第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第1四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

 なお、重要事象等は存在しておりません。

 

2【経営上の重要な契約等】

 当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。

 

3【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものです。

 

(1)業績の状況

 当第1四半期連結累計期間(平成29年4月1日~平成29年6月30日)における世界経済は、総じて緩やかに回復
しました。米国では好景気が続き、欧州や日本も落ち着いた動きとなりました。一方、中国等の新興国では景気の
持ち直しの動きが見られたものの、予断を許さない状況が続きました。

 当社グループが属する電子部品・電子機器業界においては、グローバル需要をけん引する車載市場やスマートフ
ォン市場に加え、IoTやAI等のあらたな市場への取組みも拡がりました。

 このような経営環境のもと、当社グループは、市場・環境変化に対応するための受注確保やVA・VEを含めた資材
費削減等の原価低減活動に取組みました。

 以上の結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は、37,800百万円(前年同期比9.4%増)となりました。利益は、営業利益が1,468百万円(前年同期比65.8%増)、経常利益が1,656百万円(前年同期比58.0%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益が770百万円(前年同期比22.7%減)となりました。

 

 セグメント別の業績は、次のとおりです。

 なお、当第1四半期連結会計期間より、報告セグメントの区分を変更しており、以下の前年同期比較について
は、前年同期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較しています。

 

[スピーカ事業]

 車載用スピーカ・スピーカシステムの出荷は、引き続き好調に推移しました。また薄型テレビ用スピーカ・スピ
ーカシステムやオーディオ用スピーカの出荷もほぼ計画通りでした。その結果、当事業の売上高は、18,647百万円
(前年同期比1.6%増)となりました。営業利益は、特に中国向けSUV車用スピーカが伸びたことや機械化・省力化の効果等から、1,359百万円(前年同期比38.8%増)となりました。

 

[モバイルオーディオ事業]

 主力顧客向けヘッドセットは、昨年より生産を開始した新機種の出荷が本格化しました。その結果、当事業の売
上高は17,719百万円(前年同期比19.7%増)となりました。営業利益は、歩留まりや生産性の改善により黒字化
し、16百万円(前年同期は営業損失161百万円)となりました。

 

[その他事業]

 小型音響部品事業や「フォステクス」ブランドの製品を含むその他の売上高は、1,434百万円(前年同期比2.1%
増)、営業利益は92百万円(前年同期比37.8%増)となりました。

 

(2)財政状態の分析

 総資産は、主に現金及び預金等の減少により前連結会計年度末に比べ233百万円減少して102,175百万円となりました。負債は、主に支払手形及び買掛金等の減少により前連結会計年度末に比べ253百万円減少して38,253百万円となりました。純資産は、主に利益剰余金等の増加により前連結会計年度末に比べ20百万円増加して63,922百万円となりました。また自己資本比率は、前連結会計年度末比0.3ポイント増の58.5%になりました。

 

 

(3)キャッシュ・フローの状況の分析

 当第1四半期末における現金及び現金同等物の残高は、以下に記載のキャッシュ・フローにより8,495百万円となり、前連結会計年度末に比べ3,541百万円減少しました。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動による資金の減少は、たな卸資産の増加等により2,243百万円(前年同期比120.8%増)となりました。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動による資金の減少は、設備投資等により1,738百万円(前年同期比43.6%減)となりました。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動による資金の増加は、借入金の増加等により859百万円(前年同四半期は330百万円の減少)となりました。

 

(4)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(5)研究開発活動

 当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は607百万円です。