【連結財務諸表注記】

1.報告企業

日本電波工業株式会社は日本に所在する企業であります。当社及び連結子会社(当社グループ)の主な活動は、水晶デバイスなど水晶関連製品の製造及び販売であります。当連結会計年度及び前連結会計年度の連結財務諸表は、全ての当社グループにより構成されております。

 

2.作成の基礎

(1) 準拠している旨の記載

当社の連結財務諸表は、連結財務諸表規則第93条の規定により、IFRSに準拠して作成しております。本連結財務諸表は、2020年7月31日に当社代表取締役執行役員社長 加藤啓美により承認されております。

なお、当社は連結財務諸表規則第1条の2に定める要件を満たしており、同条に定める指定国際会計基準特定会社に該当いたします。

 

(2) 機能通貨及び表示通貨

連結財務諸表の表示通貨は、当社の機能通貨である日本円であり、百万円単位で切り捨てて表示しております。

 

(3) 測定の基礎

当社グループの連結財務諸表は、注記「3.重要な会計方針」に記載のとおり、金融商品並びに確定給付制度に係る資産又は負債等を除き、取得原価を基礎として作成しております。

 

(4) 見積り及び判断の利用

IFRSに準拠した連結財務諸表の作成において、経営者は、会計方針の適用並びに資産、負債、収益及び費用の金額に影響を及ぼす判断、見積り及び仮定を行うことが義務付けられております。実際の業績は、これらの見積りとは異なる場合があります。

見積り及びその基礎となる仮定は継続して見直されます。会計上の見積りの変更は、見積りが変更された会計期間及び影響を受ける将来の会計期間において認識されます。

経営者が行った連結財務諸表の金額に重要な影響を与える判断及び見積りは以下のとおりであります。

・固定資産の耐用年数及び残存価額の見積り(注記9.及び10.)

・引当金の会計処理と評価(注記32.)

・棚卸資産の評価(注記7.)

・営業債権その他の受取勘定の回収可能性(注記6.、8.及び29.)

・繰延税金資産の回収可能性(注記27.)

・減損テストの基礎となる計画と評価の前提(注記9.及び10.)

・確定給付制度債務の測定(注記16.)

・リース負債及び使用権資産に係るリース期間の決定(注記30.)

(新型コロナウイルス感染症による影響について)

世界の経済情勢は、新型コロナウイルス感染症の世界的流行による経済活動の停滞が強く懸念されております。各国では急激な景気後退を防止するため、大胆な景気刺激施策を講じることを検討していますが、感染の収束時期が見通せない中で、その効果は不透明です。

当社グループが属する水晶関連製品市場においても、中長期的には移動体市場における5Gの本格始動、車載市場におけるADAS機器の普及などにより水晶デバイスの需要が拡大する見通しは変わらないものの、短期的には新型コロナウイルス感染症の影響による水晶デバイスの需要の落ち込みが懸念されます。

新型コロナウイルスによる当社グループへの影響は不透明ではありますが、以下の前提に基づき連結財務諸表を作成しており、減損テストの基礎となる計画と評価の前提及び継続企業の前提に関する評価を行っております。

 

(需要面)

・消費者心理が悪化し、自動車や電子機器の需要が落ち込む。

・新型コロナウイルス感染症の感染拡大は上期中に収束し、下期から需要は回復に向かうことが見込まれる。

(供給面)

・当社の各生産拠点において、連結財務諸表承認日以降に新たに新型コロナウイルス感染症を原因とした生産活動の停止は見込んでいない。

 

(5) 表示方法の変更
(連結財政状態計算書)

前連結会計年度において、流動負債及び非流動負債の「借入金等」に含めて表示していたリース債務は、IFRS第16号「リース」の適用に伴い重要性が増したことから、当連結会計年度より「リース負債」として独立掲記しております。この表示方法の変更を反映させるため、前連結会計年度の連結財務諸表の組替えを行っております。

この結果、前連結会計年度において、流動負債の「借入金等」に表示していた17,240百万円は、「借入金」17,213百万円、「リース負債」27百万円として、また非流動負債の「借入金等」に表示していた14,861百万円は、「借入金」14,805百万円、「リース負債」55百万円としてそれぞれ組み替えております。

 

(連結キャッシュ・フロー計算書)

前連結会計年度において、「営業活動によるキャッシュ・フロー」に独立掲記して表示しておりました「固定資産処分損」は、連結財務諸表の一覧性を高めるため、当連結会計年度より「その他」に含めて表示しております。この表示方法の変更を反映させるため、前連結会計年度の連結財務諸表の組替を行っております。

この結果、前連結会計年度において、「営業活動によるキャッシュ・フロー」に表示しておりました「固定資産処分損」5百万円は、「その他」として組み替えております。

 

(6) 会計方針の変更

当社グループは、当連結会計年度より、IFRS第16号(リース)を適用しております。

なお、2019年4月1日以降に適用される会計方針につきましては、「3.重要な会計方針(7)リース」をご参照下さい。

(経過措置)

IFRS第16号の適用にあたっては、経過措置として認められている、本基準の適用による累積的影響を適用開始日に認識する方法を採用しており、比較情報については修正再表示しておりません。また、契約にリースが含まれているか否かについては、IFRS第16号C3項の実務上の便法を選択し、IAS第17号「リース」(以下「IAS第17号」)及びIFRIC第4号「契約にリースが含まれているか否かの判断」のもとでの判断を引き継ぎ、再評価しておりません。

過去にIAS第17号を適用してオペレーティング・リースに分類した借手としてのリースについては、適用開始日に、短期リース又は少額資産のリースを除き、使用権資産及びリース負債を認識しております。当該リース負債は、適用開始日時点の残存リース料を適用開始日における追加借入利子率を用いて割り引いた現在価値で測定しております。使用権資産は適用開始日におけるリース債務の測定額に前払リース料等を調整した金額で測定しております。

過去にIAS第17号を適用してファイナンス・リースに分類した借手としてのリースについては、適用開始日の使用権資産及びリース負債の帳簿価額を、それぞれ、その直前の日におけるIAS第17号に基づくリース資産及びリース負債の帳簿価額で算定しております。

この結果、当社グループは適用開始日に使用権資産を1,207百万円(連結財政状態計算書上は有形固定資産に含めて表示)、リース負債を1,240百万円追加的に認識しました。

適用開始日現在のリース負債に適用した追加借入利子率の加重平均は0.5%であります。

適用開始日の前連結会計年度の末日現在におけるオペレーティング・リースの将来最低リース料総額と適用開始日現在における連結財政状態計算書に認識したリース負債の差額は次のとおりであります。

 

 

 

(単位:百万円)

 

(a) 2019年3月31日現在におけるオペレーティング・リースの将来最低リース料総額

755

 

(a)の割引現在価値

749

 

2019年3月31日現在のファイナンス・リース債務

83

 

認識の免除規定(短期リース・少額資産のリース)

△2

 

行使することが合理的に確実な延長又は解約オプション

493

 

適用開始日における連結財政状態計算書に認識したリース負債

1,323

 

 

なお、IFRS第16号の適用に際し、当社グループは、以下の実務上の便法を使用しています。

・特性が合理的に類似したリースのポートフォリオに単一の割引率を適用

・当初直接コストを適用開始日現在の使用権資産の測定から除外

・延長又は解約オプションが含まれている契約について、リース期間を算定する際に、事後的判断を使用

 

3.重要な会計方針

(1) 連結の基礎
①  子会社

子会社とは、当社グループが支配する企業であります。当社グループが企業への関与により生じる変動リターンに対するエクスポージャー又は権利を有し、かつ、その企業に対するパワーを通じてそれらのリターンに影響を及ぼす能力を有している場合に、その企業を支配しております。子会社の財務諸表は、支配の開始日から中止日まで連結財務諸表に含まれております。

②  連結消去取引

グループ会社間の債権債務残高及び取引並びにグループ会社間の取引から生じた未実現利益は、連結財務諸表の作成にあたり相殺消去しております。未実現損失は、減損が生じている証拠が無い場合に限り未実現利益と同じ方法で消去しております。

③  連結の範囲

親会社を含む連結の範囲は、当連結会計年度は15社、前連結会計年度は14社から構成されております。当連結会計年度末及び前連結会計年度末において、全ての子会社は連結されております。

なお、当連結会計年度より、蘇州日電波電子工業有限公司を新たに設立したため、連結の範囲に含めております。

 

(2) 外貨
①  外貨建取引

外貨による取引は、取引日の為替レートで各グループ会社の機能通貨に換算しております。外貨建金銭債権債務は期末日の為替レートで機能通貨に換算し、換算差額は純損益として認識しております。取得原価で測定された外貨建の非金銭債権債務は取引日の為替レートで、公正価値で測定された外貨建の非金銭債権債務はその公正価値が測定された日の為替レートで機能通貨に換算しております。

②  在外営業活動体の財務諸表

機能通貨が日本円以外である在外営業活動体の資産及び負債は期末日の為替レートで円貨に換算し、収益及び費用は為替レートが著しく変動している場合を除き平均レートで円貨に換算しております。換算により生じた差額は、在外営業活動体の換算差額としてその他の包括利益で認識しております。

円貨に対する主要通貨の換算レートは次のとおりであります。

 

 

前連結会計年度

当連結会計年度

期末日レート

期中平均レート

期末日レート

期中平均レート

アメリカ・ドル

110.99円

110.69円

108.83円

109.10円

イギリス・ポンド

144.98

145.68

133.32

138.51

欧州・ユーロ

124.56

128.43

119.55

121.14

中国・人民元

16.47

16.53

15.31

15.66

香港・ドル

14.14

14.12

14.04

13.96

マレーシア・リンギット

27.21

27.21

25.18

26.19

シンガポール・ドル

81.88

81.67

76.37

79.47

 

 

 

(3) 金融商品
①  金融資産

イ  当初認識及び当初測定

当社グループは、営業債権その他の受取勘定を発生時に当初認識しており、その他の金融資産は契約当事者となった取引日に当初認識しております。当初認識時においては、全ての金融資産を公正価値で測定しておりますが、純損益を通じて公正価値で測定する金融資産に分類されない場合は、当該公正価値に金融資産の取得に直接帰属する取引費用を加算した金額で測定しております。但し、重大な金融要素を含まない営業債権は、取引価格で測定しております。純損益を通じて公正価値で測定する金融資産の取引費用は、純損益で認識しております。

ロ  分類及び事後測定

当社グループは、保有する金融資産を以下の区分に分類しております。

(a) 償却原価で測定する金融資産

当社グループが保有する金融資産のうち、以下の要件をともに満たす場合には、償却原価で測定する金融資産に分類しております。

・契約上のキャッシュ・フローを回収するために金融資産を保有することを目的とする事業モデルに基づいて保有されている。

・金融資産の契約条件により、元本及び元本残高に対する利息の支払いのみであるキャッシュ・フローが特定の日に生じる。

当初認識後は実効金利法による償却原価で測定しております。実効金利法による償却額及び認識が中止された場合の利得又は損失は、当期の純損益で認識しております。

(b) その他の包括利益を通じて公正価値で測定する負債性金融商品

当社グループが保有する金融資産のうち、以下の条件をともに満たす場合には、その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産に分類しております。

・契約上のキャッシュ・フローを回収と売却の両方によって目的が達成される事業モデルに基づいて保有されている。

・金融資産の契約条件により、元本及び元本残高に対する利息の支払いのみであるキャッシュ・フローが特定の日に生じる。

当初認識後は公正価値で測定し、その変動額はその他の包括利益として認識しております。当該金融資産の認識を中止した場合、その他の包括利益を通じて認識された利得又は損失の累計額を純損益に振り替えております。

(c) その他の包括利益を通じて公正価値で測定する資本性金融商品

当社グループは、当初認識時に事後の公正価値の変動をその他の包括利益で表示するという取消不能な選択をした資本性金融商品につきましては、その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産に分類しております。当初認識後は公正価値で測定し、その変動額はその他の包括利益として認識しております。当該金融資産の認識を中止した場合、その他の包括利益を通じて認識された利得又は損失の累計額を利益剰余金に直接振り替えております。なお、当該金融資産からの配当金につきましては純損益として認識しております。

(d) 純損益を通じて公正価値で測定する金融資産

上記に分類した金融資産以外の金融資産は、純損益を通じて公正価値で測定する金融資産に分類しております。当初認識後は公正価値で測定し、その変動額は純損益として認識しております。

ハ  金融資産の減損

償却原価で測定する金融資産につきましては、当該金融資産に係る予想信用損失に対して貸倒引当金を認識しております。当社グループは、連結会計期間の末日ごとに、金融資産に係る信用リスクが当初認識以降に著しく増大したかどうかを評価しております。金融資産に係る信用リスクが当初認識以降に著しく増大していない場合には、当該金融資産に係る貸倒引当金を12ヶ月の予想信用損失と同額で測定しております。金融資産に係る信用リスクが当初認識以降に著しく増大している場合には、当該金融資産に係る貸倒引当金を全期間の予想信用損失と同額で測定しております。但し、重大な金融要素を含んでいない営業債権等につきましては、常に貸倒引当金を全期間の予想信用損失と同額で測定しております。当該測定に係る金額は、純損益として認識しております。減損損失認識後に減損損失を減額する場合は、減損損失の減少額を純損益として戻し入れております。

ニ  金融資産の認識の中止

当社グループは、金融資産から生じるキャッシュ・フローに対する契約上の権利が消滅した場合、又は金融資産から生じるキャッシュ・フローを受け取る権利を譲渡し、当該金融資産の所有に係るリスクと経済価値を実質的に移転した場合に、認識を中止しております。

②  金融負債

当社グループは、全ての金融負債を契約の当事者となった取引日に当初認識しております。当該金融負債は、デリバティブを除き当初認識時に公正価値から発行に直接起因する取引費用を控除して測定しており、当初認識後は、実効金利法による償却原価で測定しております。当社グループでは、義務を履行した場合、もしくは契約上の義務が免責、取消又は失効となった場合に金融負債の認識を中止しております。

③  金融資産及び金融負債の相殺

金融資産及び金融負債は、認識された金額を相殺する法的強制力のある権利を有しており、かつ、純額で決済するか、資産の実現と負債の決済を同時に実行する意図を有している場合には、連結財政状態計算書上で相殺し、純額で表示しております。

④  デリバティブ金融商品及びヘッジ会計
イ  デリバティブ

当社グループは、為替変動リスクをヘッジするために為替予約、通貨スワップを、金利変動リスクをヘッジするために金利スワップを利用しております。デリバティブは契約が締結された日の公正価値で当初認識しております。当初認識後は、期末日の公正価値で測定しております。デリバティブの公正価値の変動額は、ヘッジ手段として指定していない、又はヘッジが有効でない場合は、直ちに純損益で認識しております。

