【注記事項】
(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)
1.連結の範囲に関する事項
(1) 連結子会社

すべての子会社を連結しております。

連結子会社の数  2

連結子会社の名称 構造工事株式会社、株式会社クリステンセン・マイカイ

株式会社クリステンセン・マイカイについては、2022年11月30日に株式を取得(完全子会社化)したことにより、当連結会計年度より連結の範囲に含めております。

 

(2) 非連結子会社

該当事項はありません。

 

2.持分法の適用に関する事項

該当事項はありません。

 

3.連結子会社の事業年度等に関する事項

連結子会社の事業年度末日と連結決算日は一致しております。

なお、株式会社クリステンセン・マイカイは、決算日を11月30日から3月31日に変更し、連結決算日と同一となっております。

 

4.会計方針に関する事項

(1) 重要な資産の評価基準及び評価方法
① 有価証券

その他有価証券

市場価格のない株式等以外のもの

時価法

(評価差額は全部純資産直入法により処理し、売却原価は主として移動平均法により算定)

市場価格のない株式等

主として移動平均法による原価法

 

② デリバティブ

原則として時価法

 

③ 棚卸資産

主として先入先出法による原価法(収益性の低下による簿価切下げの方法)

 

 

(2) 重要な減価償却資産の減価償却の方法
① 有形固定資産(リース資産を除く)

定率法

ただし、1998年4月1日以降に取得した建物(建物附属設備は除く)並びに2016年4月1日以降に取得した建物、建物附属設備及び構築物については、定額法を採用しております。

なお、主な耐用年数は、次のとおりであります。

建物及び構築物   3~50年

機械装置及び運搬具 2~17年

また、工事用機械についても、定額法によっております。

 

② 無形固定資産(リース資産を除く)

定額法

 

③ リース資産

所有権移転外ファイナンス・リース取引に係るリース資産

リース期間を耐用年数とし、残存価額を零として算定する定額法によっております。

 

(3) 重要な引当金の計上基準
① 貸倒引当金

債権の貸倒れによる損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の債権については個別に回収可能性を検討し、回収不能見込額を計上しております。

 

② 賞与引当金

従業員の賞与支給に充てるため、将来の支給見込額のうち当連結会計年度の負担額を計上することとしております。

 

③ 工事損失引当金

受注工事の損失に備えるため、未引渡工事のうち当連結会計年度末で損失の発生の可能性が高く、かつ、その金額を合理的に見積ることができる工事について、当該見積額を計上しております。

 

④ 受注損失引当金

受注契約(工事契約を除く)の損失に備えるため、当連結会計年度末における受注契約のうち損失の発生の可能性が高く、かつ、その金額を合理的に見積ることができる受注契約について、当該見積額を計上しております。

 

⑤ 役員退職慰労引当金

連結子会社において、役員の退職慰労金支給に備えるため、内規に基づく当連結会計年度末の要支給額を計上しております。

 

 

 

(4) 退職給付に係る会計処理の方法
① 退職給付見込額の期間帰属方法

退職給付債務の算定にあたり、退職給付見込額を当連結会計年度末までの期間に帰属させる方法については、給付算定式基準によっております。

 

② 数理計算上の差異の費用処理方法

数理計算上の差異は、各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数(10年~14年)による定額法により按分した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理しております。

 

③ 小規模企業等における簡便法の適用

連結子会社は、退職給付に係る負債及び退職給付費用の計算に、退職給付に係る期末自己都合要支給額を退職給付債務とする方法による簡便法を適用しております。

 

(5) 重要な収益及び費用の計上基準

当社及び連結子会社は、ボーリング機器とその関連機器の製造販売及び独自工法による工事施工を主な事業としております。

 

顧客との契約から生じる収益については、約束した財又はサービスの支配が顧客に移転した時点で、当該財又はサービスと交換に受け取ると見込まれる金額で収益を認識しております。

事業別では、以下のとおりであります。

① 商品及び製品の販売(ボーリング機器関連)

商品及び製品に係る収益は、主に顧客との商品又は製品等の売買契約に基づく販売であり、顧客との販売契約に基づいて商品又は製品を引き渡す履行義務を負っております。製品(掘削機本体)の販売につきましては、一時点で履行義務が充足されると判断し、顧客による検収が完了した時点で収益を認識しております。ただし、商品又は製品の国内販売において、出荷時から当該商品又は製品の支配が顧客に移転される時までの期間が通常の期間である場合には、重要性等に関する代替的な取扱いを適用し、出荷した時点で収益を認識しております。

 

② 工事契約(工事施工関連)

工事契約は、一定の期間にわたり履行義務が充足されると判断し、履行義務の充足に係る進捗度に基づき、収益を認識しております。ただし、履行義務の充足に係る進捗度を合理的に見積ることができないが発生する費用を回収することが見込まれる場合は、原価回収基準にて収益を認識しております。

 

(6) 重要な外貨建の資産または負債の本邦通貨への換算基準

外貨建金銭債権債務は、連結決算日の直物為替相場により円貨に換算し、換算差額は損益として処理しております。

 

 

(7) 重要なヘッジ会計の処理方法

① ヘッジ会計の方法

原則として繰延ヘッジ処理によっております。なお、振当処理の要件を満たしている為替予約については振当処理に、特例処理の要件を満たしている金利スワップについては、特例処理によっております。

 

② ヘッジ手段とヘッジ対象

ヘッジ手段

為替予約取引及び金利スワップ取引

ヘッジ対象

外貨建金銭債権債務(予定取引を含む。)及び借入金

 

③ ヘッジ方針

為替予約取引については、実需の範囲内での取引に限定し、外貨建取引に係る相場の変動リスクを回避する目的で行っております。

また、金利スワップ取引については、金利変動リスクによる支払利息の変動を減殺する目的で行っております。

 

④ ヘッジ有効性評価の方法

ヘッジ開始時点で金利変動又は為替変動の相殺の有効性を評価し、その後ヘッジ期間を通じて予め定めた有効性の評価方法を用いて、決算日ごとに高い有効性が保たれていることを確認しております。

振当処理によっている為替予約取引については、ヘッジ手段とヘッジ対象の重要な条件が同一であり、為替相場の変動によるキャッシュ・フローの変動を完全に相殺するものと想定されるため、ヘッジの有効性の評価を省略しております。

また、特例処理によっている金利スワップ取引については、ヘッジ手段とヘッジ対象に係る(想定)元本、利息の受払条件、契約期間の重要な条件が同一であるため、ヘッジの有効性の評価を省略しております。

 

(8) のれん償却方法及び期間

のれんの償却については、その効果が発現する期間(5年)を見積もり、均等償却を行っております。

 

(9) 連結キャッシュ・フロー計算書における資金の範囲

資金(現金及び現金同等物)は、手許現金、随時引き出し可能な預金及び容易に換金可能であり、かつ、価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に満期又は償還期限の到来する短期的な投資からなっております。

 

(10) その他連結財務諸表作成のための重要な事項

資産に係る控除対象外消費税等の会計処理

資産に係る控除対象外消費税及び地方消費税は当連結会計年度の費用として処理しております。

 

 

 

(重要な会計上の見積り)

会計上の見積りは、連結財務諸表作成時に入手可能な情報に基づいて合理的な金額を算出しております。会計上の見積りにより当連結会計年度の連結財務諸表に計上した金額のうち、翌連結会計年度の連結財務諸表に重要な影響を及ぼすリスクがある項目は以下のとおりであります。

