第4【経理の状況】

 

1.要約四半期連結財務諸表の作成方法について

 当社の要約四半期連結財務諸表は、「四半期連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(平成19年内閣府令第64号)第93条の規定により、国際会計基準第34号「期中財務報告」(IAS第34号)に準拠して作成しています。

 

2.監査証明について

 金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、第3四半期連結会計期間(2020年10月1日から2020年12月31日まで)及び第3四半期連結累計期間(2020年4月1日から2020年12月31日まで)に係る要約四半期連結財務諸表について、EY新日本有限責任監査法人の四半期レビューを受け、四半期レビュー報告書を受領しています。

 

1【要約四半期連結財務諸表】

(1)【要約四半期連結財政状態計算書】

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

番号

前連結会計年度

(2020年3月31日)

当第3四半期連結会計期間

(2020年12月31日)

資産の部

 

 

 

流動資産

 

 

 

現金及び現金同等物

 

812,331

917,238

売上債権及び契約資産

2,260,205

2,362,274

棚卸資産

 

1,408,937

1,668,315

有価証券及びその他の金融資産

279,951

305,366

その他の流動資産

456,165

229,350

流動資産合計

 

5,217,589

5,482,543

非流動資産

 

 

 

持分法で会計処理されている投資

480,375

432,998

有価証券及びその他の金融資産

5、7

440,514

476,622

有形固定資産

 

2,165,311

2,139,425

のれん

635,927

1,058,894

その他の無形資産

479,794

877,276

その他の非流動資産

 

510,571

473,670

非流動資産合計

 

4,712,492

5,458,885

資産の部合計

 

9,930,081

10,941,428

負債の部

 

 

 

流動負債

 

 

 

短期借入金

 

183,303

976,562

償還期長期債務

231,237

261,807

その他の金融負債

252,403

286,785

買入債務

 

1,270,668

1,338,323

未払費用

 

604,415

562,355

契約負債

 

615,096

889,461

その他の流動負債

576,056

438,297

流動負債合計

 

3,733,178

4,753,590

非流動負債

 

 

 

長期債務

1,070,502

1,362,044

退職給付に係る負債

 

514,375

500,629

その他の非流動負債

345,287

678,250

非流動負債合計

 

1,930,164

2,540,923

負債の部合計

 

5,663,342

7,294,513

資本の部

 

 

 

親会社株主持分

 

 

 

資本金

 

459,862

460,790

資本剰余金

5、7

464,795

利益剰余金

2,296,208

2,491,792

その他の包括利益累計額

 

57,070

20,825

自己株式

 

3,809

3,430

親会社株主持分合計

 

3,159,986

2,928,327

非支配持分

5、7

1,106,753

718,588

資本の部合計

 

4,266,739

3,646,915

負債・資本の部合計

 

9,930,081

10,941,428

 

(2)【要約四半期連結損益計算書及び要約四半期連結包括利益計算書】

【第3四半期連結累計期間】

【要約四半期連結損益計算書】

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

番号

 前第3四半期連結累計期間

(自 2019年4月1日

 至 2019年12月31日)

 当第3四半期連結累計期間

(自 2020年4月1日

 至 2020年12月31日)

売上収益

6,344,181

5,979,000

売上原価

 

4,631,184

4,452,102

売上総利益

 

1,712,997

1,526,898

販売費及び一般管理費

 

1,267,363

1,209,986

その他の収益

5、10

29,006

291,504

その他の費用

5、10

468,413

111,374

金融収益

11

12,183

3,338

金融費用

11

880

4,257

持分法による投資損益

 

37,420

7,413

受取利息及び支払利息調整後税引前

四半期利益

 

54,950

503,536

受取利息

 

15,413

12,426

支払利息

 

18,242

17,003

継続事業税引前四半期利益

 

52,121

498,959

法人所得税費用

 

35,266

184,204

継続事業四半期利益

 

87,387

314,755

非継続事業四半期損失

12

1,187

686

四半期利益

 

86,200

314,069

四半期利益の帰属

 

 

 

親会社株主持分

 

55,146

307,878

非支配持分

 

31,054

6,191

 

 

 

 

1株当たり親会社株主に帰属する継続事業

四半期利益

13

 

 

基本

 

58.33

319.44

希薄化後

 

58.26

319.04

1株当たり親会社株主に帰属する四半期利益

13

 

 

基本

 

57.10

318.73

希薄化後

 

57.03

318.33

 

【要約四半期連結包括利益計算書】

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

番号

 前第3四半期連結累計期間

(自 2019年4月1日

 至 2019年12月31日)

 当第3四半期連結累計期間

(自 2020年4月1日

 至 2020年12月31日)

四半期利益

 

86,200

314,069

 

 

 

 

その他の包括利益

 

 

 

純損益に組み替えられない項目

 

 

 

その他の包括利益を通じて測定する

金融資産の公正価値の純変動額

 

28,368

49,568

確定給付制度の再測定

 

持分法のその他の包括利益

 

787

364

純損益に組み替えられない項目合計

 

29,155

49,932

 

 

 

 

純損益に組み替えられる可能性がある項目

 

 

 

在外営業活動体の換算差額

 

44,168

1,095

キャッシュ・フロー・ヘッジの

公正価値の純変動額

 

14,179

3,690

持分法のその他の包括利益

 

1,296

10,112

純損益に組み替えられる可能性がある項目合計

 

31,285

14,897

 

 

 

 

その他の包括利益合計

 

2,130

64,829

四半期包括利益

 

84,070

378,898

四半期包括利益の帰属

 

 

 

親会社株主持分

 

65,516

359,131

非支配持分

 

18,554

19,767

 

【第3四半期連結会計期間】

【要約四半期連結損益計算書】

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

番号

 前第3四半期連結会計期間

(自 2019年10月1日

 至 2019年12月31日)

 当第3四半期連結会計期間

(自 2020年10月1日

 至 2020年12月31日)

売上収益

 

2,122,854

2,218,943

売上原価

 

1,556,393

1,650,693

売上総利益

 

566,461

568,250

販売費及び一般管理費

 

418,030

432,126

その他の収益

 

236

9,086

その他の費用

401,895

42,263

金融収益

 

7,747

2,899

金融費用

 

917

持分法による投資損益

 

9,914

12,401

受取利息及び支払利息調整後税引前

四半期利益(損失)

 

235,567

117,330

受取利息

 

5,016

4,223

支払利息

 

6,304

6,848

継続事業税引前四半期利益(損失)

 

236,855

114,705

法人所得税費用

 

125,912

47,349

継続事業四半期利益(損失)

 

110,943

67,356

非継続事業四半期利益(損失)

 

391

0

四半期利益(損失)

 

111,334

67,356

四半期利益(損失)の帰属

 

 

 

親会社株主持分

 

134,147

57,123

非支配持分

 

22,813

10,233

 

 

 

 

1株当たり親会社株主に帰属する継続事業

四半期利益(損失)

13

 

 

基本

 

138.50

59.13

希薄化後

 

138.50

59.06

1株当たり親会社株主に帰属する四半期利益(損失)

13

 

 

基本

 

138.91

59.13

希薄化後

 

138.91

59.06

 

【要約四半期連結包括利益計算書】

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

番号

 前第3四半期連結会計期間

(自 2019年10月1日

 至 2019年12月31日)

 当第3四半期連結会計期間

(自 2020年10月1日

 至 2020年12月31日)

四半期利益(損失)

 

111,334

67,356

 

 

 

 

その他の包括利益

 

 

 

純損益に組み替えられない項目

 

 

 

その他の包括利益を通じて測定する

金融資産の公正価値の純変動額

 

8,319

25,326

確定給付制度の再測定

 

持分法のその他の包括利益

 

654

164

純損益に組み替えられない項目合計

 

8,973

25,162

 

 

 

 

純損益に組み替えられる可能性がある項目

 

 

 

在外営業活動体の換算差額

 

52,004

6,248

キャッシュ・フロー・ヘッジの

公正価値の純変動額

 

9,534

559

持分法のその他の包括利益

 

15,676

2,471

純損益に組み替えられる可能性がある項目合計

 

77,214

3,218

 

 

 

 

その他の包括利益合計

 

86,187

21,944

四半期包括利益

 

25,147

89,300

四半期包括利益の帰属

 

