(1)業績
当事業年度におけるわが国経済は、政府・日銀による各種政策の効果もあり、企業収益や雇用情勢は緩やかな回復が続いているものの、海外経済の不確実性や金融資本市場の変動の影響を受けながら、依然として先行きに対して不透明な状況で推移しております。
このような情勢のもと、農業機械事業におきましては、国内の農業従事者の高齢化や後継者不足による農家戸数の減少といった構造的な問題が懸念されるものの、畜産経営の収益性向上や畜産の生産基盤の維持と国産畜産物の安定供給を目的とした国の「畜産収益力向上緊急支援事業(畜産クラスター事業)」の後押しにより、高品質な国産飼料増産に対応し食料自給率向上に寄与する細断型ロールベーラシリーズ及びラップマシーンや低コスト循環型農業に適した土づくり作業機の有機肥料散布機及びマニアスプレッダシリーズが堅調に推移しました。また、海外売上高は主に中国向けの輸出が増加しました結果、売上高は前年同期比3億84百万円増加し62億16百万円(前年同期比6.6%増)となりました。
一方、軸受事業におきましては、風力発電用軸受等の受注が減少しました結果、売上高は前年同期比74百万円減少し6億75百万円(前年同期比10.0%減)となりました。
以上の結果、当事業年度の売上高は前年同期比3億10百万円増加し68億92百万円(前年同期比4.7%増)となりました。
利益面におきましては、売上高の増加に加え、製造原価の低減等が寄与しました結果、営業利益は前年同期比1億36百万円増加し8億円(前年同期比20.5%増)、経常利益は前年同期比1億30百万円増加し8億38百万円(前年同期比18.5%増)、そして当期純利益は前年同期比1億9百万円増加し5億95百万円(前年同期比22.7%増)となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、売上債権の増加などの要因により、前事業年度末に比べ1億52百万円減少し、3億61百万円(前年同期比29.7%減)となりました。
また、当事業年度中における各キャッシュ・フローの状況は次の通りであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は3億45百万円(前年同期比60.2%減)となりました。
この主な要因は、税引前当期純利益8億43百万円、減価償却費2億40百万円、売上債権の増加額4億33百万円などを反映したものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は4億19百万円(前年同期比67.4%増)となりました。
これは主に有形固定資産の取得による支出3億71百万円などを反映したものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は79百万円(前年同期比77.6%減)となりました。
これは主に配当金の支払額1億3百万円、長期借入金の返済による支出35百万円などを反映したものであります。
(1)生産実績
当事業年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
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セグメントの名称 |
当事業年度 (自 平成28年4月1日 至 平成29年3月31日) |
前年同期比(%) |
|
農業機械事業(千円) |
5,921,591 |
108.1 |
|
軸受事業(千円) |
681,032 |
90.4 |
|
合計(千円) |
6,602,623 |
106.0 |
(注)1.金額は販売価格によっております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2)商品仕入実績
当事業年度の商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
|
セグメントの名称 |
当事業年度 (自 平成28年4月1日 至 平成29年3月31日) |
前年同期比(%) |
|
農業機械事業(千円) |
379,764 |
103.0 |
|
合計(千円) |
379,764 |
103.0 |
(注)1.金額は仕入価格によっております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(3)受注状況
当社は見込み生産を行っているため、該当事項はありません。
(4)販売実績
当事業年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