 

繰延税金資産の回収可能性
1.当連結会計年度の連結財務諸表に計上した金額

 

 

(単位:千円)

 

前連結会計年度

当連結会計年度

繰延税金資産

347,717

343,975

繰延税金負債

310,446

332,076

 

(注)繰延税金資産・繰延税金負債は同一納税主体に係るものについては相殺表示しております。

 

2.連結財務諸表利用者の理解に資するその他の情報
(1) 算出方法

当社グループは繰延税金資産の回収可能性について、将来の合理的な見積り可能期間における市場環境や需要などの予測に基づいた事業計画による課税所得の見積額を限度として、当該期間における一時差異等のスケジューリング結果に基づき判断しております。

 

(2) 主要な仮定

課税所得の見積りにおける主要な仮定は、事業計画の基礎となる市場環境や需要などの予測に基づいた主要製品群ごとの将来の売上高・関連する営業費用の予測及び事業の成長率を主要な仮定として判断しております。

新型コロナウイルス感染症については、ワクチン接種や経口抗ウイルス薬の普及が進むことで、感染者数が制御され、活動制限の緩和などにより経済活動が正常化に向かうこと及びウクライナをめぐる現下の国際情勢による影響が当社グループに与える影響は限定的であるとの仮定を置いております。

 

(3) 翌連結会計年度の連結財務諸表に与える影響

課税所得の見積りにあたっては慎重に検討しておりますが、事業計画の基礎となる市場環境や需要など、主要な仮定の前提に変更が生じた場合、当社グループの財務状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

 

(表示方法の変更)

(連結貸借対照表関係)

前連結会計年度において独立掲記しておりました「流動資産」の「未収還付消費税等」及び「未収還付法人税等」は、重要性が乏しくなったため、当連結会計年度より「その他」に含めて表示しております。また、前連結会計年度において独立掲記しておりました「未成工事支出金」は、一覧性及び明瞭性を高めるため、当連結会計年度より「仕掛品」に含めて表示しております。この表示方法の変更を反映させるため、前連結会計年度の連結財務諸表の組替えを行っております。

この結果、前連結会計年度の連結貸借対照表において、「流動資産」に表示していた「未収還付消費税等」150,861千円、「未収還付法人税等」18,716千円、「その他」76,004千円は、「その他」245,582千円として組み替え、「仕掛品」838,884千円、「未成工事支出金」342千円は、「仕掛品」839,227千円として組み替えております。

 

前連結会計年度において、独立掲記していた「有形固定資産」の「減価償却累計額」は当連結会計年度において、連結財務諸表の明瞭性を高めるため、各資産項目の金額から直接控除して表示しております。この表示方法の変更を反映させるため、前連結会計年度の連結財務諸表の組替えを行っております。

この結果、前連結会計年度の連結財務諸表において、「有形固定資産」に表示していた「建物及び構築物」3,875,025千円、「減価償却累計額」△1,597,123千円、「機械装置及び運搬具」1,856,244千円、「減価償却累計額」△1,687,947千円、「リース資産」50,803千円、「減価償却累計額」△10,905千円、「その他」211,787千円、「減価償却累計額」△191,342千円は、「建物及び構築物(純額)」「機械装置及び運搬具(純額)」「リース資産(純額)」「その他(純額)」として組替えております。

 

前連結会計年度において独立掲記しておりました「投資その他の資産」の「リース投資資産」は、重要性が乏しくなったため、当連結会計年度より「その他」に含めて表示しております。この表示方法の変更を反映させるため、前連結会計年度の連結財務諸表の組替えを行っております。

この結果、前連結会計年度の連結貸借対照表において、「投資その他の資産」に表示していた「リース投資資産」1,300千円、「その他」104,087千円は、「その他」105,387千円として組み替えております。

 

前連結会計年度において独立掲記しておりました「固定負債」の当社に係る「役員退職慰労引当金」2,610千円につきましては、2013年6月21日開催の定時株主総会において取締役に対する退職慰労金打切り支給の決議により確定債務となったことから、区分の明瞭化のため、当連結会計年度より「その他」に含めて表示しております。この表示方法の変更を反映させるため、前連結会計年度の連結財務諸表の組替えを行っております。

この結果、前連結会計年度の連結貸借対照表において、「固定負債」に表示していた「役員退職慰労引当金」20,364千円、「その他」18,889千円は、「役員退職慰労引当金」17,754千円、「その他」21,499千円として組み替えております。

 

 

(連結損益計算書関係)

当連結会計年度より、費目別に独立掲記していた「販売費及び一般管理費」について、連結損益計算書の一覧性及び明瞭性を高めるため、「販売費及び一般管理費」として一括掲記する方法に変更しております。この表示方法の変更を反映させるため、前連結会計年度の連結損益計算書の組替えを行っております。

なお、前連結会計年度及び当連結会計年度における販売費及び一般管理費の主要な費目及び金額は、「注記事項(連結損益計算書関係)」に記載のとおりであります。

 

前連結会計年度において、「営業外収益」の「その他」に含めていた「受取配当金」は、重要性が増したため、当連結会計年度より独立掲記することとしました。また、前連結会計年度まで独立掲記しておりました「営業外収益」の「受取賃貸料」、「公園管理料」、「助成金収入」及び「保険解約返戻金」につきましては、金額的重要性が乏しくなったため、当連結会計年度より「その他」に含めて表示しております。この表示方法の変更を反映させるため、前連結会計年度の連結財務諸表の組替えを行っております。

この結果、前連結会計年度の連結損益計算書において、「営業外収益」に表示していた「受取賃貸料」1,181千円、「公園管理料」1,946千円、「助成金収入」114千円、「保険解約返戻金」51千円、「その他」6,213千円は、「受取配当金」123千円、「その他」9,383千円として組み替えております。

 

前連結会計年度において独立掲記しておりました「営業外費用」の「手形売却損」は、金額的重要性が乏しくなったため、当連結会計年度より「その他」に含めて表示しております。この表示方法の変更を反映させるため、前連結会計年度の連結財務諸表の組替えを行っております。

この結果、前連結会計年度の連結損益計算書において、「営業外費用」に表示していた「手形売却損」546千円、「その他」2千円は、「その他」548千円として組み替えております。

 

 

(連結キャッシュ・フロー計算書関係)

前連結会計年度まで独立掲記しておりました「営業活動によるキャッシュ・フロー」の「減損損失」、「貸倒引当金の増減額」、「支払手数料」、「為替差損益」、「製品保証引当金の増減額」、「役員退職慰労引当金の増減額」、「環境対策引当金の増減額」、「前受金の増減額」、「前渡金の増減額」、「未収還付消費税等の増減額」、「助成金収入」及び「未払消費税等の増減額」は、重要性が乏しくなったため、当連結会計年度より「その他」に含めて表示しております。また、「有形及び無形固定資産売却損益」、「有形及び無形固定資産除却損」は連結財務諸表の一覧性向上の観点から、当連結会計年度より科目を集約し「固定資産除売却損益」として表示しております。この表示方法の変更を反映させるため、前連結会計年度の連結財務諸表の組替えを行っております。