ロ  ヘッジ会計

当社グループは、金利スワップについてヘッジ手段として指定し、キャッシュ・フロー・ヘッジとして会計処理しております。当社グループでは、ヘッジ開始時に、ヘッジ会計を適用するヘッジ手段とヘッジ対象についてのリスク管理目的及び戦略について文書化しております。また、ヘッジの効果について、ヘッジ開始時とともに、その後も継続的に評価を実施しております。キャッシュ・フロー・ヘッジとして指定され、かつ、その要件を満たすデリバティブの公正価値の変動の有効部分はその他の包括利益で認識し、その他の資本の構成要素に累積しております。その他の資本の構成要素に認識されたヘッジ手段にかかる金額は、ヘッジ対象が純損益に与える期間に、純損益に振り替えております。

 

(4) 棚卸資産

棚卸資産は、原価と正味実現可能価額のいずれか低い額により評価しております。正味実現可能価額は、通常の事業過程における見積売価から、完成までに要する見積原価及び見積販売費用を控除した額であります。原価は、主に原材料に関しては移動平均法、製品・半製品・仕掛品に関しては先入先出法に基づいて算定しており、購入原価、加工費並びに現在の場所及び状態に至るまでに要した全ての費用を含んでおります。加工費には、固定及び変動の製造間接費の適切な配賦額も含めております。

 

(5) 有形固定資産
①  所有資産

有形固定資産は、取得原価から減価償却累計額及び減損損失累計額((8)参照)を控除した額で測定しております。取得原価には、資産の取得に直接付随する支出と、解体、除去並びに設置していた場所の原状回復費用及び適格資産の取得、建設又は生産に直接起因する借入費用が含まれております。

②  取得後の支出

有形固定資産の一部を交換するために要する費用は、当該部分に伴う将来の経済的便益がもたらされることが予想され、当該費用を信頼をもって算定できる場合はその帳簿価額で認識し、交換された部分の帳簿価額については認識を中止しております。日常的に行う有形固定資産の保守費用は、発生時に費用処理しております。

 

③  減価償却費

使用可能となった日から減価償却を行い、下記の見積耐用年数にわたって定額法により費用計上しております。

・建物及び構築物        3~50年

・機械装置及び運搬具    2~15年

・工具器具及び備品      2~20年

土地及び建設仮勘定については減価償却を行っておりません。償却方法、耐用年数及び残存価額は毎期末日に見直しを行い、必要に応じて改定しております。

 

(6) 無形資産
①  のれん

のれんは、当社グループが取得した持分の取得原価が、識別可能な取得資産負債の公正価値の純額を上回る場合の超過額を示しております。のれんは減損損失累計額((8)参照)を控除した取得原価で測定しております。のれんの償却は行わず、毎期減損テストを行い、該当する場合は減損損失を計上しております。なお、のれんの減損の戻入は行っておりません。

②  その他の無形資産

その他の無形資産は、耐用年数が確定できないものを除き取得価額から償却累計額及び減損損失累計額((8)参照)を控除した額で測定しております。

その他の無形資産には、主としてソフトウエアや特許権が含まれております。

③  研究開発

新しい科学的又は技術的な知識や理解を得るために行われる研究活動に対する支出は、発生時に費用処理しております。開発活動に対する支出については、開発費用が信頼性をもって測定でき、技術的かつ商業的に実現可能で、将来的に経済的便益をもたらす可能性が高く、開発を完了し、それを使用又は販売する意図及びそのための十分な資源を当社グループが有している場合は資産計上を行い、それ以外は発生時に費用処理しております。

④  事後的な支出

無形資産の事後的な支出は、その支出が関連する特定の資産に対する将来の経済的便益を増加させる場合にのみ資産計上しております。それ以外の支出は、発生時に費用処理しております。

⑤  償却額

のれん以外の無形資産は、耐用年数が確定できないものを除き使用可能となった日から償却を行い、下記の見積耐用年数にわたって定額法により費用計上しております。償却方法、耐用年数及び残存価額は毎期末日に見直しを行い、必要に応じて改定しております。

・ソフトウエア    3~5年

・特許権          12年

 

(7) リース
(2019年4月1日以降に適用される会計方針)

当社グループは、IFRS第16号に基づき、契約の開始時に当該契約にリースが含まれているか否かを判断しております。契約が、特定された資産の使用を支配する権利を一定期間にわたり対価と交換に移転する場合には、当該契約はリースであるか又はリースを含んでいます。

契約が特定された資産の使用を支配する権利を移転するか否かを評価する為に、当社グループは以下のことを検討しております。

・契約が特定された資産の使用を含むか

・当社グループが使用期間全体にわたり資産の使用からの経済的便益のほぼ全てを得る権利を有しているか

・当社グループが資産の使用を指図する権利を有しているか

当社グループは、リースの開始日に使用権資産とリース負債を認識します。ただし、リース期間が12ヶ月以内の短期リース及び原資産が少額であるリースについて、IFRS第16号の免除規定を適用し、使用権資産及びリース負債を認識しないことを選択しております。これらのリースに係るリース料をリース期間に渡り定額法により費用として認識しております。

 

使用権資産の取得原価は、リース負債の当初測定額から、当初直接コスト、前払リース料、リースの契約条件で要求されている原資産の解体及び除去等に係るコストを調整して当初測定します。使用権資産は、リース期間又は使用権資産の耐用年数のいずれか短い方の期間に渡り定額法により減価償却を行い、減損の兆候が存在する際は減損の判定が行われ、特定のリース負債を再測定する際には調整が行われます。なお、当社グループは、財政状態計算書において、使用権資産を「有形固定資産」に含めて表示しております。

リース負債の測定に際しては、リース要素とこれに関連する非リース要素は分離せず、単一のリース構成要素として認識することを選択しております。リース負債は、リース開始日におけるリース料総額の未決済分をリースの計算利子率、又は計算利子率を容易に算定できない場合には当社グループの追加借入利子率で割り引いた現在価値で当初測定しております。リース料には、固定リース料、残価保証に基づいて借手が支払うと見込まれる金額、購入オプションの行使価格、リースの解約に対するペナルティの支払額を含めております。リース負債は、リース負債に係る金利を反映するように帳簿価額を増額し、支払われたリース料を反映するように帳簿価額を減額することにより事後測定しております。契約の再交渉、リース料の算定に使用される指数又はレートの変動、もしくはオプションを使用するか否かの再判定の結果として将来のリース料の変更がある場合には、リース負債は再測定され、再測定の金額は使用権資産の修正として認識されます。

 

(2019年3月31日以前に適用されていた会計方針)

前連結会計年度において、当社グループは、資産の所有に伴うリスクと経済的便益が実質的に全て移転するリースはファイナンス・リースとして分類し、ファイナンス・リース以外のリースはオペレーティング・リースとして分類しております。

ファイナンス・リースによるリース資産は、リース開始日に算定した公正価値又は最低支払リース料総額の現在価値のいずれか低い金額から、減価償却累計額及び減損損失累計額を控除した額で測定しております。将来の支払リース料は金融負債として計上しております。

リース資産は、リース期間の終了時までに所有権の移転が確実である場合は見積耐用年数で減価償却を行い、不明確な場合は見積耐用年数とリース期間の短い方で減価償却を行っております。

また、ファイナンス・リースの支払リース料は、金融費用とリース債務の減少に配分しております。金融費用は、リース債務残高に対して一定の利率となるように、リース期間にわたって各期間に配分しております。

オペレーティング・リースについては、リース料はリース期間にわたって定額で費用計上しております。

 

(8) 非金融資産の減損

棚卸資産及び繰延税金資産を除く当社グループの非金融資産の帳簿価額は、期末日ごとに減損の兆候の有無を判断しております。減損の兆候が存在する場合には、当該資産の回収可能価額を見積もっております。のれん及び耐用年数を確定できない又は未だ使用可能ではない無形資産については、回収可能価額を毎期同じ時期に見積もっております。

資産又は資金生成単位の回収可能価額は、使用価値と売却費用控除後の公正価値のうちいずれか大きい方の金額としております。使用価値の算定において、見積将来キャッシュ・フローは、貨幣の時間的価値及び当該資産に固有のリスクを反映した割引率を用いて現在価値に割り引いております。減損テストにおいて個別にテストされない資産は、継続的な使用により他の資産又は資産グループのキャッシュ・インフローから、概ね独立したキャッシュ・インフローを生成する最小の資金生成単位に統合しております。のれんの減損テストを行う際には、のれんが配分される資金生成単位を、のれんが関連する最小の単位を反映して減損がテストされるように統合しております。企業結合により取得したのれんは、結合のシナジーが得られると期待される資金生成単位に配分しております。

当社グループの全社資産は、独立したキャッシュ・インフローを生成しないため、全社資産に減損の兆候がある場合、全社資産が帰属する資金生成単位の回収可能価額を見積もっております。

減損損失は、資産又は資金生成単位の帳簿価額が見積回収可能価額を超過する場合に純損益として認識しております。資金生成単位に関連して認識した減損損失は、まずその単位に配分されたのれんの帳簿価額を減額するように配分し、次に資金生成単位内のその他の資産の帳簿価額を比例的に減額しております。

のれんに関連する減損損失の戻入は行っておりません。その他の資産については、過去に認識した減損損失は、毎期末日において損失の減少又は消滅を示す兆候の有無を評価しております。回収可能価額の決定に使用した見積りが変化した場合は、減損損失を戻し入れております。減損損失は、減損損失を認識しなかった場合の帳簿価額から必要な減価償却費及び償却額を控除した後の帳簿価額を超えない金額を上限として戻し入れております。

 

 

(9) 引当金

引当金は、過去の事象から生じた法的又は推定的債務で、当該債務を決済するために経済的便益が流出する可能性が高く、当該債務について信頼性のある見積りができる場合に認識しております。貨幣の時間的価値及び必要に応じてその負債に特有のリスクを反映させた割引率で割り引いた期待将来キャッシュ・フローにより、引当金の額を算出しております。時の経過に伴う割引額の割戻しは、金融費用として認識しております。

①  資産除去債務

賃借契約終了時に原状回復義務のある賃借事務所の原状回復費用見込額について、資産除去債務を計上しております。

②  和解費用引当金

当社製品に起因する顧客の損害に対する当社負担見積額を計上しております。

③  構造改革引当金

事業構造改革に伴い今後発生が見込まれる費用について、その発生見込額を計上しております。

 

(10) 従業員給付
①  確定給付制度

確定給付制度の債務額は、当期及び前期以前の勤務の対価として従業員が獲得した将来の給付の見積額を現在価値に割り引いた額から、制度資産の公正価値を差し引いた額であります。割引率は、期末日現在の、満期までの期間が確定給付制度債務と近似する優良社債の利回りを使用しております。計算は、予測単位積増方式により、資格を持つ年金数理人が行っております。確定給付制度の債務額の純額の再測定により生じる調整額は、その他の包括利益として即時に認識し、利益剰余金に振り替えております。

②  確定拠出制度

当社及び一部の子会社の従業員には、その地域の慣行や法律に基づき確定拠出制度が適用されています。確定拠出制度への拠出は、発生時に費用として認識しております。また、当社は確定給付制度の複数事業主制度も採用しておりますが、確定給付制度の会計処理を行うために必要な当社持分に対する確定給付債務及び制度資産に関する十分な情報が入手できないため、確定拠出制度と同様に処理しております。

③  短期従業員給付

短期従業員給付は、割引計算をせず、関連するサービスが提供された時点で費用として認識しております。賞与及び有給休暇費用については、それらを支払う法的もしくは推定的な債務を有し、信頼性のある見積りが可能な場合に、それらの制度に基づいて支払われると見積もられる額を負債として認識しております。

④  解雇給付

当社グループは、当社グループが通常の退職日前に従業員の雇用を終了する場合、又は従業員が給付と引き換えに自発的に退職する場合に解雇給付を支給します。当社グループが、従業員を解雇することに関する詳細な公式の計画を有しており、その撤回可能性がない場合には、雇用の終了が確約された時点で解雇給付を費用として認識しております。

 

(11) 収益認識

当社グループは、IFRS第15号を適用したことにより、以下の5つのステップアプローチに基づき、収益を認識しております。

ステップ1:顧客との契約を識別する

ステップ2:契約における履行義務を識別する

ステップ3:取引価格を算定する

ステップ4:取引価格を契約における履行義務に配分する

ステップ5:企業が履行義務の充足時に収益を認識する

当社グループの事業内容は、水晶振動子、水晶機器等の水晶デバイス、応用機器、人工水晶及び水晶片等の水晶関連製品の一貫製造とその販売であり、当事業で計上する収益を、顧客との契約に従い売上高として計上しております。

当社グループの製品の販売は、製品を顧客に引き渡した時点で、顧客に製品の法的所有権、物理的占有、製品の所有に伴う重大なリスク及び経済価値が移転し、顧客が当該製品に対する支配を獲得することから、履行義務が充足されると判断しており、当該製品の引渡時点で収益を認識しております。また、収益は、顧客との契約において約束された対価から、値引き、リベート及び返品等を控除した金額で測定しております。

 

製品の販売契約における対価は、顧客へ製品を引き渡した時点から主として1年以内に受領しております。なお、重大な金融要素は含んでおりません。

 

(12) 政府補助金

特定の投資に対する政府補助金は、補助金交付のための条件を満たし、補助金を受領することに合理的な保証がある場合は公正価値で測定し、繰延収益として認識しております。発生した費用に対する補助金は、費用の発生と同じ期間に規則的にその他の営業収益として計上しております。資産の取得に対する補助金は、資産の耐用年数にわたって規則的にその他の営業収益として計上しております。

 

(13) 金融収益及び金融費用

金融収益及び金融費用は、主に受取利息、受取配当金、実効金利法により計算された借入金に対する支払利息、為替差損益及び純損益を通じて公正価値で測定する金融資産の公正価値の変動で構成されております。

受取利息は、実効金利法により発生時に収益として計上しております。受取配当金は、配当を受け取る権利が確定した時点で収益として計上しております。借入費用は、適格資産の取得、建設又は製造に直接関連するものを除き、実効金利法により費用として認識しております。

 

(14) 法人所得税

法人所得税は、当期税金及び繰延税金で構成されており、資本の部又はその他の包括利益に計上される項目から生じる税金を除き、純損益として計上しております。

当期税金は、期末日において施行されているか、実質的に施行されている税率を使用した、当年度の課税所得に対する納税見込額あるいは還付見込額に過年度の納税調整額を加味したものであります。

