1.報告企業
日本電波工業株式会社は日本に所在する企業であります。当社及び連結子会社(当社グループ)の主な活動は、水晶デバイスなど水晶関連製品の製造及び販売であります。当第2四半期連結会計期間(2020年7月1日から2020年9月30日まで)及び当第2四半期連結累計期間(2020年4月1日から2020年9月30日まで)に係る要約四半期連結財務諸表は、全ての当社グループにより構成されております。
2.作成の基礎
当社の要約四半期連結財務諸表は、IAS第34号に準拠して作成されており、年次連結財務諸表で要求されている全ての情報が含まれていないため、前連結会計年度(2019年4月1日から2020年3月31日まで)の連結財務諸表と併せて利用されるべきものであります。
本要約四半期連結財務諸表は、2020年11月10日に当社代表取締役執行役員社長 加藤啓美により承認されております。
なお、当社は四半期連結財務諸表規則第1条の2に定める要件を満たしており、同条に定める指定国際会計基準特定会社に該当いたします。
・要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書
前第2四半期連結累計期間において、「営業活動によるキャッシュ・フロー」の「その他」に含めて表示しておりました「未払費用の増減額」は、金額的重要性が増したことから独立掲記しております。
この表示方法の変更を反映させるため、前第2四半期連結累計期間の要約四半期連結財務諸表の組替えを行っております。
この結果、前第2四半期連結累計期間の要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書について、「営業活動によるキャッシュ・フロー」の「その他」に表示していた△243百万円は、「未払費用の増減額」△150百万円、「その他」△93百万円として組み替えております。
3.重要な会計方針
本要約四半期連結財務諸表において適用する重要な会計方針は、前連結会計年度に係る連結財務諸表において適用した会計方針と同一であります。
4.見積り及び判断の利用
要約四半期連結財務諸表の作成において、経営者は、会計方針の適用並びに資産、負債、収益及び費用の金額に影響を及ぼす判断、見積り及び仮定を行うことが義務付けられております。実際の業績は、これらの見積りとは異なる場合があります。
見積り及びその基礎となる仮定は継続して見直されます。会計上の見積りの変更は、見積りが変更された会計期間及び影響を受ける将来の会計期間において認識されます。
本要約四半期連結財務諸表の金額に重要な影響を与える判断及び見積りは、前連結会計年度に係る連結財務諸表と同様であります。
5.セグメント情報
品目別の売上高は以下のとおりであります。
6.棚卸資産
(注) 1 評価損及び戻入金額は、売上原価に計上しております。
2 個々の棚卸資産について戻入金額を把握することが困難なため、金額は洗替によっております。
7.有形固定資産及び無形資産
8.売却目的で保有する資産
売却目的で保有する資産及びそれに直接関連する負債の内訳は次のとおりであります。
当社は、2020年5月26日開催の取締役会において、当社及び当社の100%子会社である函館エヌ・デー・ケー株式会社(以下「函館NDK」)のSAWフィルターの開発・製造に関する事業を、2020年7月1日を効力発生日として、吸収分割の方法により、当社の100%子会社であるNDK SAW devices株式会社(以下「NSD」)に承継させることを決議しました。
また当社は、2020年6月3日にNSDの株式のうち51%をJIC Technology Investment Co., Ltd.の投資子会社であるJiaxing Jiawang Investment Partnership (Limited Partnership)に譲渡することを決定し、株式譲渡契約を締結いたしました。
これに伴い、NSDの支配を喪失することが確実となったため、当社及び函館NDKからNSDに承継させる予定のSAWフィルター事業に係る資産について、売却目的で保有する資産として分類しております。なお、当該株式の譲渡は2020年10月30日付で完了しております。
9.売上高