この結果、前連結会計年度の連結キャッシュ・フロー計算書において、「営業活動によるキャッシュ・フロー」の「減損損失」4,666千円、「貸倒引当金の増減額」△462千円、「支払手数料」1,256千円、「為替差損益」△30千円、「製品保証引当金の増減額」△14,943千円、「役員退職慰労引当金の増減額」3,253千円、「環境対策引当金の増減額」△365千円、「前受金の増減額」△39,863千円、「前渡金の増減額」△3,682千円、「未収還付消費税等の増減額」△150,861千円、「助成金収入」△114千円、「未払消費税等の増減額」△67,087千円、「その他」21,401千円は、「その他」△246,718千円として組み替えるとともに「小計」318,309千円を318,423千円に変更し、「有形及び無形固定資産売却損益」△82千円、「有形及び無形固定資産除却損」604千円は、「固定資産除売却損益」522千円として組み替えております。

 

前連結会計年度まで独立掲記しておりました「財務活動によるキャッシュ・フロー」の「支払手数料の支払額」、「ファイナンス・リース債務の返済による支出」及び「セール・アンド・リースバックによる収入」は、重要性が乏しくなったため、当連結会計年度より「その他」に含めて表示しております。また、「短期借入れによる収入」、「短期借入金の返済による支出」は連結財務諸表の一覧性向上の観点から、当連結会計年度より科目を集約し「短期借入金の純増減額」として表示しております。この表示方法の変更を反映させるため、前連結会計年度の連結財務諸表の組替えを行っております。

この結果、前連結会計年度の連結キャッシュ・フロー計算書において、「財務活動によるキャッシュ・フロー」の「支払手数料の支払額」△256千円、「ファイナンス・リース債務の返済による支出」△12,342千円、「セール・アンド・リースバックによる収入」30,600千円は、「その他」18,000千円として組み替え、「短期借入れによる収入」800,000千円、「短期借入金の返済による支出」△750,000千円は、「短期借入金の純増減額」50,000千円として組み替えております。

 

 

(連結貸借対照表関係)
1 受取手形割引高

 

 

前連結会計年度
(2022年3月31日)

当連結会計年度
(2023年3月31日)

受取手形割引高

49,000

千円

40,000

千円

 

 

 

※2 担保に供している資産及び担保に係る債務は次のとおりであります。
(1) 担保に供している資産

 

 

前連結会計年度
(2022年3月31日)

当連結会計年度
(2023年3月31日)

建物及び構築物

151,601

千円

(

144,034

千円)

2,101,580

千円

(

1,900,063

千円)

機械装置及び運搬具

 〃

(

 〃 )

144,530

 〃

(

144,530

 〃 )

土地

582,513

 〃

(

530,541

 〃 )

1,982,826

 〃

(

1,845,800

 〃 )

734,114

千円

(

674,575

千円)

4,228,937

千円

(

3,890,395

千円)

 

 

(2) 担保に係る債務

 

 

前連結会計年度
(2022年3月31日)

当連結会計年度
(2023年3月31日)

短期借入金

千円

(

千円)

290,000

千円

(

千円)

1年内返済予定の長期借入金

58,497

 〃

(

55,125

 〃 )

208,552

 〃

(

178,750

 〃 )

長期借入金

1,471,081

 〃

(

1,414,875

 〃 )

3,116,534

 〃

(

2,932,187

 〃 )

1,529,578

千円

(

1,470,000

千円)

3,615,086

千円

(

3,110,937

千円)

 

上記のうち( )内書は工場財団抵当並びに当該債務を示しております。

 

 

※3 受取手形、売掛金及び契約資産のうち、顧客との契約から生じた債権及び契約資産の金額は、連結財務諸表「注記事項 (収益認識関係) 3 (1) 契約資産及び契約負債の残高等」に記載しております。

 

 

※4 有形固定資産の減価償却累計額

 

 

前連結会計年度
(2022年3月31日)

当連結会計年度
(2023年3月31日)

有形固定資産の減価償却累計額

3,487,318

千円

3,618,000

千円

 

 

 

※5 土地の再評価

「土地の再評価に関する法律」(平成10年3月31日公布法律第34号)に基づき、2002年3月31日に事業用土地の再評価を行っております。

なお、再評価差額については、「土地の再評価に関する法律の一部を改正する法律」(平成11年3月31日公布法律第24号)に基づき、当該再評価差益に係る税金相当額を「再評価に係る繰延税金負債」として負債の部に計上し、これを控除した金額を「土地再評価差額金」として純資産の部に計上しております。

・再評価の方法

「土地の再評価に関する法律施行令」(平成10年3月31日公布政令第119号)第2条第4号に定める相続税路線価格により算出しております。

・再評価を行った年月日

2002年3月31日

 

 

前連結会計年度
(2022年3月31日)

当連結会計年度
(2023年3月31日)

再評価を行った土地の期末における時価と再評価後の帳簿価額との差額

△336,649

千円

△342,791

千円

 

 

※6 財務制限条項

当社は株式会社みずほ銀行をアレンジャーとする取引銀行7社と総額3,400,000千円のシンジケートローン方式タームローン契約を2021年2月16日付で締結し、以下の財務制限条項が付されており、一つでも抵触した場合、契約上のすべての債務について期限の利益を喪失する可能性があります。

 

(1) 2021年3月期決算以降、各年度の決算期の期末における連結の貸借対照表上の純資産の部の金額を直前の決算期末日における連結貸借対照表上の純資産の部の金額の75%以上を維持すること。

(2) 2021年3月期決算以降の決算期を初回の決算期とする連続する2期について、各年度の決算期における連結の損益計算書に示される経常損益が2期連続して損失とならないようにすること。

 

※7 当連結会計年度に取得した有形固定資産について、取得価額から控除した圧縮記帳額は、建物137,390千円であります。

 

 

 

(連結損益計算書関係)
※1 顧客との契約から生じる収益

売上高については、顧客との契約から生じる収益及びそれ以外の収益を区分して記載しておりません。顧客との契約から生じる収益の金額は、連結財務諸表「注記事項 (収益認識関係) 1.顧客との契約から生じる収益を分解した情報」に記載しております。

 

※2 通常の販売目的で保有する棚卸資産の収益性の低下による簿価切下額は、次のとおりであります。

 

 

前連結会計年度

(自 2021年4月1日

至 2022年3月31日)

当連結会計年度

(自 2022年4月1日

至 2023年3月31日)

売上原価

40,020

千円

38,897

千円

 

 

※3 販売費及び一般管理費のうち主要な費目及び金額は、次のとおりであります。

 

 

前連結会計年度

(自 2021年4月1日

至 2022年3月31日)

当連結会計年度

(自 2022年4月1日

至 2023年3月31日)

給料及び手当

624,444

千円

698,911

千円

賞与引当金繰入額

91,250

 〃

95,960

 〃

退職給付費用

53,510

 〃

68,160

 〃

役員退職慰労引当金繰入額

3,253

 〃

5,898

 〃

貸倒引当金繰入額

100

 〃

294

 〃

 

 

※4 売上原価に含まれている工事損失引当金繰入額は、次のとおりであります。

 

 

前連結会計年度

(自 2021年4月1日

至 2022年3月31日)

当連結会計年度

(自 2022年4月1日

至 2023年3月31日)

 

4,400

千円

5,600

千円

 

 

 

※5 一般管理費、当期製造費用及び当期工事費用に含まれる研究開発費は、次のとおりであります。

 

 

前連結会計年度

(自 2021年4月1日

至 2022年3月31日)

当連結会計年度

(自 2022年4月1日

至 2023年3月31日)

 

