【注記事項】
(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)

1.連結の範囲に関する事項

(1)連結子会社

日信電設㈱、日信工業㈱、日信電子サービス㈱、福岡日信電子㈱、札幌日信電子㈱、日信ソフトエンジニアリング㈱、中部日信電子㈱、仙台日信電子㈱、栃木日信㈱、山形日信電子㈱、日信特器㈱、日信ITフィールドサービス㈱及び朝日電気㈱の13社であります。

(2)非連結子会社

主要な非連結子会社は日信興産㈱であります。

(3)非連結子会社について連結の範囲から除いた理由

非連結子会社11社は、いずれもその総資産、売上高、当期純損益及び利益剰余金等からみても小規模会社であり、全体としても連結財務諸表に重要な影響を及ぼしていないため連結の範囲から除外しております。

 

2.持分法の適用に関する事項

非連結子会社及び関連会社(㈱てつでん)は、それぞれ連結純損益及び連結利益剰余金等に及ぼす影響が軽微であり、全体としても重要性がありませんので持分法の適用範囲から除外しております。

なお、当社は当連結会計年度において、G.G.Tronics India Private Limitedの全ての株式を売却したため、持分法を適用しない関連会社から除外しております 。

 

3.連結子会社の事業年度等に関する事項

全ての連結子会社の事業年度の末日は、連結決算日と一致しております。

 

4.会計方針に関する事項

(1)重要な資産の評価基準及び評価方法

① 有価証券

子会社株式及び関連会社株式

移動平均法による原価法

その他有価証券

市場価格のない株式等以外のもの

時価法

(評価差額は全部純資産直入法により処理し、売却原価は移動平均法により算定)

市場価格のない株式等

移動平均法による原価法

なお、匿名組合出資金については、匿名組合の損益のうち、当社グループに帰属する持分相当額を営業外損益に計上するとともに、「投資有価証券」を加減する処理

 

② 棚卸資産

商品・製品・原材料

移動平均法による原価法(連結貸借対照表価額については収益性の低下による簿価切下げの方法)

仕掛品

個別法による原価法(連結貸借対照表価額については収益性の低下による簿価切下げの方法)

貯蔵品

主として最終仕入原価法 

 

(2)重要な減価償却資産の減価償却の方法

① 有形固定資産(リース資産を除く)

定率法を採用しております。

ただし、1998年4月1日以降取得した建物(建物附属設備を除く)並びに2016年4月1日以降に取得した建物附属設備及び構築物については、定額法によっております。

 

② 無形固定資産

定額法を採用しております。

なお、自社利用のソフトウエアについては社内における利用可能期間(3~5年)に基づく定額法に
よっております。

 

③ リース資産

所有権移転外ファイナンス・リース取引に係るリース資産

リース期間を耐用年数とし、残存価額を零とする定額法によっております。

 

 

(3)重要な引当金の計上基準

① 貸倒引当金

債権の貸倒による損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率法に基づき、貸倒懸念債権及び破産更生債権等については、財務内容評価法に基づき個別に回収可能性を検討し、回収不能見込額を計上しております。

 

② 賞与引当金

従業員に対する賞与支給に備え、支給見込額に基づき計上しております。

 

③ 受注損失引当金

受注契約に係る将来の損失に備えるため、当連結会計年度末において損失の発生の可能性が高く、かつその金額を合理的に見積ることのできる受注案件について、翌連結会計年度以降に発生が見込まれる損失額を計上しております。

 

④ 偶発損失引当金

将来発生する可能性のある偶発損失に備えるため、合理的に算定した損失見込額を計上しております。

 

(4)退職給付に係る会計処理の方法

① 退職給付見込額の期間帰属方法

退職給付債務の算定にあたり、退職給付見込額を当連結会計年度末までの期間に帰属させる方法については、給付算定式基準によっております。

 

② 数理計算上の差異及び過去勤務費用の費用処理方法

過去勤務費用は、その発生時における従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数(15年)による定額法により費用処理しております。

数理計算上の差異は、当社は発生の翌連結会計年度に一括で費用処理することとしておりますが、連結子会社2社においては各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数(15年)による定率法により算出した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理することとしております。

 

③ 小規模企業等における簡便法の採用

一部の連結子会社は、退職給付に係る負債及び退職給付費用の計算に、退職給付に係る期末自己都合要支給額を退職給付債務とする方法を用いた簡便法を適用しております。

 

