当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
なお、重要事象等は存在しておりません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
当第3四半期連結累計期間の売上高は、世界的に新型コロナウイルス感染症(以下、COVID-19)の影響が続いており、前年同四半期比8.3%減少の51,315百万円となりました。地域別連結売上高の概況は次の通りであります。
地域別連結売上高の概況
(単位:百万円)
日本市場は、COVID-19の影響によるイベントの中止や販促活動の縮小ならびにインバウンド消費の大幅減少などに伴い印刷物が減少したことを受け設備投資への判断が慎重となり、オフセット枚葉印刷機の売上高は前年比で減少しました。一方、オフセット輪転印刷機や証券印刷機は主に更新需要により売上高が前年比で増加しました。また、PE(プリンテッドエレクトロニクス)事業は市況の回復により売上高が前年同期に対して増加しており、日本市場合計では前年同四半期比6.4%増加の21,959百万円となりました。
北米市場ではCOVID-19の流行が続いており売上高は第2四半期よりは回復しているものの前年同四半期比35.6%減少の2,847百万円となりました。
欧州市場でもCOVID-19の第2波、第3波による影響を受けておりますが、印刷後工程の機械を製造販売するMBOグループを2020年4月に子会社化して第1四半期連結会計期間から連結の範囲に含めていることから、欧州市場全体での売上高は前年同四半期比4.2%増加の9,417百万円となりました。
中華圏市場では、他の地域に先駆けて経済活動が再開されており、受注が伸びるなど回復傾向にあります。売上高の減少幅は第2四半期より改善し、前年同四半期比14.4%減少の9,712百万円となりました。
その他地域はアセアン・インド・オセアニア・中南米を含んでいます。売上高はCOVID-19の影響が長引くインドでの販売が徐々に回復しつつありますが前年比での落ち込みは大きく、また、それ以外の地域も低迷したため、その他地域全体では、前年同四半期比29.9%減少の7,378百万円となりました。
当第3四半期の取り組みとして、主力のオフセット事業においてお客様のROI(投資収益率)を高めることを主眼として開発に取り組んだ「advance(アドバンス)」モデルの市場投入を開始しました。イージーオペレーションで高い生産性と印刷品質を実現する「LITHRONE(リスロン)GX/G advance」は、従来機に比べ大幅に高いROIを提供することが可能となり、新時代の印刷会社経営には不可欠な印刷機になると考えています。感染防止対策を徹底した内覧会や、WEBセミナーや動画配信などのプロモーションを実施し、国内外の顧客の関心を集めています。
費用面では、品目別売上構成の違い等により、売上原価率が前年同四半期に比べ上昇しました。一方、販売費及び一般管理費は、COVID-19の影響による旅費交通費等の減少、収益改善のための緊急事業体質強化策による人件費・その他経費の抑制等により、前第3四半期が19,051百万円であったのに対して、当第3四半期は16,397百万円となりました。その結果、営業損益は、前第3四半期が1,948百万円の損失であったのに比べ、当第3四半期は1,871百万円の損失となりました。経常損益は、為替差損が前年同四半期と比較して減少したこと等により、前第3四半期が1,800百万円の損失であったのに対し、当第3四半期は1,377百万円の損失となりました。税金等調整前四半期純損益は、負ののれん発生益を計上した影響により、前第3四半期が1,805百万円の損失であったのに対し、当第3四半期は723百万円の損失となりました。また、親会社株主に帰属する四半期純損益は、前第3四半期が1,969百万円の損失であったのに対し、当第3四半期では897百万円の損失となりました。
セグメントの業績は次の通りであります。
セグメントの「日本」には、日本の国内売上と日本から海外の代理店地域への直接売上が計上されております。同代理店地域には、香港・台湾を除くアジア(中国本土の一部、アセアン等)と中南米等が含まれております。上記記載のそれぞれの地域での業績を反映した結果、セグメントの「日本」の売上高は30,462百万円(前年同四半期比1,742百万円の減少、5.4%の減少)となり、セグメント損失は1,560百万円(前年同四半期は1,618百万円の損失)となりました。
セグメントの「北米」には、米国の販売子会社の売上が計上されております。地域別売上高の概況で述べました北米の状況の結果、セグメントの「北米」の売上高は2,847百万円(前年同四半期比1,571百万円の減少、35.6%の減少)となり、セグメント損失は474百万円(前年同四半期は451百万円の損失)となりました。
セグメントの「欧州」には、欧州の販売子会社、欧州の紙器印刷機械製造販売子会社及び欧州の印刷後加工機器製造販売子会社の企業集団の売上が計上されております。地域別売上高の概況で述べました欧州の状況の結果、セグメントの「欧州」の売上高は9,417百万円(前年同四半期比377百万円の増加、4.2%の増加)となり、セグメント損失は202百万円(前年同四半期は19百万円の利益)となりました。
④中華圏
セグメントの「中華圏」には、香港、中国深圳市、台湾の販売子会社及び中国南通市の印刷機械装置製造販売子会社の売上が計上されております。地域別売上高の概況で述べました中華圏の状況の結果、セグメントの「中華圏」の売上高は7,516百万円(前年同四半期比937百万円の減少、11.1%の減少)となり、セグメント損失は235百万円(前年同四半期は182百万円の利益)となりました。
⑤その他
「その他」には、シンガポール、マレーシア及びインドの販売子会社の売上が計上されております。地域別売上高の概況で述べましたその他地域の状況の結果、売上高は1,071百万円(前年同四半期比760百万円の減少、41.5%の減少)となり、セグメント損失は44百万円(前年同四半期は23百万円の利益)となりました。
(2) 財政状態の状況
(資産)
当第3四半期連結会計期間末における総資産は前連結会計年度末に比べ7,983百万円増加(5.9%増)し、143,680百万円となりました。資産の主な増加要因は、現金及び預金の増加14,454百万円、有形固定資産その他の増加882百万円等であり、主な減少要因は、有価証券の減少4,440百万円、たな卸資産の減少2,472百万円等であります。
(負債及び純資産)
当第3四半期連結会計期間末における負債は前連結会計年度末に比べ8,946百万円増加(23.7%増)し、46,664百万円となりました。負債の主な増加要因は、社債の増加10,000百万円、短期借入金の増加3,287百万円等であり、主な減少要因は、電子記録債務の減少3,970百万円、支払手形及び買掛金の減少980百万円等であります。
純資産は前連結会計年度末に比べ963百万円減少(1.0%減)し、97,016百万円となりました。純資産の主な減少要因は、利益剰余金の減少2,141百万円等であり、主な増加要因は、その他有価証券評価差額金の増加468百万円等であります。
(自己資本比率)
当第3四半期連結会計期間末における自己資本比率は、前連結会計年度末の72.2%から4.7ポイント減少し、67.5%となりました。
(3) 経営方針・経営戦略及び対処すべき課題等
① 経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において当社グループの経営方針・経営戦略等に重要な変更はありません。
② 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当連結会社の事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針
当社は財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針を定めておりますが、その内容等(会社法施行規則第118条第3号に掲げる事項)については、当第3四半期連結累計期間において、重要な変更はありません。
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は3,028百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。