第4【経理の状況】

1.要約中間連結財務諸表の作成方法について

 当社の要約中間連結財務諸表は、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和51年大蔵省令第28号。以下、「連結財務諸表規則」)第1条の2に掲げる「指定国際会計基準特定会社」の要件を満たすことから、同第312条の規定により、国際会計基準第34号「期中財務報告」(以下、「IAS第34号」)に準拠して作成しています。

 また、当社は、金融商品取引法第24条の5第1項の表の第1号の上欄に掲げる会社に該当し、連結財務諸表規則第1編及び第5編の規定により第1種中間連結財務諸表を作成しています。

 

2.監査証明について

 当社は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、中間連結会計期間(2025年4月1日から2025年9月30日まで)の要約中間連結財務諸表について、有限責任 あずさ監査法人により期中レビューを受けています。

 

 

1【要約中間連結財務諸表】

(1)【要約中間連結財政状態計算書】

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

番号

前連結会計年度末

(2025年3月31日)

当中間連結会計期間末

(2025年9月30日)

資産

 

 

 

流動資産

 

 

 

現金及び現金同等物

 

847,561

710,609

営業債権及び契約資産

 

1,316,172

1,262,101

その他の金融資産

 

165,475

171,133

棚卸資産

 

1,022,225

1,094,393

その他の流動資産

8

264,046

449,897

流動資産合計

 

3,615,479

3,688,133

非流動資産

 

 

 

持分法で会計処理されている投資

 

497,393

505,002

その他の金融資産

 

185,686

203,527

有形固定資産

8

1,902,256

2,106,427

使用権資産

 

281,148

267,563

のれん及び無形資産

 

2,003,502

1,998,437

繰延税金資産

 

398,548

426,354

その他の非流動資産

8

459,179

355,241

非流動資産合計

 

5,727,712

5,862,551

資産合計

 

9,343,191

9,550,684

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

番号

前連結会計年度末

(2025年3月31日)

当中間連結会計期間末

(2025年9月30日)

負債

 

 

 

流動負債

 

 

 

短期負債及び一年以内返済長期負債

 

107,239

239,271

リース負債

 

61,682

63,213

営業債務

 

1,042,509

1,060,576

未払金及び未払費用

 

463,464

408,375

その他の金融負債

 

125,459

130,242

未払法人所得税

 

62,333

88,302

引当金

 

113,346

134,535

契約負債

 

225,769

217,326

その他の流動負債

8

480,952

590,527

流動負債合計

 

2,682,753

2,932,367

非流動負債

 

 

 

長期負債

8

1,172,581

1,097,225

リース負債

 

226,741

214,740

その他の金融負債

9

56,611

54,297

長期未払法人所得税

 

18,988

1,090

退職給付に係る負債

 

44,222

42,141

引当金

 

5,845

5,345

繰延税金負債

 

82,923

67,530

契約負債

 

72,316

84,395

その他の非流動負債

8

105,382

62,049

非流動負債合計

 

1,785,609

1,628,812

負債合計

 

4,468,362

4,561,179

資本

 

 

 

親会社の所有者に帰属する持分

 

 

 

資本金

 

259,566

259,625

資本剰余金

 

507,956

505,711

利益剰余金

 

3,318,079

3,398,462

その他の資本の構成要素

4

817,846

852,440

自己株式

 

209,026

209,009

親会社の所有者に帰属する持分合計

5

4,694,421

4,807,229

非支配持分

9

180,408

182,276

資本合計

 

4,874,829

4,989,505

負債及び資本合計

 

9,343,191

9,550,684

 

 

(2)【要約中間連結損益計算書及び要約中間連結包括利益計算書】

【要約中間連結損益計算書】

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

番号

 前中間連結会計期間

(自 2024年4月1日

  至 2024年9月30日)

 当中間連結会計期間

(自 2025年4月1日

  至 2025年9月30日)

売上高

7,8

4,251,310

3,820,476

売上原価

8

2,971,243

2,630,233

売上総利益

 

1,280,067

1,190,243

販売費及び一般管理費

 

1,073,570

1,008,393

持分法による投資損益

 

4,809

5,988

その他の損益

8

4,740

22,842

営業利益

 

216,046

164,996

金融収益

 

47,939

33,930

金融費用

 

13,026

21,066

税引前利益

 

250,959

177,860

法人所得税費用

 

52,010

25,395

中間純利益

 

198,949

152,465

 

 

 

 

中間純利益の帰属

 

 

 

親会社の所有者

 

188,909

142,404

非支配持分

 

10,040

10,061

 

 

 

 

1株当たり中間純利益(親会社の所有者に帰属)

5

 

 

基本的1株当たり中間純利益(円)

 

80.92

61.00

希薄化後1株当たり中間純利益(円)

 

80.90

60.98

 

 

【要約中間連結包括利益計算書】

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

番号

 前中間連結会計期間

(自 2024年4月1日

  至 2024年9月30日)

 当中間連結会計期間

(自 2025年4月1日

  至 2025年9月30日)

中間純利益

 

198,949

152,465

その他の包括利益-税効果調整後

 

 

 

純損益に振り替えられることのない項目

 

 

 

確定給付制度の再測定

 

673

159

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する

金融資産

 

16,307

5,579

純損益に振り替えられることのない項目の合計

 

16,980

5,738

純損益に振り替えられる可能性のある項目

 

 

 

在外営業活動体の換算差額

 

243,496

28,946

キャッシュ・フロー・ヘッジの公正価値の

純変動

8

5,313

6,780

純損益に振り替えられる可能性のある項目の合計

 

