第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

(1)財政状態及び経営成績の状況

①経営成績の分析

当第3四半期連結累計期間における当社グループの事業環境は、半導体業界については、引き続きIoT、5G、AIなどの強い需給を受け、ロジック/ファウンドリ向け、メモリ向け、パワーデバイス向け、及びウェーハ向けなどの設備投資がいずれも順調に推移しました。FPD(Flat Panel Display)業界については、一部顧客の投資計画再開の動きがありました。また、部品や部材の供給が不安定な状況が続きました。

このような環境の中、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高は、前年同期に比べ半導体分野が増加したもののFPD分野が減少し、33,669百万円(前年同期比5.4%増)となりました。一方、利益面では、半導体分野の売上増加と利益率の改善により、営業利益は2,973百万円(前年同期比62.2%増)、経常利益が2,830百万円(前年同期比65.0%増)と、前年同期に比べ大幅な増益となりました。また、2021年5月13日公表のとおり、当社横浜事業所内再開発の一環として老朽化した建物を取り壊したことに伴い、第1四半期連結累計期間において特別損失613百万円を計上しましたが、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,523百万円(前年同期比30.4%増)と増益となりました。

なお、受注高は、特に当第3四半期連結会計期間の受注高が半導体分野での顧客の旺盛な投資から高水準となり、24,231百万円(前年同期比94.2%増)となりました。当第3四半期連結累計期間においても、半導体分野は前工程、後工程とも好調に推移し、FPD分野は前工程が低水準の一方で、後工程は順調に推移しました。この結果、当第3四半期連結累計期間における受注高は53,575百万円(前年同期比74.7%増)となりました。

 

セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。

(ファインメカトロニクス部門)

売上高は、半導体前工程では、ロジック/ファウンドリ向け装置、パワーデバイス向け装置、及びウェーハ洗浄向け装置が堅調に推移し、前年同期に比べ増加しました。一方、FPD前工程では、前年度から受注が低調であったため、前年同期に比べ減少しました。この結果、部門全体では売上高が前年同期と同等の21,230百万円(前年同期比1.1%減)となりました。

セグメント利益は、半導体前工程の売上増加と利益率の改善により、1,591百万円(前年同期比7.1%増)となりました。

なお、受注高は、半導体前工程がウェーハ洗浄向け装置、パワーデバイス向け装置を中心に好調に推移し、特に顧客の旺盛な投資から、当第3四半期連結会計期間においては想定を上回りました。FPD前工程は、大型パネル向け装置、中小型パネル向け装置とも回復傾向にあったものの低水準で推移し、前年同期に比べ微増となりました。また、ヘルスケア分野のインクジェット錠剤印刷装置の受注も寄与した結果、部門全体では前年同期に比べ受注高が増加し、34,696百万円(前年同期比60.2%増)となりました。

 

(メカトロニクスシステム部門)

売上高は、半導体後工程では、先端パッケージ向け装置、FO-PLP向け装置、ディスプレイドライバIC向け装置などいずれも継続的な投資があるなど全体として好調に推移し、前年同期に比べ大幅に増加しました。FPD後工程では、大型パネル向け装置は堅調であったものの、一部顧客の投資計画後ろ倒しの影響により前年同期に比べ減少しました。真空応用装置は、電子部品向け装置が堅調に推移しました。この結果、部門全体では前年同期に比べ増収となり、9,567百万円(前年同期比22.4%増)となりました。

セグメント利益は、半導体後工程の売上増加と利益率の改善により、1,359百万円(前年同期比349.7%増)と大幅な増益となりました。

なお、受注高は、半導体後工程では先端パッケージ向け装置、FO-PLP向け装置などいずれも継続的な受注があり、好調に推移しました。FPD後工程も大型パネル向け装置を中心に順調に推移し、中型パネル向けでは車載用新規装置の受注も寄与したことから、前年同期に比べ大幅に増加しました。真空応用装置では、電子部品向け装置の受注が進みました。この結果、部門全体では前年同期に比べ受注高が増加し、15,465百万円(前年同期比140.7%増)となりました。

 

(流通機器システム部門)

新型コロナウイルス感染症の影響が継続したものの当第3四半期連結会計期間では回復基調となり、券売機、汎用機及び役務の売上高が増加した結果、売上高は1,459百万円(前年同期比18.5%増)、セグメント損失は16百万円(前年同期はセグメント損失117百万円)となりました。

 

(不動産賃貸部門)

不動産賃貸収入は計画通り推移し、売上高は1,412百万円(前年同期比1.5%減)、セグメント利益は399百万円(前年同期比6.5%減)となりました。

②財政状態の分析

資産、負債及び純資産の状況

当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ5,391百万円増加し63,686百万円となりました。これは主に、現金及び預金が4,579百万円増加したことによるものです。

負債は、前連結会計年度末に比べ4,171百万円増加し40,611百万円となりました。これは主に、支払手形及び買掛金、電子記録債務が2,151百万円、前受金が2,438百万円増加したことによるものです。

純資産は、前連結会計年度末に比べ1,220百万円増加し23,075百万円となりました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益1,523百万円の計上により利益剰余金が増加したことによるものです。

 

(2)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

  前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の

 分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(3)経営方針・経営戦略等

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

(5)財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針

  当第3四半期連結累計期間において、当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方

 針について重要な変更はありません。

 

(6)研究開発活動

   当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、1,906百万円であります。

   なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。