74,184

千円

39,112

千円

 

 

※6 固定資産売却益の内訳は、次のとおりであります。

 

 

前連結会計年度

(自 2021年4月1日

至 2022年3月31日)

当連結会計年度

(自 2022年4月1日

至 2023年3月31日)

建物及び構築物

82

千円

千円

機械装置及び運搬具

 〃

753

 〃

土地

 〃

113,425

 〃

82

千円

114,179

千円

 

 

 

 

※7 減損損失

前連結会計年度(自  2021年4月1日  至  2022年3月31日)

 

当連結会計年度において、当社グループは以下の資産グループについて減損損失を計上しました。

 

場所

用途

種類

減損損失(千円)

厚木工場(神奈川県厚木市)

遊休資産

機械及び装置

4,666

 

当社グループは、事業用資産の一部が遊休状態となったことに伴い、帳簿価額全額を減額し、当該減少額を減損損失(4,666千円)として特別損失に計上いたしました。

 

当連結会計年度(自  2022年4月1日  至  2023年3月31日)

 

該当事項はありません。

 

※8 固定資産除却損の内訳は、次のとおりであります。

 

 

前連結会計年度

(自 2021年4月1日

至 2022年3月31日)

 当連結会計年度

(自 2022年4月1日

至 2023年3月31日)

機械装置及び運搬具

0

千円

0

千円

工具器具及び備品

15

 〃

24

 〃

ソフトウェア

589

 〃

 〃

604

千円

24

千円

 

 

 

(連結包括利益計算書関係)
※1 その他の包括利益に係る組替調整額及び税効果額

 

 

前連結会計年度

(自 2021年4月1日

至 2022年3月31日)

当連結会計年度

(自 2022年4月1日

至 2023年3月31日)

その他有価証券評価差額金

 

 

 

 

 当期発生額

△14

千円

3,627

千円

 組替調整額

千円

△3,915

千円

  税効果調整前

△14

千円

△288

千円

  税効果額

千円

92

千円

  その他有価証券評価差額金

△14

千円

△195

千円

退職給付に係る調整額

 

 

 

 

 当期発生額

4,910

千円

34,191

千円

 組替調整額

8,133

千円

4,144

千円

  税効果調整前

13,044

千円

38,335

千円

  税効果額

△3,994

千円

△11,738

千円

  退職給付に係る調整額

9,050

千円

26,597

千円

       その他の包括利益合計

9,035

千円

26,401

千円

 

 

 

(連結株主資本等変動計算書関係)

前連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日)

1.発行済株式の種類及び総数並びに自己株式の種類及び株式数に関する事項

 

 

当連結会計年度期首
株式数(株)

当連結会計年度
増加株式数(株)

当連結会計年度
減少株式数(株)

当連結会計年度末
株式数(株)

発行済株式

 

 

 

 

普通株式

8,970,111

8,970,111

合計

8,970,111

8,970,111

自己株式

 

 

 

 

普通株式(注)

3,551

550,025

553,576

合計

3,551

550,025

553,576

 

(注) 普通株式の自己株式の株式数の増加550,025株は、取締役会決議による自己株式の取得による増加550,000株、単元未満株式の買取りによる増加25株であります。

 

2.新株予約権等に関する事項

該当事項はありません。

 

3.配当に関する事項

(1) 配当金支払額

 

決議

株式の種類

配当金の総額
(千円)

1株当たり配当額
(円)

基準日

効力発生日

2021年6月24日

定時株主総会

普通株式

89,665

10

2021年3月31日

2021年6月25日

 

 

(2) 基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結会計年度となるもの

 

決議

株式の種類

配当金の総額(千円)

配当の原資

1株当たり
配当額(円)

基準日

効力発生日

2022年6月23日
定時株主総会

普通株式

84,165

利益剰余金

10

2022年3月31日

2022年6月24日

 

 

 

当連結会計年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日)

1.発行済株式の種類及び総数並びに自己株式の種類及び株式数に関する事項

 

 

当連結会計年度期首
株式数(株)

当連結会計年度
増加株式数(株)

当連結会計年度
減少株式数(株)

当連結会計年度末
株式数(株)

発行済株式

 

 

 

 

普通株式

8,970,111

8,970,111

合計

8,970,111

8,970,111

自己株式

 

 

 

 

普通株式(注)

553,576

1

24,382

529,195

合計

553,576

1

24,382

529,195

 

(注) 普通株式の自己株式の株式数の増加1株は、単元未満株式の買取りによる増加であります。

普通株式の自己株式の株式数の減少24,382株は、2022年6月23日の取締役会決議による譲渡制限付株式報酬としての処分であります。

 

2.新株予約権等に関する事項

該当事項はありません。

 

3.配当に関する事項

(1) 配当金支払額

 

決議

株式の種類

配当金の総額
(千円)

1株当たり配当額
(円)

基準日

効力発生日

2022年6月23日
定時株主総会

普通株式

84,165

10

2022年3月31日

2022年6月24日

 

 

(2) 基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結会計年度となるもの

 

決議

株式の種類

配当金の総額(千円)

配当の原資

1株当たり
配当額(円)

基準日

効力発生日

2023年6月27日
定時株主総会

普通株式

67,527

利益剰余金

8

2023年3月31日

2023年6月28日

 

 

(連結キャッシュ・フロー計算書関係)
※1 現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている科目の金額との関係

 

 

前連結会計年度

(自 2021年4月1日

至 2022年3月31日)

当連結会計年度

(自 2022年4月1日

至 2023年3月31日)

現金及び預金勘定

1,233,361

千円

1,321,468

千円

預入期間が3か月を超える定期預金

△9,602

 〃

△16,802

 〃

現金及び現金同等物

1,223,758

千円

1,304,665

千円

 

 

※2 株式の取得により新たに連結子会社となった会社の資産及び負債の主な内訳

株式の取得により新たにクリステンセン・マイカイ社を連結したことに伴う連結開始時の資産及び負債の内訳並びにクリステンセン・マイカイ社株式の取得価額とクリステンセン・マイカイ社取得のための支出(純額)との関係は次のとおりです。

 

流動資産

906,995

千円

固定資産

581,720

 〃

のれん

247,778

 〃

流動負債

△642,255

 〃

固定負債

△94,236

 〃

株式の取得価額

1,000,001

千円

現金及び現金同等物

△150,432

 〃

差引:取得のための支出

849,568

千円

 

 

 

 

(リース取引関係)
1.ファイナンス・リース取引
所有権移転外ファイナンス・リースの取引

(1) リース資産の内容

有形固定資産

ボーリング機器関連における工具器具備品、車両運搬具及び工事施工関連における機械装置であります。

無形固定資産

ボーリング機器関連におけるソフトウェアであります。

 

(2) リース資産の減価償却の方法

連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項「4.会計方針に関する事項 (2) 重要な減価償却資産の減価償却の方法」に記載のとおりであります。

 

 

(金融商品関係)
1.金融商品の状況に関する事項
(1) 金融商品に対する取組方針

当社グループは、主にボーリング機器の製造販売事業及び独自工法による工事施工事業を行うために、必要な資金を主として銀行借入にて調達しております。デリバティブは内部管理規程に従い、実需の範囲での取引に限って行うこととしており、借入金の金利変動リスク及び外国為替相場の変動リスクを回避するためにのみ利用しております。そのため、投機的な取引又は短期的な売買損益を得る取引は行わない方針であります。

