文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1)業績の状況
当第2四半期連結累計期間における世界経済は、弱さがみられるものの総じて緩やかな回復基調が続きました。米国では、企業部門にて弱めの動きがみられましたが、個人消費を中心とした内需は底堅く推移しており、回復基調が持続しました。欧州では、英国の欧州連合離脱問題(Brexit)による先行きの不透明感は拭えませんが、緩和的な金融政策の効果もあり緩やかな回復基調で推移しました。新興国経済は、中国では、景気は緩やかに減速しており、他の地域についても低調に推移しました。
一方、わが国経済は、個人消費に改善の兆しも見られますが、為替の円高推移などの影響により輸出、生産は横ばいで推移しており、景気は力強さを欠く状況となりました。
当社グループをとりまく経済環境は、国内における民間設備投資においては、為替の円高推移や外部環境の不透明感などから足踏み状態が続きました。海外においても、中国を始めとする新興国経済の減速の影響もあり弱めの動きとなりました。当社の主要顧客である造船業界においては、竣工量は前年に比べ若干増加しましたが、受注量については、依然、中国経済の減速等によって船腹の需給アンバランスが解消されておらず、また昨年の窒素酸化物3次規制の適用前の駆け込み発注に対する反動もあり前年に比べ大幅に減少しました。
このような状況のもと、当社グループの当第2四半期連結累計期間の業績につきましては、売上高は、機器製品及びアジア地域での船舶用システム製品の売上の減少、為替の円高推移の影響などもあり、150億67百万円と前年同期比19.8%の減少となりました。利益面では、売上高の減少による影響、本社移転に関する経費等もあり、営業利益は4億35百万円と前年同期比65.3%の減益となり、経常利益は、為替変動等の影響もあり、3億95百万円と前年同期比72.1%の減益となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益は2億39百万円と前年同期比73.2%の減少となりました。
なお、製品別の連結売上高は、システム製品(配電制御システム等)が80億81百万円と前年同期比16.1%の減少、機器製品(低圧遮断器等)が69億86百万円と前年同期比23.7%の減少となりました。
当社グループのシステム製品の連結受注高は、国内造船所向けにてコンテナ船のシリーズ船の受注などがありましたが、中国造船市場向けの受注低下の影響等を受けたため、前年同期を2.3%下回る105億75百万円となりました。しかしながら売上の減少により、連結受注残高は前連結会計年度末より24億94百万円増加し、218億90百万円となりました。
なお、機器製品は、計画生産を行っているため、上記受注高、受注残高には含めておりません。
当第2四半期連結累計期間におけるセグメント別の業績は以下のとおりであります。
「日本」
船舶用システム製品(船舶用配電制御システム等)は、前年同期と比べ海外造船向けの大型タンカー、国内造船向けのばら積運搬船の売上は減少しましたが、コンテナ船のシリーズ船、LNG船の売上もあり、売上は前年同期とほぼ横ばいで推移しました。
産業用システム製品(配電制御システム)は、コージェネレーションシステム等の分散型エネルギー関連、国内、海外向け製品の売上が前年同期を下回り、売上が前年同期に比べ減少しました。
医療関連機器製品は、医療機器については、売上は堅調に推移しましたが、臨床検査機器については、新製品は予定通りに展開したものの、既存製品が低調に推移し、医療関連機器製品全体では、売上が前年同期に比べて減少しました。
エンジニアリング及びライフサイクルサービスは、保守部品、陸上向けの更新工事などが前年同期に比べ増加しましたが、船舶向けの各種点検作業等は低調に推移したことにより、売上が前年同期に比べ減少しました。
この結果、システム製品全体の売上は、前年同期に比べ減少となりました。
機器製品(低圧遮断器等)は、国内向けでは、マーケットは依然として停滞しており売上が減少、海外向けについても、為替の円高推移、東アジアの船舶市場、オセアニア地域などの売上減少などにより、機器製品全体の売上は、前年同期に比べ減少しました。
その結果、当セグメントの当第2四半期連結累計期間の売上高は95億23百万円と前年同期比11.2%の減少、セグメント利益は機器製品の売上減少、本社移転に関する経費等により3億37百万円と前年同期比56.4%の減益となりました。
