(セグメント情報等)

【セグメント情報】

 1.報告セグメントの概要

(1)報告セグメントの決定方法

当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。

当社グループは、製品別に事業部を置き、各事業部は取り扱う製品について国内外の包括的な戦略を立案し、事業活動を展開しております。従いまして、当社グループは、当社事業部を基礎とした製品別のセグメントから構成されており、「交通事業」、「産業事業」、「ICTソリューション事業」の3つを報告セグメントとしております。

 

(2)各報告セグメントに属する製品及びサービスの種類

・交通事業

鉄道車両用電機品、新交通システム車両用電機品、特殊車両用電機品、鉄道用電力貯蔵装置等の製造・販売及び付帯工事を行う事業

・産業事業

産業用生産・加工設備用システム、自動車試験システム、発電・電源システム、上下水道設備システム、車載用電機品等の製造・販売及び付帯工事を行う事業

・ICTソリューション事業

駅務機器システム、IoTソリューション(クラウド型遠隔監視制御システム)等の製造・販売及び付帯工事を行う事業

 

2.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法

報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」における記載と概ね同一であります。

報告セグメントの利益は、営業利益ベースの数値であります。セグメント間の内部収益及び振替高は市場実勢価格に基づいております。

 

 

3.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報

前連結会計年度(自  2023年6月1日  至  2024年5月31日

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他

(注)

合計

調整額

連結

財務諸表

計上額

交通事業

産業事業

ICTソリュー
ション事業

売上高

 

 

 

 

 

 

 

  外部顧客への売上高

20,737

10,257

1,139

5

32,140

32,140

  セグメント間の内部

  売上高又は振替高

168

10

310

489

489

20,906

10,268

1,139

315

32,629

489

32,140

セグメント利益又は損失(△)

2,387

1,030

314

2

3,729

2,802

927

セグメント資産

16,407

11,252

1,185

426

29,271

22,380

51,652

その他の項目

 

 

 

 

 

 

 

減価償却費

416

244

16

2

679

81

760

有形固定資産及び

無形固定資産の増加額

234

132

8

374

267

642

 

(注)「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、労働者派遣に関連する業務などです。

 

当連結会計年度(自  2024年6月1日  至  2025年5月31日

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他

(注)

合計

調整額

連結

財務諸表

計上額

交通事業

産業事業

ICTソリュー
ション事業

売上高

 

 

 

 

 

 

 

  外部顧客への売上高

27,822

10,895

1,817

3

40,539

40,539

  セグメント間の内部

  売上高又は振替高

3

2

348

354

354

27,826

10,898

1,817

352

40,894

354

40,539

セグメント利益

3,614

1,425

543

0

5,583

3,199

2,384

セグメント資産

19,561

11,570

1,107

442

32,682

20,528

53,210

その他の項目

 

 

 

 

 

 

 

減価償却費

340

246

12

1

600

106

707

減損損失

38

38

有形固定資産及び

無形固定資産の増加額

204

73

3

281

120

402

 

(注)「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、労働者派遣に関連する業務などです。

 

 

4.報告セグメント合計額と連結財務諸表計上額との差額及び当該差額の主な内容(差異調整に関する事項)

(単位:百万円)

売上高

前連結会計年度

当連結会計年度

報告セグメント計

32,314

40,541

「その他」の区分の売上高

315

352

セグメント間取引消去

△489

△354

連結財務諸表の売上高

32,140

40,539

 

 

(単位:百万円)

利益

前連結会計年度

当連結会計年度

報告セグメント計

3,732

5,583

「その他」の区分の利益

△2

0

セグメント間取引消去

△0

△1

全社費用

△2,801

△3,198

連結財務諸表の営業利益

927

2,384

 

(注)全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない販売費および一般管理費です。

 

(単位:百万円)

資産

前連結会計年度

当連結会計年度

報告セグメント計

28,845

32,239

「その他」の区分の資産

426

442

セグメント間取引消去

△559

△534

全社資産

22,940

21,062

連結財務諸表の資産合計

51,652

53,210

 

(注)全社資産は、主に報告セグメントに帰属しない本社管理用資産などです。

 

