当第2四半期連結累計期間において、経営者が経営成績等に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて、重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響により依然として厳しい状況が続きました。堅調に推移する公共投資をはじめ持ち直しの動きはあるものの、当業界におきましては、需要の端境期であることに感染症の影響が重なり、空調機の全国出荷台数が前年同四半期に比べ約25%減少するなど厳しい事業環境で推移いたしました。
こうした情勢のもと、当社は、連結子会社との合併後の組織面での製販融合を加速させるとともに、各機器寸法等が連動して変更される機能や生産に必要な加工データの出力を可能にする3D CADシステムの開発、従来よりベテラン社員が計画していた生産工数を人工知能(AI)で予測するなど、設計や生産のノウハウをデジタル技術に変換し、業務のプラットフォームを再構築していく「SIMA(SINKO Innovative Manufacturing of AHU)」プロジェクトを推進してまいりました。引き続き、中長期的に業務の発展性・収益性を高めてまいります。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
<日 本>
東京オリンピック・パラリンピックに伴う再開発が一段落ついたことに加え、感染症の影響による宿泊施設や店舗の減少、製造業の設備投資が減少傾向に入ったことなどから、売上高は13,823百万円(前年同四半期比26.1%減)となりました。利益面におきましては、空調工事を中心とした戦略受注の効果はあったものの、空調機器販売の減少による影響は大きく、セグメント利益(営業利益)は1,939百万円(前年同四半期比53.9%減)となりました。
<アジア>
中国では景気は持ち直しており、感染症の動向や金融資本市場の変動等の影響を注視する必要はあるものの、固定資産投資などを含めた持ち直しの続くことが期待されております。そうした中、採算性を重視した販売戦略への切り替えや原価管理の強化などを進め、高機能型の空調機器の提案に注力した結果、売上高は1,881百万円(前年同四半期比3.0%増)となり、セグメント損失(営業損失)は77百万円(前年同四半期はセグメント損失246百万円)となりました。
この結果、当社グループの売上高は15,694百万円(前年同四半期比23.5%減)となりました。利益面におきましては、営業利益は1,886百万円(前年同四半期比52.6%減)、経常利益は2,151百万円(前年同四半期比49.3%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,730百万円(前年同四半期比41.2%減)となりました。
(2) 財政状態の状況
当第2四半期連結会計期間末の総資産は63,704百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,404百万円減少となりました。これは主に、現金及び預金の減少2,576百万円、売上債権の減少6,379百万円、有価証券及び投資有価証券の増加4,137百万円、土地の増加3,162百万円等によるものであります。
負債は16,429百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,423百万円減少となりました。これは主に、仕入債務の減少2,110百万円及び有利子負債の増加2,776百万円、未払法人税等の減少1,549百万円及び退職給付に係る負債の減少920百万円等によるものであります。
純資産は47,274百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,019百万円増加となりました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上1,730百万円、剰余金の配当995百万円等によるものであります。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ2,476百万円減少し、当第2四半期連結会計期間末には14,821百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況と主な要因は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における営業活動による資金の増加は3,844百万円(前年同四半期比759百万円収入の増加)となりました。増加の主な要因は、税金等調整前四半期純利益の計上及び売上債権の減少によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における投資活動による資金の減少は7,727百万円(前年同四半期比7,100百万円支出の増加)となりました。減少の主な要因は、固定資産の取得及び有価証券の取得によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における財務活動による資金の増加は1,429百万円(前年同四半期比2,259百万円収入の増加)となりました。増加の主な要因は、借入による資金の調達によるものであります。
(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は335百万円であります。
当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等は行われておりません。