「アジア」
船舶用システム製品(船舶用配電制御システム等)では、海運市況の悪化に伴う中国造船市場向け及び資源安による東南アジアにおける海洋掘削市場向けの受注低迷、納期繰延、キャンセルの発生などにより、売上は前年同期に比べ大幅に減少しました。
機器製品(低圧遮断器等)は、マレーシア国内向けについては、一般のプロジェクト案件等の売上があり堅調に推移し、他の地域でも現地のローカル案件の売上等もありましたが、船舶用向けの売上が低調に推移したことにより、売上が前年同期に比べ若干減少しました。
その結果、当セグメントの当第2四半期連結累計期間の売上高は39億39百万円と前年同期比29.1%の減少、セグメント利益は4億92百万円と前年同期比28.3%の減益となりました。
「ヨーロッパ」
機器製品(低圧遮断器等)は、英国の欧州連合離脱問題(Brexit)の影響による英国内の景気の停滞、中近東向けについても資源安による市況の停滞により、売上は前年同期に比べ大幅に減少しました。
その結果、当セグメントの当第2四半期連結累計期間の売上高は15億97百万円と前年同期比34.8%の減少、セグメント利益は38百万円と前年同期比73.2%の減益となりました。
(2)財政状態の分析
当第2四半期連結会計期間末における財政状態は、たな卸資産が前期末比6億70百万円増加した一方、現金及び預金が前期末比10億53百万円及び受取手形及び売掛金が前期末比32億33百万円それぞれ減少したこと等により、流動資産は前期末比36億66百万円減の295億29百万円となりました。固定資産では、投資有価証券が前期末比64百万円減少した一方、有形固定資産が前期末比11億66百万円増加したこと等により、前期末比11億20百万円増の133億18百万円となりました。
この結果、当第2四半期連結会計期間末における資産合計は、前期末比25億46百万円減の428億47百万円となりました。
負債の部では、その他の流動負債が前期末比2億56百万円増加した一方、支払手形及び買掛金が前期末比6億43百万円及び未払法人税等が前期末比2億13百万円それぞれ減少したこと等により、流動負債は前期末比6億16百万円減の124億34百万円となりました。固定負債では、その他の固定負債が前期末比1億32百万円増加した一方、長期借入金が前期末比1億91百万円及び繰延税金負債が前期末比1億27百万円それぞれ減少したこと等により、前期末比1億58百万円減の48億31百万円となりました。
この結果、負債合計は前期末比7億75百万円減の172億65百万円となりました。
純資産の部では、親会社株主に帰属する四半期純利益2億39百万円の計上等により利益剰余金が前期末比83百万円増加した一方、為替換算調整勘定が前期末比17億38百万円及び退職給付に係る調整累計額が前期末比70百万円それぞれ減少したこと等により、純資産合計は前期末比17億71百万円減の255億81百万円となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ10億52百万円減少し、当第2四半期連結会計期間末には96億42百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は21億18百万円(前年同期は31億58百万円の収入)となりました。これは、主に税金等調整前四半期純利益3億68百万円及び売上債権の減少による収入24億14百万円並びにその他の負債の増加による収入7億35百万円、法人税等の支払による支出6億11百万円及びたな卸資産の増加による支出10億7百万円等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は19億54百万円(前年同期は8億73百万円の支出)となりました。これは、主に有形固定資産の取得による支出19億35百万円及びその他の投資による支出20百万円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は3億60百万円(前年同期は4億19百万円の支出)となりました。これは、主に長期借入金の返済による支出1億99百万円及び配当金の支払いによる支出1億56百万円等によるものであります。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、4億20百万円であります。なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。