(単位:百万円)

その他の項目

報告セグメント計

その他

調整額

連結財務諸表

計上額

前連結

会計年度

当連結

会計年度

前連結

会計年度

当連結

会計年度

前連結

会計年度

当連結

会計年度

前連結

会計年度

当連結

会計年度

減価償却費

677

598

2

1

81

106

760

707

減損損失

38

38

有形固定資産及び
無形固定資産の増加額

374

281

267

120

642

402

 

 

【関連情報】

前連結会計年度(自  2023年6月1日  至  2024年5月31日

1.製品及びサービスごとの情報

セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。

 

 

2.地域ごとの情報

(1) 売上高

                   (単位:百万円)

日本

中国

その他

合計

24,936

4,274

2,929

32,140

 

(注) 売上高は顧客所在地を基礎とし、国又は地域に分類しております。

 

(2) 有形固定資産

本邦に所在している有形固定資産の金額が連結貸借対照表の有形固定資産の金額の90%を超えるため記載を省略しております。

 

3.主要な顧客ごとの情報

外部顧客への売上高のうち、連結損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がないため、記載を省略しております。

 

当連結会計年度(自  2024年6月1日  至  2025年5月31日

1.製品及びサービスごとの情報

セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。

 

2.地域ごとの情報

(1) 売上高

                          (単位:百万円)

日本

中国

インドネシア

その他

合計

28,940

4,541

5,497

1,560

40,539

 

(注) 売上高は顧客所在地を基礎とし、国又は地域に分類しております。

 

(2) 有形固定資産

本邦に所在している有形固定資産の金額が連結貸借対照表の有形固定資産の金額の90%を超えるため記載を省略しております。

 

3.主要な顧客ごとの情報

(単位:百万円)

顧客の名称又は氏名

売上高

関連するセグメント名

PT Industri Kereta Api

5,262

交通事業

 

 

【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】

前連結会計年度(自  2023年6月1日  至  2024年5月31日

該当事項はありません。

当連結会計年度(自  2024年6月1日  至  2025年5月31日

セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。

 

【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】

前連結会計年度(自  2023年6月1日  至  2024年5月31日

該当事項はありません。

当連結会計年度(自  2024年6月1日  至  2025年5月31日

該当事項はありません。

 

 

【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】

前連結会計年度(自  2023年6月1日  至  2024年5月31日

該当事項はありません。

当連結会計年度(自  2024年6月1日  至  2025年5月31日

該当事項はありません。

 

【関連当事者情報】

該当事項はありません。

 

(1株当たり情報)

 

 

前連結会計年度

(自  2023年6月1日

  至  2024年5月31日)

当連結会計年度

(自  2024年6月1日

  至  2025年5月31日)

1株当たり純資産額

2,794.72円

3,028.72円

1株当たり当期純利益

99.53円

231.29円

 

(注)1.潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。

2.E-ship信託が保有する当社株式を、1株当たり純資産額の算定上、期末発行済株式総数から控除する自己株式に含めております(当連結会計年度 168,400株)。また、1株当たり当期純利益の算定上、期中平均株式数の計算において控除する自己株式数に含めております(当連結会計年度 53,292株)。

3.1株当たり当期純利益の算定上の基礎は、以下のとおりであります。

項目

前連結会計年度

(自  2023年6月1日

  至  2024年5月31日)

当連結会計年度

(自  2024年6月1日

  至  2025年5月31日)

親会社株主に帰属する当期純利益(百万円)

935

2,128

普通株主に帰属しない金額(百万円)

普通株式に係る親会社株主に帰属する当期純利益(百万円)

935

2,128

普通株式の期中平均株式数(千株)

9,399

9,204

 

 

 

(重要な後発事象)

(取締役に対する譲渡制限付株式報酬制度の導入)

当社は、2025年7月14日開催の取締役会において、役員報酬制度の見直しを行い、譲渡制限付株式報酬制度の導入を決議しました。これに伴い、本制度に関する議案を2025年8月27日開催予定の第164回定時株主総会(以下「本株主総会」といいます。)に付議することといたしました。

 