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セグメントの名称 |
当事業年度 (自 平成28年4月1日 至 平成29年3月31日) |
前年同期比(%) |
|
農業機械事業(千円) |
6,216,976 |
106.6 |
|
軸受事業(千円) |
675,872 |
90.0 |
|
合計(千円) |
6,892,849 |
104.7 |
(注)1.最近2事業年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。
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相手先 |
前事業年度 (自 平成27年4月1日 至 平成28年3月31日) |
当事業年度 (自 平成28年4月1日 至 平成29年3月31日) |
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|
金額(千円) |
割合(%) |
金額(千円) |
割合(%) |
|
|
株式会社クボタ |
1,523,653 |
23.1 |
1,707,046 |
24.8 |
|
ヤンマー株式会社 |
1,108,924 |
16.8 |
1,073,062 |
15.6 |
|
日本ニューホランド株式会社 |
608,722 |
9.2 |
679,239 |
9.9 |
|
株式会社ジェイテクト |
744,141 |
11.3 |
667,769 |
9.7 |
2.本表の金額には、消費税等は含まれておりません。
文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。
(1)経営方針
当社は、創業以来「土に親しみ 土に生きる」をモットーに農業の近代化に取り組み、農業の省力化・効率化を追及し続けるとともに、大自然という無限の可能性の中で、環境に優しいモノづくりを通して、新しい技術と信頼と感動を創り続けることで社会貢献を果たすことを基本方針としております。
また、創業110周年(平成35年)を見据えた中期経営計画「Offensive 110」を掲げ、より攻撃的に前進し、タカキタ独自の価値観による商品提案、社会貢献を目指しております。
(2)経営戦略等
<国内向け戦略>
国の食料・農業・農村基本計画に沿った製品開発や、「安全・安心」な食料の供給と「食料自給力」の維持向上をはかる「強い農業づくり」ができる製品開発を行い、それら製品を市場へ投入し、国内市場のシェアアップに努めてまいります。
<海外向け戦略>
細断型シリーズ、エサづくり関連作業機を主力製品として、中国・韓国・インド・パキスタン・欧州等へ拡販及び販路を開拓し、海外展開の加速に努めてまいります。
(3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
国の農業の競争力強化政策に沿った食料自給率向上や強い農業づくりに向けた新機軸商品の開発・販売に注力し、平成28年4月からスタートしております中期経営計画「Offensive110」セカンドステージのスローガンである「果敢な挑戦 確かな信頼 未来を創る Offensive110」に基づき、独創的で圧倒的な仕様・品質・コストに基づく競争力・提案力をつけ、業績の安定に努めてまいります。
平成30年3月期の業績見通しといたしましては、売上高70億円、営業利益8億円、経常利益8億30百万円、当期純利益5億80百万円を見込んでおります。
(4)経営環境
当社を取り巻く経営環境は、依然として不透明感が漂う中、国内農業の構造的な問題や自然災害が発生した場合に大きな影響を及ぼすことが懸念されます。また、軸受事業におきましては、風力発電の拡大に対する期待感はあるものの、産業界全体の設備投資の動向が大きな変動要因となってくるものと考えます。
(5)事業上及び財務上の対処すべき課題
主力の農業機械事業におきましては、国内市場における継続的な事業の拡大を図っておりますが、中長期的な視野から当社の更なる成長を図るとき、海外市場への進出が重要であると考えております。現在のところ、中国市場を主なターゲットとし現地農業機械メーカーとの技術実施許諾契約を締結するとともに、中国山東省日照市に合弁会社を立ち上げ新規市場の開拓に取り組んでおります。
このような状況のもと、引き続き農政に沿った食料自給率向上に寄与する新機軸商品の開発や販売に注力するとともに、独創的で圧倒的な仕様・品質・コストに基づく競争力・提案力をつけ、今後も地域に根ざした開発、生産、販売、サービス体制の強化に努め、多様な市場ニーズに対応して事業展開の拡大を図り業績の安定に努めてまいります。