 

 

親会社株主持分

 

65,755

73,276

非支配持分

 

40,608

16,024

 

(3)【要約四半期連結持分変動計算書】

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

前第3四半期連結累計期間(自 2019年4月1日 至 2019年12月31日)

 

 

非支配

持分

資本の部

合計

 

資本金

資本

剰余金

利益

剰余金

(注8)

その他の包括利益累計額

自己株式

親会社

株主持分

合計

期首残高

458,790

463,786

2,287,587

56,360

3,920

3,262,603

1,151,800

4,414,403

会計方針の変更による

累積的影響額

2,596

2,596

1,075

3,671

会計方針の変更を反映した

期首残高

458,790

463,786

2,284,991

56,360

3,920

3,260,007

1,150,725

4,410,732

変動額

 

 

 

 

 

 

 

 

利益剰余金への振替

15,210

15,210

四半期利益

55,146

55,146

31,054

86,200

その他の包括利益

10,370

10,370

12,500

2,130

親会社株主に対する

配当金

91,761

91,761

91,761

非支配持分に対する

配当金

40,266

40,266

自己株式の取得

129

129

129

自己株式の売却

138

274

136

136

新株の発行

1,072

1,072

2,144

2,144

非支配持分との取引等

4,425

2,015

6,440

3,767

2,673

変動額合計

1,072

3,491

21,405

6,855

145

30,534

17,945

48,479

期末残高

459,862

460,295

2,263,586

49,505

3,775

3,229,473

1,132,780

4,362,253

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

当第3四半期連結累計期間(自 2020年4月1日 至 2020年12月31日)

 

 

非支配

持分

(注5

 及び7)

資本の部

合計

 

資本金

資本

剰余金

(注5

 及び7)

利益

剰余金

(注8)

その他の包括利益累計額

自己株式

親会社

株主持分

合計

期首残高

459,862

464,795

2,296,208

57,070

3,809

3,159,986

1,106,753

4,266,739

変動額

 

 

 

 

 

 

 

 

利益剰余金への振替

9,593

9,593

四半期利益

307,878

307,878

6,191

314,069

その他の包括利益

51,253

51,253

13,576

64,829

親会社株主に対する

配当金

96,653

96,653

96,653

非支配持分に対する

配当金

21,526

21,526

自己株式の取得

94

94

94

自己株式の売却

107

473

580

580

新株の発行

928

928

1,856

1,856

非支配持分との取引等

465,830

25,234

5,415

496,479

386,406

882,885

変動額合計

928

464,795

195,584

36,245

379

231,659

388,165

619,824

期末残高

460,790

2,491,792

20,825

3,430

2,928,327

718,588

3,646,915

 

(4)【要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書】

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

番号

 前第3四半期連結累計期間

(自 2019年4月1日

 至 2019年12月31日)

 当第3四半期連結累計期間

(自 2020年4月1日

 至 2020年12月31日)

営業活動に関するキャッシュ・フロー

 

 

 

四半期利益

 

86,200

314,069

 

 

 

 

四半期利益から営業活動に関する

キャッシュ・フローへの調整

 

 

 

減価償却費及び無形資産償却費

 

316,482

351,115

減損損失

 

76,933

74,403

法人所得税費用

 

35,267

184,204

持分法による投資損益

 

37,420

7,413

金融収益及び金融費用

 

1,117

1,464

事業再編等損益

 

27,508

287,604

固定資産売却等損益

 

1,642

3,753

売上債権及び契約資産の増減(△は増加)

 

316,753

289,687

棚卸資産の増減(△は増加)

 

300,531

177,631

買入債務の増減(△は減少)

 

130,254

83,317

未払費用の増減(△は減少)

147,730

70,293

退職給付に係る負債の増減(△は減少)

 

16,318

12,497

その他

359,480

3,708

小計

 

461,345

568,726

利息の受取

 

18,600

16,855

配当金の受取

 

12,983

13,426

利息の支払

 

18,849

16,508

法人所得税の支払

 

166,232

156,099

営業活動に関するキャッシュ・フロー

 

307,847

426,400

 

 

 

 

投資活動に関するキャッシュ・フロー

 

 

 

有形固定資産の取得

 

232,758

166,130

無形資産の取得

 

64,939

78,335

有形固定資産及び無形資産の売却

 

20,502

32,115

有価証券及びその他の金融資産(子会社及

び持分法で会計処理されている投資を含む)の取得

234,499

1,010,889

有価証券及びその他の金融資産(子会社及

び持分法で会計処理されている投資を含む)の売却

 

53,170

440,490

その他

 

33,498

16,674

投資活動に関するキャッシュ・フロー

 

492,022

766,075

 

 

 

 

財務活動に関するキャッシュ・フロー

 

 

 

短期借入金の純増減

 

357,022

803,683

長期借入債務による調達

 

88,484

465,316

長期借入債務の償還

 

229,559

184,323

非支配持分からの払込み

 

5,004

5,190

配当金の支払

 

91,766

96,691

非支配持分株主への配当金の支払

 

40,509

25,511

自己株式の取得

 

129

94

自己株式の売却

 

136

580

非支配持分株主からの子会社持分取得

 

1,340

532,955

その他

 

460

22

財務活動に関するキャッシュ・フロー

 

86,883

435,173

 

 

 

 

現金及び現金同等物に係る為替変動による影響

 

15,841

9,409

現金及び現金同等物の増減

 

113,133

104,907

 

 

 

 

現金及び現金同等物の期首残高

 

807,593

812,331

現金及び現金同等物の四半期末残高

 

694,460

917,238

 

【要約四半期連結財務諸表注記】

注1.報告企業

 株式会社日立製作所(以下、当社)は日本に拠点を置く株式会社であり、その株式を公開しています。当社の要約四半期連結財務諸表は、当社及び子会社並びにその関連会社及び共同支配企業に対する持分により構成されています。当社及び子会社からなる企業集団は、IT、エネルギー、インダストリー、モビリティ、ライフ、日立建機、日立金属、その他の8セグメントにわたって、製品の開発、生産、販売、サービス等、グローバルに幅広い事業活動を展開しています。

 

注2.作成の基礎

 当社の要約四半期連結財務諸表は、「四半期連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(平成19年内閣府令第64号)第1条の2に掲げる「指定国際会計基準特定会社」の要件を全て満たしていることから、同第93条の規定により、IAS第34号に準拠して作成しています。当要約四半期連結財務諸表には、年次の連結財務諸表で要求されている全ての情報が含まれていないため、前連結会計年度の連結財務諸表と併せて利用されるべきものです。

 

 要約四半期連結財務諸表の作成において、当社の経営者は会計方針の適用並びに資産及び負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす判断、見積り及び仮定の設定を行うことが義務付けられています。実際の業績はこれらの見積り等とは異なる場合があります。

 見積り及びその基礎となる仮定は継続して見直しています。会計上の見積りの変更による影響は、その見積りを変更した会計期間及び影響を受ける将来の会計期間において認識しています。

 当要約四半期連結財務諸表の金額に重要な影響を及ぼす判断、見積り及びその基礎となる仮定は、原則として前連結会計年度の連結財務諸表と同様です。

 当第3四半期連結累計期間において、のれん等の固定資産の減損テストや、繰延税金資産の実現可能性の評価等の、将来キャッシュ・フロー及び将来課税所得の見積りを要する会計処理に際して、当社は、グローバルに幅広い事業活動を行っているため、セグメントや地域によって状況は異なるものの、COVID-19の拡大に伴う国内外の経済活動の停滞の影響は、短期的には一部の事業で引き続き需要減少が継続する一方、長期的には重要な影響はないと仮定しています。当社は、当該仮定は当第3四半期連結累計期間末時点における最善の見積りであると判断していますが、想定以上に影響が長期化あるいは拡大した場合には、のれん等の固定資産の評価、繰延税金資産の実現可能性等の、重要な会計上の見積り及び判断に影響を及ぼす可能性があります。

 

 要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書について、明瞭性を高める観点から表示方法の見直しを行い、当第1四半期連結会計期間より、表示方法の変更を行っています。前第3四半期連結累計期間まで営業活動に関するキャッシュ・フローの「その他の負債の増減(△は減少)」に含めていた「未払費用の増減(△は減少)」は別掲し、「その他の資産の増減(△は増加)」及び「その他の負債の増減(△は減少)」は「その他」に含めて表示しています。この表示方法の変更を反映させるため、前第3四半期連結累計期間の要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書の組替えを行っています。