238,183

35,726

その他の包括利益(△は損失)合計

 

255,163

41,464

中間包括利益(△は損失)合計

 

56,214

193,929

 

 

 

 

中間包括利益(△は損失)の帰属

 

 

 

親会社の所有者

 

63,470

180,744

非支配持分

 

7,256

13,185

 

 

(3)【要約中間連結持分変動計算書】

前中間連結会計期間(自 2024年4月1日 至 2024年9月30日)

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

番号

資本金

資本

剰余金

利益

剰余金

その他の資本の

構成要素

自己株式

親会社の所有者に帰属する持分合計

非支配

持分

資本合計

2024年4月1日残高

 

259,445

508,274

3,037,982

947,512

209,137

4,544,076

177,827

4,721,903

中間包括利益

 

 

 

 

 

 

 

 

 

中間純利益

 

188,909

188,909

10,040

198,949

確定給付制度の再測定

 

467

467

206

673

その他の包括利益を通じて

公正価値で測定する金融資産

 

14,092

14,092

2,215

16,307

在外営業活動体の換算差額

 

243,313

243,313

183

243,496

キャッシュ・フロー・ヘッジの公正価値の純変動

8

5,493

5,493

180

5,313

中間包括利益(△は損失)合計

 

188,909

252,379

63,470

7,256

56,214

ヘッジ対象の非金融資産への

振替

 

846

846

846

その他の資本の構成要素から

利益剰余金への振替

 

3,259

3,259

配当金

4

40,851

40,851

11,788

52,639

自己株式の取得

 

19

19

19

自己株式の売却

 

0

1

1

1

株式に基づく報酬取引

 

121

128

143

136

136

非支配持分との取引等

 

10

10

2

12

2024年9月30日残高

 

259,566

508,136

3,189,299

691,028

209,012

4,439,017

173,293

4,612,310

 

当中間連結会計期間(自 2025年4月1日 至 2025年9月30日)

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

番号

資本金

資本

剰余金

利益

剰余金

その他の資本の

構成要素

自己株式

親会社の所有者に帰属する持分合計

非支配

持分

資本合計

2025年4月1日残高

 

259,566

507,956

3,318,079

817,846

209,026

4,694,421

180,408

4,874,829

中間包括利益

 

 

 

 

 

 

 

 

 

中間純利益

 

142,404

142,404

10,061

152,465

確定給付制度の再測定

 

92

92

251

159

その他の包括利益を通じて

公正価値で測定する金融資産

 

5,394

5,394

185

5,579

在外営業活動体の換算差額

 

26,307

26,307

2,639

28,946

キャッシュ・フロー・ヘッジの公正価値の純変動

8

6,731

6,731

49

6,780

中間包括利益(△は損失)合計

 

142,404

38,340

180,744

13,185

193,929

ヘッジ対象の非金融資産への

振替

 

398

398

398

その他の資本の構成要素から

利益剰余金への振替

 

3,348

3,348

配当金

4

65,369

65,369

11,127

76,496

自己株式の取得

 

17

17

17

自己株式の売却

 

0

1

1

1

株式に基づく報酬取引

 

59

5

33

87

87

非支配持分との取引等

 

2,240

2,240

190

2,430

2025年9月30日残高

 

259,625

505,711

3,398,462

852,440

209,009

4,807,229

182,276

4,989,505

 

 

(4)【要約中間連結キャッシュ・フロー計算書】

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

番号

 前中間連結会計期間

(自 2024年4月1日

  至 2024年9月30日)

 当中間連結会計期間

(自 2025年4月1日

  至 2025年9月30日)

営業活動によるキャッシュ・フロー

 

 

 

中間純利益

 

198,949

152,465

減価償却費及び償却費

 

202,189

197,782

有形固定資産、使用権資産、のれん及び

無形資産の減損

 

105

1,128

法人所得税費用

 

52,010

25,395

営業債権及び契約資産の増減額(△は増加)

 

75,393

65,633

棚卸資産の増減額(△は増加)

 

28,823

50,497

営業債務の増減額(△は減少)

 

22,224

8,556

引当金の増減額(△は減少)

 

5,939

18,757

契約負債の増減額(△は減少)

 

11,361

1,736

退職給付に係る負債の増減額(△は減少)

 

4,880

2,623

その他(純額)

8

48,907

84,259

小計

 

504,326

334,073

利息の受取額

 

24,627

15,308

配当金の受取額

 

847

870

利息の支払額

 

13,657

15,559

法人所得税の支払額

 

58,559

36,275

営業活動によるキャッシュ・フロー

 

457,584

298,417

投資活動によるキャッシュ・フロー

 

 

 

有形固定資産の取得

 

381,719

332,330

有形固定資産の売却

 

9,221

6,916

無形資産の取得

 

52,854

36,774

持分法投資及びその他の金融資産の取得

 

25,056

42,239

持分法投資及びその他の金融資産の売却及び償還

 

25,875

17,508

新規連結子会社の取得(現金取得額との純額)

9

78,182

11,532

その他(純額)

 

6,938

642

投資活動によるキャッシュ・フロー

 

495,777

399,093

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

番号

 前中間連結会計期間

(自 2024年4月1日

  至 2024年9月30日)

 当中間連結会計期間

(自 2025年4月1日

  至 2025年9月30日)

財務活動によるキャッシュ・フロー

 

 

 

短期借入債務の増減額(△は減少)

