第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

当第2四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。

(1)経営成績に関する説明

当第2四半期連結累計期間における世界経済は、総じて成長が減速基調となりました。米国では、通商政策の影響から輸出や設備投資が弱含みとなるも、堅調な雇用と所得が個人消費を下支えしたことにより成長が持続しました。欧州では、消費や所得環境が底堅く推移しているものの、輸出・生産の減速などから景気は足踏みとなりました。英国も、EU離脱に向けた先行き不透明感の影響もあり低成長が続きました。中国では、内需や輸出を中心として緩やかに減速傾向が見られました。その他の新興国についても、成長が鈍化しました。一方、わが国経済は、良好な雇用・所得情勢が個人消費を下支えしたことから、景気に足踏み感があるものの、底堅く推移しました。

当社グループをとりまく経済環境は、国内において、合理化や省力化、設備更新などを目的とした設備投資に加え、デジタル化に向けた非製造業による設備投資が底堅く推移しました。一方、海外においての設備投資は、総じて弱い動きとなりました。当社の主要顧客である造船業界においては、2020年から強化される海洋環境規制への対応に伴う工事が増加しましたが、貿易摩擦等の影響により新造船受注が低調に推移したことから、厳しい状況が続きました。

このような状況のもと、当第2四半期連結累計期間の売上高は、船舶用システム製品(船舶用配電制御システム等)の陸電供給システム及びLNG船、並びに機器製品(低圧遮断器等)が減少したものの、中国の船舶用システム製品及び海洋環境規制関連が増加したことにより、16,902百万円と前年同期比2.3%の増加となりました。営業利益は619百万円と前年同期比425.7%の増益、経常利益は804百万円と前年同期比54.3%の増益となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益は、550百万円と前年同期比26.8%の減益となりました。

なお、製品別の連結売上高は、システム製品(配電制御システム等)が9,053百万円と前年同期比6.7%の増加、機器製品が7,849百万円と前年同期比2.4%の減少となりました。

システム製品の連結受注高は、船舶用システム製品及び産業用システム製品(産業用配電制御システム等)の海外プラント向けが減少したことにより、前年同期を12.2%下回る9,186百万円となりました。連結受注残高は前連結会計年度末より133百万円増加し、17,273百万円となりました。

なお、機器製品は、計画生産を行っているため、上記受注高、受注残高には含めておりません。

 

当第2四半期連結累計期間におけるセグメント別の経営成績は以下のとおりです。

 

「日本」

船舶用システム製品は、海洋環境規制関連製品が増加したものの、陸電供給システム及びLNG船が減少したことにより、売上は前年同期と比べ減少しました。

産業用システム製品は、コージェネレーションシステム向け等が減少したことにより、売上は前年同期と比べ減少しました。

メディカルデバイスは、医療機器及び臨床検査機器ともに堅調に推移し、売上は前年同期と比べ増加しました。

エンジニアリング及びライフサイクルサービスは、海洋環境規制関連工事及び産業向けエンジニアリング案件が堅調に推移し、売上は前年同期と比べ増加しました。

その結果、システム製品全体の売上は前年同期と比べほぼ横ばいとなりました。

機器製品は、国内向けはほぼ横ばいとなり、海外向けは東アジア地域が増加したものの、西アジア地域が減少したことにより、売上は前年同期と比べほぼ横ばいとなりました。

その結果、当セグメントの売上高は10,253百万円と前年同期比0.2%の増加、セグメント利益は509百万円と前年同期比538.0%の増益となりました。

「アジア」

船舶用システム製品は、堅調に推移し売上は前年同期と比べ増加しました。

エンジニアリング及びライフサイクルサービスは、堅調に推移し売上は前年同期と比べ増加しました。

機器製品は、マレーシア国内向けが低調に推移したことにより、売上は前年同期と比べ減少しました。

その結果、当セグメントの売上高は4,681百万円と前年同期比11.1%の増加、セグメント利益は474百万円と前年同期比21.6%の増益となりました。

 

「ヨーロッパ」

機器製品は、英国内でEU離脱に向けた先行き不透明感の影響があるものの若干増加し、西欧州及び中近東地域も堅調に推移したものの、為替の影響により売上は前年同期と比べ減少しました。

エンジニアリング及びライフサイクルサービスの売上は、前年同期と比べほぼ横ばいとなりました。

その結果、当セグメントの売上高は1,966百万円と前年同期比5.0%減少したものの、セグメント利益は64百万円と前年同期比59.3%の増益となりました。

(2)財政状態の分析

当第2四半期連結会計期間末における財政状態は、たな卸資産が前期末比744百万円増加した一方、受取手形及び売掛金が前期末比1,625百万円減少したこと等により、流動資産は前期末比697百万円減の31,873百万円となりました。固定資産では、投資有価証券が前期末比120百万円減少した一方、有形固定資産が前期末比350百万円増加したこと等により、前期末比152百万円増の12,331百万円となりました。

その結果、当第2四半期連結会計期間末における資産合計は、前期末比545百万円減の44,204百万円となりました。

負債の部では、支払手形及び買掛金が前期末比433百万円増加した一方、電子記録債務が前期末比351百万円、未払法人税等が前期末比131百万円及び1年内返済予定の長期借入金が前期末比108百万円それぞれ減少したこと等により、流動負債は前期末比90百万円減の12,456百万円となりました。固定負債では、長期借入金が前期末比221百万円減少した一方、その他の固定負債が485百万円増加したこと等により、前期末比187百万円増の2,319百万円となりました。

その結果、負債合計は前期末比97百万円増の14,775百万円となりました。

純資産の部では、為替換算調整勘定が前期末比836百万円減少したこと等により、純資産合計は前期末比642百万円減の29,429百万円となりました。

(3)キャッシュ・フローの状況

当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ69百万円増加し、当第2四半期連結会計期間末には11,438百万円となりました。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動の結果得られた資金は1,187百万円(前年同期は968百万円の収入)となりました。これは、主に売上債権の減少による収入1,117百万円及び税金等調整前四半期純利益851百万円、たな卸資産の増加による支出1,013百万円及び法人税等の支払による支出431百万円等によるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動の結果使用した資金は160百万円(前年同期は30百万円の支出)となりました。これは、主に有形固定資産の取得による支出249百万円及び投資有価証券の売却による収入103百万円等によるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動の結果使用した資金は555百万円(前年同期は473百万円の支出)となりました。これは、主に長期借入金の返済による支出329百万円及び配当金の支払による支出182百万円等によるものであります。

(4)事業上及び財務上の対処すべき課題

当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

(5)研究開発活動

当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、349百万円であります。なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

(6)主要な設備

当第2四半期連結累計期間において、主要な設備に重要な異動はありません。

3【経営上の重要な契約等】

当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。