繰延税金は、資産負債法により、会計上の資産及び負債の帳簿価額と税務上の資産及び負債金額との一時差異に対して計上しております。なお、次の一時差異に対しては、繰延税金を計上しておりません。

・税務上損金算入されないのれん

・会計上の利益と課税所得のどちらにも影響を与えない資産及び負債の当初認識

・子会社への投資で、予見可能な将来において一時差異が解消されない可能性が高い場合

繰延税金は、期末日に施行又は実質的に施行されている法律に基づいて、一時差異が解消されると予測される税率を用いて測定しております。

繰延税金資産及び負債は、当期税金資産及び負債を相殺する法律上強制力のある権利を有しており、かつ法人所得税が同一の税務当局によって同一の納税主体に課されている場合、又は異なる納税主体に課されているものの、これらの納税主体が当期税金資産及び負債を純額ベースで決済することを意図している場合、もしくはこれら税金資産及び負債が同時に実現する予定である場合に相殺しております。

繰延税金資産は、税務上の繰越欠損金、欠損金の繰戻還付及び将来減算一時差異に対して利用できる課税所得が発生すると見込まれる範囲内で計上しております。また、税務上の恩恵が受けられない可能性が高くなった繰延税金資産は減額しております。

 

(15) セグメント情報

事業セグメントは、企業グループ内の他の構成要素との取引に関連する収益及び費用を含んだ、収益を稼得し費用を発生させる事業活動に従事する構成要素のひとつであります。

当社グループの事業内容は、水晶関連製品の一貫製造とその販売であり、財務情報が入手可能で、かつ各セグメントへの経営資源の配分及び業績評価を行うために、経営者が定期的にレビューする事業は個別に存在しないため、単一のセグメントとして開示しております。

 

(16) 未適用の新基準及び解釈指針

国際会計基準審議会が発行している基準、解釈指針及び既存の基準の改正のうち、まだ適用が強制されておらず、当社グループで早期適用していない基準等において、当社グループの連結財務諸表に重要な影響を及ぼすものはありません。

 

 

4.セグメント情報

(1) 一般情報

当社グループの事業内容は、水晶振動子、水晶機器等の水晶デバイス、応用機器、人工水晶及び水晶片等の水晶関連製品の一貫製造とその販売であり、区分すべき事業セグメントが存在しないため、報告セグメントは単一となっております。

 

(2) 製品及びサービスに関する情報

品目別の売上高は次のとおりであります。

(単位:百万円)

品目

前連結会計年度

(自  2018年4月1日

至  2019年3月31日)

当連結会計年度

(自  2019年4月1日

至  2020年3月31日)

増減

金額

構成比(%)

金額

構成比(%)

金額

増減比(%)

水晶振動子

25,362

59.7

24,499

62.1

△863

△3.4

水晶機器

12,650

29.8

11,147

28.2

△1,503

△11.9

その他

4,484

10.5

3,821

9.7

△663

△14.8

合計

42,498

100.0

39,468

100.0

△3,030

△7.1

 

 

(3) 地域に関する情報

所在地別の売上高及び非流動資産(金融商品、繰延税金資産、退職後給付資産及び保険契約から生じる権利を除く)は次のとおりであります。なお、売上高は販売先の国又は地域によっております。非流動資産は資産の所在地によっております。

 

前連結会計年度(自  2018年4月1日  至  2019年3月31日)

 

(単位:百万円)

 

日本

中国

ドイツ

アメリカ

韓国

メキシコ

フランス

その他

合計

売上高

8,782

14,443

4,616

3,728

1,317

863

919

7,827

42,498

非流動資産

17,725

1,664

180

1,818

21,389

 

 

当連結会計年度(自  2019年4月1日  至  2020年3月31日)

 

(単位:百万円)

 

日本

中国

ドイツ

アメリカ

韓国

メキシコ

フランス

その他

合計

売上高

7,858

13,893

4,301

3,643

1,633

867

806

6,462

39,468

非流動資産

13,539

1,995

95

1,891

17,521

 

 

(4) 主要な顧客に関する情報

単一の外部顧客への売上高のうち、連結売上高の10%以上を占める相手先がないため、記載を省略しております。

 

 

5.現金及び現金同等物

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2019年3月31日)

当連結会計年度
(2020年3月31日)

現金及び預金

8,231

10,060

連結キャッシュ・フロー計算書における現金及び現金同等物

8,231

10,060

 

 

6.営業債権

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2019年3月31日)

当連結会計年度
(2020年3月31日)

受取手形及び電子記録債権

587

491

売掛金

10,057

9,453

貸倒引当金

△39

△38

合  計

10,605

9,906

 

 

7.棚卸資産

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2019年3月31日)

当連結会計年度
(2020年3月31日)

製品

6,389

4,823

半製品

880

915

仕掛品

3,295

3,195

原材料及び貯蔵品

3,835

4,002

合  計

14,401

12,936

費用として認識された棚卸資産評価損金額 (注) 1

1,919

1,680

費用として認識された棚卸資産評価損の戻入金額 (注) 1、2

△3,289

△1,915

 

(注) 1  評価損及び戻入金額は、売上原価に計上しております。

2  個々の棚卸資産について戻入金額を把握することが困難なため、金額は洗替によっております。

3  担保に供されている棚卸資産はありません。

 

8.その他の流動資産

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2019年3月31日)

当連結会計年度
(2020年3月31日)

前払費用

206

241

未収入金

1,841

277

前渡金

24

41

未収消費税及び付加価値税

1,514

1,712

その他

297

246

合  計

3,885

2,520

 

 

 

9.有形固定資産

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自  2018年4月1日  至  2019年3月31日)

土地

建物
及び構築物

機械装置
及び運搬具

工具器具
及び備品

建設仮勘定

取得原価:

 

 

 

 

 

 

期首残高

3,686

30,282

77,326

5,625

2,860

119,781

取得

356

1,386

286

252

2,281

処分

△3,810

△3,917

△293

△33

△8,054

外貨換算差額

0

△83

△339

△12

△17

△452

振替その他

77

2,030

1

△2,118

△8

期末残高

3,687

26,822

76,487

5,607

942

113,547

減価償却累計額及び減損損失累計額:

 

 

 

 

 

 

期首残高

△21,785

△68,696

△4,894

△785

△96,162

減価償却費

△953

△2,164

△253

△3,371

減損損失

△232

△162

△1

△396

処分

2,929

3,910

256

16

7,113

外貨換算差額

58

304

11

0

373

振替その他

△0

△690

△2

691

△0

期末残高

19,983

67,499

4,883

76

92,443

帳簿価額

3,687

6,839

8,987

723

865

21,104

 

 

(単位:百万円)

 

当連結会計年度

(自  2019年4月1日  至  2020年3月31日)

土地

建物
及び構築物

機械装置
及び運搬具

工具器具
及び備品

建設仮勘定

使用権資産

取得原価:

 

 

 

 

 

 

 

期首残高

3,687

26,822

76,487

5,607

942

113,547

IFRS第16号適用に伴う調整

△89

△82

1,379

1,207

期首残高(調整後)

3,687

26,822

76,398

5,525

942

1,379

114,755

取得

358

922

226

497

1,093

3,099

処分

△60

△690

△7,697

△814

△0

△107

△9,370

外貨換算差額

△13

△185

△1,095

△62

△28

△61

△1,447

振替その他

23

522

27

△587

△13

期末残高

3,613

26,328

69,050

4,902

824

2,304

107,023

減価償却累計額及び減損損失累計額:

 

 

 

 

 

 

 

期首残高

△19,983

△67,499

△4,883

△76

△92,443

IFRS第16号適用に伴う調整

46

48

△95

期首残高(調整後)

△19,983

△67,453

△4,835

△76

△95

△92,443

減価償却費

△707

△2,136

△238

△543

△3,626

減損損失

△941

△1,783

△708

△45

△124

△329

△3,932

処分

590

7,665

792

37

9,086

外貨換算差額

125

957

57

2

14

1,158

振替その他

△39

40

0

期末残高

941

21,756

61,714

4,269

157

916

89,757

帳簿価額

2,671

4,571

7,335

632

666

1,387

17,266

 

(注) 1  減価償却費は、売上原価、販売費及び一般管理費、研究開発費及びその他の営業費用に計上しております。

2  所有権に対する制限及び担保に供されている有形固定資産はありません。

 

 

(1) リース資産

リース資産の帳簿価額は次のとおりであります。

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2019年3月31日)

機械装置及び運搬具

42

工具器具及び備品

33

 

 

なお、ファイナンス・リースにより新規取得した有形固定資産は次のとおりであります。

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自  2018年4月1日

至  2019年3月31日)

ファイナンス・リースにより新規取得した有形固定資産

19

 

 

(2) 建設仮勘定

建設仮勘定の内訳は次のとおりであります。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2019年3月31日)

当連結会計年度
(2020年3月31日)

水晶振動子、水晶機器用の生産設備

865

666

 

 

(3) 減損損失

当社グループは、会社別・事業所別に、他の資産又は資産グループからのキャッシュ・インフローとは概ね独立したキャッシュ・インフローを生成させるものとして識別される資産グループの最小単位(資金生成単位)を基礎としてグルーピングを行っております。将来の活用が見込まれていない遊休資産は、個々の資産単位をグループとしております。

前連結会計年度においては、生産体制の見直し及び再構築により遊休化した、主に移動体市場向けの水晶振動子製造設備及び当社子会社である古川エヌ・デー・ケー㈱の光学製品向け施設について、減損損失としてその他の営業費用に計上いたしました。

当連結会計年度においては、採算が厳しい移動体通信市場向けの売上高が今後縮小する見通しであったことから、主に移動体通信市場向けの生産を行っている函館エヌ・デー・ケー㈱の共用資産について減損損失を計上いたしました。また、蘇州日本電波工業有限公司の工場移転に伴い不要となる固定資産についても減損損失を計上しております。さらに、新型コロナウイルスの影響により車載市場向けの売上高が落ち込むことが予想されることから、主に車載市場向けの水晶振動子、水晶機器の生産を行う古川エヌ・デー・ケー㈱、蘇州日本電波工業有限公司、蘇州日電波電子工業有限公司の製造設備等について減損損失を計上いたしました。

なお減損損失は、連結包括利益計算書の「売上原価」及び「その他の営業費用」に計上しております。

減損損失を計上した有形固定資産は次のとおりであります。

(単位:百万円)

前連結会計年度
(自  2018年4月1日  至  2019年3月31日)

当連結会計年度
(自  2019年4月1日  至  2020年3月31日)

場所

内訳

種類

金額

場所

内訳

種類

金額

狭山事業所
(埼玉県狭山市)

遊休資産

機械装置他

163

古川エヌ・デー・ケー㈱
(宮城県大崎市)

水晶振動子
・水晶機器

土地・建物
・機械装置他

1,180

古川エヌ・デー・ケー㈱
(宮城県大崎市)

遊休資産

建物他

233

函館エヌ・デー・ケー㈱
(北海道函館市)

共用資産

土地・
建物他

1,884

合計

396

蘇州日本電波工業有限公司
(中国江蘇省蘇州市)

水晶振動子
・水晶機器

機械装置他

413

当該資産グループの回収可能価額は処分コスト控除後の公正価値により測定しております。処分コスト控除後の公正価値は、処分価額から処分に要する費用を控除した額をもって算定しております。

遊休資産

機械装置

78

蘇州日電波電子工業有限公司
(中国江蘇省蘇州市)

水晶振動子
・水晶機器

建物他

376

合計

3,932

当該資産グループの回収可能価額は使用価値または処分コスト控除後の公正価値により測定しております。使用価値は、将来キャッシュ・フローを税引前の8.0~14.3%で割り引いて算定し、処分コスト控除後の公正価値は、処分価額から処分に要する費用を控除した額をもって算定しております。

 

 

 

10.無形資産

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自  2018年4月1日  至  2019年3月31日)

ソフトウエア

のれん

特許権

その他

取得原価:

 

 

 

 

 

期首残高

693

1,356

35

46

2,131

取得

50

43

94

処分

△97

△97

外貨換算差額

4

0

4

振替その他

11

11

期末残高

650

1,356

35

101

2,144

償却累計額及び
減損損失累計額:

 

 

 

 

 

期首残高

△501

△1,341

△22

△15

△1,879

償却額

△92

△2

△2

△97

処分

97

97

外貨換算差額

△4

△4

期末残高

500

1,341

25

17

1,884

帳簿価額

150

15

9

84

259

 

 

 

(単位:百万円)

 

当連結会計年度

(自  2019年4月1日  至  2020年3月31日)

ソフトウエア

のれん

特許権

その他

取得原価:

 

 

 

 

 

期首残高

650

1,356

35

101

2,144

取得

30

2

33

処分

△48

△48

外貨換算差額

△5

△0

△5

振替その他

53

△46

7

期末残高

681

1,356

35

57

2,131

償却累計額及び
減損損失累計額:

 

 

 

 

 

期首残高

△500

△1,341

△25

△17

△1,884

償却額

△66

△2

△2

△71

処分

48

48

外貨換算差額

4

4

期末残高

514

1,341

28

19

1,903

帳簿価額

167

15

6

38

228

 

(注)  償却額は、売上原価、販売費及び一般管理費、及び研究開発費に計上しております。

 

 

11.その他の金融資産

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2019年3月31日)

当連結会計年度
(2020年3月31日)

株式及び投資信託

1,207

603

ゴルフ会員権等

108

101

敷金

100

98

長期未収入金

92

合  計

1,508

803

 

 

12.その他の非流動資産

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2019年3月31日)

当連結会計年度
(2020年3月31日)

長期前払費用

25

26

保険積立金

197

205

その他

7

7

合  計

230

240

 

 

13.営業債務その他の未払勘定

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2019年3月31日)

当連結会計年度
(2020年3月31日)

買掛金

4,690

3,470

未払費用

2,936

3,286

その他

1,000

764

合  計

8,627

7,520

 

 

14.その他の流動負債

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2019年3月31日)

当連結会計年度
(2020年3月31日)

有給休暇引当額

461

443

前受金

289

1,269

その他

169

87

合  計

920

1,800

 

 

 

15.借入金等

有利子負債の内訳は次のとおりであります。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2019年3月31日)

当連結会計年度
(2020年3月31日)

短期借入金

 

 

無担保金融機関借入金

6,508

16,861

1年内返済予定の長期借入金

 

 

無担保金融機関借入金

10,704

7,698

リース負債

27

479

合  計

17,240

25,039

長期借入金

 

 

