第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

 なお、重要事象等は存在しておりません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものです。

 

(1)業績の状況

 当第3四半期連結累計期間(2020年4月1日~2020年12月31日)における世界経済は、前半に新型コロナウイルス感染拡大で大きく落ち込みましたが、後半は各国の経済対策等により持ち直してきました。しかしながら一部の

国や地域で感染が再拡大する等、景気の先行きは依然として不透明な状況にあります。

 当社グループが属する電子部品業界においても、コロナ・ショックによる影響から部品需要が大きく落ち込んだ

後、中国経済等の回復により自動車関連市場を中心に需要は回復基調に転じました。しかしながら感染再拡大もあ

り引き続き予断を許さない状況下にあります。

 こうした中、当社グループは、自動車市場の需要回復を捉え受注を確保するとともに、厳しい市場環境に対処す

べく、経費削減、設備投資の抑制、業務の合理化等、企業体質の強化を図ってきました。これらにより売上高は回

復基調で推移しましたが、損益面では、11月以降の世界規模でのコンテナ船運賃の大幅な急騰が大きな圧迫要因と

なっており、売上高の回復に伴う利益が大幅に減殺されました。この影響は、年度末まで続くものと見込んでいま

す。

 以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は、62,169百万円(前年同期比26.3%減、営業利益は111百万円(前年同期比95.9%減)、経常利益は412百万円(前年同期比85.5%減)、親会社株主に帰属する四半期純損失は1,202百万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純利益1,350百万円)となりました。

 

セグメント別の業績は、次のとおりです。

 

[スピーカ事業]

 車載用スピーカ・スピーカシステムの販売は、コロナ・ショックの影響を受けました。第1四半期を過ぎると、

顧客自動車工場の稼働率が上がり、当社グループの売上高も回復しましたが、第3四半期には世界規模でのコンテ

ナ船運賃の大幅な急騰により、損益を大きく圧迫しました。その結果、売上高が39,694百万円(前年同期比18.5%減)、営業利益が138百万円(前年同期比94.6%減)となりました。

 

[モバイルオーディオ事業]

 民生用アクチュエータの出荷は計画通りでしたが、主要顧客向けヘッドセットの販売が大きく減少したことか

ら、売上高が17,502百万円(前年同期比43.5%減)、営業損失が41百万円(前年同期は営業利益388百万円)となりました。

 

[その他事業]

 小型音響部品事業や「フォステクス」ブランドの製品を含むその他の売上高は、5,186百万円(前年同期比7.7%増)でした。営業利益は14百万円(前年同期は営業損失248百万円)となりました。

 

(2)財政状態の分析

 総資産は、主に有価証券の減少により前連結会計年度末に比べ3,824百万円減少して77,001百万円となりました。負債は、主に借入金の減少により前連結会計年度末に比べ1,089百万円減少して20,740百万円となりました。純資産は、主に利益剰余金の減少により前連結会計年度末に比べ2,735百万円減少して56,260百万円となりました。また自己資本比率は、前連結会計年度末比0.2ポイント減の66.3%になりました。

 

(3)キャッシュ・フローの状況の分析

 当第3四半期末における現金及び現金同等物の残高は、以下に記載のキャッシュ・フローにより21,895百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,034百万円減少しました。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動による資金の増加は、棚卸資産の減少等により2,277百万円(前年同期比69.6%減)となりました。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動による資金の減少は、設備投資等により1,741百万円(前年同期比1060.6%増)となりました。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動による資金の減少は、長期借入金の減少等により2,079百万円(前年同期比74.3%減)となりました。

 

(4)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(5)研究開発活動

 当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は1,868百万円です。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。