【連結財務諸表注記】

1.報告企業

 株式会社デンソー(以下、「当社」)は、日本に所在する株式会社です。当社及び国内外の連結子会社(以下、まとめて「連結会社」)は、「日本」、「北米」、「欧州」、「アジア」、「その他」の各セグメントで、主に自動車部品におけるパワトレインシステム、エレクトリフィケーションシステム、センサ&セミコンダクタ、サーマルシステム、モビリティエレクトロニクス、及び非車載事業の領域において、開発、製造及び販売を行っています。連結会社の概要については「第一部 企業情報 第1 企業の概況 4 関係会社の状況」をご参照ください。

 

2.作成の基礎

(1) IFRSに準拠している旨

本連結財務諸表は、連結財務諸表規則 第1条の2に掲げる「指定国際会計基準特定会社」の要件をすべて満たすことから、同規則第93条の規定により、IFRSに準拠して作成しています。

本連結財務諸表は、2020年6月19日に取締役社長 有馬浩二によって承認されています。

 

(2) 測定の基礎

本連結財務諸表は、注記3「重要な会計方針の要約」に記載している公正価値で測定する金融商品等を除き、取得原価を基礎として作成しています。

 

(3) 機能通貨及び表示通貨

本連結財務諸表は、当社の機能通貨である日本円を表示通貨としており、百万円単位で表示しています。

 

(4) 重要な会計上の判断、見積り及び仮定

IFRSに準拠した連結財務諸表の作成において、経営者は、会計方針の適用並びに資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす判断、見積り及び仮定の設定を行っています。

見積り及びその基礎となる仮定は、関連性があると思われる過去の経験及びその他の要素に基づいていますが、実績はこれらの見積りと異なる場合があるため、継続的に見直しています。会計上の見積りの修正は、修正した期間にのみ影響を及ぼす場合は見積りが修正された期間に認識され、修正した期間及び将来の期間の双方に影響を及ぼす場合には当該期間及び将来の期間で認識されます。

 

① 当社グループの会計方針を適用する際の重要な判断

見積りを伴う重要な判断とは別に、経営者が当社グループの会計方針を適用する過程で行った重要な判断のうち、連結財務諸表に認識されている金額に最も重要な影響を与えているものは以下のとおりです。

 

・連結の範囲-注記3「重要な会計方針の要約 (1)連結の基礎」

・収益-注記3「重要な会計方針の要約 (16)売上収益」及び注記21「売上収益」

 

 ② 見積りの不確実性の主な発生要因

当連結会計年度における将来に関する主な仮定及び見積りの不確実性の主な発生要因のうち、翌連結会計年度において資産及び負債の帳簿価額に対する重要な修正の原因となる重要なリスクが生じる可能性があるものは、以下のとおりです。

なお、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、世界経済に係る先行きは依然として不透明な状況が継続していますが、今後の収束時期等についての統一的な見解はありません。このため、翌連結会計年度については現時点でまだ見通しが立っておりませんが、今後の各地域での感染症拡大の収束及び経済活動の再開に伴い、翌連結会計年度内には自動車部品生産・納入活動が一定の水準まで回復する見込であると仮定しています。本影響は、以下の会計上の見積り項目のうち、主に非金融資産の減損、繰延税金資産の回収可能性、及び金融商品の公正価値測定に関連がありますが、当連結会計年度の連結財務諸表において重要な影響はありません。ただし、これらの見積りには不確実性が含まれているため、予測不能な前提条件の変化等により見積りが変化した場合には、結果として将来追加で費用又は損失を計上する可能性があります。

 

ⅰ) 非金融資産の減損

有形固定資産、使用権資産、無形資産等の非金融資産について、資産又は資金生成単位の帳簿価額が回収可能価額を超える可能性を示す事象や状況の変化が生じた場合には、減損の兆候があるものとして、その資産又は資金生成単位の回収可能価額を見積っています。回収可能価額の見積りには、資産の残存耐用年数や将来のキャッシュ・フローの予想、割引率等の前提条件を使用しています。

連結会社は、減損の兆候及び減損損失の認識に関する判断、及び回収可能価額の見積りは合理的であると判断しています。ただし、これらの見積りには不確実性が含まれているため、予測不能な前提条件の変化等により非金融資産の評価に関する見積りが変化した場合には、結果として将来追加で減損損失を計上する可能性があります。

有形固定資産の減損損失については注記11「有形固定資産 (4)減損損失」に、使用権資産の減損損失については注記12「使用権資産 (2)減損損失」に、無形資産の減損損失及びのれんの減損テストについては注記13「無形資産 (2)減損損失 及び (4)のれんの減損テスト」に記載しています。

 

ⅱ) 繰延税金資産の回収可能性

繰延税金資産は、将来減算一時差異、未使用の繰越税額控除及び繰越欠損金について、それらを回収できる課税所得が生じると見込まれる範囲において認識しています。繰延税金資産は各報告期間末に見直され、繰延税金資産の全額又は一部が使用できるだけの十分な課税所得が稼得されない可能性が高い部分について減額しています。

連結会社は、繰延税金資産の回収可能性の評価にあたり実施している見積りは合理的であると判断しています。ただし、これらの見積りには不確実性が含まれているため、予測不能な前提条件の変化等により繰延税金資産の回収可能性の評価に関する見積りが変化した場合には、結果として将来追加で繰延税金資産を減額する可能性があります。

繰延税金資産を認識していない将来減算一時差異及び繰越欠損金については、注記14「法人所得税 (2)繰延税金資産及び繰延税金負債」に記載しています。

 

ⅲ) 製品保証引当金及び独占禁止法関連損失引当金

製品保証引当金

製品保証費用には、主にエンドユーザからの修理依頼に基づく修理費用と、自動車メーカ等の顧客が決定したリコールを含む不具合対応に基づく対象車両の修理費用があります。

上記のうち、不具合対応に係る製品保証引当金は、過去に連結会社が製造した製品に関して自動車メーカ等の顧客が不具合の修理対応を行った場合等に、連結会社が負担すると合理的に見込まれる金額に基づき算出しています。算出にあたっては、a.対象となる車両台数、b.1台当たりの修理単価、c.不具合対応の実施率、d.自動車メーカ等の顧客との負担金額の按分見込割合をそれぞれ掛け合わせて行っています。これらの前提条件は、製品不具合の原因に照らして修理に係る工数の見積りや、自動車メーカ等の顧客との交渉結果等の見積りを行う必要があることから、相対的に不確実性が高くなります。

連結会社は、製品保証費用の算出に係る前提条件の見積りは合理的であると判断しています。ただし、これらの見積りには不確実性が含まれているため、予測不能な前提条件の変化等により、実際の製品保証費用が見積りと異なり、結果として製品保証引当金の追加計上又は戻入が必要となる可能性があります。

 

独占禁止法関連損失引当金

独占禁止法関連損失引当金は、特定の自動車部品の過去の取引についての独占禁止法違反の疑いに関する和解金等に備えるため、将来発生しうる損失の見積額を計上しています。

和解金等には、主に、a.国及び競争法当局の調査の結果として支払いが命じられる課徴金、b.民事訴訟の原告側との和解交渉の結果として支払われる和解金、c.自動車メーカとの個別の和解交渉の結果として支払われる和解金があります。連結会社は、独占禁止法違反が生じないような社内体制を整え、2012年3月に独占禁止法に関する安全宣言を社外に公表しており、独占禁止法違反のリスクは低減されたと考えています。ただし、2012年3月以前の取引に関連した国及び競争法当局の調査の状況、和解交渉の進展状況、過去の和解案件の決着及び担当弁護士からの意見聴取等を踏まえて、将来に発生が見込まれる和解金の金額を見積り、若しくは既に引当金を計上済みの案件は適時に見積りの見直しを行っています。

連結会社は、課徴金及び和解金の見積り及び見積りの見直しは合理的であると判断しています。ただし、これらの見積り及び見積りの見直しには、当局及び相手先の意向による不確実性が含まれているため、予測不能な前提条件の変化等により、結果として独占禁止法関連損失引当金の追加計上又は戻入が必要となる可能性があります。

 

これらの引当金の金額については、注記17「引当金」に記載しています。

 

ⅳ) 確定給付制度債務の測定

確定給付制度債務の現在価値は、割引率、昇給率、退職率、死亡率等の前提条件を使用した年金数理計算により算定しています。特に、割引率は重要な前提条件であり、連結会社の確定給付制度債務と概ね同じ満期日を有するもので、期末日において信用格付AAの債券の利回りを使用しています。

連結会社は、確定給付制度債務の算定に係る前提条件の見積りは合理的であると判断しています。ただし、これらの見積りには不確実性が含まれているため、前提条件と実際の結果が異なる場合、又は前提条件に変化がある場合には、結果として連結会社の確定給付制度債務の評価額に影響を与える可能性があります。

確定給付制度債務の帳簿価額や、割引率の変動により想定される確定給付制度債務に与える影響については、注記18「退職後給付 (1)確定給付型制度」に記載しています。

 

ⅴ) 金融商品の公正価値測定

特定の資産及び負債の公正価値は、市場価格等の市場の情報や、マーケット・アプローチ、インカム・アプローチ、コスト・アプローチ等の算出手順に基づき決定しています。公正価値の測定には、入手可能な場合は、活発な市場における相場価格、又は観察可能な価格を使用します。入手できない場合は、市場参加者が資産又は負債の価格を決定する上で使用している前提条件についての連結会社の判断を反映した観察不能なインプットを使用しており、インプットの算定は、連結会社自身のデータを含め、入手可能な最良の情報に基づき実施しています。

連結会社は、金融商品の公正価値の評価は合理的であると判断しています。ただし、これらの評価には不確実性が含まれているため、予測不能な前提条件の変化等により金融商品の評価に関する見積りが変化した場合には、結果として公正価値評価額が変動する可能性があります。

金融商品の帳簿価額、レベル3に分類された金融商品の重要な観察不能なインプットの内容及び評価技法については、注記28「金融商品 (4)公正価値測定」に記載しています。

 

(5) 会計方針の変更

連結会社は、当連結会計年度より以下の基準書を適用しています。

基準書

基準名

新設・改訂の概要

IFRS第16号

リース

リースに関する会計処理及び開示要求の改訂

 

 

(IFRS第16号「リース」の適用)

連結会社は、当連結会計年度よりIFRS第16号「リース」(2016年1月公表、以下、「IFRS第16号」)を適用しています。IFRS第16号の適用にあたっては、経過措置に準拠して、本基準の適用開始による累積的影響を適用開始日に認識しています。

IFRS第16号の適用に際し、契約にリースが含まれているか否かについては、IFRS第16号C3項の実務上の便法を選択し、IAS第17号「リース」(以下、「IAS第17号」)及びIFRIC第4号「契約にリースが含まれているか否かの判断」のもとでの判断を引き継いでいます。適用開始日以降は、IFRS第16号の規定に基づき判断しています。

 

IFRS第16号の適用に伴う単一の借手会計モデルの導入により、借手として短期リース及び少額資産のリースを除くすべてのリースに関して、リース期間にわたり原資産を使用する権利を使用権資産として、貸手に対してリース料を支払う義務をリース負債として認識しています。

過去にIAS第17号を適用してオペレーティング・リースに分類した借手のリースについて、適用開始日に使用権資産及びリース負債を認識しています。リース負債は、未経過リース料を適用開始日における借手の追加借入利子率で割り引いた現在価値で測定しています。使用権資産は、リース負債の当初測定額に前払リース料等を調整した額で測定しています。

過去にIAS第17号を適用してファイナンス・リースに分類した借手のリースについては、適用開始日の使用権資産及びリース負債の帳簿価額を、IAS第17号を適用して測定した同日直前におけるリース資産及びリース負債の帳簿価額で測定しています。

なお、リース負債に適用している借手の追加借入利子率の加重平均は、0.33%です。

 

連結会社はIFRS第16号の適用に際し、以下の実務上の便法を使用しています。

・特性が合理的に類似したリースのポートフォリオに単一の割引率を適用

・適用開始日から12ヵ月以内にリース期間が終了するリースについて短期リースと同じ方法で会計処理

・当初直接コストを適用開始日現在の使用権資産の測定から除外

・延長又は解約オプションが含まれている契約のリース期間を算定する際に事後的判断を使用

 

 前連結会計年度末においてIAS第17号を適用して開示した解約不能オペレーティング・リース契約と、適用開始日において連結財政状態計算書に認識したリース負債の差額は以下のとおりです。

 

(単位:百万円)

解約不能オペレーティング・リース契約(2019年3月31日)

7,865

ファイナンス・リース債務(2019年3月31日)

17,879

短期リース及び少額資産のリース

△1,043

解約可能オペレーティング・リース契約等

32,291

適用開始日におけるリース負債

56,992

 

 

 また、適用開始日において連結財政状態計算書に認識した使用権資産は、48,855百万円です。当該使用権資産には、過去にIAS第17号を適用してファイナンス・リースに分類していたリース資産等からの組替が含まれています。なお、連結損益計算書に与える影響は軽微であり、適用開始日の利益剰余金に与える影響はありません。

 

 

3.重要な会計方針の要約

(1) 連結の基礎

①  子会社

子会社とは、当社により支配されている企業であり、子会社の財務諸表は、連結会社が支配を獲得した日から支配を終了した日までの間、当社の連結財務諸表に含まれています。子会社が適用する会計方針が連結会社の適用する会計方針と異なる場合には、必要に応じて当該子会社の財務諸表を修正しています。連結会社内の債権債務残高及び取引、並びに連結会社内取引によって発生した未実現損益は、連結財務諸表上消去しています。包括利益は非支配持分が負の残高となる場合であっても、親会社の所有者に帰属する持分と非支配持分に帰属させています。

連結財務諸表には、子会社の所在する現地法制度上、親会社と異なる決算日が要請されていることにより、決算日を親会社の決算日に統一することが実務上不可能であり、親会社の決算日と異なる日を決算日とする子会社の財務諸表が含まれています。

連結財務諸表の作成に用いる子会社の財務諸表を当社と異なる決算日で作成する場合、その子会社の決算日と当社の決算日との間に生じた重要な取引又は事象については必要な調整を行っています。

 

②  関連会社及び共同支配企業

関連会社とは、連結会社が財務及び営業の方針に重要な影響力を有しているが支配はしていない企業であり、連結会社が重要な影響力を有することとなった日から喪失する日まで、持分法により処理しています。

共同支配企業とは、共同支配を有する当事者が純資産に対する権利を有している場合の共同支配の取決めをいいます。共同支配とは、取決めに対する契約上合意された支配の共有であり、関連性のある活動に関する意思決定が、支配を共有している当事者の全員一致の合意を必要とする場合にのみ存在します。共同支配企業については、持分法により処理しています。

関連会社及び共同支配企業の会計方針は、連結会社が適用する会計方針と整合させるため、必要に応じて修正しています。

連結財務諸表には、他の株主との関係等により、決算日を統一することが実務上不可能であるため、決算日が異なる関連会社及び共同支配企業への投資が含まれています。決算日の差異により生じる期間の重要な取引又は事象については必要な調整を行っています。

持分法の下では、投資額は当初は原価で測定し、それ以後は、関連会社及び共同支配企業の純資産に対する連結会社の持分の取得後の変動に応じて投資額を変動させています。その際、関連会社及び共同支配企業の純損益のうち連結会社の持分相当額は連結会社の純損益に計上しています。また、関連会社及び共同支配企業のその他の包括利益のうち連結会社の持分相当額は連結会社のその他の包括利益に計上しています。関連会社及び共同支配企業の損失に対する持分相当額が投資額(実質的に関連会社又は共同支配企業に対する連結会社の正味投資の一部を構成する長期の持分を含みます)を超過するまで当該持分相当額は純損益に計上し、さらなる超過額は連結会社が損失を負担する法的又は推定的義務を負うあるいは企業が関連会社又は共同支配企業に代わって支払う範囲内で損失として計上しています。重要な内部取引に係る利益は、関連会社及び共同支配企業に対する持分比率に応じて相殺消去しています。

関連会社及び共同支配企業の、取得日に認識した資産、負債及び偶発負債の正味の公正価値に対する持分を取得対価が超える額はのれん相当額として認識し投資の帳簿価額に含めており、償却はしていません。

 

③  共同支配事業

共同支配事業とは、共同支配の取決めのうち、共同支配を行う参加者が契約上の取決めに関連する資産に対する権利及び負債に係る義務を有するものをいいます。共同支配事業に係る投資については、共同支配の営業活動から生じる資産、負債、収益及び費用のうち、連結会社の持分相当額のみを認識しています。重要な内部取引並びに債権債務は、持分比率に応じて相殺消去しています。

 

 

(2) 企業結合及びのれん

企業結合は取得法を用いて会計処理しています。取得対価は、被取得企業の支配と交換に譲渡した資産、引き受けた負債及び連結会社が発行する資本性金融商品の取得日の公正価値の合計として測定されます。発生した取得関連コストは費用として処理しています。

現在の所有持分であり、清算時に企業の純資産に対する比例的な持分を保有者に与えている非支配持分は、公正価値若しくは被取得企業の識別可能純資産の認識金額に対する非支配持分の比例的な取り分で当初測定しています。この測定方法の選択は、取引ごとに行っています。その他の非支配持分は、公正価値若しくは他のIFRSが適用される場合は、他のIFRSに基づき、測定しています。

取得日において、識別可能な資産及び負債は、以下を除き、取得日における公正価値で測定しています。

・繰延税金資産(又は繰延税金負債)及び従業員給付契約に関連する負債(又は資産)は、それぞれIAS第12号「法人所得税」及びIAS第19号「従業員給付」に従って認識し測定しています。

・IFRS第5号「売却目的で保有する非流動資産及び非継続事業」に従って売却目的に分類される資産又は処分グループは、当該基準書に従って認識し、測定しています。

・被取得企業の株式に基づく報酬取引に係る負債若しくは資本性金融商品、又は被取得企業の株式に基づく報酬取引の連結会社の株式に基づく報酬取引への置換えに係る負債若しくは資本性金融商品は、IFRS第2号「株式に基づく報酬」に従って測定しています。

取得対価が識別可能な資産及び負債の公正価値を超過する場合は、連結財政状態計算書においてのれんとして資産計上しています。反対に下回る場合には、直ちに連結損益計算書において利得として計上しています。なお、支配獲得後の非支配持分の追加取得については、資本取引として会計処理しており、当該取引からのれんは認識していません。

