第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

当第2四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)財政状態及び経営成績の状況

当第2四半期連結累計期間(2022年10月1日~2023年3月31日)の世界経済は、コロナ禍からの経済活動再開の動きが世界各地で本格化する一方、ロシア・ウクライナ情勢に起因する原材料・エネルギー価格の高止まり、インフレ進行と金融引き締めに伴う景気の減速懸念や金融部門の混乱の影響など、依然として先行き不透明な状況が続いております。

一方で、当社グループの属するストレッチブロー成形機業界におきましては、不安定な政治経済情勢に伴う設備投資意欲の減退懸念はあるものの、安全で衛生的なプラスチック容器の需要は底堅いものがあり、事業活動は今後も堅調に推移すると思われます。

 

こうした環境下、当社グループは「人と社会に豊かさを提供する」「高い技術、サービスで恒久的な存続を追求する」との経営理念に基づき、中長期的な成長発展方針を継続し、事業規模の拡大を見据えた各種戦略的施策の展開に注力しました。

技術面では、当社の得意領域である、高品質・高付加価値生産が特徴の1ステップ成形機(以下、1ステップ機)の優位性を高める「ゼロ・クーリングシステム」の更なる進化を図るとともに、金型交換時間短縮仕様搭載機の上市など、製品競争力の向上に努めました。また、大量生産機のシェア拡大や、環境問題対応を含む幅広い用途への容器利用を企図して、高品質・高付加価値な容器成形法および新型機群の開発を強化しております。

販売面では、主力の1ステップ機を中心に競争力強化による市場喚起を図りました。特に、世界各地の主要展示会への出展を再開することで、グローバルでの営業活動を強化し、需要発掘に努めました。なお、ドイツで開催された世界最大のプラスチック・ゴム展示会「K2022」および、インドのニューデリーで5年ぶりに開催された大規模展示会「Plastindia2023」においては多くの引き合いを得ており、早期の受注獲得に向け、営業活動を強化しております。

生産面では、グローバル生産体制の最適化を図るため、増産対応とリスク分散を進めております。具体的には、インド工場での成形機等の生産能力増強と納期短縮を図るべく、工作機械等への設備投資を継続しております。また、日本国内におきましては、将来の事業拡大に備え、本社工場近隣に新たな工場用地を取得しており、より強固な生産体制の構築を検討しております。

環境対応技術では、「3R+Renewable」への取り組みを継続し、「材料使用量の削減」、「PETボトルリユースの提案」、「リサイクル材料の使用促進」、「バイオプラスチックのボトル成形」などのソリューションを提供することで、全世界において環境配慮型の技術提案を強化しております。なお、前述のドイツ展示会「K2022」で披露した4台の新技術は、顧客から大きな関心を集めており、持続可能なプラスチック容器市場へ拡大すべく、今後も技術開発を強化してまいります。

 

販売成績につきましては、世界各地での経済活動再開に伴い、海外展示会への出展を加速させ、顧客との接点強化に努めたことにより、受注環境は堅調に推移しました。その結果、当期の受注高は16,439百万円(前年同期比113.1%)と過去2番目の高さとなり、受注残高も15,666百万円(前年同期末比134.8%)と高水準を維持しております。また、売上高につきましても、豊富な受注残高を順調に消化した結果、15,523百万円(前年同期比102.9%)と過去2番目の高さとなりました。

 

利益面につきましては、為替相場が前年同期に比べ円安に推移したことに加え、原材料高に対応した柔軟な価格政策を継続した結果、売上総利益は7,365百万円(同109.6%)、営業利益は3,238百万円(同114.0%)とそれぞれ増加しました。一方で、当第2四半期末の為替レートが前期末比で大幅な円高となり、営業外費用において為替差損が発生したため、経常利益は2,121百万円(同51.1%)と大幅な減益となりました。その結果、親会社株主に帰属する四半期純利益も1,500百万円(同49.5%)と減益となりました。

 

 

当第2四半期連結累計期間における損益の状況は次のとおりであります。

(単位:百万円)

 

売上高

売上総利益

営業利益

経常利益

親会社株主に帰属

する四半期純利益

前第2四半期

15,090

6,718

2,841

4,151

3,031

当第2四半期

15,523

7,365

3,238

2,121

1,500

前年同期比

102.9%

109.6%

114.0%

51.1%

49.5%

 

 

製品別売上高状況

(単位:百万円)

 

ストレッチブロー

成形機

金型

付属機器

部品その他

合計

前第2四半期

7,997

4,401

952

1,739

15,090

当第2四半期

7,834

4,510

1,036

2,142

15,523

前年同期比

98.0%

102.5%

108.8%

123.2%

102.9%

 

製品別の売上高状況につきましては、ストレッチブロー成形機が7,834百万円(前年同期比98.0%)と前年同期を下回ったものの、その他の製品は軒並み増加しました。特に、部品その他が2,142百万円(前年同期比123.2%)と過去最高となり、金型も4,510百万円(前年同期比102.5%)と過去2番目の高さとなるなど、アフターサービス強化の施策は着実に進展しております。