2,495

2,376

長期借入債務による調達額

8

85,534

57,023

長期借入債務の返済額

 

109,954

1,848

リース負債の返済額

 

42,046

32,438

親会社の所有者への配当金の支払額

4

40,851

65,369

非支配持分への配当金の支払額

 

11,788

11,127

自己株式の取得

 

19

17

自己株式の売却

 

1

1

非支配持分との取引

 

163

その他(純額)

 

327

976

財務活動によるキャッシュ・フロー

 

121,945

52,538

現金及び現金同等物に係る換算差額

 

36,527

11,123

現金及び現金同等物の増減額(△は減少)

 

196,665

142,091

現金及び現金同等物の期首残高

 

1,119,625

847,561

売却目的で保有する資産への振替に伴う現金及び現金同等物の増減額(△は減少)

 

5,139

現金及び現金同等物の中間期末残高

 

922,960

710,609

 

 

 

【要約中間連結財務諸表注記】

1.報告企業

パナソニック ホールディングス㈱は日本に所在する企業です。当社(以下、原則として連結子会社を含む)は、総合エレクトロニクスメーカーとして関連する事業分野について、国内外のグループ各社との緊密な連携のもとに、開発・生産・販売・サービス活動を展開しています。

当社の主な事業内容及び主要な活動は、注記「3.セグメント情報」に記載しています。

 

 

2.作成の基礎

(1)要約中間連結財務諸表がIAS第34号に準拠している旨

 当社の要約中間連結財務諸表は、連結財務諸表規則第1条の2に掲げる「指定国際会計基準特定会社」の要件を満たすことから、同第312条の規定により、IAS第34号に準拠して作成しています。要約中間連結財務諸表は年度の連結財務諸表で要求されている全ての情報が含まれていないため、前連結会計年度の連結財務諸表と併せて利用されるべきものです。

 要約中間連結財務諸表は2025年11月7日において、代表取締役 社長執行役員 楠見雄規及び取締役 執行役員(グループCFO) 和仁古明により承認されています。

 

(2)機能通貨及び表示通貨

 要約中間連結財務諸表は、当社の機能通貨である日本円で表示しており、百万円未満を四捨五入しています。

 

(3)重要性がある会計方針

 要約中間連結財務諸表において適用している重要性がある会計方針は、前連結会計年度において適用した会計方針と同一です。

 

(4)重要な会計上の見積り及び見積りを伴う判断

 当社は、要約中間連結財務諸表を作成するために、会計方針の適用並びに資産、負債、収益及び費用の金額に影響を及ぼす判断、見積り及び仮定の設定を用いています。実際の業績は、会計上の見積り及びその基礎となる仮定とは異なる場合があります。

 見積り及びその基礎となる仮定は、継続して見直され、会計上の見積りの見直しによる影響は、当該見直しを行った連結会計期間及び将来の連結会計期間において認識されます。

 要約中間連結財務諸表の金額に重要な影響を与える判断、見積り及び仮定は、前連結会計年度に係る連結財務諸表と同様です。

 

 

3.セグメント情報

(1)報告セグメントの概要

当社の報告セグメントは、当社の構成単位のうち独立した財務情報が入手可能で、最高経営意思決定者が、経営資源の配分の決定及び業績の検討のため、定期的に評価を行う対象となっているものであり、「くらし事業」「コネクト」「インダストリー」「エナジー」の4つに区分して開示しています。

「くらし事業」は、冷蔵庫、電子レンジ、炊飯器、洗濯機、掃除機、美・理容器具、家庭用空調機器、業務用空調機器、ヒートポンプ式温水給湯暖房機、換気・送風機器、空気清浄機、ショーケース、業務用冷蔵庫、照明器具、ランプ、配線器具、太陽光発電システム、燃料電池、コンプレッサー、自転車、介護関連等の開発・製造・販売を行っています。「コネクト」は、航空機内エンターテインメントシステム・通信サービス、電子部品実装システム、溶接機、プロジェクター、パソコン・タブレット、サプライチェーンマネジメントソフトウェア(SCM)等の開発・製造・販売を行っています。「インダストリー」は、電子部品、モーター、FAデバイス、電子材料等の開発・製造・販売を行っています。「エナジー」は、車載用円筒形リチウムイオン電池、一次電池(乾電池、マイクロ電池)、小型二次電池(単品セルとそのシステム商品)等の開発・製造・販売を行っています。

「その他」は、報告セグメントに含まれない事業セグメントやその他の事業活動であり、テレビ、デジタルカメラ、業務用カメラシステム、ビデオ機器、オーディオ機器、固定電話、水まわり設備、内装建材、外装建材、原材料の販売等が含まれています。

 

2025年4月1日付で、一部の事業をセグメント間で移管しており、前中間連結会計期間のセグメント情報については、当中間連結会計期間の形態に合わせて組み替えて表示しています。

なお、2024年12月2日付でパナソニック オートモーティブシステムズ㈱(以下、「PAS」)の株式譲渡が完了したことに伴い、当中間連結会計期間より「オートモーティブ」セグメントは当社の報告セグメントに該当しないこととなりましたが、明瞭性を高める観点から「オートモーティブ」セグメントを引き続き表示しています。

従来の「オートモーティブ」のうち、引き続き当社の連結対象となる事業は「その他」に区分しています。

非連結化した事業の非連結化後の期間の持分法による投資損益は「その他」に含めています。

 

 

(2)セグメント情報

   セグメント情報は、次のとおりです。

 

①前中間連結会計期間(自 2024年4月1日 至 2024年9月30日)