当社グループの事業内容は、水晶振動子、水晶機器等の水晶デバイス、応用機器、人工水晶及び水晶片等の水晶関連製品の一貫製造とその販売であり、当事業で計上する収益を、顧客との契約に従い売上高として計上しております。
当社グループの製商品の販売は、製商品を顧客に引き渡した時点で、顧客に製商品の法的所有権、物理的占有、製商品の所有に伴う重大なリスク及び経済価値が移転し、顧客が当該製商品に対する支配を獲得することから、履行義務が充足されると判断しており、当該製商品の引渡時点で売上高を認識しております。
顧客との契約から認識した収益の分解は、「5.セグメント情報 (2) 製品及びサービスに関する情報」に記載しております。
10.販売費及び一般管理費
11.その他の営業収益及び営業費用
(注) 1 子会社が所有する建物の一部を賃貸しております。
2 主に国又は地方公共団体から受領した従業員の雇用及び設備投資の実施に係る補助金並びに日銀の制度融資を利用した低利の借入金による便益を、関連する費用を認識する期間にわたり政府補助金として認識しております。
3 構造改革に係る専門家費用等であります。
12.金融収益及び金融費用
13.1株当たり利益
(注) 1 基本的1株当たり四半期損失(△)は、親会社の普通株主に帰属する四半期損失(△)を、四半期連結累計期間又は四半期連結会計期間中の発行済普通株式の加重平均株式数により除して算出しております。
2 希薄化効果を有する潜在株式は存在しておりません。
14.関連当事者取引
取締役に対する報酬は以下のとおりであります。
15.金融商品
金融資産及び金融負債の公正価値及び要約四半期連結財政状態計算書上の帳簿価額は次のとおりであります。
公正価値の算定方法は以下のとおりであります。
これらは主に市場価格で公正価値を測定しております。
これらは金融機関による時価に基づいて公正価値を測定しております。
これらは短期間で決済されるため、帳簿価額は公正価値に近似しており、当該帳簿価額を公正価値としております。
短期借入金は短期間で決済されるため、帳簿価額は公正価値に近似しております。長期借入金の公正価値は、類似する負債の現在の借入金利を用いた割引後の将来キャッシュ・フローに基づいており、レベル2に分類されます。
当社グループは、公正価値で測定する金融商品について、測定に用いたインプットの観察可能性及び重要性に応じた公正価値測定額を、公正価値ヒエラルキーの3つのレベルで開示しております。
レベル1-活発な市場における同一の資産又は負債の市場価格
レベル2-レベル1に属さない、直接又は間接に観察可能なインプット
レベル3-観察可能な市場データによる裏付がない観察不能なインプット
当社グループは、各レベル間の振替を四半期連結会計期間末日において認識しております。四半期連結会計期間末時点における、経常的に公正価値により評価される金融資産及び金融負債の内容は次のとおりであります。
前連結会計年度(2020年3月31日)
(注) レベル1、レベル2及びレベル3の間の振替はありません。
当第2四半期連結会計期間末(2020年9月30日)
(注) レベル1、レベル2及びレベル3の間の振替はありません。
レベル1の金融資産は、十分な取引量と頻繁な取引がある活発な市場における調整不要な市場価格で評価しております。
レベル2の金融資産、金融負債は、活発でない市場における同一資産、負債の市場価格をもとに評価しております。デリバティブ資産及びデリバティブ負債は先物為替予約、通貨スワップ及び金利スワップであり、金融機関から提供された為替レート及び金利等、観察可能な市場データをもとに評価しております。
レベル3に分類された金融資産は非上場株式であり、重要な観察可能でないインプットは持分当たりの純資産額であります。公正価値は、純資産額等の利用可能な最善の情報を用いて適切な評価方法で測定しております。当該金融資産の持分当たりの純資産額は前連結会計年度末349百万円、当第2四半期連結会計期間末360百万円であり、純資産額が増加すれば公正価値が増加し、減少すれば公正価値が減少いたします。
レベル3に分類された金融資産については、適切な権限者に承認された公正価値測定の評価方針及び手続きに従い担当部署が対象資産及び負債の評価方法を決定し、公正価値を測定しております。評価結果は財務部門責任者によりレビューされ、承認されております。なお、前連結会計年度及び当第2四半期連結累計期間において、非上場株式について重要な変動はありません。