無担保金融機関借入金

14,805

7,987

リース負債

55

1,297

合  計

14,861

9,285

 

(注) 1  長期債務の返済又は償還期限ごとの金額は次のとおりであります。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2019年3月31日)

当連結会計年度
(2020年3月31日)

1年超2年以内

7,672

4,856

2年超3年以内

4,075

2,576

3年超4年以内

2,229

1,090

4年超5年以内

881

80

5年超

3

681

合  計

14,861

9,285

 

 

2 有利子負債の連結会計年度末における実効金利及び期日到来額は次のとおりであります。

前連結会計年度(2019年3月31日)

(単位:百万円)

 

実効金利
(加重平均)

帳簿価額

 

1年以内

1年超

合計

短期借入金

 

 

 

 

無担保銀行借入(固定金利)

1.12%

6,508

6,508

 

 

 

 

 

長期債務

 

 

 

 

無担保銀行借入(固定金利) (注)

0.51%

7,141

9,754

16,896

無担保銀行借入(変動金利)

0.44%

3,562

5,051

8,613

リース負債

2.31%

27

55

83

 

(注)  金利スワップ取引により、実質的に固定金利になる長期借入金については、無担保銀行借入(固定金利)に含めております。

 

当連結会計年度(2020年3月31日)

(単位:百万円)

 

実効金利
(加重平均)

帳簿価額

 

1年以内

1年超

合計

短期借入金

 

 

 

 

無担保銀行借入(固定金利)

1.66%

16,861

16,861

 

 

 

 

 

長期債務

 

 

 

 

無担保銀行借入(固定金利) (注)

0.57%

4,765

5,622

10,388

無担保銀行借入(変動金利)

0.43%

2,932

2,365

5,298

リース負債

0.52%

479

1,297

1,777

 

(注)  金利スワップ取引により、実質的に固定金利になる長期借入金については、無担保銀行借入(固定金利)に含めております。

 

3  外貨及び流動性リスクに関しては、注記29.に記載しております。

 

 

16.従業員給付

(1) 退職後給付
① 確定給付制度

当社及び一部の子会社は、従業員に対し確定給付型の退職給付制度を設けております。給付額は、退職時の給与水準、勤務期間等の要因により決定されます。確定給付制度債務は割引率等の様々な年金数理計算上の仮定に基づき測定されているため、それらの仮定の変動によるリスクにさらされております。

連結財政状態計算書上の確定給付負債は次のとおりであります。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2019年3月31日)

当連結会計年度
(2020年3月31日)

確定給付制度債務(制度資産あり)

7,667

7,375

制度資産の公正価値

△6,778

△6,743

差  引

889

631

確定給付制度債務(制度資産なし)

2,308

2,030

連結財政状態計算書上の確定給付負債

3,198

2,661

 

 

確定給付制度債務の現在価値の変動は次のとおりであります。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自  2018年4月1日

至  2019年3月31日)

当連結会計年度

(自  2019年4月1日

至  2020年3月31日)

確定給付制度債務(期首)

10,056

9,976

制度より支払われた給付額

△452

△428

会社が支払った給付額

△174

△379

勤務費用 (注) 2

546

536

利息費用 (注) 2

29

29

数理計算上の差異 (注) 3

△28

△328

確定給付制度債務(期末)

9,976

9,405

 

(注) 1  確定給付債務の加重平均デュレーションは、前連結会計年度10年、当連結会計年度9年であります。

2  勤務費用及び利息費用(制度資産に係る利息収益控除後の純額)は、売上原価、販売費及び一般管理費、及び研究開発費に計上しております。

3  数理計算上の差異は、財務上の仮定の変更等により生じたものであります。

 

制度資産の公正価値の変動は次のとおりであります。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自  2018年4月1日

至  2019年3月31日)

当連結会計年度

(自  2019年4月1日

至  2020年3月31日)

制度資産の公正価値(期首)

6,607

6,778

事業主による拠出 (注)

536

526

制度より支払われた給付額

△452

△428

利息収益

19

19

制度資産に係る収益(利息収益を除く)

67

△151

制度資産の公正価値(期末)

6,778

6,743

 

(注)  翌連結会計年度の確定給付制度への拠出見込額は414百万円であります。

 

制度資産の運用については、年金及び一時金の給付を将来にわたり確実に行うため、中期的な下振れリスクに留意しつつ、必要とされる総合収益を長期的に確保することを目標としております。この目標を達成するために最適な基本ポートフォリオを策定し、これに基づく資産配分を維持するよう努め、必要に応じてリバランスの要否について検討することとしております。

 

制度資産の構成は次のとおりであります。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2019年3月31日)

当連結会計年度
(2020年3月31日)

合同運用信託 (注) 1

5,023

4,937

生保一般勘定 (注) 2

1,525

1,564

その他

229

241

合  計

6,778

6,743

 

(注) 1  合同運用信託の投資先の割合は、(前連結会計年度末)国内債券64%、国内株式12%、海外株式14%、海外債券その他10%、(当連結会計年度末)国内債券66%、国内株式10%、海外株式10%、海外債券その他14%となっております。合同運用信託には活発な市場における市場相場価格はありませんが、合同運用信託内の投資先には活発な市場に上場している株式および債券が含まれます。

2  一定の予定利率と元本が保証されている団体年金の一般勘定であり、活発な市場における市場相場価格はありません。

 

数理計算に用いた主要な仮定は次のとおりであります。

 

前連結会計年度
(2019年3月31日)

当連結会計年度
(2020年3月31日)

割引率

0.3%

0.4%

 

(注)  数理計算上の仮定には、上記以外に死亡率、退職率、予想昇給率等が含まれます。

 

割引率が変動した場合の確定給付制度債務に与える影響額は次のとおりであります。なお、本分析では割引率以外の変動要因は一定であることを前提としております。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2019年3月31日)

当連結会計年度
(2020年3月31日)

割引率  0.1%上昇

△101

△87

割引率  0.1%低下

102

88

 

 

② 確定拠出制度

上記制度に加え、当社及び大部分の子会社で、現地の慣行や規則に基づいた確定拠出制度に支出しております。グループ全体の拠出額は次のとおりであります。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自  2018年4月1日

至  2019年3月31日)

当連結会計年度

(自  2019年4月1日

至  2020年3月31日)

拠出額

1,171

1,057

 

(注)  上記費用は、売上原価、販売費及び一般管理費、及び研究開発費に計上しております。

 

③ 複数事業主制度

当社は、複数事業主制度である東京都電機企業年金基金に加入しております。当制度は確定給付制度でありますが、自社の拠出に対応する年金資産の額が合理的に計算できないため、確定拠出制度と同様に拠出額を売上原価、販売費及び一般管理費、及び研究開発費に計上しております。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自  2018年4月1日

至  2019年3月31日)

当連結会計年度

(自  2019年4月1日

至  2020年3月31日)

拠出額

144

137

 

(注) 1  拠出額は、加入者の標準給与に一定率を乗じた額により算出されます。積立不足が発生した場合は、一定期間拠出額が増加する可能性があります。

2  当制度に拠出した資産は、他の事業主の従業員への年金給付に用いられる可能性があります。また、他の事業主が当制度への拠出を中断した場合、その積立不足額について、残りの事業主が負担させられる可能性があります。

3  翌連結会計年度(自  2020年4月1日  至  2021年3月31日)の拠出見込額は124百万円であります。

 

 

入手可能な直近の情報に基づく制度全体の積立状況は次のとおりであります。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2019年3月31日)

2018年3月31日現在

当連結会計年度
(2020年3月31日)

2019年3月31日現在

年金資産の額

130,908

127,216

年金財政計算上の数理債務の額と最低責任準備金の額との合計額

146,380

141,568

差引額

△15,471

△14,351

(差引額の要因)

 

 

剰余金

4,850

△828

別途積立金

△1,486

3,363

未償却過去勤務債務残高

△18,834

△16,886

合  計

△15,471

△14,351

過去勤務債務の償却方法

20年の元利均等償却

同左

制度全体に占める当社の掛金拠出割合

2.83%

2.88%

 

(注) 1  当制度から脱退する場合、制度全体に占める当社の拠出割合に応じた積立不足額の支払いを要求される可能性があります。

2  上記金額は、IAS第19号「従業員給付」に準拠したものではありません。

 

(2) 解雇給付

当社及び一部の子会社では、早期退職による追加的な補償として支払った以下の金額を売上原価又はその他の営業費用に計上しております。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自  2018年4月1日

至  2019年3月31日)

当連結会計年度

(自  2019年4月1日

至  2020年3月31日)

費用計上額

8

2,327

 

 

17.資本金及びその他の資本項目

(1) 資本金及び資本剰余金

① 発行済株式数及び自己株式数

 

前連結会計年度

(自  2018年4月1日

至  2019年3月31日)

当連結会計年度

(自  2019年4月1日

至  2020年3月31日)

株式の種類  (注)1

普通株式

普通株式

授権株式数 (株)

40,000,000

40,000,000

発行済株式数 (株) (注)2

 

 

期首

20,757,905

20,757,905

期中増減

期末

20,757,905

20,757,905

自己株式数 (株)

 

 

期首

1,132,818

1,133,154

期中増減  (注)3

336

414

期末

1,133,154

1,133,568

 

(注) 1  普通株式は無額面であります。

2  発行済株式は、全額払込済みとなっております。

3  期中増減の主な要因は、単元未満株式の買取又は買増請求によるものであります。

 

② 自己株式

再取得した資本は自己株式として分類し、直接取引費用を含む支払合計額を資本の控除項目として認識しております。自己株式を売却した場合は、受取対価を資本の増加として認識し、当該取引により生じた差額は株式払込剰余金で認識しております。

 

(2) その他の資本の構成要素

① その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産の認識を中止するまでの公正価値の変動の累積額であります。

 

② 在外営業活動体の換算差額

機能通貨が日本円以外である在外営業活動体の財務諸表を連結する際に発生した換算差額であります。

③ キャッシュ・フロー・ヘッジ

キャッシュ・フロー・ヘッジとして指定されたデリバティブ取引の公正価値の変動額のうち有効と認められる部分であります。

 

18.配当金

前連結会計年度(自  2018年4月1日  至  2019年3月31日)

(1) 配当金支払額

該当事項はありません。

 

(2) 基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結会計年度となるもの

該当事項はありません。

 

当連結会計年度(自  2019年4月1日  至  2020年3月31日)

(1) 配当金支払額

該当事項はありません。

 

(2) 基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結会計年度となるもの

該当事項はありません。

 

19.売上高

(1) 収益の分解

当社グループの事業内容は、水晶振動子、水晶機器等の水晶デバイス、応用機器、人工水晶及び水晶片等の水晶関連製品の一貫製造とその販売であり、当事業で計上する収益を、顧客との契約に従い売上高として計上しております。

顧客との契約から認識した収益の分解は、「4.セグメント情報 (2) 製品及びサービスに関する情報」に記載しております。

 

(2) 顧客との契約から生じた負債

顧客との契約から生じた負債は、以下のとおりであります。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2019年3月31日)

当連結会計年度
(2020年3月31日)

契約負債

289

238

 

契約負債は、主に顧客から商品の代金として受領した前受金であります。

認識した収益のうち、期首現在の契約負債残高に含まれていた金額は、前連結会計年度184百万円、当連結会計年度113百万円であります。

 

(3) 残存履行義務に配分する取引価格

一部顧客との契約における残存履行義務に配分した取引価額の総額及び収益の認識が見込まれる期間は、以下のとおりであります。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2019年3月31日)

当連結会計年度
(2020年3月31日)

1年以内

38

66

1年超

250

171

合  計

289

238

 

 

 

当社グループにおいては、上記を除いて個別の契約期間が1年を超える取引がないため、実務上の便法を使用し、当初の予想残存期間が1年以内の残存履行義務に関する情報の記載を省略しております。また、顧客との契約から生じる対価の中に、取引価格に含まれていない重要な金額はありません。

 

20.売上原価

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自  2018年4月1日

至  2019年3月31日)

当連結会計年度

(自  2019年4月1日

至  2020年3月31日)

原材料費

16,421

14,717

外注加工費

484

403

製品及び仕掛品増減額 (△は増加)

159

1,508

労務費 (注記24.参照)

10,797

9,808

減価償却費及び償却額 (注記25.参照)

2,931

2,877

電力費

2,379

2,177

減損損失

1,970

その他

2,641

2,233

合  計

35,497

35,696

 

 

21.販売費及び一般管理費

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自  2018年4月1日

至  2019年3月31日)

当連結会計年度

(自  2019年4月1日

至  2020年3月31日)

人件費 (注記24.参照)

3,291

3,181

減価償却費及び償却額 (注記25.参照)

240

460

支払手数料

376

347

発送費

679

589

旅費交通費

296

239

福利厚生費

172

159

賃借料

236

24

租税公課

201

189

修繕費

125

122

その他

634

609

合  計

6,255

5,922

 

(注)  IFRS第16号の適用により、従来、旅費交通費、福利厚生費、賃借料及びその他に含めて表示していた費用のうち、当連結会計年度において235百万円を減価償却費として会計処理しております。なお、経過措置として認められている、本基準の適用による累積的影響を適用開始日に認識する方法を採用しており、比較年度の数値は修正しておりません。

 

22.研究開発費

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自  2018年4月1日

至  2019年3月31日)

当連結会計年度

(自  2019年4月1日

至  2020年3月31日)

人件費 (注記24.参照)

1,066

1,016

減価償却費及び償却額 (注記25.参照)

214

210

材料費

428

320

その他

174

136

合  計

1,884

1,684

 

 

 

23.その他の営業収益及び営業費用

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自  2018年4月1日

至  2019年3月31日)

当連結会計年度

(自  2019年4月1日

至  2020年3月31日)

設備賃貸料収入 (注) 1

94

73

固定資産売却益(注)2

915

1

政府補助金(注)3

58

174

受取保険金(注)4

49

土地使用権売却益(注)5

1,035

その他の収益

113

123

その他の営業収益 計

2,217

423

固定資産処分損

5

90

減損損失

396

1,962

休止固定資産減価償却費

20

82

和解費用

25

2

構造改革費用(注)6

2,500

災害による損失(注)7

42

その他の費用

224

195

その他の営業費用 計

672

4,875

 

(注) 1  主に中国子会社が所有する建物の一部を賃貸しております。

2  主に中国子会社が所有する建物の売却益(前連結会計年度)であります。

3  主に国又は地方公共団体から受領した従業員の雇用及び設備投資の実施に係る補助金並びに日銀の制度融資を利用した低利の借入金による便益を、関連する費用を認識する期間にわたり政府補助金として認識しております。

