第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に
関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度
の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
  なお、重要事象等は存在しておりません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社および連結子会社)が判断したものであります。
 なお、「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用しており、財政状態の状況については、当該会計基準等を遡って適用した後の数値で前連結会計年度との比較・分析を行っております。

 

(1) 財政状態及び経営成績の状況

当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善を背景とした個人消費の緩やかな回復、好調な企業収益を背景とした製造業の能力増強投資、人手不足対応の省力化投資の増加、東京五輪関連の建設投資など、全体としては緩やかな回復基調で推移しました。

海外経済におきましては、米国では雇用環境の改善持続、個人消費の好調持続などにより、景気の拡大が継続しました。欧州では、輸出と設備投資などが減少したことにより減速しました。アジアでは、中国で固定資産投資の回復のきざしはある一方、米中貿易摩擦などにより減速しました。

このような状況の中、当社グループは2018年度を初年度とする中期経営計画を策定し、『変革への挑戦』を合言葉に、4つの重点施策である「生産体制の強化」「販売体制の強化」「人材育成」「業務環境整備」に取り組んでおります。

当社グループが市場とする食品業界は、消費者ニーズの高度化、多様化に伴う商品のバラエティー化、人手不足を背景とした省人化・省力化などの課題をかかえております。また、食の安全性、健康志向の増大、環境問題など市場のニーズが多様化しております。変化する市場環境や経営環境に対応するため、市場動向を調査し、レオロジー(流動学)を基礎とする当社独自の開発技術の商品化およびソフト技術の充実により、食品機械のより一層の標準化推進と、安全性の向上を図るとともに、多様な消費者ニーズに対応できる商品群を国内および海外の食品業界へ提案してまいりました。

以上の結果、当第3四半期連結累計期間の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。

 

a.財政状態

 (資産)

流動資産は、前連結会計年度末に比べて77百万円減少し、16,268百万円となりました。受取手形及び売掛金が845百万円減少した一方、売掛金の回収などにより現金及び預金が464百万円増加、商品及び製品が335百万円増加したことが主な要因です。

固定資産は、前連結会計年度末に比べて579百万円増加し、15,224百万円となりました。投資有価証券が217百万円減少した一方、オレンジベーカリーの第3工場拡張などにより有形固定資産が644百万円増加、当社の基幹システム入れ替えにともなうソフトウエア仮勘定の増加などにより無形固定資産が187百万円増加したことが主な要因です。

この結果、資産合計は、前連結会計年度末に比べて501百万円増加し、31,493百万円となりました。

 

 

 (負債)

流動負債は、前連結会計年度末に比べて769百万円減少し、6,234百万円となりました。短期借入金が475百万円増加した一方、前連結会計年度末における原材料等の購入が多かったため、支払手形及び買掛金が295百万円減少、売掛金に充当したことにより前受金が897百万円減少したことが主な要因です。

固定負債は、前連結会計年度末に比べて104百万円減少し、1,603百万円となりました。これは、長期借入金が141百万円減少、繰延税金負債が20百万円減少、資産除去債務が61百万円増加したことが主な要因です。
 この結果、負債合計は、前連結会計年度末に比べて874百万円減少し、7,837百万円となりました。

 (純資産)

純資産合計は、前連結会計年度末に比べて1,376百万円増加し、23,655百万円となりました。これは、利益剰余金が1,379百万円増加したことなどによります。

 

b.経営成績

当第3四半期連結累計期間における売上高は22,681百万円前年同四半期比6.4%増)、営業利益は3,037百万円前年同四半期比0.5%減)、経常利益は3,184百万円前年同四半期比1.2%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は2,182百万円前年同四半期比1.1%減)となりました。

 

セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。

なお、セグメント別の売上高は、連結相殺消去後の数値を、セグメント利益は、連結相殺消去前での本社一般管理費を除いた数値を記載しております。

 

食品加工機械製造販売事業(日本)

日本国内では、食品成形機、修理その他の売上は減少しましたが、製パンライン等、仕入商品の売上は増加しました。

製パンライン等増加の主な要因は、省人化・省力化、品質アップ、バラエティー化、生産能力増強などに対応した大型ラインの販売が好調だったことがあげられます。

その結果、外部顧客に対する売上高は10,950百万円(前年同四半期比25.2%増)となりました。

セグメント利益は3,461百万円(前年同四半期比22.3%増)となりました。

 

食品加工機械製造販売事業(北米・南米)

アメリカ地域では、食品成形機、製パンライン等、修理その他の売上が減少したため、現地通貨ベースでは、前年同四半期比15.1%減少となりました。

円ベースでは、円換算に使用するUSドルの期中平均レートが111円70銭から111円14銭と0.5%の円高となったため、外部顧客に対する売上高は1,253百万円(前年同四半期比15.5%減)となりました。

セグメント利益は7百万円(前年同四半期比92.5%減)となりました。

 

食品加工機械製造販売事業(ヨーロッパ)

