(1)業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、政府や日銀の財政・金融政策により雇用や所得環境が改善し、緩やかな景気回復基調が続いたものの、急激な為替の変動や天候不順の影響もあり、内需は力強さに欠け企業業績の先行きに不透明感が漂う状況となりました。
また、世界経済におきましては、英国のEU離脱や米国の新政権への移行などにより先行きに不透明な状況が継続しているものの、欧米諸国における景気は緩やかながらも回復基調となりました。一方、中国経済の成長は為替の元安基調を受け一時的な低下を見ましたが、緩やかながらも持ち直しつつある状況となりました。また、新興国においては、各国における成長度合に差が見られるものの、全体的に堅調な成長が続きました。
このような経営環境のもと、当社グループは経営理念である「技術深耕」に基づき、国内外問わず積極的に業務を展開し、持続的成長と中長期的な企業価値の向上を目指し、市場シェア拡大に努めました。しかしながら、衛生用品製造機械におけるグローバル市場での中国メーカーなどの台頭などからシェア獲得競争は厳しさを増す様相にあり、国内におけるインバウンド需要が一巡し、設備投資動向に落ち着きが見られ始めたことなどから、受注環境は厳しい状況となりました。
主な製品別売上高につきましては、生理用ナプキン製造機械2,620百万円(前期比96.8%増)、小児用紙オムツ製造機械16,422百万円(同34.9%減)、大人用紙オムツ製造機械6,072百万円(同52.8%増)、その他機械789百万円(同58.6%減)、部品1,251百万円(同20.3%増)となりました。
以上の結果、当連結会計年度の業績につきましては、売上高27,263百万円(前期比18.8%減)、営業利益2,103百万円(同42.4%減)、経常利益2,224百万円(同40.5%減)、親会社株主に帰属する当期純利益1,126百万円(同55.2%減)となりました。
なお、当社グループは、生理用ナプキン製造機械及び紙オムツ製造機械等の一般産業用機械・装置製造業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。
(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ2,464百万円増加し、8,869百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において営業活動の結果獲得した資金は5,803百万円(前期比89.3%増)となりました。これは主に、仕入債務の減少4,182百万円、法人税等の支払額2,144百万円及び賞与引当金の減少118百万円がありましたが、売上債権の減少7,566百万円、税金等調整前当期純利益2,270百万円、たな卸資産の減少1,488百万円、減価償却費の計上556百万円及び前受金の増加110百万円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において投資活動の結果使用した資金は2,459百万円(前期比215.2%増)となりました。これは、定期預金の純増加1,505百万円、有形固定資産の取得による支出842百万円及び無形固定資産の取得による支出128百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において財務活動の結果使用した資金は690百万円(前期比61.7%増)となりました。これは主に、配当金の支払623百万円によるものであります。
(1)生産実績
当社グループは、生理用ナプキン製造機械及び紙オムツ製造機械等の一般産業用機械・装置製造業の単一セグメントであり、当連結会計年度の生産実績を製品別に記載しております。
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製品別 |
当連結会計年度 (自 平成28年2月21日 至 平成29年2月20日) |
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金額(千円) |
前年同期比(%) |
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生理用ナプキン製造機械 |
2,620,482 |
196.8 |
|
小児用紙オムツ製造機械 |
16,422,389 |
65.1 |
|
大人用紙オムツ製造機械 |
6,072,850 |
152.8 |
|
その他機械 |
789,503 |
41.4 |
|
部品 |
1,251,641 |
120.3 |
|
その他 |
106,404 |
110.4 |
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計 |
27,263,272 |
81.2 |
(注)1.金額は、販売価格で表示しております。
2.部品には仕入部品を含んでおります。
3.金額は、外注による生産実績を含んでおります。
4.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2)受注状況
当社グループは、生理用ナプキン製造機械及び紙オムツ製造機械等の一般産業用機械・装置製造業の単一セグメントであり、当連結会計年度の受注状況を製品別に記載しております。
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製品別 |
当連結会計年度 (自 平成28年2月21日 至 平成29年2月20日) |
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受注高 (千円) |
前年同期比 (%) |
受注残高 (千円) |
前年同期比 (%) |
|
|
生理用ナプキン製造機械 |
(1,819,368) 2,616,423 |
(-) 218.6 |
(1,772,712) 1,844,159 |
(117.4) 99.8 |
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小児用紙オムツ製造機械 |
(5,790,296) 12,279,696 |
(54.7) 59.5 |
(5,721,024) 7,799,483 |
(62.5) 65.3 |
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大人用紙オムツ製造機械 |
