第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

当中間連結会計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 (1)財政状態及び経営成績の状況

 2024年4月1日から2024年9月30日までの当中間連結会計期間の当社グループの売上高は、115億90百万円(前年同期比11.0%減)、営業利益は44百万円(前年同期比90.7%減)、経常利益は1億64百万円(前年同期比71.5%減)、親会社株主に帰属する中間純利益は64百万円(前年同期比82.7%減)となりました。

 セグメントごとの売上高、セグメント利益は次のとおりであります。

[電装品事業]

 電装品事業は、トラック・バス用スタータ、オルタネータ、HV・EVモータ、ECU等の開発、製造、販売を主とする事業で、一部の得意先の販売が増加したものの、海外向けの販売等が減少したことにより、電装品事業の当中間連結会計期間の売上高は75億33百万円(前年同期比0.4%減)、セグメント利益は7億93百万円(前年同期比16.1%減)となりました。

[発電機事業]

 発電機事業は、可搬式発動発電機及び同製品用の発電体の開発、製造、販売を主とする事業で、受託生産している発電機及び自社ブランド発電機「ELEMAX」の販売が減少したことにより、発電機事業の当中間連結会計期間の売上高は19億66百万円(前年同期比40.8%減)、セグメント損失は1億38百万円(前年同期は99百万円のセグメント損失)となりました。

[冷蔵庫事業]

冷蔵庫事業は、各種車両用・船舶用電気冷蔵庫の開発、製造、販売を主とする事業で、自社ブランド冷蔵庫「ENGEL」のオーストラリア向けの現地販売の減少、為替の円安による仕入価格や海外輸送費の上昇により、冷蔵庫事業の当中間連結会計期間の売上高は20億3百万円(前年同期比2.5%減)、セグメント利益は1億98百万円(前年同期比48.2%減)となりました。

[その他の事業]

 その他の事業とは、運送事業等の事業で、当中間連結会計期間の売上高は87百万円(前年同期比9.1%増)、セグメント利益は8百万円(前年同期比39.7%減)となりました。

 (2)キャッシュ・フローの状況

 当中間連結会計期間末の現金及び現金同等物の残高は、9億97百万円(前年同期比7億66百万円減)となりました。

 当中間連結会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動によるキャッシュ・フローは△4億51百万円(前年同期比8億65百万円減)となりました。これは、主に売上債権の減少13億66百万円があったものの、税金等調整前中間純利益1億57百万円の計上、未払金の減少3億45百万円によるものです。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動によるキャッシュ・フローは△6億84百万円(前年同期比3億32百万円減)となりました。これは、主に固定資産の取得6億80百万円によるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動によるキャッシュ・フローは4億72百万円(前年同期比16百万円減)となりました。これは、主に短期借入金の増加6億20百万円と配当金の支払1億47百万円によるものであります。

 (3)会社の経営の基本方針

 当中間連結会計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当中間連結会計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 (5)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

 前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状況、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

 (6)研究開発活動

 当中間連結会計期間における当社グループの研究開発活動の金額は5億3百万円であります。

 また、その内容に重要な変更はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

当中間連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。