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他

消去・

調整

連結計

 

くらし

事業

オート

モーティブ

コネクト

インダ

ストリー

エナジー

売上高

 

 

 

 

 

 

 

 

外部顧客に対するもの

1,631,915

589,001

570,351

438,499

407,143

614,401

4,251,310

セグメント間取引

103,571

5,166

38,430

108,197

23,268

195,464

474,096

1,735,486

594,167

608,781

546,696

430,411

809,865

474,096

4,251,310

利益(△は損失)

49,518

21,976

24,526

30,853

54,279

37,386

2,492

216,046

 

②当中間連結会計期間(自 2025年4月1日 至 2025年9月30日)

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他

消去・

調整

連結計

 

くらし

事業

オート

モーティブ

コネクト

インダ

ストリー

エナジー

売上高

 

 

 

 

 

 

 

 

外部顧客に対するもの

1,594,448

602,276

547,837

425,667

650,248

3,820,476

セグメント間取引

98,528

27,716

25,694

21,228

164,929

338,095

1,692,976

629,992

573,531

446,895

815,177

338,095

3,820,476

利益(△は損失)

63,627

28,865

46,331

33,083

22,805

29,715

164,996

 

報告セグメントの会計方針は、注記「2.(3)重要性がある会計方針」で記載している当社の会計方針と同一です。

セグメント間における取引は、独立企業間価格を基礎として行われています。

報告セグメントの利益は、営業利益をベースとした数値です。

 

「消去・調整」欄には、セグメント間の内部取引消去や、セグメントに帰属しない損益及び連結会計上の調整が含まれています。

前中間連結会計期間及び当中間連結会計期間の利益に関する調整には、本社部門等の損益が含まれています。また、連結会計上の調整として、セグメントに帰属しない持分法による投資損益等が含まれています。

 

 

4.資本

(1)その他の資本の構成要素

 その他の資本の構成要素の内訳は、次のとおりです。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度末

(2025年3月31日)

当中間連結会計期間末

(2025年9月30日)

確定給付制度の再測定 ※

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する

金融資産

△3,274

△1,320

在外営業活動体の換算差額

820,186

846,493

キャッシュ・フロー・ヘッジの公正価値の純変動

934

7,267

合計

817,846

852,440

 

※当中間連結会計期間において、確定給付制度を再測定した結果、その他の資本の構成要素が92百万円(税効果考慮後)減少しており、同額をその他の資本の構成要素から利益剰余金へ直接振り替えています。

 

(2)配当金

 ①前中間連結会計期間(自 2024年4月1日 至 2024年9月30日)

(ⅰ)配当金の支払額

 

決議

株式の種類

配当金の総額

(百万円)

配当の原資

1株当たり

配当額

(円)

基準日

効力発生日

2024年5月9日

取締役会

普通株式

40,851

利益剰余金

17.5

2024年3月31日

2024年6月3日

 

(ⅱ)基準日が前中間連結会計期間に属する配当のうち、配当の効力発生日が前中間連結会計期間末後となるもの

決議

株式の種類

配当金の総額

(百万円)

配当の原資

1株当たり

配当額

(円)

基準日

効力発生日

2024年10月31日

取締役会

普通株式

46,692

利益剰余金

20.0

2024年9月30日

2024年12月2日

 

 ②当中間連結会計期間(自 2025年4月1日 至 2025年9月30日)

(ⅰ)配当金の支払額

 

決議

株式の種類

配当金の総額

(百万円)

配当の原資

1株当たり

配当額

(円)

基準日

効力発生日

2025年5月9日

取締役会

普通株式

65,369

利益剰余金

28.0

2025年3月31日

2025年6月2日

 

(ⅱ)基準日が当中間連結会計期間に属する配当のうち、配当の効力発生日が当中間連結会計期間末後となるもの

決議

株式の種類

配当金の総額

(百万円)

配当の原資

1株当たり

配当額

(円)

基準日

効力発生日

2025年10月30日

取締役会

普通株式

46,694

利益剰余金

20.0

2025年9月30日

2025年12月1日

 

 

5.1株当たり情報

 1株当たり親会社所有者帰属持分は、次のとおりです。

 

 

前連結会計年度末

 (2025年3月31日)

当中間連結会計期間末

 (2025年9月30日)

1株当たり親会社所有者帰属持分

2,010円81銭

2,059円06銭

 

 基本的1株当たり親会社の所有者に帰属する中間純利益及び希薄化後1株当たり親会社の所有者に帰属する中間純利益の調整計算は、次のとおりです。

 

 

前中間連結会計期間

(自 2024年4月1日

至 2024年9月30日)

当中間連結会計期間

(自 2025年4月1日

至 2025年9月30日)

親会社の所有者に帰属する中間純利益

188,909百万円

142,404百万円

中間純利益調整額

△6百万円

△2百万円

基本的1株当たり中間純利益の計算に使用する

中間純利益

188,903百万円

142,402百万円

中間純利益調整額

6百万円

2百万円

希薄化後1株当たり中間純利益の計算に使用する

中間純利益

188,909百万円

142,404百万円

期中平均普通株式数

2,334,372,615株

2,334,596,503株

 希薄化効果

 

 

  ストックオプションによる普通株式増加数

600,020株

531,362株

  譲渡制限付株式報酬制度による普通株式増加数

76,043株

36,986株

希薄化後の期中平均普通株式数

2,335,048,678株

2,335,164,851株

基本的1株当たり

親会社の所有者に帰属する中間純利益

80円92銭

61円00銭

希薄化後1株当たり

親会社の所有者に帰属する中間純利益

80円90銭

60円98銭

 

