第4【提出会社の状況】

1【株式等の状況】

(1)【株式の総数等】

①【株式の総数】

種類

発行可能株式総数(株)

普通株式

1,214,916,736

1,214,916,736

 

②【発行済株式】

種類

事業年度末現在発行数(株)

(2020年3月31日)

提出日現在発行数(株)

(2020年6月26日)

上場金融商品取引所名又は登録認可金融商品取引業協会名

内容

普通株式

399,634,778

399,634,778

東京証券取引所市場第一部

権利内容に何ら限定のない当社における標準となる株式であり、単元株式数は100株です。

399,634,778

399,634,778

 

(2)【新株予約権等の状況】

①【ストックオプション制度の内容】

 該当事項はありません。

 

②【ライツプランの内容】

 該当事項はありません。

 

③【その他の新株予約権等の状況】

 該当事項はありません。

 

(3)【行使価額修正条項付新株予約権付社債券等の行使状況等】

 該当事項はありません。

 

(4)【発行済株式総数、資本金等の推移】

年月日

発行済株式

総数増減数

(株)

発行済株式

総数残高

(株)

資本金増減額(百万円)

資本金残高(百万円)

資本準備金

増減額

(百万円)

資本準備金

残高

(百万円)

2015年4月1日

(注)

199,817,389

399,634,778

53,204

84,321

(注)普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行ったことによるものです。

 

(5)【所有者別状況】

 

 

 

 

 

 

 

2020年3月31日現在

区分

株式の状況(1単元の株式数100株)

単元未満株式の状況

(株)

政府及び地方公共団体

金融機関

金融商品取引業者

その他の法人

外国法人等

個人その他

個人以外

個人

株主数(人)

73

34

407

576

24

42,951

44,065

所有株式数

(単元)

1,440,236

163,865

530,350

686,917

115

1,173,693

3,995,176

117,178

所有株式数の割合(%)

36.05

4.10

13.28

17.19

0.00

29.38

100.00

(注)1.自己株式53,444,053株は、「個人その他」に534,440単元および「単元未満株式の状況」に53株を含めて記載しております。なお、自己株式には役員報酬BIP信託が所有する当社株式(259,468株)を含んでおりません。

2.「その他の法人」の欄には、証券保管振替機構名義の株式が6単元含まれております。

 

(6)【大株主の状況】

 

 

 

2020年3月31日現在

氏名又は名称

住所

所有株式数(株)

発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合(%)

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)

東京都港区浜松町2-11-3

54,424,400

15.72

日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口)

東京都中央区晴海1-8-11

24,647,100

7.11

三光起業株式会社

東京都中央区銀座5-6-1

20,000,000

5.77

セイコーホールディングス株式会社

東京都中央区銀座4-5-11

12,000,000

3.46

第一生命保険株式会社

(常任代理人 資産管理サービス信託銀行株式会社)

東京都千代田区有楽町1-13-1

(東京都中央区晴海1-8-12 晴海アイランドトリトンスクエアオフィスタワーZ棟)

8,736,000

2.52

みずほ信託銀行株式会社 退職給付信託 みずほ銀行口 再信託受託者資産管理サービス信託銀行株式会社

東京都中央区晴海1-8-12 晴海アイランドトリトンスクエアオフィスタワーZ棟

8,153,800

2.35

資産管理サービス信託銀行株式会社(証券投資信託口)

 

東京都中央区晴海1-8-12 晴海アイランドトリトンスクエアオフィスタワーZ棟

7,510,400

2.16

エプソングループ従業員持株会

長野県諏訪市大和3-3-5

7,309,864

2.11

城戸崎 美紀子

東京都渋谷区

6,855,302

1.98

服部 美奈子

東京都千代田区

6,855,302

1.98

156,492,168

45.20

(注)1.当社は、自己株式53,444,053株を所有しておりますが、上記大株主の状況から除外しております(発行済株式総数に対する所有株式数の割合13.37%)。なお、自己株式には役員報酬BIP信託が所有する当社株式(259,468株)を含んでおりません。

2.みずほ信託銀行株式会社 退職給付信託 みずほ銀行口 再信託受託者 資産管理サービス信託銀行株式会社の所有株式は、株式会社みずほ銀行が退職給付信託の信託財産に拠出したものです。

3.株式会社みずほ銀行およびその共同保有者から2019年10月7日付で関東財務局長に提出された変更報告書により、2019年9月30日現在でそれぞれ以下のとおり株式を保有している旨の報告を受けておりますが、当社として議決権行使基準日における実質所有株式数の確認ができませんので、上記大株主の状況には含めておりません。

氏名又は名称

住所

保有株券等の数

(株)

株券等保有割合

(%)

株式会社みずほ銀行

東京都千代田区大手町1-5-5

12,172,000

3.05

みずほ証券株式会社

東京都千代田区大手町1-5-1

1,138,600

0.28

みずほ信託銀行株式会社

東京都中央区八重洲1-2-1

400,000

0.10

アセットマネジメントOne株式会社

東京都千代田区丸の内1-8-2

13,415,000

3.36

27,125,600

6.79

4.株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループおよびその共同保有者から2019年11月18日付で関東財務局長に提出された変更報告書により、2019年11月11日現在でそれぞれ以下のとおり株式を保有している旨の報告を受けておりますが、当社として議決権行使基準日における実質所有株式数の確認ができませんので、上記大株主の状況には含めておりません。

氏名又は名称

住所

保有株券等の数

(株)

株券等保有割合

(%)

三菱UFJ信託銀行株式会社

東京都千代田区丸の内1-4-5

9,122,200

2.28

三菱UFJ国際投信株式会社

東京都千代田区有楽町1-12-1

7,211,500

1.80

三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社

東京都千代田区丸の内2-5-2

6,679,645

1.67

23,013,345

5.76

5.野村證券株式会社およびその共同保有者から2020年1月20日付で関東財務局長に提出された変更報告書により、2020年1月15日現在でそれぞれ以下のとおり株式を保有している旨の報告を受けておりますが、当社として議決権行使基準日における実質所有株式数の確認ができませんので、上記大株主の状況には含めておりません。

氏名又は名称

住所

保有株券等の数

(株)

株券等保有割合

(%)

野村證券株式会社

東京都中央区日本橋1-9-1

1,596,953

0.40

ノムラ インターナショナル ピーエルシー(NOMURA INTERNATIONAL PLC)

1 Angel Lane, London EC4R 3AB,
United Kingdom

429,867

0.11

野村アセットマネジメント株式会社

東京都中央区日本橋1-12-1

29,680,600

7.43

31,707,420

7.93

 

(7)【議決権の状況】

①【発行済株式】

 

 

 

 

2020年3月31日現在

区分

株式数(株)

議決権の数(個)

内容

無議決権株式

 

議決権制限株式(自己株式等)

 

議決権制限株式(その他)

 

完全議決権株式(自己株式等)

普通株式

53,444,000

完全議決権株式(その他)

普通株式

346,073,600

3,460,736

単元未満株式

普通株式

117,178

発行済株式総数

 

399,634,778

総株主の議決権

 

3,460,736

(注)「完全議決権株式(その他)」欄には、役員報酬BIP信託が所有する当社株式259,468株(議決権の数2,594個)および証券保管振替機構名義の株式600株(議決権の数6個)が含まれております。

 

②【自己株式等】

 

 

 

 

2020年3月31日現在

所有者の氏名又は名称

所有者の住所

自己名義所有株式数(株)

他人名義所有株式数(株)

所有株式数の合計(株)

発行済株式総数に対する所有株式数の割合(%)

セイコーエプソン株式会社

東京都新宿区新宿4-1-6

53,444,000

53,444,000

13.37

53,444,000

53,444,000

13.37

(注)上記のほか、役員報酬BIP信託が所有する当社株式259,468株を連結財務諸表上および財務諸表上、自己株式として処理しております。

 

(8)【役員・従業員株式所有制度の内容】

(業績連動型株式報酬制度)

当社は、当社取締役および当社と委任契約を締結している執行役員(社外取締役および監査等委員である取締役などの業務執行から独立した立場にある者ならびに海外居住者を除く。以下、「本制度対象役員」という。)を対象に、株主の皆様との利益共有意識を強化するとともに、持続的な成長と中長期的な企業価値向上へのコミットメントを示すことを目的として、2017年3月31日で終了する事業年度より、透明性・公平性の高い業績連動型株式報酬制度(以下「本制度」という。)を導入しています。2019年5月16日開催の取締役会において、2020年3月31日で終了する事業年度から2022年3月31日で終了する事業年度までの3年間を対象期間として、本制度を継続することを決議しております。

 

1.制度の概要

本制度については、役員報酬BIP(Board Incentive Plan)信託(以下「BIP信託」という。)と称される仕組みを採用しており、当社の事業利益、ROSおよびROEなどの中長期的な業績目標の達成度等に応じて、本制度対象役員に交付される株数が変動する設計としています。BIP信託とは、米国の業績連動型株式報酬(Performance Share)制度および譲渡制限付株式報酬(Restricted Stock)制度と同様に、役位や業績目標の達成度等に応じて、当社株式および当社株式の換価処分金相当額の金銭を交付および給付する役員向けの株式報酬制度です。

 

0104010_001.png

 

① 当社は取締役会において本制度の継続を決議しております。

② 当社は2016年株主総会の決議により承認を受けた範囲内で金銭の追加信託を行い、受益者要件を満たす本制度対象役員を受益者とする信託(以下、「本信託」という。)の期間を延長しております。

③ 本信託は、信託管理人の指図に従い、信託契約の変更時に信託財産内に残存する金銭および上記②で信託された金銭を原資として、当社株式を株式市場から取得します。

④ 本信託内の当社株式に対する剰余金の分配は、他の当社株式と同様に行われ、本制度に必要な費用などに充当されます。

⑤ 本信託内の当社株式については、信託期間を通じて、議決権を行使しないものとします。

⑥ 信託期間中、本制度対象役員は、株式交付規程に従い、毎年、役位などに応じた一定のポイント数の付与を受け、当該ポイントが当社の中長期的な業績目標の達成度等に応じて変動します。また、本制度対象役員は、原則としてポイントの付与から3年経過後に、かかるポイントの一定割合に相当する当社株式の交付を受け、残りのポイントに相当する株数の当社株式については、信託契約の定めに従い、信託内で換価した上で、換価処分金相当額の金銭を受領します。

⑦ 信託期間中の業績目標の未達成などにより、信託期間の満了時に残余株式が生じた場合、信託契約の変更および追加信託を行うことにより本信託を継続利用するか、または、本信託から当社に当該残余株式を無償譲渡し、当社はこれを無償で取得した上で、取締役会決議によりその消却を行う予定です。