(5)重要な収益及び費用の計上基準

当社及び連結子会社の顧客との契約から生じる収益に関する主要な事業における主な履行義務の内容及び当該履行義務を充足する通常の時点は以下のとおりであります。

① 客先仕様の特注品の販売及び工事契約による請負、役務の提供

当該履行義務については、一定の期間にわたり履行義務が充足されると判断し、履行義務の充足に係る進捗度に基づき収益を認識しております。履行義務の充足に係る進捗度の測定は、当連結会計年度末までに発生した工事原価が、予想される工事原価総額に占める割合に基づいて行っております。なお、履行義務の充足に係る進捗度を合理的に見積ることができない場合で、かつ、当該履行義務を充足する際に発生する費用を回収することが見込まれる場合には、履行義務の充足に係る進捗度を合理的に見積ることができる時まで、回収することが見込まれる費用の額で収益を認識しております。なお、顧客への役務の提供が契約期間にわたり均等である保守契約等については、契約期間にわたり定額で収益を認識しております。

 

② 客先仕様の特注品を除く製品の販売

当該履行義務については、一時点で当該資産に対する支配が顧客に移転されると判断しております。出荷時から当該製品の支配が顧客に移転される時までの期間が通常の期間であることから、主に出荷時点で収益を認識しております。なお、出荷基準を適用しない製品の販売については、顧客に製品を引き渡した時点で収益を認識しております。

 

(6)重要な外貨建の資産又は負債の本邦通貨への換算の基準

外貨建金銭債権債務は、連結決算日の直物為替相場により円換算し、換算差額は損益として処理しております。

 

(7)連結キャッシュ・フロー計算書における資金の範囲

現金及び現金同等物は、手許現金、随時引き出し可能な預金及び容易に換金可能であり、かつ、価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する短期投資からなっております。

 

 

(重要な会計上の見積り)

会計上の見積りにより当連結会計年度に係る連結財務諸表にその額を計上した項目であって、翌連結会計年度に係る連結財務諸表に重要な影響を及ぼす可能性があるものは、次のとおりであります。

1.受注損失引当金

(1)当連結会計年度の連結財務諸表に計上した金額

(単位:百万円)

区  分

前連結会計年度

(2023年3月31日)

当連結会計年度

(2024年3月31日)

受注損失引当金繰入額

379

426

受注損失引当金

742

719

 

 

(2)識別した項目に係る重要な会計上の見積りの内容に関する情報

当社及び連結子会社は、社内の原価管理部門が策定した原価総額を基礎とし、翌連結会計年度以降に損失の発生が見込まれ、かつ、当該損失額を合理的に見積ることが可能なものについて、将来の損失に備えるため翌連結会計年度以降に発生が見込まれる損失額を受注損失引当金として計上しております。

受注損失引当金は、受注案件ごとに過去の実績等を考慮して策定していますが、想定外の事象の発生等により、見積りを超えた原価が発生する場合は、当社及び連結子会社の業績を変動させる可能性があります。

 

2.履行義務を充足するにつれて、一定の期間にわたり計上される売上高(原価回収基準を除く)

(1)当連結会計年度の連結財務諸表に計上した金額

当連結会計年度における、交通運輸インフラ事業及びⅠCTソリューション事業の履行義務を充足するにつれて、一定の期間にわたり計上される売上高(原価回収基準を除く)の内訳は、次のとおりであります。

                                          (単位:百万円)

区  分

前連結会計年度

(2023年3月31日)

当連結会計年度

(2024年3月31日)

売上高

 

 

国内

18,365

18,407

海外

5,534

9,133

合  計

23,900

27,541

 

(注)海外とは、海外で工事を実施している案件のことであり、本邦の外部顧客である場合も含みます。

 

(2)識別した項目に係る重要な会計上の見積りの内容に関する情報

当社及び連結子会社は、社内の原価管理部門が策定した工事原価総額を基礎とし、履行義務を充足するにつれて、一定の期間にわたり売上高を計上しております。履行義務の充足に係る進捗度の測定は、当連結会計年度末までに発生した工事原価が、予想される工事原価総額に占める割合に基づいて行っております。工事原価総額は、受注案件ごとに、工事完成のために必要となる作業内容や工数といった主要な仮定に基づいて策定しております。

工事契約は、契約仕様や作業内容が顧客の要求に基づき定められており、契約内容の個別性が強く、また比較的長期にわたる契約が多いことから、作業工程の遅れや工事の進行途中の環境変化によって、当初見積りに対して、工事原価総額が変動することがあります。特に海外案件は、国内案件とは事業環境が異なるため、作業内容や工数の見積りが事後的に変動する場合が多いことに加えて、1件当たりの契約金額が多額である場合が多いことから、業績を大きく変動させる可能性があります。

 

(追加情報)

当社インドのプロジェクトオフィスの税務申告において、インド国外で発生した費用の否認等について同国税務当局と見解の相違が生じたなかで、2023年12月に当社の主張が一部認められない決定が下されたため、2024年1月にインド所得税審判所への訴訟を提起しております。

なお、これらの事象を背景に、当該否認等に伴って発生する可能性があるペナルティを偶発損失引当金として545百万円(319百万インドルピー)計上しております。

この金額はインド税務当局からの通知を基礎としており、今後の状況により変動する可能性があるものの、現時点では合理的であると判断しております。

 