 

6.金融商品の公正価値

(1)公正価値と帳簿価額の比較

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度末

(2025年3月31日)

当中間連結会計期間末

(2025年9月30日)

帳簿価額

公正価値

帳簿価額

公正価値

長期負債(一年以内返済長期負債を含む)

1,276,764

1,239,339

1,331,348

1,296,542

 

 公正価値は、市場価格又は将来のキャッシュ・フローを、前連結会計年度末又は当中間連結会計期間末における観察可能な割引金利を使用して計算した現在価値に基づいて算定しており、すべてレベル2(「(2)公正価値測定のヒエラルキー」参照)に分類しています。

 上記以外の償却原価で測定する金融資産及び金融負債の公正価値は、帳簿価額と近似しています。

 

(2)公正価値測定のヒエラルキー

 IFRS第13号「公正価値測定」では、公正価値を、その測定のために使われるインプット情報における外部からの観察可能性に応じて、次の3つのレベルに区分することが規定されています。

・レベル1:活発な市場における公表価格により測定された公正価値

・レベル2:レベル1以外の、観察可能なインプットを直接又は間接的に使用して算出された公正価値

・レベル3:観察可能な市場データに基づかないインプットを含む、評価技法から算出された公正価値

 公正価値の測定に使用される公正価値測定のヒエラルキーのレベルは、公正価値の測定の重要なインプットのうち、最も低いレベルにより決定しています。

 

 

 公正価値で測定される金融商品の内訳は、次のとおりです。

①前連結会計年度末(2025年3月31日)

(単位:百万円)

 

 

レベル1

レベル2

レベル3

合計

金融資産:

 

 

 

 

純損益を通じて公正価値で測定する金融資産

 

 

 

 

デリバティブ資産

 

 

 

 

為替予約

7,201

7,201

通貨金利スワップ

22,359

22,359

商品先物

9,289

4,312

13,601

小計

9,289

33,872

43,161

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産

 

 

 

 

株式

41,066

76,077

117,143

その他

437

437

小計

41,066

437

76,077

117,580

合計

50,355

34,309

76,077

160,741

金融負債:

 

 

 

 

純損益を通じて公正価値で測定する金融負債

 

 

 

 

デリバティブ負債

 

 

 

 

為替予約

2,873

2,873

通貨金利スワップ

4,490

4,490

商品先物

5,698

12,450

18,148

その他

4,132

4,132

合計

5,698

19,813

4,132

29,643

 

②当中間連結会計期間末(2025年9月30日)

(単位:百万円)

 

 

レベル1

レベル2

レベル3

合計

金融資産:

 

 

 

 

純損益を通じて公正価値で測定する金融資産

 

 

 

 

デリバティブ資産

 

 

 

 

為替予約

3,250

3,250

通貨金利スワップ

24,787

24,787

商品先物

17,449

4,376

21,825

小計

17,449

32,413

49,862

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産

 

 

 

 

株式等

43,605

86,647

130,252

その他

429

429

小計

43,605

429

86,647

130,681

合計

61,054

32,842

86,647

180,543

金融負債:

 

 

 

 

純損益を通じて公正価値で測定する金融負債

 

 

 

 

デリバティブ負債

 

 

 

 

 為替予約

5,593

5,593

通貨スワップ

434

434

通貨金利スワップ

1,135

1,135

商品先物

7,887

14,110

21,997

合計

7,887

21,272

29,159

 

 レベル1に区分した市場性のある株式及び商品先物等は、十分な取引量と頻繁な取引がある活発な市場における調整不要な市場価格で評価しています。

 レベル2に区分したデリバティブに含まれている為替予約、通貨スワップ、通貨金利スワップ、商品先物等は、評価技法を用いて評価され、為替レート、市場金利及び商品先物市場価格などの観察可能な市場インプットを使用した価格モデルに基づき定期的に検証しています。

 レベル3に区分した株式等は非上場株式及び出資金であり、当社の定める最も適切かつ関連性の高い入手可能なデータを利用するための方針と手続に基づき、当該投資先の将来の収益性の見通し、純資産価額や当該投資先が保有する主要な資産等の定量的な情報を総合的に考慮した適切な評価方法により公正価値を測定しています。当該評価の合理性については、会計担当部門が様々な手法を用いて検証しており、部門管理者の承認を受けています。なお、検証の具体的な手法には、外部評価機関の利用が含まれています。

 レベル3に区分したその他の金融負債は、当社の定める最も適切かつ関連性の高い入手可能なデータを利用するための方針と手続に基づき、支払条件が達成されると見込まれる時期及びその時期に見込まれる支払額を多重的な将来予想と確率分布を用いて見積り、貨幣の時間価値を考慮して、公正価値を算定しています。

 レベル3に区分した金融商品について、観察可能でないインプットを合理的に考え得る代替的な仮定に変更した場合に重要な公正価値の増減は見込まれていません。

 レベル間の振替は、振替を生じさせた事象又は状況の変化が生じた日に認識しています。前連結会計年度及び当中間連結会計期間において、レベル間の重要な振替が行われた金融商品はありません。

 また、公正価値測定のヒエラルキーのレベル3に分類された金融商品について、重要な期中変動は生じていません。

 

 

7.収益

収益の分解

 当社は、顧客との契約から生じる収益を、その性質を適切に反映する製品別及び地域別(顧客の所在地別)に分解しています。製品別及び地域別の収益は、報告セグメント毎に分解しています。

