文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1) 業績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、個人消費は天候不順や物価上昇による実質所得の伸び悩みを受けて夏場以降持ち直しの動きが一服するも、世界的な製造業サイクルの好転を受けた輸出の回復や国内需要の持ち直しから着実な回復基調が続きました。
海外において、米国では、個人消費や設備投資が鈍化したものの、在庫投資や外需が成長率を押し上げたことにより景気は緩やかな拡大が持続しました。欧州は雇用・所得環境の改善を背景に個人消費が堅調に推移し、企業業績の好調、緩和的な金融環境を追い風に設備投資も回復し、景気の拡大が持続しました。アジアでは、個人消費を中心に内需が底堅さを維持し、総じて緩やかな景気回復が続いております。一方中国は、2017年7月-9月期の実質GDP成長率は前年同期比6.8%と4月-6月期の同6.9%をやや下回り、景気は緩やかに減速しています。
このような環境のなか、当第3四半期連結累計期間の業績は、欧州の業績回復及びアジアの業績改善を北南米・日本の減益が上回った結果、売上高は1,026億2百万円(前年同期比4.1%増)、営業利益は36億2百万円(前年同期比23.8%減)と増収、減益となりました。また前期と比べ為替レートが安定して推移したことにより為替差損は減少するも、営業利益の減少が響き、経常利益は38億34百万円(前年同期比7.6%減)と減益となりました。一方、減損損失等の非経常的な損失が減少したことにより、親会社株主に帰属する四半期純利益は21億56百万円(前年同期比28.1%増)と増益となりました。
セグメントの業績は、以下のとおりであります。
① 日本
売上高260億39百万円(前年同期比0.5%減)とほぼ前年同期並みとなりましたが、営業利益は主に緊急輸送費や品質関連費用及び材料価格の上昇等のコストの増加により、1億77百万円(前年同期比87.1%減)と減益となりました。
② 北南米
ブラジル子会社の生産・販売台数の増加が寄与し、売上高は339億48百万円(前年同期比1.5%増)となりました。一方営業利益は米国及びメキシコ子会社において材料価格の上昇等により材料費が増加したことに加え、米国子会社における人件費等の固定費も増加したことにより19億44百万円(前年同期比34.4%減)と減益となりました。
③ 欧州
ドイツ子会社における売上の増加により、売上高は174億51百万円(前年同期比3.9%増)となりました。またドイツ子会社における外注加工費等の変動費の減少に加えロシア子会社の復調及びイギリス子会社が引き続き好調に推移したことも寄与し、営業損失は3億37百万円(前年は10億23百万円の営業損失)となりましたが、赤字幅は大幅に縮小いたしました。
④ 中国
客先生産台数の増加により、売上高は99億67百万円(前年同期比13.1%増)と増収となりましたが、生産高増加に伴う人件費の増加及び工程効率化のためのコストが先行して発生したことが影響し、営業利益は3億46百万円(前年同期比19.9%減)と減益となりました。
⑤ アジア
各日系メーカーの生産量増大によりタイ及びインドの子会社の売上増が寄与し、売上高は151億97百万円(前年同期比13.5%増)、営業利益は16億6百万円(前年同期比47.6%増)と増収、増益となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第3四半期連結累計期間における現金及び現金同等物は、営業活動により58億34百万円増加、投資活動により73億60百万円減少、財務活動により18億94百万円増加等の結果、当第3四半期連結会計期間末には126億58百万円(前連結会計年度末比7億34百万円増加)となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第3四半期連結累計期間において営業活動により得られた資金は、税金等調整前四半期純利益が37億2百万円(前年同期は36億14百万円)、減価償却費が42億56百万円(前年同期は38億60百万円)、売上債権の減少による資金増が97百万円(前年同期は16億50百万円の資金減)、たな卸資産の増加による資金減が3億79百万円(前年同期は15億92百万円の資金減)、仕入債務の増加による資金増が9億13百万円(前年同期は22億59百万円の資金増)、未払金の減少による資金減が6億40百万円(前年同期は1億94百万円の資金増)、法人税等の支払による資金減が16億62百万円(前年同期は15億59百万円の資金減)あったことなどにより、前年同期と比較して、27億74百万円減少して、58億34百万円となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動に使用されたキャッシュ・フローは、自動車部品事業を中心とした有形固定資産の取得による支出74億68百万円(前年同期は67億99百万円の支出)等により、前年同期と比較して4億85百万円増加して73億60百万円となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により得られたキャッシュ・フローは、短期借入金の純増加による収入23億94百万円(前年同期は6億21百万円の収入)、配当金の支払による支出8億92百万円(前年同期は8億73百万円の支出)等により、18億94百万円となりました(前年同期は13億1百万円の支出)。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、10億77百万円であります。
なお当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。