ヨーロッパ地域では、食品成形機、製パンライン等、修理その他の売上が増加したため、現地通貨ベースでは売上高が前年同四半期比27.5%増加となりました。

食品成形機増加の主な要因は、クノーデル、スコッチエッグ、クッキーなどの生産用として火星人の売上が増加したことがあげられます。製パンライン等増加の主な要因は、バゲット、ビスケット、クッキーなどの生産用として大型ライン、ブレッド生産用として生地分割機の販売が好調で、売上が増加したことがあげられます。円ベースでは、円換算に使用するユーロの期中平均レートが128円53銭から129円49銭と0.7%の円安となったため、外部顧客に対する売上高は2,725百万円(前年同四半期比28.5%増)となりました。

販売費及び一般管理費が42.3%増加したことにより、セグメント利益は124百万円(前年同四半期比44.1%減)となりました。

 

食品加工機械製造販売事業(アジア)

アジア地域では、食品成形機の売上は増加しましたが、製パンライン等、修理その他、仕入商品の売上は減少したため、外部顧客に対する売上高は2,165百万円(前年同四半期比14.7%減)となりました。

食品成形機増加の主な要因は、中華まん、月餅、中華菓子、ミニパンなどを生産する火星人の販売が好調だったことがあげられます。

セグメント利益は売上原価率の低下により、858百万円(前年同四半期比4.2%増)となりました。

 

食品製造販売事業(北米・南米)

アメリカ地域では、オレンジベーカリーの売上高が現地通貨ベースで、前年同四半期比13.3%減少となりました。

主な要因は、新規顧客へのフィリング入りパイ製品などの売上が増加しましたが、大手顧客へのクロワッサン等の売上が減少したことがあげられます。円ベースでは、円換算に使用するUSドルの期中平均レートが111円70銭から111円14銭と0.5%の円高となったため、外部顧客に対する売上高は5,216百万円(前年同四半期比13.8%減)となりました。

セグメント損失は95百万円(前年同四半期はセグメント利益321百万円)となりました。主な要因は、貸倒損失555百万円を計上したことにより、販売費及び一般管理費が増加したことがあげられます。

 

食品製造販売事業(日本)

日本国内では、㈲ホシノ天然酵母パン種の外部顧客に対する売上高は370百万円(前年同四半期比3.7%減)となりました。

主な要因は、大手顧客へのパン種の販売が減少したことがあげられます。

セグメント利益は51百万円(前年同四半期比37.2%減)となりました。

 

 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。

なお、文中の将来に関する事項は、当第3四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 
①重要な会計方針及び見積り

当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたり、決算日における資産、負債の報告数値、ならびに報告期間における収益、費用の報告数値は、過去の実績や状況に応じて合理的と考えられる要因などに基づき、見積りおよび判断を行っているものであります。経営者は、これらの見積りについて過去の実績や状況に応じて合理的に判断しておりますが、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。

  

②当第3四半期連結累計期間の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容

当社グループの当第3四半期連結累計期間の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容については、次のとおりです。

 

a.財政状態の分析

 財政状態の分析につきましては、「第2 [事業の状況] 2 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。

 

 

b.経営成績の分析

(売上高)

当第3四半期連結累計期間における売上高は、前年同四半期に比べ1,358百万円増加し、22,681百万円前年同四半期比6.4%増)となりました。セグメント別の売上高については、「第2 [事業の状況] 2 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。

(売上総利益)

当第3四半期連結累計期間における売上総利益は、前年同四半期に比べ858百万円増加し、10,600百万円前年同四半期比8.8%増)となりました。売上総利益率は、前年同四半期比1.0%増加し、46.7%となりました。

(営業利益)

当第3四半期連結累計期間における販売費及び一般管理費は、貸倒損失555百万円を計上したことなどにより、前年同四半期に比べ872百万円増加し、7,563百万円前年同四半期比13.0%増)となりました。

以上の結果、当第3四半期連結累計期間の営業利益は前年同四半期に比べ13百万円減少し、3,037百万円前年同四半期比0.5%減)となりました。 

(経常利益)

 当第3四半期連結累計期間における営業外収益は、186百万円前年同四半期比47.7%増)となりました。

 営業外費用は、39百万円前年同四半期比21.6%増)となりました。

以上の結果、経常利益は前年同四半期に比べ39百万円増加し、3,184百万円前年同四半期比1.2%増)となりました。

(親会社株主に帰属する四半期純利益)

 前第3四半期連結累計期間における特別利益・特別損失の計上はありませんが、当第3四半期連結累計期間は特別利益を55百万円、特別損失を70百万円計上しております。また、法人税等合計は、前年同四半期に比べ48百万円増加し、986百万円となりました。

 以上の結果、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同四半期に比べ24百万円減少し、2,182百万円前年同四半期比1.1%減)となりました。

 

(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更および新たに生じた課題はありません。

 

(4) 研究開発活動

当第3四半期連結累計期間における研究開発費の総額は556百万円であります。

なお、当第3四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。