 

 くらし事業の製品は、「くらしアプライアンス」「空質空調」「コールドチェーンソリューション」「エレクトリックワークス」「その他」に区分しています。「くらしアプライアンス」には、冷蔵庫、電子レンジ、炊飯器、洗濯機、掃除機、美・理容器具等が含まれています。「空質空調」には、家庭用空調機器、業務用空調機器、ヒートポンプ式温水給湯暖房機、換気・送風機器、空気清浄機等が含まれています。「コールドチェーンソリューション」には、ショーケース、業務用冷蔵庫等が含まれています。「エレクトリックワークス」には、照明器具、ランプ、配線器具、太陽光発電システム、燃料電池等が含まれています。「その他」には、コンプレッサー、自転車、介護関連等が含まれています。

 コネクトの製品は、「ハードウェアソリューション」「SCMソリューション」に区分しています。「ハードウェアソリューション」には、航空機内エンターテインメントシステム・通信サービス、電子部品実装システム、溶接機、プロジェクター、パソコン・タブレット等が含まれています。「SCMソリューション」には、現場ソリューションカンパニーのソリューション事業、SCMソフトウェア等が含まれています。

 インダストリーの製品は、「電子デバイス」「FAソリューション」「電子材料」「その他」に区分しています。「電子デバイス」には、コンデンサ(導電性高分子、xEV用フィルム、アルミハイブリッド)、EVリレー等が含まれています。「FAソリューション」には、産業用モーター(サーボモーター、車載モーター、空調モーター)、FAデバイス(PLC、光電センサー、レーザーマーカー)等が含まれています。「電子材料」には、高機能多層材料、半導体デバイス材料、成形材料等が含まれています。「その他」には、他社商材等が含まれています。

 エナジーの製品は、「車載」「産業・民生」に区分しています。「車載」には車載用円筒形リチウムイオン電池、「産業・民生」には一次電池(乾電池、マイクロ電池)、小型二次電池(単品セルとそのシステム商品)等が含まれています。

 その他は、エンターテインメント&コミュニケーション、ハウジング及び原材料の販売等が含まれています。エンターテインメント&コミュニケーションには、テレビ、デジタルカメラ、業務用カメラシステム、ビデオ機器、オーディオ機器、固定電話等、ハウジングには、水まわり設備、内装建材、外装建材等が含まれています。

 

 これらの分解した収益は、次のとおりです。

 注記「3.セグメント情報」に記載のとおり、2025年4月1日付で、一部の事業をセグメント間で移管していますが、分解した収益の情報への影響はありません。

 なお、2024年12月2日付でPASの株式譲渡が完了したことに伴い、当中間連結会計期間より「オートモーティブ」セグメントは当社の報告セグメントに該当しないこととなりましたが、明瞭性を高める観点から「オートモーティブ」セグメントを引き続き表示しています。

 従来の「オートモーティブ」の製品のうち、引き続き当社の連結対象となる事業に係る製品は、「その他」に区分しています。

 前中間連結会計期間の収益の分解については、当中間連結会計期間の形態に合わせて組み替えて表示しています。

 

 

(1)前中間連結会計期間(自 2024年4月1日 至 2024年9月30日)

(単位:百万円)

報告セグメント

製品別

売上高

 

地域別

売上高

くらし事業

くらしアプライアンス

455,583

 

日本

757,732

空質空調

408,817

 

米州

201,428

コールドチェーンソリューション

187,436

 

欧州

97,586

エレクトリックワークス

314,907

 

アジア・中国他

517,194

その他

207,197

 

 

 

小計(注1)

1,573,940

 

小計(注1)

1,573,940

オートモーティブ

車載コックピットシステム

263,874

 

日本

209,747

車載エレクトロニクス

169,736

 

米州

164,373

その他

72,612

 

欧州

66,816

 

 

 

アジア・中国他

65,286

小計(注1)

506,222

 

小計(注1)

506,222

コネクト

ハードウェアソリューション

393,299

 

日本

145,822

SCMソリューション

195,975

 

米州

261,992

 

 

 

欧州

82,043

 

 

 

アジア・中国他

99,417

小計(注1)

589,274

 

小計(注1)

589,274

インダストリー

電子デバイス

276,717

 

日本

113,968

FAソリューション

43,223

 

米州

30,711

電子材料

85,090

 

欧州

81,962

その他

64,941

 

アジア・中国他

243,330

小計(注1)

469,971

 

小計(注1)

469,971

エナジー

車載

244,978

 

日本

41,761

産業・民生

192,094

 

米州

321,308

 

 

 

欧州

19,292

 

 

 

アジア・中国他

54,711

小計(注1)

437,072

 

小計(注1)

437,072

その他(注2)

674,831

 

 

 

合計

4,251,310

 

 

 

(注1)収益の分解の「小計」と、注記「3.(2)セグメント情報」の「外部顧客に対する売上高」との差額は、各セグメントの製品を他のセグメントで販売した売上高に関する調整等です。

(注2)「その他」には、エンターテインメント&コミュニケーションの製品売上高170,112百万円及びハウジングの製品売上高188,649百万円が含まれています。

 

 

 

(2)当中間連結会計期間(自 2025年4月1日 至 2025年9月30日)

(単位:百万円)

報告セグメント

製品別

売上高

 

地域別

売上高

くらし事業

くらしアプライアンス

450,013

 

日本

803,430

空質空調

391,629

 

米州

186,345

コールドチェーンソリューション

180,353

 

