第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第2四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

なお、新型コロナウイルス感染症の拡大及びウクライナ情勢の悪化は、今後の経過によっては、当社グループの事業活動及び収益確保に影響を及ぼす可能性があります。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1) 財政状態及び経営成績の状況

当第2四半期連結累計期間における我が国経済は、雇用情勢や所得環境の改善が進み、消費者物価の上昇の影響を受けながらも景気は緩やかに回復しました。

一方世界経済は、欧州では景気に足踏み状態が見られるものの、米国では緩やかな景気の回復が続き、中国では持ち直しの動きが続くなど、全体として緩やかな持ち直しが続きました。

当社グループを取り巻く環境は、巻線機事業の主要顧客である自動車産業において、脱炭素化に向けた世界的な流れは持続しているものの、ウクライナ情勢の影響等によりエネルギー価格の高止まり、半導体をはじめとする制御機器・電気部品等の供給逼迫、原材料価格の高騰など、依然として先行き不透明な状況が続いております。

このような状況下、当社グループは事業競争力の強化と重点地域でのアプローチ強化を進めるとともに、制御機器・電気部品等の供給逼迫の影響を最小限に抑えるべく対応を続けた結果、売上高は7,927百万円(前年同四半期比54.7%増)、利益面につきましては、営業利益は1,313百万円(前年同四半期比305.6%増)、経常利益は1,385百万円(前年同四半期比217.7%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は993百万円(前年同四半期比203.6%増)となりました。

 

当第2四半期連結累計期間のセグメントの業績を示すと、次のとおりであります。

① 巻線機事業

巻線機事業に関しては、いくつかのxEV用を含めた車載用全自動モーター巻線システムを売り上げたことなどにより、売上高は5,452百万円(前年同四半期比122.3%増)、原材料価格の高騰前に製作した従来製品の売上や、利益率の高い消耗品、予備品等が好調に推移し、一部の海外顧客向けを円建てからドル建て取引に変更したことで、原材料価格高騰分を吸収してさらに円安による利益押し上げ効果が得られたことに加え、上期に売上予定だった利益率の低い開発案件及び一部の販管費が下期にずれ込んだこと等により、セグメント利益は1,377百万円(前年同四半期比287.3%増)となり、第2四半期では過去最高の売上高及びセグメント利益となりました。

また、受注高は、海外向けのxEV用全自動モーター巻線システムが好調に推移したこと等により11,054百万円、受注残高は過去最高の18,418百万円と大きく増加しました。

なお、当社グループの巻線機事業は、完全受注生産で、案件ごとに仕様やボリューム、納期、検収条件等が大きく異なるため、受注時期や売上時期が四半期並びに通期単位で大きく変動することがあります。

② 送風機・住設関連事業

送風機・住設関連事業に関しては、送風機事業において主要顧客である工作機械・産業機械向け軸流ファンの需要が減少したことや、住設関連事業の浴室照明器具や全館空調システムについても伸び悩み、原材料価格の上昇を踏まえ主力の軸流ファンを中心に販売価格の値上げを実施したものの、売上高は2,474百万円(前年同四半期比7.3%減)、セグメント利益は75百万円(前年同四半期比35.3%減)となりました。

 

 

 

流動資産は、前連結会計年度末に比べて4.9%減少し、17,322百万円となりました。これは主に、受取手形及び売掛金が1,441百万円、仕掛品が607百万円それぞれ増加し、現金及び預金が1,529百万円、商品及び製品が677百万円それぞれ減少したこと等によるものであります。

この結果、総資産は、前連結会計年度末に比べて3.7%減少し、23,133百万円となりました。

流動負債は、前連結会計年度末に比べて19.6%減少し、7,720百万円となりました。これは主に、未払法人税等が374百万円増加し、支払手形及び買掛金が803百万円、短期借入金が500百万円、契約負債が1,246百万円それぞれ減少したこと等によるものであります。

固定負債は、前連結会計年度末に比べて4.0%増加し、259百万円となりました。

この結果、負債合計は、前連結会計年度末に比べて19.0%減少し、7,979百万円となりました。

純資産合計は、前連結会計年度末に比べて6.9%増加し、15,153百万円となりました。これは主に、利益剰余金が851百万円増加したこと等によるものであります。

 

(2) キャッシュ・フローの状況

当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ1,529百万円(20.2%)減少し、6,061百万円となりました。

当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動の結果使用した資金は827百万円となりました(前年同期は1,787百万円の収入)。支出の主な内訳は、売上債権の増加額785百万円、仕入債務の減少額825百万円、契約負債の減少額1,265百万円等であります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動の結果使用した資金は前年同期に比べ31百万円(44.0%)増加し、102百万円となりました。支出の主な内訳は、有形固定資産の取得による支出96百万円等であります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動の結果使用した資金は前年同期に比べ472百万円(276.9%)増加し、642百万円となりました。支出の主な内訳は、短期借入金の返済による支出500百万円、配当金の支払額141百万円等であります。

 

(3) 経営方針・経営戦略等

当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(5) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(6) 研究開発活動

当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は107百万円であります。なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。