当第3四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。
また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当第3四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
なお、第1四半期連結会計期間より、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を適用しております。詳細は、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(会計方針の変更)」に記載のとおりであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間における我が国の経済環境は、新型コロナウイルス感染症の拡大の影響が上期にかけ継続し、ワクチン接種が進み10月には緊急事態宣言が解除されるも、新たな変異株を含む感染が再拡大するなど先行きは依然として不透明な状況です。
世界経済につきましては、米国は、ワクチン接種の効果が発現し、記録的な落ち込みから回復の兆しを見せるも、変異株の感染の再拡大に伴い個人消費が低迷するなど景気回復は鈍化しました。中国は感染症の拡大抑制により経済活動がいち早く再開されるも、一部地域の感染再拡大の影響を受けた活動の制限及び電力不足の問題が景気減速をもたらしました。欧州は、新型コロナウイルス感染症の再拡大を受け、景気は依然として厳しい状況にあるものの、その後のワクチン接種の進展とともに個人消費や設備投資に持ち直しの動きが見られました。アジアについては感染症拡大が続く中で経済活動再開が徐々に進み、持ち直しの動きが見られたものの、インドを中心にタイ及びインドネシアにおいても新型コロナウイルスの変異株の感染が拡大するなど厳しい状況が続きました。
当社グループが属する自動車業界につきましては、世界的な新型コロナウイルス感染症の影響に加え、半導体不足等サプライチェーンの混乱に伴う調達部品不足による各自動車メーカーの減産影響が継続しました。先行きにつきましても、原材料価格の高騰や世界的なインフレ動向に留意する必要があり、さらに予断を許さない状況が続いています。
a.財政状態
当第3四半期連結会計期間末の総資産は944億50百万円となり、前連結会計年度末に比べて75億90百万円増加しました。主な要因は現金及び預金の減少8億67百万円、受取手形、売掛金及び契約資産の減少17億75百万円、製品の増加8億89百万円、仕掛品の増加12億56百万円、原材料及び貯蔵品の増加17億22百万円、機械装置及び運搬具等の有形固定資産の増加6億92百万円、投資有価証券の増加47億15百万円等であります。
負債合計は527億30百万円となり、前連結会計年度末に比べて13億48百万円増加しました。主な要因は短期借入金の増加28億5百万円、長期借入金の減少24億54百万円、未払金の減少11億98百万円、繰延税金負債の増加19億18百万円等であります。
純資産は417億20百万円となり、前連結会計年度末に比べ62億42百万円増加しました。主な要因は為替換算調整勘定の増加13億94百万円、利益剰余金の増加14億22百万円、その他有価証券評価差額金の増加33億44百万円等であります。
b.経営成績
売上高については、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い大幅減となった前年同期からは回復し、売上高は854億49百万円(前年同期比7.0%増)となりました。
利益については、サプライチェーンの混乱に伴う運送費の高騰や原材料価格の高騰の影響を受けたものの、前年同期からの増収効果もあり、営業利益は29億15百万円(前年同期比339.8%増)、経常利益は31億62百万円(前年同期比229.2%増)となりました。また、親会社株主に帰属する四半期純利益は、経常利益の増加に加え製品保証引当金戻入益7億7百万円を特別利益に計上したことにより23億14百万円(前年同期比46.8%増)となりました。
セグメント別の業績は次のとおりです。
① 日本
売上高は184億53百万円(前年同期比6.9%減)と半導体・樹脂材料などの供給問題を起因とする減産影響を受けたことにより、減収となりました。利益面は前期からの固定費抑制効果を継続させて減収影響を補ったことで営業利益は11億89百万円(前年同期は1億32百万円の営業損失)となりました。
② 北南米
売上高は半導体不足やサプライチェーン全体の混乱による生産減が影響したものの、前年同期の新型コロナウイルス感染症の拡大による生産停止から回復したことにより234億45百万円(前年同期比6.8%増)と増収となりました。利益面については、物流網の混乱、輸送費の高騰、材料費を含むインフレ、人手不足を背景とする人件費の上昇等により7億47百万円の営業損失(前年同期は3億87百万円の営業損失)となりました。
③ 欧州
新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う生産停止の影響を受けた前期から回復し、売上高は159億93百万円(前年同期比9.4%増)と増収となりました。利益面では、これまで実施してきた固定費削減の効果が継続するも、各自動車メーカーの生産台数の急変及び原材料価格の高騰の影響を受け、営業利益は2億42百万円(前年同期比31.2%減)となりました。
④ 中国
売上高は138億72百万円(前年同期比2.6%増)と半導体等部品供給問題による生産減の影響を受けるも新型コロナウイルス感染症の影響のあった前年度とほぼ同水準の売上となりました。また継続したコスト削減効果も寄与し、営業利益は10億89百万円(前年同期比40.2%増)と増益となりました。
⑤ アジア
売上高は136億87百万円(前年同期比37.9%増)と新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けるも、前年に生じた大幅減産からは回復し、地域全体で増収となりました。また人件費等の固定費削減活動の継続効果により、営業利益は13億95百万円(前年同期比597.4%増)と大幅増益となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第3四半期連結累計期間における現金及び現金同等物は、営業活動により40億6百万円増加、投資活動により37億46百万円減少、財務活動により13億91百万円減少などの結果、当第3四半期連結会計期間末は135億50百万円(前連結会計年度末比8億67百万円の減少)となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により得られたキャッシュ・フローは、税金等調整前四半期純利益38億98百万円(前年同期は28億87百万円)、減価償却費38億32百万円(前年同期は37億24百万円)、売上債権の減少26億81百万円(前年同期は16億67百万円の増加)、棚卸資産の増加29億97百万円(前年同期は4億70百万円の増加)、仕入債務の増加2億54百万円(前年同期は6億83百万円の増加)、未払金の減少13億97百万円(前年同期は35百万円の増加)、法人税等の支払額12億6百万円(前年同期は12億61百万円の支払)により、前年同期と比較して1億48百万円増加し、40億6百万円の資金増となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により使用されたキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出38億81百万円(前年同期は23億77百万円の支出)、投資有価証券の売却による収入1億61百万円(前年同期は29億57百万円の収入)などにより、37億46百万円の支出(前年同期は8億50百万円の収入)となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により使用されたキャッシュ・フローは、短期借入金の増加による収入27億87百万円(前年同期は20億16百万円の支出)、長期借入れによる収入1億51百万円(前年同期は11億72百万円の収入)、長期借入金返済による支出29億15百万円(前年同期は29億21百万円の支出)、配当金の支払による支出8億92百万円(前年同期は4億55百万円の支出)、非支配株主への配当金の支払による支出2億93百万円(前年同期は10億12百万円の支出)などにより、13億91百万円の支出(前年同期は56億73百万円の支出)となりました。
(3) 経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、12億53百万円であります。
なお当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。