 この結果、前第3四半期連結累計期間の要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書について、「その他の負債の増減(△は減少)」から「未払費用の増減(△は減少)」に△147,730百万円を組替えて表示しています。また、「その他の資産の増減(△は増加)」△2,543百万円及び「その他の負債の増減(△は減少)」357,101百万円を「その他」に組替えて表示しています

 

注3.主要な会計方針

 当要約四半期連結財務諸表において適用する主要な会計方針は、前連結会計年度において適用した会計方針と同一です。

 なお、当第3四半期連結累計期間の法人所得税費用は、見積平均年次実効税率を基に算定しています。

 

注4.セグメント情報

 事業セグメントは、独立した財務情報が入手可能であり、最高経営意思決定機関が、経営資源の配分の決定及び業績の検討のため、定期的に評価を行う対象とする当社の構成単位です。

 

 当社は報告セグメントを、主に市場、製品及びサービスの性質及び経済的特徴の類似性を総合的に勘案し、下記8区分に系列化しています。以下に記載する報告セグメントのうち、エネルギー、インダストリー、モビリティ及びライフは、当社の財政状態及び経営成績の適切な理解に資するために、複数の事業セグメントを集約しています。事業セグメントの集約においては、主に事業セグメントの売上総利益率を用いて経済的特徴の類似性を判断しています。それぞれの報告セグメントに含まれる主な製品・サービスは下記のとおりです。

 

(1)IT

システムインテグレーション、コンサルティング、制御システム、クラウドサービス、ソフトウェア、ITプロダクツ(ストレージ、サーバ)、ATM

(2)エネルギー

エネルギーソリューション(原子力、再生可能エネルギー、火力、パワーグリッド)

(3)インダストリー

産業・流通システム、水・環境システム、産業用機器

(4)モビリティ

ビルシステム(エレベーター、エスカレーター)、鉄道システム

(5)ライフ

生活・エコシステム(冷蔵庫、洗濯機、ルームエアコン、業務用空調機器)、オートモティブシステム(パワートレインシステム、シャシーシステム、先進運転支援システム)、医用・ライフサイエンス製品、分析機器、半導体製造装置、製造・検査装置、先端産業部材

(6)日立建機

油圧ショベル、ホイールローダ、マイニング機械、保守・サービス、土木施工ソリューション、鉱山運行管理システム

(7)日立金属

特殊鋼製品、素形材製品、磁性材料・パワーエレクトロニクス、電線材料

(8)その他

光ディスクドライブ、不動産の管理・売買・賃貸、その他

 

 当社は、第1四半期連結会計期間中に㈱日立ハイテクを完全子会社化し、当連結会計年度の期首から日立ハイテクセグメントをライフセグメントに統合しています。当該区分変更により、前第3四半期連結累計期間を変更後の区分にて表示しています。

 当社は、2020年4月に日立化成㈱(現昭和電工マテリアルズ㈱)の全ての株式を売却し、日立化成㈱は当社の連結範囲から除外されました。これに伴い、日立化成セグメントは当社の事業セグメントに該当しないこととなりましたが、明瞭性を高める観点から、前第3四半期連結累計期間及び当第3四半期連結累計期間に係るセグメント情報については、日立化成セグメントを引き続き別掲して表示しています。

 

 前第3四半期連結累計期間及び当第3四半期連結累計期間におけるセグメント情報は下記のとおりです。

 

 外部顧客に対する売上収益

 

 

(単位:百万円)

 

前第3四半期連結累計期間

当第3四半期連結累計期間

IT

1,385,112

1,324,577

エネルギー

203,155

722,031

インダストリー

442,631

441,094

モビリティ

825,288

856,760

ライフ

1,498,148

1,389,820

日立建機

686,906

558,280

日立金属

648,394

522,933

日立化成

465,070

その他

181,851

154,627

小計

6,336,555

5,970,122

全社

7,626

8,878

合計

6,344,181

5,979,000

 

 セグメント間の内部売上収益

 

 

(単位:百万円)

 

前第3四半期連結累計期間

当第3四半期連結累計期間

IT

109,154

109,238

エネルギー

42,577

33,952

インダストリー

112,349

109,001

モビリティ

7,383

5,927

ライフ

95,645

71,965

日立建機

282

447

日立金属

22,569

18,470

日立化成

14,628

その他

169,839

161,564

小計

574,426

510,564

全社及び消去

574,426

510,564

合計

 

 

 売上収益合計

 

 

(単位:百万円)

 

前第3四半期連結累計期間

当第3四半期連結累計期間

IT

1,494,266

1,433,815

エネルギー

245,732

755,983

インダストリー

554,980

550,095

モビリティ

832,671

862,687

ライフ

1,593,793

1,461,785

日立建機

687,188

558,727

日立金属

670,963

541,403

日立化成

479,698

その他

351,690

316,191

小計

6,910,981

6,480,686

全社及び消去

566,800

501,686

合計

6,344,181

5,979,000

 

 

 セグメント損益

 

 

(単位:百万円)

 

前第3四半期連結累計期間

当第3四半期連結累計期間

IT

158,184

161,741

エネルギー

379,214

10,536

インダストリー

30,200

25,936

モビリティ

91,608

70,152

ライフ

84,985

23,444

日立建機

58,459

13,633

日立金属

52,864

38,313

日立化成

24,085

その他

26,734

16,067

小計

42,177

262,124

全社及び消去

12,773

241,412

合計

54,950

503,536

受取利息

15,413

12,426

支払利息

18,242

17,003

継続事業税引前四半期利益

52,121

498,959

 

 セグメント損益は受取利息及び支払利息調整後税引前四半期利益(EBIT)で表示しています。

 セグメント間取引は独立企業間価格で行っています。「全社」には主として先端研究開発費等の各セグメントに配賦していない費用、事業再編等損益及び持分法による投資損益の一部等が含まれています。

 

注5.事業再編等

 前第3四半期連結累計期間に生じた主な事業再編等は下記のとおりです。

 

(1)Chassis Brakes International B.V.(Chassis Brakes社)の買収

 当社及び、当社の子会社で、ライフセグメントに属する日立オートモティブシステムズ㈱(日立AMS)は、中核事業をさらに強化し、グローバルプレゼンスを高めることを目的として、米国KPSキャピタルパートナーズの特別目的事業体であるCaliper Acquisition International S.à r.l.(Caliper社)との間で、Caliper社が保有する全てのChassis Brakes社株式を日立AMSが取得する、株式譲渡契約を2019年7月24日に締結しました。日立AMSは、本譲渡契約に基づき2019年10月11日に取得を完了しました。その結果、Chassis Brakes社に対する当社の所有持分の割合は100%となり、Chassis Brakes社は当社の子会社となりました。また、当該取得に加え、当社の子会社であるHitachi International (Holland) B.V.はChassis Brakes社の借入金194百万ユーロ(23,066百万円)の返済を行っています。

 

 Chassis Brakes社の取得の対価、取得した資産及び引継いだ負債の取得日において認識した価額の要約は、下記のとおりです。

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

現金及び現金同等物

 

3,666

売上債権及び契約資産

 

13,815

棚卸資産

 

 

10,894

その他の流動資産

 

5,940

非流動資産(無形資産を除く)

28,548

無形資産

 

 

 

 

のれん(損金不算入)

 

47,663

 

その他の無形資産

 

34,139

合計

 

 

144,665

 

 

 

 

 

流動負債

 

 

50,074

非流動負債

 

 

34,513

合計

 

 

84,587

 

 

 

 

 

支払対価(現金)

 

60,078

 

 のれんは、主に超過収益力及び既存事業とのシナジー効果を反映したものです。

 Chassis Brakes社の取得日から2019年12月31日までの経営成績は重要ではありませんでした。

 2019年4月1日時点で当該取得が行われたと仮定した場合の、前第3四半期連結累計期間の売上収益及び当期利益に与える影響額は重要ではありませんでした。

 なお、日立AMSは2021年1月1日付で日立Astemo㈱に商号変更しています。

 

