なお、重要事象等は存在しておりません。
(1)経営成績の分析
当第2四半期連結累計期間の経済情勢を見ますと、西欧では主要国を中心に景気は堅調に推移しましたが、ロシアでは原油安やルーブル安の影響などにより景気の停滞が続きました。米国では個人消費や住宅投資の底堅さを背景に景気は回復基調となりました。アジアでは中国経済が減速し周辺国経済も低迷しました。日本においては個人消費は伸び悩んだものの企業業績や雇用環境が改善するなど景気は緩やかな回復基調となりました。
このような情勢の中で当社グループは、開発面では、高容量のリチウムイオンバッテリ製品や、ブラシレスモータを搭載し小型・高出力を実現した充電式工具を中心に新製品を積極的に拡充しました。生産面では、海外工場において現地調達比率を高めながらコストダウン強化を推し進めるとともに、各工場において品質の安定性と生産性向上を図るため、省人化設備の導入に取り組みました。営業面では、国内において全国114カ所の拠点網を基盤としたきめ細かな営業活動に継続して取り組んだほか、海外においては国や地域ごとの異なるニーズに豊富な製品群から最適な製品・サービスを提供することを通じてマキタブランドの浸透を図るとともに、2015年10月に南米ボリビアに初めて営業拠点を開設するなど、お客様に密着した販売・アフターサービス体制の維持・向上に努めました。
当第2四半期連結累計期間の当社グループの連結業績は、海外市場において売上が堅調に推移したことに加え、前年同期に比べ為替レートが概ね円安基調となったことから、売上高は前年同期比4.6%増の217,187百万円となりました。利益面においては、為替の影響などにより原価率が悪化したことなどから営業利益は前年同期比9.1%減の34,545百万円(営業利益率15.9%)となりました。また、保有している有価証券の評価損を計上したことにより営業外費用が増えたことなどから、税金等調整前四半期純利益は前年同期比16.8%減の30,853百万円(税金等調整前四半期純利益率14.2%)、当社株主に帰属する四半期純利益は同15.8%減の21,487百万円(当社株主に帰属する四半期純利益率9.9%)となりました。
地域別の売上高については、次のとおりです。
国内は、リチウムイオンバッテリ製品群の一層の拡充をはじめ、新製品の投入を積極的に進めたことなどから前年同期比0.4%増を確保し、32,560百万円となりました。
欧州は、ロシア向け販売が低調に推移した一方、ドイツをはじめとする西欧主要国の販売が堅調であったことなどから、前年同期比0.4%増の91,506百万円となりました。
北米は、米国の景気回復を背景に電動工具需要が堅調であったことに加え、前年同期に比べ為替相場が円安基調で推移したことなどから前年同期比23.0%増の34,466百万円となりました。
アジアは、中国経済の減速の影響により需要が低迷した国もありましたが、ベトナムなどで販売が堅調に推移し、また為替相場が円安基調となったことから前年同期比4.6%増の20,641百万円となりました。
その他地域では、中南米では市場が停滞する中で拡販に努めたものの、円高現地通貨安の影響もあり前年同期比3.2%減の14,817百万円となりました。オセアニアは販売が堅調に推移し前年同期比9.5%増の12,168百万円となりました。中近東・アフリカは政情不安の影響等もありましたが、円安現地通貨高となったことなどから前年同期比10.9%増の11,029百万円となりました。
(2)地域別セグメントの業績
セグメント情報は当社および連結子会社の所在地に基づき決定されます。
日本セグメント
当第2四半期連結累計期間の日本セグメント売上高は、前年同期比4.0%増の85,527百万円となりました。このうち、外部顧客に対する売上高は、前年同期比1.1%増の44,859百万円(連結売上高の20.7%)となりました。
当第2四半期連結累計期間の日本セグメントの営業利益は、営業費用の増加などにより前年同期比14.6%減の9,662百万円となりました。
欧州セグメント
当第2四半期連結累計期間の欧州セグメント売上高は、前年同期比0.3%増の94,082百万円となりました。このうち、外部顧客に対する売上高は、前年同期比0.3%増の91,643百万円(連結売上高の42.2%)となりました。
当第2四半期連結累計期間の欧州セグメントの営業利益は、営業費用の増加などにより前年同期比38.8%減の7,202百万円となりました。
北米セグメント
当第2四半期連結累計期間の北米セグメント売上高は、前年同期比22.6%増の37,577百万円となりました。このうち、外部顧客に対する売上高は、前年同期比22.8%増の35,458百万円(連結売上高の16.3%)となりました。
当第2四半期連結累計期間の北米セグメントの営業利益は、営業費用の増加などにより前年同期比24.9%減の1,024百万円となりました。
アジアセグメント
当第2四半期連結累計期間のアジアセグメント売上高は、前年同期比14.4%増の113,799百万円となりました。このうち、外部顧客に対する売上高は、前年同期比8.8%増の11,714百万円(連結売上高の5.4%)となりました。
当第2四半期連結累計期間のアジアセグメントの営業利益は、売上の増加などにより前年同期比1.4%増の14,377百万円となりました。
その他の地域セグメント
当第2四半期連結累計期間のその他の地域セグメント売上高は、前年同期比4.1%増の33,657百万円となりました。このうち、外部顧客に対する売上高は、前年同期比3.9%増の33,513百万円(連結売上高の15.4%)となりました。
当第2四半期連結累計期間のその他の地域セグメントの営業利益は、営業費用の増加などにより前年同期比39.7%減の1,327百万円となりました。
(3)財政状態の分析
当第2四半期連結会計期間末の資産合計は、前期末に比べ1,067百万円増加し、576,395百万円となりました。主な要因は、棚卸資産の増加によるものです。
負債合計は、前期末に比べ1,254百万円減少し、84,489百万円となりました。主な要因は、支払手形及び買掛金が減少したことによるものです。
資本合計は、前期末に比べ2,321百万円増加し、491,906百万円となりました。主な要因は、その他の利益剰余金の増加によるものです。
(4)キャッシュ・フローの状況
営業活動の結果得られた資金は、棚卸資産が増加したことなどにより前年同期に比べ12,659百万円減少し、10,170百万円となりました。
投資活動の結果得られた資金は、売却可能有価証券の売却が前年同期に比べ増加したことなどにより前年同期に比べ5,925百万円増加し、626百万円となりました。
財務活動の結果使用した資金は、配当金の支払が増加したことなどにより前年同期に比べ2,883百万円増加し、13,756百万円でした。
上記活動の結果および為替レートの変動による影響により、当第2四半期連結会計期間末の当社グループの現金及び現金同等物は、前連結会計年度末の94,529百万円から1,181百万円減少して93,348百万円となりました。
(5)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上および財務上の対処すべき課題について、重要な変更および新たに生じた課題はありません。
(6)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は前年同期比0.8%増の4,587百万円となりました。なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。