 

(2) 金融商品の内容及びそのリスク並びにリスク管理体制

営業債権である受取手形及び売掛金、電子記録債権は、顧客の信用リスクに晒されております。当該リスクに関しては、当社グループの与信管理規程に従い、取引先ごとの期日管理及び残高管理を行うとともに、主な取引先の信用状況を年一回把握する体制としております。

投資有価証券は主に取引先企業との業務に関連する株式であり、市場価格の変動リスクに晒されております。投資有価証券については、定期的に時価や発行体(取引先企業)の財務状況等を把握し、取引先企業との関係を勘案して保有状況を継続的に見直しております。

営業債務である支払手形及び買掛金、工事未払金、電子記録債務は、全て1年以内の支払期日であります。借入金及びファイナンス・リース取引に係るリース債務は主に運転資金及び設備投資に必要な資金の調達を目的としたものであり、償却日は決算日後、最長5年超であります。借入金の一部は、変動金利であるため金利の変動リスクに晒されています。

借入金のうちシンジケートローン契約については一定の財務制限条項が付させております。これに抵触した場合、該当する借入金の一括返済及び契約解除のおそれがあり、当社の資金調達に影響を及ぼす可能性があります。

デリバティブ取引は、主に借入金に係る支払金利の変動リスクに対するヘッジ取引を目的とした金利スワップ取引、外貨建取引に係る為替相場の変動リスクに対するヘッジ取引を目的とした為替予約取引であります。

 

(3) 金融商品の時価等に関する事項についての補足説明

金融商品の時価の算定においては変動要因を織込んでいるため、異なる前提条件等を採用することにより、当該価格が変動することもあります。

 

2.金融商品の時価等に関する事項
連結貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、次のとおりであります。

前連結会計年度(2022年3月31日)

(単位:千円)

 

連結貸借対照表計上額

時価

差額

(1) 投資有価証券

283

283

資産計

283

283

(1) 長期借入金(1年内含む)

2,096,490

2,097,559

1,069

(2) リース債務

55,493

53,027

△2,465

負債計

2,151,983

2,150,586

△1,396

 

※1 現金及び預金、受取手形及び売掛金、電子記録債権、支払手形及び買掛金、電子記録債務、工事未払金、短期借入金、未払法人税等は、現金であること、又は短期間で決済されるため時価が帳簿価額に近似することから、注記を省略しております。

 

 

当連結会計年度(2023年3月31日)

(単位:千円)

 

連結貸借対照表計上額

時価

差額

(1) 投資有価証券

7,360

7,360

資産計

7,360

7,360

(1) 長期借入金(1年内含む)

4,141,454

4,143,114

1,660

(2) リース債務

63,439

59,995

△3,444

負債計

4,204,894

4,203,110

△1,783

デリバティブ取引

△17,006

△17,006

 

※1 現金及び預金、受取手形及び売掛金、電子記録債権、支払手形及び買掛金、電子記録債務、工事未払金、短期借入金、未払法人税等は、現金であること、又は短期間で決済されるため時価が帳簿価額に近似することから、注記を省略しております。

※2 デリバティブ取引によって生じた正味の債権・債務は純額で表示しており、合計で正味の債務となる項目については、△で示しております。

 

(注1)金銭債権及び満期がある有価証券の連結決算日後の償還予定額

前連結会計年度(2022年3月31日)

(単位:千円)

 

1年以内

1年超
5年以内

5年超
10年以内

10年超

現金及び預金

1,233,361

受取手形

366,965

売掛金

1,816,145

電子記録債権

218,457

合計

3,634,929

 

 

当連結会計年度(2023年3月31日)

(単位:千円)

 

1年以内

1年超
5年以内

5年超
10年以内

10年超

現金及び預金

1,321,468

受取手形

218,614

売掛金

2,139,623

電子記録債権

310,240

投資有価証券

6,627

合計

3,989,946

6,627

 

 

 

(注2)長期借入金、短期借入金及びリース債務の連結決算日後の返済予定額

前連結会計年度(2022年3月31日)

(単位:千円)

 

1年以内

1年超
2年以内

2年超
3年以内

3年超
4年以内

4年超
5年以内

5年超

短期借入金

740,000

長期借入金

227,551

201,541

183,186

154,854

108,124

1,221,234

リース債務

14,274

14,313

11,276

5,574

3,991

6,062

合計

981,825

215,854

194,462

160,428

112,115

1,227,296

 

 

当連結会計年度(2023年3月31日)

(単位:千円)

 

1年以内

1年超
2年以内

2年超
3年以内

3年超
4年以内

4年超
5年以内

5年超

短期借入金

1,500,000

長期借入金

402,517

379,856

351,524

304,794

2,505,397

197,366

リース債務

19,761

16,724

11,022

9,439

4,460

2,031

合計

1,922,278

396,580

362,546

314,233

2,509,858

199,397

 

 

 

3.金融商品の時価のレベルごとの内訳等に関する事項

金融商品の時価を、時価の算定に係るインプットの観察可能性及び重要性に応じて、以下の3つのレベルに分類しております。

レベル1の時価:観察可能な時価の算定に係るインプットのうち、活発な市場において形成される当該時価の算定の対象となる資産又は負債に関する相場価格により算定した時価

レベル2の時価:観察可能な時価の算定に係るインプットのうち、レベル1のインプット以外の時価の算定に係るインプットを用いて算定した時価

レベル3の時価:観察できない時価の算定に係るインプットを使用して算定した時価

時価の算定に重要な影響を与えるインプットを複数使用している場合には、それらのインプットがそれぞれ属するレベルのうち、時価の算定における優先順位が最も低いレベルに時価を分類しております。

 

(1) 時価で連結貸借対照表に計上している金融商品

前連結会計年度(2022年3月31日)

区分

時価(千円)

レベル1

レベル2

レベル3

合計

投資有価証券

 

 

 

 

その他有価証券

 

 

 

 

株式

283

283

資産計

283

283

 

 

当連結会計年度(2023年3月31日)

区分

時価(千円)

レベル1

レベル2

レベル3

合計

投資有価証券

 

 

 

 

その他有価証券

 

 

 

 

株式

733

733

社債

6,627

6,627

資産計

733

6,627

7,360

デリバティブ取引

 

 

 

 

通貨関連

17,006

17,006

負債計

17,006

17,006

 

 

(2) 時価で連結貸借対照表に計上している金融商品以外の金融商品

前連結会計年度(2022年3月31日)

区分

時価(千円)

レベル1

レベル2

レベル3

合計

長期借入金(1年内含む)

2,097,559

2,097,559

リース債務

53,027

530,274

負債計

 

2,150,586

 

2,150,586

 

 

 

当連結会計年度(2023年3月31日)

区分

時価(千円)

レベル1

レベル2

レベル3

合計

長期借入金(1年内含む)

4,143,114

4,143,114

リース債務

59,995

59,995

負債計

4,203,110

4,203,110

 

 

 

 

(注)時価の算定に用いた評価技法及び時価の算定に係るインプットの説明

投資有価証券

上場株式は、相場価格を用いて評価しております。上場株式は、活発な市場で取引されているため、その時価をレベル1の時価に分類しております。なお、社債については、市場での取引頻度が低く、活発な市場における相場価格とは認められないため、その時価をレベル2の時価に分類しております。

 

