(1) 業績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、企業収益の改善や、堅調な雇用・所得環境を背景に、緩やかな回復基調が続きました。
一方で、米国の政権・政策運営の不透明感や、北朝鮮を巡る国際的な緊張の高まりなどが、金融市場の動揺などを通じて国内景気を撹乱するリスクがあり、動向には引き続き留意が必要な状況にあります。
当社グループの主要ユーザーであります医薬品業界は、薬価改定やジェネリック医薬品使用促進などの医療費抑制策の強化や、研究開発費の高騰と開発リスクの増大などにより、先進国を中心に成長が鈍化しており、新興国への市場移行やジェネリック医薬品の市場拡大が進んでおります。
また、政府によるジェネリック医薬品の使用促進政策により、ジェネリック医薬品業界の設備投資が活発化され、これまで当社の業績に寄与してまいりましたが、薬価引き下げが顕在化する中で、ジェネリック医薬品業界にも設備投資抑制の動きが鮮明となってきております。
こうした情勢のもと、当社グループは、独創的な新製品の開発や、顧客ニーズを捉えた営業活動を展開するとともに、積極的に新分野への展開を図ってまいりました。
この結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高137億45百万円(前年同期比6.9%減)、営業利益11億52百万円(同20.0%減)、経常利益11億74百万円(同21.0%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益8億49百万円(同4.1%増)となりました。
セグメントごとの業績は、次のとおりであります。
・機械部門
造粒・コーティング装置を主力とする機械部門においては、ジェネリック医薬品業界の設備投資抑制の動きの影響や、米国子会社FREUND-VECTOR CORPORATIONにおいて、低採算の大型案件や固定費負担増加の影響等により、売上高、営業利益ともに減少となりました。
この結果、売上高は97億47百万円(同2.6%減)、営業利益は9億10百万円(同21.1%減)となりました。
・化成品部門
医薬品の経口剤に使用される機能性添加剤は、ジェネリック医薬品業界向け等順調に推移し、売上高、営業利益ともに増加となりました。
食品品質保持剤は、積極的な営業展開を図り、売上高、営業利益ともに増加となりました。
一方、当社技術を活用した栄養補助食品は、主要顧客の内製化の影響により、売上高、営業利益ともに減少しました。
この結果、売上高は39億98百万円(同16.1%減)、営業利益は5億93百万円(同1.4%減)となりました。
(2) 財政状態
当第3四半期連結会計期間末の総資産合計は、前連結会計年度末に比べ6億53百万円増加し、197億55百万円となりました。その主な要因は、現金及び預金が5億90百万円、受取手形及び売掛金が3億13百万円減少したものの、仕掛品が12億40百万円、電子記録債権が2億52百万円増加したことによるものであります。
また、当第3四半期連結会計期間末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ1億51百万円増加し、70億67百万円となりました。その主な要因は、未払法人税が2億91百万円、賞与引当金が1億39百万円減少したものの、前受金が6億6百万円増加したことによるものであります。
当第3四半期連結会計期間末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ5億2百万円増加し、126億88百万円となりました。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、6億15百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。