本信託の終了時に、受益者に分配された後の残余財産は、信託金から株式取得資金を控除した信託費用準備金の範囲内で当社に帰属する予定です。また、信託費用準備金を超過する部分については、当社および当社役員と利害関係のない団体への寄附を行う予定です。

 

2.信託契約の内容

① 信託の種類

特定単独運用の金銭信託以外の金銭の信託(他益信託)

② 信託の目的

本制度対象役員に対するインセンティブの付与

③ 委託者

当社

④ 受託者

三菱UFJ信託銀行株式会社

(共同受託者 日本マスタートラスト信託銀行株式会社)

⑤ 受益者

本制度対象役員のうち受益者要件を充足する者

※一定の非違行為等があった者は、受益者要件を充足しません。

⑥ 信託管理人

専門実務家であって、当社と利害関係のない第三者

⑦ 信託契約日

2016年8月2日

⑧ 信託期間

2016年8月2日~2019年8月31日(信託契約の変更により、2022年8月31日まで延長)

⑨ 制度開始日

2016年10月1日

⑩ 議決権行使

議決権は行使しないものとします。

⑪ 取得株式の種類

当社普通株式

⑫ 信託金上限額

5億円(信託報酬・信託費用を含む。)

⑬ 株式の取得方法

株式市場より取得

⑭ 帰属権利者

当社

⑮ 残余財産

帰属権利者である当社が受領できる残余財産は、信託金から株式取得資金を控除した信託費用準備金の範囲内とします。

 

3.信託・株式関連事務の内容

① 信託関連事務

三菱UFJ信託銀行株式会社および日本マスタートラスト信託銀行株式会社がBIP信託の受託者となり信託関連事務を行います。

② 株式関連事務

三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社が事務委託契約書に基づき受益者への当社株式の交付事務を行います。

 

4.本制度対象役員に取得させる予定の株式の総数または総額

190,305株

 

5.本制度による受益者その他の権利を受けることができる者の範囲

本制度対象役員のうち受益者要件を充足する者

※一定の非違行為等があった者は、受益者要件を充足しません。

 

2【自己株式の取得等の状況】

【株式の種類等】 会社法第155条第3号に該当する普通株式の取得および会社法第155条第7号に該当する普通株式の取得

 

(1)【株主総会決議による取得の状況】

 該当事項はありません。

 

(2)【取締役会決議による取得の状況】

区分

株式数(株)

価額の総額(円)

取締役会(2019年4月26日)での決議状況

(取得期間 2019年5月7日~2019年9月20日)

7,500,000

10,000,000,000

当事業年度前における取得自己株式

当事業年度における取得自己株式

6,210,600

9,999,888,400

残存決議株式の総数及び価額の総額

1,289,400

111,600

当事業年度の末日現在の未行使割合(%)

17.19

0.00

当期間における取得自己株式

提出日現在の未行使割合(%)

17.19

0.00

 

(3)【株主総会決議又は取締役会決議に基づかないものの内容】

区分

株式数(株)

価額の総額(千円)

当事業年度における取得自己株式

412

667

当期間における取得自己株式

64

65

(注)1.当期間における取得自己株式には、2020年6月1日からこの有価証券報告書提出日までの単元未満株式の買取りによる株式は含まれておりません。

2.取得自己株式には、役員報酬BIP信託が取得した当社株式は含まれておりません。

 

(4)【取得自己株式の処理状況及び保有状況】

区分

当事業年度

当期間

株式数(株)

処分価額の総額(千円)

株式数(株)

処分価額の総額(千円)

引き受ける者の募集を行った取得自己株式

消却の処分を行った取得自己株式

合併、株式交換、会社分割に係る移転を行った取得自己株式

その他

( - )

保有自己株式数

53,444,053

53,444,117

(注)1.当期間における保有自己株式数には、2020年6月1日からこの有価証券報告書提出日までの単元未満株式の買取りによる株式は含まれておりません。

2.保有自己株式数には、役員報酬BIP信託が所有する当社株式(259,468株)を含んでおりません。

 

3【配当政策】

当社は、お客様価値の創造を通じて持続的な事業成長を実現し、収益性の向上と経営資源の効率化などにより安定的な資金創出に努め、成長戦略に基づく投資を最優先に行ったうえで、経営環境の変化などに耐え得る強固な財務構造の構築と積極的な利益還元に並行して取り組むことを配当政策の基本方針としています。

この方針にしたがい、当社の本業による利益を示す事業利益(日本基準の営業利益とほぼ同じ概念の利益)から法定実効税率相当額を控除した利益に基づき、中期的には連結配当性向40%程度を目標としたうえで、株価水準や資金の状況などを総合的に勘案し、必要に応じて機動的に自己株式の取得を行い、より積極的な株主還元を図っていきます。

当社は、中間配当と期末配当の年2回の剰余金の配当を行うことを基本方針としており、これらの剰余金の配当の決定機関は、期末配当については株主総会、中間配当については取締役会です。

当期の配当につきましては、当社の配当方針および安定的な配当の観点を踏まえ、1株当たり年間配当は62円とさせていただきました。

当社は、「取締役会の決議により、毎年9月30日を基準日として、中間配当を行うことができる。」旨を定款に定めております。

なお、当事業年度に係る剰余金の配当は、以下のとおりです。

決議年月日

配当金の総額(百万円)

1株当たり配当額(円)

2019年10月30日

10,731

31

取締役会決議

2020年6月25日

10,731

31

定時株主総会決議

(注)1.2019年10月30日取締役会決議による配当金の総額には、役員報酬BIP信託が所有する当社株式に対する配当金4百万円が含まれております。

2.2020年6月25日定時株主総会決議による配当金の総額には、役員報酬BIP信託が所有する当社株式に対する配当金8百万円が含まれております。

 

4【コーポレート・ガバナンスの状況等】

(1)【コーポレート・ガバナンスの概要】

①コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方

当社のコーポレートガバナンスに関する基本的な考え方は次のとおりです。

・株主の権利を尊重し、平等性を確保する。

・株主、お客様、地域社会、ビジネスパートナー、従業員を含む様々なステークホルダーの利益を考慮し、それらステークホルダーと適切に協働する。

・会社情報を適切に開示し、透明性を確保する。

・取締役、執行役員および監査等特命役員は、その受託者責任を認識し、求められる役割・責務を果たす。

・株主との間で建設的な対話を行う。

なお、当社は、経営理念に掲げられた目指す姿を実現し、持続的な成長と中長期的な企業価値向上を図るため、透明・公正かつ迅速・果断な意思決定を実現するコーポレートガバナンスの充実・強化に継続的に取り組んでおります。引き続き、監査等委員会設置会社のもと、取締役会の監督機能のさらなる向上、審議の一層の充実および経営の意思決定の迅速化を図り、コーポレートガバナンスの実効性をより一層高めてまいります。

 

②企業統治の体制の概要およびその体制を採用する理由

当社は機関設計として監査等委員会設置会社を採用しており、取締役会、監査等委員会および会計監査人を設置しております。また、役員の指名・報酬などに係る任意の諮問委員会を設置しております。

これは、経営の監視・監督機能の強化を図るとともに、取締役会における審議の一層の充実および経営陣による迅速な意思決定ができる体制を構築することにより、コーポレートガバナンスの実効性をより一層高めることを目的としております。

主な経営会議体およびその設置目的は、次のとおりです。

 

<取締役会>

取締役会は、株主からの委託を受け、効率的かつ実効的なコーポレートガバナンスを実現し、それを通じて、当社が社会的使命を果たし持続的な成長と中長期的な企業価値の最大化を図ることについて責任を負っております。取締役会は、当該責任を果たすため、経営全般に対する監督機能を発揮して経営の公正性・透明性を確保するとともに、経営計画および事業計画の策定ならびに一定金額以上の投資案件等、重要な業務執行の決定等を通じて、意思決定を行います。

取締役会は、後掲の「(2)役員の状況」に記載の社外取締役5名を含む12名の取締役で構成し、原則として毎月1回および必要に応じ随時開催しております。2019年度は13回開催され、出席率は、松永取締役が92.3%、それ以外の取締役は100%となっております。なお、取締役会の議長については、取締役会規則により、取締役会長が務めております。

取締役会では、経営の基本方針、重要な業務執行に関わる事項など社内規程に定めた取締役会が決定すべき事項について意思決定を行い、取締役会が決定すべき事項以外の業務の執行およびその決定については、業務執行側へ委任を行い、それらの職務執行状況を監督いたします。当社は、監査等委員会設置会社のもと、経営判断の迅速化を図り、事業推進における機動性を高めるため、一定金額以下の設備投資の決定などを中心に取締役会から業務執行側への委任範囲を拡大し、取締役会の審議事項はガバナンス、資本政策、コンプライアンス、リスク管理、メガトレンドと中長期的な戦略の審議などをはじめとした重要性の高い議案に限定しています。また、社外取締役の構成比率を3分の1以上とすることを原則とする旨をコーポレートガバナンス基本方針に定めております。

 

<監査等委員会>

監査等委員会は、株主からの委託を受け、独立した客観的な立場において、取締役の職務の執行を監査・監督し、当社の健全で持続的な成長を確保する責任を負っております。また、監査等委員会は、内部統制システムの有効性を確認し、内部監査部門等および会計監査人と連携して監査を実施しております。そして、監査等委員会は、外部会計監査人の選任等にあたっては基本方針を定め、一定の基準に基づき外部会計監査人の独立性と監査品質等を評価するとともに、当該方針に基づき会計監査人の選任等に関する株主総会へ提出する議案の内容を決定いたします。さらに、監査等委員でない取締役の選任・解任・辞任ならびに報酬等に関して検討し、株主総会における意見表明の内容を決定いたします。

監査等委員会は、社外取締役である監査等委員3名を含む監査等委員4名で構成し、委員長は常勤の監査等委員が務め、毎月1回および必要に応じて随時開催しております。

 

<経営戦略会議>

経営戦略会議は、業務執行側の多様な意見を踏まえた適切な意思決定を行うことを目的とした社長の諮問機関です。エプソングループ全体に係る重要経営テーマおよび取締役会上程事項等に関し、取締役、執行役員および監査等特命役員が十分に審議を尽くす場として設置しております。

 

<コンプライアンス委員会>

コンプライアンス委員会は、コンプライアンス活動が業務執行ラインにおいて適切に執行されることを監督するために、コンプライアンス活動の重要事項について報告を受け審議し、その結果を取締役会へ報告・意見具申することを機能としております。