 

(連結貸借対照表関係)

※1 有形固定資産の減価償却累計額

 

   前連結会計年度

  (2023年3月31日

   当連結会計年度

  (2024年3月31日

有形固定資産の減価償却累計額

29,205

百万円

30,536

百万円

 

 

※2 非連結子会社及び関連会社の株式

 

   前連結会計年度

  (2023年3月31日

   当連結会計年度

  (2024年3月31日

投資有価証券(株式)

3,787

百万円

3,224

百万円

 

 

※3 棚卸資産及び受注損失引当金の表示

損失が見込まれる受注契約に係る棚卸資産と受注損失引当金は、相殺せずに両建てで表示しております。
損失の発生が見込まれる受注契約に係る棚卸資産のうち、受注損失引当金に対応する額は以下のとおりであ
ります。

 

前連結会計年度
2023年3月31日

当連結会計年度
2024年3月31日

仕掛品

92

百万円

95

百万円

 

 

 4 保証債務

次の関係会社の受注契約に係る前受金返還保証に伴い、銀行が保証状発行を行ったことに対する保証を行
っております。

 

前連結会計年度
2023年3月31日

当連結会計年度
2024年3月31日

北京日信安通貿易有限公司

599

百万円

643

百万円

 

(RMB30,855,847.74)

(RMB30,855,847.74)

 

(注)外貨建保証債務は、それぞれ前連結会計年度末及び当連結会計年度末の為替相場により円換算しております。

 

また、上記のほかに従業員の金融機関からの借入に対し債務保証を行っております。

 

前連結会計年度
2023年3月31日

当連結会計年度
2024年3月31日

従業員の銀行借入に対する保証

10

百万円

8

百万円

 

 

 

(連結損益及び包括利益計算書関係)

※1 顧客との契約から生じる収益

売上高については、顧客との契約から生じる収益及びそれ以外の収益を区分して記載しておりません。顧客との契約から生じる収益の金額は、「注記事項(セグメント情報等)」に記載のとおりであります。

 

※2 期末棚卸高は収益性の低下に伴う簿価切下後の金額であり、次の棚卸資産評価損(△は戻入益)が売上
原価に含まれております。

前連結会計年度

(自 2022年4月1日

至 2023年3月31日)

当連結会計年度

(自 2023年4月1日

至 2024年3月31日)

547

百万円

1,387

百万円

 

 

※3 販売費及び一般管理費の主要な費目及び金額は、次のとおりであります。

 

前連結会計年度

(自 2022年4月1日

至 2023年3月31日)

当連結会計年度

(自 2023年4月1日

至 2024年3月31日)

給料及び手当金

3,764

百万円

3,282

百万円

賞与引当金繰入額

1,008

 

971

 

退職給付費用

268

 

208

 

減価償却費

463

 

418

 

研究開発費

2,838

 

2,956

 

 

 

※4 一般管理費に含まれる研究開発費の総額

前連結会計年度

(自 2022年4月1日

至 2023年3月31日)

当連結会計年度

(自 2023年4月1日

至 2024年3月31日)

2,838

百万円

2,956

百万円

 

 

※5 固定資産売却益の内容は次のとおりであります。

 

前連結会計年度

(自 2022年4月1日

至 2023年3月31日)

当連結会計年度

(自 2023年4月1日

至 2024年3月31日)

機械装置及び運搬具

百万円

0

百万円

工具、器具及び備品

0

 

0

 

 

 

※6 固定資産除売却損の内容は次のとおりであります。

 

前連結会計年度

(自 2022年4月1日

至 2023年3月31日)

当連結会計年度

(自 2023年4月1日

至 2024年3月31日)

建物及び構築物

0

百万円

24

百万円

機械装置及び運搬具

1

 

0

 

工具、器具及び備品

2

 

3

 

ソフトウエア

 

0

 

その他(電話加入権)

0

 

 

解体撤去費用

0

 

5

 

 

 

※7 売上原価に含まれている受注損失引当金繰入額は次のとおりであります。

前連結会計年度

(自 2022年4月1日

至 2023年3月31日)

当連結会計年度

(自 2023年4月1日

至 2024年3月31日)

379

百万円

426

百万円

 

 

※8 その他の包括利益に係る組替調整額及び税効果額

 

前連結会計年度

(自 2022年4月1日

至 2023年3月31日)

当連結会計年度

(自 2023年4月1日

至 2024年3月31日)

その他有価証券評価差額金:

 

 

 

 

 当期発生額

528

百万円

5,607

百万円

 組替調整額

△128

 

△649

 

  税効果調整前

399

 

4,958

 

  税効果額

△104

 

△1,483

 

  その他有価証券評価差額金

294

 

3,474

 

退職給付に係る調整額:

 

 

 

 

