第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、経営者が経営成績等に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて、重要な変更はありません。

 

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

(1) 経営成績の状況

当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、持ち直しの動きがみられるものの、新型コロナウイルス感染症の影響により依然として厳しい状況が続きました。公共投資は堅調であり、設備投資は下げ止まりつつあるものの、当業界におきましては、需要の端境期にも重なったことから、空調機の全国出荷台数が前年同期に比べ約20%減少するなど厳しい事業環境で推移いたしました。

こうした情勢のもと、当社は、空気中の細菌やウイルスを除去する健康空調®の営業展開や大空間向けの除菌システムの実証実験を進めるとともに、設計や生産のノウハウをデジタル技術に変換し、業務のプラットフォームを再構築していく「SIMA(SINKO Innovative Manufacturing of AHU)」プロジェクトを推進してまいりました。引き続き、中長期的に業務の発展性・収益性を高めてまいります。

 

セグメントの業績は、次のとおりであります。

<日  本>

東京オリンピック・パラリンピックに伴う再開発が一段落ついたことに加え、感染症の再拡大による経済の先行きの不透明感が広がっております。足元では宿泊施設や店舗、工場、医療施設の着工が減少しており、売上高は22,632百万円(前年同四半期比19.9%減)となりました。利益面におきましては、空調工事を中心とした戦略受注の効果はあったものの、空調機器販売の減少による影響は大きく、セグメント利益(営業利益)は3,854百万円(前年同四半期比40.5%減)となりました。

 

<アジア>

中国では、感染症の動向や金融資本市場の変動等の影響を注視する必要はあるものの、固定資産投資は持ち直しており、景気は緩やかに回復しております。そうした中、採算性を重視した販売戦略への切り替えや原価管理の強化などに注力した結果、売上高は3,064百万円(前年同四半期比11.0%減)となり、セグメント損失(営業損失)は75百万円(前年同四半期はセグメント損失135百万円)となりました。

 

この結果、当社グループの売上高は25,679百万円(前年同四半期比19.0%減)となりました。利益面におきましては、営業利益は3,814百万円(前年同四半期比40.1%減)、経常利益は4,176百万円(前年同四半期比38.4%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は3,105百万円(前年同四半期比33.0%減)となりました。

 

(2) 財政状態の状況

当第3四半期連結会計期間末の総資産は66,860百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,751百万円増加となりました。これは主に、現金及び預金の減少3,852百万円、売上債権の減少4,705百万円、有価証券及び投資有価証券の増加5,922百万円、たな卸資産の増加1,091百万円、土地の増加3,162百万円等によるものであります。

負債は18,098百万円となり、前連結会計年度末に比べ755百万円減少となりました。これは主に、未払法人税等の減少1,930百万円、有利子負債の増加2,454百万円及び退職給付に係る負債の減少900百万円等によるものであります。

純資産は48,761百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,507百万円増加となりました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上3,105百万円、剰余金の配当1,514百万円及びその他有価証券評価差額金の増加1,353百万円等によるものであります。

 

 

(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループの優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(4) 研究開発活動

当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は533百万円であります。

 

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等は行われておりません。