(3,402,872) 5,489,036 |
(76.4) 66.6 |
(2,367,630) 4,176,726 |
(171.3) 87.7 |
|
その他機械 |
(14,701) 341,904 |
(1.4) 16.5 |
(264) 353,270 |
(4.3) 44.1 |
|
部品 |
(757,161) 1,251,641 |
(107.3) 120.3 |
(-) - |
(-) - |
|
その他 |
106,404 |
110.4 |
- |
- |
|
計 |
(11,784,399) 22,085,106 |
(69.8) 66.4 |
(9,861,631) 14,173,639 |
(81.8) 73.2 |
(注)1.括弧内の数字(内書)は海外受注高及び受注残高であり、受注高に対する海外受注高の割合は、当連結会計年度53.4%であります。
2.受注後、値引等のあったものは、受注高で調整しております。
3.金額は販売価格によっており、消費税等は含まれておりません。
4.生理用ナプキン製造機械における受注高の前年同期比は1,000%以上のため、記載しておりません。
(3)販売実績
当社グループは、生理用ナプキン製造機械及び紙オムツ製造機械等の一般産業用機械・装置製造業の単一セグメントであり、当連結会計年度の販売実績を製品別に記載しております。
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製品別 |
当連結会計年度 (自 平成28年2月21日 至 平成29年2月20日) |
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金額(千円) |
前年同期比(%) |
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生理用ナプキン製造機械 |
(1,556,528) 2,620,482 |
(5.7%) 9.6% |
(618.9) 196.8 |
|
小児用紙オムツ製造機械 |
(9,225,939) 16,422,389 |
(33.8%) 60.2% |
(80.9) 65.1 |
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大人用紙オムツ製造機械 |
(2,417,433) 6,072,850 |
(8.9%) 22.3% |
(76.0) 152.8 |
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その他機械 |
(20,554) 789,503 |
(0.1%) 2.9% |
(1.9) 41.4 |
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部品 |
(757,161) 1,251,641 |
(2.8%) 4.6% |
(107.3) 120.3 |
|
その他 |
106,404 |
0.4% |
110.4 |
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計 |
(13,977,616) 27,263,272 |
(51.3%) 100.0% |
(84.1) 81.2 |
(注)1.括弧内の数字(内書)は輸出販売高及び輸出割合であります。
2.主な相手先別の販売実績及びそれぞれの総販売実績に対する割合は次のとおりであります。
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相手先 |
前連結会計年度 |
当連結会計年度 |
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金額(千円) |
割合(%) |
金額(千円) |
割合(%) |
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花王株式会社 |
5,471,744 |
16.3 |
5,571,726 |
20.4 |
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ユニ・チャーム株式会社 |
8,870,686 |
26.4 |
2,682,577 |
9.8 |
(注)当該割合が100分の10未満については記載を省略しております。
3.上記金額には、消費税等は含まれておりません。
当社グループを取り巻く事業環境におきましては、欧米系競合メーカーに加え、中国系競合メーカーの台頭などにより、グローバルマーケットにおけるシェア獲得競争はこれまで以上に激化することが予想されます。
このような状況のもと、当社グループでは経営理念である「技術深耕」を改めて見つめ直し、持続的な成長をすることで企業価値を高め、様々なステークホルダーの要請に応えながら、社会の発展に貢献する経営を推進してまいります。また、2020年度に向けて策定した「中期経営計画」に掲げる重点施策として以下の3点に取り組んでまいります。
① 成長戦略
顧客ニーズを捉えて確実に応えるとともに、潜在的シーズを探究することで新製品・新サービスの提案や、工場の生産体制の最適化などの様々なソリューションといったさらなる付加価値創出などを行うことにより、“瑞光ブランド”の浸透を図ってまいります。また、アジア、南米の各拠点における生産体制や、サービス力、サポート力を高めることで、グローバルマーケットにおけるシェア拡大に努めてまいります。
② 競争力強化
「ひとの暮らしをソフトにつつむ」をテーマに、製品の安全性と高い品質を確保するとともに、高付加価値技術の提案による競合メーカーとの差別化、新技術・新商品創出のための技術開発、海外子会社との連携を密にしたコスト削減に加え、グループ全体での品質並びに開発力の強化を実現することで競争力強化を図ってまいります。
③ 人材力・組織力強化
当社及び当社グループでは、次なる成長に向けて、更に発展していくために、「技術深耕 ~けっして あきらめず 出来なかったことを 出来るようにする~」という経営理念を共有し、グループ全体で経営理念の啓発や実践を通じ、将来へ向けて従業員の成長を促すとともに、一人一人の“やりがい”を高揚させる企業風土を醸成してまいります。また、“より強い瑞光”を具現化するために、組織のガバナンス強化を図り、グローバル企業としての飛躍を目指してまいります。