 当期発生額

△73

百万円

611

百万円

 組替調整額

△37

 

△129

 

  税効果調整前

△110

 

481

 

  税効果額

34

 

△147

 

  退職給付に係る調整額

△76

 

334

 

   その他の包括利益合計

218

 

3,808

 

 

 

 

(連結株主資本等変動計算書関係)

前連結会計年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日

1.発行済株式の種類及び総数並びに自己株式の種類及び株式数に関する事項

 

当連結会計年度
期首株式数(千株)

当連結会計年度
増加株式数(千株)

当連結会計年度
減少株式数(千株)

当連結会計年度末
株式数(千株)

発行済株式

 

 

 

 

 普通株式

68,339

68,339

合計

68,339

68,339

自己株式

 

 

 

 

 普通株式(注)

5,968

0

5,968

合計

5,968

0

5,968

 

(注) 普通株式の自己株式の株式数の増加0千株は、単元未満株式の買取りによるものであります。

 

2.配当に関する事項

(1)配当金支払額

(決議)

株式の種類

配当金の総額
(百万円)

1株当たり
配当額(円)

基準日

効力発生日

2022年5月10日
取締役会

普通株式

1,247

20.00

2022年3月31日

2022年6月3日

2022年11月8日
取締役会

普通株式

436

7.00

2022年9月30日

2022年12月1日

 

 

(2)基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結会計年度となるもの

(決議)

株式の種類

配当の原資

配当金の総額
(百万円)

1株当たり
配当額(円)

基準日

効力発生日

2023年5月10日
取締役会

普通株式

利益剰余金

1,247

20.00

2023年3月31日

2023年6月2日

 

 

 

当連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日

1.発行済株式の種類及び総数並びに自己株式の種類及び株式数に関する事項

 

当連結会計年度
期首株式数(千株)

当連結会計年度
増加株式数(千株)

当連結会計年度
減少株式数(千株)

当連結会計年度末
株式数(千株)

発行済株式

 

 

 

 

 普通株式

68,339

68,339

合計

68,339

68,339

自己株式

 

 

 

 

 普通株式(注)

5,968

0

5,968

合計

5,968

0

5,968

 

(注) 普通株式の自己株式の株式数の増加0千株は、単元未満株式の買取りによるものであります。

 

2.配当に関する事項

(1)配当金支払額

(決議)

株式の種類

配当金の総額
(百万円)

1株当たり
配当額(円)

基準日

効力発生日

2023年5月10日
取締役会

普通株式

1,247

20.00

2023年3月31日

2023年6月2日

2023年11月7日
取締役会

普通株式

436

7.00

2023年9月30日

2023年12月1日

 

 

(2)基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結会計年度となるもの

(決議)

株式の種類

配当の原資

配当金の総額
(百万円)

1株当たり
配当額(円)

基準日

効力発生日

2024年5月14日
取締役会

普通株式

利益剰余金

1,496

24.00

2024年3月31日

2024年5月31日

 

 

(連結キャッシュ・フロー計算書関係)

※ 現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている科目の金額との関係

 

前連結会計年度

(自  2022年4月1日

至  2023年3月31日)

当連結会計年度

(自  2023年4月1日

至  2024年3月31日)

現金及び預金

8,407

百万円

11,803

百万円

預入期間が3ヶ月を超える定期預金

△42

 

△42

 

現金及び現金同等物

8,365

 

11,760

 

 

 

(リース取引関係)

(借主側)

1.オペレーティング・リース取引

オペレーティング・リース取引のうち解約不能のものに係る未経過リース料

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
2023年3月31日

当連結会計年度
2024年3月31日

1年内

115

112

1年超

182

144

合計

298

257

 

 

 

(金融商品関係)

1. 金融商品の状況に関する事項

(1)金融商品に対する取組方針

当社及び連結子会社は、設備投資計画に照らして、必要な資金(主に金融機関からの借入)を調達しております。一時的な余資は主に流動性の高い金融資産で運用し、また、短期的な運転資金を銀行借入により調達しております。

(2)金融商品の内容及びそのリスク並びにリスク管理体制

営業債権である受取手形及び売掛金、電子記録債権は顧客の信用リスクに晒されております。当該リスクに関しては、当社は営業管理規程に基づく与信管理の実施、取引先ごとの期日管理及び残高管理を行うと共に財務状況等の悪化等による回収懸念の早期把握や軽減を図っております。連結子会社においても同様の管理を行っております。なお、当社の営業債権には外貨建てのものがあり、為替変動リスクに晒されておりますが、案件毎の期日管理及び残高管理を実施しております。

投資有価証券は主に業務上の関係を有する企業の株式であり、市場価格の変動リスクに晒されておりますが、定期的な時価の把握を行っております。

営業債務である支払手形及び買掛金、電子記録債務は1年以内の支払期日であります。

当社及び連結子会社では2024年3月31日において長期借入は実施しておりません。短期借入金は営業取引に係る一時的な運転資金調達であり、支払利息は固定化されております。