コンプライアンス委員会は、取締役会の諮問機関として社外取締役および監査等委員である取締役から構成し、委員長は常勤の監査等委員が務め、半期ごとおよび必要に応じて随時開催しております。また、会計監査人はオブザーバーとして出席しています。

なお、取締役会において、コンプライアンス担当役員(CCO)を選任し、コンプライアンスにおける業務執行全般を監督・監視する体制とし、CCOは、コンプライアンス委員会に対して、コンプライアンスにおける業務執行の状況を定期的に報告することとしております。

 

<取締役選考審議会・取締役報酬審議会>

取締役会の諮問機関として、取締役、執行役員および監査等特命役員の選考および報酬に関して、その透明性および客観性を確保することを目的として、社外取締役を主要な構成員とし、人事部門が事務局を担当する取締役選考審議会および取締役報酬審議会をそれぞれ設置しております。

各審議会の概要は以下のとおりです。

〔構成〕

取締役会が定めた内規に基づき、いずれの審議会とも、委員長は代表取締役社長が、その他の委員は全ての社外取締役および人事担当取締役が、それぞれ務めることとされており、現在の構成員は以下のとおりです。

委員長:代表取締役社長 小川恭範

委 員:社外取締役   大宮英明、松永真理、白井芳夫、村越進、大塚美智子

人事担当取締役 川名政幸

※碓井稔氏は、2020年3月をもって委員長および委員を退任

※奈良道博氏および椿愼美氏は、2020年6月の定時株主総会をもって委員を退任

なお、常勤の監査等委員である取締役はオブザーバーとして出席することが可能となっております。

〔取締役選考審議会の活動状況〕

2019年4月から2020年6月の定時株主総会までの期間に4回開催され、役員(取締役・執行役員・監査等特命役員)の選考方針および候補者案、後継者計画、取締役会長に関する内規、取締役に対して特に期待する分野等について審議を行いました。とりわけ2020年4月の代表取締役社長の交代に向けては、取締役選考審議会の主要な構成員である社外取締役による複数の後継者候補に対する面談などの選考活動を行い、取締役選考審議会における審議を重ね、審議会としての結論を取締役会に上程しました。

〔取締役報酬審議会の活動状況〕

2019年4月から2020年6月の定時株主総会までの期間に5回開催され、基本報酬、賞与の個別支給額、業績連動型株式報酬制度の延長や業績係数等について審議を行いました。松永真理氏が1回欠席しましたが、後日、審議内容の個別説明を実施しております。

 

当社のコーポレート・ガバナンス体制の模式図は、次のとおりです。

0104010_002.png

③内部統制システムの整備の状況

当社は、内部統制システム(企業集団における業務の適正を確保するための体制)の基本方針について取締役会で決議し、この決議に基づき内部統制システムを適切に整備・運用しております。

 

当社は、経営理念を経営上の最上位概念として捉え、これを実現するために「企業行動原則」を定め、子会社を含むグループ全体で共有するよう努めている。内部統制システム(企業集団における業務の適正を確保するための体制)の基本方針を以下のとおり定め、グループ全体の内部統制システムを整備する。

 

(1)コンプライアンス

「経営理念」の実践原則として「企業行動原則」を定め、その基本骨格であるコンプライアンスの基本事項を定めるコンプライアンス基本規程を制定し、組織体制等を定める。

取締役会の諮問機関として、常勤の監査等委員を委員長とし、社外取締役および監査等委員により構成する「コンプライアンス委員会」を設置し、コンプライアンス活動の重要事項について随時および定期的に報告を受け審議し、その結果を取締役会へ報告・意見具申する。また、会計監査人は、オブザーバーとしてコンプライアンス委員会に出席することができる。

コンプライアンス担当役員(CCO)を選任し、コンプライアンスにおける業務執行全般を監督・監視する体制とする。また、CCOは、コンプライアンス委員会に対して、コンプライアンスにおける業務執行の状況を定期的に報告する。

コンプライアンスの推進・徹底は社長指揮のもと、グループ共通のテーマについては本社各主管部門が各事業部門および子会社と協働してグローバルに推進し、各事業の個別のテーマについては、事業部長が担当事業に関する子会社を含めた活動を推進する体制とする。また、コンプライアンス統括部門がコンプライアンス推進全般をモニタリングおよび是正・調整することにより、コンプライアンス活動の網羅性・実効性を高める。

子会社を含むグループ全体のコンプライアンス推進・徹底上の重要事項については、社長の諮問機関であり取締役等で構成する経営戦略会議において法令・社内規程・企業倫理遵守に関する活動の推進状況、重点領域の取り組み状況等について多面的に審議することにより、コンプライアンスの実効性の確保に努める。

子会社を含め、実効性の高い内部通報制度の整備・運用に努める。従業員がコンプライアンスに反する行為を発見した時は、内部通報窓口をはじめ、その他の各種相談窓口に通報する。また、通報した者が、通報したことを理由として、不利な取り扱いを受けない体制とし、相談・通報事案は、通報者が特定されない形で当社の監査等委員会、コンプライアンス委員会および経営戦略会議に報告する。

 

 

社員向けWeb研修等の各種社内教育を、子会社従業員を含めて実施することにより、リーガルマインドの浸透に努める。

社長は、定期的に取締役会にコンプライアンスの執行状況に関する重要事項を報告するとともに、必要に応じ対策を講ずる。

「反社会的勢力」とは一切関わらない旨を「企業行動原則」に定め、社会の秩序や安全に脅威を与える反社会的勢力に対し毅然とした行動をとることにより関係排除に取り組む。

 

(2)財務報告の適正性を確保するための体制

適正な財務報告の作成を重要な課題と認識し、社長の指示のもと、金融商品取引法の要請する評価・報告の範囲に限定することなく、経営として整備が必要と判断した範囲も含め、財務報告に係る内部統制を適切に整備・運用および評価できる体制を構築する。

財務報告内部統制の基本規程やその他の規程・基準類を整備し、グループ全体にその遵守を義務づける。

財務報告に係る内部統制の構築・整備およびその運用が有効かつ適切に機能していることを継続的に評価し、必要な是正を行う。

 

(3)業務執行体制

長期ビジョンおよび中期経営計画を策定し、グループ全体の中長期的な目標を明確にする。

組織管理規程・職務権限規程・業務分掌規程ならびに関係会社管理規程を制定し、グループ全体の権限配分を網羅的に定め、適正かつ効率的に職務の執行が行われる体制を構築する。

執行に携わる者は、取締役会に対して、3ヶ月に1回以上、以下に定める事項について報告を行う。

イ.業績の状況および今後の業績見通しに関する事項

ロ.リスク管理の対応状況

ハ.重要な業務執行の状況

 

(4)リスクマネジメント

子会社を含むグループ全体のリスク管理体制を定めるリスク管理基本規程を制定し、組織体制、リスク管理の方法等の基本事項を定める。

子会社を含むグループ全体のリスク管理の総括責任者を社長とし、グループ共通のリスク管理については本社主管部門が各事業部門および子会社と協働してグローバルに推進し、各事業固有のリスク管理については事業部長が担当事業に関する子会社を含めて推進する体制とする。さらにリスク管理統括部門を設置し、グループ全体のリスク管理全般をモニタリングおよび是正・調整し、リスク管理活動の実効性を確保する。

会社に著しい影響を与え得る重要なリスクについては、経営戦略会議においてリスクの抽出・特定・制御活動等について機動的・多面的に審議することにより、リスク管理の実効性の確保に努める。また、重要リスク発現時には、所定の危機管理プログラムに従い社長の指揮下で全社的に速やかな初動対応をとる体制とする。

④ 社長は、定期的に取締役会にリスク管理に関する重要事項を報告するとともに、必要に応じ対策を講ずる。

 

(5)企業集団における業務の適正性確保

グループマネジメントの基本を「商品別事業部制による事業部長の世界連結責任体制と、本社主管機能のグローバル責任体制」とし、事業オペレーション機能を担う子会社の業務執行体制の整備に関する責任は各事業部門の責任者が負い、グループ共通のコーポレート機能等については本社の各主管部門の責任者が責任を負うことにより、子会社を含めた企業集団における業務の適正化に努める。

関係会社管理規程において、子会社の業務執行の一部について親会社である当社への事前承認または報告事項を定めて義務付けるとともに、一定基準を満たすものについては、当社の取締役会付議事項とすることにより、グループとして統制のとれた業務執行が行える体制とする。また、特定の地域においては、複数の子会社を統括する地域統括会社を定めることにより、グループ全体における業務執行の適正化・効率化に努める。

内部監査基本規程に基づき、内部監査部門は、各事業部門および本社の各主管部門による管理・監督機能から独立したモニタリング組織として、子会社を含むグループ全体における内部統制の体制と運用状況に関する監査を実施し、その結果を監査対象先の責任者に通知し、改善を求めるとともに、社長および監査等委員会に対してその内容を適時に報告することにより、グループ全体における業務の適正化に努める。

 

 

(6)職務の執行に関する情報の保存および管理

職務の執行に係る情報の保存および管理については、文書管理規程、稟議規程、契約書管理規程、その他関連規程に従って行い、全ての取締役はこれらの文書等を常時閲覧できる体制とする。

② 情報セキュリティ基本規程に基づき子会社も含めた社内情報について機密度に応じて適切に管理することにより、情報漏洩の防止に努める。

 

(7)監査体制

監査等委員会は監査等委員会監査等規程に基づき、職務の遂行上必要と判断した場合は、監査等委員でない取締役、執行役員および従業員からヒアリング等を実施することができる。

監査等委員は経営戦略会議、経営会議などの執行サイドの重要会議に出席することができ、監査等委員でない取締役と同レベルの情報に基づいた監査が実施できる体制とする。また、監査等委員会に対し重要決裁書類を定期的に回付する。

監査等委員会の職務を補助するため監査等委員会室を設置する。監査等委員会室長は監査等特命役員とするとともに、監査等委員会室に専属の従業員を配置する。また、監査等委員会室長および監査等委員会室に属する者は、監査等委員会を補助する職務に関し、監査等委員会の指揮命令にのみ服し、監査等委員でない取締役からの指揮命令を受けないものとし、その人事に関する事項は、監査等委員会の事前の同意を得なければならない。

監査等委員会による監査を組織的かつ効率的なものにするため、内部監査部門等と監査等委員会との密接な連携を確保する体制とする。

監査等委員会は、監査等委員会室の体制および内部監査部門等との連携体制等に関し、監査等委員会による監査の実効性を妨げる事情が認められる場合、代表取締役あるいは取締役会に対してその是正を求めることができる。

監査等委員会は、内部監査部門から監査結果等について報告を受け、また必要に応じて、内部監査部門に対して具体的指示を行うことができる。なお、内部監査部門に対する監査等委員会と社長の指示が齟齬をきたす場合には、社長は、内部監査部門に対し、監査等委員会による指示を尊重させるものとする。

