文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1) 業績の状況
当第3四半期連結累計期間の当社グループを取り巻く経済環境は、国内においては、雇用情勢が改善し、個人消費に持ち直しの動きがみられるなど、景気は緩やかな回復基調が続きました。海外においては、米国は景気回復が続き、欧州は緩やかに回復基調が継続する一方で、英国のEU離脱決定や米国大統領選挙後の政治情勢の影響により、政治・経済の先行きの不透明感が増しました。中国は成長率の低下傾向からの持ち直しの動きがみられ、アジアでは総じて緩やかな景気回復が続いております。
このような環境のなか、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高は前年同期並みの986億2百万円(前年同期比0.2%減)、営業利益は北南米、中国の業績回復等により47億26百万円(前年同期比2.1%増)と増益となりました。また、当第2四半期連結累計期間に計上した為替差損15億12百万円が、為替相場の変動に伴い当第3四半期連結期間において11億83百万円の為替差益を計上した結果、当第3四半期連結累計期間の為替差損が3億29百万円まで減少したこと等により、経常利益は41億48百万円(前年同期比21.1%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は16億83百万円(前年同期比14.1%増)となりました。
所在地別セグメントの業績は、以下のとおりであります。
①日本
日本事業の売上高は、前年同期比0.8%減の261億57百万円とほぼ前年同期並みとなりました。営業利益は減価償却費の減少等により、13億70百万円(前年同期比9.9%増)となりました。
②北南米
為替換算による影響等による売上減少により、売上高は334億47百万円(前年同期比1.6%減)となりました。営業利益は北米における自動車販売台数の拡大には陰りが見えるものの、当社客先における生産・販売台数の増加等により29億61百万円(前年同期比41.9%増)と増益となりました。
③欧州
為替換算による影響等による売上減少により、売上高は167億93百万円(前年同期比6.9%減)となりました。また営業利益は、ドイツ子会社における新規立上り品の生産混乱により人件費・外注費がかさみ10億23百万円の営業損失(前年は4億17百万円の営業利益)となりました。
④中国
客先生産・販売台数の増加や新規立上りによる売上増加等により、売上高は88億10百万円(前年同期比14.9%増)、営業利益は4億32百万円(前年同期比30.0%増)と増収、増益となりました。
⑤アジア
タイにおいて前期に立上った新規受注製品の生産・販売が順調に増加したほか、インドネシアにおける低価格・低燃費車向け減税に伴う客先生産・販売台数の増加により、売上高は133億95百万円(前年同期比5.2%増)、営業利益は10億88百万円(前年同期比7.8%増)と増収、増益となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第3四半期連結累計期間における現金及び現金同等物は、営業活動により86億8百万円増加、投資活動により68億75百万円減少、財務活動により13億1百万円減少等の結果、当第3四半期連結会計期間末には121億78百万円(前連結会計年度末比8億38百万円減少)となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第3四半期連結累計期間において営業活動により得られた資金は、税金等調整前四半期純利益が36億14百万円(前年同期は31億72百万円)、減価償却費が38億60百万円(前年同期は46億44百万円)、仕入債務の増加による資金増が22億59百万円(前年同期は45百万円の資金増)、たな卸資産の増加による資金減が15億92百万円(前年同期は29億84百万円の資金減)、法人税等の支払による資金減が15億59百万円(前年同期は25億86百万円の資金減)あったこと等により、前年同期と比較して、7億98百万円増加して、86億8百万円となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第3四半期連結累計期間において投資活動に使用された資金は、有形固定資産の取得による支出67億99百万円(前年同期は58億13百万円の支出)等により、前年同期と比較して14億9百万円増加して68億75百万円となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第3四半期連結累計期間において財務活動に使用された資金は、借入金の純減少による支出3億50百万円(前年同期は17億62百万円の収入)、配当金の支払による支出8億73百万円(前年同期は8億55百万円の支出)等により、13億1百万円となりました(前年同期は8億57百万円の支出)。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、21億55百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。