欧州

103,896

エレクトリックワークス

319,673

 

アジア・中国他

461,063

その他

213,066

 

 

 

小計(注1)

1,554,734

 

小計(注1)

1,554,734

オートモーティブ

車載コックピットシステム

 

日本

車載エレクトロニクス

 

米州

その他

 

欧州

 

 

 

アジア・中国他

小計(注1)

 

小計(注1)

コネクト

ハードウェアソリューション

417,583

 

日本

153,091

SCMソリューション

195,075

 

米州

188,342

 

 

 

欧州

103,929

 

 

 

アジア・中国他

167,296

小計(注1)

612,658

 

小計(注1)

612,658

インダストリー

電子デバイス

292,449

 

日本

114,862

FAソリューション

48,876

 

米州

38,375

電子材料

97,728

 

欧州

82,067

その他

71,709

 

アジア・中国他

275,458

小計(注1)

510,762

 

小計(注1)

510,762

エナジー

車載

203,417

 

日本

33,774

産業・民生

240,687

 

米州

335,858

 

 

 

欧州

22,532

 

 

 

アジア・中国他

51,940

小計(注1)

444,104

 

小計(注1)

444,104

その他(注2)

698,218

 

 

 

合計

3,820,476

 

 

 

(注1)収益の分解の「小計」と、注記「3.(2)セグメント情報」の「外部顧客に対する売上高」との差額は、各セグメントの製品を他のセグメントで販売した売上高に関する調整等です。

(注2)「その他」には、エンターテインメント&コミュニケーションの製品売上高158,131百万円及びハウジングの製品売上高198,024百万円が含まれています。

 

 

8.補足説明

(1)その他の損益

前中間連結会計期間及び当中間連結会計期間の「その他の損益」の金額の内訳項目に個々に重要性がないため、開示を省略しています。

 

(2)社債の発行

当社は、前中間連結会計期間の2024年7月に、海外市場において総額5億米ドルの米ドル建無担保普通社債を発行しました。また、当該米ドル建無担保普通社債に係る為替リスクをヘッジするために、通貨金利スワップ契約を締結しました。当該通貨金利スワップについては、ヘッジ会計を適用し、その公正価値の変動のうちヘッジの有効部分はその他の包括利益として認識しています。

当社は、当中間連結会計期間の2025年7月に、国内市場において総額55,000百万円の無担保普通社債を発行しました。

 

(3)有形固定資産の取得

前中間連結会計期間及び当中間連結会計期間における「有形固定資産」の取得による帳簿価額の増加額は、それぞれ360,144百万円及び307,476百万円です。

 

(4)有形固定資産の売却又は処分

前中間連結会計期間及び当中間連結会計期間における「有形固定資産」の売却又は処分による帳簿価額の減少額は、それぞれ5,384百万円及び3,496百万円です。

 

(5)米国インフレ抑制法に基づく補助金

米国インフレ抑制法に基づき認められる補助金のうち、EV向け電池の製造・販売に伴い直接受領すると見込まれる金額を、IAS第20号「政府補助金」に基づき、「売上原価」から減額しています。前中間連結会計期間及び当中間連結会計期間において減額した金額は、それぞれ87,371百万円、104,021百万円です。また、受領が見込まれる補助金を、要約中間連結財政状態計算書の前連結会計年度末においては「その他の非流動資産」に205,531百万円を、当中間連結会計期間末においては「その他の流動資産」及び「その他の非流動資産」に、それぞれ204,652百万円、106,062百万円を含めて表示しています。これらの要約中間連結キャッシュ・フロー計算書における影響は、営業活動によるキャッシュ・フローの「その他(純額)」に含めて表示しています。

受領が見込まれる補助金のうち、顧客を通してユーザーへの還元が見込まれる金額を、IFRS第15号「顧客との契約から生じる収益」に基づき、「売上高」から減額しています。前中間連結会計期間及び当中間連結会計期間において減額した金額は、それぞれ47,547百万円、55,692百万円です。また、要約中間連結財政状態計算書においては、返金負債として「その他の流動負債」及び「その他の非流動負債」に含めて表示しています。前連結会計年度末において「その他の流動負債」及び「その他の非流動負債」に含まれる残高は、それぞれ、752百万円、101,021百万円です。当中間連結会計期間末において「その他の流動負債」及び「その他の非流動負債」に含まれる残高は、それぞれ、103,075百万円、55,048百万円です。これらの要約中間連結キャッシュ・フロー計算書における影響は、営業活動によるキャッシュ・フローの「その他(純額)」に含めて表示しています。

なお、前中間連結会計期間において、過年度に発生した補助金にかかる権利を第三者への譲渡により資金化し、受領した182,631百万円を要約中間連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローの「その他(純額)」に含めて表示しています。

 

 

9.企業結合

 (1)前中間連結会計期間(自 2024年4月1日 至 2024年9月30日)

   One Network Enterprises, Inc.の支配獲得

当社の連結子会社であるパナソニック コネクト㈱の子会社であるBlue Yonder Holding, Inc.(以下、「Blue Yonder」)は、2024年8月1日に、米国のOne Network Enterprises, Inc.(以下、「One Network」)のすべての株式を取得し、One Networkの支配を獲得しました。

 

本件取引により、One NetworkのデジタルサプライチェーンネットワークとBlue Yonderのサプライチェーン機能を組み合わせることによる革新的で未来志向のテクノロジーを融合した End to End の統合サプライチェーンエコシステムの提供が可能となります。これにより、お客様の経営課題を解決するとともに、エネルギー消費量の削減、資源の有効活用を通じて、持続可能な社会の実現を目指します。