4  2019年10月に発生した台風19号による在庫被害に対して受領した保険金であります。

5  中国子会社が所有する土地使用権を政府に返却したことに伴う売却益であります。

6  蘇州日本電波工業有限公司の工場移転に伴う従業員に対する経済補償金及び当社の人員削減に伴う希望退職者への特別加算金等であります。

7  2019年10月に発生した台風19号の被害による在庫の廃棄損であります。

 

24.人件費

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自  2018年4月1日

至  2019年3月31日)

当連結会計年度

(自  2019年4月1日

至  2020年3月31日)

賃金及び給与手当

12,145

11,249

退職給付費用

1,871

1,741

解雇給付

8

2,327

法定福利費その他

1,129

1,015

合  計

15,155

16,333

 

 

25.減価償却費及び償却額

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自  2018年4月1日

至  2019年3月31日)

当連結会計年度

(自  2019年4月1日

至  2020年3月31日)

有形固定資産

 

 

売上原価

2,917

2,865

販売費及び一般管理費

165

409

研究開発費

205

200

その他の営業費用

81

150

小  計

3,371

3,626

無形資産

 

 

売上原価

14

11

販売費及び一般管理費

74

50

研究開発費

9

9

小  計

97

71

合  計

3,469

3,697

 

 

 

26.金融収益及び金融費用

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自  2018年4月1日

至  2019年3月31日)

当連結会計年度

(自  2019年4月1日

至  2020年3月31日)

受取利息

 

 

償却原価で測定する金融資産

47

45

受取配当金

 

 

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産

15

14

純損益を通じて公正価値で測定する金融資産

6

22

その他の金融資産売却益

 

 

純損益を通じて公正価値で測定する金融資産

132

94

デリバティブ評価益

 

 

純損益を通じて公正価値で測定する金融資産

27

その他

5

金融収益 計

201

210

支払利息

 

 

引当金の時の経過による割戻し

0

0

償却原価で測定する金融負債

252

303

リース負債に係る金利費用

8

その他の金融資産評価損

 

 

純損益を通じて公正価値で測定する金融資産

176

45

デリバティブ評価損

 

 

純損益を通じて公正価値で測定する金融資産

13

為替差損

218

208

その他

4

2

金融費用 計

665

568

 

 

27.法人所得税

繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は次のとおりであります。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2019年3月31日)

当連結会計年度

(2020年3月31日)

繰延税金資産

 

 

未払賞与

17

11

棚卸資産評価損

24

18

減損損失

139

棚卸資産未実現利益

51

41

減価償却費及び償却額

15

11

税務上の繰越欠損金

651

409

その他

86

81

小  計

985

575

繰延税金負債との相殺

△450

△45

繰延税金資産 計

535

529

繰延税金負債

 

 

減価償却費及び償却額

△137

△101

その他の金融資産評価差益

△44

△46

土地使用権及び固定資産売却益

△405

その他

△111

△246

小  計

△699

△393

繰延税金資産との相殺

450

45

繰延税金負債 計

△248

△348

繰延税金資産の純額

286

181

 

 

 

繰延税金資産を認識していない将来減算一時差異及び税務上の繰越欠損金は次のとおりであります。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2019年3月31日)

当連結会計年度

(2020年3月31日)

将来減算一時差異

16,994

19,958

税務上の繰越欠損金

16,132

18,141

合  計

33,126

38,100

 

 

上記項目にかかる繰延税金資産は、当社グループがその便益を利用するために必要となる将来の課税所得が発生する可能性が高くないため認識しておりません。将来減算一時差異は、現行の税法上は失効することはありません。当社及び一部の子会社の税務上の繰越欠損金の失効予定は次のとおりであります。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2019年3月31日)

当連結会計年度

(2020年3月31日)

1年目

3,279

1,242

2年目

1,242

538

3年目

538

1,824

4年目

1,824

2,257

5年目以降

11,498

14,626

 

 

繰延税金負債を認識していない、子会社に対する投資に係る一時差異は次のとおりであります。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2019年3月31日)

当連結会計年度

(2020年3月31日)

当社が予測可能な将来において配当を行わないと決定したため、繰延税金負債を認識していない在外子会社に対する投資に関連した一時差異

158

79

 

 

繰延税金資産の純額の増減は次のとおりであります。

(単位:百万円)

 

2018年
4月1日
残高

純損益で認識された額

直接資本で認識された額

その他の包括利益で認識された額

2019年
3月31日
残高

純損益で認識された額

直接資本で認識された額

その他の包括利益で認識された額

2020年
3月31日
残高

未払賞与

34

△16

17

△6

11

棚卸資産評価損

163

△139

24

△5

18

その他の金融資産の公正価値の変動

△10

△35

0

△44

3

△5

△46

減損損失

4

135

139

△139

棚卸資産未実現損益

63

△12

51

△9

41

減価償却費及び償却額

△139

17

△122

31

△90

税務上の繰越欠損金

329

321

651

△241

409

土地使用権及び固定資産売却益

△405

△405

405

その他

4

△29

△25

△20

△117

△163

合  計

449

△164

0

286

18

△123

181

 

(注)  純損益で認識された額の合計と繰延税金費用合計との差額は、為替の変動によるものであります。

 

法人所得税費用の構成は次のとおりであります。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自  2018年4月1日

至  2019年3月31日)

当連結会計年度

(自  2019年4月1日

至  2020年3月31日)

当期税金費用 (注)

47

93

繰延税金費用

 

 

一時差異の発生及び解消

190

△2,843

税務上の繰越欠損金の利用又は認識

△307

222

未認識の税務上の繰越欠損金又は一時差異の影響額

265

2,592

小  計

147

△29

法人所得税費用 計

194

64

 

(注)  当期税金費用には、従前は未認識であった税務上の繰越欠損金の利用が含まれております。これに伴う当期税金費用の減少額は、前連結会計年度23百万円、当連結会計年度0百万円であります。

 

 

会計上の利益に適用税率を乗じた額と、法人所得税費用との調整表は次のとおりであります。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自  2018年4月1日

至  2019年3月31日)

当連結会計年度

(自  2019年4月1日

至  2020年3月31日)

税引前当期損失(△)

△56

△8,644

適用税率における税額 (注)

△17

△2,705

損金算入できない費用

55

66

受取配当金の益金不算入額

△1

△1

在外子会社の税率差異による影響額

△100

148

未認識の税務上の繰越欠損金又は一時差異の影響額

265

2,592

その他

△6

△35

法人所得税費用 計

194

64

 

(注)  適用税率は、当社の法定実効税率(前連結会計年度31.3%、当連結会計年度31.3%)を使用しております。

 

28.1株当たり利益

 

 

前連結会計年度

(自  2018年4月1日

至  2019年3月31日)

当連結会計年度

(自  2019年4月1日

至  2020年3月31日)

親会社の普通株主に帰属する当期損失(△)

△251百万円

△8,709百万円

発行済普通株式の加重平均株式数

19,624,946株

19,624,598株

基本的1株当たり当期損失(△)

△12.80円

△443.79円

 

(注) 1  基本的1株当たり当期損失(△)は、親会社の普通株主に帰属する当期損失(△)を、連結会計年度中の発行済普通株式の加重平均株式数により除して算出しております。

2  希薄化効果を有する潜在株式は存在しておりません。

 

29.金融商品

当社グループの通常の営業過程において、信用リスク、流動性リスク、金利リスク及び為替リスクが発生しております。

(1) 信用リスク

信用リスクとは、顧客又は金融商品の取引相手が契約上の義務を果たすことができなかった場合に当社グループが負う財務上の損失リスクです。

経営者はリスク管理方針に基づき、信用リスクにさらされている金融資産を継続的に監視するとともに、一定額以上の与信を必要とする顧客について外部信用調査会社のレポート等を参考に信用評価を行っております。当連結会計年度末時点において、当社グループは、顧客に対して金融資産に対する担保は要求しておりません。

現金及び現金同等物、デリバティブ金融商品等の金融取引は、信用度の高い金融機関とのみ行っており、信用リスクはほとんどないと判断しております。営業債権以外の償却原価により測定する金融資産については、12ヶ月以内に生じる予想信用損失と等しい金額で貸倒引当金を測定しておりますが、過去の実績率や将来の経済状況等を勘案し、金額的に重要性がないと見込まれるため貸倒引当金を計上しておりません。

なお、当連結会計年度末時点において、重要な信用リスクの発生はありません。

デリバティブ金融商品を含む金融資産の信用リスクの最大エクスポージャーは、それぞれ帳簿価額として連結財政状態計算書に表示しております。

連結会計年度末時点における営業債権の信用リスクの最大エクスポージャーは次のとおりであります。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2019年3月31日)

当連結会計年度

(2020年3月31日)

営業債権

10,605

9,906

 

 

 

営業債権に係る地域別信用リスクの最大エクスポージャーは次のとおりであります。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2019年3月31日)

当連結会計年度

(2020年3月31日)

日本

3,671

3,165

アジア(日本を除く)

4,268

4,139

欧州

1,839

1,646

北米

825

955

合  計

10,605

9,906

 

 

当社グループは、営業債権等の償却原価で測定する金融資産について、回収可能性や信用リスクの著しい増大等を考慮のうえ、将来の予想信用損失を測定し、貸倒引当金を計上しております。ただし、当社グループが保有する全ての営業債権については、重大な金融要素を含んでいないため、信用リスクの著しい増大を考慮せず、常に貸倒引当金を全期間の予想信用損失と同額で測定しております。営業債権は、法人顧客に関する債権であり、信用リスクの特性がほぼ同質的であることから全体を一つのグループとして設定し、過去の貸倒実績率に将来の状況を加味した引当率を利用し、貸倒引当金を集合的に計上しております。

また、当社グループは、営業債権等について、以下の状況となった場合に債務不履行とみなしております。

・取引先の深刻な財政困難

・取引先が破産やその他財政再建が必要な状態に陥る可能性増加

債務不履行となった場合には信用減損金融資産としており、個別債権ごとに過去の信用損失の実績及び将来の回収可能見込額等を加味し、個別で評価しております。

営業債権に対する引当額は、受け取るべき金額を回収することが不可能であることを確信するまでの過程で使用しており、回収不能であると判断した際に、当該金融資産の総額の帳簿価額を直接償却しております。前連結会計年度末における信用減損金融資産は25百万円、当連結会計年度末における信用減損金融資産は25百万円です。

 

営業債権に係る貸倒引当額の増減は次のとおりであります。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2019年3月31日)

当連結会計年度

(2020年3月31日)

期首残高

54

39

当期計上額

5

当期戻入額

△0

△3

直接償却

△15

△0

為替換算差額

1

△2

期末残高

39

38

 

 

(2) 流動性リスク

流動性リスクは、当社グループが期限の到来した金融負債の返済義務を履行するにあたり困難に直面するリスクでありますが、当社グループは、適切な返済資金を準備するとともに、継続的にキャッシュ・フローの計画と実績をモニタリングすることで管理しており、更に金融機関より随時利用可能な信用枠を確保しているため、このようなリスクは少ないと考えております。また、金融資産及び金融負債の満期分析も定期的に更新しております。

金融負債(金利支払いを含み、相殺契約の影響を除外しております)の契約上の期日は次のとおりであります。

 

前連結会計年度(2019年3月31日)

(単位:百万円)

 

帳簿価額

契約上の金額

1年以内

1年超
2年以内

2年超
3年以内

3年超
4年以内

4年超
5年以内

5年超

非デリバティブ金融負債

 

 

 

 

 

 

 

 

短期借入金

6,508

△6,581

△6,581

長期借入金(固定金利) (注)

16,896

△17,030

△7,210

△5,000

△2,534

△1,507

△777

長期借入金(変動金利)

8,613

△8,669

△3,592

△2,701

△1,550

△724

△100

リース負債

83

△86

△29

△24

△16

△7

△6

△3

営業債務その他の未払勘定等

8,860

△8,860

△8,627

△232

デリバティブ金融負債

 

 

 

 

 

 

 

 

為替予約

21

△21

△21

金利スワップ

53

△53

△53

通貨スワップ

37

△37

△37

合  計

41,074

△41,340

△26,153

△7,727

△4,100

△2,239

△883

△235

 

 

当連結会計年度(2020年3月31日)

(単位:百万円)

 

帳簿価額

契約上の金額

1年以内

1年超
2年以内

2年超
3年以内

3年超
4年以内

4年超
5年以内

5年超

非デリバティブ金融負債

 

 

 

 

 

 

 

 

短期借入金

16,861

△17,141

△17,141

長期借入金(固定金利) (注)

10,388

△10,469

△4,811

△3,031

△1,737

△888

長期借入金(変動金利)

5,298

△5,323

△2,949

△1,550

△724

△100

リース負債

1,777

△1,805

△487

△311

△130

△108

△83

△683

営業債務その他の未払勘定等

7,746

△7,746

△7,520

△225

デリバティブ金融負債

 

 

 

 

 

 

 

 

為替予約

7

△7

△7

金利スワップ

25

△25

△25

合  計

42,105

△42,519

△32,943

△4,892

△2,593

△1,097

△83

△908

 

(注)  金利スワップ取引により実質的に固定金利になる長期借入金については、長期借入金(固定金利)に含めております。

 

当座貸越契約及び貸出コミットメントに係る借入未実行残高等は次のとおりであります。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2019年3月31日)

当連結会計年度
(2020年3月31日)

当座貸越極度額及び貸出コミットメントの総額

18,711

19,395

借入実行残高

6,508

13,991

(差引)借入未実行残高

12,202

5,404

借入未実行残高のうち、貸手側に融資の拒絶又は契約極度額の減少をすることができる旨の条項が付されている金額

3,311

1,404

 

 

(3) 金利リスク

当社は、グループ会社の資金調達について統制及び監視を行っており、借入額及び借入の諸条件について当社の承認を得ずに契約を締結することを禁じております。当社は固定金利か変動金利かを選択する際、契約締結時及び将来の経済状況について十分に考慮しており、更に契約締結後もその有効性を継続的に検証しております。

また、当社は金利の変動によるキャッシュ・フローの変動の影響を回避する目的で、金利スワップを利用することがあります。

変動金利商品の感応度分析

連結会計年度末において、金利が0.1%変動した場合の資本及び純損益への影響額は次のとおりであります。但し、本分析においてはその他の変動要因(特に為替レート)は一定であることを前提としております。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2019年3月31日)

当連結会計年度

(2020年3月31日)

 

0.1%上昇

0.1%下落

0.1%上昇

0.1%下落

 

資本

純損益

資本

純損益

資本

純損益

資本

純損益

変動金利商品 (注)