 

セグメントの業績は次のとおりであります。

 

セグメント(地域)別売上高状況

(単位:百万円)

 

米州

欧州

南・西アジア

東アジア

合計

前第2四半期

4,605

2,432

4,855

3,197

15,090

当第2四半期

5,352

3,017

4,783

2,369

15,523

前年同期比

116.2%

124.1%

98.5%

74.1%

102.9%

 

セグメント(地域)別利益

(単位:百万円)

 

米州

欧州

南・西アジア

東アジア

合計

前第2四半期

475

255

411

2,994

4,136

当第2四半期

566

200

634

2,971

4,373

前年同期比

119.0%

78.4%

154.4%

99.3%

105.7%

 

① 米州

米国経済には先行き不透明感が漂うものの、中南米を含む域内の受注環境は堅調に推移しております。売上高につきましては、豊富な受注残高を着実に消化した結果、北中米を中心に売上が増加し、地域全体の売上高は5,352百万円(前年同期比116.2%)と過去2番目の高さとなりました。セグメント利益も増収効果等により566百万円(同119.0%)と増益となりました。

② 欧州

ロシア・ウクライナ情勢の逆風はあるものの、当社製品の引き合いは好調に推移しております。前述のドイツ展示会「K2022」での商談収穫を進めた結果、当期の受注高は3,701百万円(前年同期比124.6%)と過去最高を記録し、売上高も3,017百万円(前年同期比124.1%)の高水準となりました。一方、セグメント利益は展示会費用の負担等の影響により200百万円(同78.4%)と減益となりました。

 

 

 

③ 南・西アジア

好調なインド国内市場の恩恵を受け、当期の受注高は5,334百万円(前年同期比109.1%)と過去2番目の高さとなりました。一方、売上高につきましては、その他の地域で受注回復に時間を要しているため、4,783百万円(前年同期比98.5%)と減収となりました。セグメント利益はインドにおける販管費等の減少により634百万円(同154.4%)と増益となりました。

④ 東アジア

域内における経済活動本格再開の動きを受け、受注環境には回復の兆しが見られ、当期末の受注残高は4,265百万円(前年同期末比192.8%)と過去最高を記録しました。一方、売上高につきましては、日本国内向け大型機の出荷が下期に予定されているため、地域全体の売上高は2,369百万円(前年同期比74.1%)と減収となりました。セグメント利益も売上規模の減少等により2,971百万円(同99.3%)と減益となりました。

 

財政状態の分析

(単位:百万円)

 

流動資産

固定資産

流動負債

固定負債

純資産

前連結会計年度

48,296

20,659

11,854

11,198

45,903

当第2四半期

46,865

19,060

11,013

10,302

44,610

 

当第2四半期連結会計期間末(以下、当期間末)の流動資産は、前連結会計年度末(以下、前期末)と比べ1,431百万円減少し、46,865百万円となりました。また、固定資産は、前期末と比べ1,598百万円減少し、19,060百万円となりました。この結果、当期間末の資産合計は、前期末と比べ3,030百万円減少し、65,926百万円となりました。

流動負債は、前期末と比べ841百万円減少し、11,013百万円となりました。また、固定負債は、前期末と比べ896百万円減少し、10,302百万円となりました。

純資産は、前期末と比べ1,292百万円減少し、44,610百万円となりました。

 

(2)キャッシュ・フローの状況

当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下、資金)は、前連結会計年度末に比べ1,151百万円増加し、20,340百万円となりました。

当第2四半期連結累計期間(以下、当期間)における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。

(単位:百万円)

 

営業活動による

キャッシュ・フロー

投資活動による

キャッシュ・フロー

財務活動による

キャッシュ・フロー

現金及び現金同等物

の期末残高

前第2四半期

△728

△1,931

△2,625

15,945

当第2四半期

4,768

△407

△2,603

20,340

 

① 営業活動によるキャッシュ・フロー

税金等調整前四半期純利益の計上に加え、売上債権および棚卸資産の減少や仕入債務の増加による運転資本の減少等により、営業活動によるキャッシュ・フローは4,768百万円の収入(前年同期:728百万円の支出)となりました。

② 投資活動によるキャッシュ・フロー

インド工場の工作機械設備等に係る支出等により、投資活動によるキャッシュ・フローは407百万円の支出(前年同期:1,931百万円の支出)となりました。

③ 財務活動によるキャッシュ・フロー

借入金の返済や期末配当金の支払い等により、財務活動によるキャッシュ・フローは2,603百万円の支出(前年同期:2,625百万円の支出)となりました。

 

(3)経営方針・経営戦略等

当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(5)研究開発活動

当第2四半期連結累計期間における研究開発費用は88百万円であります。

なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

(6)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。