長期借入金(1年内返済予定の長期借入金を含む)及びリース債務

これらの時価は、元利金の合計額と、当該債務の残存期間及び信用リスクを加味した利率を基に、割引現在価値法により算定しており、レベル2の時価に分類しております。

 

デリバティブ取引

為替予約及び通貨オプションの時価は、金利や為替レート等の観察可能なインプットを用いて割引現在価値法により算定しており、レベル2の時価に分類しております。

 

 

 

(有価証券関係)

1.その他有価証券

前連結会計年度(2022年3月31日)

(単位:千円)

区分

連結貸借対照表計上額

取得原価

差額

連結貸借対照表計上額が取得原価を超えるもの

 

 

 

 株式

 債券

 その他

小計

連結貸借対照表計上額が取得原価を超えないもの

 

 

 

 株式

283

298

△14

 債券

 その他

小計

283

298

△14

合計

283

298

△14

 

 

当連結会計年度(2023年3月31日)

(単位:千円)

区分

連結貸借対照表計上額

取得原価

差額

連結貸借対照表計上額が取得原価を超えるもの

 

 

 

 株式

733

664

68

 債券

 その他

小計

733

664

68

連結貸借対照表計上額が取得原価を超えないもの

 

 

 

 株式

 債券

6,627

7,000

△372

 その他

小計

6,627

7,000

△372

合計

7,360

7,664

△303

 

 

 

2.連結会計年度中に売却したその他有価証券

前連結会計年度(2022年3月31日)

該当事項はありません。

 

当連結会計年度(2023年3月31日)

(単位:千円)

区分

売却額

売却益の合計額

売却損の合計額

 株式

3,861

840

 債券

 その他

60,286

3,075

合計

64,147

3,915

 

 

 

 

(デリバティブ取引関係)
1.ヘッジ会計が適用されていないデリバティブ取引
(1) 通貨関連

前連結会計年度(2022年3月31日)

該当事項はありません。

 

当連結会計年度(2023年3月31日)

 

種類

契約額等

(千円)

契約額のうち

1年超

(千円)

時価

(千円)

評価損益

(千円)

市場取引以外の取引

為替予約取引

 

 

 

 

売建

 

 

 

 

中国元

429,584

386,625

△16,703

△16,703

買建

 

 

 

 

米ドル

35,271

△295

△295

合計

464,855

386,625

△16,998

△16,998

 

 

 

種類

契約額等

(千円)

契約額のうち

1年超

(千円)

時価

(千円)

評価損益

(千円)

市場取引

通貨オプション取引

 

 

 

 

売建

 

 

 

 

米ドル

18,765

△9

△9

買建

 

 

 

 

米ドル

18,846

2

2

合計

37,611

△7

△7

 

 

2.ヘッジ会計が適用されているデリバティブ取引

(1) 金利関連

前連結会計年度(2022年3月31日)

該当事項はありません。

 

当連結会計年度(2023年3月31日)

該当事項はありません。

 

 

(退職給付関係)

1.採用している退職給付制度の概要

当社及び連結子会社は、非積立型の確定給付型の制度として退職一時金制度を採用しております。また、当社及び一部の連結子会社は、確定拠出型の制度として中小企業退職金共済制度を採用しております。

なお、従業員の退職等に際して、退職給付会計に準拠した数理計算による退職給付債務の対象とされない割増退職金を支払う場合があります。

 

併せて、当社及び一部の連結子会社は、複数事業主制度の日本産業機械工業企業年金基金に加入しております。当該複数事業主制度の企業年金基金制度は、自社の拠出に対応する年金資産の額を合理的に算出することができないため、確定拠出制度と同様に会計処理をしております。

 

2.確定給付制度

(1) 退職給付債務の期首残高と期末残高の調整表(簡便法を適用した制度を除く。)

 (千円)

 

前連結会計年度

(自 2021年4月1日

至 2022年3月31日)

当連結会計年度

(自 2022年4月1日

至 2023年3月31日)

退職給付債務の期首残高

575,862

 

574,715

 

 勤務費用

49,819

 

51,294

 

 利息費用

1,741

 

2,359

 

 数理計算上の差異の発生額

△3,095

 

△36,318

 

 退職給付の支払額

△44,625

 

△29,164

 

 その他

△4,986

 

△8,961

 

退職給付債務の期末残高

574,715

 

553,924

 

 

 

(2) 簡便法を適用した制度の、退職給付に係る負債の期首残高と期末残高の調整表

 (千円)

 

前連結会計年度

(自 2021年4月1日

至 2022年3月31日)

当連結会計年度

(自 2022年4月1日

至 2023年3月31日)

退職給付に係る負債の期首残高

3,642

 

2,572

 

 子会社増加に伴う影響額

 

66,236

 

 退職給付費用

1,737

 

30,165

 

 退職給付の支払額

 

△8,013


 

 その他

△2,807

 

△3,035

 

退職給付に係る負債の期末残高

2,572

 

87,926

 

 

 

(3) 退職給付債務の期末残高と連結貸借対照表に計上された退職給付に係る負債の調整表

 (千円)

 

前連結会計年度
(2022年3月31日)

当連結会計年度
(2023年3月31日)

非積立型制度の退職給付債務

577,288

 

641,850

 

連結貸借対照表に計上された負債

577,288

 

641,850

 

 

 

 

(4) 退職給付費用及びその内訳項目の金額

 (千円)

 

前連結会計年度

(自 2021年4月1日

至 2022年3月31日)

当連結会計年度

(自 2022年4月1日

至 2023年3月31日)

勤務費用

49,819

 

51,294

 

利息費用

1,741

 

2,359

 

数理計算上の差異の費用処理額

8,133

 

3,832

 

簡便法で計算した退職給付費用

1,737

 

30,165

 

その他

△810

 

△866

 

確定給付制度に係る退職給付費用

60,621

 

86,784

 

 

 

(5) 退職給付に係る調整額に計上した項目(税効果控除前)の内訳

 (千円)

 

前連結会計年度

(自 2021年4月1日

至 2022年3月31日)

当連結会計年度

(自 2022年4月1日

至 2023年3月31日)

数理計算上の差異

13,044

 

38,335

 

 

 

(6) 退職給付に係る調整累計額に計上した項目(税効果控除前)の内訳

 (千円)

 

前連結会計年度
(2022年3月31日)

当連結会計年度
(2023年3月31日)

未認識数理計算上の差異

21,444

 

△18,706

 

 

 

(7) 数理計算上の差異の計算基礎に関する事項

 

 

前連結会計年度
(2022年3月31日)

当連結会計年度
(2023年3月31日)

割引率

0.358

0.675

 

 

 

3.確定拠出制度

 (千円)

 

前連結会計年度
(2022年3月31日)

当連結会計年度
(2023年3月31日)

確定拠出制度への要拠出額

10,567

 

11,130

 

 

 

 

4. 複数事業主制度

確定拠出制度と同様に会計処理する、複数事業主制度の企業年金基金制度への要拠出額は、前連結会計年度48百万円、当連結会計年度52百万円であります。

 

(1) 複数事業主制度の直近の積立状況

(百万円)

 

前連結会計年度
(2021年3月31日現在)

当連結会計年度
(2022年3月31日現在)

年金資産の額

14,292

 

15,269

 

年金財政計算上の数理債務の額と
最低責任準備金の額との合計額

20,854

 

20,314

 

差引額

△6,562

 

△5,045

 

 

 

