第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第2四半期累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。

 また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。

(1) 財政状態及び経営成績の状況

 当第2四半期累計期間における経済情勢は、米中貿易摩擦の先鋭化による景況不安が幅広い業種において国内外に広がりつつあります。とりわけ国内のものづくりに関わる産業では、深刻化する人手不足を補う省力化投資は引き続き堅調ではあるものの、設備投資に対してより慎重な見方が強くなっています。

 当社製造機械と関連の深い業界動向に着目しますと、国土交通省による令和元年9月建築着工統計は、貸家需要の減少基調が響き、前年同月比3ヶ月連続の減少となりました。また、IoTに象徴される自動化や高効率化への技術革新により、近年は国内外において好調が続いておりました工作機械需要動向につきましても、日本工作機械工業会がまとめた2019年9月までの受注速報では、国内外とも前年同期比においてリーマンショック以来となる30%以上の大幅な減少となり、2019年の受注見通しも前年比31%減の1兆2500億円に下方修正がなされております。

 このような厳しい事業環境のもとではありますが、当社としましては、10月初旬に名古屋で開催されました日本木工機械展に出展準備を進めるなど、自社ブランドの浸透と拡販に努めるとともに、技術開発・製造面においての改善活動を同時に推進して参りました。

 その結果として第2四半期累計期間における売上高は、前年同四半期比39.2%減の1,975,352千円(前年同四半期は3,250,598千円)と2年振りの減収となりました。

 また損益面では、営業利益178,031千円(前年同四半期は956,116千円)、経常利益198,644千円(前年同四半期は1,014,584千円)、四半期純利益137,522千円(前年同四半期は869,291千円)となり、それぞれ2年ぶりの減益となりました。

 なお、当社の事業は単一セグメントであるため、セグメント別の記載は省略しております。

 財政状態につきましては、当第2四半期会計期間末における総資産は、前事業年度末に比べ711,337千円減少し、11,993,596千円となりました。

 これは主に、現金及び預金が249,147千円増加したものの、売掛金が908,917千円、受取手形が175,996千円それぞれ減少したことなどによるものであります。

 負債につきましては、前事業年度末に比べ641,992千円減少し、2,028,283千円となりました。

 これは主に、前受金が359,786千円増加したものの、未払法人税等が569,379千円及び買掛金が247,255千円減少したことなどによるものであります。

 また、純資産につきましては、前事業年度末に比べ69,345千円減少し、9,965,312千円となりました。その結果、自己資本比率は83.1%となりました。

 

(2) キャッシュ・フローの状況

 当第2四半期累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、3,694,442千円となり、前期末より312,747千円増加しました。

 当第2四半期累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動の結果として得られた資金は529,499千円(前年同四半期は1,241,773千円の獲得)となりました。これは主に、法人税等の支払いによる減少があったものの、売上債権の減少により資金が増加したものであります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動の結果として使用した資金は33,666千円(前年同四半期は486,986千円の使用)となりました。これは主に、有形固定資産及び投資有価証券の取得による支出であります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動の結果として使用した資金は177,869千円(前年同四半期は131,801千円の使用)となりました。これは主に、配当金の支払額によるものであります。

 

(3) 経営方針・経営戦略等

 当第2四半期累計期間において、当社が定めている経営方針について重要な変更はありません。

また、当社では、経営の効率化と製品の高付加価値化を推し進めることが、企業価値および株主価値を向上させるために重要であると認識しており、毎月開催するマネジメントレビューなどを通じて、その進捗を管理しております。

 

(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第2四半期累計期間において、当社が事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更はありません。

 

(5) 研究開発活動

 当第2四半期累計期間における研究開発活動の金額は4,598千円であります。

 なお、当第2四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

(6) 経営成績に重要な影響を与える要因

 当社主力製品である木工機械の需要動向につきましては、顧客にとっては設備投資案件であるために、景気変動の影響を強く受けます。とりわけ国内は住宅産業の需要動向、海外は各国の政策や為替動向などに大きな影響を受けます。

 しかしながら、世界規模で深刻化する環境問題の対策として、木質資源の有効活用への重要性は更に高まる可能性を秘めております。また、当社製造の工作機械は幅広い産業分野において、様々な素材加工を行なう顧客に支えられておりますので、それぞれの業界が求める技術を提供すべく、製販一体となった市場開拓をする必要があります。

 

(7) 資本の財源及び資金の流動性についての分析

 当社は、会社創立以来122年の歴史において、自社製品の開発に必須である技術研鑽と顧客サービスの向上に一貫して取り組んで参りました。

 その結果、第2四半期会計期間末において、自己資本比率は83.1%と引き続き健全な財務体質を維持しております。また、資金の流動性についても、現時点において特別な懸念はないものと認識しております。

 

(8) 経営者の問題認識と今後の方針について

 当社は、ものづくり企業として、顧客並びに社員を含む関係者の安全確保と健康維持を企業存続の命運を握る最重要課題と認識すると共に、近年様々な業界で顕在化している不祥事など不測の事態に直面しないよう、コーポレート・ガバナンスを有効に機能させて行かねばならないと認識しております。

 その上で、業績向上を図る上での当面の課題としては、国内におきましては、短期的には消費税増税による設備投資への慎重な見方、また中長期的には人口減少に伴う労働力の減少に伴うものづくり産業の競争力低下や経済活動の縮小化が懸念されます。

 また海外におきましては、米中貿易摩擦や緊張感が高まりつつある日韓関係などが経済面にもマイナスの影響をもたらしかねないと警戒すべきではありますが、世界経済の緩やかな拡大は根強い設備投資意欲をもたらすと思われます。

 今後の方針につきましては、顧客ニーズを様々なネットワークを駆使して入手し、市場ニーズである合理化投資に応えうる安全かつ扱いやすい顧客業界の求める顧客提案を引き続き推進すると共に、各種展示会にも出展することにより、自社技術の優位性を訴えて参ります。

 更に、技術・製造面においては国際競争力の向上に向けての研究・改善活動に努めると共に、自らも最適な工場レイアウトの見直しやソフトウェアを含めた設備投資の実施に努めると共に、将来を担う人材獲得並びに教育訓練による人材育成を着実に実施しながら、継続的発展を図って参りたいと思います。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第2四半期会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。