監査等委員会は監査等委員会監査等規程に基づき、監査等委員でない取締役、コンプライアンス統括部門およびリスク管理統括部門等から、子会社を含めたグループ全体の管理の状況について報告または説明を受け、関係資料を閲覧することができる。また、監査等委員会は必要に応じて、子会社の取締役、監査役および内部監査部門等に対し、当該子会社の管理の状況について報告を求めることができる。なお、報告した者が、報告をしたことを理由として不利な取り扱いを受けない体制とし、報告に基づき代表取締役あるいは取締役会等へ是正等を求める場合であっても、報告者が特定されない形とする。

監査等委員会は会計監査人との協議を定期的に行い、監査の実効性を高めるよう努める。

監査等委員会と代表取締役との定期的な会合を持つことにより、監査等委員会が業務執行の状況を直接把握できる体制とする。

監査等委員の職務執行に必要な費用は、あらかじめ適切に予算を計上する。ただし、緊急または臨時に生じる監査等委員の職務執行に必要な費用については、都度速やかに前払または償還する。

以上

 

④取締役の定数

当社は、監査等委員でない取締役は9名以内、監査等委員である取締役は5名以内とする旨を定款に定めております。

 

⑤取締役の選任および解任の決議要件

当社は、取締役の選任決議について、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、その議決権の過半数をもって行う旨および累積投票によらないものとする旨を定款に定めております。

なお、解任決議については、会社法と異なる別段の定めはしておりません。

 

⑥株主総会決議事項を取締役会で決議できるとした事項

(自己の株式の取得)

当社は、自己の株式の取得について、今後の経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を可能とするため、取締役会の決議によって、市場取引等により自己の株式を取得することができる旨を定款に定めております。

(中間配当)

当社は、株主への機動的な利益還元を行うため、取締役会の決議によって、毎年9月30日を基準日として、中間配当を行うことができる旨を定款に定めております。

 

(取締役の責任免除)

当社は、取締役の責任免除について、取締役(業務執行取締役を除く)が期待される役割を十分に発揮できるよう、取締役会の決議によって、会社法第423条第1項の損害賠償責任について、会社法第426条第1項に規定する要件に該当する場合には、賠償責任額から法令に定める最低責任限度額を控除して得た額を限度として免除することができる旨を定款に定めております。

 

責任限定契約の内容の概要

当社は非業務執行取締役である大宮英明氏、松永真理氏、重本太郎氏、白井芳夫氏、村越進氏および大塚美智子氏との間で、会社法第427条第1項の規定に基づき、同法第423条第1項の損害賠償責任を限定する契約を締結しております。当該契約に基づく損害賠償責任の限度額は、法令が定める額を上限としております。当該責任限定が認められるのは、当該非業務執行取締役が責任の原因となった職務の遂行について善意でかつ重大な過失がない場合に限られます。

 

⑧株主総会の特別決議要件

当社は、会社法第309条第2項に定める株主総会の特別決議要件について、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、その議決権の3分の2以上をもって行う旨を定款に定めております。これは、株主総会における特別決議の定足数を緩和することにより、株主総会の円滑な運営を行うことを目的とするものです。

 

会社の支配に関する基本方針

当社は、当社の財務および事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針(以下「基本方針」という。)を次のとおり定めております。

 

1)基本方針の概要

当社は、創業当時からの独自の強みである「省・小・精の技術」を基盤として、自らの常識やビジョンを超えて果敢に挑戦しイノベーションを生むことにより、画期的なお客様価値を継続的に創造し、より良い社会の実現に「なくてはならない会社」として中心的な役割を果たすことを目指してまいります。

当社は、当社の株主は市場での自由な取引を通じて決まるものと考えます。したがって、当社の財務および事業の方針の決定を支配することが可能な数の株式を取得する買付提案(以下「大量取得行為」といいます。)に応じるか否かの判断は、最終的には株主の皆様のご意思に委ねられるべきものと考えております。

もっとも、当社株式の大量取得行為に応じるか否かの株主の皆様のご判断は、適切に行われる必要があり、そのためには、当社株式の大量取得行為を行おうとする者及び当社取締役会の双方から、株主の皆様に必要な情報や意見等が提供されるとともに、それらを検討するために必要な時間が確保される必要があると考えております。

なお、当社は、当社の財務および事業の方針の決定を支配する者は、当社の事業内容や企業価値の源泉を十分に理解するとともに、役職員が一体となって価値創造にむけて取り組むこと、創業以来の風土を大切にしながら創造と挑戦を続けていくこと、お客様の信頼を維持・獲得していくことの重要性を理解する者であることが必要と考えております。

 

2)基本方針の実現に資する取組みの概要

a.基本方針の実現に資する特別な取組み

当社は、2016年3月に、2025年におけるエプソンの目指す姿を示した長期ビジョン「Epson 25」を策定しました。

「Epson 25」の実現に向けた、第1期中期経営計画(2016年度~2018年度)の3カ年では、将来成長に向けて大きく進展した取組みがあった一方で、計画に対する遅れや十分な成果に結びついていない取組みなどもありました。さらに想定を上回る外部環境の変化にも影響を受け、最終年度の業績は第1期中期経営計画で掲げた目標に対して未達となりました。

2019年3月に策定した第2期中期経営計画(2019年度~2021年度)では、引き続き「Epson 25」で目指す姿は堅持し、環境変化や社会課題に対応したメリハリのある経営により、高い収益を生み出す事業運営に改革します。

 

b.基本方針に照らして不適切な者によって当社の財務および事業の方針の決定が支配されることを防止するための取組み

当社は、当社株式の大量取得行為を行おうとする者に対しては、当社の企業価値・株主共同の利益を確保・向上する観点から、当該大量取得行為の是非を適切に判断するために必要かつ十分な情報の提供を求めたうえで、当該大量取得行為に対する当社取締役会の意見等を開示することで、株主の皆様が当該大量取得行為の是非を検討するために必要な期間および情報の確保に努めるほか、金融商品取引法、会社法その他関連法令に基づき、適切な措置を講じてまいります。

 

3)具体的取組みに対する当社取締役会の判断およびその理由

上記の取組みは、当社の企業価値・株主共同の利益の確保・向上に資するためのものであり、当社の株主共同の利益を損なうものではなく、また、上記の基本方針に沿うものであります。さらに、これらの取組みは、当社の取締役の地位の維持を目的とするものではないと判断しております。

 

(注)当社は、近時の動向や、国内外の機関投資家をはじめとする株主の皆様のご意見などを踏まえ、慎重に検討を重ねた結果、2020年5月14日開催の取締役会において当社株式の大量取得行為に関する対応策(買収防衛策)を継続しないことを決議し、同年6月25日開催の定時株主総会終結の時をもって廃止しました。

 

(2)【役員の状況】

①役員一覧

男性 10名 女性 2名(役員のうち女性の比率 16.7%)

役職名

氏名

生年月日

略歴

任期

所有株式数

(株)

取締役会長

碓井 稔

1955年4月22日

 

1979年11月

信州精器株式会社(現 当社)入社

1997年4月

当社情報画像事業本部IJ開発設計部長

2002年4月

当社情報画像事業本部副事業本部長

2002年6月

当社取締役

2004年11月

当社研究開発本部副本部長

2005年11月

当社生産技術開発本部長

2007年7月

当社研究開発本部長

2007年10月

当社常務取締役

2008年6月

当社代表取締役社長

2020年4月

当社取締役会長(現任)

 

※1

180,500

代表取締役社長

小川 恭範

1962年4月11日

 

1988年4月

当社入社

2008年4月

当社VI事業推進部長

2008年10月

当社VI企画設計部長

2017年4月

当社ビジュアルプロダクツ事業部長

2017年6月

当社執行役員

2018年6月

当社取締役 執行役員

2018年10月

当社技術開発本部長

2019年6月

当社取締役 常務執行役員

当社ウエアラブル・産業プロダクツ事業セグメント担当

2020年4月

当社代表取締役社長(現任)

 

※1

15,600

代表取締役 専務執行役員

プリンティングソリューションズ事業部長

久保田 孝一

1959年4月3日

 

1983年4月

エプソン株式会社(現 当社)入社

1999年11月

2008年7月

2010年6月

当社TP営業企画推進部長

当社映像機器事業部長

当社業務執行役員

2011年10月

2012年6月

2013年6月

2015年6月

2016年4月

2016年6月

2017年4月

 

2017年6月

当社ビジュアルプロダクツ事業部長

当社取締役

当社プリンター事業部長

当社常務取締役

当社経営企画本部副本部長

当社取締役 常務執行役員

当社プリンティングソリューションズ事業部長(現任)

当社取締役 専務執行役員

2018年10月

当社代表取締役 専務執行役員(現任)

 

※1

33,300

取締役 常務執行役員

経営管理本部長

瀬木 達明

1960年12月26日

 

1983年4月

エプソン株式会社(現 当社)入社

2005年11月

当社BS事業管理部長

2014年10月

当社財務経理部長

2015年10月

当社経営管理本部副本部長

2016年6月

当社取締役 執行役員

当社コンプライアンス担当役員(現任)

当社経営管理本部長(現任)

2019年6月

当社取締役 常務執行役員(現任)

 

※1

9,800

 

 

役職名

氏名

生年月日

略歴

任期

所有株式数

(株)

取締役 執行役員

人事本部長 兼 健康経営推進室長

エプソン販売株式会社取締役会長

川名 政幸

1964年7月27日

 

1988年4月

セイコーエプソン生活協同組合入社

1999年3月

当社入社

2008年10月

当社人事部長

2014年6月

当社取締役

当社人事本部長(現任)

2015年6月

オリエント時計株式会社 代表取締役社長

2016年6月

当社取締役 執行役員(現任)

2016年10月

当社CSR推進室長

2018年6月

エプソン販売株式会社 取締役会長(現任)

2020年4月

当社健康経営推進室長(現任)

 

※1

12,100

取締役 執行役員

経営戦略本部長 兼 サステナビリティ推進室長 兼 DX推進本部長

髙畑 俊哉

1963年11月19日

 

1986年4月

当社入社

2012年4月

当社プリンター事業部副事業部長

2014年4月

当社プリンター事業部副事業部長 兼BIJ推進プロジェクト部長

2014年6月

当社業務執行役員

2015年4月

当社知的財産本部副本部長

2015年6月

当社知的財産本部長

2016年6月

当社執行役員

2018年10月

当社経営企画本部長

2019年4月

当社DX推進本部長(現任)

2019年6月

当社取締役 執行役員(現任)

