第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
  なお、重要事象等は存在しておりません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1) 財政状態及び経営成績の状況

① 全般的な営業の概況

当第3四半期連結累計期間における世界経済は、新型コロナウイルス感染症(以下、感染症)の影響により、依然として厳しい状況にあるものの、すでに中国は持ち直し、日本、米国、及びアジアの一部でも持ち直しつつあります。一方、欧州では感染症の再拡大が影響し、弱い動きとなりました。

以上のような事業環境のもと、当社グループの業績は、当第1四半期連結会計期間において、感染症拡大防止のための生産活動の一時停止や減産を行ったことにより、主に自動車関連製品が大きく減少したことで、減収減益となりました。

その結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は2,588億1千6百万円(前年同期比14.4%減)、営業利益は231億6千2百万円(前年同期比27.0%減)、経常利益は258億3千7百万円(前年同期比28.4%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は138億5千5百万円(前年同期比39.7%減)となりました。

 なお、当第3四半期連結会計期間(2020年10月~12月)は、自動車生産台数が回復した影響により、売上高は1,030億5百万円(前年同期比5.4%増)、営業利益は145億2百万円(前年同期比43.4%増)、経常利益は163億1千万円(前年同期比39.5%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は100億8千4百万円(前年同期比38.1%増)と大きく改善しております。

 

 また、2020年12月には三菱電機株式会社と車載用ランプシステム事業に関する業務提携を発表いたしました。先進運転支援システムや自動運転社会の実現に向けて、従来よりもさらに高い安全性と機能性を有する車載用ランプシステムの開発に取り組んでまいります。

 

② セグメント情報の概況

前第2四半期連結会計期間から、自動車機器事業に含まれていたアクセサリー&パーツ製品について、事業区分を見直し、コンポーネンツ事業へ変更いたしました。以下の前年同期比較については、前年同期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較しております。

 

1) 自動車機器事業

自動車及び二輪車の生産台数は、中国では増加しましたが、日本、米州、欧州、アジアでは減少となり、世界全体として減少となりました。

このような市場環境のもと、当社グループの自動車機器事業は、自動車、二輪車の販売・生産台数減少の影響を受けて、自動車用ランプ及び二輪車用ランプが減少したことにより、減収減益となりました。

その結果、当第3四半期連結累計期間における自動車機器事業の売上高は2,052億7千9百万円(前年同期比14.0%減)、営業利益は113億3千2百万円(前年同期比30.1%減)となりました。

2) コンポーネンツ事業

当セグメント(主な製品:LED、液晶等)が関連する、車載市場、LED照明市場、AV市場及び遊技市場は減少となりました。

 

このような市場環境のもと、当社グループのコンポーネンツ事業は、自動車生産台数が減少した影響を受けて、車載用LED、液晶、及び自動車電球が減少したことにより、減収減益となりました。

その結果、当第3四半期連結累計期間におけるコンポーネンツ事業の売上高は299億5千5百万円(前年同期比12.0%減)、営業利益は26億9千7百万円(前年同期比43.4%減)となりました。

3) 電子応用製品事業

当セグメント(主な製品:LED照明、液晶用バックライト、ストロボ、操作パネル、社内向け電子基板等)が関連する、PC・タブレット市場は増加となったものの、車載インテリア市場、LED照明市場、OA市場及びカメラ市場は減少となりました。

このような市場環境のもと、当社グループの電子応用製品事業は、リモートワーク等の増加によるPC特需を受けて液晶用バックライトが増加したものの、自動車用ランプの制御等に用いる電子基板や車載向けの操作パネル等が減少したことにより、減収減益となりました。

その結果、当第3四半期連結累計期間における電子応用製品事業の売上高は662億8千7百万円(前年同期比11.7%減)、営業利益は88億7千4百万円(前年同期比7.9%減)となりました。

 

③ 財政状態に関する説明

当第3四半期連結会計期間末における総資産は5,093億2千4百万円となり、前連結会計年度末に比べ149億5千8百万円増加しております。要因は、固定資産が98億2千2百万円増加したこと及び、流動資産が51億3千5百万円増加したことによるものです。固定資産の増加は、投資有価証券が増加したこと等によるものです。流動資産の増加は、現金及び預金が減少したものの、受取手形及び売掛金が増加したこと等によるものです。

負債は987億9千6百万円となり、前連結会計年度末に比べ24億1千9百万円増加しております。主な要因は、製品保証引当金が減少したものの、支払手形及び買掛金が増加したこと及び繰延税金負債が増加したこと等によるものです。

純資産は4,105億2千8百万円となり、前連結会計年度末に比べ125億3千8百万円増加しております。主な要因は、その他の包括利益累計額が70億5千9百万円増加したこと及び、株主資本が35億7千8百万円増加したこと等によるものです。その他の包括利益累計額の増加は、その他有価証券評価差額金が増加したこと等によるものです。また、株主資本の増加は、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上等によるものです。

 

 (2) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループの優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

 (3) 研究開発活動

当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は119億9百万円であります。

また、当社グループでは、関連会社とも連携をとり開発活動を行っており、当第3四半期連結累計期間の持分法適用関連会社の研究開発費の総額は、8億5百万円であります。なお、持分法適用関連会社の研究開発費の総額は、四半期連結損益計算書の研究開発費の総額には含まれておりません。 

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等に変更及び新たな締結等はありません。