のれんは企業結合時に決定した測定額から減損損失累計額を控除した価額で、連結財政状態計算書の「無形資産」に計上しています。のれんは償却を行わず、毎年又は減損の兆候が存在する場合にはその都度、減損テストを実施しています。のれんの減損損失は連結損益計算書において認識され、その後の戻入は行っていません。

企業結合が発生した報告期間末までに企業結合の当初の会計処理が完了しない場合、連結会社は、未完了の項目については暫定的な金額で報告します。それらが判明していた場合には取得日に認識された金額に影響を与えたと考えられる、取得日に存在していた事実や状況に関して得た新しい情報を反映するために、暫定的な金額を測定期間(最長で1年間)の間に修正するか、又は追加の資産又は負債を認識しています。

 

(3) 外貨換算

連結会社の各企業の財務諸表は、その企業が営業活動を行う主たる経済環境の通貨(機能通貨)で作成され、各企業の機能通貨以外の通貨(外貨)での取引の換算については、取引日又はそれに近似する為替レートが使用されます。

報告期間末に、外貨建の貨幣項目は、決算日の為替レートで換算され、外貨建非貨幣項目は、取得原価で測定されているものは取引日の為替レート、公正価値で測定されているものは、公正価値が決定された日の為替レートで換算されます。

換算又は決済により生じる換算差額は、その期間の損益として認識され、連結損益計算書において「為替差損益」に計上しています。

連結財務諸表は、親会社の機能通貨であり、連結財務諸表の表示通貨である日本円で表示されます。連結財務諸表を表示するために、在外営業活動体の資産及び負債は、決算日の為替レート、収益及び費用については著しい変動の無い限り期中平均レートを使用して日本円に換算しています。換算差額が生じた場合、その他の包括利益に「在外営業活動体の換算差額」として認識され、累積額は資本の「その他の資本の構成要素」に分類されます。在外営業活動体が処分され、支配が喪失された場合には、累積換算差額を処分した期に純損益に振り替えています。

在外営業活動体の取得により生じたのれん及び公正価値修正は、報告期間末時点で当該活動体の資産及び負債として換算替を行い、換算差額は「その他の資本の構成要素」に分類されます。

 

 

(4) 金融商品

①  金融資産

ⅰ) 当初認識及び測定

連結会社は、金融資産を償却原価で測定する金融資産、公正価値で測定する金融資産にその性質・目的により分類しており、当初認識時において分類を決定しています。通常の方法による金融資産の売買は、取引日において認識又は認識の中止を行っています。

a) 償却原価で測定する金融資産

金融資産は、次の条件がともに満たされる場合に償却原価で測定する金融資産に分類しています。

・契約上のキャッシュ・フローを回収するために資産を保有することを目的とする事業モデルに基づいて、資産が保有されている場合

・金融資産の契約条件により、元本及び元本残高に対する利息の支払のみであるキャッシュ・フローが特定の日に生じる場合

償却原価で測定する金融資産は、公正価値に取得に直接起因する取引コストを加えた額で当初測定しています。

b) 公正価値で測定する金融資産

上記の償却原価で測定する場合を除き、金融資産は純損益又はその他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産に分類しています。

資本性金融商品については公正価値で測定し、売買目的で保有する金融資産はその変動を純損益で認識すること及びそれ以外はその変動をその他の包括利益を通じて認識することに指定し(取消不能)、当該指定を継続的に適用しています。

資本性金融商品を除く金融資産で償却原価で測定する区分の要件を満たさないものは、公正価値で測定しその変動を純損益を通じて認識しています。

純損益を通じて公正価値で測定する金融資産は、当初認識時に公正価値で測定し、取引コストは発生時に純損益で認識しています。その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産は、公正価値に取得に直接起因する取引コストを加えた額で当初測定しています。

 

ⅱ) 事後測定

金融資産の当初認識後の測定は、その分類に応じて以下のとおり測定しています。

a) 償却原価で測定する金融資産

償却原価で測定する金融資産の帳簿価額については、実効金利法を用いて測定しています。実効金利は、当該金融資産の予想残存期間を通じての、将来の現金受取額の見積額を、正味帳簿価額まで正確に割り引く利率です。利息収益は純損益に認識し、連結損益計算書上「金融収益」に含めて計上しています。償却原価で測定する金融資産の認識を中止した場合、資産の帳簿価額と受け取った対価又は受取可能な対価との差額は純損益に認識しています。

b) 公正価値で測定する金融資産

公正価値で測定する金融資産の公正価値の変動額は純損益に計上しています。ただし、資本性金融商品のうち、その他の包括利益を通じて公正価値で測定すると指定したものについては、当該金融資産の処分又は公正価値評価から生じる利得又は損失は、純損益に認識せずその他の包括利益に認識し、「その他の資本の構成要素」項目に累積します。認識を中止した場合には、利益剰余金に振り替えています。なお、資本性金融商品に係る配当金は、配当金を受領する権利が確定した時点で純損益に認識され、連結損益計算書上「金融収益」に含めて計上しています。純損益を通じて公正価値で測定すると指定したものについては、当該金融資産から生じる利得又は損失の純額は、連結損益計算書上「金融収益」又は「金融費用」項目(注記28「金融商品」)に計上されています。また、負債性金融商品の利息収益は、上記の利得又は損失の純額に含まれます。

 

 

ⅲ) 償却原価で測定する金融資産の減損

償却原価で測定する金融資産については、報告期間末ごとに、当初認識時と比べた信用リスクの著しい増大の有無を検証しています。金融資産に係る信用リスクが当初認識時以降に著しく増大している場合、又は信用減損金融資産については、全期間の予想信用損失を貸倒引当金として認識しています。著しく増大していない場合には、12ヵ月間の予想信用損失を貸倒引当金として認識しています。予想信用損失は、契約に従って受け取るべき契約上のキャッシュ・フローと受け取ると見込んでいるキャッシュ・フローとの差額の割引現在価値に基づいて測定しています。

なお、営業債権については当初認識時から全期間の予想信用損失を貸倒引当金として認識しています。

金融資産に係る貸倒引当金の繰入額又は貸倒引当金を減額する場合における貸倒引当金の戻入額を純損益に計上しています。

 

ⅳ) 金融資産の認識の中止

連結会社は、金融資産から生じるキャッシュ・フローに対する契約上の権利が消滅した時、又は、当該金融資産の所有のリスクと経済価値のほとんどすべてが移転した時にのみ、当該金融資産の認識を中止しています。連結会社がリスクと経済価値のほとんどすべてを移転しないが保持もせず、譲渡された資産を支配し続ける場合には、連結会社は資産に対する留保持分及び関連して支払う可能性がある負債を認識しています。

 

②  金融負債

ⅰ) 当初認識及び測定

連結会社は、金融負債を償却原価で測定する金融負債、純損益を通じて公正価値で測定する金融負債に分類しており、当初認識時において分類を決定しています。すべての金融負債は公正価値で当初測定していますが、償却原価で測定する金融負債については、公正価値から発行に直接起因する取引コストを控除した金額で測定しています。

 

ⅱ) 事後測定

金融負債の当初認識後の測定は、その分類に応じて以下のとおり測定しています。

a) 償却原価で測定する金融負債

売買目的で保有せず、純損益を通じて公正価値で測定するものに指定しない金融負債は、当初認識後、実効金利法による償却原価で測定しています。利息費用は連結損益計算書上「金融費用」に含めて計上しています。実効金利法による償却及び認識が中止された場合の利得又は損失は、連結損益計算書上「金融収益」又は「金融費用」として計上しています。

b) 純損益を通じて公正価値で測定する金融負債

売買目的保有又は当初認識時に純損益を通じて公正価値で測定する金融負債は、当初認識後、公正価値で測定し、その変動については当期の純損益として認識しています。

 

ⅲ) 金融負債の認識の中止

連結会社は、金融負債が消滅した時、すなわち、契約中に特定された債務が免責、取消し、又は失効となった時に認識を中止しています。

 

③  ヘッジ会計及びデリバティブ

連結会社は、金利及び為替の変動リスクをヘッジするために、通貨スワップ、金利スワップ、為替予約等のデリバティブをヘッジ手段として利用しています。これらのデリバティブは、契約締結時点の公正価値で当初測定し、その後も各報告期間末の公正価値で再測定しています。

連結会社には、ヘッジ目的で保有しているデリバティブのうち、ヘッジ会計の要件を満たしていないものがあります。これらのデリバティブの公正価値の変動はすべて即時に純損益で認識しています

 

連結会社は、ヘッジの開始時に、リスク管理目的や様々なヘッジ取引を行うための戦略に従い、ヘッジ手段とヘッジ対象の関係について文書化しています。さらに、ヘッジの開始時及びヘッジ期間中に、ヘッジ手段がヘッジされるリスクに起因するヘッジ対象のキャッシュ・フローの変動を相殺するのにきわめて有効であるかどうかを四半期ごとに評価しています。予定取引に対してキャッシュ・フロー・ヘッジを適用するのは、当該予定取引の発生可能性が非常に高い場合に限ります。

 

キャッシュ・フロー・ヘッジ 

連結会社は、ヘッジ会計の手法としてキャッシュ・フロー・ヘッジのみを採用しています。

ヘッジ手段に係る利得又は損失のうち、有効部分は連結包括利益計算書においてその他の包括利益として認識し、非有効部分は連結損益計算書において即時に純損益として認識しています。

その他の包括利益に計上されたヘッジ手段に係る金額は、ヘッジ対象である取引が純損益に影響を与える時点で純損益に振り替えています。

ヘッジがヘッジ会計の要件を満たさない場合、ヘッジ手段が失効、売却、終了又は行使された場合、あるいはヘッジ指定が取り消された場合には、ヘッジ会計の適用を将来に向けて中止しています。

ヘッジ会計を中止した場合、連結会社は、すでにその他の包括利益で認識したキャッシュ・フロー・ヘッジに係るその他の包括利益の残高を、予定取引が純損益に影響を与えるまで引き続き計上しています。予定取引の発生が予想されなくなった場合は、キャッシュ・フロー・ヘッジに係るその他の包括利益の残高は、即時に純損益で認識されます。

 

④  金融資産及び金融負債の相殺表示

金融資産及び金融負債は、連結会社が残高を相殺する強制可能な法的権利を有し、純額で決済するか、又は資産の実現と負債の決済を同時に行う意図を有する場合にのみ、連結財政状態計算書上で相殺し、純額で表示しています。

 

(5) 現金及び現金同等物

現金及び現金同等物は、手許現金、随時引き出し可能な預金及び容易に換金可能であり、かつ、価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヵ月以内に償還期限の到来する短期投資からなっています。

 

(6) 棚卸資産

棚卸資産は取得原価と正味実現可能価額のいずれか低い金額で測定しています。棚卸資産は、購入原価、加工費及び棚卸資産が現在の場所及び状態に至るまでに発生したその他のすべてのコストを含んでおり、原価の算定にあたっては、主として総平均法を使用しています。また、正味実現可能価額は、通常の事業過程における見積売価から、完成に要する見積原価及び販売に要する見積費用を控除して算定しています。

 

(7) 有形固定資産

連結会社は、有形固定資産の測定に「原価モデル」を採用し、取得原価から減価償却累計額及び減損損失累計額を控除した帳簿価額で表示しています。

土地及び建設仮勘定以外の有形固定資産の減価償却費は、以下の見積耐用年数にわたり、主として定額法で計上されます。

 見積耐用年数、減価償却方法等は、各報告期間末に見直されます。

 建物及び構築物     6-50年

 機械装置及び運搬具 3-10年

 その他             2-10年

有形固定資産は、処分時、若しくは継続的な使用又は処分から将来の経済的便益が期待されなくなった時に認識を中止しています。有形固定資産の認識の中止から生じる利得又は損失は、当該資産の認識の中止時に純損益に含めています。 

 

 

(8) 投資不動産

連結会社は、投資不動産の測定に「原価モデル」を採用しており、有形固定資産に準じた見積耐用年数及び減価償却方法を使用しています。

 

(9) 無形資産

①  個別に取得した無形資産

耐用年数を確定できる個別に取得した無形資産は、取得原価から償却累計額及び減損損失累計額を控除した帳簿価額で表示しています。償却は、見積耐用年数に従い定額法に基づいています。

見積耐用年数及び償却方法は、各報告期間末に見直しを行い、変更があった場合は、会計上の見積りの変更として将来に向かって適用しています。

耐用年数を確定できない個別に取得した無形資産は、償却を行わず減損テストの上、取得原価から減損損失累計額を控除した帳簿価額で表示しています。減損テストは、毎年又は減損の兆候が存在する場合はその都度、個別に又は各資金生成単位で実施しています。

 

②  自己創設無形資産

研究活動の支出は、発生した年度に連結損益計算書上の費用として認識しています。

開発過程(又は内部プロジェクトの開発段階)で発生したコストは、以下のすべてを立証できる場合に限り、資産計上しています。

 ⅰ) 使用又は売却できるように無形資産を完成させることの技術上の実行可能性

 ⅱ) 無形資産を完成させ、さらにそれを使用又は売却するという企業の意図

 ⅲ) 無形資産を使用又は売却する能力

 ⅳ) 無形資産が可能性の高い将来の経済的便益を創出する方法

ⅴ) 無形資産の開発を完成させ、さらにそれを使用又は売却するために必要となる、適切な技術上、財務上及びその他の資源の利用可能性

ⅵ) 開発期間中に無形資産に起因する支出を、信頼性をもって測定できる能力

自己創設無形資産の当初認識額は、無形資産が上記の認識条件のすべてを初めて満たした日から開発完了までに発生した費用の合計です。自己創設無形資産が認識されない場合は、開発コストは発生した年度に連結損益計算書上の費用として認識しています。

当初認識後、自己創設無形資産は、取得原価から償却累計額及び減損損失累計額を控除した金額で計上しています。

 

③  企業結合で取得した無形資産

企業結合で取得した無形資産の取得原価は、取得日現在における公正価値で測定しています。

当初認識後、企業結合で取得した無形資産は、取得原価から償却累計額及び減損損失累計額を控除した金額で計上しています。

 

④  無形資産の償却

耐用年数を確定できる無形資産は、それぞれの見積耐用年数にわたって定額法で償却しています。

主な見積耐用年数は以下のとおりです。

・ソフトウエア    3-5年

・開発費              3年

・顧客関連資産      8年

・技術関連資産      10年

 

⑤  無形資産の認識の中止

無形資産は、処分時、若しくは継続的な使用又は処分から将来の経済的便益が期待されなくなった時に認識を中止しています。無形資産の認識の中止から生じる利得又は損失は、当該資産の認識の中止時に純損益に含めています。

 

(10) リース

連結会社は、2019年4月1日(以下、「適用開始日」)よりIFRS第16号「リース」を適用しています。この適用にあたり、すべてのリースに関して適用開始日に累積的影響を認識する方法を選択しており、比較情報については従前の基準であるIAS第17号「リース」及びIFRIC第4号「契約にリースが含まれているか否かの判断」を適用しています。

 

前連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)

リース取引は、資産の所有に伴うリスクと経済価値を実質的にすべて借手に移転する場合には、ファイナンス・リース取引に分類し、その他すべての場合には、オペレーティング・リース取引に分類しています。

契約がリースであるか否か、又は契約にリースが含まれているか否かについては、法的にはリースの形態をとらないものであっても、IFRIC第4号「契約にリースが含まれているか否かの判断」に従い、契約の実質に基づいて判断しています。

 

①  連結会社が借手の場合

ファイナンス・リース取引によるリース資産及びリース負債は、リース期間の起算日に算定したリース物件の公正価値と最低支払リース料総額の現在価値のいずれか低い金額で連結財政状態計算書に計上しています。リース資産は、その資産に適用される会計方針に基づいて、定額法で減価償却を行っています。

オペレーティング・リース取引によるリース料支払額は、リース期間にわたって定額法で費用として認識しています。

 

②  連結会社が貸手の場合

ファイナンス・リース取引によるリース債権は、対象リース取引の正味リース投資未回収額を債権として計上しています。

 

当連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)

①  連結会社が借手の場合

短期リース及び少額資産のリースを除くリースに関して、リース開始日において、リース期間にわたり原資産を使用する権利を使用権資産として、貸手に対してリース料を支払う義務をリース負債として認識しています。

使用権資産は、リース負債の当初測定額に前払リース料等を調整した額で当初測定しています。当初測定後は、「原価モデル」を適用して事後測定しており、取得原価から減価償却累計額及び減損損失累計額を控除した帳簿価額で表示しています。減価償却費は、リース期間の終了時に所有権を取得することが合理的に確実である場合を除き、定額法に基づき、見積耐用年数又はリース期間のいずれか短い方の期間にわたって計上しています。

リース負債は、リース開始日現在で支払われていないリース料を、借手の追加借入利子率で割り引いた現在価値で当初測定しています。当初測定後は、リース負債に係る金利費用、支払われたリース料を反映するように事後測定しています。

なお、リース期間は、リースの解約不能期間に、行使することが合理的に確実である延長オプションと行使しないことが合理的に確実である解約オプションの対象期間を加えることにより、決定しています。

短期リース及び少額資産のリースについては、使用権資産及びリース負債を認識せず、リース料をリース期間にわたって定額法で費用として認識しています。

 

②  連結会社が貸手の場合

原資産の所有に伴うリスクと経済価値のほとんどすべてを移転する場合には、ファイナンス・リースに分類し、その他の場合には、オペレーティング・リースに分類しています。

ファイナンス・リースに係るリース債権は、対象リース取引の正味リース投資未回収額に等しい金額を債権として計上しています。

 

 

(11) 借入コスト

連結会社は、意図した使用又は販売が可能となるまでに相当の期間を必要とする資産、つまり適格資産の取得、建設又は生産に直接起因する借入コストは、その資産が実質的に意図した使用又は販売を可能にする時まで、それらの資産の取得原価に加算しています。
 上記以外のすべての借入コストは、発生した期間に純損益に認識しています。

 

(12) 非金融資産の減損

連結会社は各年度において、各資産についての減損の兆候の有無の判定を行い、兆候が存在する場合又は毎年減損テストが要求されている場合、その資産の回収可能価額を見積っています。個々の資産について回収可能価額を見積ることができない場合には、その資産の属する資金生成単位ごとに回収可能価額を見積っています。連結会社の減損会計適用にあたっての資産のグルーピングは、継続的に損益の把握を実施している管理会計上の単位である事業グループ別に行っています。そのほかに、物件を最小の単位として賃貸物件グループと遊休資産グループにグルーピングしています。また本社、福利厚生施設等については、独立したキャッシュ・フローを生み出さないことから全社資産としています。

