(1)業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善が継続するなか、個人消費の緩やかな持ち直しと円安や海外経済の堅調な影響により企業収益に改善が見られ、回復基調が続きましたが、財政再建の道筋は見えず、人手不足が深刻化するなか賃金は伸び悩み、社会保険料の負担増などによる節約志向の高まりが消費の拡大を妨げております。
また、世界経済におきましては、米国の雇用情勢や個人消費が底堅く、欧州でも輸出の増加により景気は徐々に回復する傾向にあり、中国や新興国では、インフラ投資や設備投資が堅調に推移いたしました。
このような経営環境のもと、当社グループでは、中長期的な企業価値向上や持続的な成長を目指し、国内外で市場シェアを拡大するべく、事業を積極的に展開いたしました。
衛生用品製造機械におけるグローバル市場シェア獲得競争は一層激しさを増し、中国メーカー台頭など、厳しい環境は継続しております。しかしながら、販売状況は厳しいものがあったものの、中期的な設備投資は改善傾向にあり、受注環境は回復基調で推移いたしました。
主な製品別売上高につきましては、生理用ナプキン製造機械2,479百万円(前期比5.4%減)、小児用紙オムツ製造機械12,308百万円(同25.1%減)、大人用紙オムツ製造機械4,647百万円(同23.5%減)、その他機械1,118百万円(同41.6%増)、部品1,437百万円(同14.9%増)となりました。
以上の結果、当連結会計年度の業績につきましては、売上高22,093百万円(前期比19.0%減)、営業利益673百万円(同68.0%減)、経常利益750百万円(同66.3%減)、親会社株主に帰属する当期純利益665百万円(同40.9%減)となりました。
なお、当社グループは、生理用ナプキン製造機械及び紙オムツ製造機械等の一般産業用機械・装置製造業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。
(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ932百万円増加し、9,802百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において営業活動の結果獲得した資金は486百万円(前期比91.6%減)となりました。これは主に、売上債権の増加1,337百万円、たな卸資産の増加603百万円、法人税等の支払額324百万円、未払消費税等の減少246百万円及び未収消費税等の増加111百万円があった一方、仕入債務の増加955百万円、前受金の増加938百万円、税金等調整前当期純利益752百万円及び減価償却費の計上496百万円があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において投資活動の結果獲得した資金は691百万円(前期は2,459百万円の使用)となりました。これは主に、無形固定資産の取得による支出322百万円及び有形固定資産の取得による支出174百万円があった一方、定期預金の純減少1,179百万円があったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において財務活動の結果使用した資金は362百万円(前期比47.5%減)となりました。これは主に、配当金の支払295百万円によるものであります。
(1)生産実績
当社グループは、生理用ナプキン製造機械及び紙オムツ製造機械等の一般産業用機械・装置製造業の単一セグメントであり、当連結会計年度の生産実績を製品別に記載しております。
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製品別 |
当連結会計年度 (自 平成29年2月21日 至 平成30年2月20日) |
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|
金額(千円) |
前年同期比(%) |
|
|
生理用ナプキン製造機械 |
2,479,068 |
94.6 |
|
小児用紙オムツ製造機械 |
12,308,257 |
74.9 |
|
大人用紙オムツ製造機械 |
4,647,108 |
76.5 |
|
その他機械 |
1,118,207 |
141.6 |
|
部品 |
1,437,767 |
114.9 |
|
その他 |
102,737 |
96.6 |
|
計 |
22,093,145 |
81.0 |
(注)1.金額は、販売価格で表示しております。
2.部品には仕入部品を含んでおります。
3.金額は、外注による生産実績を含んでおります。
4.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2)受注状況
当社グループは、生理用ナプキン製造機械及び紙オムツ製造機械等の一般産業用機械・装置製造業の単一セグメントであり、当連結会計年度の受注状況を製品別に記載しております。
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製品別 |
当連結会計年度 (自 平成29年2月21日 至 平成30年2月20日) |
|||
|
受注高 (千円) |
前年同期比 (%) |
受注残高 (千円) |
前年同期比 (%) |
|
|
生理用ナプキン製造機械 |
(2,224,849) 3,606,485 |
(122.3) 137.8 |
(1,865,279) 2,971,577 |
(105.2) 161.1 |
|
小児用紙オムツ製造機械 |
(13,273,514) 18,077,691 |
(229.2) 147.2 |
(10,098,712) 13,568,917 |
(176.5) 174.0 |
|
