第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

当第2四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものです。

 

(1) 当四半期の経営成績の状況

①  2024年2月期第2四半期(2023年3月1日~2023年8月31日)の経営成績

当第2四半期における当社グループの経営環境は、製造業全般における生産の高度化・自動化を目的とした設備投資が底堅く推移しました。その一方で、半導体・電子部品向けの需要は低迷し、中国市場の回復鈍化によって設備投資が伸び悩むなど、グローバルに慎重な姿勢が強まりました。

このような環境において当社グループの業績は、部品不足などのサプライチェーンの混乱により遅れていた生産が正常化し、受注残の着実な消化によって売上を拡大したことで増収となりました。利益面については、昨年度に一時的に発生した退職年金制度の変更や遊休不動産の売却などに伴うその他の収益がなくなった影響を受けましたが、高騰した原材料費などの価格転嫁による採算性の改善に加え、売上増加による利益増加や為替の円安影響などによって増益となりました。

 

この結果、当第2四半期の経営成績は以下のとおりです。

 

2023年2月期

第2四半期連結累計期間

2024年2月期

第2四半期連結累計期間

前年同期比

売上収益

2,635億28百万円

2,889億78百万円

+9.7%

営業利益

312億60百万円

330億62百万円

+5.8%

親会社の所有者に帰属する

四半期利益

237億 7百万円

242億28百万円

+2.2%

米ドル平均レート

129.86円

138.76円

+8.90円

ユーロ平均レート

136.84円

150.99円

+14.15円

中国人民元平均レート

19.59円

19.61円

+0.02円

韓国ウォン平均レート

0.102円

0.106円

+0.004円

 

なお、当第2四半期における当社グループの地域別の経営環境は以下のとおりです。

日 本:    半導体市場においてメモリ価格の下落に伴う在庫調整が継続するなど、需要は軟調に推移しました。

米 国:    自動車やオイル・ガス関連などの設備投資や一般産業分野における自動化投資は継続したものの、調整局面にある半導体市場が低調に推移するなど、需要は伸び悩みました。

欧 州:    EVなどの成長市場において設備投資が継続したものの、景気後退の影響を受け需要は減速しました。

中 国:    太陽光発電用パネルなどの成長市場において設備投資は継続しましたが、市場全体の回復鈍化により、製造業全般の需要は伸び悩みました。

中国除くアジア:アセアン各国やインドにおいてインフラ関連や一般産業分野などで新規設備投資が増加した一方、韓国・台湾などで半導体関連需要が落ち込みました。

 

②  セグメント別の状況

当社グループでは、事業内容を4つのセグメントに分けています。

当第2四半期の各セグメントの経営成績は以下のとおりです。

モーションコントロール

売上収益    1,369億12百万円   (前年同期比  +12.9% )

営業損益      204億21百万円   (前年同期比  +29.3% )

モーションコントロールセグメントは、ACサーボモータ・コントローラ事業とインバータ事業で構成されています。

売上収益は半導体・電子部品向けが伸び悩んだものの、生産の正常化によって販売が伸長したことから増収となりました。利益面については昨年度来高騰した原材料費の価格転嫁などによる採算性の改善により増益となりました。

〔ACサーボモータ・コントローラ事業〕

中国において太陽光パネル製造装置向けの販売が伸長した一方、米国・韓国・日本などで半導体・電子部品向けの需要が低迷した影響を受け、売上収益は減少しました。

〔インバータ事業〕

生産が正常化したことで受注残の消化が進み、グローバルで販売が伸長しました。また、米国のオイル・ガス関連や大型空調(HVAC)関連の需要が好調に推移し、アセアン各国やインドにおいてもインフラ関連需要が徐々に回復するなど、売上収益は大幅に増加しました。

ロボット

売上収益    1,123億56百万円   (前年同期比   +8.5% )

営業損益      129億95百万円   (前年同期比  +19.3% )

グローバルにEV関連の設備投資が継続したことに加え、欧米などの一般産業分野において、人件費高騰・労働力不足を背景に生産の高度化・自動化を目的とした投資が底堅く推移しました。これらの需要を的確に捉え、i3-Mechatronicsソリューションによる高付加価値提案を行うとともに、部品の内製化などによる生産の効率化や価格転嫁による採算性の改善を進めました。

これらの結果、売上収益・営業利益はともに前年同期比で増加しました。

システムエンジニアリング

売上収益      268億97百万円   (前年同期比   +9.3% )

営業損益       11億71百万円   (前年同期比  +22.0% )

国内の上下水道用電気システムや海外の港湾クレーン関連などの需要が堅調に推移し、売上収益は前年同期比で増加しました。

利益面においては、売上増加による利益増加に加え、経費コントロールの徹底などにより増益となりました。

その他

売上収益      128億11百万円   (前年同期比   △8.7% )

営業損益            8百万円   (前年同期比  △97.6% )

その他セグメントは、物流サービス事業などで構成されています。

売上収益・営業利益ともに前年同期比で減少しました。

 

 

(2) 財政状態の状況

①資産、負債および資本の状況

(a) 資産  6,803億72百万円(前連結会計年度末比 272億39百万円増加)

棚卸資産や営業債権等の増加により、流動資産が前連結会計年度末に比べ186億77百万円増加しました。また、その他の金融資産や有形固定資産等の増加により、非流動資産が前連結会計年度末に比べ85億61百万円増加しました。

 

(b) 負債  2,978億33百万円(前連結会計年度末比 2億23百万円減少)

短期借入金や営業債務等の減少により、流動負債が前連結会計年度末に比べ116億86百万円減少しました。一方、長期借入金等の増加により、非流動負債が前連結会計年度末に比べ114億62百万円増加しました。

 

(c) 資本  3,825億38百万円(前連結会計年度末比 274億63百万円増加)

利益剰余金やその他の資本の構成要素等が増加しました。

 

②キャッシュ・フローの状況

当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は386億15百万円(前連結会計年度末比 36億58百万円減少)となりました。

当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は以下のとおりです。

 

(a) 営業活動によるキャッシュ・フロー

棚卸資産の増加および法人所得税の支払等により支出が増加したものの、税引前四半期利益や減価償却費の計上等により、177億93百万円の収入(前年同期比 149億85百万円の収入増)となりました。

 

(b) 投資活動によるキャッシュ・フロー

有形固定資産および無形資産の取得等による支出により、119億3百万円の支出(前年同期比 44億36百万円の支出増)となりました。

 

(c) 財務活動によるキャッシュ・フロー

長期借入金の増加等による収入があったものの、短期借入金および長期借入金の返済等により、103億42百万円の支出(前年同期比 194億65百万円の支出増)となりました。

 

※営業活動によるキャッシュ・フローと投資活動によるキャッシュ・フローを合算したフリー・キャッシュ・フローは58億90百万円の収入となりました。

 

(3) 重要な会計上の見積りおよび当該見積りに用いた仮定

前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の「重要な会計上の見積りおよび当該見積りに用いた仮定」の記載について重要な変更はありません。

 

(4) 経営方針・経営戦略等

当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(5) 優先的に対処すべき事業上および財務上の課題

当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上および財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(6) 研究開発活動

当第2四半期連結累計期間において、研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

なお、当第2四半期連結累計期間における当社グループの研究開発費は103億5百万円となりました。

 

 

2023年2月期

第2四半期連結累計期間

2024年2月期

第2四半期連結累計期間

研究開発費

91億84百万円

103億5百万円

売上収益研究開発費比率

3.5%

3.6%

 

3【経営上の重要な契約等】

当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定または締結等はありません。