文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社および連結子会社)が判断したものです。
(1) 業績の状況
① 2019年2月期 第1四半期(2018年3月1日~2018年5月31日)の経営成績
当社は、前連結会計年度より事業年度の末日を従来の3月20日から2月末日に変更いたしました。これにより、当第1四半期(2018年3月1日から5月31日まで)と比較対象となる前第1四半期(2017年3月21日から6月20日まで)の期間が異なるため、経営成績の概況における前年同期比増減については記載しておりません。
当期における当社グループの業績は、国内外の製造業における生産設備の高度化・自動化に関する高需要が継続する中、好調に推移しました。グローバルでデータセンタや家電、リチウムイオン電池などの成長市場を的確に捉えるとともに、自動車関連の設備投資需要が拡大したことから、売上高・営業利益は高い水準となりました。
なお、当期の当社グループを取り巻く経営環境は以下のとおりです。
日 本: 自動車をはじめとする製造業において、生産設備の高度化や生産能力の増強を目的とした旺盛な設備投資が継続しました。また、データセンタ向けの半導体需要や車載向けの電子部品需要が底堅く推移しました。
米 国: 着実な経済成長を背景に、半導体関連やオイル・ガス関連などの需要が高い水準で推移しました。また、自動車関連を含む産業機械全般の需要も堅調に推移しました。
欧 州: 自動車関連を中心とした製造業の設備投資需要が高水準で推移しました。
中 国: スマートフォン関連の設備投資需要に一服感があるものの、製造業における生産設備の高度化・自動化を背景に、リチウムイオン電池向けや家電向けなどの需要が拡大しました。また、環境対応関連の需要は高い水準で推移しました。
中国除くアジア:韓国を中心に有機EL関連の需要が伸び悩んだ一方、メモリ向けの設備投資需要は堅調に推移しました。
この結果、当期の業績は以下のとおりです。
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2018年2月期 第1四半期累計期間 |
2019年2月期 第1四半期累計期間 |
前年同期比 |
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売上高 |
1,074億98百万円 |
1,282億16百万円 |
- |
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営業利益 |
132億18百万円 |
171億90百万円 |
- |
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経常利益 |
125億68百万円 |
167億63百万円 |
- |
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親会社株主に帰属する 四半期純利益 |
97億99百万円 |
157億18百万円 |
- |
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米ドル平均レート |
111.85円 |
107.76円 |
△4.09円 |
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ユーロ平均レート |
120.93円 |
130.86円 |
+9.93円 |
② セグメント別の状況
当社グループでは、事業内容を4つのセグメントに分けています。
当期の各セグメントの業績動向は以下のとおりです。
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モーションコントロール |
売 上 高 597億37百万円 (前年同期比 - ) |
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営業損益 123億84百万円 (前年同期比 - ) |
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モーションコントロールセグメントは、ACサーボモータ・コントローラ事業とインバータ事業で構成されています。 ACサーボモータ・コントローラ事業、インバータ事業ともにグローバルで販売が堅調に推移したことから、売上高・営業利益ともに高い水準となりました。 〔ACサーボモータ・コントローラ事業〕 製造業における生産設備の高度化・自動化加速を背景に、データセンタ向けの半導体需要や車載向けの電子部品需要が高水準で推移し、販売は好調に推移しました。その一方で、スマートフォン関連の需要には一服感がみられました。 〔インバータ事業〕 中国における環境対応関連の需要回復や、米国でのオイル・ガス関連需要が底堅く推移したことから、販売は堅調に推移しました。 |
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ロボット |
売 上 高 439億13百万円 (前年同期比 - ) |
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営業損益 50億5百万円 (前年同期比 - ) |
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国内外からの旺盛な需要を受け、売上高は好調に推移しました。また、販売量の増加に伴い生産性が改善したことから、収益性は向上しました。 ・溶接・塗装ロボットなど自動車関連向けの販売は、力強い設備投資需要を受け、日本・欧州などで好調な推移となりました。 ・一般産業分野向けの売上は、製造業全体での生産自動化に伴う旺盛な需要を受け、中国を中心に好調に推移しました。 |
