第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当中間連結会計期間において、当半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。

 

(1) 財政状態の状況

当中間連結会計期間末における資産の部は、2,330億33百万円となり、前連結会計年度末より260億33百万円減少いたしました。これは主に、現金及び預金が159億18百万円、流動資産その他が139億35百万円減少したことなどによるものであります。
 負債の部は、1,092億78百万円となり、前連結会計年度末より18億59百万円減少いたしました。これは主に、1年内償還予定の社債が50億円、長期未払金が70億48百万円減少したことなどによるものであります。
 純資産の部は、1,237億55百万円となり、前連結会計年度末より241億73百万円減少いたしました。これは主に、自己株式が234億68百万円増加したことなどによるものであります。

 

(2) 経営成績の状況

当中間連結会計期間における経営環境は、中国の経済停滞、米国による関税措置の影響もあり、予測の難しい環境が継続しました。当社グループでは、前期より2024年中期経営計画(以下、「24中計」)を進めており、初年度となる2025年3月期を震災からの立て直し期間と定め、2年次となる2026年3月期からの3ヶ年を本格的な成長実現フェーズと位置付け、業務執行における責任区分と役割を明確化すべく、今年度よりCxO体制(チーフオフィサー制)を導入いたしました。24中計におけるサンケンコアの最優先課題を収益性改善と定め、そのために必要となる新製品売上高比率の向上や既存製品の適正売価条件の獲得、生産再編などの徹底した原価低減への取り組みを推進しております。

こうした取り組みに加えて、当社が今後拡大を狙うGaNパワーデバイス市場において競争優位性を得るため、高性能なGaNパワーデバイスを早期に上市すべく、2025年4月に買収した株式会社パウデックを、10月1日付で吸収合併しました。また、株主還元策として2024年12月より実施してきた自己株式取得につきましては、2025年9月に予定通り完了し、取得株数は発行済株式総数の16.6%に当たる417万株であり、その取得金額は299億円となりました。なお、これにより取得した全株式については、本年10月3日付で消却いたしました。

 

当中間連結会計期間の業績につきましては、連結売上高が410億11百万円と、前年同期比317億80百万円(43.7%)減少しました。この主要因は、子会社であったAllegro MicroSystems, Inc.が、2024年8月に持分法適用関連会社となり連結対象から除外されたことによるものです。また、サンケンコアでは、当社の主要市場である自動車向けは堅調に推移したものの、白物家電向けでは、中国市場での競争激化によりシェアが低下したことから、売上高は前期比11.8%の減となりました。

損益につきましては、売上減及び素材価格の高騰といった下押し要因に対し、固定費削減や後工程の生産再編に伴う作り込みの結果、連結営業損失は9億16百万円(前年同期 連結営業損失56億58百万円となり、連結経常損失は8億37百万円(前年同期 連結経常損失142億43百万円となりました。特別利益として、ピーティ サンケン インドネシアでの固定資産売却益12億3百万円及び持分変動利益12億39百万円を計上した一方で、特別損失として石川サンケン株式会社及びピーティ サンケン インドネシアでの特別退職金24億8百万円を計上した結果、親会社株主に帰属する中間純損失は13億97百万円(前年同期 親会社株主に帰属する中間純利益480億円)となりました。

 

 

(3) キャッシュ・フローの状況

当中間連結会計期間末における現金及び現金同等物の残高は、288億40百万円となり、前連結会計年度末に比べ319億3百万円の減少となりました。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動によるキャッシュ・フローは、8億82百万円のマイナスとなり、前中間連結会計期間に比べ6億37百万円の支出減となりました。これは主に、利息の支払額の減少によるものであります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動によるキャッシュ・フローは、146億62百万円のマイナスとなり、前中間連結会計期間に比べ1,220億円の収入減となりました。これは主に、前中間連結会計期間における投資有価証券の売却による収入によるものであります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動によるキャッシュ・フローは、163億82百万円のマイナスとなり、前中間連結会計期間に比べ121億11百万円の収入増となりました。これは主に、短期借入金の増加及びコマーシャル・ペーパーの増加によるものであります。

 

(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題

 当中間連結会計期間において、当連結会社の事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(5) 研究開発活動

当中間連結会計期間の研究開発費の総額は25億63百万円であります。

 

(6) 従業員数

当中間連結会計期間において、連結従業員数が441名減少しておりますが、主として連結子会社であるピーティー サンケン インドネシアでの生産及び販売が終了したことによるものであります。

なお、従業員数は就業人員数であります。

 

(7) 主要な設備

新設、休止、大規模改修、除却、売却等について、当中間連結会計期間に著しい変動があった設備は、次のとおりであります。

(売却)

事業所名
(所在地)

設備の
内容

前期末帳簿価額(百万円)

従業員数
(名)

売却年月

建物及び
構築物

機械装置
及び運搬具

土地
(面積千㎡)

リース
資産

その他

合計

(インドネシア
西ジャワ州
ブカシ)

製造設備

82

7

-

〔50〕

-

15

104

452

2025年9月

 

(注) 1 帳簿価額のうち「その他」は、工具、器具及び備品及び建設仮勘定の合計であります。

2 土地の一部を賃借しております。〔 〕は外書であります。

 

 

3 【重要な契約等】

当社は、2025年8月13日開催の取締役会において、2025年10月1日を効力発生日として、当社を吸収合併存続会社、当社の連結子会社である株式会社パウデックを吸収合併消滅会社とする吸収合併を行うことを決議しました。

詳細は、「第4 経理の状況 1 中間連結財務諸表 注記事項(重要な後発事象)」に記載のとおりであります。