当第2四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
なお、重要事象等は存在しておりません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
なお、当社グループは設備工事業の単一セグメントであります。
当第2四半期連結累計期間におけるわが国の経済は、企業収益が総じてみれば改善しているほか、個人消費や設
備投資が持ち直しているなど、景気は緩やかに回復している状況にあります。
また、北海道地域におきましては、生産活動は弱い動きとなっているものの、個人消費や設備投資の増加などに
より、北海道経済は緩やかに持ち直している状況にあります。
建設業界におきましては、民間設備投資に増加の動きがみられましたが、労働者不足や原材料価格の上昇が続い
ております。
このような状況のなかで、当社グループは、「中期経営計画2021-2025」の取り組みを推進し、全社営業体制によ
る一般大型工事の獲得に向けた営業活動を強力に展開するとともに、利益の確保に向けた原価低減の徹底とデジタ
ル技術の活用やカイゼン活動などによる業務効率化に取り組んでまいりました。
当第2四半期連結累計期間の業績は、受注高は好調に推移したものの、売上高は再生可能エネルギー関連工事の
反動減などにより前年同四半期を下回りました。利益につきましては、電力関連工事の増加に加えて、継続的に原
価低減に努めたことにより、前年同四半期を上回り、次のとおりとなりました。
受注高 423億8百万円(前年同四半期比 27.5%増)
売上高 233億65百万円(前年同四半期比 20.0%減)
営業利益 2億96百万円(前年同四半期は 営業損失 2億52百万円)
経常利益 3億55百万円(前年同四半期は 経常損失 1億84百万円)
親会社株主に帰属する (前年同四半期は 親会社株主に帰属する
四半期純利益 1億55百万円 四半期純損失 1億68百万円)
当第2四半期連結会計期間末における資産合計は、前連結会計年度末に比べ37億17百万円減少し、404億55百万円となりました。
流動資産につきましては、前連結会計年度末に比べ38億67百万円減少し、257億47百万円となりました。
これは主に、未成工事支出金が23億47百万円増加したものの、受取手形・完成工事未収入金が41億93百万円及び現金預金が18億99百万円減少したことによるものであります。
固定資産につきましては、前連結会計年度末に比べ1億49百万円増加し、147億8百万円となりました。
これは主に、投資その他の資産が1億26百万円増加したことによるものであります。
当第2四半期連結会計期間末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ38億38百万円減少し、126億80百万円となりました。
流動負債につきましては、前連結会計年度末に比べ37億99百万円減少し、68億53百万円となりました。
これは主に、支払手形・工事未払金が23億39百万円、その他が未払金及び未払費用などの減少により10億92百万円減少したことによるものであります。
固定負債につきましては、前連結会計年度末に比べ39百万円減少し、58億27百万円となりました。
当第2四半期連結会計期間末における純資産合計は、前連結会計年度末に比べ1億21百万円増加し、277億75百万円となりました。
これは主に、その他有価証券評価差額金が1億34百万円増加したことによるものであります。
この結果、自己資本比率は前連結会計年度末に比べ6.1ポイント増加し、68.7%となりました。
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、98億32百万円となり、前年同四半期連結会計期間末に比べ35億5百万円の減少となりました。
これは主に、資金の期首残高が前年同四半期連結累計期間に比べ増加したものの、営業活動や投資活動による資金支出などによるものであります。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
① 営業活動によるキャッシュ・フロー
営業活動の結果、売上債権の減少などがあったものの、未成工事支出金の増加や、仕入債務の減少などにより、5億85百万円の資金支出(前年同四半期連結累計期間は28億92百万円の資金収入)となりました。
② 投資活動によるキャッシュ・フロー
投資活動の結果、有形固定資産の取得などにより、11億5百万円の資金支出(前年同四半期連結累計期間は28億49百万円の資金収入)となりました。
③ 財務活動によるキャッシュ・フロー
財務活動の結果、配当金の支払いなどにより、2億8百万円の資金支出(前年同四半期連結累計期間は2億14百万円の資金支出)となりました。
当第2四半期連結累計期間において、特記すべき事項はありません。
当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。