第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第2四半期累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。

 また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)経営成績の状況

 当第2四半期累計期間におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善を伴い緩やかながらも回復基調で推移いたしました。しかしながら、不安定な国際情勢の動向による原油等のエネルギー価格や原材料価格の高騰の影響など、経済見通しは不透明な状況が継続しております。

 当業界におきましては、企業収益の改善により民間設備投資については都市部を中心とした再開発など底堅く推移しておりますが、その一方で半導体不足に伴う電気部品の供給制約や原材料価格高騰による影響については引き続き十分な注意を払う必要があります。

 こうした状況のもとで、当社は部品調達の早期対応を含めお客様対応への充実に取り組んだ結果、売上高は10,666百万円(前年同期比12.4%増)となりました。

 利益につきましては、生産の平準化・原価の改善を図ったことにより、営業利益は553百万円(前年同期比108.2%増)、経常利益は559百万円(前年同期比118.9%増)、四半期純利益は375百万円(前年同期比175.1%増)となりました。

 

(2)財政状態の状況

(流動資産)

受取手形及び売掛金が147百万円減少したものの、現金及び預金が176百万円増加したことに加え、棚卸資産におきまして仕掛品が185百万円増加、原材料が377百万円増加いたしました。これらの結果、流動資産合計は前事業年度末比558百万円(3.6%)増加し、15,995百万円となりました。

(固定資産)

有形固定資産が178百万円減少したものの、無形固定資産が11百万円増加、投資その他の資産が170百万円増加いたしました。これらの結果、固定資産合計は前事業年度末比2百万円(0.0%)増加し、6,028百万円となりました。

(流動負債)

買掛金が24百万円減少、短期借入金が16百万円減少したものの、未払法人税等が133百万円増加、賞与引当金が215百万円増加いたしました。これらの結果、流動負債合計は前事業年度末比251百万円(5.2%)増加し、5,099百万円となりました。

(固定負債)

退職給付引当金が13百万円増加したものの、長期借入金が41百万円減少いたしました。これらの結果、固定負債合計は前事業年度末比20百万円(1.6%)減少し、1,232百万円となりました。

(純資産)

前事業年度の期末配当128百万円の支払いがあったものの、四半期純利益375百万円の計上により利益剰余金が247百万円増加し、さらに評価・換算差額等が82百万円増加いたしました。これらの結果、純資産合計は前事業年度末比329百万円(2.1%)増加し、15,692百万円となりました。

 

(3)キャッシュ・フローの状況

 当第2四半期累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、営業活動によるキャッシュ・フローで493百万円の資金の増加、投資活動によるキャッシュ・フローで132百万円の資金の減少、財務活動によるキャッシュ・フローで183百万円の資金の減少があり、前事業年度末に比べ176百万円(2.3%)増加し、7,817百万円となりました。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 当第2四半期累計期間における営業活動による資金の増加は493百万円となりました(前年同四半期は1,643百万円の増加)。これは棚卸資産の増加額569百万円の資金の減少があったものの、税引前四半期純利益559百万円や減価償却費270百万円、売上債権の減少額150百万円などの資金の増加があったことなどによるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 当第2四半期累計期間における投資活動による資金の減少は132百万円となりました(前年同四半期は149百万円の減少)。これは有形固定資産の取得による支出70百万円や無形固定資産の取得による支出51百万円などの資金の減少があったことによるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 当第2四半期累計期間における財務活動による資金の減少は183百万円となりました(前年同四半期は196百万円の減少)。これは長期借入金の借入による収入100百万円があったものの、配当金の支払額127百万円及び長期借入金の返済による支出137百万円などの資金の減少があったことによるものであります。

 

(4)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第2四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。

(5)研究開発活動

 当第2四半期累計期間における研究開発活動の金額は10百万円であります。

 なお、当第2四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第2四半期会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。