減損損失は連結損益計算書上の「その他の費用」に計上しています。減損の判定は資産、資金生成単位又はそのグループごとに実施しています。回収可能価額は、資産又は資金生成単位(又はそのグループ)の処分コスト控除後の公正価値とその使用価値のうち高い方の金額で算定しています。資産又は資金生成単位の帳簿価額が回収可能価額を超える場合は、その資産について減損を認識し、回収可能価額まで評価減しています。また、処分コスト控除後の公正価値の算定にあたっては、利用可能な公正価値指標に裏づけられた適切な評価モデルを使用しています。使用価値の評価における見積将来キャッシュ・フローは、貨幣の時間価値に関する現在の市場評価等を反映した割引率を使用して、算定しています。

のれん以外の資産に関しては、過年度に認識された減損損失について、その回収可能価額の算定に使用した想定事項に変更が生じた場合等、損失の減少の可能性を示す兆候が存在しているかについて評価を行っています。そのような兆候が存在する場合は、当該資産又は資金生成単位の回収可能価額の見積りを行い、その回収可能価額が、資産又は資金生成単位の帳簿価額を超える場合、算定した回収可能価額と過年度で減損損失が認識されなかった場合の減価償却控除後の帳簿価額とのいずれか低い方を上限として、減損損失を戻し入れています。ただし、のれんに関する減損損失は戻し入れしません。

 

(13) 売却目的で保有する非流動資産

 継続的な使用ではなく、売却により回収が見込まれる資産及び資産グループのうち、1年以内に売却する可能性が非常に高く、かつ現在の状態で即時に売却可能で、連結会社の経営者が売却を確約している場合には、売却目的で保有する非流動資産及び処分グループとして分類し、非流動資産は減価償却又は償却は行わず、帳簿価額と売却コスト控除後の公正価値のうち、いずれか低い方の金額で測定しています。

 

(14) 引当金

過去の事象の結果として、現在の法的債務又は推定的債務が存在し、連結会社が当該債務の決済をするために経済的便益をもつ資源の流出が必要となる可能性が高く、その債務の金額を信頼性をもって見積ることができる場合に、引当金を認識しています。

貨幣の時間価値の影響に重要性がある場合には、見積られた将来キャッシュ・フローを、貨幣の時間価値と当該負債に固有のリスクについての現在の市場の評価を反映した税引前の割引率で割り引いた現在価値で測定しています。時の経過に伴う割引額の割戻しは、連結損益計算書上の「金融費用」として認識しています。

主な引当金の計上方法は以下のとおりです。

製品保証引当金

製品のアフターサービスの費用に備えるために、過去の実績を基礎にして製品保証費用、経済的便益の流出時期を見積り、認識しています。

独占禁止法関連損失引当金

特定の自動車部品の過去の取引についての独占禁止法違反の疑いに関する和解金等の支払に備えるため、将来発生しうる損失の見積額を計上しています。

 

 

(15) 従業員給付

①  退職後給付

ⅰ) 確定給付型制度

連結会社では、確定給付型の退職年金及び退職一時金制度を設けています。
 確定給付型制度は、確定拠出型制度(下記ⅱ)参照)以外の退職後給付制度です。確定給付型制度に関連する連結会社の純債務は、制度ごとに区別して、従業員が過年度及び当年度において提供したサービスの対価として獲得した将来給付額を見積り、当該金額を現在価値に割り引くことによって算定しています。この計算は、毎年、年金数理人によって予測単位積増方式を用いて行っています。制度資産の公正価値は当該算定結果から差し引いています。

割引率は、連結会社の確定給付制度債務と概ね同じ満期日を有するもので、期末日において信用格付AAの債券の利回りです。制度の改訂による従業員の過去の勤務に係る確定給付制度債務の増減は、純損益として認識しています。連結会社は、確定給付型制度の給付債務及び制度資産の再測定による債務の増減をその他の包括利益で認識し、累積額は直ちに利益剰余金に振り替えています。

 

ⅱ) 確定拠出型制度

確定拠出型制度は、雇用主が一定額の掛金を他の独立した企業に拠出し、その拠出額以上の支払について法的又は推定的債務を負わない退職後給付制度です。確定拠出型制度の拠出は、従業員がサービスを提供した期間に費用として認識しています。

 

②  その他の長期従業員給付

永年勤続表彰等の長期従業員給付制度については、連結会社が、従業員から過去に提供された労働の結果として支払うべき現在の推定的債務を負っており、かつその金額を信頼性をもって見積ることができる場合に、それらの制度に基づいて見積られる将来給付額を現在価値に割り引くことによって算定しています。

割引率は、連結会社の債務と概ね同じ満期日を有するもので、期末日において信用格付AAの債券の利回りです。

 

③  短期従業員給付

短期従業員給付については、割引計算は行わず、関連するサービスが提供された時点で費用として計上しています。

賞与については、連結会社が、従業員から過去に提供された労働の結果として支払うべき現在の法的又は推定的債務を負っており、かつその金額を信頼性をもって見積ることができる場合に、それらの制度に基づいて支払われると見積られる額を負債として認識しています。

 

(16) 売上収益

 連結会社は、下記の5ステップアプローチに基づき、収益を認識しています。
 
ステップ1:顧客との契約を識別する
ステップ2:契約における履行義務を識別する
ステップ3:取引価格を算定する
ステップ4:取引価格を契約における別個の履行義務に配分する
ステップ5:企業が履行義務の充足時に(又は充足するにつれて)収益を認識する
 
  連結会社は、自動車メーカ向け部品供給事業においては、国内外の自動車メーカを主な顧客とし、自動車部品におけるパワトレインシステム、エレクトリフィケーションシステム、センサ&セミコンダクタ、サーマルシステム、モビリティエレクトロニクス製品等を製造・販売しています。市販・非車載事業においては主に、エンドユーザ向けに自動車補修用部品等の販売を行っています。

連結会社では、主に完成した製品を顧客に供給することを履行義務としており、原則として、製品の納入時点において支配が顧客に移転して履行義務が充足されると判断し、当時点において収益を認識しています。

これらの履行義務に対する対価は、履行義務充足後、別途定める支払条件により概ね1年以内に受領しており、重大な金融要素は含んでいません。収益は、顧客との契約において約束された対価から、値引き、リベート及び有償受給取引において顧客に支払われる対価等を控除した金額で測定しています。また、仮単価により製品販売取引を行う場合は、変動対価として、最頻値法等を用いて適切な方法で見積っています。

 

買戻し契約に該当する一部の有償支給取引については、金融取引として棚卸資産を引き続き認識するとともに、有償支給先に残存する支給品の期末棚卸高について金融負債を認識しています。

 

(17) 政府補助金

補助金交付のための条件を満たし、補助金を受領することに合理的な保証がある場合は、補助金収入を公正価値で測定し、認識しています。発生した費用に対する補助金は、費用の発生と同じ連結会計年度に収益として計上しています。資産の取得に対する補助金は、資産の取得原価から補助金の額を控除して、資産の帳簿価額を算定しています。

 

(18) 法人所得税

法人所得税費用は当期法人所得税費用及び繰延法人所得税費用の合計として表示しています。これらは、企業結合に関連するもの及び直接資本の部又はその他の包括利益に認識する項目から生じる税金を除き、純損益として認識しています。

当期法人所得税費用は、税務当局に対する納付又は税務当局から還付が予想される金額で算定しています。税額は、決算日までに制定又は実質的に制定された税率及び税法により算定しています。

繰延法人所得税費用は、決算日における資産及び負債の税務基準額と会計上の帳簿価額との間の一時差異に対して計上しています。繰延税金資産は、将来減算一時差異、未使用の繰越税額控除及び繰越欠損金について、それらを回収できる課税所得が生じると見込まれる範囲において認識し、繰延税金負債は、原則として将来加算一時差異について認識しています。

 なお、以下の一時差異に対しては、繰延税金資産及び負債を計上していません。

 ・のれんの当初認識から生じる場合

・企業結合でない取引で、かつ取引時に会計上の利益にも課税所得(欠損金)にも影響を与えない取引における資産又は負債の当初認識から生じる場合

・子会社、関連会社に対する投資及び共同支配企業に対する持分に係る将来減算一時差異に関しては、予測可能な将来に当該一時差異が解消する可能性が低い場合、又は当該一時差異の使用対象となる課税所得が稼得される可能性が低い場合

・子会社、関連会社に対する投資及び共同支配企業に対する持分に係る将来加算一時差異に関しては、一時差異の解消の時点をコントロールすることができ、予測可能な将来に当該一時差異が解消しない可能性が高い場合

繰延税金資産及び負債は、決算日までに制定又は実質的に制定されている税率に基づいて、当該資産が実現される又は負債が決済される年度の税率を見積り、算定しています。

繰延税金資産は各報告期間末に見直され、繰延税金資産の全額又は一部が使用できるだけの十分な課税所得が稼得されない可能性が高い部分について減額しています。未認識の繰延税金資産は各報告期間末に再評価され、将来の課税所得により繰延税金資産が回収される可能性が高くなった範囲内で認識されます。

連結会社は、法人所得税の不確実な税務ポジションについて、税法上の解釈に基づき税務ポジションが発生する可能性が高い場合には、合理的な見積額を資産又は負債として認識しています。 

繰延税金資産及び負債は、当期税金資産及び当期税金負債を相殺する法律上の強制力のある権利を有し、かつ同一の税務当局によって、同一の納税主体、若しくは別々の納税主体であるが、多額の繰延税金負債又は資産の決済又は回収が見込まれている将来の各期間において、当期税金負債と当期税金資産とを純額で決済するか、あるいは資産の実現と負債の決済を同時に行うことを意図している納税主体のいずれかに課されている場合、相殺しています。

なお、当社及び国内の100%出資子会社は、連結納税制度を適用しています。

 

(19) 資本

普通株式  当社が発行した資本性金融商品は、発行価額を「資本金」及び「資本剰余金」に計上し、直接発行費用(税効果考慮後)は「資本剰余金」から控除しています。

自己株式  自己株式を取得した場合は、直接取引費用を含む税効果考慮後の支払対価を、資本の控除項目として認識しています。ストック・オプション行使に伴う自己株式の処分を含め、自己株式を売却した場合は、処分差損益を「資本剰余金」として認識しています。

 

 (20) 公正価値の測定

特定の資産・負債は、公正価値によって計上することが求められています。当該資産・負債の公正価値は、市場価格等の市場の情報や、マーケット・アプローチ、インカム・アプローチ、コスト・アプローチ等の算出手順に基づき、決定されています。公正価値の測定に使用されるインプットは、以下の3つのレベルがあります。

① レベル1

測定日現在で連結会社がアクセスできる活発な市場(十分な売買頻度と取引量が継続的に確保されている市場)における同一資産又は負債の市場価格を、調整を入れずにそのまま使用しています。

 

② レベル2

活発な市場における類似の資産又は負債の公表価格、活発でない市場における同一の資産又は負債の公表価格、資産又は負債の観察可能な公表価格以外のインプット及び相関その他の手法により、観察可能な市場データによって主に算出又は裏付けられたインプットを含んでいます。

 

③ レベル3

限られた市場のデータしか存在しないために、市場参加者が資産又は負債の価格を決定する上で使用している前提条件についての連結会社の判断を反映した観察不能なインプットを使用しています。連結会社は、連結会社自身のデータを含め、入手可能な最良の情報に基づき、インプットを算定しています。

公正価値の測定は、連結会社の評価方針及び手続きに従い経理部門によって行われており、金融商品の個々の性質、特徴並びにリスクを最も適切に反映できる評価モデルにて実施しています。また、公正価値の変動に影響を与える重要な指標の推移を継続的に検証しています。検証の結果、金融商品の公正価値の変動が著しい際は、経理部門責任者への報告及び承認を行っています。

 

(21) 賦課金

連結会社は、政府に対する債務が確定した時点で、支払が見込まれる金額を負債として認識しています。

 

(22) 1株当たり利益

基本的1株当たり当期利益は、親会社の普通株主に帰属する当期損益を、その期間の自己株式を調整した発行済普通株式の加重平均株式数で除して計算しています。希薄化後1株当たり当期利益は、希薄化効果を有する潜在株式の影響を調整して計算しています。

 

(23) 配当

配当金については、期末配当、中間配当の各々について決議された日の属する期間の負債として認識しています。

 

4.未適用の新基準

 連結財務諸表の承認日までに公表されている主な基準書及び解釈指針の新設又は改訂は次のとおりであり、2020年3月31日現在において連結会社はこれを適用していません。

基準書

基準名

強制適用時期

(以降開始年度)

当社適用年度

新設・改訂の概要

IFRS第17号

保険契約

2021年1月1日

2021年度

保険契約についての首尾一貫した会計処理の策定

 

 IFRS第17号「保険契約」の適用による影響は、現時点では合理的に見積ることはできません。

 

5.事業セグメント

(1) 一般情報

連結会社の報告セグメントは、連結会社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、当社取締役社長が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものです。

 

連結会社は、主に自動車部品等を生産・販売しており、国内並びに北米、欧州、アジア地域の担当役員を配置しています。日本、北米、欧州、アジアの各地域の現地法人は、地域の顧客に対する営業活動を通じて獲得した受注に対し、製品の最適生産、供給の観点から製造拠点の新規設立又は拡大等を事業部門と連携のうえ立案する等、独立した経営単位として事業活動を展開しています。

 

国内においては当社が、北米については米国、カナダと地理的近接度によりメキシコを加えデンソー・インターナショナル・アメリカ社が、欧州(主にオランダ、イギリス、イタリア、スペイン、ハンガリー、チェコ等)についてはデンソー・インターナショナル・ヨーロッパ社が担当しています。アジア(主にタイ、マレーシア、インドネシア、インド、台湾、中国、韓国等)については、最適生産・供給体制の両面から地域に密着した体制強化のため、デンソー・インターナショナル・アジア社(タイランド)、デンソー・インターナショナル・アジア社(シンガポール)、電装(中国)投資有限公司の3社が連携し担当しており、これらを1つのマネジメント単位として管理しています。

 

したがって、連結会社は、生産・販売体制を基礎とした地域別のセグメントから構成されており、「日本」、「北米」、「欧州」及び「アジア」の4つを報告セグメントとしています。各報告セグメントでは、主として自動車部品等を生産・販売しています。

 

セグメントの会計処理の方法は、注記3「重要な会計方針の要約」における記載と同一です。なお、セグメント間の内部取引における価額は、外部顧客との取引価額に準じています。

 

報告セグメントの利益は、連結損益計算書上の営業利益ベースの数値です。金融収益、金融費用、為替差損益、持分法による投資損益、法人所得税費用は当社取締役社長が検討するセグメント利益に含まれていないため、セグメント業績から除外しています。

 

(2) セグメントごとの売上収益、利益又は損失、その他の重要な項目の金額に関する情報

前連結会計年度(自  2018年4月1日  至  2019年3月31日

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他(注)

消去又は
全社

連結

日本

北米

欧州

アジア

売上収益

 

 

 

 

 

 

 

 

外部顧客への
売上収益

2,284,190

1,182,012

609,417

1,215,115

5,290,734

72,038

5,362,772

セグメント間の内部
売上収益

981,828

30,343

43,085

201,288

1,256,544

709

1,257,253

3,266,018

1,212,355

652,502

1,416,403

6,547,278

72,747

1,257,253

5,362,772

セグメント利益又は損失

126,027

29,616

22,827

128,440

306,910

10,316

1,030

316,196

金融収益

48,629

金融費用

12,007

為替差損益

4,386

持分法による投資損益

7,599

税引前利益

356,031

 

(注)  「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、南米等の現地法人の事業活動を含んでいます。

 

 

その他の重要な項目

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他
(注1)

消去又は
全社

連結

日本

北米

欧州

アジア

減価償却費及び償却費

189,049

37,905

25,021

56,724

308,699

2,124

310,823

減損損失

461

6,193

6,654

6,654

減損損失の戻入

持分法で会計処理されている投資

81,904

5,206

506

18,677

106,293

155

106,138

非流動資産の増加額(注2)

290,281

60,167

26,589

70,865

447,902

3,424

451,326

 

(注1)  「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、南米等の現地法人の事業活動を含んでいます。

(注2)  非流動資産は、有形固定資産及び無形資産の合計です。

 

当連結会計年度(自  2019年4月1日  至  2020年3月31日

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他

(注1)

消去又は
全社

連結

日本

(注2)

北米

欧州

アジア

売上収益

 

 

 

 

 

 

 

 

外部顧客への
売上収益

2,313,046

1,145,230

548,301

1,086,862

5,093,439

60,037

5,153,476

セグメント間の内部
売上収益

950,441

31,035

34,978

191,593

1,208,047

702

1,208,749

3,263,487

1,176,265

583,279

1,278,455

6,301,486

60,739

1,208,749

5,153,476

セグメント利益又は損失

88,763

23,520

14,350

103,305

52,412

9,777

1,111

61,078

金融収益

47,250

金融費用

9,621

為替差損益

14,530

持分法による投資損益

5,454

税引前利益

89,631

 

(注1)  「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、南米等の現地法人の事業活動を含んでいます。

(注2)  日本セグメントにおけるセグメント損失には、製品保証引当金繰入210,604百万円が含まれています。

 

その他の重要な項目

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他
(注1)

消去又は
全社

連結

日本

北米

欧州

アジア

減価償却費及び償却費

214,501

41,711

24,811

54,916

335,939

1,987

337,926

減損損失

255

255

255

減損損失の戻入

618

618

618

持分法で会計処理されている投資

76,001

4,616

7,177

16,935

104,729

139

104,590

非流動資産の増加額(注2)

351,375

44,479

24,596

81,963

502,413

2,339

1,565

506,317

 

(注1)  「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、南米等の現地法人の事業活動を含んでいます。

(注2)  非流動資産は、有形固定資産、使用権資産及び無形資産の合計です。

 

 

(3) セグメントごとの資産の金額に関する情報

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2019年3月31日)

当連結会計年度

(2020年3月31日)

日本

3,531,440

3,726,725

北米

614,890

625,171

欧州

409,924

386,194

アジア

1,104,044

1,071,865

その他 (注1)

46,910

38,214

全社資産 (注2)

85,206

196,368

連結

5,792,414

5,651,801

 

(注1)  「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、南米等の現地法人の事業活動を含んでいます。

(注2)  全社資産は、主に報告セグメントに帰属しない資金等です。

 