当社の経営成績及び財務状況に影響を及ぼす可能性のあるリスクには以下のようなものがあります。
なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。
(1) 農業環境の変動
当社の主要事業である農業機械事業については、政府による農業政策の転換、環太平洋パートナーシップ(TPP)協定の行方、農業従事者の高齢化や後継者不足による農家戸数の減少等の農業に係る構造的な問題が存在し、また、家畜伝染病などの影響を受けます。このような外部環境の変動により、農業市場が低迷した場合、当社の経営成績、財政状態及び株価等に影響を及ぼす可能性があります。
(2) 業績の季節性・天候の変動について
当社は農業機械事業を主要事業としており、冬場である第4四半期(1月~3月)は不需要期となりますの
で、収益性が他の四半期と比較して低くなる傾向にあり、営業損失を計上する可能性があります。
また、その年の天候によって農作物の生育状況は大きく変動しますので、これらの天候の変動により、当社の
経営成績、財政状態及び株価等に影響を及ぼす可能性があります。
(3) 特定の販売先への依存
当社の売上高のうち主要販売先上位3社の占める割合は、50.1%(平成29年3月期)となっております。当社と主要販売先との取引関係は長年にわたり安定的に継続しており、今後とも良好な関係を維持していく予定ですが、何らかの理由により当該会社との関係に変化が生じた場合、当社の経営成績、財政状態及び株価等に影響を及ぼす可能性があります。
(4) 原材料の価格変動
当社では、継続的なコストダウンや安定した原材料の供給確保に努めておりますが、原材料価格が高騰し、製品価格に転嫁できない場合、当社の経営成績、財政状態及び株価等に影響を及ぼす可能性があります。
(5) 特定の仕入先・外注先への依存
当社の製品に使用している原材料及び購入部品には、仕入先が特定されているものがあります。また、当社製品の生産工程のうち、原材料等の加工について特定の外注先に依存しているものがあります。
当社は、当該仕入先あるいは外注先と長年にわたり良好な関係を維持しており、安定的な供給を受ける体制となっておりますが、何らかの理由により、当該仕入先あるいは外注先における経営戦略の変更、収益の悪化、品質問題の発生等が発生した場合には、当社の経営成績、財政状態及び株価等に影響を及ぼす可能性があります。
(6) 製品の欠陥
当社は本社工場(三重県名張市)及び札幌工場(北海道札幌市)において製品の生産活動を行っておりますが、今後生産過程において全ての製品について欠陥が無いという保証はなく、さまざまな要因により欠陥が生じる可能性があります。また、製造物責任法に抵触するクレームが発生した際の措置として製造物賠償責任保険に加入しておりますが、この保険で発生する賠償額をカバーできるという保証もありません。
このような欠陥が見つかった場合は、速やかに対策を講じる体制を整えておりますが、修理及び対策あるいは賠償に係る費用が発生した場合、または企業責任を問われることによる社会的評価の低下は、当社の経営成績、財政状態及び株価等に影響を及ぼす可能性があります。
(7) 知的財産権
当社は他社製品との差別化を図るため技術とノウハウを蓄積しておりますが、第三者が当社の知的財産を不正に使用して類似製品を製造・販売することを防止できない場合、当社の経営成績、財政状態及び株価等に影響を及ぼす可能性があります。
また、当社は第三者の知的財産権を侵害しないよう細心の注意を払っておりますが、結果として知的財産権を侵害したとして第三者から訴訟を提起された場合、当社の経営成績、財政状態及び株価等に影響を及ぼす可能性があります。
(8) 他社との競合
当社の属する農業機械業界において、高性能製品の開発、低価格化、アフターサービスの充実などの面で競合他社との競争が激しく、当社がこのような状況に的確に対応できない場合には、当社の経営成績、財政状態及び株価等に影響を及ぼす可能性があります。
(9) 他社との業務提携、合弁事業および戦略的投資
当社は、事業の拡大や成長戦略として、他社との業務提携、合弁事業、戦略的投資を行う可能性があります。
これらの施策は双方の経営資源を有効に活用し、タイムリーに開発、生産、販売する上で有効な手段であると当社は考えております。
しかしながら、業務提携や合弁事業において、財政状態やその他の理由により、当事者間で利害の不一致が生じた場合、あるいは予期せぬ損害等が発生した場合には、提携を維持できなくなる可能性があります。また、買収等戦略的投資については、事業、技術、製品および人材等の統合において、期待する成果や効果が得られない可能性があります。