 

One Networkの支配持分獲得のために支払われた対価の公正価値(暫定的金額の調整後)は、135,935百万円です。 支払対価としては現金のほか、一定の条件でBlue Yonder株式を取得できる権利(以下、「ユニット」)が含まれて います。当該ユニットの一部(36,435百万円)は、一定の条件でBlue Yonderに買取請求できる権利が付与されてい ることから負債として認識し、他の権利については資本として認識しています。当該ユニットに係る負債は要約中間連結財政状態計算書の「その他の金融負債(非流動)」に、資本は「非支配持分」に含めて表示しています。なお、ユニットの公正価値は、主にオプション価格法を用いて測定しています。株式の取得に関連して発生した費用は重要ではあり ません。

 

(単位:百万円)

 

現金

85,079

 

ユニット

50,856

 

    合計

135,935

 

 

支配獲得日において取得した資産及び引き継いだ負債の金額(暫定的金額の調整後)は、以下のとおりです。

 

 

(単位:百万円)

 

現金及び現金同等物

6,901

 

営業債権及び契約資産

2,912

 

のれん

104,081

 

無形資産

31,675

 

その他の取得資産

789

 

取得資産計

146,358

 

営業債務

1,737

 

繰延税金負債

6,375

 

その他の引継負債

2,311

 

引継負債計

10,423

 

取得純資産計

135,935

 

 

「のれん」の内容は、主に期待される将来の収益力に関連して発生したものです。認識された「のれん」は、すべて「コネクト」セグメントに帰属し、税務上損金算入は見込んでいません。「無形資産」には技術、顧客等が含まれています。

 

前中間連結会計期間の要約中間連結損益計算書に含まれているOne Networkの売上高及び純損益は、重要ではありません。

 

なお、上記企業結合に係るプロ・フォーマ情報は、前中間連結会計期間の要約中間連結損益計算書に含まれていない金額に重要性がないため開示していません。

 

 (2)当中間連結会計期間(自 2025年4月1日 至 2025年9月30日)

   重要な企業結合はありません。

 

 

10.偶発負債

 当社の子会社であるパナソニック インダストリー㈱(以下、「PID」)では、前々事業年度に、PIDが製造・販売する電子材料製品において米国の第三者安全科学機関であるUL Solutions(以下、「UL」)の認証登録等に関する複数の不正行為を行っていたことが判明しました。これを受け、PIDでは、社外有識者による外部調査委員会を設置のうえ、UL認証に関する不正及びその他の品質不正に関する調査を実施し、前事業年度において、外部調査委員会より受領した調査報告書及びPID策定の再発防止策を公表、また2025年10月31日付で、当該再発防止策の進捗状況を公表しました。

 調査対象事案に関連して取り消された一部の製品のUL認証の取り扱いについては、PIDとULとの間で協議が継続中です。また、調査対象事案に関連して取り消されたISO9001(注)1認証及びIATF16949(注)2認証について、当該認証の再取得に向けた取り組みを継続しています。なお、調査対象事案に関連して一時停止されたISO9001認証及びIATF16949認証については、当事業年度において、いずれも当該一時停止が解除されています。

 また、当社グループ全体において、品質コンプライアンスに関する不適切行為を対象とした自主調査として国内グループ全従業員を対象にアンケート調査を実施し、アンケートで申告された品質コンプライアンス問題の全てに対して、外部法律事務所による申告者や関係者へのヒアリング、申告内容に関連する業務記録の精査などにより、事実関係の把握・明確化を行いました。判明した事案の中に、行政処分の対象となったものやPIDで判明したような認証取り消しとなった事案は特定されませんでした。

 

 当社及び一部の子会社は、取引、租税、製品、知的財産権等に関して、複数の訴訟の被告となる、政府機関の調査を受けるなど、複数の法的手続に関与しています。

 当社及び一部の子会社は、これらの訴訟や調査に対応していますが、訴訟や調査の結果によっては損害賠償金や制裁金が課される可能性があるため、金額は不確定であるものの、合理的に見積り可能な制裁金を引当計上しています。

 当社及び一部の子会社はいくつかの訴訟をかかえていますが、それらの訴訟による損害が仮に発生したとしても、要約中間連結財務諸表に重要な影響を及ぼすものではないと考えています。

 当社は、訴訟や当局の調査に関して、引当金以外の追加的な費用範囲の見積りは開示していません。調査や法的手続等には、複数の法的論点が存在し、多数の関与者が含まれ、あるいは関連法律が複雑又は不透明な海外案件もあり、そのような見積りは困難なためです。

 

  (注)1 ISO(国際標準化機構)9001は、品質マネジメントシステムに関する国際規格

     2 IATF(International Automotive Task Force)16949は、自動車産業向け品質マネジメントシステムに関する国際規格

 

 

2【その他】

(1)配当決議

 2025年5月9日開催の取締役会において、2025年3月31日現在の株主名簿に記載又は記録された株主に対し、第118期の期末配当を行うことを決議しました。

 2025年10月30日開催の取締役会において、2025年9月30日現在の株主名簿に記載又は記録された株主に対し、第119期の中間配当を行うことを決議しました。

 配当金の総額及び1株当たりの金額は、要約中間連結財務諸表注記「4.(2)配当金」に記載のとおりです。

 

(2)訴訟等

 当社に関する重要な訴訟等は、要約中間連結財務諸表注記「10.偶発負債」に記載のとおりです。