(4) 製品及びサービスに関する情報

前連結会計年度(自  2018年4月1日  至  2019年3月31日

製品別に分解した売上収益については、注記21「売上収益」をご参照ください。

 

当連結会計年度(自  2019年4月1日  至  2020年3月31日

製品別に分解した売上収益については、注記21「売上収益」をご参照ください。

 

(5) 地域に関する情報

①  売上収益

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自  2018年4月1日

  至  2019年3月31日)

当連結会計年度

(自  2019年4月1日

  至  2020年3月31日)

日本

2,211,859

2,237,929

アメリカ

1,012,971

936,587

その他

2,137,942

1,978,960

合計

5,362,772

5,153,476

 

(注) 1.連結決算上重要性のある国を個別開示しています。 

2.売上収益は顧客の所在地に応じて算定しています。

 

②  非流動資産

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2019年3月31日)

当連結会計年度

(2020年3月31日)

日本

1,111,010

1,230,044

その他

665,231

671,831

合計

1,776,241

1,901,875

 

(注) 1.連結決算上重要性のある国を個別開示しています。 

2.上記の非流動資産(前連結会計年度は、有形固定資産及び無形資産の合計。当連結会計年度は、有形固定資産、使用権資産及び無形資産の合計)は資産の所在地に応じて算定しています。

 

(6) 主要な顧客に関する情報

主要な顧客はトヨタ自動車株式会社グループであり、全てのセグメント(日本、北米、欧州、アジア)において売上収益を計上しています。各セグメントの売上収益はそれぞれ、「日本」は1,542,504百万円、「北米」は507,480百万円、「欧州」は77,120百万円、「アジア」は404,946百万円、「その他」は24,479百万円です。

(単位:百万円)

前連結会計年度

(自  2018年4月1日

  至  2019年3月31日)

当連結会計年度

(自  2019年4月1日

  至  2020年3月31日)

2,519,262

2,556,529

 

 

 

6.企業結合

 

前連結会計年度(自  2018年4月1日  至  2019年3月31日

 

(1) 東北パイオニアEG株式会社

当社は2018年12月1日より東北パイオニアEG株式会社を新たに当社の連結子会社としています。

 

① 企業結合の概要

当社は2018年12月1日にパイオニア株式会社(以下「パイオニア」)より、パイオニアの連結子会社である東北パイオニアEG株式会社(以下「東北パイオニアEG」)の株式の全てを譲り受け、同日付で東北パイオニアEGを新たに当社の連結子会社としました。当社の保有する東北パイオニアEGの議決権比率は0%(2018年11月30日時点)から100%(2018年12月1日時点)となり、議決権の全てを保有しています。

 

② 企業結合の理由

東北パイオニアEGは、各種自動化生産設備のシステムインテグレータとして、これまで自動車関連メーカ、電気・電子機器、医療、食品、半導体、IT等、さまざまな産業に向けて、顧客ニーズに応じた高度なオーダーメイドのFA生産システムを提供しており、当社も長年にわたり取引をしています。

世界130工場で自動化工程を導入してきた当社グループ内における経験と、FA生産システムを提供してきた東北パイオニアEGの産業全般にわたる実績は高い親和性があると考えています。

20年来のビジネスパートナーである両社は、今回の当社の株式取得によりさらに緊密に協業することにより、無駄を徹底的に省いた最適なFAシステムをソリューションとして、より広く、より早く、社会に提案・提供し、モノづくり産業の発展に幅広く貢献していくことを目的としています。

 

③ 被取得企業の概要

名称    東北パイオニアEG株式会社(新会社名:株式会社デンソーFA山形)

事業内容  オーダーメイドの各種自動化生産設備、高精密流量計測装置の製造

 

④ 支配獲得日

2018年12月1日

 

⑤ 取得対価及びその内訳

(単位:百万円)

 

金額

現金による取得対価

10,950

取得対価の合計

10,950

 

 

⑥ 支配獲得日における資産・負債の公正価値及びのれん

 (単位:百万円)

 

当初の暫定的な公正価値

その後の修正

修正後の

公正価値

取得対価合計(A)

10,900

50

10,950

資産内訳

  営業債権及びその他の債権

  その他の流動資産

  非流動資産

 

3,276

6,449

3,131

 

87

 

3,276
6,449
3,218

資産合計

12,856

87

12,943

負債内訳

  流動負債

  非流動負債

 

3,877

1,554

 

26

 

3,877

1,580

負債合計

5,431

26

5,457

純資産(B)

7,425

61

7,486

のれん(注)(A-B)

3,475

△11

3,464

 

(注)のれん

のれんは、今後の事業展開や当社と被取得企業とのシナジーにより期待される将来の超過収益力を反映したものです。

 

 

 

⑦子会社の支配獲得による支出

(単位:百万円)

 

金額

現金による取得対価

10,950

支配獲得時に被取得企業が保有していた現金及び現金同等物

1,967

子会社の支配獲得による現金支払額

8,983

 

 

⑧ 被取得企業の売上収益及び当期利益

連結損益計算書に認識している、支配獲得日以降における内部取引消去前の被取得企業の売上収益は3,197百万円、当期利益は292百万円です。

 

(2) 企業結合が期首に完了したと仮定した場合の、連結売上収益及び連結純利益

東北パイオニアEGの企業結合について、支配獲得日が2018年4月1日であったと仮定した場合の、2019年3月31日に終了した12ヵ月間における当社の連結業績に係るプロフォーマ情報(非監査情報)は、以下のとおりです。

(単位:百万円)

 

金額

売上収益(プロフォーマ情報)

5,368,619

当期利益(プロフォーマ情報)

280,118

 

 

当連結会計年度(自  2019年4月1日  至  2020年3月31日

該当事項はありません。

 

 

7.現金及び現金同等物

「現金及び現金同等物」の内訳は以下のとおりです。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2019年3月31日)

当連結会計年度

(2020年3月31日)

現金及び預金

679,288

576,065

短期投資

32,350

21,751

合計

711,638

597,816

 

 

8.営業債権及びその他の債権

「営業債権及びその他の債権」の内訳は以下のとおりです。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2019年3月31日)

当連結会計年度

(2020年3月31日)

受取手形及び売掛金

822,583

710,175

その他

188,912

179,181

貸倒引当金(控除)

△2,446

△3,895

合計

1,009,049

885,461

 

(注)  営業債権及びその他の債権は償却原価で測定する金融資産に分類しています。

 

9.棚卸資産

「棚卸資産」の内訳は以下のとおりです。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2019年3月31日)

当連結会計年度

(2020年3月31日)

商品及び製品

193,515

211,960

仕掛品

249,395

258,624

原材料及び貯蔵品

169,629

181,086

合計 (注)

612,539

651,670

 

(注)  期中に原価として認識された棚卸資産の正味実現価額への評価減の金額は当連結会計年度において14,664百万円(前連結会計年度16,633百万円)です。

 

 

10.その他の金融資産

(1) 「その他の金融資産」の内訳は以下のとおりです。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2019年3月31日)

当連結会計年度

(2020年3月31日)

償却原価で測定する金融資産

 

 

 預金

169,174

113,794

 債券

4,222

1,750

 その他

23,163

21,579

純損益を通じて公正価値で測定する金融資産

 

 

 株式等

28,875

 デリバティブ資産 (注1)

6,872

6,631

その他の包括利益を通じて公正価値で
測定する金融資産

 

 

 株式等

1,179,748

1,069,614

合計

1,383,179

1,242,243

 

 

 

流動資産

182,921

121,177

非流動資産

1,200,258

1,121,066

合計

1,383,179

1,242,243

 

(注1)  デリバティブ資産はヘッジ会計を適用しているものを除き、純損益を通じて公正価値で測定する金融資産に分類しています。

 

(2) その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産の主な銘柄及び公正価値等は以下のとおりです。

(単位:百万円)

銘柄

前連結会計年度

(2019年3月31日)

当連結会計年度

(2020年3月31日)

トヨタ自動車㈱

586,976

588,243

㈱豊田自動織機

164,546

153,576

東和不動産㈱

75,444

67,354

ルネサスエレクトロニクス㈱

44,370

59,573

アイシン精機㈱

51,276

34,539

イビデン㈱

12,973

18,287

KDDI㈱

12,297

16,447

㈱小糸製作所

42,092

14,719

㈱ジェイテクト

25,022

13,503

トヨタ紡織㈱

17,072

13,117

 

株式は主に政策投資目的で保有しているため、その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産に指定しています。

前連結会計年度及び当連結会計年度において保有する、その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産に関し、前連結会計年度及び当連結会計年度に認識した受取配当金はそれぞれ、32,563百万円及び32,499百万円です。

 

保有資産の効率化及び有効活用を図るため、その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産の売却等(認識の中止)を行っています。

認識の中止時の公正価値、資本でその他の包括利益として認識されていた累計損益及び受取配当金は、以下のとおりです。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自  2018年4月1日

  至  2019年3月31日)

当連結会計年度

(自  2019年4月1日

  至  2020年3月31日)

公正価値

4,924

17,098

資本でその他の包括利益として
認識されていた累計損益(税引前)(注2)

4,198

13,343

受取配当金

154

331

 

(注2)  資本でその他の包括利益として認識されていた累計損益は、売却した時点で利益剰余金に振り替えています。利益剰余金への振替額は税引後です。なお、△は損失を表します。

 

 

11.有形固定資産

(1) 「有形固定資産」の取得原価、減価償却累計額及び減損損失累計額の増減及び帳簿価額は、以下のとおりです。

(単位:百万円)

取得原価

建物及び
構築物

機械装置及び
運搬具

土地

建設仮勘定
(注1)

その他

合計

2018年4月1日残高

938,057

2,898,928

189,874

155,516

726,665

4,909,040

取得

29,138

129,801

262

213,189

40,940

413,330

企業結合(注3)

940

240

1,166

580

72

2,998

処分

△9,833

△121,868

△421

△485

△32,173

△164,780

外貨換算差額

△2,605

△6,420

△410

△256

△2,622

△12,313

その他(注2)

26,663

128,947

1,322

△187,907

29,567

△1,408

2019年3月31日残高

982,360

3,029,628

191,793

180,637

762,449

5,146,867

IFRS第16号の適用による調整

△7,681

△7,681

取得

19,792

164,299

834

202,607

45,342

432,874

企業結合

処分

△7,555

△117,229

△697

△1,074

△35,278

△161,833

外貨換算差額

△16,502

△61,455

△2,460

△4,476

△17,462

△102,355

その他(注2)

18,552

131,667

190

△181,737

28,671

△2,657

2020年3月31日残高

996,647

3,146,910

189,660

195,957

776,041

5,305,215

 

(注1)  建設仮勘定には、建設中の有形固定資産に関する支出額が含まれています。 

(注2)  「その他」には建設仮勘定から本勘定への振替等が含まれています。

(注3)  企業結合による増加は、東北パイオニアEGの取得によるものです(注記6「企業結合」参照)。

 

(単位:百万円)

減価償却累計額及び

減損損失累計額

建物及び
構築物

機械装置及び
運搬具

土地

建設仮勘定

その他

合計

2018年4月1日残高

582,905

2,132,974

1,112

1,132

599,710

3,317,833

減価償却費(注)

29,285

200,014

58,018

287,317

減損損失

3,900

1,475

945

6,320

処分

△7,989

△112,973

△29,736

△150,698

外貨換算差額

△251

△2,837

△5

△1,610

△4,703

その他

436

1,767

△25

△1,329

849

2019年3月31日残高

608,286

2,220,420

1,082

1,132

625,998

3,456,918

IFRS第16号の適用による調整

△2,836

△2,836

減価償却費(注)

29,880

214,342

56,797

301,019

減損損失

7

5

12

処分

△6,424

△106,836

△32,374

△145,634

外貨換算差額

△7,806

△41,206

△4

△13,537

△62,553

その他

△201

807

△1,055

505

56

2020年3月31日残高

623,742

2,287,527

1,078

77

634,558

3,546,982

 

(注)  有形固定資産の減価償却費は、連結損益計算書の「売上原価」及び「販売費及び一般管理費」に含まれてい

ます。

 

(単位:百万円)

帳簿価額

建物及び
構築物

機械装置及び
運搬具

土地

建設仮勘定

その他

合計

2018年4月1日残高

355,152

765,954

188,762

154,384

126,955

1,591,207

2019年3月31日残高

374,074

809,208

190,711

179,505

136,451

1,689,949

2020年3月31日残高

372,905

859,383

188,582

195,880

141,483

1,758,233

 

 

 

(2) 負債の担保の用に供されている有形固定資産の帳簿価額

負債の担保の用に供されている有形固定資産の金額に重要性はないため、記載を省略しています。

 

(3) コミットメント

有形固定資産の取得に関する契約上のコミットメントは、以下のとおりです。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2019年3月31日)

当連結会計年度

(2020年3月31日)

有形固定資産の取得に関するコミットメント

139,767

155,302

 

 

(4) 減損損失

連結会社は以下の資産について減損損失を計上しました。

前連結会計年度(自  2018年4月1日  至  2019年3月31日

事業グループ

セグメント

用途

種類

減損金額

(百万円)

モビリティエレクトロニクス

アジア

モビリティエレクトロニクス生産設備

建物及び構築物・機械装置等

6,193

 

前連結会計年度において、一部の地域の事業環境は依然厳しく、当初想定していた収益が見込めなくなったことから、韓国子会社について生産設備の帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として6,193百万円計上しました。なお、回収可能価額は使用価値により測定しており、見積将来キャッシュ・フローの算出に使用した割引率は7.31%です。

減損損失は、連結損益計算書の「その他の費用」に含まれています。

 

当連結会計年度(自  2019年4月1日  至  2020年3月31日

計上した減損損失の金額に重要性はありません。

 

(5) 減損損失戻入

連結会社は以下の資産について減損損失戻入を計上しました。

前連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日

該当事項はありません。

 

当連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日

欧州セグメントにおいて、過去に減損損失を認識した機械装置の一部について収益性が回復したため、減損損失戻入618百万円を計上しています。

減損損失戻入は、連結損益計算書の「その他の収益」に含まれています。

 

 

12.使用権資産

(1) 「使用権資産」の取得原価、減価償却累計額及び減損損失累計額の増減及び帳簿価額は、以下のとおりです。

(単位:百万円)

取得原価

建物及び構築物

機械装置及び

運搬具

土地

その他

合計

2019年4月1日残高

(経過措置反映後)

28,709

5,609

14,633

3,882

52,833

取得

9,703

1,460

964

530

12,657

処分

△1,124

△827

△82

△194

△2,227

外貨換算差額

△304

△189

△595

△11

△1,099

その他

2020年3月31日残高

36,984

6,053

14,920

4,207

62,164

 

 

(単位:百万円)

減価償却累計額及び

減損損失累計額

建物及び構築物

機械装置及び

運搬具

土地

その他

合計

2019年4月1日残高

(経過措置反映後)

28

1,503

1,620

827

3,978

減価償却費(注)

9,003

1,208

896

762

11,869

減損損失

処分

△241

△384

△9

△58

△692

外貨換算差額

△56

△67

△127

△3

△253

その他

8

8

2020年3月31日残高

8,734

2,268

2,380

1,528

14,910

 

(注) 使用権資産の減価償却費は、連結損益計算書の「売上原価」及び「販売費及び一般管理費」に含まれています。

 

(単位:百万円)

帳簿価額

建物及び構築物

機械装置及び

運搬具

土地

その他

合計

2019年4月1日残高

(経過措置反映後)

28,681

4,106

13,013

3,055

48,855

2020年3月31日残高

28,250

3,785

12,540

2,679

47,254

 

 

(2) 減損損失

当連結会計年度(自  2019年4月1日  至  2020年3月31日)

 該当事項はありません。

 

リース取引の状況については、注記29「リース取引」をご参照ください。

 

 

13.無形資産

(1) 「無形資産」の取得原価、償却累計額及び減損損失累計額の増減及び帳簿価額は、以下のとおりです。

(単位:百万円)

取得原価

ソフトウエア

開発費

のれん

顧客関連資産

技術関連資産

2018年4月1日残高

70,553

4,549

11,558

21,745

6,445

個別取得

18,263

自己創設

3,493

1,574

企業結合(注)

51

3,464

除却

△1,024

△52

外貨換算差額

△257

△31

その他の増減

914

2019年3月31日残高

91,993

6,123

14,939

21,745

6,445

個別取得

17,684

551

自己創設

5,329

6,340

企業結合

除却

△4,742

△133

外貨換算差額

△1,124

△67

その他の増減

577

2020年3月31日残高

109,717

13,014

14,739

21,745

6,445

 

 

(単位:百万円)

取得原価

その他

合計

2018年4月1日残高

18,954

133,804

個別取得

10,079

28,342

自己創設

1,131

6,198

企業結合(注)

96

3,611

除却

△217

△1,293

外貨換算差額

△71

△359

その他の増減

△8,838

△7,924

2019年3月31日残高

21,134

162,379

個別取得

8,519

26,754

自己創設

2,366

14,035

企業結合

除却

△44

△4,919

外貨換算差額

△150

△1,341

その他の増減

△6,308

△5,731

2020年3月31日残高

25,517

191,177

 

 (注)  企業結合による増加は、東北パイオニアEGの取得によるものです(注記6「企業結合」参照)。

 

 

(単位:百万円)

償却累計額及び
減損損失累計額

ソフトウエア

開発費

のれん

顧客関連資産

技術関連資産

2018年4月1日残高

46,908

1,989

393

2,797

269

償却費 (注)

15,228

1,169

3,828

645

減損損失

334

除却

△986

外貨換算差額

△234

その他の増減

△3,290

2019年3月31日残高

57,626

3,158

727

6,625

914

償却費 (注)

17,040

1,392

3,424

645

減損損失

243

除却

△4,438

外貨換算差額

△672

その他の増減

△1,520

2020年3月31日残高

68,036

4,550

970

10,049

1,559

 

 

(単位:百万円)

償却累計額及び
減損損失累計額

その他

合計

2018年4月1日残高

4,480

56,836

償却費 (注)

2,636

23,506

減損損失

334

除却

△213

△1,199

外貨換算差額

△86

△320

その他の増減

220

△3,070

2019年3月31日残高

7,037

76,087

償却費 (注)

2,537

25,038

減損損失

243

除却

△37

△4,475

外貨換算差額

△92

△764

その他の増減

180

△1,340

2020年3月31日残高

9,625

94,789

 

(注)  「無形資産」の償却費は、連結損益計算書の「売上原価」及び「販売費及び一般管理費」に含まれています。

 