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システムエンジニアリング |
売 上 高 139億94百万円 (前年同期比 - ) |
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営業損益 △3億19百万円 (前年同期比 - ) |
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決算期変更の影響により、売上高・営業損益は小幅ながら改善しました。 ・鉄鋼プラントシステム・社会システム分野においては、複数の国内プロジェクトで進捗影響があったものの、売上高は底堅く推移しました。 ・環境・エネルギー分野では、米国市場における太陽光発電用パワーコンディショナ関連の販売が低迷した一方で、大型風力発電関連の売上が欧州で伸長しました。 |
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その他 |
売 上 高 105億71百万円 (前年同期比 - ) |
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営業損益 6億1百万円 (前年同期比 - ) |
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その他セグメントは、情報関連事業および物流サービス事業などで構成されています。 子会社の新規連結化による影響や、EV関連の量産立ち上げによる一時的な影響もあり、売上高・営業利益は伸長しました。 |
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(2) 資産、負債および純資産の状況
① 資産 4,629億78百万円(前連結会計年度末比 217億28百万円増加)
現金及び預金、受取手形及び売掛金等の増加により、流動資産が前連結会計年度末に比べ165億83百万円増加したことに加え、有形固定資産や無形固定資産の増加により、固定資産が前連結会計年度末に比べ51億45百万円増加しました。
② 負債 2,271億57百万円(前連結会計年度末比 245億33百万円増加)
支払手形及び買掛金等の増加により、流動負債が前連結会計年度末に比べ124億10百万円増加したことに加え、長期借入金等の増加により、固定負債が前連結会計年度末に比べ121億23百万円増加しました。
③ 純資産 2,358億21百万円(前連結会計年度末比 28億5百万円減少)
主な要因は以下のとおりです。
・利益剰余金が103億95百万円増加した一方で、自己株式の取得等により、株主資本は7億72百万円減少しました。
・その他有価証券評価差額金や為替換算調整勘定の減少により、その他の包括利益累計額も24億54百万円減少しました。
(3) 経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4) 事業上および財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動
当社は、「電動機(モータ)とその応用」を事業領域に定め、“世界初”“世界一”にこだわった製品・技術の研究開発をグローバルな体制で行っています。また、創立100周年を迎えた2015年には、長期経営計画「2025年ビジョン」を発表し、これまでのコア技術をさらに進化・発展させるべく、“メカトロニクス”を軸に、“クリーンパワー”“ヒューマトロニクス(*1)”といった新領域・新市場への事業拡大を目指しています。
“メカトロニクス”では、2025年ビジョンに掲げている「新たな産業自動化革命の実現」に向け、これまでのソリューションに「デジタルデータのマネジメント」を加えたコンセプト「i³-Mechatronics(アイキューブ メカトロニクス)(*2)」を始動いたしました。「i³-Mechatronics」では、データ活用による生産性の向上、高い品質の確保・維持、そして、止まらないラインの実現といった価値を、当社のハードウェア製品とYASKAWA Cockpit(安川コックピット)(*3)にて実現します。
“クリーンパワー”では、大型風力発電関連ビジネスや太陽光発電用パワーコンディショナ、EV用電気駆動システムなどの分野で、新製品開発を加速しています。
“ヒューマトロニクス”においては、医療・福祉分野へメカトロニクス技術を応用し、リハビリ装置やバイオメディカルロボット等、将来にわたって社会に貢献できる製品の開発に取り組んでいます。
今後もi³-Mechatronicsコンセプトを基軸に、競争力のある製品・ソリューションを開発し、お客様の新たな価値の創造に貢献していきます。
以上の取り組みにより当第1四半期連結累計期間の研究開発費は46億79百万円となりました。
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2018年2月期 第1四半期連結累計期間 |
2019年2月期 第1四半期連結累計期間 |
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研究開発費 |
47億2百万円 |
46億79百万円 |
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売上高研究開発費比率 |
4.4% |
3.6% |
(*1) ヒューマトロニクス:人間(Human)とメカトロニクス(Mechatronics)を掛け合わせた造語
(*2) 「i³-Mechatronics(アイキューブ メカトロニクス)」は安川電機が2014年6月に商標登録
(*3) YASKAWA Cockpit(安川コックピット): 「i³-Mechatronics」コンセプトを実現する中核ツール。生産現場の状態監視・診断、故障予知や、機器の異常診断などを実現