当第2四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1)経営成績に関する説明
当第2四半期連結累計期間における世界経済は、新型コロナウイルス感染症拡大(以下、感染症といいます。)の影響により、依然として厳しい状況にありましたが、経済活動の再開が段階的に進められることで回復基調となりました。感染症拡大が続いた米国、欧州及び英国においても、移動制限や店舗等の休業措置が解除されることにより、景気の持ち直しの動きがみられました。各国に先駆けて経済活動を再開した中国では、政府による投資促進策や消費刺激策の実施に加え、海外の経済活動再開等に伴い輸出が増加したため、景気の回復が持続しました。その他の新興国については、景気は下げ止まりつつありました。わが国においても、緊急事態宣言の解除による経済活動の段階的な再開に伴い、景気の持ち直しの動きがみられました。
当社グループを取り巻く経済環境は、国内において、感染症の影響による企業収益の減少や、先行き不透明感の影響もあり、設備投資は弱い動きとなりました。海外における設備投資は、総じて下げ止まりの兆しがみられました。当社の主要顧客である造船業界においては、依然として船腹需給のバランスは回復せず、船価及び受注量の低迷が続いています。
このような状況のもと、当第2四半期連結累計期間の売上高は、船舶用システム製品(船舶用配電制御システム等)の高付加価値船及び海洋環境規制関連工事が堅調に推移したものの、機器製品(低圧遮断器等)が減少したことにより、16,154百万円と前年同期比4.4%の減少となりました。営業利益は645百万円と前年同期比4.2%の増益、経常利益は964百万円と前年同期比20.0%の増益となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益は674百万円と前年同期比22.4%の増益となりました。
製品別の売上高は、システム製品(配電制御システム等)が9,285百万円と前年同期比2.6%の増加、機器製品が6,868百万円と前年同期比12.5%の減少となりました。
システム製品の受注高は、アジアでの船舶用システム製品、及びメディカルデバイスの臨床検査機器が増加し、前年同期を13.1%上回る10,392百万円となり、受注残高は前連結会計年度末より1,106百万円増加し、17,354百万円となりました。
なお、機器製品は、計画生産を行っているため、上記受注高、受注残高には含めておりません。
当第2四半期連結累計期間におけるセグメント別の経営成績は以下のとおりです。
「日本」
船舶用システム製品は、LNG船及び陸電供給システム等が増加したことにより、売上は前年同期と比べ増加しました。
産業用システム製品は、海外プラント向けが減少したものの、国内プラント向け及びコージェネレーションシステム等の分散型エネルギー関連が増加したことにより、売上は前年同期と比べ増加しました。
メディカルデバイスは、新型コロナウイルス検査関連機器が増加したものの、感染症の拡大により医療機器やその他の臨床検査機器の新規設備投資が減少し、売上は前年同期と比べ減少しました。
エンジニアリング及びライフサイクルサービスは、産業向けエンジニアリング案件が減少しましたが、海洋環境規制関連工事及びレトロフィットビジネスが堅調に推移し、また国内鉄道関連施設のエンジニアリング案件もあり、売上は前年同期と比べ増加しました。
その結果、システム製品全体の売上は前年同期と比べ増加しました。
機器製品は、国内向けの売上は舶用市場向けが堅調に推移したものの、設備投資が低調に推移したことにより減少し、海外向けの売上は感染症による経済活動制限が緩和されつつあるものの、依然影響が持続したことにより減少し、機器製品全体の売上は前年同期と比べ減少しました。
その結果、当セグメントの売上高は10,337百万円と前年同期比0.8%の増加、セグメント利益は591百万円と前年同期比16.1%の増益となりました。
「アジア」
船舶用システム製品は、感染症による経済活動制限の影響により、売上は前年同期と比べ減少しました。
エンジニアリング及びライフサイクルサービスは、中国において海洋環境規制関連工事が堅調に推移したものの、シンガポールにおいては感染症による海外渡航制限の影響があり、売上は前年同期と比べ減少しました。
機器製品は、マレーシアにおいて感染症による約1ヶ月間の操業停止を命じられたこと、及び東南アジアにおける経済活動制限の影響により、売上は前年同期と比べ減少しました。
その結果、当セグメントの売上高は3,753百万円と前年同期比19.8%の減少、セグメント利益は315百万円と前年同期比33.5%の減益となりました。
「ヨーロッパ」
機器製品は、英国内向けはほぼ横ばいとなり、中近東向けが低調に推移するものの、欧州向けが堅調に推移し、売上は前年同期と比べ増加しました。
エンジニアリング及びライフサイクルサービスは、感染症による経済活動制限の影響により低調に推移し、前年同期と比べ減少しました。
その結果、当セグメントの売上高は2,063百万円と前年同期比4.9%の増加、セグメント利益は80百万円と前年同期比24.1%の増益となりました。
(2)財政状態の分析
当第2四半期連結会計期間末における財政状態は、現金及び預金が前期末比1,447百万円並びにたな卸資産が前期末比142百万円それぞれ増加した一方、受取手形及び売掛金が前期末比2,113百万円減少したこと等により、流動資産は前期末比712百万円減の32,629百万円となりました。固定資産では、繰延税金資産が前期末比32百万円増加した一方、退職給付に係る資産が前期末比81百万円減少したこと等により、前期末比56百万円減の13,368百万円となりました。
その結果、当第2四半期連結会計期間末における資産合計は、前期末比769百万円減の45,998百万円となりました。
負債の部では、未払費用が前期末比408百万円増加した一方、支払手形及び買掛金が前期末比592百万円並びに電子記録債務が前期末比555百万円それぞれ減少したこと等により、流動負債は前期末比874百万円減の10,889百万円となりました。固定負債では、長期借入金が前期末比313百万円及び繰延税金負債が前期末比84百万円それぞれ減少したこと等により、前期末比430百万円減の3,134百万円となりました。
その結果、負債合計は前期末比1,304百万円減の14,024百万円となりました。
純資産の部では、退職給付に係る調整累計額が前期末比126百万円減少した一方、為替換算調整勘定が前期末比184百万円増加、加えて、親会社株主に帰属する四半期純利益674百万円の計上により利益剰余金が前期末比465百万円増加したこと等により、純資産合計は前期末比535百万円増の31,974百万円となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ1,447百万円増加し、当第2四半期連結会計期間末には12,619百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は2,428百万円(前年同期は1,187百万円の収入)となりました。これは、主に売上債権の減少による収入2,184百万円及び税金等調整前四半期純利益966百万円、仕入債務の減少による支出1,023百万円及び法人税等の支払による支出386百万円、加えて、雇用調整助成金の受取による収入188百万円があったこと等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は420百万円(前年同期は160百万円の支出)となりました。これは、主に有形固定資産の取得による支出413百万円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は646百万円(前年同期は555百万円の支出)となりました。これは、主に長期借入金の返済による支出383百万円及び配当金の支払いによる支出208百万円等によるものであります。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、444百万円であります。なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(6)主要な設備
当第2四半期連結累計期間において、主要な設備に重要な異動はありません。
当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。