2020年4月

当社経営戦略本部長 兼 サステナビリティ推進室長(現任)

 

※1

13,000

社外取締役

大宮 英明

1946年7月25日

 

1969年6月

三菱重工業株式会社入社

2002年6月

同社取締役

2005年6月

同社取締役 常務執行役員

2007年4月

同社取締役 副社長執行役員

2008年4月

同社取締役社長

2013年4月

同社取締役会長

2014年6月

当社社外取締役(現任)

2016年6月

三菱商事株式会社 社外取締役

2018年6月

株式会社野村総合研究所 社外取締役(現任)

2019年4月

三菱重工業株式会社取締役相談役

2019年6月

同社相談役(現任)

 

※1

11,600

社外取締役

松永 真理

1954年11月13日

 

1977年4月

株式会社日本リクルートセンター(現 株式会社リクルートホールディングス)入社

1986年7月

同社「就職ジャーナル」編集長

1988年7月

同社「とらばーゆ」編集長

1997年7月

エヌ・ティ・ティ移動通信網株式会社(現 株式会社NTTドコモ)ゲートウェイビジネス部企画室長

2000年4月

株式会社松永真理事務所 取締役社長

2012年6月

MS&ADインシュアランスグループホールディングス株式会社 社外取締役

テルモ株式会社 社外取締役

2014年6月

ロート製薬株式会社 社外取締役

2016年6月

当社社外取締役(現任)

 

※1

6,600

 

 

役職名

氏名

生年月日

略歴

任期

所有株式数

(株)

取締役 常勤監査等委員

重本 太郎

1962年6月4日

 

1985年4月

当社入社

2003年4月

当社TP事業管理部長

2014年2月

Epson Engineering (Shenzhen) Ltd. 総経理

2016年6月

当社監査等特命役員 監査等委員会室長

2018年6月

当社取締役 常勤監査等委員(現任)

 

※2

13,500

社外取締役 監査等委員

白井 芳夫

1948年5月1日

 

2001年6月

トヨタ自動車株式会社 取締役

2003年6月

同社常務役員

2005年6月

同社専務取締役

2007年6月

日野自動車株式会社 取締役副社長

2008年6月

同社取締役社長

2013年6月

同社相談役

豊田通商株式会社 取締役副会長

2015年6月

同社顧問

2016年6月

当社社外取締役 監査等委員(現任)

2017年6月

日野自動車株式会社 顧問

株式会社フジクラ 社外取締役 監査等委員(現任)

 

※2

10,500

社外取締役 監査等委員

村越 進

1950年9月1日

 

1976年4月

弁護士登録

1984年4月

村越進法律事務所 弁護士

1988年3月

新千代田総合法律事務所 弁護士(現在に至る)

2001年5月

日本弁護士連合会 人権擁護委員会委員長

2008年4月

日本弁護士連合会副会長

第一東京弁護士会会長

2014年4月

日本弁護士連合会会長

2017年5月

日本弁護士政治連盟理事長(現任)

2019年4月

文部科学省 コンプライアンスチーム委員(主査)(現任)

2020年6月

当社社外取締役 監査等委員(現任)

 

※2

社外取締役 監査等委員

大塚 美智子

1958年11月26日

 

1981年4月

住友商事株式会社入社

1986年10月

監査法人朝日新和会計社(現 有限責任あずさ監査法人)入社

1990年8月

公認会計士登録

2013年5月

大塚公認会計士事務所 公認会計士(現在に至る)

2014年4月

独立行政法人医薬品医療機器総合機構監事(非常勤)

2015年4月

独立行政法人国際観光振興機構監事(非常勤)(現任)

2015年6月

富士興産株式会社 社外監査役

2016年6月

同社 社外取締役 監査等委員

2020年6月

当社社外取締役 監査等委員(現任)

 

※2

306,500

(注)1.大宮英明、松永真理、白井芳夫、村越進、大塚美智子は、社外取締役です。

2.当社の監査等委員会については、次のとおりです。

委員長 重本太郎、委員 白井芳夫、委員 村越進、委員 大塚美智子

なお、重本太郎は常勤監査等委員です。

3.※1の任期は、2020年6月25日開催の定時株主総会での選任後1年以内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時株主総会の終結の時までです。

4.※2の任期は、2020年6月25日開催の定時株主総会での選任後2年以内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時株主総会の終結の時までです。

5.当社は、迅速な意思決定に基づく事業運営を行うために、執行役員制度を導入しています。なお、有価証券報告書提出日現在における執行役員(取締役による兼務を除く)は、次のとおりです。

常務執行役員   奥村 資紀

常務執行役員   渡辺 潤一

常務執行役員   島田 英輝

執行役員     深石 明宏

執行役員     森山 佳行

執行役員     佐伯 直幸

執行役員     下斗米 信行

執行役員     山本 和由

執行役員     安藤 宗德

執行役員     五十嵐 人志

執行役員     Keith Kratzberg

執行役員     大塚 勇

執行役員     阿部 栄一

執行役員     市川 和弘

執行役員     内藤 恵二郎

執行役員     吉田 佳史

執行役員     Andrea Zoeckler

執行役員     永房 義朗

執行役員     細野 聡

執行役員     鈴村 文徳

執行役員     武井 昭文

執行役員     吉田 潤吉

執行役員     Samba Moorthy

執行役員     山田 陽一

技術専門役員   村田 すなお

技術専門役員   北原 強

6.当社は、監査等委員会を支援する役割を担う監査等特命役員を選任しています。なお、有価証券報告書提出日現在における監査等特命役員は、次のとおりです。

監査等特命役員  戸枝 晶彦

 

②社外役員の状況

(社外取締役の役割)

社内の経営陣から独立した立場で、客観的かつ大局的な観点から当社経営の重要な意思決定に対する監督を行うため、当社は、コーポレートガバナンス基本方針において、社外取締役の役割を次のとおり定め、当社取締役会における員数の3分の1以上を独立社外取締役とすることを原則としております。

イ.経営全般の監督機能

・経営全般の評価に基づき、役員の選任プロセスおよび報酬の決定プロセスに関与することを通じて経営陣を監督する機能

・取締役会が決定すべき事項とされている重要な業務執行の決定に関して議決権を行使することなどを通じて経営全般を監督する機能

ロ.経営効率の向上のための助言を行う機能

ハ.利益相反の監督機能

・当社と取締役および執行役員との間の利益相反を監督する機能

・当社と関連当事者との間の利益相反を監督する機能

 

(独立性に関する考え方)

当社は、取締役会において「社外取締役の独立性判断基準」を制定し、社外取締役の候補者選定にあたっては、本基準に準拠し、一般株主と利益相反を生じるおそれのない者を選任しております。現体制の全ての社外取締役は、本基準の独立性の要件を満たしております。

 

〔社外取締役の独立性判断基準〕

当社は、社外取締役の独立性を客観的に判断するため、以下に掲げる基準を定める。

1.以下のいずれにも該当しない場合、当社に対する独立性を有しているものと判断する。

(1) 当社を主要な取引先とする者(注1)または、その者が会社である場合は最近5年間においてその業務執行者(注2)だった者

(2) 当社の主要な取引先である者(注3)または、その者が会社である場合は最近5年間においてその業務執行者だった者

(3) 当社から役員報酬以外に多額の金銭(注4)その他の財産を得ているコンサルタント、公認会計士等の会計専門家、弁護士等の法律専門家(当該財産を得ている者が法人、組合等の団体である場合には、最近3年間において当該団体に所属し、業務執行者に準じる職務を行っていた者)

(4) 当社の大株主(注5)または、その者が会社である場合は最近5年間においてその業務執行者もしくは監査役だった者

(5) 当社が現在大株主となっている会社等の業務執行者または監査役である者

(6) 当社の主要な借入先である者(注6)または、その者が会社である場合は最近5年間においてその業務執行者だった者

(7) 最近5年間において、当社の法定監査を行う監査法人に所属していた者

(8) 最近5年間において、当社の主幹事証券会社に所属していた者

(9) 当社から多額の寄付(注7)を受けている者(当該寄付を受けている者が法人、組合等の団体である場合には、最近3年間において当該団体に所属し、業務執行者に準じる職務を行っていた者)

(10)当社との間で、社外役員の相互就任(注8)の関係が生じる会社の出身者

(11)上記(1)~(9)に該当する者の配偶者または2親等以内の親族

 

2.前項のいずれかに該当する場合であっても、会社法に定める社外取締役の要件を満たし、かつ当該人物の人格、見識、経験等に照らして当社の社外取締役としてふさわしいと考える人材については、その理由を説明および開示したうえで社外取締役として選任することができる。

 

(注)1:「当社を主要な取引先とする者」とは、最近3年間のいずれかの事業年度において、取引先の連結売上高(連結売上収益)の2%以上の支払を当社から受けた者(主に仕入先)をいう

2:「業務執行者」とは、執行役もしくは業務執行取締役または執行役員もしくは部長格以上の上級管理職にある使用人をいう

3:「当社の主要な取引先である者」とは、最近3年間のいずれかの事業年度において、当社の連結売上収益の2%以上の支払を当社に行った者(主に販売先)をいう

4:「多額の金銭」とは、その価額の総額が、過去3年間の平均で、個人の場合は年間1,000万円以上、団体の場合は当該団体の総収入の2%以上の額の金銭をいう

5:「大株主」とは、総議決権の10%以上の議決権を直接または間接的に保有している者をいう

6:「主要な借入先」とは、最近3年間のいずれかの事業年度において、当社の資金調達において必要不可欠であり、代替性がない程度に依存している金融機関その他の大口債権者をいう

7:「多額の寄付」とは、その価額の総額が、過去3年間の平均で、年間1,000万円または当該団体の年間総費用の30%のいずれか大きい額を超える寄付をいう

8:「社外役員の相互就任」とは、当社の出身者が現任の社外役員を務めている会社から社外役員を迎え入れることをいう

以上

 

 

社外取締役の員数および選任状況の考え方ならびに社外取締役との人的関係、資本的関係または取引関係その他利害関係

有価証券報告書提出日時点における当社の社外取締役は5名(うち、監査等委員である取締役3名)です。

イ.大宮 英明氏

同氏は、三菱重工業株式会社の取締役社長および取締役会長を歴任し、経営者・技術者としての豊富な経験と高い見識を有しております。当社社外取締役として、グローバルかつ重工業という別業種の企業経営に精通した経営者の観点から、経営全般にわたる課題の指摘や提言など積極的な発言を行うことで、経営を適切に監督いただいております。