(2)ロボットシステムインテグレーション事業の買収

 当社は、ロボットシステムインテグレーション事業のグローバル展開を目的として、JR Intermediate Holdings, LLC(JR Intermediate社)との間で、JR Intermediate社が保有する全てのJR Technology Group, LLC(JR Technology社)持分を取得する契約を2019年4月23日に締結しました。当社の子会社であるHitachi America, Ltd.は、本譲渡契約に基づき2019年12月27日に取得を完了しました。その結果、JR Technology社に対する当社の所有持分の割合は100%となり、JR Technology社は当社の子会社となりました。また、当該取得に加え、Hitachi America, Ltd.はJR Technology社の借入金231百万米ドル(25,304百万円)の返済を行っています。

 

 JR Technology社の取得の対価、取得した資産及び引継いだ負債の取得日において認識した価額の要約は、下記のとおりです。

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

現金及び現金同等物

 

3,056

売上債権及び契約資産

 

26,315

棚卸資産

 

 

433

その他の流動資産

 

871

非流動資産(無形資産を除く)

9,352

無形資産

 

 

 

 

のれん(損金算入)

 

84,334

 

その他の無形資産

 

56,008

合計

 

 

180,369

 

 

 

 

 

流動負債

 

 

18,382

非流動負債

 

 

31,883

合計

 

 

50,265

 

 

 

 

 

支払対価(現金)

 

130,104

 

 のれんは、主に超過収益力及び既存事業とのシナジー効果を反映したものです。

 JR Technology社の取得日から2019年12月31日までの経営成績は重要ではありませんでした。

 2019年4月1日時点で当該取得が行われたと仮定した場合の、前第3四半期連結累計期間の売上収益及び当期利益に与える影響額は重要ではありませんでした。

 

 当第3四半期連結累計期間及び要約四半期連結財務諸表の承認日までに生じた主な事業再編等は下記のとおりです。

 

(1)日立化成㈱(日立化成)株式の売却

 当社は、昭和電工㈱及び同社の子会社であるHCホールディングス㈱(HCホールディングス)との間で、当社の子会社で、日立化成セグメントに属する日立化成の普通株式に対して、HCホールディングスが行う公開買付(本公開買付)に、当社が保有する日立化成の普通株式の全てを応募する旨の公開買付応募契約を2019年12月18日に締結しました。HCホールディングスは2020年3月24日に本公開買付を開始し、本公開買付は2020年4月20日に成立しました。当社の売却の対価は495,145百万円です。

 本公開買付の結果、日立化成に対する当社の所有持分の割合は、51.4%から0%となり、日立化成は当社の連結範囲から除外されました。当社は、日立化成に対する支配の喪失に伴って認識した利益278,839百万円を、要約四半期連結損益計算書上、その他の収益に計上しています。また、要約四半期連結持分変動計算書の非支配持分との取引等において、日立化成が連結範囲から除外されたことにより、非支配持分が220,402百万円減少しました。

 なお、日立化成は2020年10月1日付で昭和電工マテリアルズ㈱に商号変更しています。

 

(2)㈱日立ハイテク(日立ハイテク)株式の追加取得

 当社は、計測・分析プラットフォームを確立し、Lumadaを強化することを目的として、当社の子会社で、ライフセグメントに属する日立ハイテクの普通株式を対象とした公開買付(本公開買付)を行うことを、2020年1月31日の取締役会において決定しました。当社は2020年2月17日に本公開買付を開始し、本公開買付は2020年4月6日に成立しました。

 また、当社は日立ハイテクの完全子会社化に係る一連の手続を実施した結果、2020年5月20日に日立ハイテクに対する当社の所有持分の割合は100%となりました。取得の対価の合計は531,084百万円で、当第3四半期連結累計期間において、資本剰余金及び非支配持分がそれぞれ321,627百万円及び209,457百万円減少しました。

 

(3)パワーグリッド事業の買収

 当社は、エネルギーソリューション事業のグローバル展開及び強化を目的として、2018年12月17日にABB Ltd(ABB社)のパワーグリッド事業を買収することを決定し、ABB社との間で買収に関する契約を締結しました。本契約に基づき、ABB社から分社されたHitachi ABB Power Grids Ltd(日立ABBパワーグリッド社)に80.1%の出資を行い、2020年7月1日に取得を完了しました。その結果、日立ABBパワーグリッド社は当社の子会社となりました。当社は、ABB社が保有する日立ABBパワーグリッド社の株式19.9%を購入するコール・オプション、ABB社は、2023年以降に行使可能な、ABB社が保有する日立ABBパワーグリッド社の株式19.9%を当社に売り渡すプット・オプションを保有しています。

 

 日立ABBパワーグリッド社の取得の対価、取得した資産及び引継いだ負債の取得日において認識した暫定的価額、並びに取得日において認識されたのれん及び日立ABBパワーグリッド社の非支配持分の価額の要約は、下記のとおりです。

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

現金及び現金同等物

 

65,466

売上債権及び契約資産

 

378,063

棚卸資産

 

 

174,198

その他の流動資産

 

63,883

有形固定資産

 

 

239,287

無形資産

 

 

 

 

のれん

444,144

 

その他の無形資産

 

444,501

その他の非流動資産

 

19,216

合計

 

 

1,828,758

 

 

 

 

 

買入債務

 

 

199,789

契約負債

 

 

143,466

その他の流動負債

 

213,191

長期債務

 

 

349,189

その他の非流動負債

 

119,894

合計

 

 

1,025,529

 

 

 

 

 

支払対価(現金)

 

722,062

非支配持分

 

81,167

合計

 

803,229

 

 のれんは、主に超過収益力及び既存事業とのシナジー効果を反映したものです。

 非支配持分は、被取得企業の識別可能純資産の公正価値に対する持分割合相当額で測定しています。

 

 なお、取得した資産及び引き継いだ負債の取得日における公正価値は、算定中です。また、取得の対価は価格調整により変動する可能性があります。そのため、上記の金額は変更となる可能性があります。

 

 取得関連費用は、前連結会計年度以前において5,391百万円を計上しており、また当連結会計年度において約3,000百万円を計上する予定です。これらの取得関連費用の内、前第3四半期連結累計期間及び当第3四半期連結累計期間の要約四半期連結損益計算書上のその他の費用に、それぞれ1,388百万円及び2,686百万円を計上しています。

 

 当該取得に加え、当社はABB社の子会社であるABB Capital B.V.から日立ABBパワーグリッド社に対する貸付金3,000百万米ドル(323,190百万円)を引継ぎ、同額をABB Capital B.V.に支払っています。当該支出は、当第3四半期連結累計期間の要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書上、投資活動によるキャッシュ・フローの有価証券及びその他の金融資産(子会社及び持分法で会計処理されている投資を含む)の取得に含めています。

 

 要約四半期連結損益計算書に含まれる日立ABBパワーグリッド社の取得日から2020年12月31日までの経営成績(内部取引消去前)は、売上収益507,047百万円、EBIT△8,431百万円、四半期利益△8,739百万円です。なお、当該経営成績のうちEBIT及び四半期利益には、取得日に当社が新たに認識したその他の無形資産等の償却費37,328百万円が含まれています。

 

 2020年4月1日時点で当該取得が行われたと仮定した場合の当第3四半期連結累計期間における当社の経営成績(プロフォーマ情報、四半期レビュー対象外)は次のとおりです。

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

売上収益

 

6,201,479

EBIT

 

493,327

四半期利益

 

 

302,684

 

 プロフォーマ情報を作成するため、日立ABBパワーグリッド社の過去の財務情報には米国会計基準から国際会計基準への調整を行っています。なお、当該プロフォーマ情報のうちEBIT及び四半期利益には、取得日に当社が新たに認識したその他の無形資産等の償却費52,795百万円が含まれています。

 