従って、これらの施策の実施においては、想定外の事象、環境変化等によって、意図した成果が得られない場合や事業戦略を変更せざるを得ない場合には、当社の経営成績、財政状態及び株価等に影響を及ぼす可能性があります。
(10) 製造拠点への自然災害の影響
当社の製造拠点や製造委託先等において、地震・暴風雨等の自然災害あるいは不慮の事故等により生産設備等が何らかの損害を受け、製品の製造・販売が遅延もしくは停止する場合には、当社の経営成績、財政状態及び株価等に影響を及ぼす可能性があります。
また、当社や製造委託先の生産設備が被災しなかった場合においても、原材料や購入部品の仕入先または製品の販売先等の被災、自然災害等に起因する経済活動の停滞、電力不足に伴う工場稼動への制約等により、当社の経営成績、財政状態及び株価等に影響を及ぼす可能性があります。
(11) コンプライアンス
当社は、法令順守と倫理に基づいた「タカキタ社員の行動規範」を定め、コンプライアンス体制を整備するとともに、ガイドラインの制定や研修の実施などを通じてコンプライアンスの強化に努めております。しかし、万一、法令等に違反する行為が発生した場合に監督官庁からの処分や事業活動の制限、あるいは訴訟の提起、社会的信用の失墜等により、当社の経営成績、財政状態及び株価等に影響を及ぼす可能性があります。
(12) 人材の確保
当社の継続的な成長を実現するためには、優秀な人材を確保し、育成することが重要な要素の一つでありますが、著しい人材採用環境の悪化や人材流出の増加が継続した場合は、当社の人材確保が計画通りに進まず、将来の成長に影響がおよび、中・長期的に当社の経営成績、財政状態及び株価等に影響を及ぼす可能性があります。
当社は、平成28年10月24日付で山東五征集団有限公司との間で、中国における農業機械の生産販売を行う合弁会社を設立する合弁契約を締結いたしました。
(1)合弁会社設立の目的
当社が保有する畜産酪農分野における農業機械の生産技術と、山東五征集団有限公司が中国市場で持つ強力な生産・販売力といったお互いの強みノウハウを活かすために、平成26年11月10日に技術実施許諾契約を締結しましたが、今般、中国の農業機械市場によりマッチした製品の開発、更なる市場へのアプローチ、事業競争力の強化を図ることを目的とし、合弁会社の設立に合意いたしました。
(2)合弁会社の概要
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名 称 |
山東五征高北農牧機械有限公司 |
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所 在 地 |
中国山東省日照市北経済開発区潮石路以西龍河路以北 |
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代表者の役職・氏名 |
董事長:姜衛東 |
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事業内容 |
農業機械の生産販売 |
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資 本 金 |
25百万人民元 |
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決 算 期 |
12月 |
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出資比率 |
山東五征集団有限公司 65%、株式会社タカキタ 35% |
当社は、農家のニーズに機敏に対応すべく、新しい視点と斬新な発想をもって農業の省力化・効率化を追求する製品の研究開発を進めております。
現在の研究開発は当社の開発本部及び経営企画室において推進されております。研究開発スタッフは24名にのぼり、これは総従業員の9.4%に当たっております。これらの研究開発活動のうち、新製品及び新技術の開発に係る当事業年度の研究開発費の総額は83,490千円となっております。
また、当事業年度における農業機械事業の研究成果としては、汎用型微細断飼料収獲機・ブロードキャスタ・パワープッシュマニア等であります。
なお、当社の研究開発活動は農業機械事業でのみ行われており、研究開発スタッフ、研究開発費の総額、研究成果は全て農業機械事業に係るものであります。
(1)財政状態
当事業年度末における総資産は、前事業年度末に比べ5億86百万円増加し、74億66百万円となりました。これは主に電子記録債権が1億24百万円、売掛金が2億68百万円、投資有価証券が1億77百万円それぞれ増加したことによるものであります。
