当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当第3四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間における我が国の経済は新型コロナウイルスの感染症拡大により個人消費や企業活動が制限され大幅な落ち込みを見せた後、一部の経済活動は徐々に回復に向かい復調の兆しもみられたものの、新型コロナウイルス感染症の再拡大に伴い回復は一服し、1月には再び一部の都府県において緊急事態宣言が発出されるなど先行き不透明な状況下にあります。米国では、外出制限により消費の記録的な落ち込みが上半期に見られましたが、消費や生産に持ち直しの動きが見られました。中国では、世界に先駆け経済活動を再開した結果、内需や輸出を中心に景気の回復が進みました。欧州は、3月から各国で実施された大規模なロックダウンや夜間外出禁止令がその後緩和され、経済活動が回復に向かったものの、感染症の再拡大を受けて経済活動の制限が再強化されるなど予断を許さない状況が続いております。アジアについても、感染症拡大が続く中で経済活動再開が徐々に進み、持ち直しの動きが見られたものの、依然として世界各国で先行き不透明な状況が続いております。
このような経営環境下での当第3四半期連結会計期間末の財政状態及び当第3四半期連結累計期間の経営成績は以下のとおりとなりました。
a.財政状態
当第3四半期連結会計期間末の総資産は879億69百万円となり、前連結会計年度末に比べて66億30百万円減少しました。主な要因は現金及び預金の減少16億75百万円、製品の減少5億55百万円、仕掛品の減少3億72百万円、機械装置及び運搬具等の有形固定資産の減少28億57百万円、投資有価証券の減少10億76百万円等であります。負債合計は556億36百万円となり、前連結会計年度末に比べて49億90百万円減少しました。主な要因は短期借入金の減少21億74百万円、長期借入金の減少16億43百万円、未払法人税等の減少4億30百万円、退職給付に係る負債の減少4億8百万円等であります。純資産は323億32百万円となり、前連結会計年度末に比べ16億40百万円減少しました。主な要因は為替換算調整勘定の減少19億46百万円、利益剰余金の増加11億21百万円、非支配株主持分の減少11億49百万円及びその他有価証券評価差額金の増加4億2百万円等であります。
b.経営成績
当社グループの当第3四半期連結累計期間の経営成績は、新型コロナウイルスの世界的な感染症拡大により、特に第2四半期連結累計期間までの各国でのロックダウン並びに顧客の稼働停止に伴うグループ各社での生産活動が大幅に低下した影響により、売上高は798億49百万円(前年同期比25.6%減)となりました。営業利益については、6億63百万円(前年同期比83.6%減)となり、新型コロナウイルスの感染症拡大の影響等による販売減少を受け、前年同期比では大幅に減少しましたが、2020年7月以降は各地域の売上が回復したことに加え、構造改革を通じた固定費削減の効果により、第2四半期連結累計期間の24億80百万円の営業損失からは大幅に回復いたしました。経常利益についても、9億61百万円(前年同期比73.8%減)となり、前年同期比では減少するも、営業利益が大幅に回復し、政府補助金制度の活用による助成金の計上もあり、第2四半期連結累計期間の23億87百万円の経常損失からは大幅に回復しました。また、投資有価証券売却益12億47百万円及び受取保険金7億95百万円等による特別利益の計上により15億76百万円(前年同期比41.4%減)の親会社株主に帰属する四半期純利益となり、前年同期比では減少するも、第2四半期連結累計期間の11億37百万円の親会社株主に帰属する四半期純損失から大幅に業績は回復いたしました。
セグメント別の業績は次のとおりです。
① 日本
売上高は新型コロナウイルスの感染症拡大に伴う顧客の操業停止の影響により、198億30百万円(前年同期比25.4%減)と減収となりました。利益面については、1億32百万円の営業損失(前年同期は営業利益21億32百万円)が残るものの、2020年7月以降は売上が回復傾向にあり、固定費削減、人員配置の転換等施策効果が現れたことにより、第2四半期対比で大幅な業績回復となりました。
② 北南米
売上高は219億56百万円(前年同期比30.4%減)と主に新型コロナウイルスの感染症拡大による2020年4月から6月にかけての生産停止の影響で大幅減収となりました。また売上減少の影響により3億87百万円の営業損失(前年同期は営業利益7億19百万円)となりましたが、2020年7月以降の売上の回復に加え、固定費削減施策の効果もあり、第2四半期の営業損失9億54百万円から損失額は大幅に減少しました。
③ 欧州
新型コロナウイルスの感染症拡大による経済縮小の影響を受け、売上高は146億14百万円(前年同期比25.6%減)となりました。2020年7月以降ロックダウンの段階的な解除後生産は回復傾向にあり、前年より実施している構造改革の効果、時短勤務、政府補助金制度の活用を含めた固定費削減が寄与し、営業利益は3億51百万円となり、前年同期の営業損失3億20百万円から営業黒字への転換を図ることができました。
④ 中国
新型コロナウイルスの感染症拡大に伴い、春節休暇後は一時的に操業を停止したものの、2020年4月以降は持ち直し、売上高は135億26百万円(前年同期比2.2%増)となり他地域に先んじて力強い回復が継続しております。固定費削減策、政府補助制度の申請等を含めた施策も貢献し、営業利益は7億77百万円(前年同期比148.8%増)と増益となりました。
⑤ アジア
新型コロナウイルスの感染症拡大による客先減産の影響等を受け、売上高は99億24百万円(前年同期比39.0%減)と大幅減収となりました。2020年7月以降の生産は回復傾向にあり、固定費削減、構造改革効果と併せ、営業利益は2億円(前年同期比86.5%減)となり、第2四半期の営業損失87百万円より業績は回復いたしました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第3四半期連結累計期間における現金及び現金同等物は、営業活動により38億58百万円増加、投資活動により8億50百万円増加、財務活動により56億73百万円減少などの結果、当第3四半期連結会計期間末は142億42百万円(前連結会計年度末比16億75百万円の減少)となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により得られたキャッシュ・フローは、税金等調整前四半期純利益28億87百万円(前年同期は51億45百万円)、減価償却費37億24百万円(前年同期は39億10百万円)、売上債権の増加16億67百万円(前年同期は13億37百万円の増加)、たな卸資産の増加4億70百万円(前年同期は6億27百万円の減少)、仕入債務の増加6億83百万円(前年同期は7億89百万円の減少)、法人税等の支払額12億61百万円(前年同期は7億49百万円の支払)により、前年同期と比較して11億40百万円減少し、38億58百万円の資金増となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により得られたキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出23億77百万円(前年同期は58億68百万円の支出)、投資有価証券の売却による収入29億57百万円(前年同期は発生なし)などにより、8億50百万円の収入(前年同期は30億47百万円の支出)となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により使用されたキャッシュ・フローは、短期借入金の減少による支出20億16百万円(前年同期は14億32百万円の支出)、長期借入れによる収入11億72百万円(前年同期は11億12百万円の収入)、長期借入金返済による支出29億21百万円(前年同期は14億86百万円の支出)、配当金の支払による支出4億55百万円(前年同期は7億28百万円の支出)、非支配株主への配当金の支払による支出10億12百万円(前年同期は9億8百万円の支出)などにより、56億73百万円の支出(前年同期は36億67百万円の支出)となりました。
(3) 経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、9億55百万円であります。
なお当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。