引き続き、当社の持続的な成長と中長期的な企業価値の向上に向けて、経営の監督を適切に行っていただくことが期待できるものと判断しております。

同氏は、三菱重工業株式会社の業務執行者でありました。最近3年間において、当社と同社との間に取引関係はありません。当社は、同氏を東京証券取引所が定める独立役員として同取引所に届け出ております。

なお、当社株式を保有しておりますが、僅少であり、当社との人的関係、資本的関係または取引関係その他特別の利害関係はありません。

ロ.松永 真理氏

同氏は、新規ビジネスモデルの構築や複数の企業における社外役員としての実績があり、豊富な経験と高い見識を有しております。当社社外取締役として、オープンイノベーションの促進などの観点から、経営上の課題の指摘や提言など積極的な発言を行うことで、経営を適切に監督いただいております。

引き続き、当社の持続的な成長と中長期的な企業価値の向上に向けて、経営の監督を適切に行っていただくことが期待できるものと判断しております。

最近3年間において、当社と同氏との間に取引関係はありません。当社は、同氏を東京証券取引所が定める独立役員として同取引所に届け出ております。

なお、当社株式を保有しておりますが、僅少であり、当社との人的関係、資本的関係または取引関係その他特別の利害関係はありません。

ハ.白井 芳夫氏(監査等委員である社外取締役)

同氏は、トヨタ自動車株式会社、日野自動車株式会社および豊田通商株式会社の取締役を歴任し、経営者としての豊富な経験と高い見識を有していることや、当社における監査等委員である社外取締役としてのこれまでの実績から、引き続き、当社の持続的な成長と中長期的な企業価値向上に向けた経営の適切な監督および経営の健全性確保に貢献いただくことが期待できるものと判断しております。

同氏は、最近5年間において、豊田通商株式会社の業務執行者でありました。最近3年間において、当社と豊田通商株式会社との間に取引関係はありません。当社は、同氏を東京証券取引所が定める独立役員として同取引所に届け出ております。

なお、当社株式を保有しておりますが、僅少であり、当社との人的関係、資本的関係または取引関係その他特別の利害関係はありません。

ニ.村越 進氏(監査等委員である社外取締役)

同氏は、弁護士としての高度な専門的知見を有しております。また、日本弁護士連合会の会長や日本弁護士政治連盟の理事長を歴任するなど法曹界における豊富な経験を有していることから、当社の持続的な成長と中長期的な企業価値の向上に向けた経営の適切な監督および経営の健全性確保に貢献いただくことが期待できるものと判断しております。なお、同氏は、社外役員となること以外の方法で会社の経営に関与した経験はありませんが、上記の理由から、監査等委員である社外取締役としての職務を適切に遂行することができるものと判断しております。

当社は、弁護士である同氏およびその所属する法律事務所との間に、顧問契約、その他個別契約に基づく業務の委任を行ったことがなく、取引関係はありません。当社は、同氏を東京証券取引所が定める独立役員として同取引所に届け出ております。

ホ.大塚 美智子氏(監査等委員である社外取締役)

同氏は、公認会計士としての高度な専門的知見を有しております。また、上場企業における社外役員としての実績と高い見識を有していることから、当社の持続的な成長と中長期的な企業価値の向上に向けた経営の適切な監督および経営の健全性確保に貢献いただくことが期待できるものと判断しております。なお、同氏は、社外役員となること以外の方法で会社の経営に関与した経験はありませんが、上記の理由から、監査等委員である社外取締役としての職務を適切に遂行できるものと判断しております。

当社は、公認会計士である同氏との間に、顧問契約、その他個別契約に基づく業務の委任を行ったことがなく、取引関係はありません。当社は、同氏を東京証券取引所が定める独立役員として同取引所に届け出ております。

 

③社外取締役による監督又は監査と内部監査、監査等委員会監査及び会計監査との相互連携並びに内部統制部門との関係

監査等委員会監査、内部監査、会計監査の相互連携ならびにこれらの監査と内部統制部門との関係)

当社は、監査等委員会による監査を組織的かつ効率的なものにするため、内部監査部門等と監査等委員会との密接な連携を確保する体制としており、監査等委員会は、監査等委員会室の体制および内部監査部門等との連携体制等に関し、監査等委員会による監査の実効性を妨げる事情が認められる場合、代表取締役あるいは取締役会に対してその是正を求めることができます。

当社の内部監査部門は、監査計画、監査結果および監査対象会社の監査指摘改善計画について定期的に監査等委員会に対して報告しています。これを受け、監査等委員会は、必要があると認めた場合は、内部監査部門に対して調査を要請し、またその職務の執行について具体的な指示を行うことができます。これらにより、監査等委員会の組織的監査の実効性を担保しています。

内部監査部門は、社長を中心とした業務執行部門が構築する内部統制機能の要として位置付けられる一方、監査等委員会および内部監査部門による監査の実効性と独立性を確保する観点から、監査等委員会と社長の指示が齟齬をきたす場合には、社長は、内部監査部門に対し、監査等委員会による要請または指示を尊重させなければならないこととしています。

監査等委員会は、内部通報部門より定期的に内部通報の報告を受けています。とりわけ、重大な事案については、受付後速やかに詳細な報告を受け、対処の妥当性について確認しています。また、通報した者が、通報したことを理由として、不利な取り扱いを受けない体制とし、相談・通報事案は、通報者が特定されることなく当社の監査等委員会、社外取締役を主要な構成員とするコンプライアンス委員会および経営戦略会議に報告され、報告に基づき代表取締役あるいは取締役会等へ是正等を求める場合であっても、報告者が特定されない仕組みとしています。

監査等委員会と会計監査人とは、期初においてリスク評価を共有したうえで会計監査人の監査計画を確認し、期中においても定期的に協議を行うことにより、監査の実効性を高めています。また、会計監査人は、社外取締役および監査等委員である取締役により構成するコンプライアンス委員会に、オブザーバーとして出席することができる体制としています。

(社外取締役と内部統制機能との連携)

監査等委員である社外取締役と監査等委員でない社外取締役は協働して、コンプライアンス委員会、代表取締役との定期的な会合、社外取締役だけのミーティングに出席し、また国内・海外の子会社の往査・視察などを行うことにより、社外取締役による監督または監査と内部統制機能との連携強化を図っています。

 

(3)【監査の状況】

①監査等委員会監査の状況

(監査等委員会の体制)

当社の監査等委員会は、社外取締役3名を含む取締役4名で構成されております。社外取締役監査等委員3名は、弁護士、公認会計士、企業経営経験者であり、それぞれ高度な専門的知見、豊富な経験、高い見識を有しており、監査等委員会としてバランスのとれた監査・監督活動を遂行しております。また、監査等委員会による活動の実効性を確保するためには、監査等の環境の整備や重要社内会議への出席等による円滑な社内の情報収集、内部監査部門等との緊密な連携および内部統制システムの日常的な監視が必要と判断し、重本太郎氏を常勤監査等委員として選定しております。

なお、監査等委員である大塚美智子氏は公認会計士であり、財務および会計に関する相当程度の知見を有しております。

また、監査等委員会を支援する専任組織として、監査等特命役員を長とする監査等委員会室を設置しています。監査等委員会室は、業務執行側からの独立性を有しており、監査等委員会からの直接の指示・命令系統の下、監査等委員会の支援を行います。

(監査等委員会の活動状況)

全監査等委員は取締役会、取締役選考審議会、取締役報酬審議会等の重要会議に出席するほか、代表取締役との定期的な懇談等を行うことにより、経営戦略やコーポレートガバナンス等の重要事項の意思決定や経営執行状況の適切な監視を行っています。さらに、取締役・執行役員各人に対する定期ヒアリングや職務執行確認書を通じて、遵法状況や業務執行成果に対する監査・監督を行っております。

また、内部監査部門・内部統制主管部門・本社主管部門・グループ子会社監査役等からの定期ヒアリングによる内部統制システムの整備・運用の状況等(コンプライアンス体制、リスク管理体制、財務報告に係る内部統制を含む)の確認を行っております。加えて、監査等委員会もしくは個別の監査等委員として国内海外の事業所や子会社を往査し、必要があると認めた場合は、内部監査部門や会計監査人に対して調査を要請するとともに、その職務の執行について具体的な指示を行っています。これらにより、監査等委員会の組織的監査の実効性を担保しています。

会計監査人の監査の相当性については、期初においてリスク評価を相互に共有したうえで監査等委員会として会計監査人の監査計画を確認し、期中においても定期的に協議を行うことにより監査の実施状況を確認するとともに、両者の監査の実効性を高めています。また毎年、現任の会計監査人を含め、海外ネットワークを有する複数の監査法人を対象に、監査品質、ガバナンス体制、グローバル監査体制などの多岐にわたる項目に基づき評価を行っております。

なお、監査等委員会設置会社移行後の2017年度より毎年実施している監査等委員会実効性評価について、2019年度より取締役会への報告・共有を定例化しました。2019年度は、監査等委員会の実効性が確保されているとの評価結果を取締役会にて共有するとともに、監査等委員会の実効性評価で抽出された会社の内部統制やガバナンス体制の向上に関する取締役会への提言を実施しております。

(監査等委員会の開催と出席状況)

2019年度は、グローバルコンプライアンス体制の整備状況、買収防衛策に関する審議状況、Epson 25 中期経営計画の施策展開と進捗状況等を監査等委員会の重要監査・監督視点として、年度を通じて審議・検討いたしました。

監査等委員会は、2019年4月から2020年6月の定時株主総会までの期間に20回開催されました。各監査等委員の出席状況は下表のとおりです。

氏名

役職

出席回数(出席率)

重本 太郎

取締役常勤監査等委員

20回/20回 (100%)

奈良 道博

社外取締役監査等委員

20回/20回 (100%)

椿  愼美

社外取締役監査等委員

19回/20回 (95%)

白井 芳夫

社外取締役監査等委員

20回/20回 (100%)

 

②内部監査の状況

当社では、各執行部門の業務執行が法令や社内規程に違反することがないように内部牽制体制を構築しております。内部監査部門は、各事業部門および本社の各主管部門による管理・監督機能から独立したモニタリング組織として、子会社を含むグループ全体における内部統制の体制と運用状況に関する監査を実施いたします。

内部監査部門は年度監査計画に基づき、内部監査を実施するとともに、内部監査実施後は、事実に基づき要改善事項の指摘を含む監査結果を社長および監査等委員会へ適時に報告いたします。また、内部監査の実施状況を定期的に社長および監査等委員会へ報告いたします

 

監査等委員会監査、内部監査、会計監査の相互連携ならびにこれらの監査と内部統制部門との関係

当社は、監査等委員会による監査を組織的かつ効率的なものにするため、内部監査部門等と監査等委員会との密接な連携を確保する体制としており、監査等委員会は、監査等委員会室の体制および内部監査部門等との連携体制等に関し、監査等委員会による監査の実効性を妨げる事情が認められる場合、代表取締役あるいは取締役会に対してその是正を求めることができます。