これらの重点施策を中長期的な経営戦略として着実に実行し、当社グループ一丸となって、「中期経営計画」に掲げる2020年度の目標である連結売上高:400億円、連結営業利益率:10%、ROE:10%の達成を目指すとともに、企業価値の向上に努めてまいります。
有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1)原材料価格の高騰
当社グループが製造する機械の大部分は鋼材を使用しております。そのため鋼材価格が高止まりする状況が続きますと、業績等に影響を及ぼす可能性があります。
(2)経済状況の変化
当社グループはアジア・欧米他の国々に輸出をしておりますが、世界経済や各国の景気動向及び大幅な為替変動によりましては業績に影響を及ぼす可能性があります。
(3)為替レートの変動
連結財務諸表の作成時、海外子会社は現地通貨項目を円換算いたしますが、換算時の為替レ-トによりましては円換算後の計上額に影響を及ぼす可能性があります。
(4)製品の品質
当社グループは現在まで信頼性の高い機械作りに取り組んでまいりましたが、今後重大な欠陥が生じないという保証はありません。予期せぬ製品の欠陥が発生した場合には、多額の費用が生じるとともに当社機械の信頼性や評価を低下させ、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。
(5)知的財産権に関して
当社グループは独自の機械や部品を製造しておりますが、技術やノウハウが流出し他社で利用されることにより競争力を損なう可能性があること、反対に他社の知的財産権を当社グループが侵害したと主張され紛争となった場合には、当社グループの財政状態や業績に影響を及ぼす可能性があります。
(6)海外展開について
当社グループは、北米、南米、中国を中心とするアジアなどにおいて、研究開発、生産、販売などの事業活動を展開しております。これらの国または地域における経済状況、政治及び社会体制の著しい変化、移転価格税制等の国際税務問題、地震などの自然災害等の事象が発生した場合には、当社グループの事業戦略や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
(7)減損会計
当社グループが保有しております不動産及び有価証券に関しまして、収益性や価額が著しく低下した場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
該当事項はありません。
当社グループの研究開発活動につきましては、高まる顧客ニーズと環境ニーズを先攻する独自技術の開発を基本姿勢としております。
なお、当連結会計年度の研究開発費の総額は104百万円であります。
その主なものは、生産設備運用における省人化を目的とした自動化技術の研究、生産設備高速化の為の装置開発、及び新たな材料加工プロセスについての研究・開発であります。
また、当社グループは、生理用ナプキン製造機械及び紙オムツ製造機械等の一般産業用機械・装置製造業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。
(1)財政状況
当連結会計年度末の資産は、前連結会計年度末に比べ5,328百万円減少し33,055百万円となりました。現金及び預金が4,008百万円、建設仮勘定が600百万円及び投資有価証券が254百万円増加いたしましたが、受取手形及び売掛金が5,615百万円、電子記録債権が2,091百万円、仕掛品が1,593百万円、原材料及び貯蔵品が208百万円、建物及び構築物が162百万円及び繰延税金資産が148百万円減少いたしました。
負債は、前連結会計年度末に比べ5,476百万円減少し9,503百万円となりました。電子記録債務が1,565百万円増加いたしましたが、支払手形及び買掛金が5,874百万円、未払法人税等が1,175百万円及び賞与引当金が127百万円減少いたしました。
純資産は、前連結会計年度末に比べ148百万円増加し23,551百万円となりました。為替換算調整勘定が548百万円減少いたしましたが、利益剰余金が502百万円及びその他有価証券評価差額金が192百万円増加いたしました。
(2)経営成績
当連結会計年度の業績につきましては売上高27,263百万円を計上いたしました。その主なものは生理用ナプキン製造機械2,620百万円、小児用紙オムツ製造機械16,422百万円、大人用紙オムツ製造機械6,072百万円、その他機械789百万円、部品1,251百万円であります。
子会社の瑞光(上海)電気設備有限公司は、生産能力の増強に努めており、当連結会計年度も売上高、利益とも順調に推移しております。
子会社の株式会社瑞光メディカルは創業11年目を迎え順調に推移しております。
子会社のZUIKO INC.は北米への販売活動の強化に努めており、当連結会計年度も売上高、利益とも順調に推移しております。
子会社のZUIKO INDUSTRIA DE MAQUINAS LTDA.は生産能力の増強に取り組むとともに、中南米への販売活動の強化に努めております。
なお、子会社のZUIKO MACHINERY(THAILAND)CO.,LTD.及びPT.ZUIKO MACHINERY INDONESIAは東南アジアへの販売及びサービス活動の強化に努めております。
(3)当期のキャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ2,464百万円増加し、8,869百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において営業活動の結果獲得した資金は5,803百万円(前期比89.3%増)となりました。これは主に、仕入債務の減少4,182百万円、法人税等の支払額2,144百万円及び賞与引当金の減少118百万円がありましたが、売上債権の減少7,566百万円、税金等調整前当期純利益2,270百万円、たな卸資産の減少1,488百万円、減価償却費の計上556百万円及び前受金の増加110百万円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において投資活動の結果使用した資金は2,459百万円(前期比215.2%増)となりました。これは、定期預金の純増加1,505百万円、有形固定資産の取得による支出842百万円及び無形固定資産の取得による支出128百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において財務活動の結果使用した資金は690百万円(前期比61.7%増)となりました。これは主に、配当金の支払623百万円によるものであります。