当事業年度末における負債合計は、前事業年度末に比べ45百万円減少し、20億92百万円となりました。これは主に未払金が66百万円、未払法人税等が34百万円減少し、支払手形が56百万円増加したことによるものであります。
当事業年度末における純資産は、前事業年度末に比べ6億31百万円増加し、53億74百万円となりました。これは主に利益剰余金が4億91百万円、その他有価証券評価差額金が1億30百万円それぞれ増加したことによるものであります。
1株当たり純資産額は、前期末と比較して53.97円増加し、465.35円となりました。
(2)経営成績
当事業年度(以下「当期」という。)は創業110周年を見据えた新中期経営計画「Offensive110」セカンドステージの初年度であり、『果敢な挑戦 確かな信頼 未来を創る Offensive110』をキャッチフレーズに、各部門において業績向上に邁進しました。このような情勢のもと、農業機械事業におきましては、国内の農業従事者の高齢化や後継者不足による農家戸数の減少といった構造的な問題が懸念されるものの、畜産経営の収益性向上や畜産の生産基盤の維持と国産畜産物の安定供給を目的とした国の「畜産収益力向上緊急支援事業(畜産クラスター事業)」の後押しにより、高品質な国産飼料増産に対応し食料自給率向上に寄与する細断型ロールベーラシリーズ及びラップマシーンや低コスト循環型農業に適した土づくり作業機の有機肥料散布機及びマニアスプレッダシリーズが堅調に推移しました。また、海外売上高は主に中国向けの輸出が増加しました結果、売上高は前年同期比3億84百万円増加し62億16百万円(前年同期比6.6%増)となりました。
一方、軸受事業におきましては、風力発電用軸受等の受注が減少しました結果、売上高は前年同期比74百万円減少し6億75百万円(前年同期比10.0%減)となりました。
以上の結果、当事業年度の売上高は前年同期比3億10百万円増加し68億92百万円(前年同期比4.7%増)となりました。
売上原価につきましては、売上高が増加しました結果、売上原価率は前期と比較し1.3ポイント低下し66.4%となりました。
売上総利益は23億12百万円となり、売上総利益から販売費及び一般管理費を控除した営業利益は前期に比べ1億36百万円増加し、8億円となりました。
営業外収益から営業外費用を差し引いた純額は、37百万円の収益計上(前期は43百万円の収益計上)となりました。営業利益から営業外損益を加減した経常利益は前期と比較して1億30百万円増加し、8億38百万円となりました。
特別利益から特別損失を差し引いた純額は、4百万円の収益計上(前期は30百万円の収益計上)となりました。
以上の結果、税引前当期純利益は8億43百万円(前年同期比14.2%増)となり、当期純利益は5億95百万円(前年同期比22.7%増)となりました。
また、1株当たり当期純利益は前期と比較して9.54円増加し51.65円となり、自己資本当期純利益率は前期と比較して1.3ポイント増加し11.78%となりました。
(3)経営成績に重要な影響を与える要因について
口蹄疫やBSEの発生を背景に、食の安全・安心に対する関心が著しく高まってきているなかで、農政は「食料・農業・農村基本計画」という指針を打ち出し、これに基づき諸施策が展開されております。「安全・安心」な食料の供給、「食料自給力」の維持向上をはかる「強い農業づくり」を実現できる商品開発が、当社農業機械事業におきましては大きな課題となっております。
また、農業従事者の高齢化、農家戸数の減少等の構造的な問題やTPP協定交渉の行方等、予断を許さない厳しい状況が続くと思われるなかで、農政の動向が当社の経営成績に重要な影響を与える可能性がありますので、情報を敏感にキャッチし、迅速に対応することが重要であります。
(4) 資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当社の営業活動によるキャッシュ・フローは、税引前当期純利益及び減価償却費並びに売上債権の増加を主な源泉としております。その他、法人税等の支払、棚卸資産の増加等の要因により、当事業年度は3億45百万円の収入となりました。
投資活動におきましては、主に有形固定資産の取得による支出等の要因により、当事業年度における投資活動によるキャッシュ・フローは4億19百万円の支出となりました。
財務活動におきましては、配当金の支払及び長期借入金の返済等の要因により、当事業年度における財務活動によるキャッシュ・フローは79百万円の支出となりました。
以上の結果、当事業年度末の現金及び現金同等物は前事業年度末より1億52百万円減少し、3億61百万円となりました。