△10

△10

10

10

△15

△15

15

15

 

(注)  金利スワップ取引により実質的に固定金利になる長期借入金については除いております。

 

 

(4) 為替リスク

当社グループは、円貨以外の通貨の売上に対して為替リスクを有しており、このリスクは主に米ドルから生じております。なお、当社グループは外貨で認識された全ての営業債権のうち、少なくとも80%については先物為替予約による為替リスクヘッジを行っており、そのほとんどは4ヶ月以内に期日が到来するものです。また、その他の外貨建金融資産及び金融負債に関しても、短期的な貸借不均衡を是正するために、必要に応じスポット・レートによる外貨の売買を通じて、為替リスクの許容範囲を超えないように管理しております。なお、為替リスクは借入金からも発生しますが、これらについても通貨スワップによりリスクヘッジを行っております。外貨建金融資産及び金融負債に対するリスクヘッジのために先物為替予約又は通貨スワップを利用した場合の公正価値の変動、及び外貨建金融資産及び金融負債から生じる為替差損益は、いずれも連結包括利益計算書の金融収益及び金融費用(注記26.参照)で認識しております。

① 為替リスクのエクスポージャー

当社グループにおける主要な為替リスクのエクスポージャーは次のとおりであります。

前連結会計年度(2019年3月31日)

(単位:千通貨単位)

 

US$

GBP

EUR

RMB

MYR

SG$

HK$

営業債権

33,891

29

2,247

42,683

2,643

営業債務

△1,005

△316

△161

△54,558

△2,532

△0

短期借入金

△19,000

連結財政状態計算書の

エクスポージャー総額

13,885

△287

2,085

△11,874

110

△0

予定販売取引

10,200

590

6,876

予定購入取引

△1,750

△35,000

予定取引のエクスポージャー総額

8,450

590

△28,124

先物為替予約等

△41,137

△3,332

98,881

エクスポージャー純額

△18,801

△287

△656

58,882

110

△0

 

 

当連結会計年度(2020年3月31日)

(単位:千通貨単位)

 

US$

GBP

EUR

RMB

MYR

SG$

HK$

営業債権

30,379

8

2,468

47,270

1,980

0

営業債務

△534

△317

△129

△45,221

△414

短期借入金

△4,000

連結財政状態計算書の

エクスポージャー総額

25,844

△308

2,339

2,049

1,565

0

予定販売取引

11,154

703

8,102

予定購入取引

△2,201

△33,000

予定取引のエクスポージャー総額

8,953

703

△24,898

先物為替予約等

△55,334

△4,382

200,239

エクスポージャー純額

△20,536

△308

△1,340

177,390

1,565

0

 

(注)  主要通貨の為替レートについては、「3.重要な会計方針  (2) 外貨」に記載しております。

 

② 為替の感応度分析

連結会計年度末において、円が米ドルに対して10%円高になった場合に、資本及び純損益に与える影響額は次のとおりであります。但し、本分析においてはその他の変動要因(特に金利)は一定であることを前提としております。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2019年3月31日)

当連結会計年度

(2020年3月31日)

 

資本

純損益

資本

純損益

US$

△603

△603

△445

△445

 

 

連結会計年度末において、円が米ドルに対して10%円安になった場合に資本及び純損益に与える影響額は、その他の変動要因が一定の場合、上記と同額で反対の影響があります。

 

 

(5) 資本性金融商品の価格変動リスク

当社グループは、上場株式及び投資信託を保有しており、資本性金融商品の価格変動リスクにさらされております。当社グループは定期的に時価や発行体の財務内容を把握し、保有状況を継続的に見直しております。

資本性金融商品の感応度分析

連結会計年度末において、保有する上場株式及び投資信託の市場価格が10%変動した場合に、資本及び純損益に与える影響額は次のとおりであります。但し、本分析においてはその他の変動要因は一定であることを前提としております。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2019年3月31日)

当連結会計年度

(2020年3月31日)

 

10%上昇

10%下落

10%上昇

10%下落

 

資本

純損益

資本

純損益

資本

純損益

資本

純損益

上場株式及び投資信託

92

62

△95

△64

35

13

△36

△13

 

 

(6) 公正価値

① 公正価値及び帳簿価額

金融資産及び金融負債の公正価値及び連結財政状態計算書上の帳簿価額は次のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2019年3月31日)

 

帳簿価額

公正価値

公正価値で測定する資産

 

 

その他の金融資産

1,315

1,315

デリバティブ資産

8

8

償却原価で測定する資産

 

 

現金及び現金同等物

8,231

8,231

営業債権その他の受取勘定

12,447

12,447

その他の金融資産

192

192

公正価値で測定する負債

 

 

デリバティブ負債

112

112

償却原価で測定する負債

 

 

営業債務その他の未払勘定等

8,860

8,860

借入金

32,019

32,026

 

 

(単位:百万円)

 

当連結会計年度
(2020年3月31日)

 

帳簿価額

公正価値

公正価値で測定する資産

 

 

その他の金融資産

705

705

デリバティブ資産

49

49

償却原価で測定する資産

 

 

現金及び現金同等物

10,060

10,060

営業債権その他の受取勘定

10,184

10,184

その他の金融資産

98

98

公正価値で測定する負債

 

 

デリバティブ負債

33

33

償却原価で測定する負債

 

 

営業債務その他の未払勘定等

7,746

7,746

借入金

32,548

32,556

 

 

公正価値の算定方法は以下のとおりであります。

(公正価値で測定するその他の金融資産)

これらは主に市場価格で公正価値を測定しております。

(デリバティブ資産及びデリバティブ負債)

これらは金融機関による時価に基づいて公正価値を測定しております。

 

(償却原価で測定する資産、営業債務その他の未払勘定等)

これらは短期間で決済されるため、帳簿価額は公正価値に近似しており、当該帳簿価額を公正価値としております。

(借入金)

短期借入金は短期間で決済されるため、帳簿価額は公正価値に近似しております。長期借入金の公正価値は、類似する負債の現在の借入金利を用いた割引後の将来キャッシュ・フローに基づいており、レベル2に分類されます

② 公正価値ヒエラルキー

当社グループは、公正価値で測定する金融商品について、測定に用いたインプットの観察可能性及び重要性に応じた公正価値測定額を、公正価値ヒエラルキーの3つのレベルで開示しております。

レベル1-活発な市場における同一の資産又は負債の市場価格

レベル2-レベル1に属さない、直接又は間接に観察可能なインプット

レベル3-観察可能な市場データによる裏付がない観察不能なインプット

当社グループは、各レベル間の振替を連結会計年度末日において認識しております。

連結会計年度末時点における、経常的に公正価値により評価される金融資産及び金融負債の内容は次のとおりであります。

前連結会計年度(2019年3月31日)

(単位:百万円)

 

レベル1

レベル2

レベル3

合  計

純損益を通じて公正価値で測定する金融資産

 

 

 

 

株式及び投資信託

674

674

ゴルフ会員権

103

103

デリバティブ資産

8

8

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産

 

 

 

 

株式

310

221

532

ゴルフ会員権

4

4

資産合計

985

116

221

1,324

純損益を通じて公正価値で測定する金融負債

 

 

 

 

デリバティブ負債

58

58

ヘッジ手段として指定された金融負債

 

 

 

 

デリバティブ負債

53

53

負債合計

112

112

 

(注)  レベル1、レベル2及びレベル3の間の振替はありません。

 

当連結会計年度(2020年3月31日)

(単位:百万円)

 

レベル1

レベル2

レベル3

合  計

純損益を通じて公正価値で測定する金融資産

 

 

 

 

投資信託

135

135

ゴルフ会員権

97

97

デリバティブ資産

49

49

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産

 

 

 

 

株式

225

242

468

ゴルフ会員権

4

4

資産合計

360

151

242

754

純損益を通じて公正価値で測定する金融負債

 

 

 

 

デリバティブ負債

33

33

負債合計

33

33

 

(注)  レベル1、レベル2及びレベル3の間の振替はありません。

 

レベル1の金融資産は、十分な取引量と頻繁な取引がある活発な市場における調整不要な市場価格で評価しております。

 

レベル2の金融資産、金融負債は、活発でない市場における同一資産、負債の市場価格をもとに評価しております。デリバティブ資産及びデリバティブ負債は先物為替予約、通貨スワップ及び金利スワップであり、金融機関から提供された為替レート及び金利等、観察可能な市場データをもとに評価しております。

レベル3に分類された金融資産は非上場株式であり、重要な観察可能でないインプットは持分当たりの純資産額であります。公正価値は、純資産額等の利用可能な最善の情報を用いて適切な評価方法で測定しております。当該金融資産の持分当たりの純資産額は前連結会計年度末は318百万円、当連結会計年度末は349百万円であり、純資産額が増加すれば公正価値が増加し、減少すれば公正価値が減少いたします。

レベル3に分類された金融資産については、適切な権限者に承認された公正価値測定の評価方針及び手続きに従い担当部署が対象資産及び負債の評価方法を決定し、公正価値を測定しております。評価結果は財務部門責任者によりレビューされ、承認されております。なお、前連結会計年度及び当連結会計年度において、非上場株式について重要な変動はありません。

 

(7) その他の包括利益を通じて公正価値で測定する資本性金融商品

当社グループは、業務上の関係を有する企業の株式等を保有しており、これらの資本性金融商品については、取引関係の維持、強化という保有目的に鑑み、その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産に指定しております。

① 主な銘柄及び公正価値

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2019年3月31日)

当連結会計年度
(2020年3月31日)

上場株式

 

 

㈱りそなホールディングス

130

88

㈱三菱UFJフィナンシャル・グループ

66

48

日清紡ホールディングス㈱

62

46

その他

51

41

非上場株式

 

 

大栄不動産㈱

184

205

その他

37

37

合  計

532

468

 

 

② 認識を中止したその他の包括利益を通じて公正価値で測定する資本性金融商品

前連結会計年度及び当連結会計年度に認識を中止したその他の包括利益を通じて公正価値で測定する資本性金融商品はありません。

③ 受取配当金

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する資本性金融商品から認識される受取配当金の内訳は以下のとおりです。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(自  2018年4月1日

至  2019年3月31日)

当連結会計年度
(自  2019年4月1日

至  2020年3月31日)

期中に認識を中止した資本性金融商品

期末日現在で保有する資本性金融商品

15

14

合  計

15

14

 

 

(8) 金融資産及び金融負債の相殺

金融資産及び金融負債は、認識された金額を相殺する法的強制力のある権利を有しており、かつ、純額で決済するか、資産の実現と負債の決済を同時に実行する意図を有している場合には、連結財政状態決算書上で相殺し、純額で表示しております。

なお、前連結会計年度及び当連結会計年度において、連結財政状態計算書上で相殺された金額に重要性はありません。

 

 

(9) キャッシュ・フロー・ヘッジ

当社グループでは、借入金に係る金利変動に伴うキャッシュ・フロー変動リスクをヘッジするために金利スワップを利用しており、これをキャッシュ・フロー・ヘッジのヘッジ手段に指定しておりましたが、当連結会計年度にヘッジ関係が当社グループのヘッジ有効性の評価を満たさなくなったため、ヘッジ会計を中止いたしました。

ヘッジ会計の中止時までに認識していたキャッシュ・フロー・ヘッジ剰余金は、ヘッジ対象の満期までの期間にわたり、純損益に振り替えます。

①  ヘッジ手段として指定した項目に関する情報

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

当連結会計年度

 

(2019年3月31日)

(2020年3月31日)

金利リスク

 

 

金利スワップ

 

 

想定元本

6,300

1年超の想定元本

4,900

平均固定金利

0.77%

帳簿価額(負債)

53

ヘッジ非有効部分を認識する基礎として用いた

ヘッジ手段の公正価値の変動

△63

10

ヘッジ手段が含まれる連結財政状態計算書の科目

デリバティブ負債

デリバティブ負債

 

 

②  ヘッジ対象として指定した項目に関する情報

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

当連結会計年度

 

(2019年3月31日)

(2020年3月31日)

金利リスク

 

 

変動金利借入金

 

 

ヘッジ非有効部分を認識する基礎として用いた

ヘッジ対象の公正価値の変動

63

△10

継続中のヘッジに係るキャッシュ・フロー・ヘッジ剰余金

△53

ヘッジ会計の中止に係るキャッシュ・フロー・ヘッジ剰余金

△25

 

 

③  ヘッジ会計の適用による連結包括利益計算書に与える影響

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

当連結会計年度

 

(2019年3月31日)

(2020年3月31日)

金利リスク

 

 

金利スワップ

 

 

その他の包括利益に認識した報告期間のヘッジ損益

△63

10

キャッシュ・フロー・ヘッジ剰余金から組替調整額として

純損益に振替えた金額

10

17

組替調整額に含んでいる連結包括利益計算書の表示項目

金融費用

金融費用

 

 

④  その他の資本の構成要素(ヘッジ手段の公正価値の変動)の増減

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

当連結会計年度

 

(自  2018年4月1日

至  2019年3月31日)

(自  2019年4月1日

至  2020年3月31日)

期首

△53

当期発生額

 

 

円建変動金利借入金

△63

10

当期利益への組替調整額

10

17

期末

△53

△25

 

 

 

(10) 資本管理

当社グループは、エクイティ・ファイナンスとデット・ファイナンスによる資金調達を用いて、投下資本からの利益と健全な財政状態のバランスを取ることにより企業価値を最大化することを目指しております。当社グループが資本管理において用いる主な指標は、ROE(親会社所有者帰属持分当期利益率)及びD/Eレシオ(負債資本倍率)であり、前連結会計年度のROEは△1.7%、D/Eレシオは3.13倍、当連結会計年度のROEは△86.8%、D/Eレシオは9.20倍となっております。

当社は、市場価格の状況によっては、自己株式を市場から取得することもあります。当連結会計年度における当社の資本管理の取り組みに変更はありません。

当社及び全ての子会社において、外部から課されている自己資本に対する規制はありません。

 

(11) 財務活動から生じた金融負債の調整表

財務活動にかかる主な負債の増減は、次のとおりであります。

 

前連結会計年度(自  2018年4月1日  至  2019年3月31日)

(単位:百万円)

 

期首残高

財務活動による

キャッシュ

フロー

非資金項目

期末残高

 

為替レートの変動

短期借入金

7,274

△825

59

6,508

長期借入金

22,621

2,910

25,531

合  計

29,895

2,085

59

32,039

 

 

当連結会計年度(自  2019年4月1日  至  2020年3月31日)

(単位:百万円)

 

期首残高

会計方針の

変更による

調整

財務活動による

キャッシュ・

フロー

非資金項目

期末残高

 

