第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第2四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

(1)財政状態及び経営成績の状況

① 経営成績

当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、社会経済活動が徐々に正常化に向かい、緩やかな回復基調が続いたものの、地政学的リスクによるエネルギー・原材料価格の高騰や、納期延伸など、依然として先行き不透明な状況が続くことが予想されます。

このような経営環境の中、営業活動・生産活動を展開した結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は37億71百万円(前年同四半期比2億1百万円、5.1%減)となり、受注高は34億14百万円(前年同四半期比2億13百万円、5.9%減)となりました。

セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。

[電気機器製造販売事業]

電気機器製造販売事業の売上高は36億95百万円(前年同四半期比2億2百万円、5.2%減)となり、受注高は34億14百万円(前年同四半期比2億13百万円、5.9%減)となりました。

主力の鉄道関連事業につきましては、国内鉄道車両需要向けを中心に受注活動を展開した結果、売上高は27億30百万円(前年同四半期比2億31百万円、7.8%減)となり、受注高は23億96百万円(前年同四半期比1億25百万円、5.0%減)となりました。

自動車関連事業につきましては、各高速道路会社等に対し車載標識車を中心に受注活動を展開した結果、売上高は7億1百万円(前年同四半期比1億69百万円、19.5%減)となり、受注高は8億58百万円(前年同四半期比15百万円、1.8%減)となりました。

船舶等関連事業につきましては、防衛省関連等への船舶用機器を中心に受注活動を展開した結果、売上高は2億63百万円(前年同四半期比1億98百万円、306.4%増)となり、受注高は1億59百万円(前年同四半期比72百万円、31.3%減)となりました。

[不動産関連事業]

不動産関連事業につきましては、各賃貸マンションが堅調な売上を維持しており、売上高は76百万円(前年同四半期比1百万円、1.3%増)となりました。

 

利益につきましては、原価の低減及び経費の削減等により、当第2四半期連結累計期間の営業利益は2億9百万円(前年同四半期比90百万円、76.6%増)、経常利益は2億9百万円(前年同四半期比82百万円、65.4%増)となり、親会社株主に帰属する四半期純利益は1億37百万円(前年同四半期比59百万円、77.7%増)となりました。

 

② 財政状態

(流動資産)

流動資産は、前連結会計年度末に比べて1.7%減少し、49億50百万円となりました。これは、主として電子記録債権が2億8百万円、棚卸資産が1億13百万円増加し、受取手形及び売掛金が4億9百万円減少したこと等によります。

 

(固定資産)

固定資産は、前連結会計年度末に比べて7.0%増加し、29億28百万円となりました。これは、主として投資有価証券が2億5百万円増加したこと等によります。

この結果、総資産は前連結会計年度末に比べて1.3%増加し、78億78百万円となりました。

(流動負債)

流動負債は、前連結会計年度末に比べて5.6%減少し、25億40百万円となりました。これは、主として支払手形及び買掛金が65百万円、電子記録債務が95百万円増加し、短期借入金が2億57百万円減少したこと等によります。

(固定負債)

固定負債は、前連結会計年度末に比べて0.3%減少し、7億27百万円となりました。これは、主として長期借入金が45百万円減少したこと等によります。

この結果、負債合計は前連結会計年度末に比べて4.5%減少し、32億68百万円となりました。

(純資産)

株主資本は、前連結会計年度末に比べて2.5%増加し、39億72百万円となりました。これは、主として利益剰余金が95百万円増加したこと等によります。

その他の包括利益累計額合計は、前連結会計年度末に比べて34.2%増加し、6億37百万円となりました。これは、主としてその他有価証券評価差額金が1億53百万円増加したこと等によります。

この結果、純資産合計は前連結会計年度末に比べて5.9%増加し、46億10百万円となりました。

 

(2)キャッシュ・フローの状況

① 現金及び現金同等物

当第2四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末に比べ3百万円増加し、6億68百万円となりました。

② 営業活動によるキャッシュ・フロー

営業活動の結果獲得した資金は4億72百万円(前年同四半期は2億44百万円の獲得)となりました。

この主な要因は、収入については税金等調整前四半期純利益2億9百万円、減価償却費99百万円、売上債権の減少額2億7百万円、仕入債務の増加額1億55百万円であり、支出については棚卸資産の増加額88百万円、法人税等の支払額70百万円等によるものです。

③ 投資活動によるキャッシュ・フロー

投資活動の結果使用した資金は64百万円(前年同四半期は27百万円の使用)となりました。

この主な要因は、支出について有形固定資産の取得による支出47百万円等によるものです。

④ 財務活動によるキャッシュ・フロー

財務活動の結果使用した資金は4億12百万円(前年同四半期は1億8百万円の獲得)となりました。

この主な要因は、支出について短期借入金の純減少額2億50百万円、長期借入金の返済による支出77百万円等によるものです。

 

(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(4)研究開発活動

当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は3百万円であります。

なお、当第2四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。