(4)南アフリカプロジェクトに係る和解について

 当社は、一般社団法人日本商事仲裁協会(JCAA)にて三菱重工業㈱(三菱重工)を申立人として仲裁手続中の南アフリカプロジェクトの譲渡価格調整金等に関する合意を、2019年12月18日の取締役会において、経済合理性及び事業戦略上の観点等から決定し、同日、三菱重工と和解契約を締結しました。本契約の締結により、当社が保有する三菱日立パワーシステムズ㈱(MHPS)の全普通株式を三菱重工に譲渡するとともに、和解金200,000百万円から当社のMitsubishi Hitachi Power Systems Africa Proprietary Limited(MHPSアフリカ)に対する貸付金70,000百万円の債権譲渡額を控除した金額130,000百万円を三菱重工に支払うこととなりました。これに伴い、当社は、三菱重工に対する和解金の支払いに係る未払金200,000百万円及び当社保有のMHPS株式の譲渡に係るその他の引当金273,272百万円を計上しました。また、本契約の締結前に計上していた南アフリカプロジェクトの譲渡価格調整金等に係る引当金105,041百万円については取崩を行いました。主にこれらの結果として、エネルギーセグメントにおいて、和解に伴う損失375,967百万円を計上しており、前連結会計年度第3四半期連結累計期間における要約四半期連結損益計算書上のその他の費用に含まれています。本契約に基づく三菱重工への譲渡資産について、従来、要約四半期連結財政状態計算書上の持分法で会計処理されている投資に含まれていたMHPS株式、並びに、非流動資産の有価証券及びその他の金融資産に含まれていたMHPSアフリカに対する貸付金の合計333,614百万円に関しては、IFRS第5号「売却目的で保有する非流動資産及び非継続事業」における売却目的保有資産としての要件を満たし、要約四半期連結財政状態計算書上のその他の流動資産に振替を行いました。

 その後、2020年3月30日に、当社はMHPSアフリカに対する貸付金70,000百万円を三菱重工に譲渡するとともに、和解金から債権譲渡額を控除した金額130,000百万円を三菱重工に支払いました。2020年9月1日に、当社は、売却目的保有資産に分類していたMHPS株式263,614百万円の全てを三菱重工に譲渡し、MHPSは当社の関連会社ではなくなりました。これに伴い、要約四半期連結財政状態計算書上のその他の流動負債に含まれていたMHPS株式の譲渡に係るその他の引当金273,272百万円については取崩を行いました。2020年9月14日に、当社及び三菱重工はJCAAより仲裁手続終了の決定を受けています。

 なお、MHPSは2020年9月1日付で三菱パワー㈱に商号変更しています。

 

(5)オートモティブシステム事業の再編

 当社及び、当社の子会社で、ライフセグメントに属する日立AMSは、本田技研工業㈱(ホンダ)並びに、ホンダの関連会社である㈱ケーヒン(ケーヒン)、㈱ショーワ(ショーワ)、及び日信工業㈱(日信工業)(合わせてホンダ関連会社)との間で、CASE分野においてグローバルで競争力のあるソリューションの開発・提供を強化することを目的として、日立AMSとホンダ関連会社の経営統合に関する契約を2019年10月30日に締結しました。

 本契約に基づき、2021年1月1日に日立AMS並びにホンダ関連会社が、日立AMSを吸収合併存続会社とし、ホンダ関連会社をそれぞれ吸収合併消滅会社とする吸収合併を実施し、日立Astemo㈱(日立Astemo)を設立しました。吸収合併後、日立Astemoに対する当社の所有持分の割合は66.6%となり、日立Astemoは当社の連結子会社となりました。

 当該取得の対価は日立Astemoの普通株式であり、発行した普通株式の公正価値は、ケーヒンについては88,747百万円、ショーワについては59,062百万円、日信工業については48,242百万円です。取得対価の公正価値は、当社とホンダ間で合意した、日立AMS及びホンダ関連会社の評価額に基づいて算定しています。当社は、合意に際し、第三者評価機関による評価結果等を勘案して評価額の妥当性を検証しています。

 なお、当該取得実行前の旧日立AMSに対する当社の持分比率が100%から66.6%に減少したことに伴い、当連結会計年度において、資本剰余金が約1,200億円、非支配株主持分が約800億円増加する予定です。

 取得関連費用は、前連結会計年度以前において2,948百万円を計上しており、また当連結会計年度において約2,000百万円を計上する予定です。これらの取得関連費用のうち、前第3四半期連結累計期間及び当第3四半期連結累計期間の要約四半期連結損益計算書上のその他の費用に、それぞれ2,579百万円及び453百万円を計上しています。

 なお、取得日から四半期報告書提出日までには時間的制約があったことから、当該取得に関する当初の会計処理は完了していません。このため、取得した資産及び引き継いだ負債の取得日において認識した価額、非支配持分の金額、並びにのれんの残高に関する情報は開示していません。

 2020年4月1日時点で当該取得が行われたと仮定した場合の、当第3四半期連結累計期間の売上収益及び四半期利益に与える影響額は、プロフォーマ情報を作成するための時間的制約があったことから、開示していません。

 

 上記以外の重要な事業再編等は下記のとおりです。

 

(1)画像診断関連事業の売却

 当社は、富士フイルム㈱(富士フイルム)との間で、当社及び、ライフセグメントに属する当社の子会社及び関連会社に含まれる画像診断関連事業を、富士フイルムへ譲渡する契約を2019年12月18日に締結しました。

 本契約に基づき、当社が設立した新会社を承継法人とする、画像診断関連事業の吸収分割の完了後、新会社の株式の全てを富士フイルムに譲渡する予定です。売却の対価は、約1,790億円を予定しています。株式譲渡後、新会社に対する当社の所有持分の割合は100%から0%となり、新会社は当社の連結範囲から除外される予定です。当社は、新会社に対する支配の喪失に伴って認識する利益約1,110億円を、連結損益計算書上、その他の収益に計上する予定です。

 

(2)日本国外の白物家電事業の再編

 当社の子会社で、ライフセグメントに属する日立グローバルライフソリューションズ㈱(日立GLS)とArçelik A.S.(アルチェリク)は、2020年12月16日に合弁会社の設立に合意し、株式譲渡契約を締結しました。

 本契約に基づき、日立GLSは新会社を設立し、2021年春を目指して日本国外の白物家電事業を移管するとともに、新会社の株式の60%をアルチェリクに譲渡する予定です。売却の対価は、約3億米ドル(約315億円)を予定しています。株式譲渡後、新会社に対する日立GLSの所有持分の割合は100%から40%となり、新会社は当社の持分法適用会社となる予定です。

 

注6.売上債権及び契約資産

 売上債権及び契約資産の内訳は下記のとおりであり、貸倒引当金控除後の金額で表示しています。

 

 

(単位:百万円)

 

2020年3月31日

2020年12月31日

売掛金

1,684,225

1,556,090

契約資産

429,117

657,657

その他

146,863

148,527

合計

2,260,205

2,362,274

 

 その他には受取手形及び電子記録債権が含まれます。

 

注7.金融商品

金融商品の公正価値

(1)公正価値の測定方法

 金融資産及び金融負債の公正価値は、以下のとおり決定しています。

 

現金及び現金同等物、売上債権、短期貸付金、未収入金、短期借入金、未払金、買入債務

 満期までの期間が短いため、公正価値は帳簿価額とほぼ同額です。

 

有価証券及びその他の金融資産

 リース債権の公正価値は、一定の期間毎に区分した債権毎に、債権額を満期までの期間及び信用リスクを加味した利率により割り引いた現在価値に基づいて算定しています。

 市場性のある有価証券の公正価値は、市場価格を用いて見積っています。市場性のない有価証券の公正価値は、類似の有価証券の市場価格及び同一又は類似の有価証券に対する投げ売りでない市場価格、観察可能な金利及び利回り曲線、クレジット・スプレッド又はデフォルト率を含むその他関連情報によって見積っています。重要な指標が観察不能である場合、金融機関により提供された価格情報を用いて評価しています。提供された価格情報は、独自の評価モデルを用いたインカム・アプローチあるいは類似金融商品の価格との比較といったマーケット・アプローチにより検証しています。

 長期貸付金の公正価値は、同様の貸付形態での追加貸付に係る利率を使用した将来キャッシュ・フローの現在価値を用いて見積っています。

 デリバティブ資産の公正価値は、投げ売りでない市場価格、活発でない市場での価格、観察可能な金利及び利回り曲線や外国為替及び商品の先物及びスポット価格を用いたモデルに基づき測定しています。また、重要な指標が観察不能である場合、主にインカム・アプローチあるいはマーケット・アプローチを使用し、金融機関が提供する関連情報等を検証しています。