(2) 複数事業主制度の掛金に占める当社グループの割合

前連結会計年度 2.50%  (2021年3月31日現在)

当連結会計年度 2.62%  (2022年3月31日現在)

 

(3) 補足説明

上記(1)の差引額の主な要因は、年金財政計算上の過去勤務債務残高(前連結会計年度8,658百万円、当連結会計年度7,281百万円)であります。

本制度における過去勤務債務の償却方法は期間10年6ヶ月の元利均等償却であり、当社グループは、連結財務諸表上、当該償却に充てられる特別掛金(前連結会計年度2百万円、当連結会計年度3百万円)を費用処理しております。

なお、上記(2)の割合は当社グループの実際の負担割合とは一致いたしません。

 

 

 

 

 

(税効果会計関係)
1.繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳

 

 

 

前連結会計年度
(2022年3月31日)

 

当連結会計年度
(2023年3月31日)

(繰延税金資産)

 

 

 

 

 

 

貸倒引当金

 

398

千円

 

522

千円

棚卸資産

 

89,727

 

78,918

賞与引当金

 

53,782

 

58,951

退職給付に係る負債

 

176,311

 

197,607

役員退職慰労引当金

 

6,940

 

17,452

減損損失累計額

 

74,439

 

67,551

税務上の繰越欠損金(注)

 

81,209

 

47,027

その他

 

30,669

 

44,056

繰延税金資産小計

 

513,479

千円

 

512,088

千円

将来減算一時差異等の合計に係る評価性引当額

 

△165,762

 

△164,816

評価性引当額小計

 

△165,762

千円

 

△164,816

千円

繰延税金資産合計

 

347,717

千円

 

347,271

千円

 

 

 

 

 

 

 

(繰延税金負債)

 

 

 

 

 

 

圧縮記帳積立金

 

310,446

千円

 

310,446

千円

その他

 

 

24,925

繰延税金負債合計

 

310,446

千円

 

335,372

千円

 

 

 

 

 

 

 

差引:繰延税金資産(負債)純額

 

37,270

千円

 

11,898

千円

 

 

(注)税務上の繰越欠損金及びその繰延税金資産の繰越期限別の金額

前連結会計年度(2022年3月31日)

 

1年以内

1年超
2年以内

2年超
3年以内

3年超
4年以内

4年超
5年以内

5年超

合計

税務上の繰越欠損金(a)

61,234

19,974

 

81,209千円

評価性引当額

 

-千円

繰延税金資産

61,234

19,974

(b)

81,209千円

 

(a) 税務上の繰越欠損金は、法定実効税率を乗じた額であります。

(b) 当社の税務上の繰越欠損金81,209千円(法定実効税率を乗じた額)について、繰延税金資産81,209千円を計上しております。

当該税務上の繰越欠損金については、将来の課税所得の見込みにより、回収可能と判断した部分については評価性引当金を認識しておりません。

 

当連結会計年度(2023年3月31日)

 

1年以内

1年超
2年以内

2年超
3年以内

3年超
4年以内

4年超
5年以内

5年超

合計

税務上の繰越欠損金(a)

27,052

19,974

 

47,027千円

評価性引当額

 

-千円

繰延税金資産

27,052

19,974

(b)

47,027千円

 

(a) 税務上の繰越欠損金は、法定実効税率を乗じた額であります。

(b) 当社の税務上の繰越欠損金47,027千円(法定実効税率を乗じた額)について、繰延税金資産47,027千円を計上しております。

当該税務上の繰越欠損金については、将来の課税所得の見込みにより、回収可能と判断した部分については評価性引当金を認識しておりません。

 

2.法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との差異の原因となった主な項目別の内訳

 

 

前連結会計年度
(2022年3月31日)

 

当連結会計年度
(2023年3月31日)

 

法定実効税率

30.62

 

30.62

 

(調整)

 

 

 

 

 

 

交際費等永久に損金に算入されない項目

0.54

 

0.93

 

住民税均等割等

4.87

 

5.24

 

のれん償却

 

1.84

 

評価性引当額の増減

△48.33

 

△4.50

 

繰越欠損金の繰越期限切れ

15.56

 

 

連結子会社の税率差異

0.56

 

0.37

 

試験研究費等税額控除額

 

△3.25

 

その他

△0.49

 

1.63

 

税効果会計適用後の法人税等の負担率

3.34

 

32.88

 

 

 

 

(企業結合等関係)

(取得による企業結合)

当社は2022年10月24日開催の取締役会において、株式会社クリステンセン・マイカイの株式を取得(完全子会社化)することを決議し、同日付で株式譲渡契約を締結、2022年11月30日に当該株式を取得いたしました。

 

(1) 企業結合の概要

① 被取得企業の名称及びその事業内容

被取得企業の名称:株式会社クリステンセン・マイカイ

事業の内容:      ダイヤモンドビット製造・販売、コアバーレル製造・販売等

 

② 企業結合を行った主な理由

株式会社クリステンセン・マイカイは創業以来、当社と同様ボーリング事業一筋に邁進してきた会社で、事業の内容としては、ダイヤモンドビット事業、コアバーレル事業、水中ポンプ事業、ウェルサービス事業を行っております。

当社の中期経営計画「STEP UP鉱研ACTIONS2025」にある、戦略的パートナーとの協働による企業価値向上を目指して、資本提携を通じシナジーを発揮し、互いの得意とする分野を活かしながら共に発展していくことを目的としております。

 

③ 企業結合日

2022年11月30日

 

④ 企業結合の法的形式

現金を対価とする株式取得

 

⑤ 結合後企業の名称

企業結合後の名称変更はありません。

 

⑥ 取得した議決権比率

100%

 

⑦ 取得企業を決定するに至った主な根拠

当社が現金を対価として株式を取得したことによるものです。

 

(2) 連結財務諸表に含まれる被取得企業の業績の期間

2022年12月1日から2023年3月31日まで

 

(3) 被取得企業の取得原価及び対価の種類ごとの内訳

取得の対価

現金

1,000,001千円

取得原価

 

1,000,001千円

 

 

(4) 主要な取引関連費用の内容及び金額

アドバイザリー費用等  18,300千円

 

 

(5) 発生したのれんの金額、発生原因、償却方法及び償却期間

① 発生したのれんの金額

247,778千円

 

② 発生原因

被取得企業の取得原価が企業結合時の被取得企業の時価純資産額を上回ったため、その差額をのれんとして処理しております。

 

③ 償却方法及び償却期間

5年間の定額法による償却

 

(6) 企業結合日に受け入れた資産及び引き受けた負債の額並びにその主な内訳

流動資産

907,571千円

固定資産

581,720千円

資産合計

1,489,291千円

流動負債

642,831千円

固定負債

94,236千円

負債合計

737,067千円

 

 

(7) 企業結合が当連結会計年度の開始の日に完了したと仮定した場合の当連結会計年度の連結損益計算書に及ぼす影響の概算額及びその算定方法

当連結会計年度における概算額の算定が困難であるため、記載しておりません。

 

 

(収益認識関係)

1.顧客との契約から生じる収益を分解した情報

当社グループは、「ボーリング機器関連」、「工事施工関連」の2つの報告セグメントとしております。

また、当社グループの売上収益は、「ボーリング機器関連」については、「国内販売」、「海外販売」区分ごとに、「工事施工関連」については、「国内一般工事」、「温泉開発工事」、「地下水活用工事」、「海外工事」、「アンカー工事」区分として、合せて7つの区分に分解し、認識しております。