営業債務や借入金は月次に資金繰計画を作成するなどの方法により管理を行っております。

 

2.金融商品の時価等に関する事項

連結貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については次のとおりであります。

 

前連結会計年度(2023年3月31日

 

連結貸借対照表計上額
(百万円)

時価
(百万円)

差額
(百万円)

投資有価証券

 

 

 

その他有価証券

 20,237

20,237

 資産計

20,237

20,237

 

(※1) 「現金及び預金」「受取手形」「売掛金」「電子記録債権」「支払手形及び買掛金」「電子記録債務」「短期借入金」については、現金であること、及び短期間で決済されるため時価が帳簿価額に近似するものであることから、記載を省略しております。

(※2)  市場価格のない株式等は、「投資有価証券」には含まれておりません。当該金融商品の連結貸借対照表計上額は以下のとおりであります。

 

(単位:百万円)

区     分

前連結会計年度
2023年3月31日

非上場株式

 500

匿名組合出資金

 35

株式取得管理信託

10

非連結子会社及び関連会社株式

3,787

合     計

4,333

 

 

 

当連結会計年度(2024年3月31日

 

連結貸借対照表計上額
(百万円)

時価
(百万円)

差額
(百万円)

投資有価証券

 

 

 

その他有価証券

25,251

25,251

 資産計

25,251

25,251

 

(※1) 「現金及び預金」「受取手形」「売掛金」「電子記録債権」「支払手形及び買掛金」「電子記録債務」「短期借入金」については、現金であること、及び短期間で決済されるため時価が帳簿価額に近似するものであることから、記載を省略しております。

(※2)  市場価格のない株式等は、「投資有価証券」には含まれておりません。当該金融商品の連結貸借対照表計上額は以下のとおりであります。

 

(単位:百万円)

区     分

当連結会計年度
2024年3月31日

非上場株式

520

匿名組合出資金

36

株式取得管理信託

10

非連結子会社及び関連会社株式

3,224

合     計

3,791

 

 

 

(注1) 金銭債権の連結決算日後の償還予定額

前連結会計年度(2023年3月31日

 

1年以内
(百万円)

1年超
5年以内
(百万円)

5年超
10年以内
(百万円)

10年超
(百万円)

(1)現金及び預金

8,407

(2)受取手形

375

(3)売掛金

29,456

30

(4)電子記録債権

1,521

合計

39,761

30

 

 

当連結会計年度(2024年3月31日

 

1年以内
(百万円)

1年超
5年以内
(百万円)

5年超
10年以内
(百万円)

10年超
(百万円)

(1)現金及び預金

11,803

(2)受取手形

327

(3)売掛金

31,940

15

(4)電子記録債権

1,151

合計

45,222

15

 

 

(注2) 短期借入金の連結決算日後の返済予定額

前連結会計年度(2023年3月31日

 

1年以内
(百万円)

1年超
2年以内
(百万円)

2年超
3年以内
(百万円)

3年超
4年以内
(百万円)

4年超
5年以内
(百万円)

5年超
(百万円)

短期借入金

17,515

合計

17,515

 

 

当連結会計年度(2024年3月31日

 

1年以内
(百万円)

1年超
2年以内
(百万円)

2年超
3年以内
(百万円)

3年超
4年以内
(百万円)

4年超
5年以内
(百万円)

5年超
(百万円)

短期借入金

18,700

合計

18,700

 

 

 

3.金融商品の時価のレベルごとの内訳等に関する事項

金融商品の時価を、時価の算定に係るインプットの観察可能性及び重要性に応じて、以下の3つのレベルに分類

しております。

レベル1の時価:観察可能な時価の算定に係るインプットのうち、活発な市場において形成される当該時価の算

定の対象となる資産又は負債に関する相場価格により算定した時価

レベル2の時価:観察可能な時価の算定に係るインプットのうち、レベル1のインプット以外の時価の算定に係

るインプットを用いて算定した時価

レベル3の時価:観察できない時価の算定に係るインプットを使用して算定した時価

時価の算定に重要な影響を与えるインプットを複数使用している場合には、それらのインプットがそれぞれ属するレベルのうち、時価の算定における優先順位が最も低いレベルに時価を分類しております。

 

(1) 時価で連結貸借対照表に計上している金融商品

前連結会計年度(2023年3月31日

区     分 

 時価(百万円)

レベル1

レベル2

レベル3

合計

投資有価証券

 

 

 

 

その他有価証券

 

 

 

 

株式

20,237

20,237

資産計

20,237

20,237

 

 

当連結会計年度(2024年3月31日

区     分 

 時価(百万円)

レベル1

レベル2

レベル3

合計

投資有価証券

 

 

 

 

その他有価証券

 

 

 

 