当社の内部監査部門は、監査計画、監査結果および監査対象会社の監査指摘改善計画について定期的に監査等委員会に対して報告しています。これを受け、監査等委員会は、必要があると認めた場合は、内部監査部門に対して調査を要請し、またその職務の執行について具体的な指示を行うことができます。これらにより、監査等委員会の組織的監査の実効性を担保しています。

内部監査部門は、社長を中心とした業務執行部門が構築する内部統制機能の要として位置付けられる一方、監査等委員会および内部監査部門による監査の実効性と独立性を確保する観点から、監査等委員会と社長の指示が齟齬をきたす場合には、社長は、内部監査部門に対し、監査等委員会による要請または指示を尊重させなければならないこととしています。

監査等委員会は、内部通報部門より定期的に内部通報の報告を受けています。とりわけ、重大な事案については、受付後速やかに詳細な報告を受け、対処の妥当性について確認しています。また、通報した者が、通報したことを理由として、不利な取り扱いを受けない体制とし、相談・通報事案は、通報者が特定されることなく当社の監査等委員会、社外取締役を主要な構成員とするコンプライアンス委員会および経営戦略会議に報告され、報告に基づき代表取締役あるいは取締役会等へ是正等を求める場合であっても、報告者が特定されない仕組みとしています。

監査等委員会と会計監査人とは、期初においてリスク評価を共有したうえで会計監査人の監査計画を確認し、期中においても定期的に協議を行うことにより、監査の実効性を高めています。また、会計監査人は、社外取締役および監査等委員である取締役により構成するコンプライアンス委員会に、オブザーバーとして出席することができる体制としています。

 

④会計監査の状況

a.監査法人の名称

EY新日本有限責任監査法人

 

b.継続監査期間

36年間

(注)当社は1984年から2007年までみすず監査法人(当時は監査法人中央会計事務所)と監査契約を締結しており(2006年7月1日から2006年8月31日まで、みすず監査法人(当時は中央青山監査法人)に代えて、一時会計監査人を選任していた期間を含む。)、みすず監査法人解散に伴い、2007年からEY新日本有限責任監査法人(当時は新日本監査法人)と監査契約を締結しております。ただし、当社の監査業務を執行していた公認会計士もEY新日本有限責任監査法人(当時は新日本監査法人)へ異動し、異動後も継続して当社の監査業務を執行していたことから、同一の監査法人が当社の監査業務を継続して執行していると考えられるため、当該公認会計士の異動前の監査法人の監査期間を合わせて記載しております。

 

c.業務を執行した公認会計士

 

公認会計士の氏名等

継続監査年数(年)

指定有限責任社員
業務執行社員

薄井 誠

1

指定有限責任社員
業務執行社員

佐久間 佳之

4

指定有限責任社員
業務執行社員

松浦 義知

7

 

d.監査業務に係る補助者の構成

公認会計士25名、会計士試験合格者等6名、その他の監査従事者24名、計55名

 

e.監査法人の選定方針と理由

監査等委員会は、最適な会計監査体制を維持・強化するため、「会計監査人の選任・不再任の決定方針」およびその具体的手続きを規定した「会計監査人の選任に関する実施基準」を定めております。

当該実施基準による評価を踏まえ、監査等委員会は、EY新日本有限責任監査法人について、監査品質の管理体制とそれを支えるガバナンス体制、およびグローバルな監査体制などに優位性があると判断し、会計監査人として選任しました。

なお、会計監査人が会社法第340条第1項各号に定める項目に該当し、解任が適当と監査等委員会が判断する場合は、監査等委員会は監査等委員全員の同意に基づき、会計監査人を解任します。

また、監査等委員会が、会計監査人の監査品質、品質管理、独立性等の観点から適正な監査の遂行に支障を及ぼすと判断する場合、監査法人を交代することにより当社にとってより適切な監査体制整備が可能であると判断する場合、またはその他必要と判断する場合には、監査等委員会はその決議により、会計監査人の解任または不再任の議案を株主総会に提出することを決定します。

 

f.監査等委員会による会計監査人の評価

監査等委員会は、上記の実施基準に基づき、毎年、現任の会計監査人を含め、海外ネットワークを有する複数の監査法人を対象に、監査品質、ガバナンス体制、グローバル監査体制などの多岐にわたる項目に基づき評価を行っております。これらの内容を総合的に分析・検討した結果、EY新日本有限責任監査法人については、相対的に優位性があると評価しました。

 

⑤監査報酬の内容等

a.監査公認会計士等に対する報酬

区分

前連結会計年度

当連結会計年度

監査証明業務に基づく報酬(百万円)

非監査業務に基づく報酬(百万円)

監査証明業務に基づく報酬(百万円)

非監査業務に基づく報酬(百万円)

提出会社

171

0

164

2

連結子会社

52

44

223

0

208

2

当社における非監査業務の内容は、各種アドバイザリー業務などです。

 

b.監査公認会計士等と同一のネットワーク(Ernst & Young)に対する報酬(a.を除く)

区分

前連結会計年度

当連結会計年度

監査証明業務に基づく報酬(百万円)

非監査業務に基づく報酬(百万円)

監査証明業務に基づく報酬(百万円)

非監査業務に基づく報酬(百万円)

提出会社

18

31

連結子会社

572

187

492

159

572

206

492

191

当社および連結子会社における非監査業務の内容は、税務をはじめとする各種アドバイザリー業務などです。

 

c.その他の重要な監査証明業務に基づく報酬の内容

上記 a.および b.に該当するもののほか、前連結会計年度および当連結会計年度において、当社および連結子会社の監査証明業務に基づく報酬として重要なものはありません。

 

d.監査報酬の決定方針及び監査等委員会が会計監査人の報酬等に同意した理由

監査等委員会は、日本監査役協会が公表する「会計監査人との連携に関する実務指針」を踏まえ、会計監査人の報酬の前提となっている監査計画の方針・内容、監査時間および監査報酬の推移ならびに過年度の監査計画と監査実績の状況を確認し、報酬額の見積もりの妥当性を検討した結果、適切であると判断したため、会計監査人の報酬等につき、会社法第399条第1項の同意を行っております。

 

(4)【役員の報酬等】

①役員の報酬等の額又はその算定方法の決定に関する方針に係る事項

役員報酬については、その透明性および客観性を確保することを目的として、社外取締役を主要な構成員とする取締役報酬審議会(取締役会の諮問機関)における公正、透明かつ厳格な答申を経たうえで、監査等委員でない取締役については株主総会および取締役会の決議により決定し、監査等委員である取締役については株主総会の決議および監査等委員の協議により決定することとしております。

なお、監査等委員でない取締役の報酬については、取締役報酬審議会において確認された内容を、監査等委員会において共有・協議し、株主総会で陳述すべき事項の有無を確認することとしております。

代表取締役社長は、監査等委員でない取締役の報酬額などについて取締役会より一任されていますが、取締役報酬審議会において審議・了承された内容に基づき決定しております。

取締役報酬審議会の概要は以下のとおりです。

〔構成〕

取締役会が定めた内規に基づき、委員長は代表取締役社長が、その他の委員は全ての社外取締役および人事担当取締役が、それぞれ務めることとされており、現在の構成員は以下のとおりです。

委員長:代表取締役社長 小川恭範

委 員:社外取締役   大宮英明、松永真理、白井芳夫、村越進、大塚美智子

人事担当取締役 川名政幸

※碓井稔氏は、2020年3月をもって委員長および委員を退任

※奈良道博氏および椿愼美氏は、2020年6月の定時株主総会をもって委員を退任

なお、常勤の監査等委員である取締役はオブザーバーとして出席することが可能となっております。

〔取締役報酬審議会の活動状況〕

2019年4月から2020年6月の定時株主総会までの期間に5回開催され、基本報酬、賞与の個別支給額、業績連動型株式報酬制度の延長や業績係数等について審議を行いました。松永真理氏が1回欠席しましたが、後日、審議内容の個別説明を実施しております。

 

方針>

当社は、取締役会において決定する内規において、「役員報酬の基本方針」を定めております。

〔業務執行を担当する役員の報酬〕

(a)短期および中長期にわたる企業価値の向上を図るために、業績向上への意欲を高めるものであること

(b)社内外から優秀な人材の確保が可能な水準設定であること

(c)在任期間中に持てる経営能力を最大限発揮し得るよう、期間業績に対応した処遇であること

〔業務執行を担当しない役員の報酬〕

(a)経営全般の監督機能等を適切に発揮できるよう、独立性を担保できる報酬構成であること

(b)社内外から優秀な人材の確保が可能な水準設定であること

 

<報酬体系>

当社の役員報酬体系は、次のとおり「基本報酬」、「賞与」、「株式報酬」から構成されます。なお、業務執行を担当しない役員については、業務執行より独立した立場から、経営全般の監督機能等を果たすという役割に鑑み、「基本報酬」は固定報酬のみ支給しており、また、業績および株価と連動した報酬である「賞与」および「株式報酬」は支給しておりません。

監査等委員でない取締役(社外取締役を除く)の2019年度における報酬総額の構成比率は、基本報酬が約66%(固定報酬約61%、変動報酬約5%)、賞与が約24%、株式報酬が約10%となりました。

〔基本報酬(固定・変動)〕

役員としての責務、役位等を総合的に勘案して決定される毎月の金銭報酬です。基本報酬のうち、変動報酬部分に関しては、業務執行を担当する役員について、それぞれの役割に応じた評価項目に基づく年間のパフォーマンス結果を反映させております。(変動幅:±20%)

2016年6月28日の定時株主総会の決議により、監査等委員でない取締役(有価証券報告書提出日現在8名)の基本報酬の月額は62百万円以内(うち社外取締役(同2名)分は月額10百万円以内)、監査等委員である取締役(同4名)の基本報酬の月額は20百万円以内とされております。

 

〔賞与(変動)〕

業務執行を担当する役員に対して支給がなされ、単年度の業績目標の達成度などに応じて決定される年1回の金銭報酬です。一定の事業利益額に達しない場合には支給されないこともあり得ます。それぞれの役割に応じた評価項目に基づく年間のパフォーマンス結果を反映させております。(賞与月数変動幅:±1.2ヵ月)

賞与の金額は、取締役会があらかじめ定めた算定基準に基づいて算出されますが、短期インセンティブという賞与の性質上、単年度の事業利益額をベースに非経常的な損失の発生などを加味したうえで、株主総会にて最終的な支給額を決定し、透明性を確保しております。