為替レート

の変動

リース契約の締結、

修正等による変動

 

短期借入金

6,508

10,348

4

16,861

長期借入金

25,531

△9,836

15,694

リース負債

1,323

△532

△54

1,041

1,777

合  計

32,040

1,323

△21

△50

1,041

34,333

 

 

30.リース

前連結会計年度(自  2018年4月1日  至  2019年3月31日)
オペレーティング・リース

当社グループでは、事務所及び車両をオペレーティング・リースにより使用しております。いくつかの契約には更新選択権を含んでおります。純損益に計上されたリース料は次のとおりであります。

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自  2018年4月1日

至  2019年3月31日)

リース料

252

 

(注) リース料は、販売費及び一般管理費に計上しております。

 

当連結会計年度(自  2019年4月1日  至  2020年3月31日)

当社グループは、主に事業所及び社宅等の不動産や設備について、リース契約を締結しております。リース条件は個々に交渉され、幅広く異なる契約条件となっております。

当社グループにおける借り手としてのリースに関する情報は、以下のとおりであります。

(1) リース取引に係る損益

リース取引に係る損益は次のとおりであります。

 

 

(単位:百万円)

 

当連結会計年度

(自  2019年4月1日

至  2020年3月31日)

使用権資産の減価償却費

 

建物及び構築物

509

機械装置及び運搬具

18

工具器具及び備品

15

合  計

543

リース負債に係る金利費用

8

短期リース費用

55

少額資産リース費用

1

使用権資産のサブリースによる収益

51

 

 

(2) リース取引に係るキャッシュ・アウト・フロー

リース取引に係るキャッシュ・アウト・フローの金額は次のとおりであります。

 

(単位:百万円)

 

当連結会計年度

(自  2019年4月1日

至  2020年3月31日)

リースに係るキャッシュ・アウト・フローの合計額

△598

 

 

(3) 延長オプション及び解約オプション

当社グループの不動産及び設備に係るリースには、当社グループが行使可能な延長オプション及び解約オプションを付されたものが多く含まれており、これらの条件は事業の必要性に応じて行使しています。

その多くは、1年間ないし原契約と同期間にわたる延長オプション、また1ヶ月前から6ヶ月前までに相手方に書面をもって通知した場合に早期解約を行うオプションとなっております。

 

(4) 使用権資産の増加額

使用権資産の増加額については、「注記9. 有形固定資産」に記載しております。

 

(5) 使用権資産の帳簿価額

使用権資産の帳簿価額は次のとおりであります。

 

 

(単位:百万円)

 

当連結会計年度期首

(2019年4月1日)

当連結会計年度

(2020年3月31日)

使用権資産の帳簿価額

 

 

建物及び構築物

1,190

1,297

機械装置及び運搬具

55

56

工具器具及び備品

37

34

合  計

1,284

1,387

 

 

(6) リース負債の満期分析

リース負債の満期分析については、「注記29. 金融商品  (2) 流動性リスク」に記載しております。

 

 

31.関連当事者取引

取締役に対する報酬は次のとおりであります。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自  2018年4月1日

至  2019年3月31日)

当連結会計年度

(自  2019年4月1日

至  2020年3月31日)

短期従業員給付

115

91

 

 

32.引当金

(単位:百万円)

 

当連結会計年度

(自  2019年4月1日  至  2020年3月31日)

 

資産除去債務

和解費用引当金

構造改革引当金

合計

期首

52

407

459

当期増加額

2

1,837

1,839

目的使用による減少額

△170

△170

当期戻入額

△13

△13

時の経過による割戻し

0

0

0

為替換算差額

△5

△5

期末

52

219

1,837

2,109

 

 

(1) 資産除去債務

賃借事務所の契約終了時の原状回復費用に対して資産除去債務を計上しております。負債の長期的な性質により、負担する費用及びリース契約の終了時期は不確実であります。具体的には、負担する費用は第三者から提供された見積りを使用し、リース期間は過去の事務所のリース期間や事務所に設置した什器備品の耐用年数を考慮して決定しております。引当金の計算には0.8%の割引率を用いております。

 

(2) 和解費用引当金

当社製品に起因する顧客の損害に対する当社負担見積額に対して和解費用引当金を計上しております。引当金は、和解金額の経営者による見積りに基づき決定されております。引当金の計算には0.3%の割引率を用いております。

 

(3) 構造改革引当金

事業構造改革に伴い今後発生が見込まれる費用について、その発生見込額を計上しております。なお、当連結会計年度における増加額は、蘇州日本電波工業有限公司の工場移転に伴う従業員に対する経済補償金の見積額であり、翌連結会計年度中の支払いを予定しております。

 

33.後発事象

(1) SAWフィルター事業に関する会社分割(吸収分割)及び子会社の異動

当社は、2020年5月26日開催の取締役会において、当社及び当社の100%子会社である函館エヌ・デー・ケー株式会社(以下「函館NDK」)のSAWフィルターの開発・製造に関する事業(以下「SAWフィルター事業」)を、2020年7月1日を効力発生日として、吸収分割(以下「本吸収分割」)の方法により、当社の100%子会社であるNDK SAW devices株式会社(以下「NSD」)に承継させることを決議しました。

また当社は、当社及び函館NDKにおいて運営されているSAWフィルター事業に関する開発・製造事業を分社化することにより、SAWフィルターの開発・生産・販売を行う合弁会社を設立することについて、JIC Technology Investment Co., Ltd.(以下「JICT社」)と交渉を進めておりましたが、2020年6月3日にNSDの株式のうち51%をJICT社の投資子会社であるJiaxing Jiawang Investment Partnership (Limited Partnership)に譲渡することを決定し、株式譲渡契約を締結いたしました。

本株式譲渡に伴い、NSDは当社の連結子会社から除外され持分法適用会社となる予定です。

 

①  本吸収分割の要旨

イ  本吸収分割の日程

取締役会決議日(当社)

2020年5月26日

分割契約書締結日(各社)

2020年5月28日

株主総会決議日(函館NDK)

2020年6月30日

株主総会決議日(NSD)

2020年6月30日

効力発生日

2020年7月1日

 

(注)  本吸収分割は、当社においては会社法第784条第2項に基づく簡易分割であるため、本吸収分割承認のための株主総会は開催いたしません。

 

ロ  本吸収分割の方式

当社及び函館NDKを分割会社とし、NSDを承継会社とする吸収分割です。

ハ  本吸収分割に係る割当ての内容

本吸収分割による株式その他財産の割当てはありません。

ニ  本吸収分割の当事会社の概要

 

 

分割会社

(2020年3月31日現在)

分割会社
(2020年3月31日現在)

承継会社
(2020年5月19日現在)

①名称

日本電波工業株式会社

函館エヌ・デー・ケー

株式会社

NDK SAW devices株式会社

②事業内容

水晶振動子、水晶発振器等の水晶デバイス、応用機器、人工水晶及び水晶片等の水晶関連製品の一貫製造と販売

水晶振動子、水晶発振器等の水晶デバイス、弾性表面波(SAW)デバイスの製作設計

弾性表面波(SAW)デバイスの製作設計及び販売等

③決算期

3月31日

3月31日

12月31日

④直前事業年度(2020年3月期)の財政状態及び経営成績

決算期

2020年3月期(連結)

2020年3月期(個別)

純資産

5,349百万円

2,294百万円

1百万円

総資産

54,547百万円

4,868百万円

1百万円

 

(注)  承継会社は、2020年5月19日に設立されており、直前事業年度が存在しないため、④直前事業年度(2020年3月期)の財政状態については、その設立日における純資産及び総資産を記載しております。

 

ホ  当社から分割する事業部門の概要
(a) 分割する部門の事業内容

SAWフィルターの開発・製造に関する事業

(b) 分割する事業部門の経営成績(2020年3月期)
ⅰ) 当社から分割する部門

売上高:993百万円

ⅱ) 函館NDKから分割する部門

売上高:833百万円

(注)  上記売上高は、2020年3月期のSAW事業全体の売上であり、NSDに移管する契約の売上高と異なる場合があります。

 

(c) 分割する事業部門の資産、負債の項目及び金額(2019年9月30日現在)

 

資  産

負  債

項目

帳簿価額

項目

帳簿価額

流動資産

152百万円

流動負債

固定資産

812百万円

固定負債

合計

964百万円

合計

 

(注)  当社及び函館NDKから分割する資産及び負債の合計金額を記載しております。また、金額は2019年9月末日の現況に基づいた見込み額を記載しており、実際に分割する資産及び負債の金額は上記から変動する可能性があります。

 

 

②  株式譲渡の理由

当社は、1979年にニオブ酸リチウムを用いたSAWフィルターの事業化に成功して以来、SAWフィルターの開発・生産・販売に取り組んでおります。SAWフィルターは、空間中の多種の電波の中から必要な信号のみを取り出すデバイスであり、携帯電話を始めとした情報通信機器に搭載される重要なデバイスです。今般、中国市場における需要の拡大に対応すべく、新たなパートナーシップを通じた事業展開を視野に検討を進めてまいりました。

JICT社は、中国の先端テクノロジー投資会社であり、SAWフィルターをはじめとした電子機器の市場に精通しております。今般、中国市場を中心としたグローバル市場での競争力確保には、JICT社とともに事業戦略を展開していくことが望ましいと判断し、本取引を実施することといたしました。今後は、当社が保有する技術力とJICT社が保有する資本力・営業力を活かしつつ、両社一体となってSAWフィルター市場、及び情報通信社会の発展に貢献してまいります。

③  異動する子会社の概要

 

イ  名称

NDK SAW devices株式会社

ロ  事業内容

弾性表面波(SAW)デバイスの製作設計及び販売等

ハ  大株主及び持株比率

当社  100%

ニ  当社と当該会社の関係

資本関係

当社100%出資の連結子会社であります。

 

人的関係

当社の取締役1名が取締役を兼務しております。

 

取引関係

該当事項はありません。

 

 

④  株式譲渡の相手先の概要

 

イ  名称

Jiaxing Jiawang Investment Partnership (Limited Partnership)

ロ  事業内容

実業投資、投資管理

ハ  当社と当該会社の関係

資本関係

該当事項はありません。

 

人的関係

該当事項はありません。

 

取引関係

該当事項はありません。

 

関連当事者への該当状況

該当事項はありません。

 

(注)  実際の譲渡先は、Jiaxing Jiawang Investment Partnership (Limited Partnership)が新たに設立する子会社になる見込みです。

 

⑤  異動の日程

株式譲渡契約締結日

2020年6月3日

株式譲渡実行日

2020年8月31日(予定)、12月31日(予定)

 

⑥  株式譲渡数、譲渡価額及び譲渡前後の当社による株式所有数

2020年8月31日(予定)実行の株式譲渡

イ  譲渡前の所有株式数

10,000株

 (100%)

ロ  譲渡株式数

5,100株

 (51%)

ハ  譲渡価額

合計(概算額) 35億円

ニ  譲渡後の所有株式数

4,900株

 (49%)

 

 

(注)  2020年12月31日(予定)実行の株式譲渡により、当社の議決権所有割合は25%になる予定です。2020年12月31日(予定)までのNSDの発効株式数及び株式割当数によって、譲渡前の所有株式数、譲渡株式数、譲渡価額、譲渡後の所有株式数が変更されるため、条件が判明次第速やかに開示いたします。

 

(2) 第三者割当による種類株式の発行、資本金及び資本準備金の額の減少並びに剰余金の処分、定款の一部変更、並びに種類株式の発行に係る資本金及び資本準備金の額の減少

当社は、2020年6月19日開催の取締役会において、次の各事項について決議いたしました。

・ジャパン・インダストリアル・ソリューションズ第弐号投資事業有限責任組合(以下「割当予定先」)との間で、種類株式引受契約(以下「本引受契約」)を締結し、割当予定先に対して、第三者割当の方法により、総額50億円のA種種類株式を発行すること(以下「本第三者割当増資」。詳細については下記「①  本第三者割当増資について」をご参照ください。)

 

・2020年7月31日開催の第79回定時株主総会(以下「本定時株主総会」)に、(ⅰ) 資本金及び資本準備金の額を減少し、その他資本剰余金に振り替え、振替後のその他資本剰余金で繰越利益剰余金の欠損を填補すること(以下「本欠損填補」。詳細については下記「②  本欠損填補について」をご参照ください。)、(ⅱ) A種種類株式に関する規定の新設等に係る定款の一部変更を行うこと(以下「本定款変更」。詳細については下記「③  本定款変更について」をご参照ください。)、(ⅲ) 本第三者割当増資、並びに(ⅳ) 本第三者割当増資の効力が生じることを条件に、2020年10月1日を効力発生日として、本第三者割当増資後の資本金及び資本準備金の額を減少し、その他資本剰余金へ振り替えること(以下「本資本金等の額の減少」。詳細については下記「④  本資本金等の額の減少について」をご参照ください。)に係る各議案を付議すること

なお、上記の各議案につきましては、本定時株主総会において原案どおり可決承認されております。

①  本第三者割当増資について

イ  募集の概要

(a) 払込期間

2020年8月1日から2020年9月30日 (注)

(b) 発行新株式数

A種種類株式5,000株

(c) 発行価額

1株につき1,000,000円

(d) 発行価額の総額

5,000,000,000円

発行諸費用の概算額を差し引いた概算額については、下記「ハ.調達する資金の額、使途及び支出予定時期」をご参照ください。

(e) 募集又は割当方法

(割当予定先)

第三者割当の方法によりジャパン・インダストリアル・ソリューションズ第弐号投資事業有限責任組合に全てのA種種類株式を割り当てます。

(f) その他

A種種類株式には、いわゆる優先配当金の規定はありません。A種種類株主は、A種種類株式1株につき、普通株式1株当たりの剰余金の配当の額に、A種種類株式の払込価額相当額に1.40を乗じた数を下記ロ.(b)に記載する取得価額で除した数を乗じた額の金銭による配当を、普通株主と同順位で受け取ることができます。

A種種類株式には、普通株式を対価とする取得請求権が付されております。A種種類株式の発行要項においては、原則として、A種種類株主は2020年8月1日以降いつでも、当社に対して、当社の普通株式を対価としてA種種類株式の全部又は一部を取得することを請求できることとされておりますが、本引受契約の規定により、2023年7月1日以降においてのみ、普通株式を対価とする取得請求権を行使することができるものとされております。転換制限解除事由(下記ロ.(b)に定義します。)の発生時には、2023年7月1日の到来前であっても、当社の普通株式を対価とする取得請求権を行使することができます。

