第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、又は、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1) 財政状態及び経営成績の状況

① 経営成績の状況

 当第3四半期連結累計期間における世界経済は、米国では設備投資の伸びは鈍化したものの、良好な雇用情勢の継続や個人消費の好調等により堅調に推移いたしました。欧州では雇用情勢は底堅く推移したものの、個人消費や輸出の減速等により景気は減速傾向で推移いたしました。アジアにおいては、中国では輸出は堅調に推移したものの個人消費は減速となり、アセアン地域においては、内需を中心とした堅調な景気が続いております。

 日本国内経済につきましては、個人消費の持ち直しや雇用、所得情勢の堅調さを背景とした緩やかな回復が続いております。

 当社グループの属する自動車業界におきましては、自動車の生産台数が北中米、欧州では減産となったものの、日本、アジアでは増産となり、世界の自動車生産台数は前年同期に比べ増産となりました。

 このような状況のもと、長期ビジョンである「HARADA NEXSTAGE 19」達成のための二つの柱である「競争の優位性の強化」と「最適な企業基盤の確立」を目指し、各領域における施策を推進すると共に、これまで実施してまいりました「コスト構造改革」を継続して推進し、「材料費の削減」、「工場生産性の改革」等の諸施策に取り組んでまいりました。

 この結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は、自動車生産台数の増加を背景とした拡販活動等により過去最高の321億69百万円(前年同期比1.0%増)となりました。利益面につきましては、販管費率は改善したものの売上原価率が上昇したことにより、営業利益は12億59百万円(同23.1%減)となりましたが、第2四半期連結会計期間以降の売上原価率は改善の傾向が続いております。また、経常利益は営業利益額の減少及び為替差損の計上等により10億24百万円(同41.7%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は8億29百万円(同19.6%減)となりました。

 

 セグメントの経営成績は次のとおりであります。

(イ) 日本

 自動車生産台数の増加を背景とした拡販活動等により、外部売上高は114億55百万円(同8.9%増)、セグメント間の内部売上高は28億12百万円(同14.6%減)、営業利益は、売上高が増加し販管費率は改善したものの、売上原価率の上昇により6億円(同33.0%減)となりました。

 

(ロ) アジア

 中国市場及びアセアン市場における自動車生産台数の増加及び拡販活動等により、外部売上高は85億21百万円(同0.1%増)、セグメント間の内部売上高は99億71百万円(同0.2%増)、営業利益は2億9百万円(同32.8%減)となりました。

 

(ハ) 北中米

 北米市場における自動車生産台数の減少等により、外部売上高は92億65百万円(同4.0%減)、セグメント間の内部売上高は67百万円(同26.1%増)、営業利益は2億51百万円(同30.5%減)となりました。

 

(ニ) 欧州

 欧州市場における外部売上高は29億27百万円(同7.3%減)、セグメント間の内部売上高は6億59百万円(同21.8%増)、営業利益は売上原価率の改善により1億57百万円(同272.6%増)となりました。

 

 なお、セグメントの売上については外部顧客に対する売上高とセグメント間の内部売上高を記載しております。

 

② 財政状態の分析

 当社グループは財務体質の改善目標として営業利益率など収益性の改善ももちろんのことでありますが、当社グループの課題である経営の安全性を高めるため、有利子負債の削減、たな卸資産の圧縮、自己資本の充実等に努めてまいりました。この結果、次のとおりの財政状態となりました。

 

(資産)

 当第3四半期連結会計期間末における流動資産は263億88百万円(前連結会計年度末265億62百万円)となり、1億74百万円減少いたしました。これは主に「商品及び製品」が3億48百万円、「受取手形及び売掛金」が2億22百万円、「仕掛品」が1億12百万円増加し、「現金及び預金」が12億7百万円減少したことによるものであります。固定資産は80億12百万円(前連結会計年度末77億67百万円)となり、2億44百万円増加いたしました。これは主に「投資その他の資産」が1億11百万円、「有形固定資産」が1億7百万円増加したことによるものであります。

 この結果、総資産は344億円(前連結会計年度末343億30百万円)となり、70百万円増加いたしました。

 

(負債)

 当第3四半期連結会計期間末における流動負債は188億14百万円(前連結会計年度末186億28百万円)となり、1億86百万円増加いたしました。これは主に「未払法人税等」が6億71百万円減少し、「短期借入金」が4億33百万円、「1年内返済予定の長期借入金」が4億7百万円、「支払手形及び買掛金」が3億38百万円増加したことによるものであります。固定負債は14億92百万円(前連結会計年度末20億62百万円)となり、5億70百万円減少いたしました。これは主に「長期借入金」が5億円減少したことによるものであります。

 この結果、負債合計は203億7百万円(前連結会計年度末206億90百万円)となり、3億83百万円減少いたしました。

 

(純資産)

 当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は140億93百万円(前連結会計年度末136億39百万円)となり、4億53百万円増加いたしました。これは主に「為替換算調整勘定」が1億53百万円減少し、「利益剰余金」が6億12百万円増加したことによるものであります。

 

(2) 経営方針・経営戦略等

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

(4) 研究開発活動

 当第3四半期連結累計期間における当社グループ全体の研究開発活動の金額は、10億67百万円であります。

 なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

3【経営上の重要な契約等】

 当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。