大人用紙オムツ製造機械 |
(1,185,117) 3,630,249 |
(34.8) 66.1 |
(1,086,403) 3,159,867 |
(45.9) 75.7 |
|
その他機械 |
(9,504) 1,082,732 |
(64.7) 316.7 |
(964) 317,795 |
(365.5) 90.0 |
|
部品 |
(993,749) 1,437,767 |
(131.2) 114.9 |
(-) - |
(-) - |
|
その他 |
102,737 |
96.6 |
- |
- |
|
計 |
(17,686,736) 27,937,663 |
(150.1) 126.5 |
(13,051,359) 20,018,157 |
(132.3) 141.2 |
(注)1.括弧内の数字(内書)は海外受注高及び受注残高であり、受注高に対する海外受注高の割合は、当連結会計年度63.3%であります。
2.受注後、値引等のあったものは、受注高で調整しております。
3.金額は販売価格によっており、消費税等は含まれておりません。
(3)販売実績
当社グループは、生理用ナプキン製造機械及び紙オムツ製造機械等の一般産業用機械・装置製造業の単一セグメントであり、当連結会計年度の販売実績を製品別に記載しております。
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製品別 |
当連結会計年度 (自 平成29年2月21日 至 平成30年2月20日) |
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|
金額(千円) |
前年同期比(%) |
||
|
生理用ナプキン製造機械 |
(2,132,283) 2,479,068 |
(9.7%) 11.2% |
(137.0) 94.6 |
|
小児用紙オムツ製造機械 |
(8,895,827) 12,308,257 |
(40.3%) 55.7% |
(96.4) 74.9 |
|
大人用紙オムツ製造機械 |
(2,466,344) 4,647,108 |
(11.2%) 21.0% |
(102.0) 76.5 |
|
その他機械 |
(8,803) 1,118,207 |
(0.0%) 5.1% |
(42.8) 141.6 |
|
部品 |
(993,749) 1,437,767 |
(4.5%) 6.5% |
(131.2) 114.9 |
|
その他 |
102,737 |
0.5% |
96.6 |
|
計 |
(14,497,008) 22,093,145 |
(65.6%) 100.0% |
(103.7) 81.0 |
(注)1.括弧内の数字(内書)は輸出販売高及び輸出割合であります。
2.主な相手先別の販売実績及びそれぞれの総販売実績に対する割合は次のとおりであります。
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相手先 |
前連結会計年度 |
当連結会計年度 |
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金額(千円) |
割合(%) |
金額(千円) |
割合(%) |
|
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ユニ・チャーム株式会社 |
2,682,577 |
9.8 |
4,151,523 |
18.8 |
|
花王株式会社 |
5,571,726 |
20.4 |
2,822,785 |
12.8 |
(注)当該割合が100分の10未満については記載を省略しております。
3.上記金額には、消費税等は含まれておりません。
当社グループを取り巻く事業環境におきましては、海外競合メーカーとのグローバル市場におけるシェア獲得競争が激化しており、今後も継続することが予想されます。
このような状況のもと、当社グループでは経営理念である「技術深耕」のもと、持続的な成長をすることで企業価値を高め、様々なステークホルダーのご要請にお応えしながら、社会の発展に貢献する経営を推進してまいります。
また、持続的な成長を行うための重点施策として以下の3点に取り組んでまいります。
(1)成長戦略
グローバル市場におけるシェア獲得競争を勝ち抜くためには、顧客のニーズだけでなく、潜在的シーズを捉え、確実に応えることが必要となります。当社及び当社グループでは、新製品・新サービスに加え、工場の生産体制の最適化などのあらゆる面からのソリューションを提供することで、付加価値の創出を行ってまいります。
(2)競争力強化
当社及び当社グループでは、経営理念である「技術深耕」のもと、高付加価値技術の創造や提案による競合メーカーとの差別化、新技術・新商品の創出、海外子会社との連携を密に行うことによるコスト削減に加え、グループ全体での品質向上などを通して、競争力強化を図ってまいります。
(3)人材力・組織力強化
当社及び当社グループでは、経営理念を支える3つの柱である「求道」、「利次」、「進取」を軸に、人材成長を捉え、従業員の一人一人の“やりがい”を高揚させる企業風土を醸成させてまいります。
また、グループ全体での組織力を強化することで、グローバル企業としてのさらなる飛躍を図り、様々なステークホルダーにお応えすべく、当社グループ間でシナジー効果を発揮させる取組み「ALL ZUIKO」という体制を整備、強化してまいります。
有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1)原材料価格の高騰
当社グループが製造する機械の大部分は鋼材を使用しております。そのため鋼材価格が高止まりする状況が続きますと、業績等に影響を及ぼす可能性があります。
(2)経済状況の変化