 

(単位:百万円)

帳簿価額

ソフトウエア

開発費

のれん

顧客関連資産

技術関連資産

2018年4月1日残高

23,645

2,560

11,165

18,948

6,176

2019年3月31日残高

34,367

2,965

14,212

15,120

5,531

2020年3月31日残高

41,681

8,464

13,769

11,696

4,886

 

 

 

(単位:百万円)

帳簿価額

その他

合計

2018年4月1日残高

14,474

76,968

2019年3月31日残高

14,097

86,292

2020年3月31日残高

15,892

96,388

 

 

 前連結会計年度及び当連結会計年度において純損益に認識した研究開発支出は、それぞれ495,843百万円及び501,487百万円です。これらは、連結損益計算書の「売上原価」及び「販売費及び一般管理費」に含まれています。

 

 

(2) 減損損失

連結会社は以下の資産について減損損失を計上しました。

前連結会計年度(自  2018年4月1日  至  2019年3月31日

TDモバイルについて、直営店の利益低下や処分等に伴いのれんの減損損失334百万円を計上しています。

 

当連結会計年度(自  2019年4月1日  至  2020年3月31日

 TDモバイルについて、直営店の利益低下や処分等に伴いのれんの減損損失243百万円を計上しています。

 

(3) 重要な無形資産

連結財政状態計算書に計上されている重要な無形資産については以下のとおりです。

前連結会計年度(2019年3月31日

 

帳簿価額(百万円)

平均残存償却年数(年)

顧客関連資産

15,120

6.4

技術関連資産

5,531

8.6

 

 前連結会計年度において新たに計上された重要な無形資産はありません。

 

当連結会計年度(2020年3月31日

 

帳簿価額(百万円)

平均残存償却年数(年)

顧客関連資産

11,696

5.4

技術関連資産

4,886

7.6

 

 当連結会計年度において新たに計上された重要な無形資産はありません。

 

(4) のれんの減損テスト

のれんが配分されている資金生成単位(又はそのグループ)については、毎報告期間末、さらに減損の兆候がある場合には都度、減損テストを行っています。

企業結合により生じたのれんは、企業結合のシナジーから将来の超過収益力が生じると期待される資金生成単位(又はそのグループ)に配分しています。のれんの資金生成単位(又はそのグループ)への配分額は以下のとおりです。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
2019年3月31日

当連結会計年度
2020年3月31日

TDモバイル(注1)

7,011

6,635

デンソーテングループ(注2)

1,938

1,938

デンソーFA山形

3,464

3,464

その他

1,799

1,732

合計

14,212

13,769

 

(注1)TDモバイルに配分したのれんは、TDモバイルが運営する直営店に配分しています。

(注2)デンソーテングループに配分したのれんは、デンソーテンを含む主要な子会社に配分しています。

 

TDモバイルについては、直営店の利益低下や処分等に伴いのれんの当初配分額を減損損失として計上しています。

デンソーテングループ及びデンソーFA山形については、のれんが配分された資金生成単位(又はそのグループ)の回収可能価額は、過去の経験と外部からの情報を反映されて作成され、経営陣によって承認された、最長で5年間の予測を基礎とする使用価値に基づき算定しています。当該5年間を超えるキャッシュ・フローの予測は、一定又は逓減する成長率を適用し、以降の年度分を推測して延長することにより見積っています。また、割引率は、当該資金生成単位(又はそのグループ)の加重平均資本コスト6.13%~8.63%を使用しています。なお、当連結会計年度において回収可能価額は帳簿価額を上回っていますが、仮に割引率が2.2%上昇した場合、減損損失が発生します。

 

 

14.法人所得税

(1) 法人所得税費用

「法人所得税費用」の内訳は次のとおりです。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自  2018年4月1日

  至  2019年3月31日)

当連結会計年度

(自  2019年4月1日

  至  2020年3月31日)

当期法人所得税費用

 

 

当年度

95,226

79,608

過年度

△1,331

△882

当期法人所得税費用 計

93,895

78,726

繰延法人所得税費用

 

 

一時差異等の発生と解消

△18,763

△73,355

税率の変更

△0

12

従前は未認識であった繰延税金資産の計上

△340

△497

過年度に計上した繰延税金資産の取消額

1,630

123

繰延法人所得税費用  計

△17,473

△73,717

法人所得税費用  合計

76,422

5,009

その他の包括利益に係る法人所得税

△56,637

△44,364

 

日本における、前連結会計年度の適用税率は30.07%、当連結会計年度の適用税率は30.07%です。

また、他の納税管轄地における税額は、それぞれの管轄地において一般的な税率をもって計算しています。

 

適用税率と、連結損益計算書における平均実際負担税率との差異要因は次のとおりです。

(単位:%)

 

前連結会計年度

(自  2018年4月1日

  至  2019年3月31日)

当連結会計年度

(自  2019年4月1日

  至  2020年3月31日)

適用税率

30.07

30.07

海外子会社の適用税率差異

△3.80

△11.43

試験研究費控除

△3.44

△11.30

受取配当金の益金不算入額

△0.72

△3.34

その他

△0.64

1.59

平均実際負担税率

21.47

5.59

 

 

 前連結会計年度において、独立掲記していた「従前は未認識であった繰延税金資産の計上」及び「適用税率引下げによる繰延税金負債の取崩し」は、重要性が乏しくなったため、当連結会計年度より「その他」に含めて表示しています。また、前連結会計年度において、「その他」に含めていた「受取配当金の益金不算入額」は、重要性が高まったため、当連結会計年度で独立掲記しています。これらの表示方法の変更を反映させるため、前連結会計年度の注記の組み替えを行っています。
 この結果、前連結会計年度の注記において表示していた「従前は未認識であった繰延税金資産の計上」△0.10%、及び「適用税率引下げによる繰延税金負債の取崩し」△0.00%は「その他」に含め、「その他」に含まれていた「受取配当金の益金不算入額」△0.72%は、独立掲記しています。

 

(2) 繰延税金資産及び繰延税金負債

「繰延税金資産」及び「繰延税金負債」の増減内訳は次のとおりです。

前連結会計年度(自  2018年4月1日  至  2019年3月31日

(単位:百万円)

 

期首残高

純損益を
通じて認識

その他の包括
利益において
認識

企業結合
(注2)

在外営業
活動体
の換算差額

期末残高

繰延税金資産(注1)

 

 

 

 

 

 

未払賞与

20,584

△218

42

18

20,426

製品保証引当金

9,705

8,848

45

3

18,601

退職給付に係る負債

66,842

△259

2,581

1

△29

69,136

有給休暇に係る負債

19,319

565

42

1

19,927

その他

111,914

8,141

13,844

44

△91

133,852

繰延税金資産  計

228,364

17,077

16,425

174

△98

261,942

繰延税金負債

 

 

 

 

 

 

資本性金融商品投資

216,685

△37,471

179,214

減価償却費

43,748

379

334

44,461

退職給付に係る資産

45,827

△1,451

△2,732

△13

41,631

その他

8,356

676

△9

103

88

9,214

繰延税金負債  計

314,616

△396

△40,212

103

409

274,520

純額

△86,252

17,473

56,637

71

△507

△12,578

 

 

当連結会計年度(自  2019年4月1日  至  2020年3月31日

(単位:百万円)

 

期首残高

純損益を
通じて認識

その他の包括
利益において
認識

企業結合

在外営業
活動体
の換算差額

期末残高

繰延税金資産(注1)

 

 

 

 

 

 

未払賞与

20,426

△2,605

△62

17,759

製品保証引当金

18,601

57,200

△75

75,726

退職給付に係る負債

69,136

4,868

623

△161

74,466

有給休暇に係る負債

19,927

1,437

△26

21,338

その他

133,852

38,990

25,622

△1,785

196,679

繰延税金資産  計

261,942

99,890

26,245

△2,109

385,968

繰延税金負債

 

 

 

 

 

 

資本性金融商品投資

179,214

△19,469

159,745

減価償却費

44,461

7,771

△399

51,833

退職給付に係る資産

41,631

4,227

1,411

△1

47,268

その他

9,214

14,175

△61

△593

22,735

繰延税金負債  計

274,520

26,173

△18,119

△993

281,581

純額

△12,578

73,717

44,364

△1,116

104,387

 

(注1)  繰延税金資産の認識にあたり、将来加算一時差異の十分性、将来課税所得の十分性及びタックスプランニングを考慮しています。

(注2)  企業結合による増加は、前連結会計年度は東北パイオニアEGの取得によるものです(注記6「企業結合」参照)。

 

 

連結財政状態計算書上の「繰延税金資産」及び「繰延税金負債」は次のとおりです。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2019年3月31日)

当連結会計年度

(2020年3月31日)

繰延税金資産

29,774

117,856

繰延税金負債

42,352

13,469

純額

△12,578

104,387

 

 

繰延税金資産を認識していない将来減算一時差異は以下のとおりです。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2019年3月31日)

当連結会計年度

(2020年3月31日)

将来減算一時差異

44,823

45,696

 

 

繰延税金資産を認識していない繰越欠損金の繰越期限別の金額は以下のとおりです。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2019年3月31日)

当連結会計年度

(2020年3月31日)

1年目

413

15,354

2年目

16,424

3,605

3年目

3,366

7,959

4年目

7,841

4,469

5年目以降

29,461

25,501

繰越欠損金合計

57,505

56,888

 

 

前連結会計年度及び当連結会計年度において、当社は子会社に対する投資に係る将来加算一時差異については、報告期間末において配当することが予定されている未分配利益に係るものを除き、繰延税金負債を認識していません。これは、当社が一時差異の取崩しの時期をコントロールする立場にあり、このような差異を予測可能な期間内に取崩さないことが確実であるためです。前連結会計年度及び当連結会計年度において、繰延税金負債を認識していない子会社に対する投資に係る将来加算一時差異はそれぞれ、967,561百万円及び1,082,556百万円です。

 

 

15.社債及び借入金

「社債及び借入金」の内訳は以下のとおりです。

なお、前連結会計年度末及び当連結会計年度末の一部の借入金について、財務制限条項が付されています。当社は前連結会計年度末及び当連結会計年度末において当該条項を遵守しています。当該条項については、必要とされる水準を維持するようにモニタリングしています。

 

前連結会計年度

(2019年3月31日)

(百万円)

当連結会計年度

(2020年3月31日)

(百万円)

平均利率

(%)

(注1)

返済期限

担保付

 

 

 

 

短期借入金

1年以内に返済予定の長期借入金

長期借入金

 

 

 

 

 

無担保

 

 

 

 

短期借入金

106,659

61,897

1.45

1年以内に償還予定の社債(注2)

20,000

20,000

1年以内に返済予定の長期借入金

17,379

30,505

0.34

社債(注2)

220,000

200,000

長期借入金

186,160

152,970

0.16

 2021年~

   2028年

合計

550,198

465,372

 

(注1)  平均利率については、借入金の期末残高に対する加重平均利率を記載しています。

(注2)  社債の内訳は以下のとおりです。

会社名

銘柄

発行年月日

前連結会計年度

(2019年3月31日)

(百万円)

当連結会計年度

(2020年3月31日)

(百万円)

利率

(%)

担保

償還期限

当社

第9回

無担保社債

2014年7月16日

20,000

(20,000)

0.20

なし

2019年

6月20日

 

第10回

無担保社債

2015年9月8日

20,000

 20,000
(20,000)

0.18

なし

2020年

9月18日

 

第11回

無担保社債

2015年9月8日

10,000

10,000

0.27

なし

2022年

9月20日

 

第12回

無担保社債

2016年9月8日

10,000

10,000

0.01

なし

2021年

9月17日

 

第13回

無担保社債

2016年9月8日

20,000

20,000

0.14

なし

2026年

9月18日

 

第14回

無担保社債

2017年6月8日

30,000

30,000

0.04

なし

2022年

6月20日

 

第15回

無担保社債

2017年6月8日

40,000

40,000

0.25

なし

2027年

6月18日

 

第16回

無担保社債

2018年4月26日

30,000

30,000

0.08

なし

2023年

3月20日

 

第17回

無担保社債

2018年4月26日

20,000

20,000

0.18

なし

2025年

3月19日

 

第18回

無担保社債

2018年4月26日

40,000

40,000

0.32

なし

2028年

3月17日

合計

240,000

(20,000)

 220,000

(20,000)

 

(注)  前連結会計年度及び当連結会計年度欄の(内書)は、1年内償還予定の金額です。

 

 

16.営業債務及びその他の債務

「営業債務及びその他の債務」の内訳は以下のとおりです。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2019年3月31日)

当連結会計年度

(2020年3月31日)

支払手形及び買掛金(注1)

594,090

560,585

その他(注2)

345,460

331,364

合計

939,550

891,949

 

(注1) 「営業債務及びその他の債務」における金融負債は償却原価で測定しています。

  (注2) その他には、主に未払費用や設備未払金等が含まれます。

 

17.引当金

「引当金」は、連結財政状態計算書上、流動負債及び非流動負債に計上しています。

前連結会計年度及び当連結会計年度における引当金の増減の内訳は以下のとおりです。

(単位:百万円)

 

製品保証引当金(注1)

独占禁止法関連損失

引当金(注2)

その他

合計

2018年4月1日残高

40,262

21,136

9,411

70,809

期中増加額

38,842

1,191

5,135

45,168

期中減少額(目的使用)

△6,092

△7,853

△3,044

△16,989

期中減少額(戻入)

△4,967

△21

△4,454

△9,442

外貨換算差額

△196

101

△294

△389

2019年3月31日残高

67,849

14,554

6,754

89,157

期中増加額

229,717

6,563

236,280

期中減少額(目的使用)

△25,583

△2,851

△1,861

△30,295

期中減少額(戻入)

△17,087

△733

△2,549

△20,369

外貨換算差額

△554

△388

331

△611

2020年3月31日残高

254,342

10,582

9,238

274,162

 

(注1)  製品保証引当金については、その金額の一部が仕入先との合意により補填される見込です。補填される金額の見込は前連結会計年度5,026百万円及び当連結会計年度5,760百万円であり、「営業債権及びその他の債権」の中に含まれています。

(注2)  独占禁止法関連損失引当金については、注記32「偶発事象」をご参照ください。

 

 

18.退職後給付

連結会社は、従業員の退職給付に充てるため、積立型、非積立型の確定給付型制度及び確定拠出型制度を採用しています。確定給付型制度における給付額は、勤続した各年に稼得したポイントや勤務年数及びその他の条件に基づき設定されています。また、将来の給付に備え、賃金及び給与の一定比率により年金数理計算したものを掛金として拠出し、積み立てています。なお、従業員の退職等に際して、IFRSに準拠した数理計算による確定給付制度債務の対象とされない割増退職金を支払う場合があります。

積立型の確定給付型制度は、法令に従い、連結会社と法的に分離された年金基金により運営されています。年金基金の理事会及び年金運用受託機関は、制度加入者の利益を最優先にして行動することが法令により求められており、所定の方針に基づき制度資産の運用を行う責任を負っています。

 

(1) 確定給付型制度

確定給付制度債務の現在価値及び制度資産の公正価値の変動は以下のとおりです。

① 確定給付制度債務の増減

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自  2018年4月1日

  至  2019年3月31日)

当連結会計年度

(自  2019年4月1日

  至  2020年3月31日)

確定給付制度債務の期首残高

877,116

912,297

勤務費用

37,973

38,640

確定給付制度債務に対する利息費用

7,691

6,784

制度改訂

△616

△272

数理計算上の差異(人口統計上)

5,709

2,234

数理計算上の差異(財務上)

19,565

△251

給付支払額

△35,604

△36,180

在外営業活動体の換算差額

463

△3,225

確定給付制度債務の期末残高

912,297

920,027

 

 

② 制度資産の増減

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自  2018年4月1日

  至  2019年3月31日)

当連結会計年度

(自  2019年4月1日

  至  2020年3月31日)

制度資産の期首残高

685,593

699,987

制度資産に対する利息収益

6,164

5,305

制度改訂

△1,306

205

利息以外の制度資産に係る収益

7,396

3,207

連結会社の年金拠出額

23,462

21,840

給付支払額

△22,012

△23,613

在外営業活動体の換算差額

690

△1,804

制度資産の期末残高

699,987

705,127

 

 

 

③ 確定給付制度債務及び制度資産の調整表

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自  2018年4月1日

  至  2019年3月31日)

当連結会計年度

(自  2019年4月1日

  至  2020年3月31日)

確定給付制度債務の期末残高

912,297

920,027

制度資産の期末残高

699,987

705,127

確定給付制度債務及び資産の純額

212,310

214,900

退職給付に係る負債

250,634

253,198

退職給付に係る資産

38,324

38,298

連結財政状態計算書に計上された
確定給付制度債務及び資産の純額

212,310

214,900

 

 

投資方針

連結会社の確定給付型年金制度の制度資産の投資方針としては、そのリスク許容度を適切に活用し、資本性金融商品、負債性金融商品及び保険契約等にバランスよく分散したポートフォリオを構成し、将来の給付義務を全うできる水準の収益を長期的・安定的に目指しています。

なお、投資方針については、確定給付型年金制度の財政状況や運用環境を勘案しながら、必要に応じて見直しを行うこととしています。

また、各資産の運用を実行する際にも、連結会社は戦略・ファンドマネージャーに係るリスク分散に留意し、継続的なモニタリングを通じて運用面の効率性を追及することとしています。

 

制度資産の主な内訳

前連結会計年度及び当連結会計年度の制度資産の公正価値は以下のとおりです。

 

前連結会計年度(2019年3月31日)

(単位:百万円)

資産分類

活発な市場における
公表市場価格があるもの

活発な市場における
公表市場価格がないもの

合計

資本性金融商品

 

 

 

国内株式

37,820

37,820

海外株式

191

191

合同運用(国内)

81,074

81,074

合同運用(海外)

41,821

41,821

資本性金融商品合計

38,011

122,895

160,906

負債性金融商品

 

 

 

国内債券

22,206

22,206

海外債券

75,028

75,028

合同運用(国内)

75,620

75,620

合同運用(海外)

89,383

89,383

その他

157

2,380

2,537

負債性金融商品合計

97,391

167,383

264,774

保険契約(注1)

149,704

149,704

その他(注2)

75,605

48,998

124,603

合計

211,007

488,980

699,987

 

(注1) 保険契約には、主として元本と予定利率が保証される生保一般勘定が含まれています。
(注2) その他には、主として現金同等物等が含まれています。

 

