第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第1四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

 なお、重要事象等は存在しておりません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものです。

 

(1)業績の状況

 当第1四半期連結累計期間(2020年4月1日~2020年6月30日)における世界経済は、新型コロナウイルス感染拡大を受けて、世界各地における経済・社会活動が大きく制限され、非常に厳しい状況が続きました。

 当社グループが属する電子部品業界においては、テレワークの拡大等により新たな需要の創出が見られたものの、自動車関連市場をはじめ主要市場での生産活動が停滞したこと等により、総じて低調な状況が続きました。

 こうした中、当社グループは、現在の厳しい市場環境に対処すべく、経費削減、最優先以外の設備投資の凍結、業務の合理化等、企業体質の強化を図っています。

 以上の結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は、18,480百万円(前年同期比32.9%減)となりました。損失は、営業損失が507百万円(前年同期は営業利益741百万円)、経常損失が518百万円(前年同期は経常利益648百万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失は、791百万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純利益2,067百万円)となりました。

 

 セグメント別の業績は、次のとおりです。

 

[スピーカ事業]

 コロナ禍により、世界的に自動車市場が縮小しました。特に欧米では経済活動の制限により各自動車メーカ工場の操業が停止し自動車販売が大幅に減少しました。これらを受け当社は、ベトナム・ミャンマー工場において一時帰休等の生産調整を実施しました。その結果、売上高が10,619百万円(前年同期比34.7%減)、営業損失が448百万円(前年同期は営業利益915百万円)となりました。

 

[モバイルオーディオ事業]

 主力顧客向けヘッドセットの販売数量が前年度に引き続き減少したことから、売上高は6,633百万円(前年同期比32.5%減)となりました。営業利益は、これまで進めてきた合理化策の効果から6百万円(前年同期は営業損失205百万円)となりました。

 

[その他事業]

 小型音響部品事業や「フォステクス」ブランドの製品を含むその他の売上高は、1,321百万円(前年同期比12.6%減)、営業損失は65百万円(前年同期は営業利益30百万円)となりました。

 

(2)財政状態の分析

 総資産は、主に有価証券の減少により前連結会計年度末に比べ5,235百万円減少して75,590百万円となりました。負債は、主に仕入債務の減少により前連結会計年度末に比べ3,444百万円減少して18,385百万円となりました。純資産は、主に利益剰余金等の減少により前連結会計年度末に比べ1,790百万円減少して57,205百万円となりました。また自己資本比率は、前連結会計年度末比2.6ポイント増の69.1%になりました。

 

 

(3)キャッシュ・フローの状況の分析

 当第1四半期末における現金及び現金同等物の残高は、以下に記載のキャッシュ・フローにより19,307百万円となり、前連結会計年度末に比べ4,622百万円減少しました。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動による資金の減少は、仕入債務の減少等により2,309百万円(前年同期は873百万円の収入)となりました。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動による資金の減少は、設備投資等により1,246百万円(前年同期は1,862百万円の収入)となりました。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動による資金の減少は、長期借入金の返済等により691百万円(前年同期比32.5%減)となりました。

 

(4)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(5)研究開発活動

 当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は686百万円です。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。