当社グループはアジア・欧米他の国々に輸出をしておりますが、世界経済や各国の景気動向及び大幅な為替変動によりましては業績に影響を及ぼす可能性があります。
(3)為替レートの変動
連結財務諸表の作成時、海外子会社は現地通貨項目を円換算いたしますが、換算時の為替レ-トによりましては円換算後の計上額に影響を及ぼす可能性があります。
(4)製品の品質
当社グループは現在まで信頼性の高い機械作りに取り組んでまいりましたが、今後重大な欠陥が生じないという保証はありません。予期せぬ製品の欠陥が発生した場合には、多額の費用が生じるとともに当社機械の信頼性や評価を低下させ、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。
(5)知的財産権に関して
当社グループは独自の機械や部品を製造しておりますが、技術やノウハウが流出し他社で利用されることにより競争力を損なう可能性があること、反対に他社の知的財産権を当社グループが侵害したと主張され紛争となった場合には、当社グループの財政状態や業績に影響を及ぼす可能性があります。
(6)海外展開について
当社グループは、北米、南米、中国を中心とするアジアなどにおいて、研究開発、生産、販売などの事業活動を展開しております。これらの国または地域における経済状況、政治及び社会体制の著しい変化、移転価格税制等の国際税務問題、地震などの自然災害等の事象が発生した場合には、当社グループの事業戦略や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
(7)減損会計
当社グループが保有しております不動産及び有価証券に関しまして、収益性や価額が著しく低下した場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
該当事項はありません。
当社グループの研究開発活動につきましては、高まる顧客ニーズと環境ニーズを先攻する独自技術の開発を基本姿勢としております。
なお、当連結会計年度の研究開発費の総額は165百万円であります。
その主なものは、生産設備への適用を目的とした、新たな材料加工プロセスについての研究・開発であります。
また、当社グループは、生理用ナプキン製造機械及び紙オムツ製造機械等の一般産業用機械・装置製造業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。
(1)財政状況
当連結会計年度末の資産は、前連結会計年度末に比べ2,350百万円増加し35,406百万円となりました。建設仮勘定が1,134百万円、現金及び預金が265百万円及び原材料及び貯蔵品が201百万円減少いたしましたが、建物及び構築物が1,032百万円、受取手形及び売掛金が941百万円、仕掛品が878百万円及び電子記録債権が277百万円増加いたしました。
負債は、前連結会計年度末に比べ1,717百万円増加し11,220百万円となりました。前受金が969百万円、電子記録債務が621百万円及び支払手形及び買掛金が383百万円増加いたしました。
純資産は、前連結会計年度末に比べ633百万円増加し24,185百万円となりました。利益剰余金が369百万円及び為替換算調整勘定が188百万円増加いたしました。
(2)経営成績
当連結会計年度の業績につきましては売上高22,093百万円を計上いたしました。その主なものは生理用ナプキン製造機械2,479百万円、小児用紙オムツ製造機械12,308百万円、大人用紙オムツ製造機械4,647百万円、その他機械1,118百万円、部品1,437百万円であります。
子会社の瑞光(上海)電気設備有限公司は、生産能力の増強に努めており、当連結会計年度も売上高、利益とも順調に推移しております。
子会社の株式会社瑞光メディカルは創業12年目を迎え順調に推移しております。
子会社のZUIKO INC.(アメリカ)は北米への販売活動の強化に努めており、当連結会計年度も売上高、利益とも順調に推移しております。
子会社のZUIKO INDUSTRIA DE MAQUINAS LTDA.(ブラジル)は生産能力の増強に取り組むとともに、中南米への販売活動の強化に努めております。
なお、子会社のZUIKO MACHINERY(THAILAND)CO.,LTD.(タイ)及びPT.ZUIKO MACHINERY INDONESIA(インドネシア)は東南アジアへの販売及びサービス活動の強化に努めております。
(3)当期のキャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ932百万円増加し、9,802百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において営業活動の結果獲得した資金は486百万円(前期比91.6%減)となりました。これは主に、売上債権の増加1,337百万円、たな卸資産の増加603百万円、法人税等の支払額324百万円、未払消費税等の減少246百万円及び未収消費税等の増加111百万円があった一方、仕入債務の増加955百万円、前受金の増加938百万円、税金等調整前当期純利益752百万円及び減価償却費の計上496百万円があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において投資活動の結果獲得した資金は691百万円(前期は2,459百万円の使用)となりました。これは主に、無形固定資産の取得による支出322百万円及び有形固定資産の取得による支出174百万円があった一方、定期預金の純減少1,179百万円があったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において財務活動の結果使用した資金は362百万円(前期比47.5%減)となりました。これは主に、配当金の支払295百万円によるものであります。