大の市場である中国では、第3四半期に入ってから景気減速の影響が顕著なものとなり設備投資需要が大きく減退してきたことなどで売上が減少し、産業装置事業全体の売上高は156億8千2百万円(対前年同期比0.7%減)となり、セグメント損益(経常損益)は11億5百万円の損失(前年同期は1億2千3百万円の損失)となりました。
当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ75億3千2百万円減少して1,232億1千8百万円となりました。受取手形及び売掛金やたな卸資産が減少したことなどによるものです。負債は、前連結会計年度末に比べ104億1千8百万円減少して953億2千2百万円となりました。支払手形及び買掛金が減少したことなどによるものです。純資産は、前連結会計年度末に比べ28億8千6百万円増加して278億9千6百万円となりました。四半期純利益の計上に加え、退職給付に関する会計基準の変更による影響額を期首の利益剰余金へ振替えたことなどによるものです。
これらの結果により、当第3四半期連結会計期間末の短期および長期借入金は687億5百万円で前連結会計年度末に比べ55億3千7百万円減少し、また、自己資本比率は21.90%で前連結会計年度末に比べ3.55%改善いたしました。
当第3四半期連結累計期間において、当連結会社の事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
当第3四半期連結累計期間における当社グループ全体の研究開発費の総額は、36億6千1百万円であります。