 

当連結会計年度(2020年3月31日)

(単位:百万円)

資産分類

活発な市場における
公表市場価格があるもの

活発な市場における
公表市場価格がないもの

合計

資本性金融商品

 

 

 

国内株式

37,417

37,417

海外株式

304

304

合同運用(国内)

75,764

75,764

合同運用(海外)

46,872

46,872

資本性金融商品合計

37,721

122,636

160,357

負債性金融商品

 

 

 

国内債券

10,118

10,118

海外債券

11,349

11,349

合同運用(国内)

74,989

74,989

合同運用(海外)

113,169

113,169

その他

389

3,524

3,913

負債性金融商品合計

21,856

191,682

213,538

保険契約(注1)

159,181

159,181

その他(注2)

92,385

79,666

172,051

合計

151,962

553,165

705,127

 

(注1) 保険契約には、主として元本と予定利率が保証される生保一般勘定が含まれています。
(注2) その他には、主として現金同等物等が含まれています。

 

各連結会計年度の数理計算の仮定の主要なものは、以下のとおりです。

 

 

(単位:%)

 

前連結会計年度

(2019年3月31日)

当連結会計年度

(2020年3月31日)

割引率

0.55

0.61

 

 

数理計算のために使用した主要な仮定が変動した場合に想定される確定給付制度債務に与える影響は次のとおりです。なお、以下の分析は主要な仮定における感応度の概要を提供するものであり、予測されるキャッシュ・フロー情報のすべての影響は考慮していません。

 

当連結会計年度末における確定給付制度債務への影響額

割引率が0.5%下降すると

71,299百万円の増加

割引率が0.5%上昇すると

65,420百万円の減少

 

 

連結会社の2020年4月1日から2021年3月31日までに予定される、会社拠出掛金の金額は23,141百万円です。

確定給付制度債務の加重平均デュレーションは、前連結会計年度は19年、当連結会計年度は16年です。

 

(2) 確定拠出型制度

前連結会計年度及び当連結会計年度における確定拠出型制度に関して費用として認識した金額は、それぞれ11,078百万円及び11,196百万円です。

 

 

19.資本及びその他の資本項目

(1) 資本金及び資本剰余金

日本の会社法(以下、「会社法」)では、株式の発行に対しての払込又は給付の2分の1以上を資本金に組み入れ、残りは資本剰余金に含まれている資本準備金に組み入れることができると規定されています。また、会社法では、資本準備金は株主総会の決議により、資本金に組み入れることができます。

前連結会計年度及び当連結会計年度における授権株式数は、1,500,000,000株です。

全額払込済みの発行済株式数の期中における変動内訳は以下のとおりです。

 

株式数

(株)

資本金

(百万円)

資本剰余金

(百万円)

前連結会計年度 (2019年3月31日)

787,944,951

187,457

268,776

増減

3,599

当連結会計年度 (2020年3月31日)

787,944,951

187,457

272,375

 

当社の発行する株式は、すべて権利内容に制限のない無額面の普通株式です。

 

 (2) 利益剰余金

会社法では、剰余金の配当として支出する金額の10分の1を、資本準備金及び利益準備金の合計額が資本金の4分の1に達するまで資本準備金又は利益準備金として積み立てることが規定されています。積み立てられた利益準備金は、欠損補填に充当できます。また、株主総会の決議をもって、利益準備金を取り崩すことができることとされています。

 

(3) 自己株式

会社法では、株主総会の決議により分配可能額の範囲内で、取得する株式数、取得価格の総額等を決定し、自己株式を取得することができると規定されています。また、市場取引又は公開買付による場合には、定款の定めにより、会社法上定められた要件の範囲内で、取締役会の決議により自己株式を取得することができます。

自己株式の期中における変動内訳は以下のとおりです。

 

株式数

(株)

金額

(百万円)

前連結会計年度 (2019年3月31日)

13,071,645

56,803

増減

3,087

12

当連結会計年度 (2020年3月31日)

13,074,732

56,815

 

 

(4) その他の資本の構成要素

①  FVTOCIに指定した資本性金融商品への投資による損益

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融商品に係る評価損益の累計額です。

 

②  確定給付制度の再測定

確定給付制度の再測定は、期首時点の数理計算上の仮定と実際の結果との差異による影響額及び数理計算上の仮定の変更による影響額です。これについては、発生時にその他の包括利益で認識し、その他の資本の構成要素から利益剰余金に直ちに振り替えています。

 

③  在外営業活動体の換算差額

連結会社の在外営業活動体の財務諸表をそれらの機能通貨から連結会社の表示通貨である日本円に換算することによって生じた換算差額です。

 

④  キャッシュ・フロー・ヘッジ損益

キャッシュ・フロー・ヘッジに係るヘッジ手段の公正価値の変動から生じた利得又は損失のうち、ヘッジ有効部分の累計額です。

 

 

20.配当

前連結会計年度及び当連結会計年度における配当金支払額は以下のとおりです。

決議

株式の種類

配当金の総額
(百万円)

1株当たり
配当額(円)

基準日

効力発生日

2018年4月27日

取締役会

普通株式

50,684

65

2018年3月31日

2018年5月28日

2018年10月31日

取締役会

普通株式

54,664

70

2018年9月30日

2018年11月27日

2019年4月26日

取締役会

普通株式

54,243

70

2019年3月31日

2019年5月27日

2019年10月31日

取締役会

普通株式

54,243

70

2019年9月30日

2019年11月26日

 

 

基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結会計年度となる配当金の総額は以下のと

おりです。

決議

株式の種類

配当の原資

配当金の総額

(百万円)

1株当たり
 配当額(円)

基準日

効力発生日

2020年4月30日
取締役会

普通株式

利益剰余金

54,243

70

2020年3月31日

2020年5月26日

 

 

 

21.売上収益

(1) 収益の分解

連結会社は先進的な自動車技術、システム・製品を提供する、グローバルな自動車部品メーカであり、自動車メーカ向けの部品供給事業を中心にビジネスを行っています。市販・非車載事業においては、主に、エンドユーザ向けに自動車補修用部品等の販売を行っています。これらのビジネスから生じる収益は顧客との契約に従って計上し、売上収益として表示しています。

得意先別に分解した売上収益は以下のとおりです。

 

前連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日

 

 

(単位:百万円)

 

トヨタ自動車㈱グループ向け

2,519,262

その他

2,243,017

自動車メーカ向け部品供給事業計

4,762,279

市販・非車載事業

600,493

合計

5,362,772

 

(注)1.グループ会社間の内部取引控除後の金額を表示しています。

2.「自動車メーカ向け部品供給事業計」には、IAS第17号に基づくリース収益が15,240百万円含まれています。

 

当連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日

 

 

(単位:百万円)

 

トヨタ自動車㈱グループ向け

2,556,529

その他

2,002,133

自動車メーカ向け部品供給事業計

4,558,662

市販・非車載事業

594,814

合計

5,153,476

 

(注)1.グループ会社間の内部取引控除後の金額を表示しています。

2.「自動車メーカ向け部品供給事業計」には、IFRS第16号に基づく使用権資産のサブリースによる収益が10,267百万円含まれています。

 

製品別に分解した売上収益は以下のとおりです。

なお、2019年7月1日付の組織変更に伴い、当連結会計年度より、自動車分野について、従来「サーマルシステム」、「パワトレインシステム」、「エレクトリフィケーションシステム」、「モビリティシステム」、「電子システム」、「その他」としていた区分を、「サーマルシステム」、「パワトレインシステム」、「モビリティエレクトロニクス」、「エレクトリフィケーションシステム」、「センサ&セミコンダクタ」、「その他」に変更しています。当該変更に伴い、前連結会計年度の売上収益を、変更後の区分に組み替えて表示しています。

 

 

前連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日

[組織変更前の区分]

 

 

(単位:百万円)

 

サーマルシステム

1,403,885

パワトレインシステム

1,278,778

エレクトリフィケーションシステム

800,545

モビリティシステム

914,040

電子システム

658,200

その他

109,985

自動車分野計

5,165,433

非車載事業分野

197,339

合計

5,362,772

 

(注)1.グループ会社間の内部取引控除後の金額を表示しています。

2.「自動車分野計」には、IAS第17号に基づくリース収益が15,240百万円含まれています。

 

[組織変更後の区分]

 

 

(単位:百万円)

 

サーマルシステム

1,403,885

パワトレインシステム

1,278,778

モビリティエレクトロニクス

                     1,110,901

エレクトリフィケーションシステム

911,271

センサ&セミコンダクタ

144,404

その他

327,920

自動車分野計

5,177,159

非車載事業分野

185,613

合計

5,362,772

 

(注)1.グループ会社間の内部取引控除後の金額を表示しています。

2.「自動車分野計」には、IAS第17号に基づくリース収益が15,240百万円含まれています。

 

当連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日

 

 

(単位:百万円)

 

サーマルシステム

1,280,563

パワトレインシステム

1,222,030

モビリティエレクトロニクス

1,112,605

エレクトリフィケーションシステム

897,363

センサ&セミコンダクタ

139,193

その他

322,099

自動車分野計

4,973,853

非車載事業分野

179,623

合計

5,153,476

 

(注)1.グループ会社間の内部取引控除後の金額を表示しています。

2.「自動車分野計」には、IFRS第16号に基づく使用権資産のサブリースによる収益が10,267百万円含まれています。

 

なお、地域別に分解した売上収益及びトヨタ自動車株式会社グループ向け売上収益については、注記5「事業セグメント」をご参照ください。

 

 

(2) 契約残高

連結会社の契約残高の内訳は以下のとおりです。

(単位:百万円)

 

2018年4月1日

2019年3月31日

2020年3月31日

顧客との契約から生じた債権

 

 

 

 営業債権及びその他の債権

906,553

918,919

792,864

合計

906,553

918,919

792,864

契約資産

 

 

 

その他の流動資産

835

953

842

その他の非流動資産 

1,156

1,558

1,503

合計

1,991

2,511

2,345

 

 

契約資産については、残高に重要性が乏しく、重大な変動は発生していません。

なお、前連結会計年度及び当連結会計年度において、認識した収益のうち期首の契約負債残高に含まれていた金額、また、過去の期間に充足(又は部分的に充足)した履行義務から認識した収益の金額に重要性はありません。

 

(3) 返金負債

連結会社は、一部の製品販売取引について、顧客から受け取った対価の一部を値引きにより顧客に返金すると見込んでいます。前連結会計年度及び当連結会計年度の「その他の流動負債」には、返金負債がそれぞれ7,498百万円、9,738百万円含まれています。

 

(4) 残存履行義務に配分した取引価格

連結会社に予想期間が1年超の重要な契約がないため、実務上の便法を使用し、残存履行義務に関する情報の記載を省略しています。また、顧客との契約から生じる対価の中に、取引価格に含まれていない重要な金額はありません。

 

 

22.その他の収益

「その他の収益」の内訳は以下のとおりです。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自  2018年4月1日

  至  2019年3月31日)

当連結会計年度

(自  2019年4月1日

  至  2020年3月31日)

固定資産賃貸料

2,394

2,484

固定資産売却益

4,628

2,486

その他 (注)

16,534

17,011

合計

23,556

21,981

 

(注)   前連結会計年度の「その他」には、一部海外グループ会社における関税に関する引当金の戻入3,463百万円が含まれています。

 

23.販売費及び一般管理費及びその他の費用

「販売費及び一般管理費」の内訳は以下のとおりです。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自  2018年4月1日

  至  2019年3月31日)

当連結会計年度

(自  2019年4月1日

  至  2020年3月31日)

荷造運搬費

46,712

45,921

従業員給付費用

211,827

202,589

製品保証引当金繰入

32,737

210,916

減価償却費

28,125

32,437

福利厚生費

33,317

31,658

その他

160,605

144,988

合計

513,323

668,509

 

 

「その他の費用」の内訳は以下のとおりです。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自  2018年4月1日

  至  2019年3月31日)

当連結会計年度

(自  2019年4月1日

  至  2020年3月31日)

固定資産除売却損

9,154

8,705

減損損失

6,654

255

その他 (注)

9,129

13,034

合計

24,937

21,994

 

(注)  前連結会計年度の「その他」には、特定の自動車部品の過去の取引についての独占禁止法違反の疑いに関する和解金等である独占禁止法関連損失1,170百万円(注記32「偶発事象」参照)が含まれています。

      当連結会計年度の「その他」には、池田工場の建屋解体及び汚染土壌除去に係る費用3,088百万円が含まれています。

 

 

24.金融商品に係る収益及び費用

「金融収益」の内訳は以下のとおりです。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自  2018年4月1日

  至  2019年3月31日)

当連結会計年度

(自  2019年4月1日

  至  2020年3月31日)

受取利息

 

 

償却原価で測定する金融資産(預金等)

13,768

11,723

純損益を通じて公正価値で測定する金融資産
(金利デリバティブ)

378

585

受取配当金

 

 

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する
金融資産(注)

32,563

32,831

その他

1,920

2,111

合計

48,629

47,250

 

(注)  前連結会計年度及び当連結会計年度に認識された、その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産からの配当収益には、各報告期間において、認識の中止を行ったその他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産からの配当収益(注記10「その他の金融資産」参照)が含まれています。

 

「金融費用」の内訳は以下のとおりです。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自  2018年4月1日

  至  2019年3月31日)

当連結会計年度

(自  2019年4月1日

  至  2020年3月31日)

支払利息及び割引料

 

 

償却原価で測定する金融負債(社債・借入金等)

9,223

7,324

確定給付制度の純利息

1,527

1,479

その他

1,257

818

合計

12,007

9,621

 

 

25.1株当たり利益

(1) 基本的1株当たり当期利益の算定上の基礎

① 親会社の所有者に帰属する当期利益

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自  2018年4月1日

  至  2019年3月31日)

当連結会計年度

(自  2019年4月1日

  至  2020年3月31日)

親会社の所有者に帰属する当期利益

254,524

68,099

 

 

② 普通株式の期中平均株式数

(単位:千株)

 

前連結会計年度

(自  2018年4月1日

  至  2019年3月31日)

当連結会計年度

(自  2019年4月1日

  至  2020年3月31日)

普通株式の期中平均株式数

779,611

774,872

 

 

(2) 希薄化後1株当たり当期利益の算定上の基礎

希薄化後1株当たり当期利益については、希薄化効果のある株式が存在しないため記載していません。

 

 

26.その他の包括利益

その他の包括利益(非支配持分を含む)の各項目の内訳は以下のとおりです。

 

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自  2018年4月1日

  至  2019年3月31日)

当連結会計年度

(自  2019年4月1日

  至  2020年3月31日)

その他の包括利益

 

 

純損益に振り替えられることのない項目

 

 

FVTOCIに指定した資本性金融商品への投資による損益

 

 

当期発生額

△168,137

△136,781

法人所得税

51,315

45,091

合計

△116,822

△91,690

確定給付制度の再測定

 

 

当期発生額

△17,878

1,224

法人所得税

5,313

△788

合計

△12,565

436

持分法適用会社におけるその他の包括利益に
対する持分

 

 

当期発生額

△11

△34

合計

△11

△34

純損益に振り替えられる可能性のある項目

 

 

在外営業活動体の換算差額

 

 

当期発生額

△314

△75,625

純損益への組替額

△5,539

△412

合計

△5,853

△76,037

キャッシュ・フロー・ヘッジ損益

 

 

当期発生額

1,343

969

純損益への組替額

△1,375

△1,171

税引前

△32

△202

法人所得税

9

61

合計

△23

△141

持分法適用会社におけるその他の包括利益に
対する持分

 

 

当期発生額

230

△1,563

合計

230

△1,563

その他の包括利益合計

△135,044

△169,029

 

 

その他の包括利益(非支配持分に帰属)の各項目の内訳(税効果後)は以下のとおりです。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自  2018年4月1日

  至  2019年3月31日)

当連結会計年度

(自  2019年4月1日

  至  2020年3月31日)

FVTOCIに指定した資本性金融商品への投資による損益

12

44

確定給付制度の再測定

446

△1,115

在外営業活動体の換算差額

147

△7,923

キャッシュ・フロー・ヘッジ損益

合計

605

△8,994

 

 

 

27.重要な非資金取引

重要な非資金取引の内容

リース取引に係る資産及び債務の額は、以下のとおりです。

                                           (単位:百万円) 

 

前連結会計年度

(自 2018年4月1日

至 2019年3月31日)

当連結会計年度

(自 2019年4月1日

至 2020年3月31日)

リース取引に係る資産及び債務の額

12,818

25,811

 

 

 

28.金融商品

(1) 資本管理

連結会社は、健全な財務体質を確保しながら、持続的成長のために必要な設備投資、研究開発、M&A等に資金を活用するとともに、長期安定的に株主還元を継続することにより、持続的な企業価値向上を目指します。そのために必要な事業資金は、連結会社の収益力・キャッシュ創出力を維持強化することにより、営業キャッシュ・フローで賄うことを基本とし、必要に応じて有利子負債(社債・借入等)で補充します。また、財務健全性を長期安定的に維持するための資金も確保します。なお、連結会社は2020年3月31日現在、外部から資本規制を受けていません。

 

(2) 金融商品から生じるリスクの内容及び程度

連結会社は、営業活動に係わる財務リスク(信用リスク・市場リスク・流動性リスク)に晒されており、当該リスクの影響を回避又は低減するために、一定の方針に基づくリスク管理を行っています。資金運用及びデリバティブ取引の方針については、主として毎期初に当社取締役会の承認を受け、また期中の取引及びリスク管理については、主に社内管理規程に基づいて実施しています。

デリバティブは、後述するリスクを回避するために利用しており、投機的な取引は行わない方針です。

 

① 信用リスク

連結会社の営業債権である受取手形及び売掛金は、顧客の信用リスクに晒されています。営業債権については、取引先ごとの期日管理及び残高管理を行っており、特に信用リスクの懸念される取引先については、その状況を定期的にモニタリングする事で財務状況の悪化等による回収懸念を早期に把握し、個別に保全策を検討・実施しています。連結会社の当連結会計年度の連結決算日現在における営業債権のうち、38%がトヨタ自動車株式会社グループに対するものです。