 

長期債務

 長期債務の公正価値は、当該負債の市場価格、又は同様の契約条項での市場金利を使用した将来キャッシュ・フローの現在価値を用いて見積っています。

 

その他の金融負債

 デリバティブ負債の公正価値は、投げ売りでない市場価格、活発でない市場での価格、観察可能な金利及び利回り曲線や外国為替及び商品の先物及びスポット価格を用いたモデルに基づき測定しています。また、重要な指標が観察不能である場合、主にインカム・アプローチあるいはマーケット・アプローチを使用し、金融機関が提供する関連情報等を検証しています。

 

(2)償却原価で測定する金融商品

 2020年3月31日及び2020年12月31日現在において、償却原価で測定する金融資産及び金融負債の帳簿価額及び公正価値は下記のとおりです。なお、償却原価で測定する金融資産及び金融負債の見積公正価値は、下記(3)に示されるレベル2に分類しています。

 

 

 

(単位:百万円)

 

2020年3月31日

2020年12月31日

区分

帳簿価額

公正価値

帳簿価額

公正価値

資産

 

 

 

 

有価証券及びその他の金融資産

 

 

 

 

リース債権

83,553

84,834

84,694

86,056

負債性証券

73,048

73,051

72,049

72,051

長期貸付金

26,642

28,576

18,560

20,445

負債

 

 

 

 

長期債務(a)

 

 

 

 

社債

385,293

386,082

354,964

356,934

長期借入金

637,648

640,929

967,588

970,664

 

(a)長期債務は、要約四半期連結財政状態計算書上の償還期長期債務及び長期債務に含まれます。

 

(3)公正価値で測定する金融商品

 経常的に公正価値で測定する金融商品は、当該商品の測定に際し使用した指標により以下の3つのレベル(公正価値ヒエラルキー)に分類しています。

   レベル1:同一の資産又は負債の活発な市場における(無調整の)市場価格により測定した公正価値

   レベル2:レベル1以外の直接又は間接的に観察可能な指標を用いて測定した公正価値

   レベル3:重要な観察可能でない指標を用いて測定した公正価値

 なお、公正価値の測定に複数の指標を使用している場合には、その公正価値測定の全体において重要な最も低いレベルの指標に基づいてレベルを決定しています。

 レベル間の振替は各四半期の期首時点で発生したものとして認識しています。

 

 2020年3月31日及び2020年12月31日現在において、経常的に公正価値で測定する金融資産及び金融負債の公正価値は下記のとおりです。

 

2020年3月31日

 

 

(単位:百万円)

区分

レベル1

レベル2

レベル3

合計

FVTPL金融資産

 

 

 

 

有価証券及びその他の金融資産

 

 

 

 

資本性証券

4,001

4,001

負債性証券

8,638

4,550

8,617

21,805

デリバティブ資産

44,409

6,147

50,556

FVTOCI金融資産

 

 

 

 

有価証券及びその他の金融資産

 

 

 

 

資本性証券

135,452

108,884

244,336

合計

144,090

48,959

127,649

320,698

FVTPL金融負債

 

 

 

 

その他の金融負債

 

 

 

 

デリバティブ負債

24,021

24,021

合計

24,021

24,021

 

2020年12月31日

 

 

(単位:百万円)

区分

レベル1

レベル2

レベル3

合計

FVTPL金融資産

 

 

 

 

有価証券及びその他の金融資産

 

 

 

 

資本性証券

118

5,236

5,354

負債性証券

13,231

5,076

6,406

24,713

デリバティブ資産

25,054

82

25,136

FVTOCI金融資産

 

 

 

 

有価証券及びその他の金融資産

 

 

 

 

資本性証券

189,583

108,327

297,910

合計

202,932

30,130

120,051

353,113

FVTPL金融負債

 

 

 

 

その他の金融負債

 

 

 

 

デリバティブ負債

39,394

39,394

合計

39,394

39,394

 

 前第3四半期連結累計期間及び当第3四半期連結累計期間において、レベル3に分類される経常的に公正価値で測定する金融商品の増減は下記のとおりです。

 

2019年12月31日

 

 

(単位:百万円)

レベル3金融資産

資本性証券

負債性証券

デリバティブ資産

合計

期首残高

105,077

9,344

7,059

121,480

四半期利益に認識した

損失(a)

△92

△18

△184

△294

その他の包括利益に認識した

利得(b)

1,845

1,845

購入及び取得

2,848

384

3,232

売却及び償還

△1,658

△1,005

△2,663

連結範囲の異動による影響

△505

△46

△551

その他

△3,662

△38

△3,700

期末残高

103,853

8,621

6,875

119,349

期末に保有する金融商品に係る

未実現の利得及び損失(c)

△92

4

△184

△272

 

2020年12月31日

 

 

(単位:百万円)

レベル3金融資産

資本性証券

負債性証券

デリバティブ資産

合計

期首残高

112,885

8,617

6,147

127,649

四半期利益に認識した

利得及び損失(a)

△223

57

△4

△170

その他の包括利益に認識した

利得(b)

2,099

2,099

購入及び取得

3,645

364

4,009

売却及び償還

△1,340

△1,973

△6,061

△9,374

連結範囲の異動による影響

△3,584

△656

△4,240

その他

81

△3

78

期末残高

113,563

6,406

82

120,051

期末に保有する金融商品に係る

未実現の利得及び損失(c)

△236

57

△4

△183

 

(a)四半期利益に認識した利得及び損失は、FVTPL金融資産に関するものであり、要約四半期連結損益計算書上の金融収益及び金融費用に含まれます。

(b)その他の包括利益に認識した利得は、FVTOCI金融資産に関するものであり、要約四半期連結包括利益計算書上のその他の包括利益を通じて測定する金融資産の公正価値の純変動額に含まれます。

(c)各期末に保有する金融商品に係る未実現の利得及び損失は、FVTPL金融資産に関するものであり、要約四半期連結損益計算書上の金融収益及び金融費用に含まれます。

 

 公正価値の測定は、当社の評価方針及び手続きに従って、財務部門により行われており、金融商品の個々の性質、特徴並びにリスクを最も適切に反映できる評価モデルを決定しています。また、財務部門は公正価値の変動に影響を与え得る重要な指標の推移を継続的に検証しています。検証の結果、金融商品の公正価値の毀損が著しい際は、部門管理者のレビューと承認を行っています。

 

(4)その他

 当社及び当社の子会社において、非支配持分株主に付与している子会社持分の売建プット・オプションは、その行使価格の現在価値を金融負債として認識するとともに、非支配持分の認識を中止し、その差額を資本剰余金として認識しています。

 当社が日立ABBパワーグリッド社の非支配持分株主に対して付与した売建プット・オプションは、行使価格の現在価値で測定されており、2020年12月31日現在における帳簿価額228,218百万円が要約四半期連結財政状態計算書上のその他の非流動負債に含まれています。

 

注8.剰余金の配当

 前第3四半期連結累計期間における配当金は下記のとおりです。

 

決議

配当金の総額

(百万円)

配当の原資

1株当たり

配当額(円)

基準日

効力発生日

2019年5月10日

取締役会

48,280

利益剰余金

50.0

2019年3月31日

2019年5月31日

2019年10月30日

取締役会

43,481

利益剰余金

45.0

2019年9月30日

2019年11月29日

 

 当第3四半期連結累計期間における配当金は下記のとおりです。

 

決議

配当金の総額

(百万円)

配当の原資

1株当たり

配当額(円)

基準日

効力発生日

2020年5月13日

取締役会

48,311

利益剰余金

50.0

2020年3月31日

2020年6月8日

2020年10月28日

取締役会

48,342

利益剰余金

50.0

2020年9月30日

2020年11月30日

 

 

注9.売上収益

(1)収益の分解

 当社の売上収益は、主に顧客との契約から認識された収益であり、当社の報告セグメントを地域別に分解した場合の内訳は、下記のとおりです。

 当社は当連結会計年度の期首から報告セグメントの区分を変更しています。当該区分変更に伴い、前第3四半期連結累計期間を変更後の区分にて表示しています。報告セグメントの区分変更に係る詳細は注4.セグメント情報に記載しています。