A種種類株式に付された普通株式を対価とする取得請求権が行使された場合に交付される普通株式の数は、A種種類株式1株当たりの払込金額相当額に1.40を乗じた額に行使請求に係るA種種類株式の数を乗じて得られる額を、下記ロ.(b)に記載する取得価額で除して得られる数となります。

当社は、2020年8月1日以降いつでも、金銭を対価として、A種種類株式の全部又は一部を取得することができます。A種種類株式に付された金銭を対価とする取得条項を行使する場合に交付される金銭の額は、原則として、A種種類株式1株当たりの払込金額相当額に下記ロ.(c)に記載する償還係数を乗じた額に当該金銭対価償還に係るA種種類株式の数を乗じて得られる額となります。

A種種類株式には議決権はなく、また、譲渡制限が付されておりませんが、本引受契約上、割当予定先は、2023年6月30日(同日を含む。)までの間、譲渡制限解除事由(下記ロ.(d)に定義します。)が発生し、又は、当社の取締役会の承認を得ない限り、A種種類株式を第三者に譲渡できないものとされています。

A種種類株式の発行は、本定時株主総会において(ⅰ)本欠損填補、(ⅱ)本定款変更、(ⅲ)本第三者割当増資、(ⅳ)本資本金等の額の減少及び(ⅴ)割当予定先の指名する者1名の当社社外取締役への選任(以下「本社外取締役選任」)に係る各議案の承認が得られることを条件としております。

 

(注)  本第三者割当増資に関しては、2020年8月1日から2020年9月30日までを会社法上の払込期間として決議しております。この期間を払込期間とした理由は、本引受契約に定める割当予定先によるA種種類株式に係る払込義務の履行の前提条件の一部に充足時期が事前に確定できないものが含まれるためです。なお、割当予定先との間では、原則として、前提条件の全部が充足又は放棄された日から3営業日後の日(但し、払込期間中の日に限る。)に払込を行うことに合意しています。

 

 

ロ  A種種類株式の概要
(a) 剰余金の配当

A種種類株式には、いわゆる優先配当金の規定はありません。A種種類株主は、A種種類株式1株につき、普通株式1株当たりの剰余金の配当の額に、A種種類株式の払込価額相当額に1.40を乗じた数を取得価額で除した数を乗じた額の金銭による配当を、普通株主と同順位で受け取ることができます。

(b) 普通株式を対価とする取得請求権

A種種類株式には、普通株式を対価とする取得請求権が付されております。A種種類株式の発行要項においては、原則として、A種種類株主は2020年8月1日以降いつでも、当社に対して、当社の普通株式を対価としてA種種類株式の全部又は一部を取得することを請求できることとされておりますが、本引受契約の規定により、2023年7月1日以降においてのみ、普通株式を対価とする取得請求権を行使することができるものとされております。但し、大要以下に記載する事由(以下「転換制限解除事由」)の発生時には、2023年7月1日の到来前であっても、当社の普通株式を対価とする取得請求権を行使することができます。

ⅰ) 当社が締結している金銭消費貸借契約等に基づく当社の債務について、期限の利益を喪失した場合(但し、債権者が当該金銭消費貸借等に関して残高維持又は一時停止に合意している場合は除く。)
ⅱ) 本引受契約上の義務又は表明保証条項の違反(但し、重大な違反に限ります。)がある場合
ⅲ) 当社が法定期限までに金融商品取引法に基づく有価証券報告書又は四半期報告書を提出しない場合
ⅳ) 2021年3月期以降各事業年度末における当社の単体の貸借対照表における純資産合計の額が、一定額を下回った場合
ⅴ)以下の算式に基づき計算される当社の2022年3月期以降各事業年度のEBITDA(以下「EBITDA」)が一定水準を下回った場合

(EBITDAの計算式)

売上総利益 - 販売費及び一般管理費 - 研究開発費 + 減価償却費及び償却費(売上原価、販売費及び一般管理費、研究開発費に計上された数値の合計) + 減損損失(売上原価、販売費及び一般管理費に計上された数値の合計) (いずれも連結ベース)

A種種類株式に付された普通株式を対価とする取得請求権が行使された場合に交付される普通株式の数は、A種種類株式1株当たりの払込金額相当額に1.40を乗じた額に行使請求に係るA 種種類株式の数を乗じて得られる額を、取得価額で除して得られる数となります。取得価額は363円(以下「当初取得価額」)であり、取得価額の修正は行われません。なお、当初取得価額は、本日に先立つ連続する30連続取引日の株式会社東京証券取引所(以下「東京証券取引所」)が発表する当社の普通株式の普通取引の売買高加重平均価格(VWAP)の平均値に90%を乗じた額です。

(c) 金銭を対価とする取得条項

当社は、2020年8月1日以降いつでも、当社の取締役会が別に定める日(以下「金銭対価償還日」)が到来することをもって、A種種類株主に対して金銭対価償還日の10日前までに書面による通知(撤回不能とします。)を行った上で(当該書面通知を行った日を、以下「通知日」)、法令の許容する範囲内において、金銭を対価として、A種種類株式の全部又は一部(但し、一部の取得は、1,000株の整数倍の株数に限ります。)を取得することができます。

A種種類株式に付された金銭を対価とする取得条項を行使する場合に交付される金銭の額は、A種種類株式1株当たりの払込金額相当額に次に定める償還係数を乗じた額に当該金銭対価償還に係るA種種類株式の数を乗じて得られる額(但し、金銭対価償還日が2023年7月1日以降の場合においては、(ⅰ)当該額、または(ⅱ)当該金銭対価償還に係るA種種類株式について通知日において普通株式対価取得請求が行われたものとみなして算出する当該A種種類株式の取得と引換えに交付する普通株式の合計数に、通知日の前日の東京証券取引所における当社の普通株式の普通取引の終値を乗じた額のいずれか高い額)となります。

2021年6月30日まで:                          1.13

2021年7月1日から2022年6月30日まで:        1.25

2022年7月1日から2023年6月30日まで:        1.38

2023年7月1日から2024年6月30日まで:        1.52

2024年7月1日から2025年6月30日まで:        1.68

2025年7月1日以降:                          1.85

 

(d) 議決権及び譲渡制限

A種種類株式には、法令に別段の定めのある場合を除き、株主総会における議決権が付されておりません。

なお、A種種類株式には譲渡制限が付されておりませんが、本引受契約上、割当予定先は、2023年6月30日(同日を含む。)までの間、大要以下に記載する事由(以下「譲渡制限解除事由」)が発生し、又は、当社の取締役会の承認を得ない限り、A種種類株式を第三者に譲渡できないものとされています。

ⅰ) 当社が締結している金銭消費貸借契約等に基づく当社の債務について、期限の利益を喪失した場合(但し、債権者が当該金銭消費貸借等に関して残高維持又は一時停止に合意している場合は除く。

ⅱ) 本引受契約上の義務又は表明保証条項の違反(但し、重大な違反に限ります。)がある場合

ⅲ) 当社が法定期限までに金融商品取引法に基づく有価証券報告書又は四半期報告書を提出しない場合

ⅳ) 2021年3月期以降各事業年度末における当社の単体の貸借対照表における純資産合計の額が、一定額を下回った場合

ⅴ) 当社の 2022年3月期以降各事業年度のEBITDAが一定水準を下回った場合

ハ  調達する資金の額、使途及び支出予定時期

(a) 調達する資金の額

払込金額の総額

5,000,000,000円

発行諸費用の概算額

100,000,000円

差引手取概算額

4,900,000,000円

 

※  発行諸費用の概算額は登録免許税相当額、弁護士費用及びフィナンシャルアドバイザリー費用であります。

 

(b) 調達する資金の具体的な使途

具体的な使途

金額 (百万円)

支出予定時期

ⅰ) 国内外における生産設備の更新、増産及び切替投資

3,350

2020年10月~2023年9月

ⅱ) 研究開発関連、技術関連投資

360

2020年10月~2023年9月

ⅲ) その他既存の生産体制の維持のための投資

1,060

2020年10月~2023年9月

ⅳ) 蘇州新工場建設のための投資

130

2020年10月~2021年3月

 

 

ニ  割当予定先の概要

(a) 名称

ジャパン・インダストリアル・ソリューションズ第弐号投資事業有限責任組合

(b) 所在地

東京都千代田区丸の内二丁目2番2号

(c) 設立根拠等

投資事業有限責任組合契約に関する法律

(d) 組成目的

有価証券の取得等

(e) 組成日

2016年10月27日

(f) 出資の総額

1,050億円

(g) 出資者の概要

株式会社日本政策投資銀行

株式会社みずほ銀行

株式会社三井住友銀行

株式会社三菱UFJ銀行

(h) 業務執行組合員の概要
(無限責任組合員)
(General Partner)

名称

ジャパン・インダストリアル・ソリューションズ株式会社

所在地

東京都千代田区丸の内二丁目2番2号

代表者の

役職・氏名

代表取締役  廣本裕一

事業内容

投資業務等

資本金

100,000,000円

(i) 当社と当該ファンド
及び業務執行組合員と
の間の関係

当社と当該ファンドとの間の関係

当社並びに当社の関係者及び関係会社から当該ファンドへは直接・間接問わず出資はありません。

当社と業務執行組合員との間の関係

当社と当該会社との間には、記載すべき資本関係・人的関係・取引関係はありません。

 

 

※1  出資者の概要は、主な出資者を記載しております。出資者の出資比率については、割当予定先から開示を受けていないため、記載しておりません。

※2  なお、本引受契約において、割当予定先から、割当予定先及びその無限責任組合員が反社会的勢力との間に何ら関係がないことに関する表明保証を受けるとともに、割当予定先から、その有限責任組合員が反社会的勢力に該当しないことを口頭で確認しております。また、割当予定先の主な出資者のそれぞれの有価証券報告書に記載されている会社の沿革、役員、主要株主及び内部統制システムの整備状況等の確認や、割当予定先の業務執行組合員の代表者に対する面談を通じ、当社は割当予定先及びその主な出資者が反社会的勢力とは一切関係がないと判断しており、その旨の確認書を東京証券取引所に提出しています。

 

②  本欠損填補について

イ  本欠損填補の目的

当社は、早期の復配を行える体制を整えることを目的として、資本金及び資本準備金の額の減少並びに剰余金の処分を行うものであります。

ロ  資本金及び資本準備金の額の減少の内容

会社法第447条第1項及び第448条第1項の規定に基づき、資本金及び資本準備金の額の減少を行い、それぞれの減少額をその他資本剰余金に振り替えるものであります。

(a) 減少する資本金の額
10,649,469,744円を5,053,178,087円減少して、5,596,291,657円とする。
(b) 減少する準備金の項目及びその額
資本準備金  2,504,760,057円を2,504,760,057円減少して、0円とする。
(c) 増加する剰余金の項目及びその額

その他資本剰余金  7,557,938,144円

ハ  剰余金の処分の内容

会社法第452条の規定に基づき、その他資本剰余金を繰越利益剰余金に振り替えることにより欠損填補を行うものであります。

(a) 減少する剰余金の項目及びその額

その他資本剰余金  7,538,730,814円

(b) 増加する剰余金の項目及びその額

繰越利益剰余金    7,538,730,814円

ニ  本欠損填補の日程

(a) 取締役会決議             2020年6月19日

(b) 債権者異議申述公告       2020年6月25日

(c) 債権者異議申述最終期日   2020年7月25日

(d) 本定時株主総会決議       2020年7月31日

(e) 効力発生日               2020年7月31日

ホ  業績に与える影響

本欠損填補は、「純資産の部」における勘定の振替処理であり、当社の損益及び純資産額の変動は無く、業績に与える影響はありません。

③  本定款変更について

イ  本定款変更の目的

A種種類株式の発行を可能とするために、新たな種類の株式としてA種種類株式を追加し、A種種類株式に関する規定を新設するとともに、A種種類株式の普通株式を対価とする取得請求権の行使による普通株式の発行に備えて、発行可能株式総数及び普通株式の発行可能種類株式総数を増加するものです。

なお、本定款変更については、(ⅰ)本欠損填補、(ⅱ)本第三者割当増資、(ⅲ)本資本金等の額の減少及び(ⅳ)本社外取締役選任に係る各議案について本定時株主総会において必要な承認が得られることを条件とします。

ロ  本定款変更の日程

(a) 取締役会決議             2020年6月19日
(b) 本定時株主総会決議       2020年7月31日
(c) 効力発生日               2020年7月31日

 

④  本資本金等の額の減少について

イ  本資本金等の額の減少の目的

早期に財務体質の健全化を図りつつ、今後の機動的かつ柔軟な資本政策に備えるため、A種種類株式の発行と併せて本資本金等の額の減少を行い、分配可能額を構成するその他資本剰余金へ振り替えることといたしました。

なお、本資本金等の額の減少については、本第三者割当増資の払込がなされること、並びに(ⅰ)本欠損填補、(ⅱ)本定款変更、(ⅲ)本第三者割当増資及び(ⅳ)本社外取締役選任に係る各議案について本定時株主総会において必要な承認が得られることを条件とします。

ロ  本資本金等の額の減少の内容

会社法第447条第1項及び第448条第1項の規定に基づき、資本金及び資本準備金の額の減少を行い、それぞれの減少額をその他資本剰余金に振り替えるものであります。

(a) 減少する資本金の額

本欠損填補及び本第三者割当増資後の資本金の額8,096,291,657円を2,500,000,000円減少して、5,596,291,657円とする。

(b) 減少する準備金の項目及びその額

資本準備金    本欠損填補及び本第三者割当増資後の資本準備金の額2,500,000,000円を2,500,000,000 円減少して、0円とする。

(c) 増加する剰余金の項目及びその額

その他資本剰余金    5,000,000,000円

ハ  本資本金等の額の減少の日程

(a) 取締役会決議             2020年6月19日
(b) 債権者異議申述公告       2020年6月25日
(c) 債権者異議申述最終期日   2020年7月25日
(d) 本定時株主総会決議       2020年7月31日
(e) 効力発生日               2020年10月1日(予定)
ニ  業績に与える影響

本資本金等の額の減少は、「純資産の部」における勘定の振替処理であり、当社の損益及び純資産額の変動は無く、業績に与える影響はありません。

 

(3) 金銭消費貸借契約に関する協定書の締結

当社及び当社の100%子会社である古川エヌ・デー・ケー株式会社は、2020年6月に、全取引金融機関との間で返済期日を除く既存の借入契約(2020年3月末時点の借入残高32,555百万円)の条件を維持した上で、2023年9月末日までの残高維持について合意する協定書を締結いたしました。

 

34.重要な連結子会社の一覧

「第1  企業の概況  4  関係会社の状況」に記載のとおりであります。