直近では、2020年6月25日の定時株主総会において、取締役の賞与を85百万円(社外取締役および監査等委員である取締役を除く取締役6名に対する支払予定額)とすることを決議しております。

〔株式報酬(変動)

業務執行を担当する役員に対して、信託スキームを用いて当社株式交付の形で支給がなされる株式報酬です。当社の事業利益、ROSおよびROEなどの中期的な業績目標の達成度等に応じて支給されます。

当社は、役員報酬と当社株式価値との連動性をより明確にし、株主の皆様との利益共有意識を強化するとともに、持続的な成長と中長期的な企業価値向上へのコミットメントを示すことを目的として、透明性・公正性の高い業績連動型の株式報酬制度を導入しております。

基本報酬に対する株式報酬の割合は、役位に応じて10%から22%となることを基本としつつ、交付される株式数が対象期間(3年)中の業績指標の達成度に連動して増減する仕組みとしております。

なお、本株式報酬制度において、役員に法令、当社規程・基準および関連内規に違反する行為等があった場合、株式交付を受ける権利を喪失させることや、交付済みの株式相当額の返還を請求すること等ができる仕組み(マルス・クローバック)を導入しております。

当社は、2016年6月28日の定時株主総会において本株式報酬制度を導入することを決議し、2019年5月16日の取締役会において2019年度から2021年度までの3年間を対象として本株式報酬制度を継続することを決議しております。業績係数の算定式および各係数の判定テーブルは以下のとおりです。2016年度から2018年度の業績係数は、0.90倍となりました。継続にあたっては、業績係数の変動幅を「0.90倍~1.10倍」から「0.80倍~1.20倍」に拡大することで更にメリハリをつけており、また、定性的評価項目に「ESG経営の進捗状況」を追加しております。

 

業績係数={(事業利益係数)+(ROS係数)+(ROE係数)+(営業キャッシュ・フロー係数)+(定性的評価係数×2)}÷6

 

定量的評価

定性的評価(※)

業績係数

2021年度終了時

2019年度から

2021年度の

3年間通して

の平均値

2019年度から

2021年度の

3年間累計

2021年度終了時

事業利益

ROS

ROE

営業CF

1,160億円以上

10%以上

12%以上

3,900億円以上

期待を

大きく上回る

1.20倍

1,060億円以上

9%以上

11%以上

3,800億円以上

期待を上回る

1.10倍

960億円以上

8%以上

10%以上

3,700億円以上

期待どおり

1.00倍

860億円以上

7%以上

9%以上

3,600億円以上

期待を下回る

0.90倍

860億円未満

7%未満

9%未満

3,600億円未満

期待を

大きく下回る

0.80倍

※定性的評価の評価項目と方法

「Epson 25」第3期中期経営計画における業績目標達成に向けた戦略の進捗、為替変動の影響額、ESG経営の進捗状況(環境評価、CSR調査ランク、取締役会の実効性評価など)、その他の評価項目に基づき、取締役報酬審議会において定性的評価を行う。

 

役員区分ごとの報酬等の総額、報酬等の種類別の総額及び対象となる役員の員数

役員区分

報酬等の総額

(百万円)

報酬等の種類別の総額(百万円)

対象となる

役員の員数

(人)

固定報酬

変動報酬

基本報酬

賞与

株式報酬

監査等委員でない取締役

(うち社外取締役)

389

28

250

28

17

-)

85

-)

37

-)

8

2

監査等委員である取締役

(うち社外取締役)

81

48

81

48

-)

-)

-)

4

3

合計

471

331

17

85

37

12

(注)1.監査等委員でない取締役(社外取締役を除く)の基本報酬は固定報酬と変動報酬で構成されており、そのうちの変動報酬は、それぞれの役割に応じた評価項目に基づく年間のパフォーマンス評価を実施した結果を反映させた金銭報酬を指します。

2.報酬と株主価値との連動性を高める観点から役員持株会制度を導入しており、任意で基本報酬の一部を当社株式の取得に充てております。なお、取締役会において決定する内規により、自社株式の保有基準を定め、株主の皆様に対して経営への責任姿勢を示すこととしています。

3.2016年6月28日の定時株主総会の決議により、監査等委員でない取締役の基本報酬の月額は62百万円以内(うち社外取締役分は月額10百万円以内)、監査等委員である取締役の基本報酬の月額は20百万円以内とされています。

4.上記の支給額には、2020年6月25日の定時株主総会において決議された取締役賞与85百万円(社外取締役および監査等委員である取締役を除く取締役6名に対する支払予定額)を含めております。

5.当社は、株主の皆様との利益共有意識を強化するとともに、持続的な成長と中長期的な企業価値向上へのコミットメントを示すことを目的として、役員報酬BIP(Board Incentive Plan)信託と称される仕組みによる業績連動型株式報酬制度(株式報酬)を導入しています。上記の株式報酬には、当期に付与された株式交付ポイントに係る日本基準による費用計上額を記載しております。

6.ストックオプションは付与しておりません。

 

③連結報酬等の総額が1億円以上である者の連結報酬等の総額等

氏名

連結報酬等

の総額

(百万円)

役員区分

連結報酬等の種類別の総額(百万円)

固定報酬

変動報酬

基本報酬

賞与

株式報酬

碓井 稔

109

取締役

60

9

26

12

(注)上記の株式報酬には、日本基準により当期に費用計上した金額を記載しています。

 

(5)【株式の保有状況】

①投資株式の区分の基準及び考え方

当社は、投資株式について、キャピタルゲインまたはインカムゲイン目的のみで保有する場合は純投資とし、それ以外の目的で保有する場合は政策保有投資として区分しております。

なお、当社は、保有目的が純投資である投資株式は保有しておりません。

 

②保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式

a保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容

当社は、重要な部品等の調達先、当社商品等の主要な販売先、主要な資金調達先又はその他の金融サービス等の提供元等との安定的・長期的な取引関係の維持・強化等により、当社の中長期的な企業価値向上に資すると判断される場合、当該取引先の信用力・安全性等を検証したうえで、その株式を取得・保有します(この方針に基づき保有する株式を以下「政策保有株式」という。)。

取締役会は、毎年、個別の政策保有株式について、そのリスクと取引関係の維持・強化等によって得られる利益等を資本コストを踏まえて設定した社内のハードル・レートと比較したうえで定量的かつ総合的に勘案し、中長期的な観点から政策保有株式を保有することの合理性を検証しています。また、政策保有株式として保有することの合理性が認められない場合は、当該株式を縮減することとしており、当事業年度において、一部保有株式を売却しました。

 

b.投資株式のうち保有目的が純投資目的以外の目的であるものの銘柄数及び貸借対照表計上額の合計額

 

銘柄数

(銘柄)

貸借対照表計上額の

合計額(百万円)

非上場株式

8

1,893

非上場株式以外の株式

11

5,682

 

(当事業年度において株式数が増加した銘柄)

 

銘柄数

(銘柄)

株式数の増加に係る取得

価額の合計額(百万円)

株式数の増加の理由

非上場株式

2

983

新規事業の開拓・強化のための新規出資

非上場株式以外の株式

 

(当事業年度において株式数が減少した銘柄)

 

銘柄数

(銘柄)

株式数の減少に係る売却

価額の合計額(百万円)

非上場株式

2

9

非上場株式以外の株式

 

c.特定投資株式及びみなし保有株式の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額等に関する情報

特定投資株式

銘柄

当事業年度

前事業年度

保有目的、定量的な保有効果

及び株式数が増加した理由

当社の株式の

保有の有無

株式数(株)

株式数(株)

貸借対照表計上額

(百万円)

貸借対照表計上額

(百万円)

㈱みずほフィナンシャルグループ

15,008,880

15,008,880

当社の安定的な資金調達先および金融サービスの提供元であり、取引関係の維持・強化を目的として保有しています。

保有効果については、取締役会(2019年9月開催)において上記②a.の方法に基づき検証しましたが、その定量的な結果などは事業運営上の内部情報に該当するため、記載しておりません(以下同じ。)。

1,855

2,571

日本碍子㈱

1,257,000

1,257,000

当社製品における重要な部品の調達先であり、取引関係の維持・強化を目的として保有しています。

取引関係がある事業セグメントは、主にウエアラブル・産業プロダクツ事業セグメントです。

1,781

2,021

セイコーホールディングス㈱

328,816

328,816

当社製品の主要な販売先であり、取引関係の維持・強化を目的として保有しています。

取引関係がある事業セグメントは、主にウエアラブル・産業プロダクツ事業セグメントです。

573

866

㈱大塚商会

120,000

120,000

当社製品の主要な販売先であり、取引関係の維持・強化を目的として保有しています。

取引関係がある事業セグメントは、主にプリンティングソリューションズ事業セグメントです。

554

496

㈱八十二銀行

489,500

489,500

当社の安定的な資金調達先および金融サービスの提供元であり、取引関係の維持・強化を目的として保有しています。

191

224

㈱キングジム

221,980

221,980

当社製品の主要な販売先であり、取引関係の維持・強化を目的として保有しています。

取引関係がある事業セグメントは、主にプリンティングソリューションズ事業セグメントです。

184

192

 

 

銘柄

当事業年度

前事業年度

保有目的、定量的な保有効果

及び株式数が増加した理由

当社の株式の

保有の有無

株式数(株)

株式数(株)

貸借対照表計上額

(百万円)

貸借対照表計上額

(百万円)

伯東㈱

190,000

190,000

当社製品の主要な販売先であり、取引関係の維持・強化を目的として保有しています。

取引関係がある事業セグメントは、主にウエアラブル・産業プロダクツ事業セグメントです。

183

222

丸文㈱

332,640

332,640

当社製品の主要な販売先であり、取引関係の維持・強化を目的として保有しています。

取引関係がある事業セグメントは、主にウエアラブル・産業プロダクツ事業セグメントです。

158

211

上新電機㈱

65,000

65,000

当社製品の主要な販売先であり、取引関係の維持・強化を目的として保有しています。

取引関係がある事業セグメントは、主にプリンティングソリューションズ事業セグメントです。

135

165

日本BS放送㈱

33,200

33,200

同社の親会社が当社製品の主要な販売先であり、取引関係の維持・強化を目的として保有しています。

取引関係がある事業セグメントは、主にプリンティングソリューションズ事業セグメントです。

33

34

Pixelworks, Inc.

100,000

100,000

当社製品における重要な部品の調達先であり、取引関係の維持・強化を目的として保有しています。

取引関係がある事業セグメントは、主にビジュアルコミュニケーション事業セグメントです。

30

43

 

③保目的が純投資目的である投資株式

該当事項はありません。