負債性金融商品における短期債券型投資信託、公社債は、資金運用管理規程に従い、格付けの高い金融機関、商品、発行体を対象としている為、信用リスクは僅少です。

デリバティブ取引の利用にあたっては、カウンター・パーティ・リスクを軽減するために、格付の高い金融機関とのみ取引を行っています。

連結財務諸表に表示されている金融資産の減損後の帳簿価額は、獲得した担保の評価額を考慮に入れない、当社の金融資産に対するエクスポージャーの最大値です。

信用リスクが当初認識時以降に著しく増大しているか否かは、債務不履行発生リスクの変動に基づいて判断しており、その判断にあたっては、取引先の財務状況や期日経過情報等を考慮しています。契約上の支払の期日経過が30日超である場合には、原則として信用リスクの著しい増大があるものと判断しています。これらの判断には、過大なコストや労力を掛けずに利用可能な合理的で裏付け可能な情報を考慮しており、当該情報に基づいて反証可能である場合には、信用リスクの著しい増大はないものと判断しています。

また、連結会社は、契約上の支払の期日経過が90日超である場合及び信用減損が発生している場合には、原則として債務不履行が発生していると判断しています。連結会社は、報告期末ごとに信用減損していることを示す客観的証拠の有無を評価しています。信用減損の証拠には、債務者による支払不履行又は滞納、連結会社が債務者に対して、そのような状況でなければ実施しなかったであろう条件で行った債権の回収期限の延長、債務者又は発行企業が破産する兆候、活発な市場の消滅等が含まれています。また、将来の回収が合理的に見込めない場合には、直接償却しています。

 

貸倒引当金の増減

連結会社は、取引先の信用状況に応じて営業債権等の回収可能性を検討し、貸倒引当金を設定しています。予想信用損失は、総額での帳簿価額に予想貸倒率を乗じて算定しています。当該予想貸倒率は、過去の貸倒実績、債権の期日経過の状況、又は債務者の財政状態及び債務者が属する業界の経済見通しについて、過大なコストや労力を掛けずに利用可能な合理的で裏付け可能な情報により算出しています。

また、信用リスクの著しい増大があるもの及び信用減損金融資産については、取引相手先の財務状況に将来の経済状況の予測等を加味した上で個別に算定した回収可能価額と、総額での帳簿価額との差額をもって算定しています。

なお、貸倒引当金の評価について、当報告期間における見積技法又は重要な仮定の変更はありません。

 

営業債権等に対する貸倒引当金の増減は以下のとおりです。

 

営業債権

(単位:百万円)

 

全期間予想信用損失

合計

信用減損金融資産

ではない金融資産

信用減損金融資産

2018年4月1日残高

637

1,517

2,154

期中増加額

1,551

1,551

期中減少額(目的使用)

△187

△73

△260

期中減少額(戻入)

△916

△21

△937

信用減損金融資産への振替

△418

418

外貨換算差額

△86

24

△62

2019年3月31日残高

581

1,865

2,446

期中増加額

2,184

286

2,470

期中減少額(目的使用)

△76

△76

期中減少額(戻入)

△501

△419

△920

信用減損金融資産への振替

△388

388

外貨換算差額

16

△41

△25

2020年3月31日残高

1,816

2,079

3,895

 

(注)契約資産及びリース債権に貸倒引当金は計上されていません。

 

営業債権以外の債権

(単位:百万円)

 

12ヵ月

予想信用損失

全期間予想信用損失

合計

信用減損金融資産

2018年4月1日残高

283

283

期中増加額

22

539

561

期中減少額(目的使用)

△1

△1

期中減少額(戻入)

△105

△105

信用減損金融資産への振替

外貨換算差額

0

5

5

2019年3月31日残高

199

544

743

期中増加額

370

370

期中減少額(目的使用)

△165

△35

△200

期中減少額(戻入)

△21

△21

信用減損金融資産への振替

外貨換算差額

△4

△38

△42

2020年3月31日残高

379

471

850

 

 

 

上記の貸倒引当金の対象資産の増減は以下のとおりです。

 

営業債権

(単位:百万円)

 

全期間予想信用損失

合計

信用減損金融資産

ではない金融資産

信用減損金融資産

2018年4月1日残高

748,247

4,059

752,306

当期の増減(認識及び認識の中止)

18,344

△294

18,050

信用減損金融資産への振替

△558

558

外貨換算差額

△378

69

△309

2019年3月31日残高

765,655

4,392

770,047

当期の増減(認識及び認識の中止)

△90,335

△813

△91,148

信用減損金融資産への振替

△579

579

外貨換算差額

10,808

△115

10,693

2020年3月31日残高

685,549

4,043

689,592

 

 

営業債権以外の債権

(単位:百万円)

 

12ヵ月

予想信用損失

全期間予想信用損失

合計

信用減損金融資産

2018年4月1日残高

2,125

2,125

当期の増減(認識及び認識の中止)

106

539

645

信用減損金融資産への振替

外貨換算差額

0

5

5

2019年3月31日残高

2,231

544

2,775

当期の増減(認識及び認識の中止)

71

△35

36

信用減損金融資産への振替

外貨換算差額

△38

△38

2020年3月31日残高

2,302

471

2,773

 

 

 

リスク・プロファイル

金融資産の総額での帳簿価額について、外部格付け等級等による信用リスク・プロファイルの内訳は、以下のとおりです。

 

前連結会計年度(2019年3月31日

営業債権、契約資産又はリース債権

 

 

(単位:百万円)

 

全期間予想信用損失

合計

信用減損金融資産

ではない金融資産

信用減損金融資産

回収期日経過前

906,741

906,741

期日経過後90日以内

22,901

22,901

期日経過後90日超1年以内

1,832

2,292

4,124

期日経過後1年超

1,057

2,100

3,157

合計

932,531

4,392

936,923

 

 

上記以外の債権

 

 

 

(単位:百万円)

 

12ヵ月

予想信用損失

全期間予想信用損失

合計

信用減損金融資産

回収期日経過前

94,014

544

94,558

期日経過後30日以内

期日経過後30日超90日以内

期日経過後90日超1年以内

期日経過後1年超

合計

94,014

544

94,558

 

(注)償却原価で測定する金融資産のうち、大手金融機関に預入れている定期預金等、明らかに信用リスクが低く予想信用損失を計上していない金融商品は、上記の表に含めていません。

 

債券

 

(単位:百万円)

 

12ヵ月予想信用損失

AA格以上

4,221

 

(注)ムーディーズ・ジャパン株式会社、S&Pグローバル・レーティング・ジャパン株式会社及び株式会社格付投資情報センターから格付情報を取得しています。

 

 

当連結会計年度(2020年3月31日

営業債権、契約資産又はリース債権

 

 

(単位:百万円)

 

全期間予想信用損失

合計

信用減損金融資産

ではない金融資産

信用減損金融資産

回収期日経過前

768,085

768,085

期日経過後90日以内

33,881

33,881

期日経過後90日超1年以内

727

2,178

2,905

期日経過後1年超

1,157

1,727

2,884

合計

803,850

3,905

807,755

 

 

上記以外の債権

 

 

 

(単位:百万円)

 

12ヵ月

予想信用損失

全期間予想信用損失

合計

信用減損金融資産

回収期日経過前

101,907

471

102,378

期日経過後30日以内

期日経過後30日超90日以内

期日経過後90日超1年以内

期日経過後1年超

合計

101,907

471

102,378

 

(注)償却原価で測定する金融資産のうち、大手金融機関に預入れている定期預金等、明らかに信用リスクが低く予想信用損失を計上していない金融商品は、上記の表に含めていません。

 

債券

 

(単位:百万円)

 

12ヵ月予想信用損失

AA格以上

1,750

 

(注)ムーディーズ・ジャパン株式会社、S&Pグローバル・レーティング・ジャパン株式会社及び株式会社格付投資情報センターから格付情報を取得しています。

 

 

② 市場リスク

ⅰ) 為替変動リスク

連結会社は、グローバルに事業を展開していることから外貨建の取引を行っており、損益及びキャッシュ・フロー等が為替変動の影響を受けるリスクに晒されています。連結会社は、為替変動のリスクを回避するために、外貨建の営業債権債務については主として先物為替予約を、外貨建借入金については通貨スワップをデリバティブ取引として利用しています。当社経理部は、取引権限や限度額等を定めたデリバティブ取引管理規程に基づいてリスク管理を実施しており、月次の取引実績を経理部所管の役員に報告しています。連結子会社についても、当該デリバティブ取引管理規程に準じた管理を行っています。

 

通貨デリバティブの詳細は以下のとおりです。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2019年3月31日)

当連結会計年度

(2020年3月31日)

契約額等

うち1年超

公正価値

契約額等

うち1年超

公正価値

為替予約取引

 

 

 

 

 

 

買建

96,778

420

△693

116,820

△7,841

売建

79,007

△286

73,324

747

通貨オプション取引

 

 

 

 

 

 

 買建 プット

955

6

1,319

14

 売建 コール

955

△6

1,319

△15

通貨スワップ取引

 

 

 

 

 

 

買建

96,130

3,001

4,097

62,689

1,128

994

売建

9,723

7,336

△83

11,947

11,218

906

合計

283,548

10,757

3,035

267,418

12,346

△5,195

 

(注)上記取引でヘッジ会計が適用されているものはありません。

 

為替感応度分析

以下の表は、関連する外国為替に対して日本円が1%増減した場合に純損益及び資本に与える影響を示す連結会社の感応度分析です。本分析は報告期間末の外国為替レートに1%の変動を調整して換算しており、その他の変動要因(残高、金利等)は一定であることを前提としています。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2019年3月31日)

当連結会計年度

(2020年3月31日)

純損益

382

360

資本

382

360

 

 

ⅱ) 金利変動リスク

連結会社は、固定金利と変動金利双方で資金を借り入れているため、金利変動リスクに晒されています。有利子負債の殆どは固定金利により調達された社債及び借入金ですが、変動金利性借入金については、原則として金利スワップ契約により実質的に固定金利性借入金と同等の効果を得ています。

 

当社経理部は、取引権限や限度額等を定めたデリバティブ取引管理規程に基づいてリスク管理を実施しており、月次の取引実績を経理部所管の役員に報告しています。連結子会社についても、当該デリバティブ取引管理規程に準じた管理を行っています。

 

金利デリバティブの詳細は、以下のとおりです。

ヘッジ会計が適用されていない金利デリバティブ取引

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2019年3月31日)

当連結会計年度

(2020年3月31日)

契約額等

うち1年超

公正価値

契約額等

うち1年超

公正価値

金利スワップ取引

 

 

 

 

 

 

受取変動・支払固定

40,302

35,033

△288

48,149

27,586

△271

受取変動・支払変動

15,000

15,000

174

15,000

51

金利通貨スワップ取引

 

 

 

 

 

 

受取変動・支払固定

受取固定・支払固定

37,120

4,601

334

35,553

4,719

2,625

合計

92,422

54,634

220

98,702

32,305

2,405

 

(注)ヘッジ会計が適用されている金利デリバティブ取引については、(3)ヘッジ会計をご参照ください。

 

 

金利感応度分析

以下の表は、報告期間末において金利が1%上昇した場合に、金利変動の影響を受ける金融商品が純損益及び資本に与える影響を示しています。本分析は、報告期間末に連結会社が保有する正味の変動金利性金融商品残高に1%を乗じて算出しており、将来にわたる残高の増減、為替変動の影響等その他の全ての変動要因は一定であることを前提としています。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2019年3月31日)

当連結会計年度

(2020年3月31日)

純損益

5,164

4,422

資本

5,812

4,779

 

 

 

③ 流動性リスク

連結会社は、借入金及び社債により資金を調達していますが、資金調達環境の悪化等により支払期日にその支払いを実施できなくなる流動性リスクに晒されています。連結会社は、各部署からの報告に基づき経理部が適時に資金計画を作成・更新するとともに、手許流動性を連結売上収益の1ヵ月分相当以上に維持すること等により、流動性リスクを管理しています。

 

当社の金融負債の残存契約満期金額は次のとおりです。

前連結会計年度(2019年3月31日

(単位:百万円)

 

 

1年以内

1年超5年以内

5年超

合計

非デリバティブ金融負債

 

 

 

 

社債及び借入金

144,038

197,160

209,000

550,198

営業債務及びその他の債務

668,796

6,311

607

675,714

デリバティブ金融負債

 

 

 

 

デリバティブ

1,602

1,724

16

3,342

 

 

当連結会計年度(2020年3月31日

(単位:百万円)

 

 

1年以内

1年超5年以内

5年超

合計

非デリバティブ金融負債

 

 

 

 

社債及び借入金

112,402

217,970

135,000

465,372

営業債務及びその他の債務

626,079

626,079

その他の金融負債(注)

38,406

22,885

10,710

72,001

デリバティブ金融負債

 

 

 

 

デリバティブ

9,435

527

52

10,014

 

(注)その他の金融負債に含まれるリース負債については、注記29「リース取引」をご参照ください

 

④ 資本性金融商品の価格変動リスク

連結会社は、資本性金融商品(株式)から生じる株価変動リスクに晒されています。短期トレーディング目的で保有する資本性金融商品はなく、取引先企業との事業提携・連携強化を目的に保有しており、これらの投資を活発に売却することは致しません。資本性金融商品については、定期的に公正価値や発行体(取引先企業)の財務状況等を把握し、取引先企業との関係を勘案して保有状況を継続的に見直しています。

前連結会計年度及び当連結会計年度において、株価が1%上昇又は下落すると仮定した場合、資本合計の増加額又は減少額はそれぞれ7,346百万円及び6,821百万円です。なお、連結会社が保有する市場性のある株式の大部分はFVTOCIの金融資産として指定しているため、株価が1%上昇又は下落すると仮定した場合の純損益に与える影響額に重要性はありません。

非上場株式、その他の持分証券の公正価値で用いている重要な観察不能なインプットは、非流動性ディスカウントです。これらのディスカウントの著しい上昇(下降)は公正価値の著しい低下(上昇)を生じさせることとなります。

 

 

(3) ヘッジ会計

 金利通貨スワップ取引

連結会社は、一部の借入を外貨建かつ変動金利で行っており、為替変動リスク及び金利変動リスクに晒されています。外貨建かつ変動金利で借入を行う場合には、当該リスクをヘッジするために、原則として借入と同時に金利通貨スワップを締結することにより、キャッシュ・フローの支払額を円貨で固定しています。

連結会社は、外貨建借入金の金利の為替変動リスクと金利変動リスクをヘッジするため、ヘッジ手段として金利通貨スワップを利用しています。連結会社は、ヘッジ対象とヘッジ手段との経済的関係性を、関係するキャッシュ・フローの通貨、金額及び発生時期に基づいて判断しています。現在ヘッジ会計を適用している取引において、ヘッジ対象とヘッジ手段の当該主要な条件はすべて一致しており、ヘッジ比率は1:1です。なお、通貨ベーシス・スプレッドには重要性は無いと判断しています。ヘッジ非有効部分は、ヘッジ対象及びヘッジ手段のカウンター・パーティの信用リスクの変動等により発生しますが、連結会社は格付の高い金融機関とのみ取引を行っているため、当該非有効部分が発生するリスクは極めて僅少であると考えています。

なお、前連結会計年度及び当連結会計年度において純損益に認識したヘッジ非有効部分はありません。

 

キャッシュ・フロー・ヘッジとして指定されているヘッジ手段の詳細は以下のとおりです。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2019年3月31日)

 

帳簿価額

契約額等

平均利率

平均レート

1年以内

1年超5年以内

5年超

金利通貨スワップ取引

 

 

 

 

 

 

 

受取変動・支払固定

438

41,503

△0.06%

110.33

41,503

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

当連結会計年度

(2020年3月31日)

 

帳簿価額

契約額等

平均利率

平均レート

1年以内

1年超5年
以内

5年超

金利通貨スワップ取引

 

 

 

 

 

 

 

受取変動・支払固定

△577

41,503

△0.06%

110.33

14,503

27,000

 

 

上記デリバティブに関する資産又は負債は、連結財政状態計算書の「その他の金融資産」又は「その他の金融負債」に含めています。また、前連結会計年度及び当連結会計年度においてヘッジ会計を使用したが発生が見込まれなくなったためヘッジ会計を中止した予定取引はありません。

 

キャッシュ・フロー・ヘッジとして指定されているヘッジ対象の詳細は以下のとおりです。

 

前連結会計年度

(2019年3月31日)

当連結会計年度

(2020年3月31日)

継続中のヘッジに係る

キャッシュ・フロー・ヘッジ剰余金

131

△10

 

 

ヘッジ会計の適用による連結損益計算書への影響は以下のとおりです。

 

前連結会計年度

(2019年3月31日)

当連結会計年度

(2020年3月31日)

その他の包括利益に認識した

報告期間のヘッジ損益

1,523

969

キャッシュ・フロー・ヘッジ剰余金から純損益に振り替えた金額(注)

△1,555

△1,171

合計

△32

△202

 

(注)  純損益に振り替えた金額は連結損益計算書上、「為替差損益」又は「金融費用」に含めています。

なお、資本の各内訳項目の調整表及びその他の包括利益の分析については、注記26「その他の包括利益」をご参照ください。

 

(4) 公正価値測定

金融商品の公正価値ヒエラルキーは、レベル1からレベル3までを以下のように分類しています。

 

レベル1:活発な市場における相場価格により測定された公正価値

レベル2:レベル1以外の、観察可能な価格を直接又は間接的に使用して算出された公正価値

レベル3:観察可能な市場データに基づかないインプットを含む、評価技法から算出された公正価値

 

公正価値ヒエラルキーのレベル間の振替は、当連結会計年度の期首時点で発生したものとして認識しています。

なお、2019年3月31日に終了した12ヵ月間及び2020年3月31日に終了した12ヵ月間において、レベル1とレベル2の間における振替はありません。

 

①  償却原価で測定する金融商品

前連結会計年度及び当連結会計年度における償却原価で測定する金融商品の帳簿価額と公正価値ヒエラルキーは、以下のとおりです。

前連結会計年度(2019年3月31日

(単位:百万円)

 

帳簿価額

公正価値

レベル1

レベル2

レベル3

合計

金融資産

 

 

 

 

 

債券等

4,221

4,228

4,228

金融負債

 

 

 

 

 

長期借入金 (注)

203,539

203,808

203,808

社債

240,000

240,577

240,577

 

(注)  1年内返済及び償還予定の残高を含んでいます。

 

当連結会計年度(2020年3月31日

(単位:百万円)

 

帳簿価額

公正価値

レベル1

レベル2

レベル3

合計

金融資産

 

 

 

 

 

債券等

216

220

220

金融負債

 

 

 

 

 

長期借入金 (注)

183,474

184,068

184,068

社債

220,000

220,448

220,448

 

(注)  1年内返済及び償還予定の残高を含んでいます。

 

