当第1四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものです。
(1) 当四半期の経営成績の状況
① 2024年2月期第1四半期(2023年3月1日~2023年5月31日)の経営成績
当第1四半期における当社グループの経営環境は、半導体・電子部品向けの需要が低調に推移したものの、グローバルに製造業全般における生産の高度化・自動化を目的とした設備投資は継続的に行われました。
このような環境において当社グループの業績は、部品不足や中国のロックダウン影響により遅れが生じていた生産を挽回し、受注残の消化を進めたことに加え、為替の円安影響もあり増収となりました。利益面については、昨年度に一時的に発生した退職年金制度の変更によるその他の収益がなくなった影響を受けましたが、生産の効率化や操業度の改善に加え、高騰した原材料の価格転嫁による採算性の改善などもあり、営業利益は前年同期比で増加しました。
なお、当第1四半期における当社グループの地域別の経営環境は以下のとおりです。
日 本: 半導体市場においてメモリ価格の下落に伴う在庫調整が継続するなど、需要は伸び悩みました。
米 国: 半導体市場が調整局面にある一方、自動車やオイル・ガス関連などの設備投資が拡大し、一般産業分野においても自動化投資が継続するなど、需要は堅調に推移しました。
欧 州: 自動車市場や医療・食品などの一般産業分野において、生産設備の自動化に向けた投資が継続するなど、需要は堅調に推移しました。
中 国: コロナ禍からの正常化が進み、新エネルギー分野を中心に設備投資が緩やかに回復しました。
中国除くアジア:韓国・台湾などで半導体市場の需要が減少し、インドを除くアセアン各国においては景気低迷の影響もあり、総じて設備投資は伸び悩みました。
この結果、当第1四半期の経営成績は以下のとおりです。
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2023年2月期 第1四半期連結累計期間 |
2024年2月期 第1四半期連結累計期間 |
前年同期比 |
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売上収益 |
1,203億12百万円 |
1,425億13百万円 |
+18.5% |
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営業利益 |
139億53百万円 |
164億49百万円 |
+17.9% |
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親会社の所有者に帰属する 四半期利益 |
103億62百万円 |
116億65百万円 |
+12.6% |
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米ドル平均レート |
124.17円 |
134.89円 |
+10.72円 |
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ユーロ平均レート |
134.28円 |
146.14円 |
+11.86円 |
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中国人民元平均レート |
19.12円 |
19.46円 |
+0.34円 |
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韓国ウォン平均レート |
0.100円 |
0.102円 |
+0.002円 |
② セグメント別の状況
当社グループでは、事業内容を4つのセグメントに分けています。
当第1四半期の各セグメントの経営成績は以下のとおりです。
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モーションコントロール |
売上収益 695億23百万円 (前年同期比 +25.0% ) |
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営業損益 98億49百万円 (前年同期比 +43.7% ) |
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モーションコントロールセグメントは、ACサーボモータ・コントローラ事業とインバータ事業で構成されています。 売上収益は、前年度に発生した中国のロックダウン影響が解消し、生産の正常化が進んだことから増収となりました。利益面については、ACサーボモータ・コントローラ事業において調整局面にある半導体市場の影響を受けましたが、インバータ事業の大幅な改善により、セグメント全体では増益となりました。 〔ACサーボモータ・コントローラ事業〕 米国・中国除くアジアなどで半導体・電子部品向けの需要が低迷したものの、中国市場の緩やかな回復などによって売上収益は堅調に推移しました。 〔インバータ事業〕 中国のロックダウン影響により遅れが生じていた生産が正常化したことに加え、米国におけるオイル・ガス関連需要が好調に推移しました。また、グローバルで脱炭素化(カーボンニュートラル)を意識した省エネ化投資も継続したことから、売上収益は伸長しました。 |
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ロボット |
売上収益 527億52百万円 (前年同期比 +18.5% ) |
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営業損益 61億90百万円 (前年同期比 +86.2% ) |