日本国内及び海外に分解された財又はサービスの収益と当社グループの2つの報告セグメントは、次のとおりであります。

 

前連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日)

 

 

(単位:千円)

 

 報告セグメント

合計

ボーリング

機器関連

工事施工関連

国内販売

3,786,365

3,786,365

3,786,365

海外販売

357,944

357,944

357,944

国内一般工事

2,081,386

2,081,386

2,081,386

温泉開発工事

122,760

122,760

122,760

地下水活用工事

234,915

234,915

234,915

海外工事

105,388

105,388

105,388

アンカー工事

650,842

650,842

650,842

顧客との契約から生じる収益

4,144,309

3,195,293

7,339,603

7,339,603

外部顧客への売上高

4,144,309

3,195,293

7,339,603

7,339,603

 

 

当連結会計年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日)

 

 

(単位:千円)

 

 報告セグメント

合計

ボーリング

機器関連

工事施工関連

国内販売

4,703,966

4,703,966

4,703,966

海外販売

252,255

252,255

252,255

国内一般工事

1,898,250

1,898,250

1,898,250

温泉開発工事

184,599

184,599

184,599

地下水活用工事

375,549

375,549

375,549

海外工事

アンカー工事

798,973

798,973

798,973

顧客との契約から生じる収益

4,956,221

3,257,372

8,213,594

8,213,594

外部顧客への売上高

4,956,221

3,257,372

8,213,594

8,213,594

 

 

 

2.顧客との契約から生じる収益を理解するための基礎となる情報

当社グループは、ボーリング機器関連及び工事施工関連の事業を行っております。

 

当社グループは、顧客との契約に含まれる別個の財又はサービスを識別し、これを取引単位として履行義務を識別しており、履行義務の識別にあたっては本人か代理人かの検討を行っております。

 

(1) 商品及び製品の販売(ボーリング機器関連)

① 契約及び履行義務に関する情報

商品及び製品に係る収益は、主に顧客とのボーリングマシン、ポンプ、その他機械本体、関連部品、水井戸関連製品等の売買契約に係る売上収益であり、製品(掘削機本体)の販売につきましては、顧客による検収が完了した時点で収益を認識しております。また、商品又は製品の国内販売において、出荷時から当該商品又は製品の支配が顧客に移転される時までの期間が通常の期間である場合には、重要性等に関する代替的な取扱いを適用し、出荷した時点で収益を認識しております。

 

② 取引価格の算定及び履行義務への配分額の算定に関する情報

商品及び製品に関する取引の対価は、前受金の受領、または履行義務充足後の支払を要求しております。履行義務充足後の支払は、履行義務充足時点から概ね1年以内に行われているため、重要な金融要素の調整を行っておりません。

 

(2) 工事契約(工事施工関連)

① 契約及び履行義務に関する情報

工事契約に係る収益は、主に顧客との地質調査、土木・地すべり、建築基礎、さく井、温泉、土壌汚染調査・改良、アンカー等の請負工事契約に係る売上収益であり、収益を一定の期間にわたり認識する方法で行っております。なお、履行義務の充足に係る進捗度を合理的に見積もることができないが、発生する費用を回収することが見込まれる場合は、原価回収基準にて収益を認識しております。また、少額または短期の工事については、一時点で収益を認識しております。

一定の期間に亘り製品及びサービス等の支配の移転が行われる取引については、顧客に提供する当該製品及びサービスの性質を考慮し、アウトプット法及びインプット法に基づいて履行義務の充足に向けての進捗度を測定し収益を認識しています。なお、当該進捗度を合理的に測定することが出来ない場合は、発生したコストの範囲で収益を認識しています。

 

② 取引価格の算定及び履行義務への配分額の算定に関する情報

工事契約に関する取引価格の履行義務への配分額の算定にあたっては、当該工事契約の内容が一定の期間にわたり充足される履行義務であり、そして発生した原価を基礎とした履行義務の充足に係る進捗度を合理的に見積もることができると判断しております。

進捗度の測定は、契約ごとに、期末までに発生した原価が見積り総原価に占める割合に基づいて行っており、履行義務への配分額は、進捗度の割合に応じて配分しております。

進捗度を合理的に見積もることができない契約については、発生した原価のうち回収することが見込まれる部分を履行義務への配分額としております。

工事契約に関する取引の対価は、前受金の受領、または履行義務充足後の支払を要求しております。履行義務充足後の支払は、履行義務充足時から概ね1年以内に行われるため、重要な金融要素の調整は行っておりません。

 

 

3.顧客との契約に基づく履行義務の充足と当該契約から生じるキャッシュ・フローとの関係並びに当連結会計年度末において存在する顧客との契約から翌連結会計年度以降に認識すると見込まれる収益の金額及び時期に関する情報

 

(1) 契約資産及び契約負債の残高等

 

 

(単位:千円)

 

前連結会計年度

当連結会計年度

顧客との契約から生じた債権(期首残高)

 

 

受取手形

394,768

366,965

売掛金

1,603,300

1,816,145

電子記録債権

519,235

218,457

 

2,517,304

2,401,568

顧客との契約から生じた債権(期末残高)

 

 

受取手形

366,965

218,614

売掛金

1,816,145

2,139,623

電子記録債権

218,457

310,240

 

2,401,568

2,668,478

契約資産(期首残高)

150,053

61,150

契約資産(期末残高)

61,150

239,079

契約負債(期首残高)

57,142

47,255

契約負債(期末残高)

47,255

89,531

 

 

契約資産は、顧客との請負工事契約について期末日時点で完了しているが、未請求の請負工事に係る対価に対する当社及び連結子会社の権利に関するものであります。

また、対価に対する当社及び連結子会社の権利は顧客の検収時に売上債権へ振替えられます。当該請負工事に関する対価は、契約条件に従い顧客が検収した後に請求し概ね1年以内に受領しております。

契約負債は、主に顧客が請負工事に係る検収をした時点で収益を認識する顧客との請負工事契約について、契約条件に基づき顧客から受け取った前受金に関するものであります。契約負債は、収益の認識に伴い取り崩されます。

 

前連結会計年度に認識した収益の額のうち、期首現在の契約負債残高に含まれていた額は、44,300千円であります。また、前連結会計年度において、契約資産が減少した主な理由は、工事の進行及び完成による減少であり、契約負債が減少した主な理由は、工事の進行及び完成による減少であります。

 

当連結会計年度に認識した収益の額のうち、期首現在の契約負債残高に含まれていた額は、34,413千円であります。また、当連結会計年度において、契約資産が増加した主な理由は、工事請負契約に基づく収益の認識による増加であり、契約負債が増加した主な理由は、工事請負契約に基づき顧客から受け取った前受金による増加であります。

 

(2) 残存履行義務に配分した取引価格

当社及び連結子会社では、残存履行義務に配分した取引価格の注記にあたっては、実務上の便法を適用し、当初の予想される契約期間が1年以内の契約について注記の対象に含めておりません。

未充足の履行義務は、工事施工関連の内、地下水活用工事のメンテナンス契約(浄化槽の膜交換作業)に関するものであり、当連結会計年度末では、12,842千円であります。

 

 

(単位:千円)

 

前連結会計年度

当連結会計年度

1年以内

2,800

6,791

1年超2年以内

871

517

2年超3年以内

3,120

930

3年超

6,051

4,604

合計

12,842

12,842