第2 【事業の状況】

1 【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

(1) 財政状態及び経営成績の状況

当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、雇用情勢や所得環境は改善が持続し底堅く推移しているものの、その伸びは鈍化いたしました。企業収益は中国向け輸出低迷などから製造業で足踏みが続き、企業の設備投資に一部先送りの動きがみられました。

また、海外経済は、米国では個人消費は底堅いものの、米中両国の関税引き上げ長期化による影響拡大により、設備投資や生産の動きが弱くなるなど、景気拡大のペースは緩やかなものとなりました。一方、中国では政府の景気対策により底入れ感は見られるものの、米国向け輸出の減少などから成長が減速いたしました。また、欧州でも輸出の減少から製造業の低迷が続きました。

このような状況のもとで、当社グループの当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高73,061百万円 (前年同四半期比18.4%減) 、営業利益3,167百万円 (前年同四半期比24.1%減) 、経常利益3,148百万円 (前年同四半期比24.6%減) 、親会社株主に帰属する四半期純利益2,043百万円 (前年同四半期比28.6%減) となりました。

 

セグメント別の業績は、次のとおりであります。

① 自動機械部門

自動包装システムでは、薬品向けの売上高が減少いたしました。また、産業機械では、リチウムイオン電池製造システムの売上高は増加したものの、三次元はんだ印刷検査機は中国向けの売上高が減少いたしました。
 その結果、売上高は10,831百万円 (前年同四半期比7.7%減)、セグメント利益は収益改善の効果により、2,026百万円 (前年同四半期比276.1%増) となりました。

 

② 機器部門

国内市場では、メモリー設備投資延期の影響を受けた半導体製造装置向け売上高、中国経済減速の影響を受けた工作機械向けの売上高が、それぞれ大きく減少いたしました。
 海外市場も国内同様に、半導体設備投資の延期に加え、中国の自動化投資が鈍化した影響を受け、売上高が減少いたしました。
 その結果、売上高は62,229百万円 (前年同四半期比20.0%減) 、セグメント利益は売上高減少の影響などにより、4,076百万円 (前年同四半期比42.8%減) となりました。

 

当第3四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べ1,968百万円減少134,993百万円となりました。これは主に、現金及び預金が増加したものの、売上債権、たな卸資産及び有形固定資産が減少したことによるものであります。

負債は、前連結会計年度末に比べ3,320百万円減少53,196百万円となりました。これは主に、仕入債務及び借入金が減少したことによるものであります。

純資産は、前連結会計年度末に比べ1,351百万円増加81,796百万円となりました。

自己資本比率につきましては、前連結会計年度末に比べ1.9ポイント増加の60.5%となりました。

 

 

(2) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題について重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

なお、当社は財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針を定めており、その内容等 (会社法施行規則第118条第3号に掲げる事項) は次のとおりであります。

 

① 基本方針の内容

当社は、上場会社として当社株式の自由な売買を認める以上、特定の者の大規模買付行為に応じて当社株式の売却を行うか否かは、最終的には当社株式を保有する当社株主の皆様の判断に委ねられるべきものであると考えております。しかし、当社の経営にあたっては、自動化技術と流体制御技術等長年にわたるノウハウと豊富な経験、並びに国内外の顧客、取引先、従業員等のステークホルダーとの間に築かれた信頼関係が不可欠であり、これらに関する十分な情報なくしては、株主の皆様が将来実現することができる企業価値ひいては株主共同の利益を適切に判断することはできないものと考えております。さらに、外部者である大規模買付者から買付の提案を受けた際に、当社の有形無形の経営資源、将来を見据えた施策の潜在的効果、両事業分野の有機的結合により実現され得るシナジーその他当社の企業価値を構成する要素を十分に把握したうえで、当該大規模買付行為が当社の企業価値ひいては株主共同の利益に及ぼす影響を短期間で適切に判断することは、必ずしも容易ではないものと考えております。

 

② 財産の有効な活用、適切な企業集団の形成その他基本方針の実現に資する取組み

当社は、創業以来、一貫して自動化技術・流体制御技術の研究開発に取組み、高品質・高効率の自動化を実現するとともに、省資源・省エネルギーを考慮した自動機械装置及び自動化機器を開発し、あらゆる産業界の自動化・ローコスト化に貢献してまいりました。その結果、自動機械商品においては、高い安全性と環境性能をもつ薬品自動包装システムは国内トップシェアを占めており、リチウムイオン電池製造システムや電子基板の三次元はんだ印刷検査機の先端技術分野においても高いシェアを誇っております。また、機器商品においても、半導体製造に欠かせない薬液制御機器や、あらゆる産業に応用可能な流体制御機器についても国内でトップの地位を堅持しております。当社は、国内はもとより海外各地において幅広い販売ネットワークを構築しているほか、お客様との密接な関係を構築し、世界に通用する品質保証体制の構築と環境対応商品の開発を行い顧客満足度の向上に邁進しております。

また、企業の社会的責任を全うするため、環境保全活動の一層の推進、CSR基金による社会貢献、社員の自主活動の支援などによりステークホルダーとのコミュニケーションを深めるとともに、行動規準をはじめとする各種社内規程の整備を行うなど内部統制システムを充実させております。

さらに、2019年4月には、新中期経営計画『Build-up CKD 2021』(2019年度~2021年度)をスタートいたしました。『Build-up CKD 2021』では、将来につながる基盤を築きながら、力強く成長する3年間とするため、「1.国内No.1商品をグローバルに進化」「2.新しい事業と市場に挑戦」「3.事業基盤の強化」を3つの基本方針として掲げ、流体制御と自動化技術を追求することにより、世界のFAトータルサプライヤーを目指してグローバルに事業展開してまいります。

 

③ 基本方針に照らして不適切な者によって当社の財務及び事業の方針の決定が支配されることを防止するための取組み

2019年3月29日開催の取締役会において、大規模買付行為への対応方針 (買収防衛策) を継続しないことを決議し、2019年6月21日開催の第99期定時株主総会終結の時をもって有効期限満了により廃止しております。

なお、本方針の廃止後も、当社株式の大規模買付行為を行う者に対して、大規模買付行為の是非を株主の皆様が適切に判断いただくための必要かつ十分な情報の提供を求め、あわせて取締役会の意見等を開示し、株主の皆様の検討のための時間と情報の確保に努める等、金融商品取引法、会社法その他関係法令等を踏まえ、必要に応じて適切な措置を講じてまいります。

また、株主が公開買付に応じることにつきましては、株主の権利を尊重し、不当に妨げることはいたしません。

 

 

④ 上記の取組みに対する取締役会の判断及びその理由

当社取締役会は、上記②及び③に記載した取組みが、上記①に記載した基本方針に従い、当社グループの企業価値ひいては株主共同の利益に沿うものであると考えております。

 

 

(3) 研究開発活動

当第3四半期連結累計期間における当社グループの研究開発活動の金額は、2,394百万円であります。 

なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。