なお、重要事象等は存在しておりません。
(1)経営成績の分析
当第3四半期連結累計期間の経済情勢を見ますと、西欧では主要国を中心に景気は堅調に推移しましたが、ロシアでは原油安やルーブル安の影響などにより、景気の停滞が続きました。米国では個人消費や住宅投資の底堅さを背景に景気は緩やかに拡大しました。アジアでは中国経済の減速とそれに伴う周辺国経済の停滞が続きました。日本においては、個人消費は伸び悩んだものの企業業績や雇用環境が改善するなど景気は緩やかな回復基調となりました。
当第3四半期連結累計期間の当社グループの連結業績は、国内外における販売が概ね堅調であったことから、売上高は前年同期比4.2%増の324,090百万円となりました。利益面においては、為替の影響などにより売上原価率が悪化したことなどから、営業利益は前年同期比10.1%減の49,963百万円(営業利益率15.4%)となりました。税金等調整前四半期純利益は前年同期比11.2%減の47,615百万円(税金等調整前四半期純利益率14.7%)、当社株主に帰属する四半期純利益は同10.4%減の32,896百万円(当社株主に帰属する四半期純利益率10.2%)となりました。
地域別の売上高については、次のとおりです。
国内は、リチウムイオンバッテリ製品群の一層の拡充をはじめ、新製品の投入を積極的に進めたことなどから前年同期比1.3%増を確保し、49,579百万円となりました。
欧州は、ドイツをはじめとする西欧主要国の販売が堅調であったものの、ロシア向け販売が落ち込み、また前年同期に比べ為替相場がユーロに対し円高で推移したことから前年同期比0.8%減の133,281百万円となりました。
北米は、米国の景気拡大を背景に電動工具需要が堅調であったことに加え、前年同期に比べ為替相場が円安基調で推移したことなどから前年同期比27.3%増の54,042百万円となりました。
アジアは、中国経済の減速の影響により需要が低迷した国もありましたが、ベトナムなどで販売が堅調に推移し、また為替相場が円安基調となったことから前年同期比7.6%増の32,011百万円となりました。
その他地域では、中南米では市場が停滞する中で拡販に努めたものの、円高現地通貨安の影響もあり前年同期比10.1%減の21,415百万円となりました。オセアニアは販売が堅調に推移し前年同期比6.0%増の18,309百万円となりました。中近東・アフリカは政情不安の影響等もありましたが、円安現地通貨高となったことなどから前年同期比6.5%増の15,453百万円となりました。
(2)地域別セグメントの業績
セグメント情報は当社および連結子会社の所在地に基づき決定されます。
日本セグメント
当第3四半期連結累計期間の日本セグメント売上高は、前年同期比2.1%増の128,189百万円となりました。このうち、外部顧客に対する売上高は、前年同期比2.7%増の67,875百万円(連結売上高の20.9%)となりました。
当第3四半期連結累計期間の日本セグメントの営業利益は、営業費用の増加などにより前年同期比18.0%減の14,333百万円となりました。
欧州セグメント
当第3四半期連結累計期間の欧州セグメント売上高は、前年同期比1.3%減の137,106百万円となりました。このうち、外部顧客に対する売上高は、前年同期比1.0%減の133,475百万円(連結売上高の41.2%)となりました。
当第3四半期連結累計期間の欧州セグメントの営業利益は、営業費用の増加などにより前年同期比45.3%減の9,210百万円となりました。
北米セグメント
当第3四半期連結累計期間の北米セグメント売上高は、前年同期比25.8%増の58,537百万円となりました。このうち、外部顧客に対する売上高は、前年同期比27.0%増の55,541百万円(連結売上高の17.1%)となりました。
当第3四半期連結累計期間の北米セグメントの営業利益は、営業費用の増加などにより前年同期比23.2%減の1,411百万円となりました。
アジアセグメント
当第3四半期連結累計期間のアジアセグメント売上高は、前年同期比10.9%増の167,979百万円となりました。このうち、外部顧客に対する売上高は、前年同期比8.1%増の18,083百万円(連結売上高の5.6%)となりました。
当第3四半期連結累計期間のアジアセグメントの営業利益は、営業費用の増加などにより前年同期比0.3%減の21,113百万円となりました。
その他の地域セグメント
当第3四半期連結累計期間のその他の地域セグメント売上高は、前年同期比1.1%減の49,292百万円となりました。このうち、外部顧客に対する売上高は、前年同期比1.3%減の49,116百万円(連結売上高の15.2%)となりました。
当第3四半期連結累計期間のその他の地域セグメントの営業利益は、営業費用の増加などにより前年同期比41.9%減の1,913百万円となりました。
(3)財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末の資産合計は、前期末に比べ2,756百万円減少し、572,572百万円となりました。主な要因は、短期投資が減少したことによるものです。
負債合計は、前期末に比べ8,465百万円減少し、77,278百万円となりました。主な要因は、支払手形および買掛金が減少したことによるものです。
資本合計は、前期末に比べ5,709百万円増加し、495,294百万円となりました。主な要因は、その他の利益剰余金が増加したことによるものです。
(4)キャッシュ・フローの状況
営業活動の結果得られた資金は、棚卸資産が増加したことなどにより前年同期に比べ8,471百万円減少し、25,943百万円となりました。
投資活動の結果使用した資金は、売却可能有価証券の売却によるキャッシュ・イン・フローが前年同期と比べ増加したことなどにより前年同期に比べ21,970百万円減少し、4,032百万円となりました。
財務活動の結果使用した資金は、配当金の支払が増加したことなどにより前年同期に比べ4,342百万円増加し、17,701百万円となりました。
上記活動の結果および為替レートの変動による影響により、当第3四半期連結会計期間末の当社グループの現金及び現金同等物は、前連結会計年度末の94,529百万円から4,127百万円増加して98,656百万円となりました。
(5)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上および財務上の対処すべき課題について、重要な変更および新たに生じた課題はありません。
(6)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は前年同期比7.6%増の7,249百万円となりました。なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。