株式

25,251

25,251

資産計

25,251

25,251

 

 

 

(注)時価の算定に用いた評価技法及び時価の算定に係るインプットの説明

資産

投資有価証券

 上場株式は相場価格を用いて評価しており、活発な市場で取引されているため、その時価をレベル1の時価に分類しております。

 

 

(有価証券関係)

1.その他有価証券

前連結会計年度(2023年3月31日

区分

連結貸借対照表計上額
(百万円)

取得原価(百万円)

差額(百万円)

連結貸借対照表計上額が取得原価を超えるもの

 

 

 

   株式

19,126

4,767

14,359

小計

19,126

4,767

14,359

連結貸借対照表計上額が取得原価を超えないもの

 

 

 

   株式

1,111

1,152

△40

小計

1,111

1,152

△40

合計

20,237

5,919

14,318

 

(注) 非上場株式等(連結貸借対照表計上額545百万円)については、市場価格のない株式等であることから、上表
には含めておりません。

 

当連結会計年度(2024年3月31日

区分

連結貸借対照表計上額
(百万円)

取得原価(百万円)

差額(百万円)

連結貸借対照表計上額が取得原価を超えるもの

 

 

 

   株式

25,208

5,913

19,294

小計

25,208

5,913

19,294

連結貸借対照表計上額が取得原価を超えないもの

 

 

 

   株式

43

60

△17

小計

43

60

△17

合計

25,251

5,974

19,277

 

(注) 非上場株式等(連結貸借対照表計上額567百万円)については、市場価格のない株式等であることから、上表
には含めておりません。

 

 

2.売却したその他有価証券

前連結会計年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日

種類

売却額(百万円)

売却益の合計額(百万円)

売却損の合計額(百万円)

株式

148

128

合計

148

128

 

 

当連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日

種類

売却額(百万円)

売却益の合計額(百万円)

売却損の合計額(百万円)

株式

1,552

727

合計

1,552

727

 

 

3.減損処理を行った有価証券

前連結会計年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日

重要性が乏しいため、記載を省略しております。

なお、減損処理にあたっては、時価又は実質価額が取得原価に対し50%以上下落した場合又は3年連続で30%以上50%未満下落した場合に著しい下落があったものと判断し、回復の見込みがあると認められる場合を除き、減損処理を行うこととしております。

 

当連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日

重要性が乏しいため、記載を省略しております。

なお、減損処理にあたっては、時価又は実質価額が取得原価に対し50%以上下落した場合又は3年連続で30%以上50%未満下落した場合に著しい下落があったものと判断し、回復の見込みがあると認められる場合を除き、減損処理を行うこととしております。

 

 

(退職給付関係)

1.採用している退職給付制度の概要

当社及び連結子会社は、従業員の退職給付に充てるため、積立型、非積立型の確定給付制度及び確定拠出制度を採用しております。

確定給付企業年金制度(すべて積立型制度であります。)では、給与と勤務期間に基づいた一時金又は年金を支給しております。

なお、一部の連結子会社が有する確定給付企業年金制度及び退職一時金制度は、簡便法により退職給付に係る負債及び退職給付費用を計算しております。

 

2.確定給付制度

(1)退職給付債務の期首残高と期末残高の調整表(簡便法を適用した制度を除く。)

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自  2022年4月1日

至  2023年3月31日)

当連結会計年度

(自  2023年4月1日

至  2024年3月31日)

退職給付債務の期首残高

13,639

13,593

勤務費用

569

560

利息費用

73

72

数理計算上の差異の発生額

△231

△284

退職給付の支払額

△457

△487

退職給付債務の期末残高

13,593

13,453

 

 

(2)年金資産の期首残高と期末残高の調整表(簡便法を適用した制度を除く。)

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自  2022年4月1日

至  2023年3月31日)

当連結会計年度

(自  2023年4月1日

至  2024年3月31日)

年金資産の期首残高

7,617

7,609

期待運用収益

162

162

数理計算上の差異の発生額

△305

326

事業主からの拠出額

246

243

退職給付の支払額

△112

△107

年金資産の期末残高

7,609

8,233

 

 

(3)簡便法を適用した制度の、退職給付に係る負債の期首残高と期末残高の調整表

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自  2022年4月1日

至  2023年3月31日)

当連結会計年度

(自  2023年4月1日

至  2024年3月31日)

退職給付に係る負債の期首残高

871

942

退職給付費用

197

211

退職給付の支払額

△52

△78

制度への拠出額

△74

△75

退職給付に係る負債の期末残高

942

999

 

 

 

(4)退職給付債務及び年金資産の期末残高と連結貸借対照表に計上された退職給付に係る負債及び退職給付に係る資産の調整表

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2023年3月31日)

当連結会計年度
(2024年3月31日)

積立型制度の退職給付債務

6,508

6,433

年金資産

△8,775

△9,338

 