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

前第3四半期連結累計期間

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本

アジア

北米

欧州

その他

海外

売上収益

売上収益

IT

1,067,980

140,494

139,975

116,056

29,761

426,286

1,494,266

エネルギー

213,244

21,323

5,852

3,086

2,227

32,488

245,732

インダストリー

426,867

66,529

37,039

8,467

16,078

128,113

554,980

モビリティ

250,006

300,342

32,805

219,541

29,977

582,665

832,671

ライフ

789,747

344,539

252,948

143,940

62,619

804,046

1,593,793

日立建機

145,410

161,321

130,043

98,628

151,786

541,778

687,188

日立金属

309,153

128,268

185,811

32,662

15,069

361,810

670,963

日立化成

171,997

209,896

36,266

47,968

13,571

307,701

479,698

その他

291,875

39,255

10,901

5,166

4,493

59,815

351,690

小計

3,666,279

1,411,967

831,640

675,514

325,581

3,244,702

6,910,981

全社及び消去

△512,864

△39,270

△6,551

△4,267

△3,848

△53,936

△566,800

合計

3,153,415

1,372,697

825,089

671,247

321,733

3,190,766

6,344,181

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

当第3四半期連結累計期間

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本

アジア

北米

欧州

その他

海外

売上収益

売上収益

IT

1,054,703

128,866

119,038

104,216

26,992

379,112

1,433,815

エネルギー

216,690

164,975

123,940

158,061

92,317

539,293

755,983

インダストリー

404,689

53,822

70,346

11,517

9,721

145,406

550,095

モビリティ

247,298

362,988

36,609

182,581

33,211

615,389

862,687

ライフ

696,532

354,098

195,736

149,634

65,785

765,253

1,461,785

日立建機

142,647

128,388

71,353

71,919

144,420

416,080

558,727

日立金属

248,788

115,200

142,088

24,960

10,367

292,615

541,403

日立化成

その他

267,105

33,735

6,905

5,784

2,662

49,086

316,191

小計

3,278,452

1,342,072

766,015

708,672

385,475

3,202,234

6,480,686

全社及び消去

△467,381

△25,731

△4,050

△2,678

△1,846

△34,305

△501,686

合計

2,811,071

1,316,341

761,965

705,994

383,629

3,167,929

5,979,000

 

 ITセグメントは、フロントビジネス及びサービス&プラットフォームで構成され、それぞれの売上収益は前第3四半期連結累計期間においては、1,001,008百万円、606,621百万円であり、当第3四半期連結累計期間においては、984,571百万円、561,970百万円です(内部取引を含む)。フロントビジネスは主に日本で、サービス&プラットフォームは主に日本、北米及び欧州で展開されています。

 当社は、当連結会計年度の期首から、ITセグメント内の事業分野の区分見直しを行っています。当該見直しに伴い、前第3四半期連結累計期間を変更後の区分にて表示しています。

 

(2)履行義務の充足に関する情報

 各報告セグメントの主な製品・サービスに対する履行義務に関する情報は下記のとおりです。

(IT)

 フロントビジネスにおいては、主にシステムインテグレーション、コンサルティング及びクラウドサービスが提供されていますが、これらの長期請負契約等は顧客仕様に応じた製品及びサービスを顧客に対して一定期間に亘り提供しており、一定期間に亘って履行義務が充足されるため、主に、費用の発生態様(見積原価総額に対する実際発生原価の割合で測定される進捗度等)もしくは時の経過に応じて収益を認識しています。

 多くの契約はマイルストーンに基づく請求となっており、履行義務充足前に入金される場合もあります。

 また、サービス&プラットフォームにおいては、主に制御システム、ソフトウェア及びITプロダクツの販売を行っており、顧客に製品を販売し引渡を完了した時点で履行義務が充足されるため、支配が移転した時点において収益を認識しています。支払条件は一般的な条件であり、延払等の支払条件となっている取引で重要なものはありません。

 

(エネルギー、インダストリー及びモビリティ)

 エネルギーセグメントにはエネルギーソリューション事業等の売上収益が含まれており、国内、アジア、欧州や北米を中心に展開されています。

 インダストリーセグメントには産業・流通システム事業等の売上収益が含まれており、主に国内で展開されています。
 また、モビリティセグメントにはビルシステム事業及び鉄道システム事業の売上収益が含まれており、ビルシステム事業は主に中国で、鉄道システム事業は主に欧州でそれぞれ展開されています。

 これらのセグメントにおける請負工事等に係る長期請負契約等は顧客仕様に基づいた製品等を一定期間に亘り製造し顧客に提供することにより、履行義務が充足されるため、主に、費用の発生態様(見積原価総額に対する実際発生原価の割合で測定される進捗度等)に応じて収益を認識しています。また、契約期間に応じて均一のサービスを提供しているメンテナンスサービス等は、時の経過に応じて収益を認識しています。多くの契約の支払条件は、マイルストーンに基づく請求となっており、履行義務充足前に入金される場合もあります。

 また、インダストリーセグメントにおける産業用機器の販売等及びモビリティセグメントにおけるエレベーターの販売等は、顧客に製品を販売し引渡を完了した時点において履行義務が充足されるため、支配が移転した時点において収益を認識しています。支払条件は一般的な条件であり、延払等の支払条件となっている取引で重要なものはありません。

 

(その他)

 ライフ、日立建機、日立金属セグメントにおける製品は、主に顧客に製品を販売し引渡が完了した時点において履行義務が充足されるため、支配が移転した時点において収益を認識しています。支払条件は一般的な条件であり、延払等の支払条件となっている取引で重要なものはありません。

 これらのセグメントでのメンテナンスサービス等は、契約期間に応じて均一のサービスを提供しているため、時の経過に応じて収益を認識しています。支払条件は一般的な条件であり、延払等の支払条件となっている取引で重要なものはありません。

 

注10.その他の収益及び費用

 前第3四半期連結累計期間及び当第3四半期連結累計期間におけるその他の収益及び費用の主な内訳は下記のとおりです。

 

 

(単位:百万円)

 

前第3四半期連結累計期間

当第3四半期連結累計期間

固定資産損益

△1,651

2,911

減損損失

△76,933

△74,403

事業再編等損益

27,508

287,604

特別退職金

△8,062

△9,873

南アフリカプロジェクトに係る和解に伴う損失

△375,967

 

 

 

 減損損失は、主に有形固定資産、投資不動産、のれん及びその他の無形資産にかかる減損です。事業再編等損益には、支配の獲得及び喪失に関連する損益、投資先への重要な影響力の獲得及び喪失に関連する損益等が含まれています。

 その他の費用に含まれている前第3四半期連結累計期間及び当第3四半期連結累計期間における事業構造改革関連費用は、それぞれ86,358百万円及び84,276百万円です。事業構造改革関連費用には、主に減損損失及び特別退職金が含まれています。

 

 前第3四半期連結累計期間における減損損失の主な内容は下記のとおりです。

 日立金属セグメントにおいて、磁性材料事業の収益性低下に伴い計上した減損損失61,431百万円が含まれています。このうち、有形固定資産及び無形資産にかかる減損損失は、それぞれ22,479百万円及び38,952百万円です。回収可能価額は、使用価値に基づき、減損損失を認識した2019年9月30日時点で106,313百万円と評価しています。当該使用価値を算出するにあたっては、加重平均資本コストをもとに算出した割引率9.6%(税引前)で現在価値に割引いています。

 

 当第3四半期連結累計期間における減損損失の主な内容は下記のとおりです。

 ライフセグメントにおいて計上した減損損失37,781百万円が含まれています。主な内容はオートモティブシステム事業における国内の一部工場において生産性低下に伴い計上した減損損失27,639百万円であり、このうち、有形固定資産及び無形資産にかかる減損損失は、それぞれ26,351百万円及び1,288百万円です。回収可能価額は、処分費用控除後の公正価値に基づき、減損損失を認識した2020年12月31日時点で10,615百万円と評価しています。当該公正価値を算出するにあたっては、主にマーケット・アプローチを用いています。これらの測定額は不動産鑑定評価額に基づいており、レベル3に含まれます。