償却原価で測定する短期金融資産、短期金融負債については、公正価値は帳簿価額と近似しているため、注記を省略しています。

長期借入金の公正価値は、元利金の合計額を、新規に同様の借入を行った場合に想定される利率で割り引いた現在価値により算定しています。

 

 

②  経常的に公正価値で測定する金融資産及び金融負債の公正価値

前連結会計年度及び当連結会計年度における公正価値で測定する金融商品の公正価値ヒエラルキーは、以下のとおりです。

前連結会計年度(2019年3月31日

(単位:百万円)

 

レベル1

レベル2

レベル3

合計

デリバティブ資産

6,872

6,872

株式等

 

 

 

 

上場株式

1,050,470

1,050,470

非上場株式

129,278

129,278

その他の持分証券

4,741

4,741

合計

1,050,470

6,872

134,019

1,191,361

デリバティブ負債

3,250

3,250

合計

3,250

3,250

 

 

当連結会計年度(2020年3月31日

(単位:百万円)

 

レベル1

レベル2

レベル3

合計

デリバティブ資産

6,631

6,631

株式等

 

 

 

 

上場株式

975,462

975,462

非上場株式

95,682

95,682

その他の持分証券

33,822

33,822

合計

975,462

6,631

129,504

1,111,597

デリバティブ負債

9,994

9,994

合計

9,994

9,994

 

 

デリバティブは主に為替予約、金利スワップ、金利通貨スワップに係る取引です。

為替予約の公正価値は、先物為替相場等に基づき算定しています。金利スワップ、金利通貨スワップの公正価値は、取引先金融機関等から提示された金利等観察可能な市場データに基づき算定しています。

非上場株式、その他の持分証券の公正価値測定においては、特定の状況に応じて最も適切な方法を選択しています。評価技法は、ディスカウント・キャッシュ・フロー法、又は、必要に応じてPBRによる時価修正等を加えた修正時価純資産方式等を使用することにより、算出しています。

非上場株式、その他の持分証券の公正価値測定で用いている重要な観察不能なインプットである非流動性ディスカウントは、30%で算定しています。

 

各報告期間における、レベル3に分類された金融商品の増減は、以下のとおりです。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自  2018年4月1日

  至  2019年3月31日)

当連結会計年度

(自  2019年4月1日

  至  2020年3月31日)

期首残高

101,530

134,019

利得及び損失合計

 

 

損益 (注1)

△234

△16

その他の包括利益 (注2)

△4,679

△40,745

購入

37,855

38,045

除売却

△453

△1,799

期末残高

134,019

129,504

 

(注1)  損益に含まれている利得及び損失は、決算日時点の純損益を通じて公正価値で測定する金融資産に関するものです。これらの損益は連結損益計算書上「金融収益」及び「金融費用」に含まれています。

(注2)  その他の包括利益に含まれている利得及び損失は、決算日時点のその他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産に関するものです。これらの損益は連結包括利益計算書上「FVTOCIに指定した資本性金融商品への投資による損益」に含まれています。

 

 

(5) 金融資産と金融負債の相殺

連結会社の一部の金融資産及び金融負債について、金融資産と金融負債の相殺の要件に従って相殺し、連結財政状態計算書に純額で表示しています。また、デリバティブ取引は、マスター・ネッティング契約又はそれに類似する契約に基づいて行われており、契約当事者間で決済の不履行が起きた場合は、取引相手先の債権債務を純額で決済することとなっています。前連結会計年度及び当連結会計年度における、同一取引相手先に対して認識した金融資産及び金融負債の相殺に関する情報は次のとおりです。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2019年3月31日)

当連結会計年度

(2020年3月31日)

金融資産の総額

24,984

22,279

金融資産と金融負債の要件に従って相殺した金額

△14,290

△12,287

連結財政状態計算書に表示
されている金融資産 (注1)

10,694

9,992

マスター・ネッティング契約等
に基づいて将来相殺される
可能性がある金額

△1,972

△2,194

預り現金担保

純額 (注2)

8,722

7,798

 

(注1)  前連結会計年度及び当連結会計年度の「連結財政状態計算書に表示されている金融資産」には、デリバティブ資産が、それぞれ6,872百万円及び6,631百万円含まれています。

(注2)  前連結会計年度及び当連結会計年度の「純額」には、デリバティブ資産が、それぞれ4,900百万円及び     4,437百万円含まれています。

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2019年3月31日)

当連結会計年度

(2020年3月31日)

金融負債の総額

20,405

25,014

金融資産と金融負債の要件に従って相殺した金額

△14,290

△12,287

連結財政状態計算書に表示
されている金融負債 (注3)

6,115

12,727

マスター・ネッティング契約等
に基づいて将来相殺される
可能性がある金額

△1,972

△2,194

差入現金担保

純額 (注4)

4,143

10,533

 

(注3)  前連結会計年度及び当連結会計年度の「連結財政状態計算書に表示されている金融負債」には、デリバティブ負債が、それぞれ3,250百万円及び9,994百万円含まれています。

(注4)  前連結会計年度及び当連結会計年度の「純額」には、デリバティブ負債が、それぞれ1,277百万円及び     7,800百万円含まれています。

 

 

29.リース取引

前連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日

(1) 借手としてのリース取引

①  ファイナンス・リース債務

ファイナンス・リース債務の内訳は以下のとおりです。

(単位:百万円)

 

最低支払リース料総額

前連結会計年度

(2019年3月31日)

1年以内

10,961

1年超5年以内

6,311

5年超

607

合計

17,879

 

 

リース債務の残高は、連結財政状態計算書の「営業債務及びその他の債務」及び「その他の金融負債」に含まれています。主として金型に係るリース取引であり、支払期間は主として2年です。当該金型取引については、サブリース契約を実施しており、サブリース契約に基づく最低受取サブリース料総額は、(2)貸手としてのリース取引のファイナンス・リース債権の残高と同額です。

また、更新又は購入選択権、変動リース料及びエスカレーション条項(リース契約金額の引き上げを定めた条項)並びにリース契約によって課された制限(配当、追加借入及び追加リースに関する制限等)はありません。

 

②  解約不能オペレーティング・リース契約

解約不能オペレーティング・リースに基づく将来の最低リース料総額の内訳は以下のとおりです。

(単位:百万円)

 

最低支払リース料総額

前連結会計年度

(2019年3月31日)

1年以内

2,579

1年超5年以内

4,725

5年超

852

合計

8,156

 

 

車両及び情報機器等を賃借しており、主としていくつかの契約には更新する権利を含んでいます。また、購入選択権、サブリース契約及びエスカレーション条項(リース契約金額の引き上げを定めた条項)並びにリース契約によって課された制限(配当、追加借入及び追加リースに関する制限等)はありません。

 

③  当該期間の費用に認識されたオペレーティング・リース料

当該期間の費用に認識されたオペレーティング・リース料は以下のとおりです。

(単位:百万円)

前連結会計年度

(自  2018年4月1日

  至  2019年3月31日)

11,423

 

 

 

(2) 貸手としてのリース取引

ファイナンス・リース債権

ファイナンス・リース債権の内訳は以下のとおりです。

(単位:百万円)

 

最低受取リース料総額

前連結会計年度

(2019年3月31日)

1年以内

11,223

1年超5年以内

4,270

5年超

合計

15,493

 

 

リース債権の残高は、連結財政状態計算書の「営業債権及びその他の債権」及び「その他の金融資産」に含まれています。主に金型に係るリース取引であり、回収期間は主として2年です。リース期間経過後の残存価値はありません。また、当該取引において、未稼得金融収益、貸手の利益となる無保証残存価値、回収不能な受取最低リース料総額に対する引当累計額、期中に収益として認識した変動リース料はありません。

 

当連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日

(1) 借手としてのリース取引

当社グループでは、建物及び構築物、機械装置及び運搬具、土地等の資産をリースしています。

当該取引において、変動リース料、残価保証を含むリース契約、セール・アンド・リースバック取引から生じた利得又は損失の金額に重要性はありません。また、当該取引により課されている制限又は制約はありません。なお、契約しているがまだ開始していないため、リース負債の測定に反映されていないリース契約の将来キャッシュ・アウトフローは5,079百万円です。

 

①  リース負債

リース負債の内訳は以下のとおりです。

(単位:百万円)

 

当連結会計年度

(2020年3月31日)

1年以内

23,098

1年超5年以内

22,885

5年超

10,710

合計

56,693

 

 

リース負債の残高は、連結財政状態計算書の「その他の金融負債」に含まれています。

連結会社は、事業環境の悪化等により支払期日にリース負債の返済を実施できなくなる流動性リスクに晒されています。連結会社は、各部署からの報告に基づき経理部が適時に資金計画を作成・更新するとともに、手許流動性を連結売上収益の1ヵ月分相当以上に維持すること等により、流動性リスクを管理しています。

 

②  リース負債に係る金利費用

リース負債に係る金利費用は以下のとおりです。

(単位:百万円)

当連結会計年度

(自  2019年4月1日

  至  2020年3月31日)

225

 

 

 

③  リースに係るキャッシュ・アウトフローの合計額

リースに係るキャッシュ・アウトフローの合計額は以下のとおりです。

(単位:百万円)

当連結会計年度

(自  2019年4月1日

  至  2020年3月31日)

33,281

 

 

④  短期リース及び少額資産のリースに係る費用

短期リース及び少額資産のリースに係る費用は以下のとおりです。

(単位:百万円)

 

当連結会計年度

(自  2019年4月1日

  至  2020年3月31日)

短期リースに係る費用

8,332

少額資産のリースに係る費用

179

 

 

なお、短期リース及び少額資産のリースについては、当該取引に関連したリース料を、リース期間にわたり定額法で費用として認識しています。

 

(2) 貸手としてのリース取引

① ファイナンス・リースに係るリース債権

ファイナンス・リースに係るリース債権の内訳は以下のとおりです

(単位:百万円)

 

当連結会計年度

(2020年3月31日)

1年以内

8,654

1年超5年以内

3,892

5年超

合計

12,546

 

 

リース債権の残高は、連結財政状態計算書の「営業債権及びその他の債権」及び「その他の金融資産」に含まれています。主に金型に係るリース取引であり、回収期間は主として2年のため、2年超のリース債権の金額に重要性はありません。また、当該リース債権に係る未稼得金融収益、割引後の無保証残存価値はありません。

ファイナンス・リースについて、販売損益、正味リース投資未回収額に対する金融収益、正味リース投資未回収額の測定に含めていない変動リース料に係る収益の金額に重要性はありません。

なお、使用権資産のサブリースによる収益は、注記21「売上収益」に記載の「IFRS第16号に基づく使用権資産のサブリースによる収益」と同額です。

 

② オペレーティング・リースに係るリース料

オペレーティング・リースに係るリース料の金額に重要性はありません。

 

使用権資産の状況については、注記12「使用権資産」をご参照ください。

 

 

30.財務活動に係る負債

財務活動に係る負債の変動は以下のとおりです。

前連結会計年度(自  2018年4月1日  至  2019年3月31日

(単位:百万円)

 

2018年4月1日

キャッシュ・
フローを
伴う変動

キャッシュ・フローを伴わない変動

2019年3月31日

外貨換算
差額

公正価値
変動

新規リース

契約

企業結合

による変動

その他

短期借入金

64,845

44,793

△2,979

106,659

長期借入金

229,005

△29,810

2,584

1,760

203,539

リース負債

18,267

△13,209

12,818

3

17,879

社債

180,000

60,000

240,000

デリバティブ(注1)

10,232

△4,483

△2,499

3,250

合計

502,349

57,291

△395

△2,499

12,818

1,763

571,327

 

(注1)デリバティブは、連結財政状態計算書の「その他の金融負債」、連結キャッシュ・フロー計算書の財務活動によるキャッシュ・フローの「その他」に含まれています。

 

当連結会計年度(自  2019年4月1日  至  2020年3月31日

(単位:百万円)

 

2019年4月1日

キャッシュ・
フローを
伴う変動

キャッシュ・フローを伴わない変動

2020年3月31日

外貨換算
差額

公正価値
変動

新規リース

契約

企業結合

による変動

その他

短期借入金

106,659

△58,406

13,644

61,897

長期借入金

203,539

△18,461

△1,603

183,475

リース負債(注2)

56,992

△24,545

△266

25,811

△1,299

56,693

社債

240,000

△20,000

220,000

デリバティブ(注1)

3,250

4,788

△24

1,980

9,994

合計

610,440

△116,624

11,751

1,980

25,811

△1,299

532,059

 

(注1)デリバティブは、連結財政状態計算書の「その他の金融負債」、連結キャッシュ・フロー計算書の財務活動によるキャッシュ・フローの「その他」に含まれています。

(注2)2019年4月1日のリース負債残高には、IFRS第16号の適用による調整額39,113百万円が含まれています。適用開始日において連結財政状態計算書に認識したリース負債の詳細については、注記2「作成の基礎 (5)会計方針の変更」をご参照ください。

 

 

31.関連当事者

(1) 関連当事者との取引

前連結会計年度(自  2018年4月1日  至  2019年3月31日

(単位:百万円)

種類

会社等の名称又は氏名

取引内容

取引金額

重要な影響力を
有する企業

トヨタ自動車㈱グループ

各種自動車部品の販売

2,519,262

各種自動車部品の購入

55,194

 

 

当連結会計年度(自  2019年4月1日  至  2020年3月31日

(単位:百万円)

種類

会社等の名称又は氏名

取引内容

取引金額

重要な影響力を
有する企業

トヨタ自動車㈱グループ

各種自動車部品の販売

2,556,529

各種自動車部品の購入

66,341

 

 

上記取引に対する未決済残高と未決済残高に関する貸倒引当金は以下のとおりです。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2019年3月31日)

当連結会計年度

(2020年3月31日)

売掛金

236,446

246,996

電子記録債権

54,981

56,044

未収入金

692

2,242

貸倒引当金

買掛金

7,253

7,788

未払費用

488

668

 

 

当社は、トヨタ自動車株式会社より主要な電子部品事業を譲り受けることについて、2019年4月5日付でトヨタ自動車株式会社との事業譲渡契約を締結し、2020年4月1日付でトヨタ自動車株式会社の主要な電子部品事業を譲り受けました。本取引の詳細については、注記34「後発事象」をご参照ください。

 

(2) 主要な経営幹部の報酬

前連結会計年度 (自  2018年4月1日  至  2019年3月31日)

(単位:百万円)

 

報酬等の総額

報酬等の種類別の総額

基本報酬

ストック・オプション

賞与

主要な経営幹部

460

284

176

 

 

当連結会計年度 (自  2019年4月1日  至  2020年3月31日)

(単位:百万円)

 

報酬等の総額

報酬等の種類別の総額

基本報酬

ストック・オプション

賞与

主要な経営幹部

316

255

61

 

 

 

32.偶発事象

当連結会計年度における偶発債務の内容は以下のとおりです。

 

独占禁止法関連

(1) 国及び競争法当局による調査

一部の国において当局による調査に対応しています。

 

(2) 民事訴訟

特定の自動車部品の過去の取引に関する独占禁止法違反の疑いについて、米国において一部のカーディーラーや州の法務長官が提起した損害賠償を求める複数の訴訟で当社及び一部の子会社が被告の1社となっており、また、ドイツにおいて顧客1社が提起した訴訟で当社子会社が被告の1社となっています。これらの訴訟は関連国・州の民事訴訟規則に則って手続が進行しますが、当社はどの段階でも原告側と和解交渉を開始し、和解することが可能です。

 

(3) 個別の和解交渉

当社は、特定の自動車部品の過去の取引に関する独占禁止法違反の疑いに関連して、主要顧客(自動車メーカ)との間で個別に交渉を行っています。

 

当社は、上記事案のいくつかについて、支出の可能性のある金額を見積ったうえ、引当金を計上しており、これに関する費用は、「その他の費用」に含めています(注記17「引当金」及び注記23「販売費及び一般管理費及びその他の費用」参照)。

なお、IAS第37号「引当金、偶発負債及び偶発資産」に従い、当社の立場が不利になる可能性があるため、これらの係争の全般的な内容を開示していません。

 

 

33.子会社及び関連会社等

「第1 企業の概況 4  関係会社の状況」に記載のとおりです。

前連結会計年度及び当連結会計年度において、個々に重要性のある非支配持分を有する子会社、関連会社及び共同支配企業は該当ありません。

 

  支配の喪失とならない連結子会社の所有持分の変動による資本剰余金への影響

                                             (単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自 2018年4月1日

至 2019年3月31日)

当連結会計年度

(自 2019年4月1日

至 2020年3月31日)

資本剰余金変動額

4,849

3,599

 

前連結会計年度及び当連結会計年度において、連結子会社の支配喪失に伴う所有持分の変動について認識した損益に重要性はありません。

 

 

34.後発事象

連結会社は、後発事象を2020年6月19日まで評価しています。

 

当社は、トヨタ自動車株式会社(以下、「トヨタ自動車」)より、2020年4月1日付で主要な電子部品事業を譲り受けました。

 

(1) 事業譲受の概要

① 電子部品生産事業の集約

・トヨタ自動車の広瀬工場における電子部品の生産を当社へ集約

・該当する広瀬工場の土地、生産インフラ(建屋、設備、ソフトウエア等)等をトヨタ自動車より譲受

② 電子部品開発機能の集約

・電子部品の開発機能を当社へ集約

・該当する図面、開発設備等をトヨタ自動車より譲受

 

(2) 事業譲受の理由

電子部品事業の分野で専門性の高い当社に電子部品事業を集約することで、スピーディかつ競争力のある開発・生産体制を構築します。また、グループ内の重複業務を解消することにより発生したリソーセスを、これからのモビリティの価値向上に向けた新たな領域にシフトする等、リソーセスの最大活用を図りグループ全体の競争力を向上してまいります。

 

(3) 事業譲受日

2020年4月1日

 

(4) 事業の譲受価額

(単位:百万円)

 

金額

現金による譲受価額

105,258

譲受価額の合計

105,258

 

 

(5) 発生したのれんの金額・発生原因・償却方法及び償却期間

現時点では未確定です。

 

(6) 主要な取得関連費用の金額

(単位:百万円)

 

金額

アドバイザリー費用等

58

 

 

(7) 取得した資産等の金額及び内訳

取得した主な資産は、棚卸資産、有形固定資産(建物及び構築物、機械装置及び運搬具等)、無形資産(ソフトウエア等)等です。

なお、取得した資産の公正価値については、現時点では未確定です。