(1)本制度の導入目的等

本制度は、当社の取締役(社外取締役を除きます。以下「対象取締役」といいます。)を対象に、当社の企業価値の持続的な向上を図るインセンティブを与えるとともに、株主の皆様との一層の価値共有を進めることを目的とした制度です。

本制度の導入に当たり、対象取締役に対しては①当社の普通株式あるいは②当社の普通株式を取得するための金銭債権を報酬として支給することとなるため、本株主総会においてかかる報酬を支給することにつき株主の皆様のご承認を得られることを条件といたします。なお、2006年8月29日開催の第145回定時株主総会において、当社の取締役の報酬等限度額は、年額240百万円以内(ただし、使用人兼務取締役の使用人分給与を含まない。)とご承認をいただいておりますが、本株主総会では、本制度を新たに導入し、対象取締役に対して本制度に係る報酬枠を上記報酬枠とは別枠にて設定することにつき、株主の皆様にご承認をお願いする予定です。

(2)本制度の概要

本制度に基づき対象取締役に対して支給する報酬は、①当社の普通株式あるいは②当社の普通株式を取得するための現物出資財産としての金銭債権とし、対象取締役は、当社の取締役会の決議に基づき、当社の普通株式について発行又は処分を受けることとなります。本制度に基づき対象取締役に対して支給する当社の普通株式又は金銭債権の総額は、年額32百万円以内(ただし、使用人兼務取締役の使用人分給与は含みません。)とし、当社が新たに発行又は処分する普通株式の総数は、年25,000株以内(ただし、本株主総会の決議の日以降の日を効力発生日とする当社の普通株式の株式分割(当社の普通株式の無償割当てを含みます。)又は株式併合が行われた場合、当該効力発生日以降、分割比率・併合比率等に応じて、当該総数を、必要に応じて合理的な範囲で調整します。)といたします。

本制度に基づき支給される報酬として、対象取締役に対して、金銭債権を支給せずに当社の普通株式を支給する場合、当該普通株式は、対象取締役の報酬として発行又は処分されるものであり、当該普通株式と引換えにする現物出資財産としての金銭債権の払込みを要しないものといたしますが、対象取締役に対して支給する当社普通株式の額は、当社の普通株式の発行又は処分に係る各取締役会決議の日の前営業日における東京証券取引所における当社の普通株式の終値(同日に取引が成立していない場合は、それに先立つ直近取引の終値)を基礎として当該発行又は処分される当社の普通株式1株当たりの金額として算出いたします。

一方、本制度に基づき支給される報酬として、対象取締役に対して、当社の普通株式を取得するための現物出資財産としての金銭債権を支給する場合には、対象取締役は、当社の取締役会決議に基づき、本制度により支給される金銭債権の全部を現物出資財産として払い込み、当社の普通株式について発行又は処分を受けるものといたします。この場合における1株当たりの払込金額は各取締役会決議の日の前営業日における東京証券取引所における当社の普通株式の終値(同日に取引が成立していない場合は、それに先立つ直近取引の終値)を基礎として当該普通株式を引き受ける対象取締役に特に有利な金額とならない範囲において、取締役会において決定します。

なお、各対象取締役への具体的な支給時期及び配分については、指名・報酬諮問委員会への諮問を経たうえで、取締役会において決定いたします。

また、本制度による当社の普通株式(以下「本株式」といいます。)の発行又は処分及びその現物出資財産としての金銭債権の支給に当たっては、当社と対象取締役との間において、①一定期間(以下「譲渡制限期間」といいます。)、本株式に係る第三者への譲渡、担保権の設定その他一切の処分を禁止すること、②一定の事由が生じた場合には当社が本株式を無償取得することなどをその内容に含む譲渡制限付株式割当契約が締結されることを条件といたします。本株式は、譲渡制限期間中に譲渡、担保権の設定その他の処分をすることができないよう、譲渡制限期間中は、対象取締役が野村證券株式会社に開設する専用口座で管理される予定です。

なお、本株主総会において本制度に関する議案が承認されることを条件に、当社の取締役を兼務しない執行役員に対しても、本制度と同様の譲渡制限付株式報酬を導入する予定です。