 日立金属セグメントにおいて計上した減損損失24,589百万円が含まれています。主な内容は磁性材料事業の収益性低下に伴い計上した減損損失15,657百万円であり、このうち、有形固定資産及び無形資産にかかる減損損失は、それぞれ10,356百万円及び5,301百万円です。回収可能価額は、使用価値に基づき、減損損失を認識した2020年9月30日時点で74,875百万円と評価しています。当該使用価値を算出するにあたっては、加重平均資本コストをもとに算出した割引率10.1%(税引前)で現在価値に割引いています。

 

 なお、南アフリカプロジェクトに係る和解に伴う損失の詳細は注5.事業再編等に記載しています。

 

注11.金融収益及び費用

 前第3四半期連結累計期間及び当第3四半期連結累計期間における金融収益及び費用の主な内訳は下記のとおりです。

 

 

(単位:百万円)

 

前第3四半期連結累計期間

当第3四半期連結累計期間

受取配当金

4,628

2,677

為替差損益

7,542

△2,340

 

 第3四半期連結累計期間及び当第3四半期連結累計期間における受取配当金はFVTOCI金融資産にかかるものです。

 

注12.非継続事業

 当社は、エネルギーセグメントにおいて、三菱重工業㈱との火力発電システム事業統合の際に統合会社に承継せず、当社及び一部の子会社が運営主体となった火力発電システム事業の一部について、前連結会計年度以前にプロジェクトが完了したため、当該事業に関する損益を非継続事業として区分表示しています。

 

 前第3四半期連結累計期間及び当第3四半期連結累計期間における非継続事業に係る損益及びキャッシュ・フローは、下記のとおりです。

 

 

(単位:百万円)

 

前第3四半期連結累計期間

当第3四半期連結累計期間

非継続事業に係る損益

 

 

売上収益

24

7

売上原価及び費用

△1,212

△693

非継続事業税引前四半期損失

△1,188

△686

法人所得税費用

1

非継続事業四半期損失

△1,187

△686

 

 

 

(単位:百万円)

 

前第3四半期連結累計期間

当第3四半期連結累計期間

非継続事業に係るキャッシュ・フロー

 

 

営業活動に関するキャッシュ・フロー

△2,181

△611

投資活動に関するキャッシュ・フロー

財務活動に関するキャッシュ・フロー

2,247

736

 

注13.1株当たり利益情報

 基本1株当たり親会社株主に帰属する四半期利益(損失)及び希薄化後1株当たり親会社株主に帰属する四半期利益(損失)の計算は、下記のとおりです。

 

 

(単位:百万円)

 

前第3四半期連結累計期間

当第3四半期連結累計期間

平均発行済株式数

965,702,013

965,946,407

希薄化効果のある証券

 

 

 

 

ストックオプション

890,960

 

691,800

 

譲渡制限付株式

361,911

 

523,601

 

譲渡制限付株式ユニット

 

11,836

 

希薄化後発行済株式数

966,954,884

967,173,644

親会社株主に帰属する継続事業四半期利益

 

 

 

 

基本

56,333

308,564

希薄化効果のある証券

希薄化後親会社株主に帰属する継続事業四半期利益

56,333

308,564

親会社株主に帰属する非継続事業四半期損失

 

 

 

 

基本

△1,187

△686

希薄化効果のある証券

希薄化後親会社株主に帰属する非継続事業四半期損失

△1,187

△686

親会社株主に帰属する四半期利益

 

 

 

 

基本

55,146

307,878

希薄化効果のある証券

希薄化後親会社株主に帰属する四半期利益

55,146

307,878

1株当たり親会社株主に帰属する継続事業四半期利益

 

 

 

 

基本

58.33

319.44

希薄化後

58.26

319.04

1株当たり親会社株主に帰属する非継続事業四半期損失

 

 

 

 

基本

△1.23

△0.71

希薄化後

△1.23

△0.71

1株当たり親会社株主に帰属する四半期利益

 

 

 

 

基本

57.10

318.73

希薄化後

57.03

318.33

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

前第3四半期連結会計期間

当第3四半期連結会計期間

平均発行済株式数

965,716,582

965,986,653

希薄化効果のある証券

 

 

 

 

ストックオプション

 

691,800

 

譲渡制限付株式

 

499,486

 

譲渡制限付株式ユニット

 

10,196

 

希薄化後発行済株式数

965,716,582

967,188,135

親会社株主に帰属する継続事業四半期利益(損失)

 

 

 

 

基本

△133,756

57,123

希薄化効果のある証券

希薄化後親会社株主に帰属する継続事業四半期利益(損失)

△133,756

57,123

親会社株主に帰属する非継続事業四半期利益(損失)

 

 

 

 

基本

△391

0

希薄化効果のある証券

希薄化後親会社株主に帰属する非継続事業四半期利益(損失)

△391

0

親会社株主に帰属する四半期利益(損失)

 

 

 

 

基本

△134,147

57,123

希薄化効果のある証券

希薄化後親会社株主に帰属する四半期利益(損失)

△134,147

57,123

1株当たり親会社株主に帰属する継続事業四半期利益(損失)

 

 

 

 

基本

△138.50

59.13

希薄化後

△138.50

59.06

1株当たり親会社株主に帰属する非継続事業四半期利益(損失)

 

 

 

 

基本

△0.40

0.00

希薄化後

△0.40

0.00

1株当たり親会社株主に帰属する四半期利益(損失)

 

 

 

 

基本

△138.91

59.13

希薄化後

△138.91

59.06

 

   (注) 前第3四半期連結会計期間は、希薄化後1株当たり親会社株主に帰属する四半期損失の計算において、ストックオプション及び譲渡制限付株式が逆希薄化効果を有するため、計算から除外している。

 

注14.偶発事象

 訴訟等

 2017年11月に、日本の子会社は、一次下請けとして請け負ったマンション(以下、本件マンション)の杭工事において一部不具合が懸念されることにより生じた費用等につき、日本の発注者から、本件マンション施工会社、日本の子会社及び杭工事二次下請施工会社の3社に対し、損害賠償として約459億円を支払うよう求める訴訟の提起を受け、2018年7月に請求額を約510億円に変更する旨の申立てを受けました。

 これに関連して、2018年4月に、本件マンション施工会社から、日本の子会社及び杭工事二次下請施工会社に対し、上記訴訟において損害賠償責任を負担した場合に被る損害につき、損害賠償として約496億円を支払うよう求める訴訟の提起を受け、2018年7月に請求額を約548億円に変更する旨の申立てを受けました。日本の子会社は、これらの請求に対し見解を主張していく方針ですが、一切の支払義務を負わないとの確証はありません。

 

 2017年12月に、欧州の子会社は、欧州の顧客から、発電プラントの性能不良による逸失利益等として263百万ユーロ(33,394百万円)及びこれに対する利息の支払いを請求する旨の訴状を受領しました。また、2020年12月31日現在、損害賠償等請求額は270百万ユーロ(34,281百万円)に変更となっています。欧州の子会社は、この訴えに対して争う方針ですが、請求額について一切の支払義務を負わないとの確証はありません。

 

 当社及び子会社が実施する事業再編等において、事業再編後に契約条件に基づき価格が調整されるプロセスが含まれる場合があります。また、当社及び子会社が提供した製品及びサービスに関し欠陥や瑕疵等が発生する場合があります。これらの事業再編における価格調整並びに、製品及びサービスに関する補償等の結果、支払が生じる可能性があります。

 

 上記の訴訟等の結果によっては、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性がありますが、現時点においてその影響額は未確定であり、罰金、課徴金又は訴訟等に基づく支払額は引当計上した金額と異なる可能性があります。

 

 上記の他、当社及び子会社に対し、訴訟を起こされています。当社の経営者は、これらの訴訟から債務の発生があるとしても要約四半期連結財務諸表に重要な影響を与えるものではないと考えています。

 

注15.要約四半期連結財務諸表の承認

 要約四半期連結財務諸表は、2021年2月10日に執行役社長兼CEO東原敏昭により承認されています。

 

2【その他】

 2020年10月28日開催の取締役会において、配当に関し、次のとおり決議しました。

(1) 1株当たりの金額……………………………………50.0円

(2) 支払請求の効力発生日及び支払開始日……………2020年11月30日

         (3) 2020年9月30日現在の株主名簿に記載又は記録された株主に対し、支払いを行います。

なお、上記決議に基づく配当金の総額は、48,342百万円です。