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欧米を中心に一般産業分野において、人件費高騰・労働力不足を背景に生産の高度化・自動化を目的とした投資が行われました。また、自動車市場においてEV関連を中心に設備投資が継続したことに加え、中国においても太陽光発電用パネルの製造など、新エネルギー分野の需要が好調に推移しました。 このような海外市場の需要拡大を的確に捉えたことに加え、操業度の改善や部品の内製化などによる生産の効率化を進めた結果、売上収益・営業利益はともに前年同期比で大幅に増加しました。 |
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システムエンジニアリング |
売上収益 143億92百万円 (前年同期比 +0.5% ) |
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営業損益 9億82百万円 (前年同期比 △5.8% ) |
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上下水道用電気システム関連や太陽光発電用パワーコンディショナなどの需要は底堅く推移しました。 これにより、売上収益・営業利益はともに前年同期に対し横ばいで推移しました。 |
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その他 |
売上収益 58億44百万円 (前年同期比 +0.1% ) |
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営業損益 △15百万円 (前年同期比 98百万円悪化 ) |
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その他セグメントは、物流サービス事業などで構成されています。 売上収益は前年同期に対し横ばいで推移し、営業利益は僅かに悪化しました。 |
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(2) 財政状態の状況
①資産、負債および資本の状況
(a) 資産 6,666億64百万円(前連結会計年度末比 135億31百万円増加)
その他の流動資産等が減少したものの、棚卸資産や営業債権等の増加により、流動資産が前連結会計年度末に比べ84億52百万円増加しました。また、その他の金融資産や繰延税金資産等の増加により、非流動資産が前連結会計年度末に比べ50億79百万円増加しました。
(b) 負債 3,036億92百万円(前連結会計年度末比 56億34百万円増加)
未払法人所得税等が減少したものの、その他の流動負債や短期借入金等の増加により、流動負債が前連結会計年度末に比べ60億86百万円増加しました。一方、引当金等の減少により、非流動負債が前連結会計年度末に比べ4億51百万円減少しました。
(c) 資本 3,629億72百万円(前連結会計年度末比 78億96百万円増加)
利益剰余金やその他の資本の構成要素等が増加しました。
②キャッシュ・フローの状況
当第1四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は418億61百万円(前連結会計年度末比 4億12百万円減少)となりました。
当第1四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は以下のとおりです。
(a) 営業活動によるキャッシュ・フロー
棚卸資産の増加および法人所得税の支払等により支出が増加したものの、税引前四半期利益や減価償却費の計上等により、110億89百万円の収入(前年同期比 37億11百万円の収入増)となりました。
(b) 投資活動によるキャッシュ・フロー
有形固定資産および無形資産の取得等による支出により、40億85百万円の支出(前年同期比 1億21百万円の支出減)となりました。
(c) 財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の増加等による収入があったものの、配当金の支払および長期借入金の返済等により、76億81百万円の支出(前年同期比 258億63百万円の支出増)となりました。
※営業活動によるキャッシュ・フローと投資活動によるキャッシュ・フローを合算したフリー・キャッシュ・フローは70億3百万円の収入となりました。
(3) 重要な会計上の見積りおよび当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の「重要な会計上の見積りおよび当該見積りに用いた仮定」の記載について重要な変更はありません。
(4) 経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5) 優先的に対処すべき事業上および財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上および財務上の課題について重要な変更はありません。
(6) 研究開発活動
当第1四半期連結累計期間において、研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
なお、当第1四半期連結累計期間における当社グループの研究開発費は49億31百万円となりました。
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2023年2月期 第1四半期連結累計期間 |
2024年2月期 第1四半期連結累計期間 |
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研究開発費 |
43億11百万円 |
49億31百万円 |
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売上収益研究開発費比率 |
3.6% |
3.5% |
当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定または締結等はありません。