△2,267

△2,905

非積立型制度の退職給付債務

9,193

9,124

連結貸借対照表に計上された負債と資産の純額

6,926

6,219

 

 

 

退職給付に係る負債

9,402

9,259

退職給付に係る資産

△2,476

△3,040

連結貸借対照表に計上された負債と資産の純額

6,926

6,219

 

  (注)簡便法を適用した制度を含みます。

 

(5)退職給付費用及びその内訳項目の金額

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自  2022年4月1日

至  2023年3月31日)

当連結会計年度

(自  2023年4月1日

至  2024年3月31日)

勤務費用

569

560

利息費用

73

72

期待運用収益

△162

△162

数理計算上の差異の費用処理額

19

△72

過去勤務費用の費用処理額

△57

△57

簡便法で計算した退職給付費用

197

211

確定給付制度に係る退職給付費用

640

551

 

 

(6)退職給付に係る調整額

 退職給付に係る調整額に計上した項目(税効果控除前)の内訳は次のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自  2022年4月1日

至  2023年3月31日)

当連結会計年度

(自  2023年4月1日

至  2024年3月31日)

過去勤務費用

△57

△57

数理計算上の差異

△53

538

合計

△110

481

 

 

(7)退職給付に係る調整累計額

 退職給付に係る調整累計額に計上した項目(税効果控除前)の内訳は次のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2023年3月31日)

当連結会計年度
(2024年3月31日)

未認識過去勤務費用

△142

△85

未認識数理計算上の差異

88

△449

合計

△54

△535

 

 

 

(8)年金資産に関する事項

①年金資産の主な内訳

年金資産合計に対する主な分類ごとの比率は、次のとおりであります。

 

前連結会計年度
(2023年3月31日)

当連結会計年度
(2024年3月31日)

一般勘定

52%

48%

株式

14%

17%

債券

24%

25%

現金及び預金

2%

2%

その他

8%

8%

合計

100%

100%

 

 

②長期期待運用収益率の設定方法

年金資産の長期期待運用収益率を決定するため、現在及び予想される年金資産の配分と、年金資産を構成する多様な資産からの現在及び将来期待される長期の収益率を考慮しております。

 

(9)数理計算上の計算基礎に関する事項

 主要な数理計算上の計算基礎

 

前連結会計年度

(自  2022年4月1日

至  2023年3月31日)

当連結会計年度

(自  2023年4月1日

至  2024年3月31日)

割引率

0.2~0.7%

0.2~0.7%

長期期待運用収益率

0.25~2.33%

0.25~2.33%

 

 

3.確定拠出制度

当社及び連結子会社の確定拠出制度への要拠出額は、前連結会計年度481百万円、当連結会計年度465百万円であります。

 

 

(税効果会計関係)

1.繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳

 

前連結会計年度
(2023年3月31日)

 

当連結会計年度
(2024年3月31日)

繰延税金資産

 

 

 

 

 

賞与引当金

797

百万円

 

860

百万円

未払事業税

147

 

 

188

 

棚卸資産

1,959

 

 

2,579

 

受注損失引当金

222

 

 

215

 

減価償却費

648

 

 

604

 

減損損失

862

 

 

862

 

退職給付に係る負債

2,863

 

 

2,822

 

その他

743

 

 

831

 

繰延税金資産小計

8,244

 

 

8,964

 

評価性引当額

△1,306

 

 

△1,267

 

繰延税金資産合計

6,938

 

 

7,696

 

繰延税金負債

 

 

 

 

 

固定資産圧縮積立金

△1,013

 

 

△1,013

 

その他有価証券評価差額金

△4,218

 

 

△5,702

 

退職給付に係る資産

△762

 

 

△934

 

全面時価評価法適用による評価差額

△31

 

 

△31

 

その他

△0

 

 

△55

 

繰延税金負債合計

△6,026

 

 

△7,737

 

繰延税金資産(負債)の純額

912

 

 

△40

 

 

(注) 前連結会計年度及び当連結会計年度における繰延税金資産(負債)の純額は、連結貸借対照
表の以下の項目に含まれております。

 

前連結会計年度
(2023年3月31日)

 

当連結会計年度
(2024年3月31日)

固定資産-繰延税金資産

1,463

 

686

固定負債-繰延税金負債

△551

 

△727

 

 

2.法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との差異原因

 

前連結会計年度
(2023年3月31日)

 

当連結会計年度
(2024年3月31日)

法定実効税率

30.0

 

30.0

(調整)

 

 

 

 

 

交際費等永久に損金に算入されない項目

1.1

 

 

3.0

 

受取配当金等永久に益金に算入されない項目

△1.2

 

 

△0.8

 

住民税均等割

1.7

 

 

1.3

 

評価性引当額

0.3

 

 

△0.5

 

研究開発減税等

△1.4

 

 

△1.4

 