16.引当金
17.後発事象
2020年7月31日開催の第79回定時株主総会において承認可決されました資本金及び資本準備金の額の減少は、A種種類株式の発行に係る払込がなされることを条件としておりましたところ、当該払込がなされたことにより、係る条件が成就しました。これに伴い、2020年10月1日付で、以下のとおり資本金及び資本準備金の額の減少を行っております。
① 資本金の額の減少及びその他資本剰余金の額の増加
会社法第447条第1項の規定に基づき、資本金2,500,000,000円を減少させ、その全額をその他資本剰余金に振り替えました。
② 資本準備金の額の減少及びその他資本剰余金の額の増加
会社法第448条第1項の規定に基づき、資本準備金2,500,000,000円を減少させ、その全額をその他資本剰余金に振り替えました。
上記により、振替後の資本金の額は5,596,291,657円、資本準備金の額は0円、その他資本剰余金の額は7,475,228,706円となりました。
当社は、2020年6月3日に当社の100%子会社であるNDK SAW devices株式会社(以下「NSD」)の株式のうち51%をJIC Technology Investment Co., Ltd.(以下「JICT社」)の投資子会社であるJiaxing Jiawang Investment Partnership (Limited Partnership)に譲渡することを決定し株式譲渡契約を締結しておりますが、2020年10月30日付で本株式譲渡を実行いたしました。これに伴い、NSDは当社の連結子会社から除外され持分法適用会社となります。なお、株式譲渡の実際の相手先につきましては、Jiaxing Jiawang Investment Partnership (Limited Partnership)が新たに設立する子会社になる見込みとしておりましたが、同社の子会社であるSito Microelectronics Technology (Shanghai) Co., Ltd.に確定いたしました。
当社は、1979年にニオブ酸リチウムを用いたSAWフィルターの事業化に成功して以来、SAWフィルターの開発・生産・販売に取り組んでおります。SAWフィルターは、空間中の多種の電波の中から必要な信号のみを取り出すデバイスであり、携帯電話を始めとした情報通信機器に搭載される重要なデバイスです。今般、中国市場における需要の拡大に対応すべく、新たなパートナーシップを通じた事業展開を視野に検討を進めてまいりました。
JICT社は、中国の先端テクノロジー投資会社であり、SAWフィルターをはじめとした電子機器の市場に精通しております。今般、中国市場を中心としたグローバル市場での競争力確保には、JICT社とともに事業戦略を展開していくことが望ましいと判断し、本取引を実施することといたしました。今後は、当社が保有する技術力とJICT社が保有する資本力・営業力を活かしつつ、両社一体となってSAWフィルター市場、及び情報通信社会の発展に貢献してまいります。
2020年10月30日 (当初予定では2020年8月31日としておりました。)
名称 :NDK SAW devices株式会社
事業内容 :弾性表面波(SAW)デバイスの製作設計及び販売
当社との取引内容:当社及び当社の連結子会社である函館エヌ・デー・ケー㈱、新潟エヌ・デー・ケー㈱と営業取引があります。
譲渡株式数 :5,100株 (議決権所有割合 51%)
譲渡価額 :3,519百万円
譲渡損益 :2021年3月期第3四半期連結決算において、株式の売却益2,727百万円及び残存持分を支配喪失日現在の公正価値で評価したことによる評価益1,740百万円の合計4,467百万円を、その他の営業収益に計上する見込みです。
譲渡後の所有株式数:4,900株 (議決権所有割合 49%)
なお、2020年12月31日(予定)としておりました次回の株式譲渡につきましては、2021年1月1日以降となる予定です。この株式譲渡の実行により、当社の議決権割合は25%になる予定です。
該当事項はありません。