外国法人税等

0.7

 

 

1.2

 

連結子会社の適用税率差異

1.5

 

 

1.0

 

その他

△0.3

 

 

△0.2

 

税効果会計適用後の法人税等の負担率

32.4

 

 

33.6

 

 

 

 

(賃貸等不動産関係)

当社及び一部の連結子会社では、埼玉県その他の地域において、保有する土地の一部を賃貸しております。

 主たる不動産は埼玉県の旧与野事業所跡地であり、借地借家法第23条第1項に基づく事業用定期借地権方式により賃貸しております。

前連結会計年度における当該賃貸等不動産に関する賃貸損益は、261百万円(賃貸収益は312百万円、賃貸費用は51百万円)の利益であります。当連結会計年度における当該賃貸等不動産に関する賃貸損益は、259百万円(賃貸収益は312百万円、賃貸費用は53百万円)の利益であります。

また、当該賃貸等不動産に関する連結貸借対照表計上額、期中増減額及び時価は、次のとおりであります。

 

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自 2022年4月1日

至 2023年3月31日)

当連結会計年度

(自 2023年4月1日

至 2024年3月31日)

連結貸借対照表計上額

 

 

 

期首残高

455

455

 

期中増減額

△0

0

 

期末残高

455

455

期末時価

7,198

6,505

 

(注) 1.連結貸借対照表計上額は、取得原価から減価償却累計額及び減損損失累計額を控除した金額であります。

2.期末の時価は、前連結会計年度は主要な物件については社外の不動産鑑定士による不動産鑑定書に基づく金額(指標等を用いて調整を行ったものを含む)、その他の物件については、一定の評価額や市場価格を反映していると考えられる指標を用いて調整した金額、当連結会計年度は主要な物件については社外の不動産鑑定士による不動産鑑定書に基づく金額、その他の物件については、一定の評価額や市場価格を反映していると考えられる指標を用いて調整した金額であります。

 

 

(収益認識関係)

1.顧客との契約から生じる収益を分解した情報

顧客との契約から生じる収益を分解した情報は、「注記事項(セグメント情報等)」に記載のとおりであります。

 

2.顧客との契約から生じる収益を理解するための基礎となる情報

収益を理解するための基礎となる情報は、「注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項) 4.会計方針に関する事項 (5) 重要な収益及び費用の計上基準」に記載のとおりであります。

 

3.顧客との契約に基づく履行義務の充足と当該契約から生じるキャッシュ・フローとの関係並びに当連結会計年

度末において存在する顧客との契約から翌連結会計年度以降に認識すると見込まれる収益の金額及び時期に関する情報

前連結会計年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日

当連結会計年度に認識した収益のうち、期首時点の契約負債に含まれていた額は388百万円であります。

契約負債の増減は、主として前受金の受取り(契約負債の増加)と、収益認識(同、減少)により生じたものであります。

また、当連結会計年度末時点で未充足の履行義務に配分した取引価格の総額及び、報告セグメント別の残高は以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

報告セグメント

合計

 交通運輸
インフラ事業

 ICT
ソリューション
事業

当連結会計年度

(2023年3月31日)

55,088

16,105

71,193

 

「交通運輸インフラ事業」「ICTソリューション事業」の2つの報告セグメントにおける、未充足の履行義務に配分した取引価格は、主として客先仕様の特注品に属するものであり、その多くが1年超の長期にわたって履行義務を充足する工事契約に係る取引となっております。

なお、予想期間が1年以内の契約に係る履行義務を含めています。

各報告セグメントの未充足の履行義務は、当連結会計年度末から起算して、概ね次の期間内に完了し、収益として認識される見込みであります。

・交通運輸インフラ事業:5年以内

・ICTソリューション事業:6年以内

 

 

当連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日

当連結会計年度に認識した収益のうち、期首時点の契約負債に含まれていた額は1,360百万円であります。

契約負債の増減は、主として前受金の受取り(契約負債の増加)と、収益認識(同、減少)により生じたものであります。

また、当連結会計年度末時点で未充足の履行義務に配分した取引価格の総額及び、報告セグメント別の残高は以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

報告セグメント

合計

 交通運輸
インフラ事業

 ICT
ソリューション
事業

当連結会計年度

(2024年3月31日)

84,154

27,069

111,223

 

「交通運輸インフラ事業」「ICTソリューション事業」の2つの報告セグメントにおける、未充足の履行義務に配分した取引価格は、主として客先仕様の特注品に属するものであり、その多くが1年超の長期にわたって履行義務を充足する工事契約に係る取引となっております。

なお、予想期間が1年以内の契約に係る履行義務を含めています。

各報告セグメントの未充足の履行義務は、当連結会計年度末から起算して、概ね次の期間内に完了し、収益として認識される見込みであります。

・交通運輸インフラ事業:6年以内

・ICTソリューション事業:3年以内